JPH032038A - 断熱板及び合成樹脂成形用金型の断熱方法 - Google Patents

断熱板及び合成樹脂成形用金型の断熱方法

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JPH032038A
JPH032038A JP14010389A JP14010389A JPH032038A JP H032038 A JPH032038 A JP H032038A JP 14010389 A JP14010389 A JP 14010389A JP 14010389 A JP14010389 A JP 14010389A JP H032038 A JPH032038 A JP H032038A
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heat insulating
heat
paper
synthetic
mold
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Seinosuke Abe
安倍 誠之助
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Somar Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は断熱板及びそれを用いた合成樹脂成形用金型の
断熱方法に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 合成樹脂を成形するための装置として、射出成形機が広
く用いられている。この射出成形機においては、溶@樹
脂をノズルを介して金型内に圧入し、固形化することに
よって成形品を得ることができる。
ところで、このような合成樹脂成形用金型においては、
金型は、固定金型と移動金型とに分割され、固定金型は
成形機の固定取付板に取付は固定化され、一方、移動金
型は移動取付板に取付は固定化される。そして、金型を
取付板に取付は固定化する場合、成形を行う際に高温に
加熱した金型の熱が取付板を通って逃散するのを防ぐた
めに、通常、金型と取付板との間に断熱材を介挿するこ
とが知られている。
前記断熱材としては、従来は、アスベストが一般に用い
られているが、このものは人体に対して有害であること
から、現在ではその使用は禁止されている。また、この
断熱材として、フェノール樹脂板の使用が提案されてい
るが、このものは、取付戸のボルト穴等を形成する場合
、その加工性が悪く、平滑な透孔を形成するのがむつか
しい上に5割れ強度に劣り、ボルト締めにより固定化す
る場合に、その透孔部に割れが生じるという間層がある
。さらに、気孔空隙のない樹脂板からなるものであるた
め、断熱性においても未だ満足し得るものではなかった
(発明の課題) 本発明は加工性及び割れ強度にすぐれるとともに、さら
に断熱性にもすぐれた断熱材及びそれを用いる合成樹脂
成形用金型の断熱方法を提供することをその課題とする
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、耐熱性合成繊維からなる紙層の
表面を連続樹脂層として形成した合成紙の複数枚を耐熱
性接着剤を介して積層接着させた構造を有する断熱板が
提供される。
また、本発明によれば、金型を断熱材を介して金型取付
板に取付は固定化するに際し、前記断熱板を用いること
を特徴とする合成樹脂成形用金型の断熱方法が提供され
る。
本発明で用いる合成紙は、耐熱性のものであり、その原
料樹脂としては、ポリアミド樹脂、特に芳香族ポリアミ
ド樹脂、ポリイミド樹脂等の融点200℃以上、好まし
くは250℃以上を有するものの使用が好ましい。これ
らの樹脂から合成紙を作るには、例えば、これらの合成
樹脂からなる短繊維(フロック)と微小繊維状結合分子
(ファイブリッド)を抄紙機を用いて抄紙し、紙構造物
、即ち、ファイブリッドが結合してフロック繊維間にフ
ィルム状のウェッブが形成された紙層物を得、この紙層
物を高温、高圧下でカレンダー加工し、表面部の樹脂を
溶融後冷却固化して表面に連続樹脂層を形成して全体を
固着する。この場合、抄紙に際して、マイカ等の無機充
填剤を添加することもできる。
本発明の断熱板を製造するには、前記合成紙の複数枚を
耐熱性接着剤を用いて積層接着する。この場合、断熱性
にすぐれ、かつ積層間の剥離強度にもすぐれた断熱板を
得る上では、できるだけ薄い合成紙を用い、その多数枚
を積層接着するのが好ましい。合成紙の厚さは、一般的
には、厚さl+mI以下、好ましくは0.01〜0.5
m+wである。また、合成紙を積層接着して形成される
断熱板の厚みは、2III11以上、好ましくは3〜1
0mm程度である。合成紙の積層接着に用いる接着剤と
しても、耐熱性にすぐれたものが用いられる。このよう
な耐熱性接着剤としてはポリイミド系、ポリエーテルイ
ミド系、エポキシ系、フェノール系等の樹脂接着剤が挙
げられる。
本発明の断熱板は、断熱性にすぐれるとともに、圧縮強
度及び割れ強度等の機械的強度にもすぐれ、さらに、加
工性にもすぐれており、断熱性と同時に耐熱性の要求さ
れる各種分野に有利に応用される。
本発明の断熱板は、前記特性を有することから、特に、
断熱性と同時に、耐熱性、機械強度の要求される射出成
形機等における成形用金型に対する断熱材として好適の
ものである0本発明の断熱板を金型用断熱材として用い
るには、その断熱板を金型に合せて所定の形状の板体に
裁断するとともに、ボルト締用の透孔を多数穿設する必
要があるが、本発明の断熱板は、加工性にすぐれている
ため、これらの裁断及び透孔の穿設は容易である。
即ち、本発明の断熱板は、熱可塑性樹脂を素材とした合
成紙の積層物であることがら、通常の木材加工に用いら
れている如き加工具によって加工することができる。特
に、本発明の断熱板は、レーザー加工が容易であり、こ
れによって、裁断面が平滑な透孔や裁断物を得ることが
できる。従来のフェノール樹脂板は加工性が悪く、レー
ザー加工によっても、裁断面の平滑な透孔や裁断物を得
ることはできない。
本発明によって金型の断熱を行うには、金型をその取付
板に取付は固定化するに際し、金型の形状に合せて裁断
し、さらにボルト穴等の透孔を穿設してあらかじめ作製
した金型用断熱板を介して。
金型をその取付板に取付は固定化すればよい。
(発明の効果) 本発明の断熱板は、耐熱性合成繊維からなる紙層の表面
を連続樹脂層に形成した合成紙を素材として用いたこと
から、高い断熱性を有するものである。即ち、この合成
紙は、合成繊維からなる紙層構造を有し、気孔空隙を多
数含有することから、その気孔空隙によるすぐれた断熱
効果を示すものである。
また、本発明の断熱板は、このような合成紙の複数板を
積層接着した構造を有することから、軽比重のものであ
るにもかかわらず、機械的強度、特に割れ強度にすぐれ
、ボルト締めにより金属板に強く締付は固定しても、そ
の締付は部分から割れを生じるようなこともない。
さらに、本発明の断熱板は、その素材である合成紙及び
接着剤はいずれも耐熱性を有するものであることから、
高温条件下においても有効に使用し得るものである。
本発明の断熱板は、合成樹脂の成形用金型の断熱に用い
て好適のものであるが、その他、耐熱性の要求される各
種の断熱材分野に広く利用し得るものである。
(実施例) 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するd 実施例 芳香族ポリアミド繊維を通常の抄紙機で抄紙し、得られ
た紙層を高温、高圧条件下でカレンダー加工して得られ
た厚さ380μmの耐熱性合成紙(アラミド合成紙、デ
ュポン社製)の8枚を、ポリイミド系接着剤を介して積
層接着して厚さ約3.2mmの断熱板(積層板)を得た
。この断熱板は、約3 X IO−’caQ/cIII
−9ec・℃の熱伝導率を示し、良好な断熱性を有する
とともに、その比重は1.0であり、さらに。
その耐圧強度は2000kg/cJであり、かつ250
℃の高温にも十分に耐えるものであった。
次に、前記で得た2枚の断熱板を、射出成形機の固定金
型及び移動金型の形状に合せてノコの刃により裁断する
とともに、各金型を断熱板を介して取付板に取付ける際
に必要なボルト穴等の透孔を各断熱板にレーザー加工に
より穿設して2枚の金型用断熱板を得た。この場合の断
熱板のノコの刃による裁断及びレーザー加工による透孔
の穿設は容易に行うことができ、また、ノコの刃による
裁断においてはその裁断部にひび割れ等は発生せず、レ
ーザー加工による透孔の穿設においては、レーザービー
ムによる切断面は平滑なものであり、かつその透孔部に
は何らの変形も認められなかった。
次いで、射出成形機における固定金型をその一方の断熱
板を介して固定取付板にボルト締めにより取付は固定化
するとともに、移動金型を他方の断熱板を介して移動取
付板にボルト締めにより取付は固定化した。
このようにして断熱された金型を用いて合成樹脂の射出
成形を行ったところ、良好′な断熱効果が得られ、エネ
ルギー効率の向上が確認された。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性合成繊維からなる紙層の表面を連続樹脂層
    として形成した合成紙の複数枚を耐熱性接着剤を介して
    積層接着させた構造を有する断熱板。
  2. (2)金型を断熱材を介して金型取付板に取付け固定化
    するに際し、該断熱材として、耐熱性合成繊維からなる
    紙層の表面を連続樹脂層として形成した合成紙の複数枚
    を耐熱性接着剤を介して積層接着させた構造を有する断
    熱板を用いることを特徴とする合成樹脂成形用金型の断
    熱方法。
JP14010389A 1989-05-31 1989-05-31 断熱板及び合成樹脂成形用金型の断熱方法 Granted JPH032038A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14010389A JPH032038A (ja) 1989-05-31 1989-05-31 断熱板及び合成樹脂成形用金型の断熱方法

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Publication Number Publication Date
JPH032038A true JPH032038A (ja) 1991-01-08
JPH0586888B2 JPH0586888B2 (ja) 1993-12-14

Family

ID=15261013

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JP14010389A Granted JPH032038A (ja) 1989-05-31 1989-05-31 断熱板及び合成樹脂成形用金型の断熱方法

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JP (1) JPH032038A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0488704A2 (en) * 1990-11-30 1992-06-03 Somar Corporation Heat insulating plate
US7859373B2 (en) 2005-03-28 2010-12-28 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Contact device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0488704A2 (en) * 1990-11-30 1992-06-03 Somar Corporation Heat insulating plate
US7859373B2 (en) 2005-03-28 2010-12-28 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Contact device

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