JPH0320286Y2 - - Google Patents

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JPH0320286Y2
JPH0320286Y2 JP10997684U JP10997684U JPH0320286Y2 JP H0320286 Y2 JPH0320286 Y2 JP H0320286Y2 JP 10997684 U JP10997684 U JP 10997684U JP 10997684 U JP10997684 U JP 10997684U JP H0320286 Y2 JPH0320286 Y2 JP H0320286Y2
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tubular member
presser frame
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pallets
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、例えば壜や缶などバルクと称される
多数の物品をばらのままパレツト上に多列多段に
積層載置した状態においてその上端面とパレツト
との間に亘つて数本のバンドを掛回することによ
り、前記多数のばら物品が衝撃や振動等によつて
荷崩れすることのない安定状態に維持できるよう
に多数の物品群を上端側からパレツトに押え固定
する場合に用いられるパレツト用押え枠に関す
る。
〈従来の技術〉 従来から知られているこの種の押え枠には、 (イ) 全体が木材製のもの、と、 (ロ) 実公昭56−51470号公報で開示されているよ
うに、全体が矩形板状に一体成形された合成樹
脂製のもの、とがある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 然し前者(イ)のものは、 (1) 吸水及び吸湿によつて腐敗老朽が早く、耐久
性に欠ける。
(2) 元来が重い上に吸水及び吸湿に伴なつて更に
重量増加し、梱包や梱包解体時の取扱いに多大
な労力を要する。
(3) 常に衛生的な使用を図るために度々洗滌する
ことが望ましいが、この洗滌の度に吸水量が増
大し、前記(1),(2)を助長する。といつた欠点が
あつた。
これに対し後者(ロ)のもは、材質的に腐敗老朽の
心配がなく耐久性の増大が図れるばかりでなく、
水洗滌によつて常に衛生的な管理使用が可能であ
るといつた実用的効果を有するものの、前記バン
ドによつて強力に固縛して極めて安定度の高い包
装形態を得ようとする際に要求される大なる機械
的強度をもたせるためには全体を肉厚の大きい盤
状のものに成形する必要があり、それ故に全体が
重くかつ使用樹脂量も多くコスト高になる欠点が
あつた。
本考案はかかる実情に鑑み、全体が軽量安価で
ありながら、機械的強度にも勝れたパレツト用押
え枠を提供する点に目的を有する。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために本考案に係るパレ
ツト用押え枠は、環状矩形の周辺管状部材1Aと
この矩形周辺管状部材1Aの相対向する二組の対
向辺間に亘つて夫々少なくとも一本宛掛け渡し連
結の管状部材1B,1Cとから構成された補強芯
材1を、前記各管状部材1A,1B,1Cが露出
しない状態で樹脂フレーム2A,2B,2Cに封
入してなるパレツト用押え枠であつて、前記補強
芯材1における対向辺間に亘る掛け渡し管状部材
1B,1Cの端部を開口閉塞状態に絞り加工し、
その絞り加工端部1b,1cを周辺管状部材1A
に溶接手段にて接合してあるという構成に特徴を
するを有するものである。
〈作用〉 上記のような特徴構成を有する本考案によれ
ば、既述のような包装形態での使用に際して枠に
加わる荷重に対する機械的強度性能を、前記管状
部材1A,1B,1Cの組付けによつて格子状に
構成される補強芯材1が負担する一方、衛生的な
管理、使用を図るための水洗滌時等における吸
水、吸湿防止機能及び補強芯材1の腐食防止機能
を、前記補強芯材1を封入する樹脂フレーム2
A,2B,2Cが負担するといつた具合に、該押
え枠の実使用に際して要求される所の互いに異種
の性能、機能を各々に適応した材料の複合使用に
よつて達成することができるのであり、これによ
つて、バルク押圧面は本来の押圧機能を達成でき
る範囲で可及的に大きな開口を有し、かつ樹脂の
被覆厚も前記各管状部材1A,1B,1Cが露出
しない範囲でできるだけ薄くして全体を軽量で比
較的安価に構成しながらも、この種の枠として要
求される機械的強度を十分に確保することができ
る。加えて、補強芯材1における掛け渡し管状部
材1B,1Cと周辺管状部材1Aとの接合形態に
おいて、前記掛け渡し管状部材1B,1Cの端部
1b,1cを絞り加工することにより、被覆成形
時における樹脂の侵入防止とともに、絞り加工に
伴なう強度アツプ部分での溶接によつて接合強度
を高め、補強芯材1全体としての軽量化と強度ア
ツプとが図れるに至るのである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図において1は補強芯材であつて、これ
は、環状矩形の周辺管状部材1Aとその矩形周辺
管状部材1Aの相対向する二組の対向辺の長手方
向中央部間に亘つて各々一本宛、十字状に掛け渡
し連結される管状部材1B,1Cとから構成さ
れ、各管状部材1A,1B,1Cは全て機械構造
用炭素鋼鋼管が利用されている。
この補強芯材1の周辺管状部材1Aは、相対向
する一方の対向辺間の中央よりやや辺長さ方向の
一方の変位した位置で二分割されていて、それら
分割管状部材1a,1aどうしは第4図で示すよ
うにバツト溶接手段にて一体接合し、そのとき生
じるバリbは除去せず後述の樹脂にて被覆する。
前記両掛け渡し管状部材1B,1Cはともに二
本の管から構成されていて、これら両管状部材1
B,1Cの端部は夫々第2図及び第3図で示す如
く開口閉塞状態に絞り加工され樹脂侵入を防止す
るように形成されているとともに、この絞り加工
端部1b,1cを接合すべき周辺管状部材1A部
分が凹み加工され、この凹み加工部1dに前記絞
り加工端部1b,1cを溶接することにより掛け
渡し管状部材1B,1Cと周辺管状部材1Aとを
一体接合している。また、前記両掛け渡し管状部
材1B,1Cどうしは第5図で示すように、平面
視で十字状に特殊加工された管状ピース1F内に
各々二本管の端部を挿入した上でこのピース1F
の四つの端部分を絞り加工(加締)することによ
り、加工寸法の調整を図り乍ら全長寸法を規制す
るといつた手段にて一体接合されている。
第6図及び第7図において、2A,2B,2C
は前記補強芯材1の矩形周辺管状部材1A及び掛
け渡し管状部材1B,1Cを夫々が露出しないよ
うに封入する状態で、かつ、横断面形状が正四角
形となる状態で一体的に射出成形された高密度ポ
リエチレンなどの樹脂フレームである。これら各
樹脂フレーム2A,2B,2Cにて囲まれるよう
に形成される角状の空間部3A,3B,3C,3
Dの周辺部には夫々、第9図で明示の如く上下方
向に貫通する多数の開孔4a,4b,4c,4d
を有する状態で単独の押圧面4A,4B,4C,
4Dが前記各樹脂フレーム2A,2B,2Cに一
体連設されている。
前記押圧面4A,4B,4C,4Dは、両面使
用できるように前記樹脂フレーム2A,2B,2
C,2Dと等しい縦巾を有する縦リブをクロスメ
ツシユ状に成形して構成されており、更に、前記
縦リブのうち、外周の各コーナー部の中央に位置
する縦リブ部分5・・が第10図で示すように
夫々平面視においてUの字状に構成されている。
このようなコーナー部中央の縦リブ部分5・・を
Uの字状に構成することにより、成形収縮時の応
力集中による歪を吸収することができるのであ
る。
前記樹脂フレーム2A,2B,2C,2Dのう
ち、環状矩形の樹脂フレーム2Aの外周面で、そ
の縦巾の中央部には、第8図で明示の如く樹脂単
独の鍔状の環状突起6が一体連設され、この環状
突起6の表裏両面と樹脂フレーム2Aの外周面と
の間で、かつ、その周方向に適宜間隔を隔てた箇
所には夫々、補強用リブ7・・が一体連設されて
いる。
第11図は上述の如く構成されたパレツト用押
え枠Aの使用の一例を示し、これは、デツキ面8
aを有する盤状でかつその側面に開口するフオー
ク差込口8b及び中央抜孔8bを形成してある合
成樹脂製パレツト8上に、被搬送物(パルク)の
一例である多数の壜9群を、パレツト8と等しい
又はほぼ等しい大きさのシート10を敷設し乍ら
横方向及び上下方向に多列多段積みし、これら積
載壜9群の上部に載置した押え枠Aとパレツト8
のフオーク差込口8b及び中央抜孔8bとの間に
亘つて掛け渡されるバンド11により、パレツト
8と上部押え枠Aならびに壜9群とを固縛したの
ち、これら三者8、A,9を囲繞するポリエチレ
ンフイルム等の熱収縮性フイルム12により該三
者8,A,9を更に緊締したものである。
尚、上述の使用状態においては、第12図で示
すように、前記壜9の中心線P1が補強芯材1の
矩形周辺管状部材1Aの中心を通る鉛直線P2
又はその近くに位置する状態で固縛する。このよ
うにすると、壜9の破損を防止し乍らかつガタつ
きのない状態で確実な固縛が行なえるのである。
次に別の実施例について列記する。
〔〕 第13図に示す実施例は、前記周辺管状
部材1A部分に形成した凹み加工部1d内に、
これをほぼ埋めつくすに足りる大きさ及び形状
の他部材1E、例えば丸鋼などを嵌入状態で溶
接したものであり、この場合は被覆樹脂の肉厚
の均一化が図れ、局部的な異常収縮を防止でき
る利点がある。
〔〕 第14図に示す実施例は、前記周辺管状
部材1Aを構成する分割管状部材1a,1aの
対向端部を絞り加工した上、短直線状の管状ピ
ース1D内に挿嵌するとともに、この管状ピー
ス1Dの両端部を絞り加工(加締)して両分割
管状部材1a,1aどうしを一体連結したもの
で、この場合は加工寸法の誤差をピース1D内
での端部出入り調整によつて簡単に吸収でき、
製作精度上非常に有利である。また、このよう
な周辺管状部材1Aの連結手段を採る場合は、
掛け渡し管状部材1B,1Cの絞り加工端部1
b,1cを前記ピース1Dに溶接することによ
り、T形交差部の接合強度を一層高めることが
できるものである。
〔〕 第15図に示す実施例は、加工寸法の調
整、吸収を可能にする点においては前記〔〕
と同様であり、前記分割管状部材1a,1aの
対向端部間に亘つて丸鋼などの短中実ピース1
Dを内嵌させるとともに、両分割管状部材1
a,1aのピース内嵌相当端部分を絞り加工し
て両者1a,1aの一体連結を図つたものであ
る。
〈考案の効果〉 以上詳述したことからも理解されるように本考
案による時は、 (1) 全体が軽量で取扱いが楽であるとともに、 (2) 腐敗や老朽の心配がなくて耐久性に非常に優
れている。
(3) また、枠全体の重量増加や腐敗等を招くこと
なく、自由に水洗滌することができて常に衛生
的に管理し使用することができる。
(4) 補強芯材1を構成する各管状部材1Aと1
B,1Cとの接合強度が高いので、軽量な管を
使用しながら芯材1が頑丈で、押え枠全体とし
ての機械的強度を十分大にすることができる。
換言すると、強度/重量比を従来のものに比し
大きくすることができる。
といつた多くの実用効果を奏するに至つたので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は補強芯材の平面図、第2図、第4図及
び第5図は夫々補強芯材の要部拡大平面図、第3
図は第2図−線での縦断面図、第6図は押え
枠全体の平面図、第7図は第6図の側面図、第8
図、第9図は第6図の−線、−線での拡
大縦断面図、第10図は要部の拡大平面図、第1
1図及び第12図は使用状態を示す全体側面図及
び要部の拡大縦断面図、第13図乃至第15図は
夫々別の実施例における補強芯材の要部拡大平面
図である。 1……補強芯材、1A……矩形周辺管状部材、
1B,1C……掛け渡し管状部材、1D……管状
ピース、1E……他部材、2A,2B,2C……
樹脂フレーム、1b,1c……絞り加工端部、4
A,4B,4C,4D……樹脂単独押圧面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 環状矩形の周辺管状部材1Aとこの矩形周辺
    管状部材1Aの相対向する二組の対向辺間に亘
    つて夫々少なくとも一本宛掛け渡し連結の管状
    部材1B,1Cとから構成された補強芯材1を
    前記各管状部材1A,1B,1Cが露出しない
    状態で樹脂フレーム2A,2B,2C、に封入
    してなるパレツト用押え枠であつて、前記補強
    芯材1における対向辺間に亘る掛け渡し管状部
    材1B,1Cの端部を開口閉塞状態に絞り加工
    し、その絞り加工端部1b,1cを周辺管状部
    材1Aに溶接手段にて接合してあることを特徴
    とするパレツト用押え枠。 前記樹脂フレーム2A,2B,2Cが樹脂単
    独押圧面4A,4B,4C,4Dを一体連設し
    ている実用新案登録請求の範囲第項に記載の
    パレツト用押え枠。 前記掛け渡し管状部材1B,1Cの絞り加工
    端部1b,1cを接合する周辺管状部材1A部
    分が凹み加工されている実用新案登録請求の範
    囲第項に記載のパレツト用押え枠。 前記掛け渡し管状部材1B,1Cの絞り加工
    端部1b,1cを接合する周辺管状部材1A部
    分が、分割管状部材1a,1aどうしをこれら
    に亘つて外嵌する管状ピース1Dの絞り加工に
    て一体連結して構成されている実用新案登録請
    求の範囲第項に記載のパレツト用押え枠。 前記凹み加工部1dがその内部に他部材1E
    を嵌入状態で溶接して構成されている実用新案
    登録請求の範囲第項に記載のパレツト用押え
    枠。
JP10997684U 1984-07-19 1984-07-19 パレツト用押え枠 Granted JPS6126024U (ja)

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