JPH0320347Y2 - - Google Patents

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JPH0320347Y2
JPH0320347Y2 JP14189385U JP14189385U JPH0320347Y2 JP H0320347 Y2 JPH0320347 Y2 JP H0320347Y2 JP 14189385 U JP14189385 U JP 14189385U JP 14189385 U JP14189385 U JP 14189385U JP H0320347 Y2 JPH0320347 Y2 JP H0320347Y2
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JP
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earth retaining
insertion hole
earth
tensile material
ground
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JP14189385U
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JPS6250238U (ja
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は土留パネル、土留ブロツク等の土留
部材に引張材を定着してある土留擁壁に関するも
のである。
〔従来技術〕
従来土留パネル、土留ブロツク等の土留部材を
アンカーに固定する場合、第12図に示すように
土留部材aの周端部に切欠部bを形成し、切欠部
bに穿設した挿通孔cにアンカーdを挿通し、支
圧板eを介してナツトfによつて定着していた。
〔この考案が解決すべき問題点〕
このような構造には以下のような問題が存在す
る。
○イ アンカー引張材をナツトによつて定着する方
式は比較的割高であつた。
○ロ ナツトで定着する場合、ナツトを位置させる
切欠部が大きくなり、これが定着部の部材の耐
力の低下を招くことになる。
○ハ 防錆処理が支圧板の上下付近で難しく、これ
を完全に処理しようとする場合、非常に高額な
費用がかかる。
○ニ 定着部に局部的な応力が集中し、ナツトが外
れたり、破損したりしていた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる土留擁壁は、土留部材の周端
部に厚さ方向に挿通孔を設けるとともに、その挿
通孔の地山とは反対側には隣接する土留部材側へ
屈曲する円弧状側面を形成した土留部材を並設
し、隣接する挿通孔の円弧状側面によつて断面略
半円形状係止部を構成し、可撓性引張材を一方の
挿通孔に地山側から挿通して他方の挿通孔に地山
の反対側から挿通するか、またはU字形に曲げた
剛性引張材の両端を地山の反対側から挿通し、屈
曲部を係止して引張材を地山内に固定してある構
造である。
〔実施例〕
以下図に示す一実施例に基づき、この考案を詳
細に説明する。
図において1はプレキヤストコンクリート製の
土留パネルであつて、横断面円弧状であつて、下
部に縦断面L字形の植生棚2が形成されている。
土留パネル1の周端部、実施例では左右端部に
厚さ方向に挿通孔3が貫通されている。挿通孔3
の地山4とは反対側端は、側面が隣接する土留パ
ネル1側へ屈曲するよう円弧状に形成されてい
る。実施例では切欠き部5に扇形の鋼製、プラス
チツク製等の係止部材6が嵌合されて、円弧状側
面となつている。
土留パネル1,1を並設したとき、隣接する土
留パネル1,1の挿通孔3の円弧状側面によつ
て、断面半円形状の係止部7が形成される。この
係止部7にアンカー引張材8を引掛ける。
アンカー引張材8としては鋼より線、より鉄筋
合成繊維のロープ等の可撓性引張材が使用でき
る。この引張材8を一方の土留パネル1の挿通孔
3に地山4側から挿通し、他方の土留パネル1の
挿通孔3に地山4とは反対側から挿通し、アンカ
ー引張材8の屈曲部を係止部7に引掛ける。
その他引張材8として剛性の高い鉄筋等が使用
できる。この場合第10図のようにU字形に屈曲
して、両端を地山の反対側から挿通孔3,3に挿
通して地山4に固定することができる。
その他第11図のように短尺の鉄筋11等をU
字形に屈曲して、挿通孔3,3に挿通した後、内
周面に逆ネジが螺設されたジヨイント部材12,
12等によつて長尺の鉄筋13,13等に連結し
てもよい。
以上のように土留パネル1,1に引掛けた引張
材8を地山4内に固定してアンカーとして使用す
る。
引張材8を地山4内に固定する手段として、第
3図に示すように引張材8中間部に適宜間隔離し
て固定板9を複数枚固定して載置する。その植え
に盛土10し、固定板によつて土圧を受けるもの
である。
以上にような構造を実施下土留パネル1を使用
して土留壁を構築する作業を第6図〜第9図に示
す実施例につき説明する。
地山4上に盛土10する。(第6図) 土留パネル1を立設し、引張材8を盛土10上
に載置して固定板9を立設する。(第7図) 引張材8、固定板9上に盛土10し、必要があ
れば土留パネル1を積み上げる。(第8図) さらに盛土をして施工を完了する。(第9図) 〔考案の効果〕 この考案は以上のような構成を有し、以下のよ
うな効果を得ることができる。
○イ ナツトを使用せず、引張材を引掛けるだけで
あるため極めて安価に施工できる。
○ロ 引張材を挿通する挿通孔を穿設するだけのス
ペースだけ切欠けばよいため、切欠部を従来に
比して小さくでき、定着部の耐力を向上するこ
とが可能となる。
○ハ 円形係止部に引張材の屈曲部を引掛けるた
め、引張材に応力的に無理な力が発生せず、定
着が外れるようなことがない。
○ニ 引張材が連続しているので、防錆処理が連続
的に行え、防錆効果が著しく向上する。
○ホ 隣接するふたつのパネルに引張材を引掛ける
ので、ふたつのパネルが同時に定着でき、定着
作業が容易になるとともに、ふたつのパネルを
連結することができる。
○ヘ この装置は盛土内の定着以外に、地山を削孔
して引張材を挿入し、その後グラウト定着して
アンカーされる山留アンカー工事にも適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の土留擁壁の一実施例の横断
面図、第2図は本考案を実施した施工状態の平面
図、第3図はその斜視図、第4図は第1図の−
線断面図、第5図は第1図の−線矢視図、
第6図〜第9図は土留壁の施工順序縦断面図、第
10図、第11図は引張材の平面図、第12図は
従来例の横断面図である。 1…土留パネル、3…挿通孔、4…地山、5…
切欠き部、6…係止部材、7…係止部、8…引張
材、9…固定板、10…盛土。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周端部に厚さ方向に挿通孔を設けるとともに、
    その挿通孔の地山とは反対側には隣接する土留部
    材側へ屈曲する円弧状側面を形成した土留部材を
    並設し、隣接する挿通孔の円弧状側面によつて断
    面略半円形状係止部を構成し、引張材を挿通孔に
    挿通して屈曲部を係止部に係止し、引張材を地山
    に固定してあることを特徴とする土留擁壁。
JP14189385U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH0320347Y2 (ja)

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JP14189385U JPH0320347Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JP14189385U JPH0320347Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JPS6250238U JPS6250238U (ja) 1987-03-28
JPH0320347Y2 true JPH0320347Y2 (ja) 1991-05-01

Family

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JP14189385U Expired JPH0320347Y2 (ja) 1985-09-17 1985-09-17

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JPS6250238U (ja) 1987-03-28

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