JPH03199674A

JPH03199674A - 多連式往復ポンプ

Info

Publication number: JPH03199674A
Application number: JP1338358A
Authority: JP
Inventors: Shingo Maru; 信吾丸
Original assignee: Maruyama Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Maruyama Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1989-12-28
Filing date: 1989-12-28
Publication date: 1991-08-30
Anticipated expiration: 2010-10-25
Also published as: JPH0799140B2; US5009580A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、薬液散布等の動力噴霧機等に装備される多
連式往復ポンプに係り、詳しくは大型化することなく容
量増大を実現できる多連式往復ポンプに関するものであ
る。

〔従来の技術〕

薬液散布や洗浄等に使用される動力噴霧機に装備される
従来の多連式ピストンポンプ（例：実開昭６０−７３８
８５号公報及び実公昭６３−３９４２９号公報等）では
、複数個の等長のピストン棒がクランク軸に対して同一
側に相互に平行に配設されるとともに、複数個のポンプ
室が一列に配列され、ピストンは、各ピストン棒の先端
に取り付けられ、ピストン棒の往復動に伴って、ポンプ
室の容積を増減している。

〔発明が解決しようとする課題〕

このような従来の多連式ピストンポンプでは。

ポンプ室及びピストンの横断面径は、ピストン棒の間隔
及びピストン棒間の隔壁の肉厚により制約され、十分に
大きな値にすることが困難になっている。したがって、
多連式ピストンポンプの容量を増加するために、ポンプ
室及びピストンの横断面径を増加する場合は、それに伴
って、多連式ピストンポンプの間隔も増加させなければ
ならず、多連式ピストンポンプが大型化するという問題
がある。なお、クランク軸の回転速度を上げて、多連式
ピストンポンプの容量を増加させる場合は、ピストン、
シリンダ、及びシールの摩耗が促進され、望ましくない
。

この発明の目的は、複数個の往復部材が共通の駆動軸に
対して一方の側に相互に平行に配設される多連式往復ポ
ンプにおいて、往復部材の間隔を広げずに、容量を増加
できる構造を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。

この発明の前提となる多連式往復ポンプ（１０）では、
複数個の往復部材（４８ａ、４８ｂ、４８ｃ）が、共通
の駆動軸（２８）に対して一方の側に相互に平行に配設
され、かつ駆動軸（２８）の回転に伴って往復動し。

変位部材（５６ａ、５６ｂ、５６ｃ）が、各往復部材（
４８ａ、４８ｂ。

４８ｃ）の先端側に取付けられ、駆動軸（２８）の往復
動に伴なう往復変位によりポンプ室（５４ａ、５４ｂ、
５４ｃ）の容積を増減して、流体を吸入、吐出する。そ
して、このような多連式往復ポンプ（１０）において、
この発明では、駆動軸（２８）の軸方向へ隣接関係にあ
る往復部材（４８ａ、４８ｂ、４８ｃ）同士は長さを異
ならされているとともに、駆動軸（２８）の軸方向へ隣
接関係にあるポンプ室（５４ａ　、　５４ｂ　、　５４
ｃ）同士は往復部材（４８ａ、４８ｂ、４８ｃ）の軸方
向へずらされている。

〔作用〕

この発明において、駆動軸（２８）の回転に伴って、往
復部材（４８ａ、４８ｂ、４８ｃ）は往復動するととも
に、各往復部材（４８ａ、４８ｂ、４８ｃ）の先端側に
取付けられている変位部材（５６ａ　、　５６ｂ　、　
５６ｃ）は、往復変位して、ポンプ室（５４ａ、５４ｂ
、５４ｃ）の容積を増減する。駆動軸（２８）の軸方向
へ隣接関係のポンプ室（５４ａ　、　５４ｂ　、　５４
ｃ）同士は往復部材（４１１ａ、４８ｂ、４８ｃ）の軸
方向へずらされており、変位部材（５６ａ、５６ｂ、５
６ｃ）の往復変位の範囲も、往復部材（４８ａ、４８ｂ
、４８ｃ）の軸方向へ重複することなく、ずらされてい
る。

〔実施例〕

以下、この発明を図面の実施例について説明する。

第１図及び第２図はこの発明の実施例に係る二連式ダイ
ヤフラムポンプ１０の構造をそれぞれ一部水平断面とし
て及び垂直断面として示す図である。

この二連式ダイヤフラムポンプ１０は例えば圃場におけ
る薬液散布や穐々の器具の洗浄等に使用される。クラン
クケース１２は、ケース本体１４と、ケース本体１４の
開口側に当てられてボルト１６によりケース本体１４に
着脱自在に固定されるケース蓋Ｉ８とを有し、ケース蓋
１８には、クランクケース１２内のオイル量を検出する
オイルゲージ２０が取り付けられるとともに、ケース蓋
１８の下部にはケース蓋１８内のオイルを排出するため
のドレンプラグ２２が設けられる。３個の案内部２４は
、相互に平行となるように、かつケースＭｉｌｌとは反
対側のケース本体１４の端部側に開口するように、ケー
ス本体１４に形成され、オイルキャップ２６はケース本
体１４の上部のオイル注入口に嵌められる。クランク軸
２８は、案内部２４の延び方向に対して直角な水平方向
へクランクケース１２を貫通し、両端部においてボール
ベアリング３０により回転自在にケース本体１４に軸支
される。案内部ｚ４は、クランク軸２８の軸方向へ等間
隔りで形成され、内径はｄｉ　（ｃｌｌ＜Ｌ）とされて
いる。ケース本体１４の案内部２４側の端部には、案内
部２４の延び方向へ順番にマニホールド３２゜３４、３
６．３８が組付けられ、マニホールド３２はスタッドボ
ルト４０及びナツト４２を介してケース本体１４に固定
され、マニホールド３４．３６．３８は１図示していな
い締付はボルトによりケース本体１４の方へ締め付けら
れ、固定される。

クロスヘツド４４は、各案内部２４に摺動自在に嵌挿さ
れて、案内部２４によりクランク軸２８の輪方向に対し
て直角な水平方向へ案内され、コンロッド４６を介して
クランク軸２８に連結され、クランク軸２８の回転に伴
って往復動する。往復ロッド４８ａ、４８ｂ、　４８ｃ
は、各クロスヘツド４４の先端側に螺合により結合し、
クロスヘツド４４の中心線方向へ延びている。往復ロッ
ド４８ａ、　４８ｃは等長であり、往復ロッド４８ｂは
往復ロッド４８ａ、　４８ｃより長くされる。

各カラー５０は、往復ロッド４８ａ、　４８ｂ、　４８
ｃに中心を貫通されるように、ケース本体１４とマニホ
ールド３２との間にオイルシール５２と共に嵌挿され、
オイルシール５２は、内周側において往復ロッド４８ａ
。

４８ｂ、　４８ｃに摺接して、クランクケース１２から
のオイルの漏れを防止している。

ポンプ室５４ａ、　５４ｂ、５４ｃは、ｄ２　（ｄ２＜
ｄｉ）の直径を有し、それぞれ往復ロッド４８ａ、　４
８ｂ、　４８Ｃの先端側に形成され、ポンプ室５４ａ、
　５４ｃは、クランク軸２８に対して直角方向の水平方
向に関して同一位置となるように、マニホールド３４の
マニホールド３２側の接合面に形成され、ポンプ室５４
ｂは、クランク軸２８に対して直角方向の水平方向に関
してポンプ室５４ａ、　５４ｃより先端側の位置となる
ように、マニホールド３６のマニホールド３４側の接合
面に形成される。従来の多連式ピストンポンプではポン
プ室の径ｄ２はクロスヘツド４４の径ｄｉにほぼ等しい
か、それ以下に規定されていた。ダイヤフラム５６ａ、
　５６ｂ、　５６ｃは、それぞれポンプ室５４ａ。

５４ｂ、　５４ｃを密封１区画しており、中央部を往復
ロッド４８ａ、　４８ｂ、　４８ｃの先端面に座金５８
及びボルト６０を介して固定されている。ダイヤフラム
５６ａ、　５６Ｃは周縁をマニホールド３２．３４の接
合部に挟持され、ダイヤフラム５６ｂは周縁をマニホー
ルド３４，３６の接合部に挟持される。各案内カラー６
２は、それぞれ往復ロッド４１３ａ、　４８ｂ、　４８
ｃの先端部を嵌挿されるように、それぞれマニホールド
３２．３４．３２の段部に固定され、クランクケース１
２の案内部２４と共に往復ロッド４８ａ、　４８ｂ、　
４８ｃの往復動を案内する。

吸入口６４及び吐出口６６は、最先端のマニホールド３
８の先端側の面のそれぞれ下側及び上側の関係で設けら
れ、マニホールド３８内の吸入通路６８及び吐出通路７
０に連通している。分岐通路７２．７４は、マニホール
ド３６．３８においてそれぞれ下側及び上側の関係で各
３個ずつ形成されて、それぞれ一端側では吸入通路６８
及び吐出通路７０へ連通し、他端側ではポンプ室５４ａ
、　５４ｂ又は５４ｃへ連通している。

吸入弁７６及び吐出弁７８はそれぞれ分岐通路７２゜７
４のポンプ室５４ａ、　５４ｂ、　５４ｃ側の端部に配
設され。

吸入弁７６は吸入通路６８からポンプ室５４ａ、　５４
ｂ、　５４ｂの方への一方向の液体の流れを許容し、吐
出弁７８はポンプ室５４ａ、　５４ｂ、　５４ｂから吐
出通路７０の方への一方向の液体の流れを許容する。吸
入弁７６及び吐出弁７８は、向きのみが相違するのみで
構造は同一であり、周縁部を合わせられて接合する弁座
８０及び弁サック８２と、弁サック８２内に変位自在に
かつ弁座８０に就座自在に配設される弁体８４と、弁サ
ック８２内に配設されて弁体８４を弁座８０に押圧する
圧縮コイルばね８６とを有している。

実施例の作用について説明する。

クランク軸２８は、図示していないエンジン又は電動機
等から回転動力を伝達され、回転する。これに伴って、
往復ロッド４８ａ、　４８ｂ、　４８は、クロスヘツド
４４及び案内カラー６２に案内されて、往復動する。

ポンプ室５４ａ、　５４ｂ、　５４ｃにおける作用は同
一であり、それらの代表としてポンプ室５４ａについて
説明する。

往復ロッド４８ａがクランク軸２８の方へ移動する行程
、すなわち吸入行程では、ダイヤフラム５６ａはその中
央部をクランク軸２８の方へ引かれ、ポンプ室５４ａの
容積は増加する。これにより、ポンプ室５４ａが負圧と
なり、吸入弁７６及び吐出弁７８はそれぞれ開及び閉と
なり、液体は、吸入口６４から吸入され、吸入通路６８
、分岐通路７２及び吸入弁７６を介してポンプ室５４ａ
内へ導入される。

他方、往復ロッド４８ａがマニホールド３８の方へ移動
する行程、すなわち吐出行程では、ダイヤフラム５６ａ
はその中央部をマニホールド３８の方へ押しやられ、ポ
ンプ室５４ａの容積は減少する。これにより、ポンプ室
５４ａ内の圧力が増加し、吸入弁７６及び吐出弁７８は
それぞれ閉及び開となり、液体は、ポンプ室５４ａから
導出され、吐出弁７８及び分岐通路７４を介して吐出通
路７０へ吐出される。

なお、図示の実施例では、ダイヤフラムポンプについて
説明しているが、この発明が、ダイヤフラム５６ａ、　
ｓｓｂ、　５６ｃの代わりにピストンを取り付けたピス
トンポンプにも適用可能であることは言うまでもない。

さらに、実施例では、クランク軸２８の回転により往復
ロッド４８ａ、　４８ｂ、　４８ｃが往復動されるが。

この発明は、クランク軸２８の代わりに、例えば特公昭
５７−３２２２８号公報等に記載されているようなカム
による駆動方式も採用可能である。

〔発明の効果〕

この発明では、複数個の往復部材が共通の駆動軸に対し
て一方の側に相互に平行に配設される多連式往復ポンプ
において、駆動軸の軸方向へ隣接関係にあるポンプ室同
士は往復部材の軸方向へずらされる。この結果、ポンプ
室は、それと隣接するポンプ室との干渉を回避しつつ、
横断面径を増加させることができるとともに、変位部材
の横断面径も増加することができ、多連式往復ポンプの
容量を、往復部材の間隔を広げることむく、増加するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第↓図及び第２図はこの発明の実施例に係る二連式ダイ
ヤフラムポンプの構造をそれぞれ一部水平断面として及
び垂直断面として示す図である。１０・・・二連式ダイヤフラムポンプ（多連式往復ポン
プ）、２８・・・クランク軸（駆動軸）、４８ａ、４８
ｂ、４８Ｃ・・・往復ロッド（往復部材）、５４ａ、５
４ｂ、５４ｃ・・・ポンプ室、５６ａ、５６ｂ、５６Ｃ
・・・ダイヤフラム（変位部材）。

Claims

【特許請求の範囲】

複数個の往復部材（４８ａ，４８ｂ，４８ｃ）が、共通
の駆動軸（２８）に対して一方の側に相互に平行に配設
され、かつ前記駆動軸（２８）の回転に伴って往復動し
、変位部材（５６ａ，５６ｂ，５６ｃ）が、各往復部材
（４８ａ，４８ｂ，４８ｃ）の先端側に取付けられ、駆
動軸（２８）の往復動に伴なう往復変位によりポンプ室
（５４ａ，５４ｂ，５４ｃ）の容積を増減して、流体を
吸入、吐出する多連式往復ポンプ（１０）において、前
記駆動軸（２８）の軸方向へ隣接関係にある往復部材（
４８ａ，４８ｂ，４８ｃ）同士は長さを異ならされてい
るとともに、前記駆動軸（２８）の軸方向へ隣接関係に
あるポンプ室（５４ａ，５４ｂ，５４ｃ）同士は前記往
復部材（４８ａ，４８ｂ，４８ｃ）の軸方向へずらされ
ていることを特徴とする多連式往復ポンプ。