JPH03203766A - 電子式学習機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、種々の絵や文字等が描かれた学習カードを
装着して、その絵や文字等を選択してタッチするとそれ
に関連する音声を出力する電子式学習機に関する。

〔従来の技術〕

近年、上述のように種々の絵や文字が描かれた学習カー
ド（「イラストカード」とも称する）を装着して、そこ
に描かれている絵や文字の一部をペンや指等によってタ
ッチして指示すると、センサパネルがその位置を検出し
て、その位置に対応する文字データや音声データをメモ
リから読み出し、タッチされた絵や文字に関連する音声
を発して、視覚と聴覚による学習効果を得るようにした
電子式学習機が開発されている（例えば、特公昭６３−
１８１９２号公報参照）。

従来のこのような電子式学習機は、装置本体に設けられ
たセンサパネルや透明タッチパネルに重なるように学習
カードを載置していた。

そして、色々な絵や文字を描いた各種の学習カードを揃
えて、例えば人の顔が描かれた学習カードなら、鼻の部
分をタッチすると「はな」と音声が発せられると共に表
示部にその文字が表示されて、幼児が１人でも人の顔の
各部の名称を学ぶことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述のように電子式学習機本体に設けた
センサパネルや透明タッチパネル上に学習カードを載置
するのでは、その分解能（または接点数）及び検出可能
位置が固定されてしまい、学習カード上の絵や文字はそ
のセンサの分解能及び位置に合わせて作成しなければな
らないので、学習カードの種類が限られてしまうという
問題があった。

また、学習カードと本体のセンサパネルとに位置ずれが
あると、タッチした位置と検出される位置とが異なって
しまう恐れがあるので、学習カードの装着に高い精度の
位置決めが必要になるためにコストがかかるうえに、幼
児が使用する場合などは学習カードを本体の正確な位置
に装着するのは難しいという問題もあった。

この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、多種
類の学習カードを容易に作成できるようにすると共に、
学習カードを電子式学習機に簡単に装着できるようにす
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は上記の目的を達成するため、音声発生手段と
その手段によって発生させる種々の音声データを記憶し
た音声データ記憶手段と、これらの各手段を制御する制
御手段と、絵や文字が描かれたカード上に透明タッチパ
ネルを一体的に設けた学習カードを載置する学習カード
載置部と、そこに載置された学習カードの透明タッチパ
ネルの各端子を制御手段に接続するためのコネクタとを
備え、学習カード載置部に載置された学習カードの絵や
文字の一部が透明タッチパネル」−で選択的にタッチさ
れた時に、その透明タッチパネルからの位置データに応
じて制御手段が音声データ記憶手段から音声データを選
択して読み出し、音声発生手段によって上記の絵や文字
のタッチされた部分に関連する音声を発生させるように
したものである。

〔作　用〕

この発明による電子式学習機は、学習カードに透明タッ
チパネルを一体的に設けたので、透明タッチパネルの分
解能及び検出可能位置を学習カード上の絵や文字に合わ
せて多様に変えることができる。

また、学習カードの装着に高精度の位置決めは不要であ
り、装着する際の操作も容易になる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。

第２図は、この発明による電子式学習機の一例を示す外
観斜視図である。

この電子式学習機は、本体１の上面に学習カード２を載
置し、その接続端子（コネクタ）２ａを挿着するコネク
タ３を備えた若干凹陥した学習カー１−載置部４と、学
習カート２に描かれた絵や文字等に関連する文字や絵等
を表示するＬＣＤ表示部５．電源スィッチ６、電源のＯ
Ｎ状態を表示するＬＥＤランプ７、ＬＣＤ表示部５のコ
ントラスト調整つまみ８．及び後述するスピーカ１０か
らの音量を調整するボリュームつまみ９等を配設し、側
面に学習カード２の絵や文字等に関連する音声を発する
スピーカ１０を配置している。

一方、学習カード２の絵や文字の描かれている上面には
透明タッチパネル２ｂが一体的に設けられている。

そして、学習カード２を本体１の学習カード載置部４に
載置するには、その接続端子２ａ側から矢示方向に挿入
し、本体１側のコネクタ３に接続端子２ａが嵌合するま
で押し込む。

第１図は、この電子式学習機の構成を示すブロック図で
ある。

この電子式学習機は、コネクタ（イラストカードインタ
フェースコネクタ）３．制御部１１２表示／音声データ
記憶部（メモリ）１２．ＬＣＤ表示部５．音声合成部１
３．及びスピーカ１０からなる。

コネクタ３は、制御部１１と学習カード２のタッチパネ
ル２ｂの各端子である接続端７−２８との接続端子及び
インタフェース回路を含んでおり、学習カード２のタッ
チパネル２ｂを制御部１１に接続する。

制御部１１は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ等からなるマイ
クロコンピュータであり、この装置全体の制御を司ると
共に、学習カード２に設けられた透明タッチパネル２ｂ
をスキャンニングして有効な接点がＯＮされたか否かを
検出する処理、透明タッチパネル２ｂのＯＮされた接点
位置に対応するデータを表示／音声データ記憶部１２が
ら読み出してＬＣＤ表示部５及び音声合成部１３に送る
処理、及びその他の処理を行なう。

表示／音声データ記憶部１２は、ＲＯＭまたはＲＡＭ等
のメモリであって、予め学習カードの種類毎に各カード
上の所要の絵や文字に対応する表示データ及び音声デー
タが格納されている。

ＬＣＤ表示部５はＬＣＤによるデイスプレィ表示器であ
って、学習カード２上の絵や文字に関連する文字あるい
は絵を表示する。

音声合成部１３は、制御部１１から送られる音声データ
によって音声信号を合成し、スピーカ１０に学習カード
２上の絵または文字に関連する音声を発生させる。

次に、第３図及び第４図によって学習カード２について
説明する。

第３図は、学習カード２の一例を示す図であり、人の顔
が描かれているカード上に一体に重ねて透明タッチパネ
ル２ｂを貼り合わせている。

そして、その透明タッチパネル２ｂには、カードに描か
れた人の顔の頭、目、耳、眉、鼻１口等の各部で交差す
るように、横方向のラインＣ０Ｍ１〜Ｃ０Ｍ６と縦方向
のライン５ＥＧＩ−ＳＥＧ５（いずれも破線で示す）と
を透明導電体によって感圧導電膜を介して格子状に形成
している。

そして、第４図に示すように横方向のラインＣ０Ｍ１〜
Ｃ０Ｍ６と縦方向のライン５ＥＧＩ〜５ＥＧ５の交差す
る部分（丸印をつけ、その１つを拡大して示している）
に接点（スイッチ）ＳＷが形成され、そこがタッチ（押
圧）されると導通状態になる。

たとえば、学習カード２上の口の位置がタッチされると
、この透明タッチパネル２ｂのラインＣ０Ｍ５とライン
５ＥＧ３が交差する接点ＳＷが導通（ＯＮ）　し、制御
部１１のスキャンニングによってその位置が検出される
。

このようにして、学習カード２の絵に合わせて必要最小
限の接点を形成すればよいので、コストを低減できる。

次に、第５図のフローチャー１〜によってこの電子式学
習機の制御部１１による処理について説明する。

電源スィッチ６をＯＮにするとＩ、　Ｅ　Ｔ）ランプ７
が点灯してこの装置が起動する。

すると、制御部１１がＬＣＤ表示部５と音声合成部１３
に対して初期化の処理を行ない、続いて学習カード２が
学習カード載置部４に装着されているか否かのチエツク
をし、装着されていなければ学習カード２が装着される
まで処理待ちの状態になり、装着されていれば、学習カ
ード２上に設けられた透明タッチパネル２ｂの各接点を
スキャンニングする。

そして、有効な接点がＯＮ状態になると、その位置に対
応する表示データと音声データを表示／音声データ記憶
部１２から読み出して、それぞれＬＣＤ表示部５と音声
合成部１３へ送り、タッチされた部分に関連する表示と
音声を発生させ、電源がＯＦＦにされれば処理を終了す
るが、ＯＮのままなら学習カード２の装着確認の処理に
戻って上述の処理を繰り返す。

こうして、第３図に示すような学習カード２をこの実施
例の電子式学習機の本体１に装着して使用すると１例え
ば使用者がペンや指で人の顔の口の部分をタッチすると
、ＬＣＤ表示部５に平仮名の「くち」が表示されてスピ
ーカ１０から「くち」と音声が発せられる。

したがって、幼児が学習カード２に描かれた人の顔の各
部を指で押すだけでその各名称を視覚と聴覚で覚えるこ
とができる。

また、これを外国語の学習に利用することもでき、その
場合たとえば英語用であれば、頭の部分をタッチしたと
きにｒｈｅａｄＪと表示され、「ヘッド」と音声が発せ
られるようにすればよい。

さらに、文字の学習用に利用することもでき。

その場合は学習カートに複数の文字（例えば、目。

Ｄ、！、耳等）を描いておき、そのうちの例えば「鼻」
をタッチした時に鼻のイラストが表示され、「ハナ」と
音声が発せられるようにすればよい。

このように、学習カードは目的に応じて各種のものを任
意に作成することができ、その選択指示できる絵や文字
の位置に合オ〕せて、透明タッチパネルの接点を形成す
ればよい。但し、必要な表示及び音声のデータは予め本
体内の表示／音声データ記憶部（メモリ）に格納してお
かなければならないが、各学習カートで必要な表示及び
音声のデータを記憶したメモリを学習カードに内蔵する
ようにしてもよい。

なお、表示を省略して音声のみを出力するようにしでも
、学習カード上の絵や文字を視覚で認識しながら、音声
出力による聴覚での学習効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、この発明による電子式学習機
は、載置する学習カードに一体的に透明タッチパネルを
設けたので、学習カード上の絵や文字の位置に合わせて
接点を配置して多種類の学習カードを容易に作成するこ
とができ、幼児向けの絵や文字に限らず、外国語学習用
や地図等の学習カードを作成すれば成人向けにも利用で
きて応用範囲が拡大する。

また、学習カードを電子式学習機に装着する際の透明タ
ッチパネルへの正確な位置決めが不要なので、低コスト
で実施できる上に、装着ミスによる誤動作がなく操作性
も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第２図は同じくその電子式学習機本体１と学習カード２
の斜視図、 第３図及び第４図は第２図における学習カード２及びそ
の透明タッチパネル２ｂの具体例を示す説明図、 第５図は第１図に示した電子式学習機の制御部１１によ
る処理を示すフロー図である。 １・・・本体　　２・・・学習カード　　２ａ・・・接
続端子２ｂ・・・透明タッチパネル　　３・・・コネク
タ４・・・学習カード載置部　　　５・・ＬＣＤ表示部
６・・電源スィッチ　　　　　７・・・ＬＥＤランプ１
０・・・スピーカ　　　　　　１１・・・制御部１２・
・表示／音声データ記憶部 １３・・・音声合成部 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　音声発生手段と、該手段によつて発生させる種々の
   音声データを記憶した音声データ記憶手段と、これらの
   各手段を制御する制御手段と、絵や文字が描かれたカー
   ド上に透明タッチパネルを一体的に設けた学習カードを
   載置する学習カード載置部と、そこに載置された学習カ
   ードの前記透明タッチパネルの各端子を前記制御手段に
   接続するためのコネクタとを備え、 前記学習カード載置部に載置された学習カードの絵や文
   字の一部が前記透明タッチパネル上で選択的にタッチさ
   れた時、該透明タッチパネルからの位置データに応じて
   前記制御手段が前記音声データ記憶手段から音声データ
   を選択して読み出し、前記音声発生手段によつて前記絵
   や文字のタッチされた部分に関連する音声を発生させる
   ようにしたことを特徴とする電子式学習機。