JP2001074318A - 冷却装置の制御方法 - Google Patents

冷却装置の制御方法

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JP2001074318A
JP2001074318A JP24702199A JP24702199A JP2001074318A JP 2001074318 A JP2001074318 A JP 2001074318A JP 24702199 A JP24702199 A JP 24702199A JP 24702199 A JP24702199 A JP 24702199A JP 2001074318 A JP2001074318 A JP 2001074318A
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hot gas
bypass circuit
gas bypass
temperature
compressor
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JP24702199A
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Masaaki Ota
正明 太田
Akio Ohigata
昭夫 大日方
Fukuichi Mochizuki
福一 望月
Tsuyoshi Maruyama
強志 丸山
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/021Inverters therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】省エネルギ性を飛躍的に高め、また、安定した
高度の冷却精度を維持する。 【解決手段】冷凍サイクルCを構成するコンプレッサ2
の回転周波数Xをインバータ3により一定の範囲Xd〜
Xuで可変して被冷却物Wの温度Twを制御するととも
に、温度Twがインバータ3によっては制御できない温
度まで低下したなら、ホットガスバイパス回路4を開く
制御を行うに際し、ホットガスバイパス回路4を開いた
状態で温度Twが上昇したなら、当該ホットガスバイパ
ス回路4を開いた状態でコンプレッサ2の回転周波数X
を上昇させるとともに、当該回転周波数Xが予め設定し
た設定周波数Xsに達したならホットガスバイパス回路
4を閉じ、かつコンプレッサ2の回転周波数Xを低下さ
せる制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工機等に
付設する冷却装置の制御に用いて好適な冷却装置の制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ加工機では、ワークの材
質,板厚,加工速度及び加工面粗度等によってレーザ側
の負荷が大きく変動する。したがって、レーザ加工機に
付設する冷却装置は、このような負荷変動に対して十分
に追従できる冷却性能が要求されるとともに、特に、加
工精度に大きく影響するミラー等の光学部品に対する熱
的安定性を確保し、加工品質の低下を回避する上から
も、温度変動の少ない高度の冷却精度が要求される。
【0003】ところで、この種の冷却装置は、凝縮器に
対する冷却方式の違いから水冷式タイプと空冷式タイプ
が存在する。水冷式タイプは、凝縮器の熱交換特性の優
位性から熱交換器を小型化できる利点を有するが、冷却
水供給用クーリングタワーを必要とし、また、定期的な
メンテナンスが必要となることから、レーザ加工機に
は、専ら空冷式タイプが採用されている。一方、空冷式
タイプは、気温によって一日の間でも冷却特性が変化す
る。このため、通常は、センサにより冷媒回路の圧力を
検出し、凝縮器を冷却する送風機をオン−オフ制御した
り、インバータによる回転周波数制御を行い、凝縮圧力
を一定に保つことによって適正な冷凍能力を維持してい
る。
【0004】他方、急激な負荷変動に対しては、コンプ
レッサの回転周波数をインバータにより可変制御するこ
とが有効である。従来、コンプレッサの回転周波数をイ
ンバータにより制御する場合、回転周波数に対して一定
の範囲(例えば、30〜90〔Hz〕)を設定し、設定
した範囲内で可変するとともに、冷却水の温度(水温)
がインバータによっては制御できない温度まで低下した
なら、ホットガスバイパス回路を開にする制御を行う。
これにより、冷凍能力をほとんど零にすることができ
る。
【0005】また、ホットガスバイパス回路が開いてい
るときに、水温が上昇すれば、コンプレッサの回転周波
数を上昇させる制御を行う。コンプレッサの回転周波数
を上昇させれば、急速に冷却が進行するため、もし、回
転周波数の上昇中に、ホットガスバイパス回路を閉じれ
ば、大きな温度変動を生じて冷却精度が低下する。した
がって、コンプレッサの回転周波数の上昇中は、通常、
ホットガスバイパス回路は開いた状態を維持し、回転周
波数が設定した範囲の上限に達した段階でホットガスバ
イパス回路を閉じる制御を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような冷
却装置における従来の制御方法は、次のような問題点が
あった。
【0007】第一に、コンプレッサの回転周波数が上昇
している間も冷却能力を低下させるホットガスバイパス
回路を開く必要があるため、無用なエネルギー損失を生
じ、省エネルギ性に劣る。
【0008】第二に、ホットガスバイパス回路を閉じる
際に、冷凍能力の急激な変動に基づく温度変動を生じる
虞れがあり、安定した高度の冷却精度を維持できない。
【0009】本発明は、このような従来の技術に存在す
る課題を解決したものであり、特に、省エネルギ性を飛
躍的に高めるとともに、安定した高度の冷却精度を維持
できる冷却装置の制御方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、冷凍サイクルCを構成するコンプレッサ2の回転周
波数Xをインバータ3により一定の範囲Xd〜Xuで可
変して被冷却物Wの温度Twを制御するとともに、温度
Twがインバータ3によっては制御できない温度まで低
下したなら、ホットガスバイパス回路4を開く制御を行
うに冷却装置1の制御方法において、ホットガスバイパ
ス回路4を開いた状態で温度Twが上昇したなら、当該
ホットガスバイパス回路4を開いた状態でコンプレッサ
2の回転周波数Xを上昇させるとともに、当該回転周波
数Xが予め設定した設定周波数Xsに達したならホット
ガスバイパス回路4を閉じ、かつコンプレッサ2の回転
周波数Xを低下させる制御を行うようにしたことを特徴
とする。
【0011】この場合、好適な実施の態様により、設定
周波数Xsは、ホットガスバイパス回路4を開いたとき
に失う冷凍能力Qa,Qb,Qcを補う回転周波数以上
に設定する。また、ホットガスバイパス回路4を開く際
に、コンプレッサ2の運転を停止することができる。一
方、少なくとも被冷却物Wを冷却するための設定温度T
sa,Tsb,Tscに対応してホットガスバイパス回
路4をバイパスする冷媒流量を可変することができる。
具体的には、ホットガスバイパス回路4に異なる冷媒流
量を設定した複数のキャピラリチューブ5a,5b,5
cを並列接続し、設定温度Tsa,Tsb,Tscに対
応してキャピラリチューブ5a,5b,5cを選択的に
使用してもよいし、ホットガスバイパス回路4に電動バ
ルブ6を接続し、設定温度Tsa,Tsb,Tscに対
応して電動バルブ6を制御してもよい。
【0012】これにより、コンプレッサ2の回転周波数
Xが、ホットガスバイパス回路4を開いたときに失う冷
凍能力Qa…を補う回転周波数に達した後、設定した範
囲Xd〜Xuの上限Xuに達する前に、ホットガスバイ
パス回路4を閉じる制御を行うため、無用なエネルギー
損失が回避されるとともに、ホットガスバイパス回路4
を閉じると同時にコンプレッサ2の回転周波数Xを低下
させる制御を行うため、ホットガスバイパス回路4を閉
じた際における冷凍能力Qa…の急激な変動が抑制さ
れ、ホットガスバイパス回路4を閉じる際の温度変動が
回避される。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本実施例に係る制御方法を実施でき
る冷却装置1の構成について、図3を参照して説明す
る。
【0015】冷却装置1は、冷凍ユニット10,冷却水
供給部11及び制御系12を備える。冷凍ユニット10
は、コンプレッサ2,凝縮器13,電子膨張弁14,熱
交換器15及びアキュムレータ16により冷媒が循環す
る冷凍サイクルCを構成するとともに、電子膨張弁14
の冷媒流出側とコンプレッサ2の冷媒吐出側は、ホット
ガスバイパス回路4により接続する。ホットガスバイパ
ス回路4は、異なる冷媒流量を設定した三つのキャピラ
リチューブ5a,5b,5cを並列接続して構成する。
この場合、各キャピラリチューブ5a,5b,5cには
それぞれ開閉バルブ17a,17b,17cを直列接続
し、開閉バルブ17a,17b,17cを開閉制御する
ことにより、各キャピラリチューブ5a,5b,5cを
選択的に使用できるようにする。
【0016】また、冷却水供給部11は、熱交換室18
を備え、この熱交換室18の内部に熱交換器15を配設
する。熱交換室18の内部には冷却水(被冷却物)Wが
収容され、熱交換器15により冷却された冷却水Wは、
不図示のレーザ加工機における各発熱部に供給される。
【0017】さらに、制御系12は、コンピュータ機能
を有する主コントローラ21を備える。コンプレッサ2
には当該コンプレッサ2の回転周波数Xを制御するイン
バータ3を接続し、このインバータ3は主コントローラ
21に接続する。一方、凝縮器13には当該凝縮器13
を空冷する送風機22を付設するとともに、送風機22
はインバータ23に接続し、このインバータ23はコン
トローラ24に接続する。これにより、コントローラ2
4は、圧力センサ25から検出される凝縮器13の吐出
側における冷媒圧力が高くなれば、送風機22の回転周
波数を上昇させ、冷媒圧力が低くなれば、送風機22の
回転周波数を低下させるインバータ制御を行う。また、
電子膨張弁14は主コントローラ21に接続する。これ
により、主コントローラ21は、熱交換器15の流出側
における冷媒温度が高くなれば、電子膨張弁14を開く
方向に制御し、冷媒温度が低くなれば、電子膨張弁14
を閉じる方向に制御する。
【0018】一方、26は気温(室内温度)Trを検出
する温度センサ、27は冷却水Wの温度(水温)Twを
検出する温度センサであり、それぞれ主コントローラ2
1に接続する。なお、28,29は冷媒圧力を検出する
圧力センサ、30,31は冷媒温度を検出する温度セン
サであり、いずれも異常検出用である。また、矢印Ho
は冷媒の循環方向,Hwは冷却水の流通方向をそれぞれ
示す。
【0019】次に、本実施例に係る制御方法を含む冷却
装置1の動作について、図1〜図3を参照して説明す
る。
【0020】最初に、本実施例の制御方法に係わる必要
な条件設定について説明する。図2は、コンプレッサ2
の回転周波数X〔Hz〕に対する冷凍能力Q〔Kcal
/h〕の関係を示したものであり、特性Aは水温Twが
高い場合(設定温度Tsa:30〔℃〕)、特性Bは水
温Twが中程度の場合(設定温度Tsb:10
〔℃〕)、特性Cは水温Twが低い場合(設定温度Ts
c:5〔℃〕)をそれぞれ示す。この特性A,B,Cは
気温Trを考慮して実験的に求めることができる。そし
て、設定温度Tsaの場合にはキャピラリチューブ5a
を、設定温度Tsbの場合にはキャピラリチューブ5b
を、設定温度Tscの場合にはキャピラリチューブ5c
をそれぞれ選択できるように設定する。
【0021】また、インバータ制御されるコンプレッサ
2における回転周波数Xの範囲は、Xd(30〔H
z〕)〜Xu(90〔Hz〕)に設定するとともに、ホ
ットガスバイパス回路4を開いたときに失う冷凍能力を
補う回転周波数を考慮して設定周波数Xsを設定する。
即ち、特性Aにおいて、ホットガスバイパス回路4を開
いたときに失う冷凍能力はQaであるため、設定周波数
Xsはこの冷凍能力Qaに対応するAd点における回転
周波数(60〔Hz〕)を設定する。
【0022】次に、冷却装置1の具体的な制御方法につ
いて説明する。今、設定温度Tsaを設定した特性Aに
基づいて、Aa点付近で比較的安定に温度制御が行われ
ているものとする。この状態から負荷が低下、即ち、水
温Twが低下すれば、主コントローラ21はコンプレッ
サ2の回転周波数Xを低下させる制御を行う。そして、
当該回転周波数XがXd(30〔Hz〕)に達すれば、
このときの冷凍能力はQaとなる(Ab点)。この際、
回転周波数XがXdまで低下したにも拘わらず、さら
に、負荷が低下した場合、コンプレッサ2の回転周波数
Xによっては制御できなくなり、主コントローラ21は
ホットガスバイパス回路4を開く制御を行う。具体的に
は主コントローラ21から開閉バルブ17aに開閉制御
信号を付与し、開閉バルブ17aのみを開く制御を行
う。これにより、冷媒はキャピラリチューブ5aを通っ
てバイパスし、冷凍能力Qはほとんど零になる(Ac
点)。したがって、このような特性が得られるように、
キャピラリチューブ5aによるバイパス時の冷媒流量が
設定されている。なお、必要により、ホットガスバイパ
ス回路4を開くと同時にコンプレッサ2の運転を停止さ
せてもよい。
【0023】他方、この状態、即ち、ホットガスバイパ
ス回路4を開いた状態で負荷(水温Tw)が上昇した場
合を想定する。この場合、冷却装置1は、図1に示すフ
ローチャートに従って動作する。まず、図1中、ステッ
プS1はホットガスバイパス回路4が開いた制御状態
(低負荷制御モード)を示している。この状態で水温T
wが上昇すれば、主コントローラ21はインバータ3を
制御し、コンプレッサ2の回転周波数Xを上昇させる制
御を行う(ステップS2,S3)。
【0024】そして、コンプレッサ2の回転周波数X
が、ホットガスバイパス回路4を開いたときに失う冷凍
能力Qaを補う回転周波数、即ち、設定周波数Xsに達
すれば、この時点(Ad点)で、ホットガスバイパス回
路4を閉じるとともに、同時にコンプレッサ2の回転周
波数Xを低下させる制御を行う(ステップS4,S
5)。この際、冷凍能力QはAd点から特性ラインLo
を経てAb点に移行することになるため、冷凍能力Qの
急激な変動は抑制され、この結果、温度変動も生じな
い。実施例は回転周波数Xを制御範囲の下限となるXd
まで低下させる場合を示したが、制御状態等に応じてX
dに至る途中で止めてもよい。
【0025】なお、図2中、特性ラインLpは回転周波
数Xを低下させることなしに、ホットガスバイパス回路
4を閉じた場合を示し、また、特性ラインLq,Lrは
従来の方法、即ち、ホットガスバイパス回路4を開いた
状態に維持し、コンプレッサ2の回転周波数Xが上限の
Xuに達した段階でホットガスバイパス回路4を閉じる
場合を示す。いずれも冷凍能力Qの急激な変動が発生し
て温度変動が大きくなってしまうとともに、特に、従来
の方法ではホットガスバイパス回路4を開いた状態を維
持することから相当なエネルギ損失を伴う。一方、回転
周波数Xを低下させる制御を行った後は、通常の温度制
御を実行する(ステップS6)。
【0026】他方、設定温度Tsb,Tscに基づく特
性B,Cの場合も、基本的には上述した特性Aの場合と
同じである。設定温度Tsbの場合はキャピラリチュー
ブ5bが選択され、設定温度Tscの場合はキャピラリ
チューブ5cが選択される。なお、特性B,Cに基づい
て制御されるにも拘わらず、キャピラリチューブ5aを
使用した場合は、図2に示すように、いずれも冷凍能力
Qaを失うことになり、ホットガスバイパス回路4を開
く際は、特性B,CにおけるBc点,Cc点にそれぞれ
移行する。しかし、異なる冷媒流量を設定したキャピラ
リチューブ5b,5cを選択すれば、特性B,Cであっ
ても冷凍能力がほとんど零になるAc点付近で制御する
ことができるとともに、設定周波数Xsも特性Aの場合
と同じ(60〔Hz〕)に設定でき、この設定周波数X
sによって、ホットガスバイパス回路4を開いたときに
失う冷凍能力Qb,Qcがそれぞれ補われる(Bd点,
Cd点)。したがって、このような特性が得られるよう
に、キャピラリチューブ5b,5cによるバイパス時の
冷媒流量が設定されている。このように、ホットガスバ
イパス回路4をバイパスする冷媒流量を可変するように
構成すれば、より省エネルギ性を高めることができる。
【0027】よって、本実施例に係る冷却装置1の制御
方法によれば、コンプレッサ2の回転周波数Xが、ホッ
トガスバイパス回路4を開いたときに失う冷凍能力Qa
…を補う設定周波数Xsに達したときに、ホットガスバ
イパス回路4を閉じる制御を行うため、無用なエネルギ
ー損失を回避でき、省エネルギ性が飛躍的に高められ
る。また、ホットガスバイパス回路4を閉じると同時に
コンプレッサ2の回転周波数Xを低下させる制御を行う
ため、ホットガスバイパス回路4を閉じた際における冷
凍能力Qa…の急激な変動が抑制され、もって、ホット
ガスバイパス回路4を閉じる際の温度変動が回避される
ことにより、安定した高度の冷却精度が維持される。
【0028】次に、本発明の変更実施例について、図4
を参照して説明する。図4は、ホットガスバイパス回路
4に電動バルブ6を接続し、設定温度Tsa,Tsb,
Tscに対応して電動バルブ6を制御するようにしたも
のであり、主コントローラ21はパルスコンバータ35
を介して電動バルブ6に接続する。これにより、主コン
トローラ21は制御信号をパルスコンバータ35に付与
することにより電動バルブ6を制御し、設定温度Tsa
の場合は、前記キャピラリチューブ5aに相当するバイ
パス時の冷媒流量を得るとともに、設定温度Tsbの場
合は、前記キャピラリチューブ5bに相当するバイパス
時の冷媒流量を得、さらに、設定温度Tscの場合は、
前記キャピラリチューブ5cに相当するバイパス時の冷
媒流量を得る。即ち、変更実施例はホットガスバイパス
回路4の変更例であり、基本的な制御方法は、図1〜図
3に示した実施例と同じである。その他、図4におい
て、図3と同一部分には同一符号を付し、その構成を明
確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
【0029】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,手法,数値等において、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができ
る。例えば、実施例は、設定周波数Xsをホットガスバ
イパス回路4を開いたときに失う冷凍能力を補う回転周
波数に設定したが、当該回転周波数以上、実施例を参照
すれば、60〜90〔Hz〕の間で設定できる。しか
し、省エネルギ性の観点からは60Hz付近に設定する
ことが最も望ましい。また、ホットガスバイパス回路4
をバイパスする冷媒流量を可変する場合を示したが、必
ずしも可変することを要しない。したがって、図3に示
す実施例ではキャピラリチューブは一つでもよい。この
場合、例えば、図2に示す特性B,Cにキャピラリチュ
ーブ5aを用いたとすれば、キャピラリチューブ5b,
5cを用いた場合に比べ、ホットガスバイパス回路4を
開いたときに失う冷凍能力Qb,Qcを補う回転周波数
は高くなる。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明に係る冷却装置の制
御方法は、ホットガスバイパス回路を開いた状態で温度
が上昇したなら、当該ホットガスバイパス回路を開いた
状態でコンプレッサの回転周波数を上昇させるととも
に、当該回転周波数が予め設定した設定周波数に達した
ならホットガスバイパス回路を閉じ、かつコンプレッサ
の回転周波数を低下させる制御を行うようにしたため、
次のような顕著な効果を奏する。
【0031】 コンプレッサの回転周波数が、ホット
ガスバイパス回路を開いたときに失う冷凍能力を補う回
転周波数に達した後、設定した範囲の上限に達する前
に、ホットガスバイパス回路を閉じる制御を行うため、
無用なエネルギー損失を回避でき、省エネルギ性を飛躍
的に高めることができる。
【0032】 ホットガスバイパス回路を閉じると同
時にコンプレッサの回転周波数を低下させる制御を行う
ため、ホットガスバイパス回路を閉じた際における冷凍
能力の急激な変動が抑制され、もって、ホットガスバイ
パス回路を閉じる際の温度変動の回避により、安定した
高度の冷却精度を維持できる。
【0033】 好適な実施の形態により、少なくとも
被冷却物を冷却するための設定温度に対応して、ホット
ガスバイパス回路をバイパスする冷媒流量を可変するよ
うにすれば、より省エネルギ性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る制御方法を実施す
る処理手順を示すフローチャート、
【図2】同制御方法を説明するためのコンプレッサの回
転周波数に対する冷凍能力の関係を示す特性図、
【図3】同制御方法を実施できる冷却装置のブロック系
統図、
【図4】本発明の変更実施例に係る冷却装置のブロック
系統図、
【符号の説明】
1 冷却装置 2 コンプレッサ 3 インバータ 4 ホットガスバイパス回路 C 冷凍サイクル W 被冷却物(冷却水) Xs 設定周波数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 福一 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオン 機械株式会社内 (72)発明者 丸山 強志 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオン 機械株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA03 CC05 DD02 EE02 EE09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルを構成するコンプレッサの
    回転周波数をインバータにより一定の範囲で可変して被
    冷却物の温度を制御するとともに、前記温度が前記イン
    バータによっては制御できない温度まで低下したなら、
    ホットガスバイパス回路を開く制御を行う冷却装置の制
    御方法において、前記ホットガスバイパス回路を開いた
    状態で前記温度が上昇したなら、当該ホットガスバイパ
    ス回路を開いた状態で前記コンプレッサの回転周波数を
    上昇させるとともに、当該回転周波数が予め設定した設
    定周波数に達したなら前記ホットガスバイパス回路を閉
    じ、かつ前記コンプレッサの回転周波数を低下させる制
    御を行うことを特徴とする冷却装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記設定周波数は、前記ホットガスバイ
    パス回路を開いたときに失う冷凍能力を補う回転周波数
    以上に設定することを特徴とする請求項1記載の冷却装
    置の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ホットガスバイパス回路を開く際
    に、コンプレッサの運転を停止することを特徴とする請
    求項1記載の冷却装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも被冷却物を冷却するための設
    定温度に対応して、前記ホットガスバイパス回路をバイ
    パスする冷媒流量を可変することを特徴とする請求項1
    記載の冷却装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記ホットガスバイパス回路に異なる冷
    媒流量を設定した複数のキャピラリチューブを並列接続
    し、前記設定温度に対応して前記キャピラリチューブを
    選択的に使用することを特徴とする請求項4記載の冷却
    装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記ホットガスバイパス回路に電動バル
    ブを接続し、前記設定温度に対応して前記電動バルブを
    制御することを特徴とする請求項4記載の冷却装置の制
    御方法。
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JP2018009746A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 オリオン機械株式会社 チラーの制御方法及び装置

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