JPH03201246A

JPH03201246A - 記録再生装置

Info

Publication number: JPH03201246A
Application number: JP1342047A
Authority: JP
Inventors: Akihiro Nishimura; 彰洋西村
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-12-27
Filing date: 1989-12-27
Publication date: 1991-09-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ビデオテープレコーダの如き磁気記録再生装
置やその他各種の情報処理装置等に使用して有効な記録
再生装置に関するものである。

従来の技術周知の如く、ビデオテープレコーダ用のテープカセット
には、その−側面に開口部が設けられ又、下面には、こ
の開口部と連続した切欠部が設けられている。そしてこ
のテープカセットをビデオテープレコーダに装着するこ
とによって、テープローディングガイドを切欠部からカ
セット内の磁気テープの内側に挿入させ、その後テープ
ローディングガイドを切欠部からテープカセット外に移
動させることによって磁気テープをテープカセット外へ
引出して所定のテープ走行路へローディングするように
されている。

ところで、従来は、開口部の前面を覆う回動自在の回動
蓋を設け、磁気テープが直接手に触れないようにし、磁
気テープが損傷されるのを防止する一方テープカセット
をビデオテープレコーダに装着した時は、回動蓋を回動
して開くようにしていた。

しかしながら、従来は、切欠部からテープカセット内部
への塵埃等の防止に対する考慮がなされていなかったた
めに、テープカセットの切欠部内に侵入した塵埃等が磁
気テープの磁性面に付着し、記録又は再生時にドロップ
アウトが増加する欠陥があった。

この欠点を解決する手段としてテープカセットの前面に
設けられた開口部に沿って張架された磁気テープを前面
から覆う前蓋と背面から覆う後蓋とから成る構造のテー
プカセットが提案されている。

以下、図面を参照しながら上述したような従来のテープ
カセット及びビデオテープレコーダについて説明する。

第９図に示すように、テープカセット本体９は合成樹脂
成形された長方形の上ハーフ１０ａと下ハーフ１０ｂと
で構成され、前記上ハーフ１０ａと前記下ハーフ１０ｂ
は上下方向から相互に嵌合されて一体の筐体を威してい
る。

前記テープカセット本体９の前面には、第１０図に示す
ように略カセット本体９の全幅に沿って開口部１１が設
けられている。そして前記開口部１１には磁気テープ１
２が張架されており、常時は、前蓋１３と後蓋１４によ
って覆われている。

前記前蓋１３は、第１１図に示すように略コ状をしてお
り、左右両端面１５．１６には一対の支点ヒン１７．１
８が設けられ、前記支点ピン１７゜１８は前記上ハーフ
１０ａの左右両端部に設けられた一対の溝部１９に挿入
されている。そして前記前蓋１３は前記支点ピン１７．
１８を中心として回動自在とされている。尚、前記支点
ピン１８側には、コイルバネ２０が装着されており、前
記前蓋１３は常時閉蓋方向に回動付勢されている。

又、前記前蓋１３の上蓋部２１の下面には一対のブラケ
ット２２．２３が設けられている。そして、一対の前記
ブラケット２２，２３．のビン孔２４．２５に前記内蓋
１４の左右両端に設けられた一対の支持ピン２６．２７
が挿入され、前記後蓋１４は、一対の前記支持ピン２６
．２７を中心として回動自在になっている。

前記下ハーフ１０ｂの前記開口部１１の両側には、一対
のテープガイド２８．２９が形成され、前記磁気テープ
１２が一対の前記テープガイド２８゜２９に案内されて
前記開口部１１に沿って張架されている。さらに前記一
対のテープガイド２８゜２９の後側には、一対のリブ３
０．３１が設けられており、前記一対のリブ３０，３１
の前面側は、滑らかな第１の傾斜面３２．Ｌ３が形成さ
れている。一方前記上ハーフ１０ａの前記下ハーフ１０
ｂの前記一対のリブ８０．３１に対向した位置に一対の
リブ３４．３５が設けられており、前記一対のリブ３４
，３５の後面側には滑らかな第２の傾斜面３６．３７が
形成されている。そして前記上ハーフ１０ａと前記下ハ
ーフ１０ｂが相互に嵌合された時、前記第１の傾斜面３
２．８３と前記第２の傾斜面３６．３７によって第１０
図に示すように一対の溝部３８が形成されるようになっ
ている。前記溝部３８には、前記後蓋１４の左右両端部
に設けられた一対のブラケット３９の一対のガイドピン
４０が摺動自在に挿入されている。

又、前記下ハーフ１０ｂの一側面には、ロック部材４１
が前記下ハーフ１０ｂに回動自在に設けられている。さ
らに前記ロック部材４１の後側には、板バネ４２が前記
下ハーフ１０ｂに挟持された状態で装着されており、前
記ロック部材４１が前方向に回動付勢されている。そし
て、常時は、前記前蓋１３の前記一端面１６に設けられ
た突起４３と前記ロック部材４１の爪部４４が係合し、
前記前蓋１３の回動を阻止するようになっている。

以上のように構成されたテープカセットについて、以下
その動作について説明する。

前記テープカセット本体９は、常時は第１２図に示すよ
うに前記開口部１１に張架された前記磁気テープ１２の
前面を前記前蓋１３と前記後蓋１４で夫々覆われている
。さらに前記前蓋１３の前記一端面１６に設けられた突
起４３と、前記下ハーフ１０ｂに回動自在に設けられた
前記ロック部材４１の前記爪部４４が係合され前記前蓋
１３の開閉を阻止している。

一方、前記テープカセット本体９を従来のビデオテープ
レコーダに挿入すると第１３図に示すように装置側に配
置された蓋ロツク解除部材４５によって前記ロック部材
４１が前記板バネ４２に抗してＤ方向に回動し、前記突
起４３と前記爪部４４の係合が開放され、前記前蓋１３
が回動できる状態になる。

その後、テープカセット本体９を第１４図に示すように
Ｅ方向に移動させると、装置側に配置された開蓋部材４
８によって後蓋１４の下側端面４６が突き上げられる。

このため、後蓋１４は、一対の溝部３８による案内を受
けて開蓋する。それと同時に、後蓋１４を回動自在に取
り付けた前蓋１３もコイルバネ２０に抗して上方へ回動
する。

以上、テープカセット本体９をビデオテープレコーダの
カセット装着位置に装着する際の開動作について述べた
が、テープカセット本体９をビデオテープレコーダから
取り出す時の動作は上述した開蓋動作と全く逆に戊され
る。

発明が解決しようとする課題しかしながら上記のような構成では、第１５図に示すよ
うに開蓋部材４８が後蓋１４の下側端面４６を突き上げ
る構成になっているため、その開蓋軌跡の途中で開口部
１１に張りめぐらした磁気テープ１２に接近する事にな
る。この時、磁気テープ１２がわずかでもたるむと開蓋
部材４８が磁気テープ１２に当りテープダメージが発生
するという問題があった。

また、このテープカセット本体９の装着動作を手で強く
装着した場合、その衝撃によって磁気テープ１２がたる
み、それと同時に開蓋部材４８が磁気テープ１２に強く
当りテープ切れが発生するという大きな問題も発生して
いた。

それに加えて、後蓋１４の下側端面４６の中央部を突き
上げているため、その中央部が大きくたわみ、長時間開
蓋状態にしておくと、後蓋１４に変形が発生していた。

この変形は閉蓋状態において前蓋１３の下側端面４７と
の合せ部４９（第１２図参照）にすきまを発生させる。

その結果、そのすきまから塵埃等が入って磁気テープ１
２に付着してドロップアウトが増加するという問題も発
生していた。

本発明は上記問題点に鑑み、テープカセットを記録再生
装置に装着してもテープダメージやテープ切れが防止で
き、かつ、後蓋の変形も防止できる記録再生装置を提供
するものである。

課題を解決するための手段上記問題点を解決するために本発明の記録再生装置は、
テープカセットの開蓋手段としてテープカセット本体に
設けられた後蓋案内溝によって案内される後蓋のガイド
ビン近傍部を突き上げる事により、テープカセットの蓋
を開閉させるものである。

作用本発明は上記した構成により、すなわちテープカセット
後蓋のガイドピン近傍部が、後蓋の下側端面と比べて、
架張されたテープから遠い距離にあるため、テープカセ
ットの装着時に、記録再生装置の開蓋部材がテープカセ
ット後蓋のガイドビン近傍部を突き上げても、開蓋部材
とテープとの当りを避けることができ、テープダメージ
の発生を防止できるものである。

実施例以下、本発明の一実施例について図面の第１図から第６
図を用いて説明する。なお、テープカセットについては
従来例と同等であるため、従来例と同一符号は同一部材
を示し、そのここでの詳細な説明は省略する。

第１図は本実施例の記録再生装置の斜視図である。１は
テープカセットガレージであり、ｌａはテープカセット
蓋のロックを解除するための蓋ロツク解除部材である。

３はテープカセットを所定の位置に位置決めするための
カセット位置決ピンである。４はリール台でテープカセ
ット内に収納されているリールと嵌合する。２はテープ
カセットの蓋を開蓋するための開蓋部材である。

以上のように構成された記録再生装置について、以下そ
の動作について説明する。

第１図の矢印Ａに示す方向にテープカセット９をテープ
カセットガレージ１に挿入する。その時、第２図に示す
ように、蓋ロツク解除部材１ａによって蓋ロツク部材４
１が板バネ４２に抗してＢ方向に回動し、前蓋１３の突
起４３と爪部４４の係合が開放され蓋１３．１４が回動
できる状態になる。

その後、テープカセット９を第３図に示すＣ方向に移動
させると、装置側に配置された開蓋部材２が後蓋１４の
ブラケット３９のガイドビン４０部に当接して突き上げ
ようとする。

そのため、後蓋１４は一対の溝部３日によって案内され
開蓋する。そして、同時に、後蓋１４を開動自在に取り
付けた前蓋１３もコイルバネ２゜に抗して上方へ回動す
る。第４図は開蓋状態を示す。開蓋状態では、テープカ
セット位置決めピン３はテープカセット９に設けられた
位置決め穴（図示せず）に嵌合し、また、リール台４は
テープカセットのリール（図示せず）に嵌合し記録再生
可能な状態となる。

ここでいう、ブラケット３９は第５図に示すように後蓋
１４の下方の両側面に位置している。第６図は後蓋１４
の側面図であるが、ブラケット３９は斜線で示している
所でありテープ１２から遠ざかる方向に突出している。

４０はブラケット３９に設けられたガイドピンである。

そして、この開蓋時第３図に示すように開蓋部材２はテ
ープ１２から離れた後蓋１４のブラケット３９のガイド
ビン４０部を突き上げているため、テープ１２にたるみ
が生じてもテープ１２と開蓋部材２は当接しないために
テープダメージやテープ切れは発生しない。

それに加えて、従来例では後蓋１４の下側端面４６の中
央部を突き上げていたため、−後蓋１４が変形しやすい
問題があったが、本実施例では後蓋１４のがイドビン４
０部を突き上げており、このガイドビン４０部は後蓋１
４の側面に位置し、かつ、ガイドビン４０はテープカセ
ット本体９の溝部３８に嵌合されているために、後蓋１
４は変形しない。

また、最近の記録再生装置は、第７図に示すように大き
さの異なる複数のテープカセット５，６を装着するもの
がある。

第７図に示すようにそのテープカセット５，６は前面の
開口部（斜線部）７が同一の寸法でテープカセット５，
６の外形寸法がリール５ａ、６ａの大きさに比例して大
きくなっている。

第８図から明らかなように、大小のテープカセット５．
６の開口部７が同一であるため本実施例で示したテープ
カセットの後蓋８が共通になる。よって、本実施例の開
蓋手段を実施すれば、後蓋のガイドピン部で開蓋するた
め一つの開蓋部材で複数のテープカセットの蓋の開蓋が
できる事になる。

この場合のカセット位置決めピン３及びリール台４等は
、装着される各テープカセットサイズに応じて移動する
か、もしくは、その装着されるテープカセットの数に応
じたカセット位置決めピン３及びリール台４の数を設け
る事になる。

ここでは、特にブラケット３９のガイドビン４０部を突
き上げているが、第６図に示すようにガイドピン４０近
傍部であるブラケット３９を突き上げても同様の効果が
得られる。

以上のように、テープカセット９の蓋１３．１４の開蓋
手段をテープカセット後蓋１４のブラケット３９を突き
上げて開蓋する事により、従来発生していた開蓋部材と
の当りによるテープダメージやテープ切れ等の大きな問
題が防止できる。

それに加えて、後蓋１４の変形も防止できるため閉蓋状
態において前蓋１５との合せ部４９に間隙が生じない。

その結果、塵埃等が入らないためテープのドロップアウ
ト増加が防止できる。

また、複数のテープカセットが装着できる記録再生装置
においては、一つの開蓋部材で複数のテープカセットの
蓋の開蓋ができる。

発明の効果以上のように本発明によれば、テープカセットを手で強
く装着させても、テープダメージ及びテープ切れが発生
せず、さらに後蓋の変形も防止可能である。また、複数
のテープカセットが装着できる記録再生装置においては
、ひとつの開蓋部材で複数のテープカセットの蓋が開蓋
できる等、その効果はきわめて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記録再生装置の斜視図、第
２図は同装置のカセットガレージにテープカセットを挿
入した時の要部断面図、第３図及び第４図は同装置の開
蓋手段を示す要部断面図、第５図は後蓋の斜視図、第６
図は後蓋の側面図、第７図及び第８図は同一フォーマッ
トで大きさの異なるテープカセットの平面図、第９図及
び第１０図は従来例のテープカセットの斜視図、第１１
図は同テープカセットの要部分解斜視図、第１２図は同
テープカセット開口部の要部断面図、第１３図は従来例
の記録再生装置のカセットガレージにテープカセットを
挿入した時の要部断面図、第１４図及び第１５図は同装
置の開蓋手段を示す要部断面図である。１・・・・・・カセットガレージ、２・・・・・・開蓋
部材、３・・・・・・カセット位置決めピン、４・・・
・・・リール台、１３・・・・・・前蓋、１４・・・・
・・後蓋、３９・・・・・・ブラケット部、４６・・・
・・・後蓋の下側端面、４７・・・・・・前蓋の下側端
面。

Claims

【特許請求の範囲】

収納したテープを前面開口に沿って掛け渡してあるカセ
ット本体と、そのテープの前面側を覆うべくカセット本
体に回転自在に取付けた前蓋と、そのテープの後面側を
覆うべく前蓋に回動自在に取付けた後蓋とを有し、かつ
、前記後蓋に被ガイドピンを設け、その被ガイドピンを
案内するガイド溝を前記カセット本体に設けたテープカ
セットを装着する記録再生装置であって、その記録再生
装置には前記テープカセットの前記前後蓋の開蓋用部材
が設けられ、開蓋時には前記開蓋用部材が前記後蓋の被
ガイドピン近傍部を押し当てながら前記後蓋と前記前蓋
を開蓋状態にすることを特徴とした記録再生装置。