JPH03202250A - 主軸冷却装置の油温調整方法及び装置 - Google Patents

主軸冷却装置の油温調整方法及び装置

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JPH03202250A
JPH03202250A JP34365289A JP34365289A JPH03202250A JP H03202250 A JPH03202250 A JP H03202250A JP 34365289 A JP34365289 A JP 34365289A JP 34365289 A JP34365289 A JP 34365289A JP H03202250 A JPH03202250 A JP H03202250A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、工作機械等の主軸軸受部周辺を冷却する冷却
装置の油温調整方法及び装置に関するものである。
従来の技術 従来、主軸冷却装置の冷却油温調整機構は第3図に示す
ように、管理温度差設定部101にロータリスイッチ等
により管理温度差TDを選定しておき、機体温度又は室
温等の基準温度TBを基準温度センサ102にて検知す
るとともに油タンク内の冷却油温度Toを温度センサ1
03にて検出して、比較演算部104に送る。比較演算
部104には上限TH,下限TLを定めた一定温度幅が
入力され記憶されており、ここで演算により比較が行わ
れ、To−TB>TD+THのとき、入/切制御部10
5を介して冷凍機106を作動させ、またTO−TB<
TD−TLのとき冷凍機106の作動を停止するサイク
ルにより、油温調整を行う方法が一般的である。
発明が解決しようとする課題 従来の技術で述べた油温調整方法は、油タンク内の冷却
油の基準温度に対する温度差を、設定された管理温度差
を中心とする一定温度幅に調整するものであるため、軸
受部周辺の温度上昇に対して冷却油の温度調整に遅れが
生じる。また冷却油が循環することにより運搬可能な熱
量は、軸受部周辺と冷却油の温度差と流量によって決ま
るが、温度差を変える手段を持たないと運搬できる熱量
には限界がある。従って高速回転時の大きい発熱量の場
合には、発熱量が運搬熱量を上回り、そのままの高い塩
度で平衡温度に達するため、低速回転時の平衡温度に対
して差が生しるという問題点を有している。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、主軸回
転数に対応して最適な熱量を運搬できる油温調整を行う
ことにより、高速時の軸受部周辺の温度上昇を抑えるこ
とのできる油温調整方法及び装置を提供しようとするも
のである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明における主軸冷却装
置の油温調整方法及び装置は、冷却油の基準温度に対す
る温度差が、管理温度差を中心とする一定温度幅になる
よう、冷凍機を入/切させる通常運転サイクルにより、
油温管理を行う主軸冷却装置の油温調整方法において、
冷却油の基準温度に対する温度差が所定の管理温度差を
中心とする一定温度幅になるよう冷凍機を入/切させる
通常運転サイクルにより油温管理を行う主軸冷却装置の
油温調整方法において、予め主軸の回転速度に応じた冷
凍機の入/切パターン及びそのパターンの継続時間を設
定したパラメータを記憶させ、主軸回転指令により回転
速度に対応する入/切パターン及び継続時間を選定して
冷凍機の初期運転を行ったのち前記通常運転サイクルに
切換えるものである。
また比較演算部にて管理温度差を中心とする一定温度幅
と冷却油の基準温度に対する温度差とを比較して、油温
が一定温度幅になるよう冷凍機を入/切させる通常運転
サイクルにて油温管理を行う主軸冷却装置において、予
め主軸の回転速度に応じた冷凍機の入/切パターン及び
そのパターンの継続時間を設定した第1パラメータ及び
温度管理差を設定した第2パラメータを記憶する手段と
、主軸回転指令により前記第1パラメータ及び第2パラ
メータより回転速度に対応する条件を決定して記憶する
手段と、前記第1パラメータより決定した条件にて初期
運転を行ったのち前記第2パラメータより決定した条件
による通常運転サイクルに切換える切換タイマ部とを含
むものである。
作用 主軸回転指令により記憶する第1パラメータから回転速
度に対応する冷凍機の入/切パターンとその継続時間を
選定して冷凍機の初期運転を行ったあと、油温(基準温
度に対する温度差)が記憶する第2パラメータから選定
した回転速度に対応する管理温度差を中心とする一定幅
の上限値を越えたとき人として、下限値以下に下がった
とき切とする通常運転サイクルに切換える。
また主軸回転指令により記憶する運転パラメータから回
転速度に対応する冷凍機の入/切パターンと、その継続
時間とを選定して、冷凍機の初期運転を行ったあと、油
温(基準温度に対する温度差)が所定の管理温度差を中
心とする一定幅の上限値を越えたとき人として、下限値
以下に下がったとき切とする通常運転サイクルに切換え
るようにすることもできる。
実施例 第1実施例について第1図を参照して説明する。
工作機械の主軸台1に、複数の軸受2により主軸3が回
転可能に軸承されており、主軸3の回転はNG装置4に
より制御される。主軸台lの軸受部周辺には放熱フィン
を有するオイルジャケット5.6が設けられており、こ
のオイルジャケット5.6に冷却油を循環させる冷却装
置が設けられている。この冷却装置は、油タンク7上に
設けられたポンプ8により管路9を介して冷却油をオイ
ルジャケット5.6に送り込み、管路10により油タン
クに戻す。この戻す途中において、冷凍機12により冷
却油が冷却されるようになっている。
この冷凍機12の制御機構は、第1図のブロック線図部
分に示すように、主軸回転速度に対する軸受部周辺温度
の予知できる関係資料から設定された回転数が高いほど
低い値になるような管理温度差パラメータを記憶する温
度差パラメータ記憶部13、NCの主軸回転指令で前記
パラメータから、対応する管理温度差を決定する管理温
度差決定部14、予め回転数が高いほど入時間が長く、
反対に切時間が短くなるような入/切パターンサイクル
と、そのサイクルの継続時間とを設定した運転パラメー
タを記憶する運転パラメータ記憶部15、この運転パラ
メータからNCの主軸回転指令で、主軸回転速度に対応
する入/切パターン及びその継続時間を決定し記憶する
入/切パターン及び継続時間決定部16が、従来のNC
装置4内に新たに設けられている。更に決定された回転
速度に対応する管理温度差TDを記憶する管理温度差記
憶部17と、記憶する温度幅により管理温度差TDの上
限値TD+THと、下111[T D −T Lを求め
、機体又は室内の環境温度を検出する基準温度センサ1
8の出力TBと、油タンク7内の冷却油の温度を検出す
る油温センサ19の出力T。
からri度差TO−TBを求め、更に両者を比較してT
o−TB>TD+THのとき冷凍機穴の信号を、またT
o−TB<TD−HL(Dとき冷凍s切の信号を出力す
る比較演算部20が設けられている。
切換タイマ部22は、入/切パターン及び継続時間決定
記憶部16からの継続時間が終了するまで、人/切パタ
ーン決定部16からの信号を優先して入/切制御部23
に送り、継続時間が終了すると比較演算部20からの信
号を入/切制御部23に送って、冷凍機12の入/切サ
イクルを切換えるものである。
なお温度パラメータ記憶部13.管理温度差決定部14
.運転パラメータ記憶部15.入/切パターン及びwl
、VjL時間決定記憶部16は、NC装置4内に設けら
れるものと限定されるものではなく、別個のユニットと
して単独に設置することもできる。
続いて第1実施例の作用について説明する。
NCの回転指令により主軸3が回転されると、NC装置
4内にて主軸回転速度Sが、管理温度差決定部14と、
入/切パターン及び継続時間決定記憶部16とに同時に
送られて、温度差パラメータ記憶部13に記憶されるパ
ラメータの中から主軸回転数に対応する管理温度差が読
み取られて決定され、管理温度差記憶部17に記憶され
、運転パラメータ記憶部15に記憶されるパラメータの
中から主軸回転速度に対応する入/切パターンサイクル
と、このサイクルの継続時間とが読み取られて決定され
記憶される。そして比較演算部20にて油温と基準温度
との差To−TBと、管理温度差の上限値TD+TH及
び下限値TD−TLが比較されて、To−TB>TD+
THのとき冷凍機穴の信号が出力され、To−TB<T
D−TLのとき冷凍機切の信号が切換タイマ部22に出
力される。しかしこの出力信号は、入/切パターン及び
継続時間決定記憶部I6から切換タイマ部22に送られ
ている信号により回路遮断されており入/切制御部23
には達しない、従って冷凍機12の初期運転は、入/切
パターン及び継続時間決定記憶部16から送られてくる
入/切パターンサイクルにより、入/切制御部23を介
して制御され、軸受部の周辺の温度上昇に対して最適か
つ遅れのない油温管理が決定された継続時間が終了する
まで行われる。
継続時間が終了すると、タイマが作動して回路が切換え
られ、比較演算部20からの入/切信号により入/切制
御部23を介して冷凍機が制御され、回転速度に対応じ
た管理温度差を中心とする一定温度幅の範囲内に冷却油
温が管理される。
尚、初期運転の継続時間は、回転速度に対応して異なる
時間に設定するものと限定されるものではなく、一定時
間に設定することもできるのは勿論である。
次に第2実施例について第2図を参照して説明する。
第1実施例と異なるところは、温度差パラメータ記憶部
13と、管理温度差決定部14が無く、管理温度差記憶
部17に代って管理温度差設定部24が設けられている
ところで、他は同一であり、重複を避けるため同一符号
を付して説明を省略し、直接第2実施例の作用について
説明する。
NCの回転指令により主軸3が回転されると、NC装置
4内にて主軸回転速度Sが、入/切パターン及び継続時
間決定記憶部16に送られて、ここで運転パラメータ記
憶部15に記憶される運転パラメータの中から、主軸回
転速度に対応する入/切パターンサイクルとこのサイク
ルの継続時間が読み取られて決定され記憶される。そし
て切換タイマ部22に信号を送って回路を切換え、入/
切パターンサイクル信号が優先して入/切制御部23に
送られ、冷凍機のオン/オフが行われる。
この入/切パターンサイクルによる制御は決定された継
続時間の間続けられ、継続時間が終了すると、回路が切
換えられて比較演算部20からの信号が入/切制御部2
3に送られるようになり、管理温度差設定部24にてロ
ータリスインチ等により選定された管理温度差TDから
比較演算部20にて冷却油の温度差To−TBと管理温
度差の上限値TD+TH及び下限(l T D −T 
Lが比較され、To−TB>TD+THのとき冷凍線入
の信号が出力されて入/切制御部23を介して冷凍機1
2が作動し、これにより油温が下がってTo−TB<T
D−TLになると比較演算部20から冷凍線切の信号が
出力されて、冷凍機12の作動が停止される入/切制御
方法となる。
発明の効果 本発明は、上述のとおり槽底されているので、次に記載
する効果を奏する。
主軸の回転速度に対応する冷凍機の入/切パターン及び
継続時間と、管理温度差とを回転指令により自動的に決
定して、決定された継続時間の間人/切パターンサイク
ルを繰り返したあと、油温(基準温度に対する温度差)
が管理温度差を中心とする上限値を越えたとき冷凍機を
人となし、下限値以下になったとき切とする制御方法に
切換えて油温調整を行うようになしたので、高速回転時
には設定温度差を低速時よりも低い値に設定することに
より運搬熱量を冷凍機能力一杯まで上げることができ、
平衡温度を下げることが可能となり、軸受温度が上昇過
程にある初期運転のときにも前もって予測した温度上昇
に対応する運転サイクルを実施することにより積極的に
温度上昇を抑えることができる。従って比較的小さい容
量の冷凍機でも従来と同様の効果を発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部ブロンク線図を含む第1実施例の主軸冷却
装置の説明図、第2図は一部ブロック線図を含む第2実
施例の主軸冷却装置の説明図、第3図は従来の冷凍機の
制御機構のブロック線図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷却油の基準温度(TB)に対する温度差(TO
    −TB)が所定の管理温度差(TD)を中心とする一定
    温度幅になるよう冷凍機(12)を入/切させる通常運
    転サイクルにより油温管理を行う主軸冷却装置の油温調
    整方法において、予め主軸(3)の回転速度(S)に応
    じた冷凍機の入/切パターン及びそのパターンの継続時
    間を設定したパラメータを記憶させ、主軸回転指令によ
    り回転速度に対応する入/切パターン及び継続時間を選
    定して冷凍機の初期運転を行ったのち前記通常運転サイ
    クルに切換えることを特徴とする主軸冷却装置の油温調
    整方法。
  2. (2)比較演算部(20)にて管理温度差(TD)を中
    心とする一定温度幅(TD+TH)、(TD−TL)と
    冷却油の基準温度(TB)に対する温度差(TO−TB
    )とを比較して油温が一定温度幅になるよう冷凍機(1
    2)を入/切させる通常運転サイクルにて油温管理を行
    う主軸冷却装置において、予め主軸(3)の回転速度(
    S)に応じた冷凍機の入/切パターン及びそのパターン
    の継続時間を設定した第1パラメータ及び温度管理差を
    設定した第2パラメータを記憶する手段(13、15)
    と、主軸回転指令により前記第1パラメータ及び第2パ
    ラメータより回転速度に対応する条件を決定して記憶す
    る手段(14、16、17)と、前記第1パラメータよ
    り決定した条件にて初期運転を行ったのち前記第2パラ
    メータより決定した条件による通常運転サイクルに切換
    える切換タイマ部(22)とを含んでなることを特徴と
    する主軸冷却装置。
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