JPH03203105A

JPH03203105A - 照明器具

Info

Publication number: JPH03203105A
Application number: JP1341308A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Maruyama; 辰雄丸山
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1989-12-29
Filing date: 1989-12-29
Publication date: 1991-09-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、スポットライトあるいはダウンライトなとの
照明器具に係り、例えば、店舗あるいは住宅なとの屋内
用投光照明装置に用いられるものに関する。

（従来の技術）従来、光源として例えばハロゲンランプなどを用い、こ
のランプからの光を反射板の反射面により反射させるス
ポットライトなとの照明器具が知られている。そして、
従来のこの種の照明器具においては、例えば、ランプを
内包した反射板を有する灯体を略筒状のカバーにより覆
っているが、反射板の外周面をカバーの内周面にリング
ばねなどにて全周に渡って接触した状態で保持した構造
が採られていた。

（発明が解決しようとする課題）しかし、上記従来の構造では、反射板を有する灯体とこ
れを覆うカバーとの間に空気が滞留するため、点灯した
ランプにて灯体が加熱されるとき、放熱が速やかに行な
われず、特にこの灯体が高温になってしまい、熱損する
おそれのある問題があった。特に、灯体が熱に弱いプラ
スチックからなっている場合に、問題が大きかった。

本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、ランプに
て熱せられる灯体の放熱を速やかに行なうことができ、
この灯体の温度上昇を防止できるとともに、安価にでき
る照明器具を提供することを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明の照明器具は、上記目的を達成するために、ラン
プと、このランプに対向する反射面を有しかつ前面に照
射開口を形成した灯体と、この灯体を覆いこの灯体の照
射開口に対応する前面開口および後面開口を有する略筒
状のカバーとを備え、前記灯体とカバーとをそれぞれプ
ラスチックにて成形し、さらに、前記カバーの内面と前
記灯体の少なくとも照射開口近傍の外面とのいずれか一
方に、これらカバーの内面と灯体の外面との間に通風部
を形成するリブを突設したものである。

（作用）本発明の照明器具では、ランプから放射された光が、ラ
ンプに対向する灯体の反射面にて反射され、灯体の前面
の照射開口から放射される。このとき、点灯したランプ
にて灯体が加熱されるが、灯体を覆うカバーが前面開口
および後面開口を有する略筒状になっているとともに、
カバーの内面と灯体の外面との間にリブにて通風部が形
成されているので、この通風部における空気の流通によ
り灯体の放熱が速やかに行なわれ、この灯体の温度上昇
が防止される。

（実施例）本発明の照明器具の一実施例の構成を図面について説明
する。この実施例の照明器具は、スポットライトである
。

１はカバーで、このカバー１は、プラスチックにて一体
成形されており、両端面を開口した略円筒状に形成され
前面開口２および後面開口３を有するセード部４の内周
面に、その軸方向全長に渡って複数のリブ５が放射状に
一体に突出形成されている。これらリブ５は、略り字形
状になっており、セード部４の後部においてこのセード
部４の径方向内方へ延びているとともに、セード部４の
前部においてその前面開口２付近まで延びている。そし
て、前記リブ５の後部の内側先端には、前後両端面を開
口した略円筒状の嵌合保持部６が前記セード部４と同軸
的に一体に形成されている。

また、前記各リブ５の前側先端部には係合段部７がそれ
ぞれ形成されている。

また、１１は灯体で、この灯体１１は、プラスチックに
て一体成形されており、略半球状で前面を照射間口１２
とした反射板部１３と、この反射板部１３の後端中央部
から後方へ一体に突出形成された略円筒状の取付部１４
とからなっている。なお、前記反射板部１１の内側表面
には、アルミニウムの蒸着などにて反射面１５が形成さ
れている。そして、前端面を開放し後端面を閉塞した前
記取付部１４の外周側に、前記カバー１の嵌合保持部６
が同軸的に嵌合固定されている。これとともに、前記反
射板部１３の照射開口１２側の先端部外周面に全周に渡
って形成されたフランジ状段部１６に、前記カバー１の
各リブ５の係合段部７が接合状態で係合されている。こ
れによって、前記カバー１のセード部４により反射板部
１３が覆われた状態で、カバー１に灯体１１が取付けら
れて固定的に保持されているが、この灯体１１の照射開
口１２に対応するカバー１の前面開口２は前記照射開口
１２よりも、若干後方に位置している。そして、前記各
リブ５にて、灯体１１の外周面とカバー１の内周面との
間に、このカバー１の前面開口２から後面開口３へ抜け
る溝状の通風部１７が形成されている。

また、前記灯体１１は、カバー１から後方へ突出した取
付部１４の後部において、天井面なとの造営物に取付け
られる支柱であるアーム１８の先端に支軸１９にて向き
を調節可能に取付けられている。

なお、組立にあたっては、カバー１内に灯体１１を前方
から挿入して、これらカバー１と灯体１１とを結合した
後、この灯体１１の取付部１４の後部をアーム１８の先
端部に取付ければよい。

さらに、前記灯体１１の取付部１４内には、この取付部
１４内に一体に形成されたソケット保持部２０にてラン
プソケット２１が固定的に取付けられている。このラン
プソケット２１は、前記取付部１４内の後部外周側に一
体に形成された前記複数のソヶッ）・保持部２０の前面
にねじ２２にて固定された取付板２３の前側に取付けら
れている。

そして、前記ランプソケット２１の前側に、光源となる
ハロゲンランプなとのランプ２６が装着されている。前
記反射板部１３に内包されたこのランプ２６は、前記ラ
ンプソケット２１に装着される［１金２７と、この［１
金２７に固定された透光性を有するガラスなどからなる
パルプ２８と、このパルプ２８に内蔵されたタングステ
ンフィラメント２９とからなっている。そして、前記バ
ルブ２８が前記灯体１１の反射板部１３の内面の反射面
１５に対向されている。

なお、前記灯体ＩＩには反射板部Ｉ３と取付部１４との
間に段部３１が形成されている。そして、この段部３１
にアルミニウムなどからなる円環状の遮熱用仕切板３２
が嵌合されて、リングばね３３にて固定されており、前
記ランプ２６のバルブ２８は、前記仕切板３２の中央部
に形成されたランプ押通孔２９から前方へ突出されてい
る。

次に、この実施例の作用を説明する。

造営物の天井面などに取付けられたスポットライトの光
源のランプ２６を点灯させると、このランプ２６から放
射された光は、灯体１１の反射板部１３の反射面Ｉ５に
て反射、集光され、反射板部１３の前面の照射開口１２
から所望の照射方向へ放射される。

このとき、ランプ２６にて灯体１１が加熱される。

ところが、灯体１１を覆うカバー１が前面開口２および
後面開口２を有する略円筒状になっているとともに、カ
バー１内のりブ５にてカバー１の内周面と灯体１１の外
周面との間に通風部１７が形成されているので、照射開
口１２側から後方へ向かうこの通風部１７における空気
の流通により灯体１１の放熱が速やかに効果的に行なわ
れる。これにより、この灯体１１の温度上昇が低減され
、プラスチックからなるこの灯体１１の熱による破損を
防止できる。

ところで、リブ５の先端部を灯体１１に接合せずに、嵌
合保持部６のみにてカバー１を灯体１１に保持したとす
ると、正面から見て、カバー１の前面間［１２の中心と
灯体１１の照射量し＋１２の中心とがずれるおそれがあ
る。ところが、上記構成によれば、この照射開口１２近
傍位置においてもカバー１内に放射状に形成されたリブ
５の先端部を灯体１１の外周面に接合させたので、全周
に渡って均等な間隙を有する通風部１７を確実に形成で
きるのみならず、位置ずれなくカバー１に対して灯体１
１を保持できる。すなわち、正面から見て、カバー１の
前面間［１２と灯体１１の照射開口１２とをほぼ同心的
に位置させることができ、見た目を確実によくてきる。

また、上記構成によれば、灯体１１とこれを外装するカ
バー１との２部品をともにプラスチックにて成形したの
で、灯体１１に反射板部１３および取付部１４を一体に
形成したり、カバー１−に取付用のリブ５や嵌合保持部
６を一体に形成したりすることも容易に可能になり、部
品点数を少なくできて、構造を簡単にできるとともに、
設計の自由度が大きくなり、製造性が向上するとともに
、安価にでき、デザイン性も向上させられる。

さらに、上記実施例のように、カバー１のセード部４お
よび嵌合保持部６と灯体１１とを回転体形状にするとと
もに、リブ５を放射状に形成すれば、カバー１と灯体１
１とを互いに組立てる際に両者の円周方向の位置関係の
自由度が増すので、カバー１−と灯体１１とを円滑に結
合させることができる。

なお、上記実施例では、カバー１にリブ５を一体に形成
して、これらリブ５にて灯体１１を押えたが、逆に、灯
体１１の外周面にリブを一体に突出形成して、これらリ
ブを照射開口１２の近傍位置でカバー１の内周面に接合
させてもよい。

さらに、ランプは、ハロゲンランプに限るものではなく
、高輝度放電ランプなどであってもよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ランプに対向する反射面を有する灯体
と、この灯体を覆い前面開口および後面開口を有する略
筒状のカバーとをそれぞれプラスチックにて成形し、カ
バーの内面と灯体の少なくとも照射開口近傍の外面との
いずれか一方に、これらカバーの内面ど灯体の外面との
間に通風部０を形成するリブを突設したので、点灯したランプにて加
熱される灯体の放熱を速やかに行なうことができ、した
がって、この灯体の温度上昇を低減させることができて
、プラスチックからなるこの灯体の熱による損傷を防止
することができ、また、カバーに対して灯体を確実に位
置ずれなく保持することができて、見栄えをよくでき、
しかも、プラスチックからなるカバーないし灯体にリブ
を突設することにより、リブを設けるにもかかわらず、
安価にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す照明器具の断面図、第
２図は同上後面図、第３図は同上正面図である。１・・カバー　２・・前面開口、３・・後面開口、５・
・リブ、１１・・灯体、１２・・照射開口、１５・・反
射面、１７・・通風部、２６・・ランプ。１

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ランプと、このランプに対向する反射面を有しか
つ前面に照射開口を形成した灯体と、この灯体を覆いこ
の灯体の照射開口に対応する前面開口および後面開口を
形成した略筒状のカバーとを備え、前記灯体とカバーとをそれぞれプラスチックにて成形し
、前記カバーの内面と前記灯体の少なくとも照射開口近傍
の外面とのいずれか一方に、これらカバーの内面と灯体
の外面との間に通風部を形成するリブを突設したことを
特徴とする照明器具。