JPH03200773A - 光学活性スルフィド誘導体の取得方法 - Google Patents

光学活性スルフィド誘導体の取得方法

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JPH03200773A
JPH03200773A JP34473689A JP34473689A JPH03200773A JP H03200773 A JPH03200773 A JP H03200773A JP 34473689 A JP34473689 A JP 34473689A JP 34473689 A JP34473689 A JP 34473689A JP H03200773 A JPH03200773 A JP H03200773A
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sulfide derivative
optically active
threo
difluorophenyl
butan
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JP34473689A
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Naohito Ohashi
尚仁 大橋
Hiroshi Miyauchi
浩 宮内
Junji Ito
淳二 伊藤
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式(1) (式中R,R’はアルキル基を意味し、x’、xX s
は水素原子又はハロゲン原子を意味する〉で表わされる
スルフィド誘導体の光学分割方法に関する。一般式(1
)で表わされるスルフィド誘導体は、 (式中R,R’はアルキル基を意味し、x’、xX3は
水素原子又はハロゲン原子を意味する)で表わされるス
ルホン誘導体の合成中間体として非常に重要な化合物で
ある(特開昭61−85369号)一般式(If)で表
わされるスルホン誘導体は、抗真菌剤、抗カビ剤として
有用なものであり、(特開昭57−165370号、特
開昭58−185571号)、光学活性体の一方が強い
抗真菌活性を示すことが知られている〔第8回メディシ
ナルケミストリーシンポジウム(昭和61年)講演要旨
集〕。
従って、一般式(I)で表わされるスルフィド誘導体の
光学活性体は、一般式(If)で表わされるスルホン誘
導体の光学活性体を得るための、極めて重要な合成中間
体である。
〔従来の技術および問題点〕
一般式(1)で表わされるスルフィド誘導体の光学活性
体の合成法としては、中間体であるジオール体を光学活
性な酸クロリドと反応させ、生じる2種のジアステレオ
マーエステル体を結晶化、およびシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて分離する操作を経て光学活性なジオ
ール体を得、これから光学活性スルフィド誘導体を得る
方法が知られている〔第8回メディシナルケミストリー
シンポジウム(昭和61年〉講演要旨集第9頁〕しかし
、この方法は、2種のジアステレオマーエステルの分離
効率が悪く工業的方法としては適さなかった。
また、一般式(1)で表わされるスルフィド誘導体は、
濃厚な塩酸水溶液、濃厚な塩酸−メタノール溶液あるい
は濃厚な塩酸水−メタノール混合溶液中では、塩酸塩を
形成し、溶解するが、この溶液を単に水またはメタノー
ルにて希釈するのみで、粗分解が起こり、一般式(1)
で表わされるスルフィド誘導体それ自身が、結晶として
析出することがわかっている。このことは、塩としては
一船的にきわめて存在し易いと考えられている塩酸塩と
してすら存在しにくいことを示すものである。
従って、一般式(1)で表わされるスルフィド誘導体と
光学活性な酸との塩化によるジアステレオマー塩の分割
は、きわめて困難と考えられていた。
かかる状況下、本発明者らは一般式(1)で表わされる
スルフィド誘導体の光学活性体を効率良く取得する方法
を鋭意検討した結果、本発明方法を完成させた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、一般式(I)で表わされるスレオまたはエリ
スロースルフィド誘導体のd体と1体からなる混合物を
、光学分割剤として光学活性なカンファースルホン酸を
用いて光学分割し、光学活性なスルフィド誘導体を取得
するという方法に関する。
更に詳しくは、本発明は一般式(I)で表わされるスル
フィド誘導体のd体と1体からなる混合物と3−置換あ
るいは無置換のD又はL−力ンファースルホン酸とを適
当な溶媒中で反応させ、2種類のジアステレオマー塩を
生成させ、これらの塩の溶媒に対する溶解度差を利用し
て分別し、得られる所望のジアステレオマー塩を分解し
て、所望の配位を有する光学活性スルフィド誘導体を得
るという方法である。
一級式(1)のRおよびR′におけるアルヰル基は、直
鎮状または分枝状のいずれでもよく、好適には低級アル
キル基が挙げられ、さらに具体的には、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピルまたはブチル基等の炭
素原子数1〜4のアルキル基が挙げられる。中でもメチ
ル基が特に好適な例である。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子あるいはヨウ素原子が挙げられる。
XI 、)(2、XIの置換基のついたフェニル基とし
ては、具体的には2.4−ジフルオロフェニル、2.4
−ジクロロフェニル基等が最も好適な例として挙げられ
る。
一般式(1)で表わされるスルフィド誘導体は不斉炭素
を2個有するため、立体異性体としてスレオ体及びエリ
スロ体が存在するが、本発明の方法は、いずれの立体異
性体にも適用可能であり、とりわけスレオ体に有効であ
る。
本発明は、具体的には次の方法により実施する一般式(
1)のスルフィド誘導体と、D−カンファースルホン酸
あるいは、L−力ンファースルホン酸とを、溶媒中に溶
解し、塩を形成せしめる。次いで、生ずる2種のジアス
テレオマー塩のうちの一方を優先的に晶出せしめる。
光学活性なカンファースルホン酸としては、例えば、D
−10−カンファースルホン酸、L−10−カンファー
スルホン酸のような光学活性無置換カンファースルホン
酸、あるいは、3−ブロモd−8−カンファースルホン
酸、3−ブロモ−d−10−カンファースルホン酸のよ
うな3−ハロ置換カンファースルホン酸などが挙げられ
る。
溶媒としては例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン(
0−キシレン、m−キシレン、p−キシレンあるいはこ
れらの混合物〉などの芳香族系溶媒、例えばテトラヒド
ロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、例えばア
セトン、2−ブタノンなどのケトン系溶媒、例えばアセ
トニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シドなどの高極性非プロトン性溶媒、例えばジクロロメ
タン、クロロホルム、ジクロロエタンなどのハロゲン系
溶媒、例えばt−ブチルアルコールなどのアルコール系
溶媒等を挙げることができる。好ましい溶媒としては、
例えば芳香族系溶媒が挙げられる。また、これらを任意
の割合で混合して用いることもできる。この場合、高い
光学純度を効率よく得るには芳香族系溶媒を主溶媒とし
て用いることが好ましい。ただし、水またはメタノール
の単独溶媒は、本発明の塩形成溶媒には適さない。
溶解し塩を形成せしめる際の温度としては、室温から溶
媒の沸点までの幅で行うことができるが、塩の形成を容
易に行うこと及び、溶解度差により一方のジアステレオ
マー塩を優先的に析出させ易くすることから、溶媒の沸
点近くまで加温することが好ましい。この際、溶媒の一
部を留去することにより、反応系内から水を除去するこ
ともできる。また、析出した塩を分離する前に、必要に
応じ冷却し、析出晶を増加させることもできる。
分割剤としてのD−カンファースルホン酸あるいはL−
カンファースルホン酸の使用量は、基質に対して0.5
〜2.0当量、好ましくは1当量前後が適当である。
なお、予め用意しておいた光学純度の高い塩を結晶化時
に接種することも可能である。
得られた結晶を、先に挙げた溶媒中で再結晶、または同
溶媒中に懸濁撹拌した後濾過することにより、光学純度
をより向上させることも可能である。この時に用いる溶
媒は、最初の塩の形成に用いたのと同じ溶媒でも良く、
また、別の溶媒を用いてもよい。
また、本発明方法では、2種のジアステレオマー塩の混
合物を予め単離しておき、これを前述の溶媒を用い再結
晶、または同溶媒中に懸濁撹拌した後濾過して、ジアス
テレオマー塩の一方だけを取り出すこともできる。
これらの方法で得られたジアステレオマー塩は、通常の
塩分解法を経て光学活性なスルフィド誘導体を単離する
ことができる。即ち、例えばジアステレオマー塩をアル
カリ水中に加え、光学活性なカンファースルホン酸はア
ルカリ金属塩として水慴に移行させ、光学活性スルフィ
ド誘導体は結晶として析出させ、これを分離し単離する
ことができる。
従って、本発明の方法により、−形式(1)で表わされ
るスルフィド誘導体の6体と1体の混合物から、光学純
度の高い6体及び1体をそれぞれ高収率で得ることが可
能である。
〔本発明の効果〕
本発明方法を用いることにより光学活性スルフィド誘導
体、なかでも光学活性スレオ−2−(24−ジフルオロ
フェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ブタン−2−オールを、工業的に
有利な方法で得ることが可能となった。
〔実施例〕
次に、本発明を以下の実施例によって説明するが、これ
はその−例にすぎないものであって、これのみに何ら限
定されるものではない。
実施例1 トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの光学分
割 反応容器に5.99gの(±)−スレオ−2−(24−
ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ1− (1,2
,4−)リアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、
 5.01gのD−10−カンファースルホン酸・1水
和物およびトルエン36−を加え、加熱を行い、還流下
結晶を溶解せしめた。
還流下トルエン6−を留去したのち、反応液を40℃ま
で冷却し、40℃にて純度の高い結晶を接種し、1時間
保温して結晶を析出させた。その後、室温まで冷却して
析出晶を濾取し、トルエン10m!!で洗浄したのち減
圧下乾燥して、4.46gの(−)−スレオ−2−(2
,4−ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(
1,2,4−)リアゾール−1−イル)ブタン−2−オ
ールのDlo−カンファースルホン酸塩を得た。
光学純度  51.4%e、 e、  ()IPLC分
析値)融   点   81〜90℃    (分 解
)[’r)a’     1g、9°    (C= 
0.50. CHCl、)なお、濾液を濃縮し、(+)
−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−
メチルチオ1− (1,2,4−)リアゾール−1−イ
ル)ブタン−2−オールのD−10−カンファースルホ
ン酸塩を主成分とするアモルファスを得た。
光学純度  36.9%e、 e、  ()lPL(:
分析値)CaE ’A’   +41.4”    (
C=0.51.C)IcIs)得られた(−)−スレオ
体の塩の結晶4.23gにトルエン30−を加え、50
℃で2時間保温した。室温まで冷却して結晶を濾取し、
トルエン10−で洗浄したのち減圧乾燥して、2.86
gのく−〉スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル
)3−メチルチオ−1−(1,2,4−)リアゾール−
1−イル)ブタン−2−オールのD−10−力ンファー
スルホン塩酸を得た。核磁気共鳴スペクトルの測定結果
より、塩基と酸の組成比は1:1であることが判明した
光学純度  90.4%e、e。
融   点   90〜96℃ 〔αE8538.4゜ ()IPLc分析値) (分 解) (C= 0.50. C)HCl3) また、この結晶はトルエンを重量比で6%含んでいるこ
とが核磁気共鳴スペクトルにより確認され、その元素分
析値(実測値)は、(−)−スレオ−2−(2,4−ジ
フルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,
4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、D
−10〜カンフアースルホン酸およびトルエンの組成比
を1=l:l/3とする計算値と一致した。
さらに、以上の方法により得られた光学純度の高い(−
)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチルチオ−1−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)ブタン−2−オールのD−10−カンファースル
ホン酸塩2.00gを飽和重曹水6.0atl’中に攪
拌下ゆっくりと加えた。40℃で1時間保温したのち、
室温まで冷却し、生じた結晶を濾取した。10−の水で
洗浄後、減圧下乾燥して、1.03gの(−)−スレオ
−2−(24−ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ
−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル〉ブタン
−2−オールを得た。これをトルエンとヘブタンの混合
溶媒より再結晶し、純粋な(−)−スレオ−2−(2,
4−ジフルオロフェニル)−3メチルチオ−1−(1,
2,4−)リアゾール1−イル)ブタン−2−オールを
得た。
光学純度  〜100%e、 e、(IIPLc分析値
)融   点  134.5〜135.0℃[α] I
i’   −126,7°  (C= 0.51. C
)IcIs)元素分析値(測定値)C52,1584,
98N 14.17(計算値)C52,16N 5.0
5 N 14.04参考例1 の製造 実施例1で得られた(−)−スレオ−2−〈24−ジフ
ルオロフェニル〉−3−メチルチオ−1−(1,2,4
−)リアゾール−1−イル〉ブタン−2−オール400
■を161nlのクロロホルムに溶解し、水冷下580
■メタクロロ過安息香酸を加えた。水冷下30分間撹拌
後、室温にて1時間半撹拌した。
反応液に飽和チオ硫酸す)IJウム溶液15rd、を加
え、20分間撹拌したのち、有機層を分離し、水層より
クロロホルムにて抽出した。有機層を合わせて1規定水
酸化ナトリウム水溶液、飽和塩化アンモニウム水溶液、
飽和食塩水にて順次洗浄し、無水芒硝で乾燥後、減圧下
溶媒留去して(−)スレオ−2−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4
−)リアゾール−1−イル)ブタン−2−オールを得た
。これをイソプロピルアルコールより再結晶し365 
mgの純粋な(−〉−スレオ−2−(2,4−ジフルオ
ロフェニル)3−メチルスルホニル−1−(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールを得た
光学純度  〜100%e、 e、  (HPLC分析
値)融   点   148.0〜148.5℃[α]
1S−39,0°  (C= 1.0. MeOH)元
素分析値(測定値)C47,12H4,57N12.7
2 S10.1(計算値)C47,13H4,56N1
2.68 S9.68実施例2 光学分割 反応容器に5.00gの(±)−スレオ−2−(24−
ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2
,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、
4.18gのD−10−力ンファースルホン酸・1水和
物およびキシレン(混合物137、5〜141.5℃留
分)25−を加え、加熱を行い、還流下結晶を溶媒せし
めた。反応液を35℃まで冷却し、35℃にて純度の高
い種晶を接種し、室温にて3時間撹拌して結晶を析出さ
せた。
析出晶を濾取し、キシレン10mfで洗浄したのち減圧
下乾燥して、3.01gの(−)−スレオ−2−(2,
4−ジフルオロフェニル〉−3−メチルチオ−1−(1
,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オー
ルのD−10のカンファースルホン酸塩を得た。
光学純度  66.2%e、 e、  (HPLC分析
値〉融   点   78〜82℃    (分  解
)〔αEP     22.2°    (C= 0.
50. CHCl、)得られた結晶2.86gにキシレ
ン15−を加え、50℃で2時間保温した。室温まで冷
却し、室温にて3時間撹拌後、結晶を濾取した。キシレ
ン10−で洗浄したのち、減圧下乾燥して2.04gの
(−)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メチルチオ−1−(1,2,4−トリアゾール−
1−イル)ブタン−2−オールのD−1O−カンファー
スルホン酸塩を得た。核磁気共鳴スペクトルの測定結果
より、塩基と酸の組成比はl:1であることが判明した
光学純度  91.5%e、 e、  (HPLC分析
値)融   点   84〜88℃    (分  解
)Ca〕fi’   −39,6°   (C= 0.
50. CHCl、)また、この結晶はキシレンを重量
比で約8%含んでいることが核磁気共鳴スペクトルによ
り1ilkuされ、その元素分析値(実測値)は、(−
)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチルチオ−1−(1,2,4−)リアゾール−1−
イル)ブタン−2−オール、D−10−カンファースル
ホン酸およびキシレンの組成比を1:lO,4とする計
算値と一致した。
さらに、以上の方法により得られた光学純度の高い(−
)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチルチオ−1−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)ブタン−2−オールのD−10−カンファースル
ホン酸塩1.5C1gを飽和重曹水4.Od中に撹拌下
ゆっくりと加えた。40℃で1時間保温したのち、室温
まで冷却し、生じた結晶を濾取した。5−の水で洗浄後
、減圧不乾燥して0.74gの(−)−スレオ−2−(
2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−
(1,2,4−)リアゾール−1−イル)ブタン−2−
オールを得た。これをトルエンとへブタンの混合溶媒よ
り再結晶し、純粋な(−)−スレオ−2−(2,4−ジ
フルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,
4−)リアゾール−1−イル〉ブタン−2−オールを得
た。
光学純度 融   点 〔α〕r 元素分析値 実施例3 93.5% e、e。
130〜133℃ −120,4° (C= 0.50. CHCl3)(
測定値)C52,13)15.06 N14.0951
1.1(計算値)C52,16)15.05 N14.
04 S10.71光学分割 反応容器に1.OOgの(±)〜スレオー2−(24−
ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ=1− (1,
2,4−)リアゾール−1−イル)ブタン−2−オール
、0.84gのD−10−カンファースルホン酸および
3−のバラ−キシレンを加え100℃に加熱して結晶を
溶解せしめた。反応液を40℃まで冷却し、純度の高い
種晶を接種し、室温で3時間撹拌し、結晶を析出させた
。析出晶を濾取し、バラ−キシレン3−で洗浄したのち
減圧不乾燥してDJ5gの(−)−スレオ−(2,4−
ジフルオロフェニル〉−3−メチルチオ−1−(1,2
,4−)リアゾール−1−イル)ブタン−2−オールー
D−10−カンフアースルホン酸塩を得た。
光学純度 融   点 〔α〕25 実施例4 67.1%e、e、  ()IPLc分析値)70〜7
6℃  (分 解) 23.4 °  (C= 0.50. CHCl5)光
学分割 溶媒としてオルト−キシレン5−を用いた以外は実施例
3と同様の操作を行い、0.39gの(−)スレオ−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ−
1−(1,2,4−)リアーゾール−1−イル〉ブタン
−2−オールのD−10−カンファースルホン酸塩を得
た。
光学純度  81.5%e、e、  (HPLC分析値
)融   点   80〜88℃    (分  解)
〔α〕8’      32.1  °  (C= 0
.54. CHCla)実施例5 反応容器に898■の(±)−スレオ−2−(24−ジ
フルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,
4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール、9
88■の3−ブロモ−d−8−カンファースルホン酸・
1水和物およびトルエン10−を加え、加熱を行い、還
流下結晶を溶解せしめた。反応液を40℃まで冷却し、
40℃にて純度の高い種晶を接種したのち室温にて3時
間撹拌して結晶を析出させた。析出晶を濾取し、トルエ
ン7−で洗浄したのち減圧不乾燥して、713■の(=
)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチルチオ−1−(1,2,4−トリアゾール−1−
イル)ブタン−2−オールの3−ブロモ−d−8−カン
ファースルホン酸塩を得た。
光学純度  89.1%e、e、  (HPLC分析値
)融   点  162〜165℃  (分 解)[α
)!’   −10,0°   (C= 0.50.1
jlC1a)なお、濾液を濃縮し、(+〉−スレオ−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ−
1−(1,2,4−)リアゾール−1−イル)ブタン−
2−オールの3−ブロモ−d−8−カンファースルホン
酸塩を主成分とするアモルファスを得た。
光学純度  56.0%e、e;  (HPLC分析値
)(α) ii’   +78J°   (C= 0.
50. CHCl、)得られた(−)−スレオ体の塩の
結晶684■にトルエン5.5+at’を加え、50℃
で2時間保温した。室温まで冷却して結晶を濾取し、ト
ルエン5IIIi′で洗浄したのち減圧下乾燥して、6
22■の(−)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)ブタン−2−オールの3−ブロモ−
d−8−カンファースルホン酸塩を得た。核磁気共鳴ス
ペクトルの測定結果より、塩基と酸の組成比は1:1で
あることが判明した。
光学純度  98.7%e、e、  (HPLC分析値
)融   点  167〜169℃  (分  解)[
cr) P    17.9°   (C= 0.50
. CHCl、)元素分析値′ (測定値)C45,07H4,89N6.86 S10
.1 0r12.2(計算値)C45,25H4,95
N6.88310.50 Br13.09さらに以上の
方法により得られた光学純度の高い(−)−スレオ−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ−
1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル〉ブタン−
2−オールの3−ブロモ−d−8−力ソファースルホン
酸塩400■を飽和重曹水1.6IR1中に撹拌下ゆっ
くりと加えた。40℃で1時間保温したのち室温まで冷
却し、生じた結晶を濾取した。2−の水で洗浄後、減圧
下乾燥して、190■の(=)−スレオ−2(2,4−
ジフルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2
,4−)リアゾール−l−イル)ブタン−2−オールを
得た。これをトルエンとヘプタンの混合溶媒より再結晶
し、純粋な(−)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,4−)リ
アゾール−1−イル)ブタン−2−オールヲ得り。
光学純度  100%e、e、  (HPLC分析値)
融   点    134.5〜135.0℃Ca〕P
   126.1°   (C= 0.50. CHC
l、)元素分析値 (測定値)C52,0085,08
N14.OI S10.4(計算値)C52,1685
,05N14.04510.71実施例6 光学分割 反応容器に200■の(±)−スレオ−2−(24−ジ
フルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,
4−)リアゾール−1−イル〉ブタン−2−オール、2
20■の3−ブロモ−d−8−カンファースルホン酸・
1水和物および2−のキシレン(混合物、137.5〜
141.5℃留分)を加え、加熱を行い、還流下結晶を
溶解せしめた。反応液を50℃まで冷却し、純度の高い
種晶を接種したのち2時間撹拌し、結晶を析出させた。
析出晶を濾取し、キシレン2dで洗浄したのち減圧下乾
燥して187■の(−)−スレオ−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,4
−)リアゾール−1−イル)ブタン−2−オールの3−
ブロモ−d−8−カンファースルホン酸塩を得た。
光学純度  88.6%e、e、(HPLC分析値)融
   点  160〜165℃  (分  解)〔α)
 !’   7.1@(C= 0.50. CHCIa
)実施例7 光学分割 溶媒としてベンゼンを用い、結晶の濾取を室温で行った
以外は実施例6と全く同様の操作を行い144■の(−
)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチルチオ−1−(1,24−トリアゾール−1−イ
ル)ブタン−2−オールの3−ブロモ−d−8−カンフ
ァースルホン酸塩を得た。
光学純度  94.7%e、e、(flPLc分析値)
融   点  164〜167℃  (分  解)〔α
〕±5−15.6°     (C= 0.50. C
lICl3>以   上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中RおよびR′はアルキル基を意味し、X^1、X
    ^2、X^3は水素原子又はハロゲン原子を意味する。 ) で表わされるスルフィド誘導体のd体とl体の混合物に
    、光学活性な3−置換または無置換のカンファースルホ
    ン酸を作用させ、生じる2種のジアステレオマー塩を溶
    解度差を利用して、分離し、得られる塩を分解し光学活
    性なスルフィド誘導体を得ることを特徴とするスルフィ
    ド誘導体の光学分割方法。
  2. (2)一般式( I )で示されるスルフィド誘導体が(
    ±)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−
    3−メチルチオ−1−(1,2,4−トリアゾール−1
    −イル)ブタン−2−オ−ルである請求項1に記載の方
    法。
  3. (3)一般式( I )で表されるスルフィド誘導体の光
    学活性体と光学活性な3−置換または無置換のカンファ
    ースルホン酸との塩。
  4. (4)(−)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェ
    ニル)−3−メチルチオ−1−(1,2,4−トリアゾ
    ール−1−イル)ブタン−2−オールとD−10−カン
    ファースルホン酸または3−ブロモ−d−8−カンファ
    ースルホン酸との塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1995034542A1 (fr) * 1994-06-10 1995-12-21 Tokyo Tanabe Company Limited Compose de triazole et agent antifongique contenant ledit compose en tant qu'ingredient actif

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WO1995034542A1 (fr) * 1994-06-10 1995-12-21 Tokyo Tanabe Company Limited Compose de triazole et agent antifongique contenant ledit compose en tant qu'ingredient actif

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