JPH03200065A - 免疫測定用参照品及びその製造方法 - Google Patents

免疫測定用参照品及びその製造方法

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JPH03200065A
JPH03200065A JP33811389A JP33811389A JPH03200065A JP H03200065 A JPH03200065 A JP H03200065A JP 33811389 A JP33811389 A JP 33811389A JP 33811389 A JP33811389 A JP 33811389A JP H03200065 A JPH03200065 A JP H03200065A
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JP
Japan
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dextran
hbc
antibody
immunoassay
human
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JP33811389A
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Norio Hagi
規男 萩
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Tosoh Corp
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) (従来技術の課題) B型肝炎ウィルスの感染等を検査する目的で、IgM型
抗HBc抗体を検査する種々のキットが販売されている
IgM型抗HBc抗体の免疫測定は、ヒトのIgM型抗
HBc抗体を測定対象とするものであり、まず第1に検
体中のヒトIgMを補足した後に抗HBc抗体と結合す
る物質を使用する。
ところで、IgM型抗HBc抗体の免疫測定用参照品と
しては、通常1gM型抗HBc抗体陽性のヒト血清又は
ヒト血漿を材料として製造されるが、このようなIgM
型抗HBc抗体が陽性である血清や血漿中にはB型肝炎
ウィルスが存在している可能性がある(天場ら、日本臨
床、1982年秋季増刊、第896頁)ことが知られ、
従ってその製造はもとより、流通の過程や実際に使用す
る場所での保管や管理を厳重に行わなければならない、
という課題がある。しかも、厳重な管理のもとて参照品
を使用したとしてもなお感染の恐れが払拭されるわけで
はない。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、IgM型抗HBc抗体が陽性である血清
や血漿を使用しないIgM型抗HBc抗体の免疫測定用
参照品について鋭意検討した結果、本発明を完成するに
至った。即ち本発明は、ヒト免疫グロブリンMと抗HB
c抗体とが結合してなる免疫測定用参照品であり、更に
は過ヨーソ酸によりデキストランを酸化し、ヒト免疫グ
ロブリンM及び抗HBc抗体と反応させ、当該デキスト
ランを還元することからなる免疫測定用参照品の製造方
法である。以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は、次の観点からなされたものである。
即ち、IgM型抗HBc抗体の免疫測定用参照品に求め
られる機能は■ヒトIgM型抗体であること、及び■抗
HBc抗体としての活性を有すること、である。
本発明の免疫測定用参照品は、前記■の機能を達成する
ためのヒトIgM型抗体と、前記■を達成するための抗
HBc抗体を含有するものである。両者はそれぞれの機
能を失わない様に直接または間接的に結合していれば良
い。例えばグルタルアルデヒド等の公知の架橋剤で両者
が結合したものを本発明の一例として例示できる。結合
反応の簡便さや結合能力の点から考えると、デキストラ
ンを介して両者を間接的に結合させると良い。
デキストランを使用した二辺上の物質の結合については
、同一出願人による平成1年11月17日の特許出願で
ある「デキストランを介して結合した二辺上の物質の複
合体及び該複合体の製造方法」に詳細に開示されている
。簡単に説明すれば、ヒトIgM型抗体と抗HBc抗体
を、それぞれの分子中のアミノ基を利用して酸化された
デキストランと接触させることでこれらを結合し、最終
的には還元処理することで本発明の参照品が得られるの
である。このデキストランとしては、分子量が1万ダル
トン程度以上のものが好ましい。
本発明で使用されるヒトIgM型抗体は、ヒト血清等か
らゲル濾過等の物理的な分離法やその性質を利用した分
離法等により容易に取得することが可能である。このヒ
ト血清等は健康人のものであっても良く、ポリクローナ
ルであってもモノクローナルであっても良い。
抗HBc抗体はHBc抗体を免疫原として製造された抗
体であればその由来やポリクローナル、モノクローナル
の区別に制限はない。例えばマウスやラットに由来する
ものであっても良い。
(発明の効果) 本発明によれば、抗HBc抗体の免疫測定用参照品を血
清や血漿を用いることなく提供することが可能である。
従来ではB型肝炎ウィルスが存在する恐れのあるこれら
血清等を材料として製造されていた参照品を、ウィルス
存在の危険性のないものを材料として製造可能にせしめ
る本発明の意義は大きく、例えばそれら参照品が実際に
使用される実験室や病院内部の検査室におけるウィルス
感染の危険性を減少させることが出来るのはもちろん、
このような参照品を流通させる経路でのウィルス感染の
危険性をも減少させることが可能となる。
(実施例) 以下、本発明を更に詳細に説明するために実施例を記載
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
実施例1 過ヨーソ酸によるデキストランの酸化分子′
Q200万ダルトンのデキストラン(米国シグマ社製)
300mgを10m1の0.3M重炭酸ソーダ緩衝m(
pH11)に溶解し、ついで10m1の0.06M過ヨ
ーソ酸ナトリウムを添加し、室温にて1時間静置した。
その後10 m lの0.1Mエチレングリコールを添
加して室温にて30分静置した後、精製水に対して透析
し、精製水を加えてその全量を60m1とした。
以上の操作で得られたデキストランをデキストラン酸化
物として以下の操作に使用した。
実施例2 ヒトIgM型抗体と抗HBc抗体の結0.2
mgのヒト血清からゲル濾過により取得したIgM型抗
体と公知の手法に従って調製された1、0mgの抗HB
cマウスモノクローナル抗体及び実施例1で調製したデ
キストラン酸化物を混和し、4℃にて1日静置した。つ
いで1mgの水素化ホウ素ナトリウムを添加し、4℃に
て1日静置してデキストランを還元した。
以上のようにして得られた参照品をゲル濾過により分画
し、以下の実験に使用した。参考のため、A:実施例1
のようにして調製された酸化デキストランを添加せずに
本実施例の操作を実施して得られた調製物及びB:ヒト
IgM型抗HBc抗体活性が陽性であるヒト血清、につ
いて同様のゲル濾過を実施し、両分を得た。
なお、ゲル濾過に当たっては0.75cmX60cmの
カラム(東ソー(株)製、TSKゲルG4000SW、
商品名)を使用し、分画は1mlずつ取得した。
実施例3 分画中の各成分の測定 実施例2で取得された各分画中の、■ヒトIgM型抗体
、■ヒトI gM型抗HBc抗体及び■抗HBc抗体量
を以下のようにして測定した。
(1)■ヒトIgM型抗体の測定 固相(ヌンク社製、イムノプレート■)の各式について
5μg/mlの抗ヒトIgM型抗体を100μlずつ分
注し、4℃にて1日放置した。
次いで穴中の液を廃棄し、A液(0,1重′m96の牛
血清アルブミン及び0,05%のツイーン20を含む0
.IMのPBS (pH7,5))を250μlずつ分
注し、ブロッキング処理を行った。
各分画液をB液(1重量%の牛血清アルブミンを含む0
.1MのPBS (pH7,5))にて2倍に希釈して
先に調製したプレートの穴に100μmずつ分注し、3
7℃にて1時間静置した。
次いでC液(0,05%のツイーン20を含む0゜1M
PBS (pH7,5)で3回洗浄し、100μlのア
ルカリ性フォスファターゼで標識した抗ヒトIgM型抗
体溶液を分注した。プレートを25℃にて20時間静置
した後C液にて3回洗浄し、100μmの酵素基質溶液
(PNPP H1mMバラニトロフェニルりん酸溶液p
H10)を各式に分注した後室温で30分静置した。3
0分後、アルカリ性フォスファターゼの酵素反応を停止
する溶液を添加して反応を停止させ、各式の4050m
における吸光度を測定した。
結果を図1に示す。図1によれば、本発明に従って調製
された参照品はヒトIgM型抗体を有していることが分
かる。
(2)■ヒトIgM型抗HBc抗体の測定アルカリ性フ
ォスファターゼで標識した抗ヒトIgM型抗体の代わり
に100μlのアルカリ性フォスファターゼで標識した
Hbc抗原溶液を使用した以外は(1)と同様の操作を
行った。これを25°Cにて20時間静置した後C液に
て3回洗浄し、(1)と同様の酵素基質溶液を分注して
2時間静置した。酵素反応停止液を100μl添加し、
各式の405nmにおける吸光度を測定した。  結果
を図2に示す。図2によれば、本発明に従って調製され
た参照品は、ヒ)IgM型抗体と抗HBc抗体の両方の
性質を有することが分かる。
(3)■抗HBc抗体の測定 固相(ヌンク社製、イムノプレート■)の各式について
1Mg/mlのHBc抗原を100μmずつ分注し、4
℃にて1日放置した。次いで穴中の液を廃棄し、A液(
0,1重量%の牛血清アルブミン及び0.05%のツイ
ーン20を含む0゜1MのPBS (pH7,5))を
250ulずつ分注し、ブロッキング処理を行った。
以後の操作は、前記(2)と同様にして行い、各式にお
ける405nmの吸光度を測定した。
結果を図3に示す。図3によれば、本発明に従って調製
された参照品は、抗HBc抗体を有していることが分か
る。
以上、本実施例によれば、本発明に従って調製される参
照品は、ヒト血清中に存在するヒト■gM型抗HBc抗
体と同様の性質を有する複合体であることが分かる。
実施例4 ヒトIgM型抗HBc抗体としての測定 実施例2で取得された分画のうち、ヒトIgM型抗HB
c抗体が比較的多量に含有されていると推定される11
〜15番目の分画を選択し、これを以下の実験に使用し
た。
実施例3における(2)と、各式に添加した分画溶液の
希釈率を変化させた以外は同様の操作を実施した。なお
、参考のために実施例2で取得された、A:実施例1の
ようにして調製された酸化デキストランを添加せずに実
施例2の操作を実施して得られた調製物及びB:ヒトI
gM型抗HBc抗体活性が陽性であるヒト血清、につい
ても同様の実験を行った。
結果を図4に示す。図4によれば、本発明に従って調製
される参照品は従来参照品を製造する際の材料として使
用されているヒト血清と類似した結果を示すことが分か
る。一方、前記Aについての結果からは、デキストラン
を介して複合体を形成していないものではヒトIgM型
抗HBc抗体としての性質が認められないことが分かる
第4、
【図面の簡単な説明】
図1〜3は本発明の実施例3の(1)〜(3)の測定に
ついての結果を示すものであり、図4は実施例4の結果
を示すものである。図中、縦軸は全て405nmにおけ
る吸光度を示し、横軸は図1〜3においては分画の番号
を示し、図4においては希釈率を示すものである。 図中、白丸は本発明に従って調製された参照品について
の結果を示し、白三角は参考のための試料Aについての
結果を示し、黒丸は参考のための試料Bについての結果
を示すものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト免疫グロブリンMと抗HBc抗体とが結合し
    てなる免疫測定用参照品。
  2. (2)ヒト免疫グロブリンMと抗HBc抗体とがデキス
    トランの仲介により間接的に結合していることを特徴と
    する請求項第(1)項記載の免疫測定用参照品。
  3. (3)過ヨーソ酸によりデキストランを酸化し、ヒト免
    疫グロブリンM及び抗HBc抗体と反応させ、当該デキ
    ストランを還元することからなる請求項第(2)項記載
    の免疫測定用参照品の製造方法。
JP33811389A 1989-12-28 1989-12-28 免疫測定用参照品及びその製造方法 Pending JPH03200065A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5846738A (en) * 1993-10-20 1998-12-08 Boehringer Mannheim Gmbh Synthetic standard for immunoassays

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5846738A (en) * 1993-10-20 1998-12-08 Boehringer Mannheim Gmbh Synthetic standard for immunoassays

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