JPH03199805A - 低NOxボイラおよびボイラ用バーナ - Google Patents

低NOxボイラおよびボイラ用バーナ

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JPH03199805A
JPH03199805A JP33925289A JP33925289A JPH03199805A JP H03199805 A JPH03199805 A JP H03199805A JP 33925289 A JP33925289 A JP 33925289A JP 33925289 A JP33925289 A JP 33925289A JP H03199805 A JPH03199805 A JP H03199805A
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泰雄 吉井
Shigeru Azuhata
茂 小豆畑
Yoshinobu Kobayashi
啓信 小林
Kiyoshi Narato
清 楢戸
Kenichi Soma
憲一 相馬
Toru Inada
徹 稲田
Hideo Kikuchi
菊池 秀雄
Tadataka Murakami
村上 忠孝
Masayuki Taniguchi
正行 谷口
Norio Arashi
紀夫 嵐
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博 宮寺
Fumio Koda
幸田 文夫
Tatsuzo Enomoto
榎本 達三
Kenji Kobayashi
小林 研志
Juichi Nishimoto
西本 重一
Isao Koyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、気体燃料を用いるボイラに係り、特に燃焼時
に排出される窒素酸化物(以下NOxと称する)濃度を
低減するのに好適なボイラに関する。
〔従来の技術〕
光化学スモッグの原因となるNOxに対する排出規制は
年々厳しくなっており、NOx排出量を低減するための
技術開発が盛んに行われている。
燃焼時に発生する公害成分含有量の少ないボイラ用燃料
として液化天然ガス(LNG)などがある。
このような窒素含有量の少ない気体燃料が燃焼する際、
発生するN Oxは、燃焼用空気中の窒素が高温雰囲気
内で酸化されて生成されるサーマルNOxである。サー
マルNOxの生成は温度依存性が高く、火炎温度が高く
なるにつれて増加する。
火炎温度は、燃料と燃焼用空気との混合比いわゆる空気
過剰率(空気量/理論空気量)によって異なり、燃料を
完全燃焼させるのに過不足のない空気量(理論空気量)
で燃焼する時に火炎温度は最も高くなる。
通常の気体燃料使用ボイラにおいては、拡散燃焼がよく
使用される。この燃焼法は、燃料と燃焼用空気とを別々
のノズルより火炉内に投入し、火炉内で両者を混合する
ことにより火炎を形成する方法であり、火炎の安定性に
優るのが特徴である。
しかしながらこの燃焼法では、燃料−空気の混合過程に
おいて、空気過剰率が1に近くなる領域が必ず存在し、
この領域で火炎温度は高くなり、NOxの発生が多くな
る。
火炎温度の低減によりNOxの発生量を低減する目的で
、希薄燃焼、二段燃焼、排ガス再循環法等の燃焼法が既
に開発されている。二段燃焼及び排ガス再循環法は、N
Ox低減の効果においては優れるが、未燃分が放出され
易い。これを防ぐには火炉を大きくする必要があり、経
済的には不利な燃焼法である。また、希薄燃焼法は空気
過剰率を高くして燃焼する方法である。この燃焼法では
過剰空気が増えるため、ボイラから燃焼ガスによ1 り系外へ排出される熱が増加し、ボイラの熱効率が低下
する。
予混合火炎を採用したボイラの一例として、空気不足の
拡散火炎と空気過剰の予混合火炎を組合せて二段燃焼す
る方法(特公昭52−28251号)がある。この燃焼
法はNOx低減効果は大きいが、空気比1以下の拡散火
炎は長炎化し、火炉が大きくなる。また、空気不足の拡
散火炎から排出された未燃の可燃性気体を燃焼するのに
、空気過剰で燃焼した燃焼ガス中の酸素を使用するには
、両者の混合に要する時間を確保しなければならずボイ
ラは大きくなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように従来の火炎温度の低減を目的に開発された燃
焼法は、ボイラが大きくなり経済性が悪くなる。またボ
イラをコンパクト化するために短炎の予混合火炎を採用
する場合でも、空気過剰率の高い条件下で燃焼するとボ
イラ効率低下の一因となる。本発明の目的はボイラを大
型化せずに、更にはより小型化したボイラでもNOx排
出量を少なく抑えることのできるボイラを提供すること
にある。
本発明の他の目的は、空気過剰率が1.0 付近で燃焼
してもNOx排出量が少ないボイラを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のボイラは、火炉内に、気体燃料燃焼用バーナ、
燃焼熱によって水を加熱し蒸気を発生させる伝熱管、伝
熱管と連通しており該伝熱管から送られてきた蒸気を溜
める蒸気ドラム、燃焼ガスを排出する排ガスダクト及び
排ガスダクトの一部に設けられた未燃分燃焼手段を有す
る。
気体燃料燃焼用バーナは、気体燃料と空気とが予め混合
された混合気を火炉内に噴出するノズルを有し、更にノ
ズルの噴出口近傍に混合気を2つの噴流に分割し分割し
た噴流の間に循環流を生しさせる保炎手段を有する。
保炎手段付き予混合バーナを備えることによって火炎を
安定にししかもNOx発生を抑制することができる。又
、未燃分が生しても排ガスダクトを流れる途中で燃焼さ
れるのでボイラ全体として低NOx化を達成できる。
予混合バーナによる火炎は、拡散燃焼火炎にくらへて火
炎長さが短く、このためボイラを大型化することがない
気体燃料と燃焼用空気との混合気を火炉内に噴出するノ
ズルは、燃料流路と燃焼用空気の流路、両流路が合体さ
れ1つの流路になる領域、及び燃料と空気との混合気が
合体され1つの流路となった領域内に位置する整流手段
を備えることが望ましい。燃料と空気の混合気は直進流
として火炉内に噴出されることが望ましい。保炎手段と
しては、噴出される燃料と空気との混合気の主流方向に
平行にならないように板を設置することが望ましい。
気体燃料燃焼用バーナとして、燃料と空気とをそれぞれ
異なるノズルから噴出する拡散火炎用バーナと、燃料と
空気とを混合した混合気を噴出する予混合火炎用バーナ
とを有し、ボイラ起動時には拡散火炎を形威し、ボイラ
負荷の上昇とともに予混合火炎用バーナから混合気を噴
出することば非常に望ましい。
更に保炎手段としては、ノズル噴出口に混合気主流方向
と平行にならないように、ノズル断面積より小さな面積
の板を設置することが望ましい。
保炎手段を備えることによって、混合気の燃焼が噴流の
中心部より進行し、かつ混合気の燃焼が始まる前に、混
合気噴流の外周においても燃焼ガスの一部が混合気に混
合するようになる。
本発明において、好適な気体燃料燃焼用バーナは、燃料
と空気とを火炉内に噴出する前に予め混合した混合気を
直進流として噴出するノズルを右し、ノズル噴出口に混
合気主流方向と平行にならないように、ノズル断面積よ
り小さな面積の板を設置し、それによって混合気の燃焼
が噴流の中心部より進行し、かつ混合気の燃焼が始まる
前に、混合気噴流の外周においても燃焼ガスの一部が混
合気に混合するようにし、かつ燃料と空気とをそれぞれ
異なるノズルから噴出する拡散燃焼用バーナを備えるこ
とが望ましい。燃料と空気の混合気噴流の径よりも、燃
焼ガスが循環できる空間を大5− 6− きくすることにより、噴流端付近の混合気が燃焼する前
に、噴流外周から燃焼ガスを混合気に混合することがで
きる。
本発明において、気体燃料を燃焼させるバーナは、気体
燃料と空気との予混合気を噴出する1次ノズルと、該上
次ノズルの火炉側に設けられ、その内部に工法燃焼室を
形成する円筒状または円錐台状の1次燃焼室外壁と、該
1次燃焼室外壁外周に同心円状に設けられた燃焼用空気
を噴出する2次ノズルとを備えたバーナとすることがで
きる。
1次ノズルから噴出される予混合気の空気比を0.5〜
0.9とし、2次ノズルから噴出される予混合気の空気
比を1.0〜1.5とすることが望ましく、特に1次ノ
ズルと2次ノズルとのTotalの空気比を1.0〜1
.2とすることが望ましい。
〔作用〕
ボイラ効率を向上させるには、理論空気量に近い空気量
で燃焼し、ボイラ系外へ排出される熱量を低減するのと
同時に、火炉を小さくして放散熱を少なくするのが重要
である。これには、先ず火炉を小さくするのに火炎の長
さを短縮できる予混合火炎を採用する。予混合火炎でN
Oxを低減するには従来過剰空気で燃焼するのが主流の
技術であるが、発明者らは、鋭意検討の結果、燃料−空
気の混合気噴流の中心に高温の燃焼ガスを導入し、また
混合気が燃焼する前に、燃焼ガスの1部が混合気に混合
すればNOxを低減できることを明らかにした。噴流の
中心部に導入された燃焼ガスは、ここからの熱の移動に
より混合気を着火し、火炎を安定化する。またこのよう
な着火法を採れば火炎は噴流中心部より噴流の外側に向
かって伝播する。更に、噴流の外周において燃焼ガスが
混合気に混合されるようになり、火炎の高温領域が縮小
されサーマルNOxの発生が抑制される。
このような燃焼法を実現するだめの一つの手段として、
保炎器がある。保炎器は、燃料と空気の混合気の主流方
向に平行とならないよう、混合気が衝突するように設置
され、保炎器後流に高温の燃焼ガスの循環流を形成する
混合気噴流の外周から燃焼ガスが混合するのを促進する
一つの手段としては、混合気噴出ノズルの噴出口付近に
燃焼ガスが循環できる燃焼器構造とすることが望ましい
。これには混合気噴流の径よりも、燃焼ガスが循環する
空間を大きくするのが良い。
類似の公知技術として、例えば、米国特許4.150,
539号に記載される燃焼器(但しガスタービン燃焼器
)では、混合気噴流の中心部に保炎器が配置されている
が、混合気ノズル口径と燃焼器口径に関する記載が無い
。また米国特許3,961,475号記載の燃焼法(但
しガスタービンの燃焼法)では混合気噴流が半径方向に
噴出される構造であり、混合気は燃焼器壁面付近に集ま
り、燃焼器壁面より火炎が形成されるため、混合気噴流
の外周からの燃焼ガスの混入が不充分になる。
予混合火炎は一般に拡散火炎に比べて不安定であり、安
定燃焼の範囲が狭い。また負荷が頻繁に変わるボイラで
は、燃焼空気と燃料の供給量をできるだけ速く変化させ
る必要がある。このような時には、火炎が不安定になり
やすく、これを防ぐため、本発明では負荷の低いときに
拡散火炎を形成し、予混合火炎の安定化を図ることがで
きるようにすることが望ましい。
予混合火炎を採用し且つ、単一のバーナとした場合は、
高負荷低NOx燃焼が実現できるように、該バーナにお
いて1次燃焼室を設け、ここでは空気比0.5〜0.9
の低空気比で燃焼し、ここから発生する未燃分は2次ノ
ズルから噴出される残存酸素によって完全燃焼できるよ
うにすることが望ましい。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第工図は本発明による低NOxボイラ用バーナの概略の
構造を、第2図はバーナの断面図を示す。
バーナは中心に設置された円筒状の拡散火炎用バーナ6
と、その外周に設置された複数個の角型の予混合火炎用
バーナ1000から構成される。拡散火炎用バーナ6で
は、中心に燃料ノズル11が設置され、その外周に空気
ノズル10が設置される。火炉壁999の近傍に多数の
伝熱管117が19− 0 設置されている。バーナスロートには水管12および着
火用イグナイタ13が配置され、バーナの焼損が防止さ
れる。第1図では予混合火炎用バーナ1000は、6個
の角型のバーナ↓0OOa〜1000fから構成されて
いる。各バーナは、混合気噴出ノズル2と空気ダンパ7
と整流板3と空気供給管5および燃料ノズル4を備える
。燃料ノズル4は複数の噴出口を有しており、燃料は分
散して空気流内に投入されこれより下流側に混合領域と
なる。整流板3はハニカム構造の流路抵抗体であり、均
一な速度分布の流れを形成する整流作用と同時に、ここ
では流路断面積が縮小されるため流速が高くなり、予混
合火炎の逆火防止の作用も有する。ノズル2の噴出口近
傍には混合気噴流の主流方向に直角に板状の保炎器1が
設置される。
保炎器1の各辺の長さはノズルの対応する各辺の長さよ
り小さい。これは、例えば、保炎器の長平方向の長さが
ノズルの対応する各辺の長さより長い場合には、混合気
噴流の一部が主流直角方向に曲げられて噴出されるため
、火炎の安定性が悪くなることを考慮したものである。
ボイラ起動時には、中心に設置された拡散燃焼用バーナ
6が使用され、ボイラ負荷の上昇と共に予混合燃焼用バ
ーナ1000から燃料−空気の混合気が噴出される。予
混合燃焼バーナの使用法として、本実施例の場合、6つ
のノズルの一つから先ず混合気が噴出され、負荷が−に
弄すると共に吹成に各ノズルから混合気が噴出される。
拡散火炎用バーナ6は予混合火炎を安定化するのに利用
され、予混合火炎が安定に形成される条件下では拡散火
炎用バーナ6から燃料、空気を噴出するのが停止される
第2図のバーナ断面図かられかるように拡散火炎用バー
ナではバーナ中心軸と同心軸上に燃料ノズル11が設置
され、その外周に空気ノズル10が設置される。燃料ノ
ズル11の上端には保炎器9が設置されており、これは
拡散火炎を保炎するためのものである。空気ノズル10
に設置しである旋回流発生器8の作用により、燃料と空
気の混合を促進し拡散火炎を短炎化する。予混合火炎用
バーナは、予混合気噴出ノズル2の上流側に複数の噴出
口を有する燃料ノズル4が設置しである。
ここより噴出する気体燃料と空気供給管5から供給され
る空気とは予混合気噴出ノズル2から噴出する前に均一
に混合される。燃焼用空気量は空気ダンパ7により調整
する。整流板3は空気の流れを整流すると共にフレーム
アレスターであり、予混合火炎の逆火を防止する。予混
合気噴出ノズル2の下流には板状の保炎器1が設置して
あり、これにより予混合火炎を安定化する。保炎器1の
面積は予混合気噴出口より小さく設計されている。
第3図は第1図に示すバーナを設置したボイラの一例で
ある。ボイラは自然循環型水管ボイラである。水ドラム
131に蓄えられた水は伝熱管117を通して蒸気ドラ
ム128へ導かれる。蒸気ドラムでは水と蒸気とが分離
され、水は水ドラム131に戻される。蒸気は蒸気溜1
29に溜られる。後述の実施例において述べるように、
予混合気噴流はバーナ口径より口径の大きな領域に噴出
される方が良く、予混合バーナのノズル噴出口が燃焼炉
壁の面に一致するように設置されることが望ましい。燃
焼ガスは排ガスダクI〜114を通ってボイラの外部へ
排出され、その途中で未燃分は燃焼装置126にて燃焼
される。
燃焼ガスはダクト1工4内を予混合気の噴出方向と逆方
向に流れ、未燃分燃焼装置126の前段及び後段で夫々
第1空気予熱器123.第2空気予熱器124によって
予熱される。
本発明では、NOx発生量は燃焼負荷に依らず、更に火
炎を短くできるため、燃焼炉の熱負荷は200万kca
 Q / rn’ h  以上にとることができる。
火炎の長さは通常50an以下にできる。火炉の奥、行
き方向の長さは1mあれば十分である。本発明のボイラ
は、ボイラ容量を増加する際、水ドラムと蒸気ドラムの
長さ方向に火炉を伸ばし、伝熱面積を増加すれば良い。
これは、保炎器付き予混合バーナを使用すれば、バーナ
容量を増加しても火炎の長さがほとんど変化しないこと
により可能になる。当然、予混合ノズルの数を増加する
ことにより容量の増加を図ることも可能である。
23− 第4図はボイラ負荷と各ノズルから供給する燃料供給率
の関係を示す。縦軸の燃料供給率は、各ノズルで使用さ
れる燃料と、ボイラ負荷が100%の時にボイラで使用
される燃料との比を百分率で表わす。ボイラの負荷が2
0%までは拡散火炎用バーナだけを使用し、負荷が20
%に達するとノズルA(保炎器付き予混合バーナ100
0a)より燃料と空気が投入される。この時ノズル内へ
火炎がもどる、即ち逆火するのを防ぐには、予混合気の
噴出速度を20m/s以上に保つのが安全である。従っ
てノズルAから噴出速度20 m / sで空気比1.
1  の予混合気を噴出するには、これに相当する燃料
と空気とを拡散火炎用バーナから減少し、この減少する
燃料と空気とをノズルAから噴出することになる。次に
ボイラ負荷が30%に達するまでノズルAから噴出する
燃料と空気とを増加し、30%到達時に、ノズルB(保
炎器付き予混合バーナ1000b)から空気比1.1 
の予混合気を噴出速度20m/sで噴出する。この時、
ノズルAからはノズルBから噴出する予混合24 気に相当する量の予混合気を減少する。負荷が40%、
50%、60%、70%に達する時にこれと同時の操作
を繰り返し、ノズルC(保炎器付き予混合バーナ100
0c)、ノズルD(保炎器付き予混合バーナ1000d
)、ノズルE(保炎器付き予混合バーナ1000e)、
ノズルF(保炎器付き予混合バーナエ○0Of)から予
混合気を噴出する。70%から9o%の負荷変化に対し
ては、ノズルA、B、C,Dから投入する予混合気の量
を変化させることにより対応する。負荷が90%に達す
る時に拡散火炎用バーナの使用を停止し、拡散火炎用バ
ーナから噴出していた燃料と空気に相当する予混合気を
ノズルE、Fから投入する。又、90%から100%の
負荷変化に対しては、ノズ)LIA、B、C,D、E、
Fから投入する予混合気の量を変化させることにより対
応する。
第5図は予混合気噴出口から下流に設置した保炎器によ
り安定化した予混合火炎の吹き消え限界を調べたもので
ある。横軸は予混合気体の空気過剰率、縦軸は予混合気
噴出速度である。図中の白丸は予混合火炎が安定燃焼し
ている時、黒丸は予混合火炎が不安定になり吹き消えた
時である。保炎器により安定化された予混合火炎の安定
燃焼範囲は空気過剰率が大きくなるにつれて狭くなって
いることがわかる。ボイラを運転する時に予混合気の空
気過剰率を1.0から1.3の範囲に設定すれば、予混
合気噴出速度が50m/5Pii度では安定燃焼してい
ることがわかる。この結果より第3図のボイラの運転方
法において、ノズルAへの燃料供給率が25%の時の予
混合気噴出速度を50m/sにすると、予混合気の空気
過剰率−足下で予混合気噴出速度を減少することで、ボ
イラ負荷を低下させるとすると、ボイラ負荷上0%時の
予混合気噴出速度は20 m / sとなり、予混合火
炎を逆火させずに安定燃焼させることができる。
第6図は保炎器により安定化した予混合火炎のN Ox
 を減効果を調べたものである。横軸は予混合気の空気
過剰率、縦軸はボイラからの排出NOx濃度である。第
7図(a)及び(b)は基礎燃焼試験の結果を示すもの
である。第7図(a)は本発明の例であり保炎器により
予混合火炎を安定化する技術であり、予混合気噴出1」
21の1:流に設置した保炎器1の外周端近辺には、予
混合気体か矢印のように渦を形成して、ここが着火点と
なる。。
着火後、予混合気体の噴出量を増大させていくと、予混
合火炎99の内部と外部に矢印で示すように高温燃焼生
成物が循環するため、これより連続的にエネルギーを予
混合気体へ供給できるため、予混合火炎を安定して形成
することができる。第7図(b)はパイロットフレー1
1により予混合火炎を安定化する技術である。予混合気
供給管22に空気過剰率1.0 近辺の予混合気体を供
給し、円筒状の予混合気噴出口23の外周に設置された
円環状ノズルに、安定したパイログ1−フレーム300
を形成する。予混合気噴出口23からの予混合気体へは
、パイロットフレー4300からエネルギーが供給され
て、第7図(b)に示す予混合火炎99を形成する。第
6図において以上のニ一種類の予混合火炎からのN O
x a度を比較してみると、空気過剰率1.05 にお
いて、パイロット保炎予混合火炎からは約80ppmの
NOxを排出しているのに対し、保炎器保炎予混合火炎
からは25p p IllのNOxしか初出しない。予
混合気の空気過剰率が1゜Oから工、3の範囲において
、保炎器保炎予混合火炎からの排出N Ox 71jj
度はパイロット保炎予混合火炎からのNOx9度の約1
/3に低減できている。保炎器保炎予混合火炎でNOx
が低減できるのは、第7図(a)の矢印で示すような炭
酸ガスなどの燃焼生成物が火炎内部及び外部に循環し、
燃焼が進行している火炎帯内に流入して、サーマルNO
xの発生量を左右する酸素分圧をトげるために1発生す
るNoxill度は低下したと考えられる。第6@の白
丸に添えた数字は燃焼負荷であり、単位はl O’kc
aQ/ rn’ hである。第6図かられかるように燃
焼負荷が66 X 10’kca fl / rn’ 
h  から267XIO’kcaQ/mhの間で変化し
てもN Ox濃度はほとんど変化しないことより、本発
明の予混合燃焼方式を採用すれば高負荷でかつ低NOx
のボイラが実現できる。
第8図は保炎器保炎予混合火炎から発生するNOx濃度
に対するボイラ内径I)3と予混合気噴出口径D2の比
の影響を調へたものである。目かられかるように、D 
3 / D 2が4より小さくなるとNoxa度は増大
していることがわかる。これは燃焼器内径D3が狭くな
ると、火炎の外側の燃焼生I戊物の循環流が形成されに
くくなるので、火炎帯内の酸素分圧を低減する効果が/
′4れ、NOx濃度は増大したと考えられる。
第9図(a)、(b)は、第1図に示した低N OXボ
イラ用バーナの変形例である。バーナは中心に設置され
た円筒状の保炎器付き拡散火炎用バーナと、その外周に
設置された円環状の保炎器付き予混合火炎用バーナから
構成される。予混合火炎用バーナは、円環状の流路を4
分割した4つのノズル2a、2b、2c、2dから構成
される。各ノズルでは、噴出「1」二流に燃料と空気と
の晶含領域、この混合領域と噴出口21の間に混合気の
整流装置3が設置される。燃料は複数の噴出口を有する
燃料ノズルによって分散して空気流内に投入され空気と
混合される。整流装置3はハニカム構造の流路抵抗体で
ある。ノズル噴出口には混合気噴流の主流方向に直角に
板状の保炎器lが設置される。
保炎器lの各辺の長さはノズルの対応する各辺の長さよ
り小さい。
ボイラ起動時には、中心に設置された拡散燃焼用バーナ
が使用され、ボイラ負荷の上昇と共に保炎器付き予混合
燃焼用バーナから燃料−空気の混合気が噴出される。予
混合燃焼バーナの使用法として、本実施例の場合、4つ
のノズルの・っから先ず混合気が噴出され、負荷が上昇
すると共に吹成に各ノズルから混合気が噴出される。拡
散火炎用バーナは予混合火炎を安定化するのに利用され
、予混合火炎が安定に形成される条件下では拡散火炎用
バーナから燃料、空気を噴出するのが停止される。
第10図は第9図(a)と(b)に示す低NOxバーナ
を備えたボイラの負荷と各ノズルから供給する燃料供給
率の関係を示す。縦軸の燃料供給率は、各ノズルで使用
される燃料と、ボイラ負荷が1、、 O0%の時にボイ
ラで使用される燃料との比を百分率で表わす。ボイラの
負荷が20%までは拡散火炎用バーナだけを使用し、負
荷が20%に達すると4つのノズルのうちの任磨:の工
っのノズルAより燃料と空気が投入される。この時ノズ
ル内へ火炎がもどる、即ち逆火するのを防ぐには、予混
合気の噴出速度を20m/s以上に保つのが安全である
。従ってノズルAから噴出速度20 m /Sて空気比
1.1  の予混合気を噴出するには、これに相当する
燃料と空気とを拡散火炎用バーナから減少し、この減少
する燃料と空気とをノズルAから噴出することになる。
次にボイラ色荷が30%に達するまでノズルAから噴出
する燃料と空気とを増加し、30%到達時に、残りの3
つのノズルのうちの任意の1つのノズルBから空気比】
、1の予混合気を噴出速度20 m / sで噴出する
。この時、ノズルAからはノズルnから噴出するP混合
気に相当する量の予脛を気を減少する。負荷が50%、
70%に達する時にこれと同様の操作を繰り返し、残り
の2つのノズルのうちの任意の1つのノズルC1続いて
最後に残ったノズルDから予混合気を噴出する。負荷が
90%に達する時に拡散火炎用バーナの使用を停止し、
拡散火炎用バーナから噴出していた燃料と空気に相当す
る予混合気をノズルA、ノズルBから投入する。又、9
0%から100%の負荷変化に対しては、ノズルC,D
から投入する予混合気の量を変化させることにより対応
する。
第11図は第1図に示した低NOxバーナの他の変形例
である。本実施例では気体燃料と燃焼用空気の均一な予
混合気体を形成するための整流手段として半球状のベン
チュリー27を使用しているのが特徴である。他の構成
は第9図(a)、(b)と同しである。
第12図(a)、(b)は複数個の円筒状の予混合器噴
出ノズルを備えた低N Oxボイラ用バーナの構造を示
す。バーナは中心に設置された第1の着火用の円筒状の
拡散火炎用バーナ6と、それを囲むように設置された保
炎器付きの複数個の予混合火炎用バーナ1000から構
成され、各々の予混合気噴出ノズルの噴出口32の中心
軸と同心軸=32− 上に第2の着火用の円筒状の拡散火炎用バーナ600を
有する。第1の拡散火炎バーナ6ではバーナ中心軸と同
心軸上に燃料ノズル35が設置され、その外周に空気ノ
ズル36が設置される。空気ノズル36には旋回流発生
器37が設置され、燃焼用空気の旋回強度が調整される
。予混合火炎用バーナ1000は、予混合気噴出口32
の上流に予混合燃焼用燃料ノズル39を設置し、ここか
ら噴出する気体燃料と空気但給管40から供給される燃
焼用空気は、ベンチュリー41を通過する過程で均一な
予混合気体を形成する。又、予混合気噴出口32と同心
軸上には第2の拡散火炎バーナ600が設置されており
、バーナ中心軸と同心軸上に燃料ノズル45が設置され
、その外周に空気ノズル46が設置される。空気ノズル
には旋回流発生器44が設置され、第2の拡散火炎を短
炎化する。予混合気噴出口32から噴出する予混合気体
に対し、第1の拡散火炎からの火移りが困難な時は、第
2の拡散火炎を形成し、全ての予混合気体に着火する。
前記の2種類の拡散火炎はボイ予負荷変動時に、予混合
気体に着火する時に使用する。空気ノズル46の上端に
は保炎器31が設置されており、これは保炎器外周端近
辺に予混合気体の循環流を形成することにより予混合火
炎の安定性を向上させ、更に燃焼生成物を火炎内及び外
に循環させることによりNOxを低減できる作用がある
。第13図(a)、(b)は複数個の円筒状の予混合気
噴出口を備えた低NOxボイラ用バーナの変形例を示す
。バーナは中心に設置された第1の着火用の円筒状の拡
散火炎用バーナ6と、それを囲むように設置された複数
個の予混合火炎用バーナ1000から構成され、各々の
予混合気噴出口48の中心軸と同心軸上に第2の拡散火
炎用燃料ノズル60を有する、第工の拡散火炎バーナ6
ではバーナ中心軸と同心軸上に燃料ノズル49が設置さ
れ、その外周に空気ノズル50が設置される。空気ノズ
ル50には旋回流発生器54が設置され、燃焼用空気の
旋回強度が調整される。
予混合火炎用バーナ1000は、予混合気噴出口48の
上流に予混合燃焼用燃料ノズル55を設置し、ここから
噴出する気体燃料と空気供給管56から供給される燃焼
用空気は、旋回流発生器57の作用により均一な予混合
気体を形成する。この混合手段と予混合気噴出口48の
間には整流手段59が設置されており、これにより予混
合気噴出口48の半径方向に予混合気体の均一な速度分
布を形成できるようにする。予混合気噴出口48と同心
軸上には第2の拡散火炎用の燃料ノズル60が設置され
ている。予混合気噴出口48から噴出する予混合気体に
対し、第1の拡散火炎からの火移りが困難な時は、第2
の拡散火炎を形成し、全ての予混合気体に着火する。前
記の2種類の拡散火炎はボイラ負荷変動時に、予混合気
体に着火する時に使用する。予混合気噴出口48から下
流位置には保炎器47が設置されており、保炎器外周端
近辺に予混合気体の循環流を形成することにより予混合
火炎の安定性を向上させ、更に燃焼生成物を火炎内及び
外に循環させることによりNOxを低減できる作用があ
る。
第14図(a)及び(b)では気体燃料と空気35− 36− との予混合気体を第13図(a)、(b)の整流器59
により整流した時の効果について述べる。第14図(a
)は予混合気噴出口48の出[1を半径方向にピh−管
で圧力を測定した結果、第14図(b)は予混金気噴出
口半径方向の予混合気の速度分布である。ラッパ状保炎
器47のラッパの先端は半径方向20atnの位置にあ
り、ラッパの下端は半径方向10[lの位置にある。予
混合気噴出ノズルの端部は半径方向のおよそ33III
11の位置にある。6]、63は整流手段を設置しない
時の圧力。
速度分布、62.64は整流手段としてハニカムを設置
した時の圧力、速度分布である。第14図(a)、61
において整流手段59を設置しない時は、旋回流発生器
57の作用によりノズル中心から約2Q m+nの位置
まで負圧領域が形成されている。又、第14図(b)、
63において整流手段59を設置しない時は、旋回流発
生器57の作用により予混合気体は遠心力を受けて、噴
出口の外周付近に集まり、保炎器47の上流側には予混
合気体は分布しない。この結果、予混合火炎は噴出口の
外周から保炎され、その結果生じる高温排ガスは噴出口
中心に広がる負圧領域に引きこまれるので、噴出口中心
伺近では噴出口内から火炎が形成されるため、保炎器4
7は上流側から加熱されて劣化するという問題が生じる
。整流手段59としてハニカムを設置した時は、第14
図(a)、62に示すように負圧領域はほとんど形成さ
れておらず、又、第14図(b)、64に示すように保
炎器47の上流側にはY−混合気体が分71ノシており
、この結果、第7図(a)に示すような循環流が保炎器
47の外周端近辺に形成され、ここに予混合火炎が保炎
されるようになる。
第15図から第20図にはバーナ内部に1次燃焼室を設
け、ここで空気比1以1ての低空気比で燃焼させ、高負
荷低N Ox燃焼を達成するボイラについて述へる。
第15図は第3図の水平断面に相当する。
火炉112は、上流側(第15図中、左側)に互いに隣
接して配されて火炉前壁180aをなす複数個の放射伝
熱管115aと、火炉前壁180aの両端から下流側(
第15図中、右側)にI!$焼室を挾んでそれぞれ火炉
前壁土80aと直交する壁をなして配された放射伝熱管
115bおよび115Cと、放射伝熱管115bおよび
115Cがなす壁の下流側にそれぞれの壁を延長する形
に配された水蒸気発生管116cおよび116dと、該
水蒸気発生管116cおよび116dがなす壁の中間に
配された水蒸気伝熱管117とから構成されている。火
炉]12の放射伝熱管115bおよび115Cで挾まれ
た部分の上部中央には、蒸気ドラム128が上流側から
下流側に向う線に沿って配置され、その下にあたる火炉
112中央底部には水ドラム↓31が蒸気ドラム128
と平行に設けられていて、放射伝熱管115a、115
b、および115cの下端は水ドラム131に接続され
、」二端は蒸気ドラム128の水側に接続されている。
水蒸気発生管116cおよび1↓6dがなす壁に挾まれ
た火炉底部中央には蒸気分配管132が、前配水ドラム
131の軸線延長上に配置され、その上にあたる火炉中
央上部には、前記蒸気ドラム128の軸線と平行に蒸気
溜]29が設けられている。蒸気/ii′1129は、
上流側の蒸気1−ラ11内に延長され蒸気1〜ラム12
8の水面下に配設されている。水蒸気発生管116c、
116dの下端は蒸気分配管132に接続されている。
放射伝熱管115b、115cおよび水蒸気発生管]1
6c。
116dの個々の管の上流および下流山内に+’lZ板
169が一体的に形成されており、相互に隣接する平板
169は互いに一部重なるように取付けられていて、火
炉側壁180bおよび180cをなしている。
前記火炉112の下流側には、」二流側から見て水平方
向左右に分かれる加熱流路L 70 a 、17Qbが
設けられている。加熱流路1708と170bは、前記
火炉側壁180b、180cの下流側端部をなす水蒸気
発生管116c、116dと間隔をおいて配置され、か
つ前記火炉前壁180と平行で火炉前壁180aよりも
幅の広い加熱流路後壁180dをなす放射伝熱管115
dと、ボイラ後壁180dの両端から上流へ、前記火炉
側壁9 0 180b、180cと平行な加熱流路側壁180e。
180fの一部をなして配された放射伝熱管115f。
1.15eと、火炉側壁180b、180cの中間に配
された最下流側の水蒸気伝熱管117と、放射伝熱管1
15f、115eに隣接して配置され、加熱流路側壁1
80e、180fの一部をなす水蒸気発生管116a、
116bと、水蒸気発生管116a、116bの間に配
されてボイラ側壁180e、180fの一部をなす降水
管120a。
120bと、火炉側壁180b、1.80cの一部をな
す水蒸気発生管116c、116dとから形成されてい
る。放射伝熱管115d、115e。
115fの下端は、水ドラム131に接続され、上端は
蒸気ドラム128の水側に接続されている。
火炉側壁と直交する面上に並ぶ水蒸気発生管116aと
116c、116bと116dはそれぞれ曲り部を有す
るひとつの管路をなすよう互いに連通されており、水蒸
気発生管116c、116dの下端は蒸気分配管132
に接続され、加熱流路側壁をなす水蒸気発生管116a
、116bの下端は、加熱流路側壁180e、180f
の下部火炉側に該側壁]、80e、180fに沿って配
置された水溜133に接続されている。水蒸気発生管]
]6a。
116bは、ボイラ側壁180e、180fと、火炉側
壁180b、↓80cをなす水蒸気発生管116c、1
16dの間で」二下方向に複数同屈曲する配管部分を備
えている。したがって蒸気発生管116a、116b内
の流路は、水蒸気発生管1土6c、116dを介して蒸
気分配管132に連通している。水蒸気伝熱管117の
上端は蒸気溜129に接続され、下端は蒸気分配管13
2に接続されている。加熱流路170a、170bの中
には、複数個の管が連通されて1本の曲り管を形成した
過熱器118がそれぞれ配置され、この過熱器11Bの
一端は蒸気管130を介して蒸気ドラム128の蒸気側
に、他端は図示されていない蒸気利用設備、例えば蒸気
タービン、化学プラント等に接続されている。
加熱流路側壁180e、]、、80fに隣接してその火
炉前壁180a側への延長線上に、降水管120a、1
20bがそれぞれ配設され、前記火炉側壁土80c、1
80dと平行でかつ火炉前壁180aの延長線上に達す
る煙道側壁180g。
180hを形成している。また、火炉前壁180aを両
側に延長する方向に、降水管120c、120dが配設
されてそれぞれ煙道前壁180j、]80kを形成して
いる。
火炉側壁180b、煙道側壁180g、煙道前壁180
j、水蒸気発生管]、1.6a、11Gcの上方に設け
られた煙道上板134、および水蒸気発生管116aの
下方に設けられた煙道下板135とで煙道114aが形
成され、火炉側壁180c。
煙道側壁180h、煙道前壁180に、水蒸気発生管1
16b、116dの上方に設けられた煙道」二部134
、および水蒸気発生管116bの下方に設けられた煙道
下板135とで煙道114bが形成されている。
煙道114 aおよび114b内には、本実施例では例
えばそれぞれ5個20列の接触伝熱管119が配設され
ており、接触伝熱管119それぞれの上端は蒸気ドラム
128の水側に、下端は水ドラム131にそれぞれ接続
されている。降水管+20a。
120cの下端は水ドラム131に連通され、上端は蒸
気ドラム128の水側に接続されている、2また、蒸気
溜129のうちの蒸気ドラ1% 128に内装された部
分の底部と水溜133とを連通ずる図示されていない還
水管が設けられている。この還水管は蒸気溜129から
水溜133へ向って傾斜するように設けられ、途中にエ
アポケッI−ができないようにしである。
煙道114a、114.bの上方には、蒸気1〜ラム1
28とほぼ同し高さに、該蒸気トラ11と平行に上部煙
道114c、114dが設けられ、煙道114aと上部
煙道1 ] 4 c 、煙道11−4. bとに1部煙
道114dとは、煙道前位側の煙道端部の煙道上板13
4に設けられた開口でそれぞれ連通されている上部煙道
1]4cと上部煙道114dは、対称に構成されている
ので、上部煙道114dについてのみ説明する。燃焼ガ
スは、煙道114bから前記開口を経て上昇し、次いで
」二部煙道]14d3 丙を、煙道114. b内の燃焼ガスの流れと逆の方向
に流れる。上部煙道]14dは、前記開口の下流側に設
けられた第2空気予熱器124と、第2空気予熱器12
4の下流側に設けられた未燃ガス燃焼器126と、未燃
ガス燃焼器126の下流側に設けられた第1空気予熱器
123とを備えている。第1空気予熱器123および第
2空気予熱器124はほぼ同等の構造であり、燃焼ガス
流れ方向の両端に設けられた管板171と、この管板間
を通して煙管をなす複数個の円管と、前記管板間に設け
られた奇数枚(例えば第1空気予熱器は3枚、第2空気
予熱器は1枚)のじゃま抜172とを備えている。これ
らの煙管が、燃焼排ガスの流れを整流する手段をなして
いる。
未燃ガス燃焼器126は、燃焼排ガス中の未燃ガスであ
る一酸化炭素を酸化して二酸化炭素とする手段として、
反応を促進する触媒を板状に成形したものを、燃焼排ガ
ス通路中に、排ガスの流れとほぼ平行に配置したもので
、活性温度が300〜]、 OO0℃の範囲にある触媒
を用いた。触媒の形状としては、板状でなくて格子状と
してもよいし、直径約3+umの球状体に触媒を担持さ
せて球状触媒とし、これを排ガス流路に充填する形とし
てもよい。
上部煙道114− dの蒸気トラA 128側に、1−
部煙道工14. dと平行に空気供給ダクl−122b
が配置されている。上部煙道]14dと空気供給ダクト
122bとゝは、上部煙道側板114「を挾んで隣接し
ており、前記第1空気予熱器123のじゃま板172は
、管Fi1’71に隣接するじゃま板を含んで1枚おき
に、空気供給ダクl−122b内に延長されて、空気供
給ダクI−122bの流路を遮断している。第2空気予
熱器124のしへ〕ま板172と隣接する位置の空気供
給ダグl−122b内には、空気但給ダクl−1,22
bの」二面と底面で支持され、かつ回転可能な柱に一体
的に形成された平板からなる加熱調節J’p l 25
が設けられている。この加熱調節弁上25は、第2空気
予熱器に流入する空気量を調節する手段であり、前記平
板と仝気供給ダクl−1,22bの長手方向とのなす角
度を調節して該ダクト122bの流路断面積をかえるこ
とが可能となっている。また、第1および第2空気予熱
器と空気供給ダクト122bが隣接している部分では、
前記上部煙道側板114fは設けられていないので、両
者間での気体の流通は自由に行われる。空気供給ダクト
122bの煙道前壁1.80 k側の端部は、煙道前壁
180にの煙道114bの反対側まで延長されており、
大壁前壁180 aに設けられたバーナスロート143
の火炉外の周辺に同心状に形成されたウィンドボックス
173と連通している。仝気供給ダクト122bの他端
は図示されていない送風設備に接続されている。
ウィンドボックス173は、バーナスロート143と同
心状に設けられ、かつその径がバーナスロー1−1 /
l 3の外径よりも人きい円筒状のバーナ外壁145と
、円筒の端面をなすバーナ側壁147とに囲まれており
、その中心に、バーナ111が設けられている。
バーナ111は、その中心部に1次燃焼室157を備え
、該1次燃焼室157は、その上流側に位置して空気比
1以下の主燃焼火炎を形成する主ノズルとなる主混合気
流路212と、主混合気流路212の外周部に配置され
てパイロット火炎を形成するパイロワ1〜火炎孔156
を備えた円環状板の安定板55と、安定板55の外周部
に配置されて1次燃焼室157の上流側壁面を植成する
)次燃焼室側壁217と、1次燃焼rM側壁217の外
周部に設置される水冷管158で形成された壁面と、該
壁面に上流側の端面に接し、他端を火炉11、2に面し
てバーナスローl−143内に遁11(させた円筒状の
1次燃焼室外壁142とからなっている。
工法燃焼室157の火炉側には2次燃焼室240が形成
される。2次燃焼室240は上流側を1次燃焼室157
に接続し、下流側は火炉112に開口している。また、
2次燃焼室240の1次燃焼室157側開ロ部と火炉1
12側開口部を結び構成する壁面は、バーナスロー1−
土43と、バーナスロート143の内面を形成するノズ
ル237を8 1次燃焼室外壁142の炉側端部を共有するノズル23
6とに囲まれた円環状の側温合気流路238を右し、2
次燃焼室240のバーナ中心軸直角方向の断面積が火炉
側に近づくにつれて大きくなるようにバーナスロー1−
143と側温合気流路238が設けられている。
2次燃焼室24.0に開口部を有する側温合気流路23
8の上流側は、ダンパ232.ウィンドボックス173
を介して空気供給ダクト122a。
122bを連通している。ノズル236とノズル237
の外周部には、円板160と円板235がそれぞれ設け
である。該円板160と円板235ががなす円環状の空
隙部に多数のレジスタ型の旋回羽162が装着されてい
る。個々の旋回羽には支持柱161が一体的に形成され
ている。この支持柱161は、その軸芯方向を1次燃焼
室外壁142をなす円筒の母線と平行にして設置され、
その端部を前記円板160および円板235に設けられ
た支持穴に回転可能に支持されている。旋回羽162の
下流側端面ば複数個の燃料噴射孔25上を有し、燃料噴
射孔251は、旋回羽162内に設けたガス溜り252
.火炉側もしくはバナ側壁147側のいずれか一方の支
持柱161の中心部を貫通した供給管を介し、連通管2
3/Iを経て、気体燃料が供給される燃料溜りに接続さ
Jしている。円板160と円板235の上流側端面には
ダンパ232が一体的に取付けられている。ダンパ23
2の上流側には、バーナ側壁を貫通した調節棒230と
一体的に形成された可動ダンパ231が取付けられてい
る。ダンパ232と可動ダンパ231は共に円形の開孔
部を複数個有し、可動ダンパ231は調節棒230にて
一次燃焼室外壁142の母線方向に動かされることによ
り、下流方向に投影した開孔部の面積は調節される。
即ち、可動ダンパ23↓の開孔部がダンパ232の開孔
部と重なる時の開孔部の面積が最も大きく、側温合気流
路へ流入する空気流址は最大となる。
逆に、可動ダンパ23↓の開孔部がダンパ232の開孔
部と全く重ならぬ様に開孔部の面積を調節した時は開孔
部の面積を最小とし、副混合気流路へ流入する空気流量
は最小となる。可動ダンパ231は複数個の開孔部を有
する場合について記述したが、開孔部を有さぬ円筒状の
板による可動ダンパ231でも目的を達することができ
る。
パイロン1−火炎を形成する安定板155の内周側に設
けられた主燃焼火炎を形成する主混合気流路は、1次ス
ロート210と、1次スロート210の外周側に遊嵌さ
れた予混合スロート140で形成される円環状の流路で
ある。1次スロート210の」二流側は円弧の断面形状
をなすノズル208に接続され、予混合スロート140
の上流側は円弧の断面形状をなすノズル209に接続さ
れている。
ノズル208の上流側端面ばバーナ側壁に接続されてお
り、ノズル209の上流側端面ばバーナ側壁14.7の
火炉側に設けられた予混合側壁211に接続されている
。該バーナ側壁147と予混合側壁211がなす円環状
の空隙部に多数のレジスタ型の旋回羽206が装着され
ている。個々の旋回羽206には支持柱207が一体的
に形成されている。この支持柱207は、その軸芯方向
を1次燃焼室外壁142をなす円筒の母線と平行にして
設置され、その端部をバーナ側壁上47および予混合側
壁211に設けられた支持穴で回転可能に支持されてい
る。また支持柱207は旋回羽206の下流側に近い所
に取付けられており、旋回羽206に角度を持たせて旋
回強度を高くしても、隣接する旋回羽が接触して旋回朝
出11の開「、f面積を小さくさせることはない。予混
合側壁21]の上流側端面ば、1次燃焼室外壁142と
同心固状に配置させたダンパ205が接続されており、
ダンパ205の他端はバーナ側壁↓47に接続されてい
る。ダンパ205の外周側には、調節棒203と一体的
に形成された可動ダンパ204が設けてあり、ダンパ2
05と可動ダンパ204は、ダンパ231と可動ダンパ
232と同等の構造と動作を有する。
旋回羽の下流側には、ノズル208を貫通した燃料管2
01が複数個取付けられており、個々の燃料管の火炉側
には、噴射孔202が設けられている。噴射孔202の
下流側は主混合気流路に開1 52 0している。噴射孔202の上流側は、燃料管201、
複数の燃料管201と接続した燃料溜り200を介し、
燃料管179に接続されている。
1次スロート210は内周部に筒215を保持している
。筒215の火炉側に接続された流路調節弁216は、
上流側か流路調節弁と同等の径をなし、火炉側に行くに
つれて流路調節弁216の径が大きくなる特徴を有する
。流路調節弁216は、1次スロート210と筒215
、並びに、ノズル208に接続され中心部に流速調節棒
のガイドを有するめくら板213により、1次燃焼室外
壁142の母線方向に移動可能なように保持されており
、筒216に一体的に接続された流速調節棒214は流
速調節弁216を調節する。流速調節弁216を上流側
に移動(第20図の実線の状態)させると、主混合気流
路212の1次燃焼室157に面した流路面積は最小に
なり、下流側に移動(第20図の破線の状態)した流速
調節弁216は主混合気流路212の1次燃焼室157
側の流路面積を最大にする。
流速調節弁216は、主予混合気流路212への混合気
供給量に応じて動作し、主混合気流量212の1次燃焼
室157側の流路面積を調節する。例えば、主予混合気
流路212から噴出する予混合気の速度が予混合気の供
給流量に依らずほぼ一定となるように動作することがで
きる。これにより、低負荷の予混合気供給量が少ない条
件においても、火炎が主混合気流路内を過大することを
防ぐことができる。また、空気の体積流量は予熱温度で
も変動するが、空気の予湿温度を計測し体積膨張を補正
するように流路調節弁216が動作すれば、主予混合気
の噴出速度は予熱温度に依らず一定に保つことができる
。さらに、流路調節弁216に保炎器を取付けること、
主燃焼火炎は一層安定になる。
可動ダンパ204及び232は調節棒203゜231に
て可動ダンパとダンパの相対位置を変化し、可動ダンパ
とダンパが重なって形成される開孔部の面積は変化する
。即ち、可動ダンパは、その位置により前記開孔部の面
積を変化させ、主混合気流路2上2又は側温合気流11
238に流入する空気流量を調節するように動作する。
また、旋回羽206又は162の角度により旋回羽で生
ずる圧力損失は変化するため、流入空気流量は旋回強度
で変化する。可動ダンパ人口と旋回羽出口の間の圧力損
失が一定となるように、前記開孔部の面積を変えれば、
流入空気流量は旋回強度によらず一定に保たれる。
燃料溜り233から供給される燃料は、連通管234、
支持柱161.旋回羽162内に保持されたガス溜25
2を介し、旋回羽162の下流側端面に設けられた複数
の燃料噴射孔251から噴出し、副流合気流路238へ
流入した空気と混合し副燃焼火炎となる予混合気を形成
する。旋回羽162に設けた燃料噴射孔251から気体
燃料を噴出する方法は、流路内に燃料管201を突出さ
せて気体燃料を混合させる方法に比へで、空気を気体燃
料の混合に要する時間を短くすることができ、副流合気
流路の長さは主混合気流路より短くする。これは、旋回
羽後流に形成される渦254の乱流強度は燃料管202
の下流側の乱流強度よりも強いためであり、噴出された
気体燃料は渦254に巻き込まれた後に、lfi 25
4が形成する微細渦により空気と完全に混合される。気
体燃料と空気の混合は、旋回羽の表面に突起物を設は乱
流強度を強くすると、より一層促進される。さらに、旋
回羽162から気体燃料を噴出する方法は、旋回羽の下
流側に障害物を持たぬため、旋回羽で形成された旋回流
は障害物で減衰しない。
主燃焼火炎と副燃焼火炎を形成するように、燃料を分割
して供給する。燃焼負荷の低く燃料供給量の少ない時は
、ボイラは側温合気流路へ〇(給する燃料を遮断するよ
うに運転する。
安定板155は、空気比1以上、望ましくは1.0〜1
.5の予混合気を、数m/s、望ましくは、l〜3m/
sで上次燃焼室へ噴出し、予混合のパイロン1〜火炎を
形成する。主燃焼混合気流路は、空気比1以下、望まし
くは0.5〜0.9の予混合気を20〜50 m / 
sで旋回流として1次燃焼室157へ噴出し、噴出され
た予混合気はパイロ 0ツト火炎で点火されて主燃焼火炎を形成する。
副燃焼混合気流路は、空気比1以上、望ましくは1.0
−1.5の予混合気を20〜50 m / sで旋回流
として2次燃焼室140へ噴出し、噴出された予混合気
は主燃焼火炎で点火されて副燃焼火炎を形成する。主燃
焼火炎を形成する予混合気の空気比は1以下であるため
、火炎の最高温度は従来の拡散火炎に比べて低くサーマ
ルNOxの発生が抑制されるとともに、燃焼によって発
生するサーマルNOxは気体燃料の中間生成物により気
相還元され、窒素に転換する。さらに、主燃焼火炎で生
成される中間生成物は、副燃焼火炎で生ずるサーマルN
Oxも気相還元し、窒素に転換する。この主燃料火炎に
よる副燃焼火炎の気相還元は、副流合気流路の混合気が
主燃焼火炎と衝突するように、1次燃焼室に平行でない
角度を持たせることで、より一層促進する。また、2次
燃焼室の流れ方向の断面積は火炉側へ向うにつれて大き
くなるので、主燃焼火炎と副燃焼火炎が形成される2次
燃焼室の風俗速度が高くなることもない。
パイロット火炎は、予混合気で形成される例について記
載したが、パイロット火炎の目的は主燃焼火炎を着火す
ることにある。従って、少量の燃料を1次燃焼室内へ噴
出し、燃料の周辺から空気を噴出して火炎を形成する方
法、即ち、拡散火炎によるパイロット火炎の形成方法は
、本発明の目的を逸脱するものではない。
本実施例では、気体燃料を3分割して供給し、パイロッ
ト火炎、主燃焼火炎、副燃焼火炎を形成し、前記火炎に
順に次々と着火させるバーナ構造について記載したが、
バーナ構成の許す限り、気体燃料は3分割以上しても良
い。
放射伝熱管115bは火炉112と煙道114aに、放
射伝熱管115cは火炉112および煙道114bに、
それぞれ接し、該放射伝熱管1]5bおよび115cの
煙道側の表面温度は、煙道内の燃焼排ガス温度とほぼ等
しくなる。これにより、放射伝熱管の火炉と反対側の面
から外部へ漏出する熱量は、放射伝熱管の火炉外側部を
断熱材でおおっていた従来技術に比べて減少し、ボイラ
の熱効率が向上した。
接触伝熱管上19は、燃焼ガスの流れ方向と平行でない
向きに複数個配置されているので、該接触伝熱管11.
9の表面近傍の流れは乱流状態に保たれ、熱伝達率が高
くなるとともに、限られた火炉容積において数t/h〜
数百t/hの蒸発量のボイラに必要な伝熱面積の確保を
可能にした。
水蒸気伝熱管117中を流れつつ加熱された水蒸気は蒸
気a129に流入し、蒸気トラ4128中の水面下に設
けられた蒸気溜中で該蒸気溜129の管壁を介して蒸気
ドラム128中の水と熱交換する。この水蒸気は蒸気ド
ラム中の水を加熱し、自己は凝縮されて水となったのち
、図示されていない還水管を経て、水溜]33へ還流す
る。水溜133へ還流した水は、水蒸気発生管116a
または116bを通過しつつ加熱されて気化し、放射伝
熱管116cと水蒸気伝熱管117または放射伝熱管1
16dと水蒸気伝熱管1↓7で火炎の熱を吸収して更に
加熱され、蒸気溜129へ流入し、蒸気ドラム128内
に内装された蒸気溜において蒸気ドラム128中に保持
された水と熱交換する。これにより、火炎の接触による
伝熱管の破損や焼損を生ずることなく、熱媒体の移動と
凝縮を組合わせて従来の1.5〜2倍の45,000−
60,0OOKcaQ/mhの熱交換が実現された。
加熱流路170に設置された過熱器118は、加熱流路
170の曲り流路における燃焼ガスの偏流および剥離を
防止し、煙道114人口での燃焼排ガスの速度を均質化
し、これにより、煙道114内部の熱交換効率が向上す
るとともに、局部的に高い熱吸収量を有する伝熱管がな
くなり、焼損等の破損を防いだ。
上部煙道1.14. dの最上流側に設けられた第2空
気予熱器124は、加熱度調節弁125の開度調整によ
り、流入する空気量が調節されて第2空気予熱器124
内において燃焼排ガスから取り去られる熱量が調節され
、この結果未燃ガス燃焼器126へ流入する燃焼排ガス
の温度が、未燃ガス反応器に用いられている触媒の活性
温度から決められる温度範囲に保持される。このように
、第29− 0 空気予熱器124へ流入する空気の量を加減することに
より、ボイラの負荷が変化しても未燃ガス燃焼器126
人口の燃焼排ガス温度を設定温度範囲に保つことが可能
である。また、第2空気予熱器124は、未燃ガス燃焼
器上2Gの上流側に接して設けられており、燃焼排ガス
は、第2空気予熱器の煙管を通過しつつ整流されて、未
燃ガス燃焼器126へ流入する。
未燃ガス燃焼器126によれば、燃焼排ガスと触媒の接
触時間を制御することにより、燃焼排ガスの未燃ガスで
ある一酸化炭素濃度を低減することが可能であり、接触
時間を0.1〜1 秒として、−酸化炭素濃度を数千p
pmから1100PP以下にできた。未燃ガス燃焼器と
しては、排ガス中で小量で気体燃料を燃焼させ、この燃
焼によって形成される高温ガスと排ガス中の一酸化炭素
を接触させて酸化し二酸化炭素とすることも可能である
が、この場合は排ガスの未燃ガス燃焼器内の滞溜時間を
約1〜2秒にする必要があり、未燃ガス燃焼器の長さが
長くなるので、ボイラの小形化という観点からは好まし
くない。
第19図は、ボイラ出口の燃焼排ガスに含まれるN O
x濃度および一酸化炭素濃度と酸素濃度の関係を示す特
性図で、実線が従来のボイラの場合、破線が従来のボイ
ラの火炉容積を変えて本実施例と同等まで燃焼負荷を高
くした場合の従来ボイラの特性であって、いずれの場合
も同一バーナを用いた。従来ボイラの燃焼負荷を高くす
ると火炉内のガス温度が高くなるため、サーマルNOx
の発生量が増加し、燃焼負荷を高くした場合のNOx濃
度を示す破111Aaは、燃焼負荷を高くしない場合の
N Ox濃度を示す実線Aよりも上方になり、同一酸素
濃度におけるNOx濃度は増加する。一方、火炉内のガ
ス滞留時間は、燃焼負荷の増加とともに減少し、気体燃
料と高温ガスとの接触時間が短くなるため、未燃成分、
特に−酸化炭素濃度は、燃焼負荷が高くしない場合の濃
度を示す実線Bに対し、燃焼負荷を高くした場合の一酸
化炭素濃度を示す破線すは上方になり、同一酸素濃度に
おける一酸化炭素濃度は増加する。
未燃ガス燃焼器126を備えた本実施例においては、排
ガス中の一酸化炭素濃度が、−点鎖線Cで示されるよう
に低下するのて、実線B、破線すで示される一酸化炭素
濃度と同−一酸化炭素濃度を得るために維持すべき酸素
濃度が低く、この酸素濃度を0.3  とすることによ
ってNoxflJ度N3も、同−一酸化炭素濃度とした
場合の従来ボイラのN Ox 4度N1、高負荷燃焼の
従来ボイラのN Ox 41度N2よりも低くなる。つ
まり、未燃カス燃焼器を設けることにより、従来よりも
排ガス中の酸素濃度を低くした低酸素運転が可能になり
、NOxが低減される。また、火炉]12に供給される
過剰空気量を減らすことにより増加する一酸化炭素の排
出量を未燃ガス燃焼器を用いて抑制できるから、火炉内
で発生する−・酸化炭素の量を抑制するために必要な火
炉大きさに制限されることなく火炉を小さくてきる効果
がある。
予混合スロー1−140は、空気比1以下、望ましくは
0 、5−0 、9の予混合気を20−50m/Sで旋
回流としてコ次燃焼室157へ噴出し、噴出された予混
合気はパイロット火炎で点火されて主燃焼火炎を形成す
る。主燃焼火炎を形成する予混合気の空気比は1以下で
あるため、燃焼によって発生するサーマルNOxは気体
燃料の燃焼中間生成物により気相還元され、窒素に転換
する。これにより、同一酸素濃度におけるNoxa度が
、第19図の破線すで示された値よりも低減される。
また、主燃焼火炎は、予混合燃焼するため、混合律速の
拡散火炎に比べて燃焼速度が早く、短炎化することが可
能である。
一次燃焼室157は、主燃焼火炎の空気比)以下での燃
焼域を確保するとともに、燃焼空気流路238から噴出
される燃焼用空気による、パイロット火炎並びに主燃焼
火炎の不安定化を防止する。
この燃焼の不安定化防止のためには、1次燃焼室157
の内径dと長さ悲の比Q/dを0.2〜2、望ましくは
Q/dを、0.3〜0.9にする。
上記ボイラは、予混合室177へ空気を所定量供給し、
燃料ノズル152へ気体燃料を供給して空気比を1.2
付近に設定してパイロット火炎を63 一劇一 形成後、空気比0.6 付近を維持しつつ、主予混合気
流路212へ供給する空気と燃料の量を増加させて、所
定の燃焼負荷に設定する方法で起動される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、予混合気ノズル噴出口の下流に、噴出
される予混合気体の主流方向に平行にならないように設
置した板の作用により、予混合気の燃焼が噴流の中心部
より進行し易くすることで、予混合火炎の安定性を向上
することができる。又、混合気の燃焼が始まる前に、混
合気噴流の外周において燃焼ガスの一部を混合気に混入
させることで、空気過剰率1.0 近辺においても予混
合火炎からのNOxを大幅に低減することができる。本
発明の予混合燃焼方式のボイラでは同し空気過剰率下で
の発生NOxは、燃焼負荷を増大させてもほとんど変化
しないため、高負荷でかつ低NOxのボイラが実現でき
る。又、予混合ノズルを複数個設置し、かつこれらに保
炎用の拡散燃焼バーナを近接して設置することにより、
ボイラ負荷を10%から100%まで安定して変化する
ことができる。
なお、本発明の変形例として、バーナに1次燃焼室を設
け、ここで空気比0.5〜0.9の低空気比で燃焼し、
ここから発生する未燃分は2次ノズルから噴出される残
存酸素により完全燃焼することで単一のバーナによって
も高負荷低NOx燃焼が実現できる。
本発明のボイラは、燃焼ガス中の未燃分を排ガスダクト
の途中で燃焼させる構造としたため、未燃分がボイラ外
部へ排出されるのを著しく低減でき、低NOx燃焼を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は低NOxボイラ用バーナの概略図、第
3図は低N Oxボイラの概略図、第4図はボイラ負荷
と燃料供給率の関係を示すグラフ、第5図と第6図と第
8図は低NOxボイラ用バーナの燃焼特性図、第7@(
a)と第7図(b)は保炎器の有無による火炎形状を示
す断面図、第9図(a)は低NOxボイラ用バーナの他
の例を示す平面図、第9図(b)は側断面図、第10図
はボイラ負荷と燃料供給率の関係を示すグラフ、第11
図は低NOxボイラ用バーナの他の例を示す側断面図、
第I2図(a)は低NOxボイラ用バーナの更に他の例
を示す平面図、第12図(b)は同じく側面断面図、第
13図(a)は低NOxボイラ用バーナの他の変形例を
示す平面図、第13図(b)は同じく側面断面図、第1
4図(a)及び第I4図(b)は整流手段による影響を
示した特性図、第15図は本発明のボイラの一実施例を
示す断面図、第16図は第15図のm−m線に沿う断面
図、第17図は第15図のIV−IV線に沿う断面図、
第18図は第16図および第17図の■−■線に沿う水
平断面図、第19図は排ガス中のNOx、Go、02の
濃度の関係を示す概念図、第20図は第15図における
バーナ部分の詳細構造を示す断面図である。 1・・・保炎器、2・・・ノズル、3・・・整流板、4
・・・燃料ノズル、6・・・拡散火炎用バーナ、114
・・・排ガスダクト、117・・・伝熱管、126・・
・未燃分燃焼器、ボイラ負荷(%) 第 図 第 6 図 予混合気の空気過剰率 第 図 (a) (b) 特開平3−199805 (22) 第12図 (a) (b) 第13図 (a) (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、火炉と、 該火炉に設けられた気体燃料燃焼用バーナ、該火炉内に
    位置し、内部に水が通る流路を有し、前記バーナによる
    燃焼熱によつて水を加熱して蒸気を発生させる伝熱管、 該伝熱管と連通しており、該伝熱管内を流れる蒸気を滞
    める蒸気ドラム、 前記火炉内に位置し気体燃料の燃焼によって発生した燃
    焼ガスをボイラ外部へ排出する排ガスダクト、 該排ガスダクトの途中に位置し、該ダクト内を流れる燃
    焼ガス中の未燃分を燃焼する未燃分燃焼手段、 を具備し、前記気体燃料燃焼用バーナには、気体燃料と
    燃焼用空気とを予め混合した混合気を噴出するノズルと
    、該ノズルの噴出口の下流側近傍に位置し該予混合気の
    流れをさえぎつて後流側で循環流を形成する保炎手段、 を備えたことを特徴とする低NO_xボイラ。 2、火炉、 該火炉に設けられた気体燃料燃焼用バーナ、該火炉内に
    位置し、内部に水が通る流路を有し、前記バーナによる
    燃焼熱によつて水を加熱して蒸気を発生させる伝熱管、 該伝熱管と連通しており、該伝熱管内を流れる蒸気を滞
    める蒸気ドラム、 前記火炉内に位置し気体燃料の燃焼によつて発生した燃
    焼ガスをボイラ外部へ排出する排ガスダクト、 該排ガスダクトの途中に位置し、該ダクト内を流れる燃
    焼ガス中の未燃分を燃焼する未燃分燃焼手段、 を具備し、 前記気体燃料燃焼用バーナには、気体燃料と燃焼用空気
    とが混合された混合気を直進流として噴出するノズルと
    、該ノズル内に位置し多数の通気孔を有し該混合流を該
    通気孔を通すことによつて整流する整流手段と、該ノズ
    ルの噴出口近傍に位置し該混合気の流れをさえぎつて後
    流側で循環流を形成する保炎手段、 を備えたことを特徴とする低NO_xボイラ。 3、火炉、 該火炉に設けられた気体燃料燃焼用バーナ、該火炉内に
    位置し、内部に水が通る流路を有し、前記バーナによる
    燃焼熱によつて水を加熱して蒸気を発生させる伝熱管、 該伝熱管と連通しており、該伝熱管内を流れる蒸気を滞
    める蒸気ドラム、 前記火炉内に位置し気体燃料の燃焼によつて発生した燃
    焼ガスをボイラ外部へ排出する排ガスダクト、 該排ガスダクトの途中に位置し、該ダクト内を流れる燃
    焼ガス中の未燃分を燃焼する未燃分燃焼手段、 を具備し、前記気体燃料燃焼用バーナには、気体燃料と
    燃焼用空気とが予め混合した混合気を噴出するノズルと
    、該ノズルの噴出口下流側近傍に位置し、平板或いは円
    錐状の筒形を有し該混合気の流れをさえぎつてその後流
    側で循環流を形成する保炎手段を備えたことを特徴とす
    る低NO_xボイラ。 4、請求項3において、前記保炎手段として前記ノズル
    断面積より小さな面積の板を備えたことを特徴とする低
    NO_xボイラ。 5、火炉、 該火炉に設けられた複数の気体燃料燃焼用バーナ、 該火炉内に位置し、内部に水が通る流路を有し、前記バ
    ーナによる燃焼熱によつて水を加熱して蒸気を発生させ
    る伝熱管、 該伝熱管と連通しており、該伝熱管内を流れる蒸気を滞
    める蒸気ドラム、 前記火炉内に位置し気体燃料の燃焼によつて発生した燃
    焼ガスをボイラ外部へ排出する排ガスダクト、 該排ガスダクトの途中に位置し、該ダクト内を流れる燃
    焼ガス中の未燃分を燃焼する未燃分燃焼手段、 を具備し、 前記複数の気体燃料燃焼用バーナは、拡散燃焼用バーナ
    と該拡散燃焼用バーナの周囲に位置する複数の予混合気
    燃焼用バーナを備え、該予混合気燃焼用バーナの少なく
    とも1つに予混合気の流れをさえぎつて後流側で循環流
    を形成する保炎手段を備えたことを特徴とする低NO_
    xボイラ。 6、請求項5において、前記予混合気燃焼用バーナに該
    予混合気を整流する多数の通気孔を有する整流手段を備
    えたことを特徴とする低NO_xボイラ。 7、請求項5において、前記保炎手段として、前記バー
    ナの予混合気噴出ノズル断面積よりも小さい断面積を有
    する板を前記予混合気の流れをさえぎるように備えたこ
    とを特徴とする低NO_xボイラ。 8、請求項5において、前記保炎手段として円錐状をし
    た筒を該バーナの噴出口下流側近傍に備えたことを特徴
    とする低NO_xボイラ。 9、請求項5において、前記拡散燃焼用バーナに保炎手
    段を備えたことを特徴とする低NO_xボイラ。 10、火炉、 該火炉に設けられた複数の気体燃料燃焼用バーナ、 該火炉内に位置し、内部に水が通る流路を有し、前記バ
    ーナによる燃焼熱によつて水を加熱して蒸気を発生させ
    る伝熱管、 該伝熱管と連通しており、該伝熱管内を流れる蒸気を滞
    める蒸気ドラム、 前記火炉内に位置し気体燃料の燃焼によつて発生した燃
    焼ガスをボイラ外部へ排出する排ガスダクト、 該排ガスダクトの途中に位置し、該ダクト内を流れる燃
    焼ガス中の未燃分を燃焼する未燃分燃焼手段、 を具備し、 前記複数の気体燃料燃焼用バーナは、拡散燃焼用バーナ
    と、該拡散燃焼用バーナの周囲に円環状に位置する複数
    の予混合気燃焼用バーナとを備え、該予混合気燃焼用バ
    ーナの少なくとも1つに予混合気の流れをさえぎって後
    流側で循環流を形成する保炎手段を備えたことを特徴と
    する低NO_xボイラ。 11、請求項10において、前記保炎手段として前記ノ
    ズル断面積より小さな面積の板を備えたことを特徴とす
    る低NO_xボイラ。 12、火炉、 該火炉に設けられた複数の気体燃料燃焼用バーナ、 該火炉内に位置し、内部に水が通る流路を有し、前記バ
    ーナによる燃焼熱によつて水を加熱して蒸気を発生させ
    る伝熱管、 該伝熱管と連通しており、該伝熱管内を流れる蒸気を滞
    める蒸気ドラム、 前記火炉内に位置し気体燃料の燃焼によつて発生した燃
    焼ガスをボイラ外部へ排出する排ガスダクト、 該排ガスダクトの途中に位置し、該ダクト内を流れる燃
    焼ガス中の未燃分を燃焼する未燃分燃焼手段、 を具備し、 前記複数の気体燃料燃焼用バーナは、第1の拡散燃焼用
    バーナと該第1の拡散燃焼用バーナの周囲に位置する複
    数の予混合気燃焼用バーナを備え、該予混合気燃焼用バ
    ーナの少なくとも1つに予混合気の流れをさえぎつて後
    流側で循環流を形成する保炎手段を備え、 且つ該予混合気燃焼用バーナ内に該予混合火炎安定化用
    の第2の拡散燃焼用バーナを備えたことを特徴とする低
    NO_xボイラ。 13、請求項12において、前記第1の拡散燃焼用バー
    ナに保炎手段を備えたことを特徴とする低NO_xボイ
    ラ。 14、火炉、 該火炉に設けられた気体燃料燃焼用バーナ、該火炉内に
    位置し、内部に水が通る流路を有し、前記バーナによる
    燃焼熱によつて水を加熱して蒸気を発生させる伝熱管、 該伝熱管と連通しており、該伝熱管内を流れる蒸気を滞
    める蒸気ドラム、 前記火炉内に位置し気体燃料の燃焼によつて発生した燃
    焼ガスをボイラ外部へ排出する排ガスダクト、 該排ガスダクトの途中に位置し、該ダクト内を流れる燃
    焼ガス中の未燃分を燃焼する未燃分燃焼手段、 を具備し、 前記気体燃料燃焼用バーナが、気体燃料と空気との予混
    合気を噴出する1次ノズルと、該1次ノズルの火炉側に
    設けられ、その内側に1次燃焼室を形成する円筒状又は
    円錐台状の1次燃焼室外壁と、該1次燃焼室外壁外周に
    同心円状に設けられた燃焼用空気を噴出する2次ノズル
    、および該1次ノズルの予混合気噴出口の下流側近傍に
    位置し該予混合気の流れをさえぎつて後流側で循環流を
    形成させる保炎手段、 を備えたことを特徴とする低NO_xボイラ。 15、気体燃料と空気とが混合された混合気を直進流と
    して噴出するノズルと、 該ノズル内に位置し、多数の通気孔を有し該混合気を該
    通気孔を通すことによつて整流する整流手段と、 該ノズルの噴出口下流側近傍に該混合気の流れをさえぎ
    るように位置し、該ノズルの断面積よりも小さい断面積
    を有し、該混合気の流れをさえぎつて後流側で循環流を
    作る保炎手段と、を具備したことを特徴とするボイラ用
    バーナ。 16、気体燃料と空気との予混合気を噴出する1次ノズ
    ルと、該1次ノズルの火炉側に設けられその内側に1次
    燃焼室を形成する円筒状又は円錐台状の1次燃焼室外壁
    と、該1次燃焼室外壁外周に同心円状に設けられた燃焼
    用空気噴出用2次ノズル、および該1次ノズルの予混合
    気噴出口の下流側近傍に位置し該予混合気の流れをさえ
    ぎつて後流側で循環流を生成する保炎手段を具備したこ
    とを特徴とするボイラ用バーナ。
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