JPH03109379A - スルホン誘導体の光学分割方法 - Google Patents

スルホン誘導体の光学分割方法

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JPH03109379A
JPH03109379A JP24777589A JP24777589A JPH03109379A JP H03109379 A JPH03109379 A JP H03109379A JP 24777589 A JP24777589 A JP 24777589A JP 24777589 A JP24777589 A JP 24777589A JP H03109379 A JPH03109379 A JP H03109379A
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JP
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acid
threo
bromo
difluorophenyl
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Hiroshi Miyauchi
浩 宮内
Naohito Ohashi
尚仁 大橋
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般式N) (式中R,R’ はアルキル基を意味し、x’、x’X
3は水素原子又はハロゲン原子を意味する)で表わされ
るd体と1体の混合物からなるスルホン誘導体の光学分
割方法に関する。
一般式〔I〕で表わされるスルホン誘導体は抗真菌剤、
抗カビ剤として有用なものである(特開昭57−165
370、特開昭58−185571、特開昭61−85
369)。
又、一般式(Nで示される化合物の光学活性体である光
学活性スルホン誘導体についても、光学異性体の一方が
強い抗真菌活性を示すことが知られている(第8回メデ
ィシナルケミストリーシンポジウム(昭和61年)講演
要旨集)。
従来の技術および問題点 一般式(1)で表わされるスルホン誘導体の光学活性体
の合成法としては、中間体であるジオール体を光学活性
な酸クロリドと反応させ、生じる2種のジアステレオマ
ーエステル体を結晶化、およびシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにて分離する操作を経て光学活性なジオー
ル体を得、これから光学活性スルホン誘導体を得る方法
が知られている(第8回メディシナルケミストリーシン
ポジウム(昭和61年)講演要旨集第9頁)。しかし、
この方法は、2種のジアステレオマーエステルの分離効
率が悪く工業的方法としては適さなかった。
また、一般式(1)で表わされるスルホン誘導体は、濃
厚な塩酸水溶液、濃厚な塩酸−メタノール溶液あるいは
′a厚な塩酸水−メタノール混合溶液中では、塩酸塩を
形成し、溶解するが、この溶液を単に水またはメタノー
ルにて希釈するのみで塩分解が起こり、一般式(1)で
表わされるスルホン誘導体それ自身が結晶として析出す
ることがわかっている。このことは、塩としては一般的
にきわめて存在し易いと考えられている塩酸塩としてす
ら存在しにくいことを示すものである。従って、一般式
(1)で表わされるスルホン誘導体と光学活性な酸との
塩化によるジアステレオマー塩の分割は、きわめて困難
と考えられていた。
かかる状況下、本発明者らは一般式(1)で表わされる
スルホン誘導体の光学活性体を効率良く取得する方法を
鋭意検討した結果、本発明方法を完成させた。
問題を解決する為の手段 本発明は、一般式〔I〕で表わされるd体と1体の混合
物からなるスルホン誘導体を、光学分割剤として光学活
性ハロカンファースルホン酸を用いて光学分割し、光学
活性なスルホン酸誘導体を取得するという方法に関する
更に詳しくは、本発明は一般式(1)で表わされるd体
とβ体の混合物からなるスルホン誘導体と光学活性ハロ
カンファースルホン酸とを適当な溶媒中反応させ、2種
類のジアステレオマー塩を生成させ、これらの塩の溶媒
に対する溶解度差を利用して分別し、得られる所望のジ
アステレオマー塩を分解して、所望の配位を有する光学
活性スルホン誘導体を得るという方法である。 一般式
(I)のRおよびRoにおける アルキル基は、直鎮状
または分枝状のいずれでもよく、好適にはCI””’ 
C4の低級アルキル基が挙げられ、さらに具体的には、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピルまたは
ブチル基等が挙げられる。中でもメチル基が特に好適な
例である。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子あるいはヨウ素原子が挙げられる。
x+、xi、Xsの置換基のついたフェニル基としては
、具体的には2.4−ジフルオロフェニル、2゜4−ジ
クロロフェニル基等が最も好適な例として挙げられる。
一般式(1)は不斉炭素を2個有するため、立体異性体
としてスレオ体及びエリスロ体が存在するが、本発明の
方法は、いずれの立体異性体にも適用可能であり、とり
わけスレオ体に有効である。
本発明は、具体的には次の方法により実施する。
一般式(I)の化合物と、光学活性ハロカンファースル
ホン酸を、溶媒中溶解し、塩を形成せしめる。次いで、
生ずる2種のジアステレオマー塩のうちの一方を、優先
的に晶出せしめる。光学活性ハロカンファースルホン酸
としては、例えば3−フロモーd−8−カンファースル
ホン酸、3−ブロモ−d−10−カンファースルホン酸
等の3−ブロモ−d−カンファースルホン酸が挙If 
ラft。
、特にスレオ(−)体の化合物(1)を優先的に晶出さ
せる場合、d体のハローカンファースルホン酸が好適で
ある。
溶媒としては例えば、ベンゼン、トルエン、クロロベン
ゼンなどの芳香族系溶媒、例えばテトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル系溶媒、例えばアセトン、2
−ブタノンなどのケトン系溶媒、例えばアセトニトリル
、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの
高極性非プロトン性溶媒、例えばジクロロメタン、クロ
ロホルム、ジクロロエタンなとのハロゲン系溶媒、例え
ばt−ブチルアルコールなどのアルコール系溶媒等を挙
げることができる。好ましい溶媒としては例えば芳香族
系溶媒が挙げられる。また、これらを任意の割合で混合
して用いることもできる。この場合、高い光学純度を効
4.よく得るには芳香族系溶媒を主溶媒として用いるこ
とが好ましい。ただし、水またはメタノールの単独溶媒
は、本発明の方法には適さない。
溶解し塩を形成せしめる際の温度としては、室温から溶
媒の沸点までの範囲で行なうことができるが、塩の形成
を容易におこなうこと及び、溶解度差により一方のジア
ステレオマー塩を優先的に析出させ易くすることから、
溶媒の沸点近くまで加温することが好ましい。析出した
塩を分離する前に、必要に応じ冷却し、析出晶を増加さ
せることもできる。
分割剤としての光学活性ハロカンファースルホン酸の使
用量は、基質に対して0.5〜2.0当量、好ましくは
1当量前後が適量である。
なお、本発明の方法では、予め用意しておいた光学純度
の高い塩を結晶化時に接種することが望ましい。
さらに、得られた結晶を、先に挙げた溶媒中で再結晶、
または先に挙げた溶媒中にサスペンドし撹拌機濾過する
という精製法により、光学純度をより向上させることが
可能である。この時に用いる溶媒は、最初の塩の形成に
用いたのと同じ溶媒でも良く、また、別の溶媒を用いて
もよい。
また、本発明方法では、2種のジアステレオマー塩の混
合物を予め単離しておき、これを前述の溶媒を用い再結
晶、または前述の溶媒中にサスペンドし撹拌機濾過する
という精製法にてステレオマ−塩の一方だけを取り出す
こともできる。
これらの方法で得られたジアステレオマー塩は、通常の
塩分解法を経て光学活性なスルホン誘導体を単離するこ
とができる。即ち、例えばジアステレオマー塩をアルカ
リ水中に加え、光学活性なハロカンファースルホン酸は
アルカリ金属塩として水層に移行させ、光学活性スルホ
ン誘導体は結晶として析出させ、これを分離し単離する
ことができる。
実施例 次に、本発明を以下の実施例によって説明するが、これ
はその−例にすぎないものであって、これのみに何ら限
定されるものではない。
ルの光学分割 反応容器に1.33gのく±)−スレオ−2−(2゜4
−ジフルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−1−
(1,2,4−)リアシアールー1〜イル)ブタン−2
−オール、1.32gの3−ブロモ−d−8−カンファ
ースルホン酸−水和物及びモノクロロベンゼン100W
dlを加え、加熱を行ない、還流下結晶を溶解せしめた
。80℃まで冷却し、80℃にて純度の高い種晶を接種
し、1時間保温して結晶を析出させ、その後35℃まで
冷却した。
35℃で析出晶を濾取し、モノクロロベンゼン50−で
洗浄したのち減圧下乾燥して、1.54gの(−)−ス
レオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチ
ルスルホニル−1−(1,2゜4−トリアゾール−1−
イル)ブタン−2−オールの3−ブロモ−d−8−カン
ファースルホン酸を得た。
光学純度  43% a、e、  (IIPLC分析値
)融   点    1.52− 167℃    (
分  解  )〔α〕 ル’   +23,8°   
 (C=0.50.  CHCl、)なお、旙液を濃縮
し、(+)−スレオ−2−(2゜4−ジフルオロフェニ
ル)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ブタン−2−オールの3−ブロモ
−d−8−カンファースルホン酸塩を得た。
光学純度  75% e、e、  (HPLC分析値)
融   点    58−68 ℃    (分  解
  )〔α〕呂’   +66.3°   (C=0.
51. CHCl3)得られた(−)体の塩の結晶を、
75艷のモノクロロベンゼンにサスペンドし、90℃で
2時間保温したのち、50℃まで冷却した。50℃で析
出品を濾取し、モノクロロベンゼン30m1で洗浄した
のち減圧下乾坦して、1.18gの(−)−スレオ−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3メチルスルホニ
ル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタ
ン−2−オールの3−ブロモ−d−8−カンファースル
ホン酸塩を得た。
光学純度  73% e、  e、  (IIPLc分
析値)融   点    162− 175℃    
(分  解  )〔α〕Δ5+12.9°   (C=
0.50. CHCl、)この塩を、再度、107−の
モノクロロベンゼンにサスペンドし、同様の操作を行な
って0.65gの(−)−スレオ−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−1−(+、
2.4−トリアゾールー1−イル)ブタン−2−オール
の3−ブロモ−d−8−カンファースルホン酸塩を得た
核磁気共鳴スペクトルの測定結果より、塩基と酸の組成
比はl:lであることが判明した。
光学純度  99% e、e、  (HPLC分析値)
融   点    191−194℃    (分  
解  )〔α]  8’    −0,2’     
(C=0.50.  C)ICIs)元素分析値 (測定値)  C42,8884,74N 6.49S
  9.8  Br11.9 (計算値) C42,88H4,71N 6.54S 
 9.98  Br 12,4 I R(νmax) ]745.1610.1505.
1295.1215゜1130、1030. am−’ さらに、以上の方法により得られた純粋な(−)−スレ
オ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)3−メチルス
ルホニル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル
)ブタン−2−オールの3=ブロモ−d−8−カンファ
ースルホン塩酸を飽和重曹水1.4g中に撹拌下ゆっく
りと加えた。40℃にて1時間撹拌したの氷冷した。生
じた結晶を濾取し、1ml1の氷冷水で洗浄後、減圧下
乾燥して、0.31gの(=)−スレオ−2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−1−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−
オールを得た。
光学純度  99.4% e、  e、  (HPLC
分析値)融   点   148.0− 148.5℃
ca〕gS−38,8°   (C= 1.00. M
eOH)元素分析値 (測定値) C46,83H4,57N 12.61 
394(計算値) C47,18H4,56N 12.
68  S 9.68反応容器に、0.25gの(±)
−スレオ−2(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メ
チルスルホニル−1−(1,2,4−トリアゾール−1
−イル)ブタン−2−オール 0.25gの3−ブロモ
−d−8−カンファースルホン酸・−水和物及びベンゼ
ン70dを加え、加熱を行い、還流上結晶を溶解せしめ
た。65℃まで冷却して、純度の高い種晶を接種し、7
0℃で3時間保温したのちに、40℃まで冷却した。
40℃にて析出品を濾取し、ベンゼン30m1で洗浄し
たのち減圧下乾燥にして0.24gの(−)スレオ−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチルスルホ
ニル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブ
タン−2−オールの3−ブロモ−d−8−カンファース
ルホン酸塩ヲ得り。
光学純度  52% e、  e、  ()IPLC分
析値)融   点    165− 173℃    
(分  解  )〔α1gS+19,9°   (C=
0.49. (”)ICL)ベンゼンに変えてトルエン
80−を用いた以外は実施例2と全く同様の操作を行な
い、0.26gの(−)−スレオ−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−1−(1,
2゜4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール
の3−ブロモ−d、 −8−カンファースルホン酸塩を
得た。
光学純度  40% e、  e、  ([’LC分析
値)融   点    140− 155℃    (
分  解  )Cα〕P   + 30.94°  (
C=0.51. C)IC1,)反応容器に1.33g
の(±)−スレオ−2−<2゜4−ジフルオロフェニル
)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)ブタン−2−オール、1.32gの
3−ブロモ−d−10−カンファースルホン酸−水和物
及びベンゼン140 mlを加え、加熱を行ない、還流
上結晶を溶解せしめた。60℃まで冷却し、60℃にて
純度の高い結晶を接種し、1時間保温して結晶を析出さ
せ、その後室温まで冷却した。
析出界を濾取し、ベンゼン5(ltl!で洗浄したのち
減圧下乾煙して、1.29gの(−) −スレオ−2(
2,4−’;フルオロフェニル)−3−メチルスルホニ
ル−1−(1,2,4−トリアゾール−Iイル)ブタン
−2−オールの3−ブロモ−d−10−カンファースル
ホン酸塩を得た。
光学純度  69% e、  e、  (flPLc分
析値)融   点    109− 119℃    
(分  解  )Call P   +  38.1’
   (C=0.49. C)Ic1.)なお濾液を濃
縮しく+)−スレオ−2−(2゜4−ジフルオロフェニ
ル)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ブタン−2−オールの3−ブロモ
−d−10−カンファースルホン酸塩を得た。
光学純度  67% e、  e、  (HPLC分析
値)融   点   57−70 ℃    (分  
解  )〔α〕呂5+71.3°  (C=0.52.
 C)IcI、)得られた(−)体で塩の結晶を48−
ベンゼンにサスペンドし、70℃で3時間保温したのち
室温まで冷却した。
析出界を濾取し、ベンゼン30dで洗浄したのち減圧下
乾燥して、1.03gの(−)−スレオ−2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−1−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−
オールの3−ブロモ−dlo−カンファースルホン酸塩
を得た。
光学純度  93% e、  e、  ()IPL、[
1’分析値)融   点    117− 125℃ 
   (分  解  )〔α]P   +28.6° 
 (C=0.50. il’1lc13)こ(7)mヲ
、再ff、63mlのベンゼンにサスペンドし同様の操
作を行なって、0.65gの(−)−スレオ−2−(2
,4−ジフルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−
1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−
2−オールの3−ブロモ−d−10−カンファースルホ
ン酸塩を(−シだ。
核磁気共鳴スペクトルの測定結果より、塩基と酸の組成
比は1:lであることが判明した。
光学純度  95% e、e、  (IIPL[:分析
値)融   点    121− 125℃    (
分  解  )〔α)P   +  26,3°  (
C=0.50. ClIC1,)I R(νmax) 
 1750.1615.1500.1295゜1120
、1040. cm − また、この結晶はベンゼンを重量比で3.6%含んでい
ることや、核磁気共鳴スペクトルより確認され、その元
素分析値(実測値)は、(−)−スレオ−2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−1−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−
オール、3−プロモーd−10−カンファースルホン酸
及びベンゼンの組成比を1:1:0.5とする計算値と
一致した。
さらに、以上の方法により得られた純度の高い(=)−
スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メ
チルスルホニル−1−(1,2゜4−トリアゾール−1
−イル)ブタン−2−オールの3−ブロモ−d−10−
カンファースルホン酸塩を飽和重凹水1.4g中に撹拌
下ゆっくりと加えた。
40℃にて1時間撹拌したのち氷冷した。生じた結晶を
濾取し1−の氷冷水で洗浄後、減圧下乾爆して0.30
gの(=)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ブタン−2−オールを得た。
光学純度  95% e、  e、  (tlPLc分
析値)融   点   148.0− 148.5℃C
(X〕V     37,8°  (C= 1.00.
 MeOfl)元素分析値 (測定値) C47,0884,53N 12.63 
 S 9.4(計算値) C47,18I+ 4.56
  N 12.68 39.68反応容器に、0.25
gの(±)−スレオ−2(2,4−ジフルオロフェニル
)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4−トリア
ゾール−1−イル)ブタン−2−オール、 0.25g
の3−ブロモ−d−10−カンファースルホン9− 水
和物及びトルエン50m!!を加え、加熱を行ない、還
流下結晶を溶解せしめた。55℃まで冷却して、純度の
高い種晶を接種し、60℃で1時間保温したのちに室温
まで冷却した。
析出晶を濾取し、トルエン10−で洗浄したのち減圧下
乾燥して、0.18gの(−)−スレオ−2−(2,4
−ジフルオロフェニル)−3−メチルスルホニル−1−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−
オールの3−ブロモ−d−10−カンファースルホン塩
酸を得た。
光学純度  73% e、  e、  (HPLc分析
値)融   点    100− 108℃    (
分     解)Cα)a’   +  33.0° 
 (C=0.50. ClIC+、)トルエンに変えて
モノクロロベンゼン5In1ヲ用いた以外は、実施例5
と全く同様の操作を行ない、0.14gの(−)−スレ
オ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル
スルホニル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)ブタン−2−オールの3−ブロモ−d−10−カン
ファースルホン酸塩を得た。
光学純度  84% e、  e、  (HPLC分析
値)融   点    104− 110℃    (
分     解)[α) !i’   +  23J’
   (C=0.50. CHCl5)本発明の効果 本発明方法を用いることにより光学活性スルホン誘導体
、なかでも光学活性スレオ−2−(2゜4−ジフルオロ
フェニル)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4
−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オールを、得
ることが可能となった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中RおよびR′はアルキル基を意味し、X^1,X
    ^2,X^3,は水素原子又はハロゲン原子を意味する
    。 で表わされるスルホン誘導体のd体とl体の混合物に、
    光学活性なハロカンファースルホン酸を作用させ、生じ
    る2種のジアステレオマー塩を溶解度差を利用して、分
    離し、得られる塩を分解し光学活性なスルホン誘導体を
    得ることを特徴とするスルホン誘導体の光学分割方法
  2. (2)一般式( I )で表わされる化合物の光学活性体
    と光学活性なハロカンファースルホン酸との塩
  3. (3)一般式〔 I 〕で示される化合物が(±)−スレ
    オ−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−メチル
    スルホニル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
    ル)ブタン−2−オールである請求項1に記載の方法
  4. (4)(−)−スレオ−2−(2,4−ジフルオロフェ
    ニル)−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4−ト
    リアゾール−1−イル)ブタン−2−オールと3−ブロ
    モ−d−8−カンファースルホン酸または3−ブロモ−
    d−10−カンファースルホン酸との塩
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