JPH03202194A

JPH03202194A - 高濃度泥水の処理方法及び脱水装置

Info

Publication number: JPH03202194A
Application number: JP1344277A
Authority: JP
Inventors: Chikao Watabe; 渡部　愛雄
Original assignee: Mitani Sekisan Co Ltd
Current assignee: Mitani Sekisan Co Ltd
Priority date: 1989-12-28
Filing date: 1989-12-28
Publication date: 1991-09-03
Anticipated expiration: 2011-01-17
Also published as: JPH082437B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、高濃度泥水から脱水し、取扱い容易な含水
泥とすることを１」的としたＩ”＋１　＜’Ｊ度泥水の
処理方法及び脱水装置に関する。

（従来の技術）土木基礎工事などで生成する泥水の処理方法としては、
次の方法が知られている。

■　泥水をそのまま、又は凝集剤を添加してが布の中に
充填し、油圧装置により脱水分離するプレス方法 ■　遠心分離機を使用した遠心脱水方法■　上粒子の比
重により分離させる比ＩＩ′Ｔ差による分離方法 ■　高濃度泥水に硬化剤を添加して、同化搬出する硬化
剤による同化方法（発明により解決すべき課題）前記従来の方法中プレス方法は、固形物の粒度が比較的
大きい場合には効果的であるけれども、微細粒子（例え
ば１００ミクロン以下）を多く含む高濃度（比重１．３
以」二）の泥水に対しては、能率の低下が著しく、かつ
装置が大きくなり、機械損料の厖大化など、実用が国難
な問題点がある。

次に、遠心力による脱水についても、微細粒子の場合に
は十分な効果が期待できないのみならず、フロック剤を
使用して粒子を大きくしても、遠心力により粒子が破壊
され、再び微細化するおそれがあった。

また、比重分離については、低濃度泥水には効果的で、
特に土粒子の大きい場合、砂分な多く含む泥水には適し
ているが、微粒子を多く含有する高濃度の泥水に対して
は、泥水自体の粘性によって、粗粒子分が沈降できず、
事実１−重力による分離は不可能である。例えば、タン
クに貯留して分離させた場合に、１０％程度の上水を取
るのに１０時間位の長時間を要する問題点がある。

次に、硬化剤を使用して固化する方法も屡々知られてい
るが、高濃度泥水であっても、含水比は１００％を超え
る水分が含まれているので、硬化剤を多量（例えば比重
１．３の泥水に対しては、約５０〜］００ｋｇ／ｒｒｆ
’添加）に必要とし、経済的に高負担になると共に、撹
拌混合する為に広い場所を必要とする問題点があった。

（課題を解決する為の手段）然るにこの発明は、高濃度泥水に水を加えて比重を低下
させると共に、凝集剤を加えてフロックを沈殿させるよ
うにしたので、比重分離が効果的になり、前記従来の問
題点を解決したのである。

即ちこの発明は、高濃度泥水に水を加えて比重を１．３
以下に調整し、これに適量の凝集剤を添加してフロック
を沈殿させ、−Ｅ澄水を除去すると共に、沈澱したフロ
ックから減斤脱水することを特徴とした高濃度泥水の処
理方法である。また、凝集剤はｊｉｈ１分子凝集剤とし
たものである。次に、減圧脱水は、集積したフロックの
下部にスクリーンを介して、減圧して脱水することを特
徴としたものである。更に、減圧脱水は、集積したフロ
ックの中部及び下部を減圧して脱水することを特徴とし
たものである。次に、装置の発明は、沈殿したフロック
を収容する脱水タンクの下部にスクリーンを介して減圧
室を設け、該減圧室と水を収容する回収槽とを排水管で
連結すると共に、前記回収槽に真空ポンプの吸入管を連
結したことを特徴とする高濃度泥水の脱水装置である。

　前記において、比重を１．１以下にすると、水量が多
くなる問題点があり、比重１．３より大きくなると、高
濃度の為に凝集剤が有効に作用しないので、比重は１．
３〜１．１位が適当であり、１．２前後が好適である。

尤も、微粒子（５０ミクロン以下）の多い泥水と、相粒
子（１００ミクロン以上）を多く含む泥水とによって、
好適な比重が異なるので、土質により好適値が変化する
。　次に、比重選後の回収水中には凝集剤を含んでいる
ので、回収水は原則として再使用する。従って、使用水
１ｄと凝集剤を著しく節減することができる。

この発明において、タンクに沈殿し、脱水したフロック
群の含水比は７０％位となり、運搬等が可能となるので
、そのまま廃棄するか、土質によっては硬化剤を添加し
て、土壌改良材として使用することができる。

（作　　用）この発明は、高濃度泥水に水を加えて低濃度とし、かつ
凝集剤を加えるので、効率よくフロックを形成し、短時
間（１０〜２０分）に比重選が行われる。また、減ＬＬ
脱水により急速に脱水され、取扱い容易な含水用となる
、。

（実施例　Ｉ）杭穴掘削により生じた高濃度泥水（比重１．３５）　２
０ｒｒｆ’を沈澱槽Ｉに入れ、これに水１０耐２を加え
て比重を１．２３とし、これに凝集剤３（クリフロック
ＰＮ３３１１．栗田工業株式会社製）を５００ｇ／ｒｒ
ｌ’矢示Ｉ５のように加えてフロックを生成させると共
に、比重沈殿させ、２０分後、フロック４と上澄水５に
分離されるので、上澄水８ポを排水する。この排水は、
次に低濃度泥水を作る際の添加水として再使用する。

次に、前記フロックを脱水槽６に入れ、脱水槽の下室７
を５００　ｍｍ１１ｇに減圧すると、逐次脱水される１
、このようにして２０分間脱水したところ、ｌＯボの水
を得た。脱水後のフロック群の含水比は７０％であった
。図中８は真空ポンプ、９は回収槽であって、回収槽９
中の水は高濃度水を薄める際に再使用する。従って、沈
澱槽Ｉからの排水と、］！４Ｊ収ｎＪ９の水とによって
、高濃度水をＲすめる水は−１−分足りるので、使用水
景が多１１：゛になるおそれはない。

（実施例　２）次に、この発明の製置は第２図のように、脱水槽６の下
部に網ｌＯを介して砂＋１を敷き（例えば５ｃｍの厚さ
）、前記網１０の下室７と密封式の回収槽９とを排水バ
イブ１２で連結し、前記回収槽９の一側に真空ポンプ８
の吸入バイブ１３を連結したものである。前記において
、網１０上に、−１端を閉鎖した複数の網筒１６、】６
をフロックのほぼ中間部まで高上らせておけば、吸引脱
水効果を一層促進させることができる。

（発明の効果）この発明は、高濃度水を比重１．３以下に薄めるので、
凝集剤により効率よくフロックを生成し、沈澱させるこ
とができる効果がある。

また、フロックを集積し、その下部から減圧脱水するの
で、自重による水絞り効果と、減圧脱水効果により、効
率よく脱水し得ると共に、減圧の為に危険性がない効果
がある。また、上澄水及び回収水を適宜再使用するので
、この発明の実施により、新たに多１Ｌｉ′の水を必□
とすることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施工程を示す説明図で、（ａ）は
高濃度泥水を沈澱槽に入れた図、（ｂｌ　は同じく加水
した図、（ｃ）は同じく撹拌混合し、低濃度水とし、凝
集剤を添加した図、ｆｄｌ　は同じくフロックの沈澱し
た図、（ｅ）は同じく上澄水を排水した図、第２因は同
じく脱水の説明図である。ｌ・・・沈澱槽　２・・・加　水３・・・凝　集　剤　　　４・・・フロック５・・・上
澄水７・・・下　室９・・・回収槽６・・・脱水槽８・・・真空ポンプ１４・・・高濃度泥水

Claims

【特許請求の範囲】１　高濃度泥水に水を加えて比重を１．３以下に調整し
、これに適量の凝集剤を添加してフロックを沈殿させ、
上澄水を除去すると共に、沈澱したフロックから減圧脱
水することを特徴とした高濃度泥水の処理方法２　凝集剤は高分子凝集剤とした請求項１記載の高濃度
泥水の処理方法３　減圧脱水は、集積したフロックの下部にスクリーン
を介して、減圧して脱水することを特徴とした請求項１
記載の高濃度泥水の処理方法４　減圧脱水は、集積したフロックの内部及び下部を減
圧して脱水することを特徴とした請求項１記載の高濃度
泥水の処理方法５　沈殿したフロックを収容する脱水タンクの下部にス
クリーンを介して減圧室を設け、該減圧室と水を収容す
る回収槽とを排水管で連結すると共に、前記回収槽に真
空ポンプの吸入管を連結したことを特徴とする高濃度泥
水の脱水装置６　スクリーンはサンドマットとした請求項５記載の高
濃度泥水の脱水装置