JPH0320458A - スパッタ蒸着による絶縁膜の形成方法 - Google Patents

スパッタ蒸着による絶縁膜の形成方法

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Publication number
JPH0320458A
JPH0320458A JP15442889A JP15442889A JPH0320458A JP H0320458 A JPH0320458 A JP H0320458A JP 15442889 A JP15442889 A JP 15442889A JP 15442889 A JP15442889 A JP 15442889A JP H0320458 A JPH0320458 A JP H0320458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
insulating film
sputtering
cooled
glass substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15442889A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Eguchi
江口 健吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP15442889A priority Critical patent/JPH0320458A/ja
Publication of JPH0320458A publication Critical patent/JPH0320458A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、特にTag’s(酸化タンタル)の絶綽膜
を形成するのに適したスパッタ蒸着による絶llill
Iの形成方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来のスパッタ蒸着による絶縁膜の形成方法を
示す説明図である。図において、1はTa(タンタル)
 、Ta208等のターゲット(蒸着物質)、2はこの
ターゲット1のスパッタを行った時に絶縁膜が形成され
るガラス基板、3はこのガラス基板2を支持する支持治
具で、内部にはガラス基板2を加熱するためのヒータユ
ニット4が設けられている。5はガラス基板2を支持治
具3に固定する基板ホルダである, 上記ターゲットlに電圧が印加されると、Ar(アルゴ
ン)イオン(Ar”)によってスパッタが行われ、Ta
あるいはTaOx (酸化タンタル)が図の矢印の如く
ガラス基板2付近に到達し、02ガスと反応することに
よってガラス基板2にTa.O.絶縁膜が形成される。
その際、通常の反応性スパッタリングの場合には、ガラ
ス基板2の温度は室温(略20℃)〜200℃程度に加
熱される.ま、Ar+O,(酸素)の雰囲気ガスの圧力
は10−3〜1 0 −’Torr程度であり、Ar:
O.の比は7:3(33%)程度が一般的である.そし
て、上記ガラス基板を石英やセラミック等の高耐熱材料
で形成し、かつ600℃〜700℃程度に加熱しながら
成膜(絶縁膜の形成)を行うと,絶縁特性はさらに向上
することが知られている. (発明が解決しようとする!III) しかしながら、上記のような従来のスパツタ蒸着による
絶縁膜の形成方法にあっては、絶縁膜を形成した基板の
放電による破壊電界は1〜1.8MV/C@程度であり
、絶縁特性が悪いという問題点があった.また、基板の
温度を上げて上記破壊電界を高くする場合には特殊な基
板が必要になるという問題点があった. この発明は、このような問題点に着目してなされたもの
で、特殊な基板を用いることなく絶縁特性が向上するス
パッタ蒸着による絶縁膜の形成方法を提供することを目
的としている。
(課題を解決するための手段) この発明のスパッタ蒸着による絶縁膜の形成方法は、蒸
着物質のスパッタを行って基板に絶縁膜を形成するよう
にした絶縁膜の形成方法において、前記基板を、少なく
とも室温以下に冷却した冷却板の滑らかな平面に密着さ
せた状態でスパッタリングするようにしたものであり、
また、前記基板を、平均表面温度の上昇率がスパッタリ
ング中に1.5℃/winを越えないように冷却するよ
うにし、さらにその基板を、表面温度がスパッタリング
中に!50℃を越えないように冷却するようにしたもの
である. (作用) この発明のスパッタ蒸着による絶縁膜の形成方法におい
ては、基板を室温以下の冷却板に密着させてスパッタリ
ングするので、絶縁膜を形成した基板の放電破壊電界が
高くなる. (実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示す図であり、第2図と
同一符号は同一構成要素を示している.図において、1
はターゲット、2はガラス基板、6は少なくとも室温(
約20℃)以下に冷却した滑らかな平面を有する冷却板
で、その滑らかな平面にガラス基板2が密着されている
.7はガラス基板2を固定するマスクを兼ねた基板ホル
ダ、8はその止めネジである. 上記冷却板6は内部に冷却用水などが設けられており、
その滑らかな平面にガラス基板2を密着させ、ガラス基
板2を冷却している.そして、このガラス基板2が冷却
された状態でスパッタリングが行われ、スパッタ粒子が
図の矢印の如くガラス基板2に蒸着して絶縁膜が形成さ
れる.その際、Ar+O.のガス圧が3×10−3〜I
 X 1 0 −”Torr, O ,が2S%の雰囲
気中で、Taのターゲット1を用いた反応性D.C.ス
パッタリング、または、TaあるいはTa,06のター
ゲット1を用いた反応性R.F.スパツタリングを行う
ことができる。
ここで、上記の条件でスパッタリングを行ったところ、
連続90■inのスパッタリングの後でもガラス基板2
の表面温度は150℃以上に上がることはなく、良い結
果が得られた。
なお、この時使用したガラス基板2は厚さ約1w■の通
常のスライドガラス板であり、モニタ用の熱電対はC−
A (クロメルーアルメル)を使用した. また、上記のようなスパッタ蒸着でTa20,の絶縁膜
を形成した結果、前述の放電破壊電界が3〜4MV/c
mに向上した.この耐圧の向上は、ガラス基板2をスパ
ッタリング中に冷却することによりTa,OIIの分子
構造がアモルファス化し、電流路になる粒界が減少する
ためと推定される. 次に、上述の90分スパッタリングを行った時のガラス
基板2の表面温度と背面温度の測定データを表1に示す
. 表  1 室温を20℃とするとスパッタ後のガラス基板2の平均
表面温度の上昇率Kは、 K=150−20,−, 5℃/+sin9 0 となり、スパッタリング中にκが1,5℃/winを越
えないようにガラス基板2を冷却すれば良いことがわか
る。
また,改善後と改善前(従来)におけるガラス基板2の
背面平均温度と絶縁耐圧の測定データを表2に示す。
表   2 但し、上記背面平均温度Tは、初期温度(室温)をT1
、スパッタリング終了時の温度をT2とすると、 T,−T, T=T,+− 2 で表わされる. なお、本発明の絶縁膜形成方法は、薄膜コンデンサや他
の各種薄膜素子のM!.M体層、例えばEL素子、TP
T(薄膜トランジスタ)等の絶縁体層、またパッシベー
ション(保護)膜の成膜に適用することができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、基板を室温以下の冷却
板に密着させてスパッタリングするようにしたため、特
殊な基板を用いることなく、絶縁特性が向上するという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す説明図、第2図は従
来のスパッタ蒸着による絶縁膜の形成方法を示す説明図
である。 1−一ターゲット(蒸着物質) 2 −−−−ガラス基板 6−・一冷却板 7・一・−マスクを兼ねた基板ホルダ 8・一一止めネジ I!1WI

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蒸着物質のスパッタを行って基板に絶縁膜を形成
    するようにした絶縁膜の形成方法において、前記基板を
    、少なくとも室温以下に冷却した冷却板の滑らかな平面
    に密着させた状態でスパッタリングするようにしたこと
    を特徴とするスパッタ蒸着による絶縁膜の成形方法。
  2. (2)前記基板を、平均表面温度の上昇率がスパッタリ
    ング中に1.5℃/minを越えないように冷却するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスパッタ蒸着による絶縁
    膜の形成方法。
  3. (3)前記基板を、表面温度がスパッタリング中に15
    0℃を越えないように冷却することを特徴とする請求項
    1または2記載のスパツタ蒸着による絶縁膜の形成方法
JP15442889A 1989-06-19 1989-06-19 スパッタ蒸着による絶縁膜の形成方法 Pending JPH0320458A (ja)

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JP (1) JPH0320458A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009145491A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sharp Corp 光伝送コネクタおよび電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009145491A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Sharp Corp 光伝送コネクタおよび電子機器

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