JPH0319951Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0319951Y2
JPH0319951Y2 JP1985154974U JP15497485U JPH0319951Y2 JP H0319951 Y2 JPH0319951 Y2 JP H0319951Y2 JP 1985154974 U JP1985154974 U JP 1985154974U JP 15497485 U JP15497485 U JP 15497485U JP H0319951 Y2 JPH0319951 Y2 JP H0319951Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
pipe
gas
tube
cyclone classifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985154974U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6262853U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985154974U priority Critical patent/JPH0319951Y2/ja
Publication of JPS6262853U publication Critical patent/JPS6262853U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0319951Y2 publication Critical patent/JPH0319951Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cyclones (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は気体又は液体から固体粒子(液滴も
含む)を分離して捕集したり、固体粒子をその粒
径、比重の大小にしたがつて分級するサイクロン
分級機に関する。
[従来の技術] この種の一般的な分級機は、第1図を参照して
説明すると、円筒1の上面及び下面に気液体流出
管2及び固体粒子排出管3を気密に接続するとと
もに円筒上部周壁にその接線方向の被処理物流入
口4を形成しており、前記流入口4から気液体の
被処理物aが円筒1内に流入すると、円筒1内で
旋回流が生じ、固体粒子bを遠心力により分離沈
降させて排出管3から取出し、固体粒子bの除去
された気液体cは流出管2から排出される。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の分級機においては、
円筒1の下方では旋回流が弱くなるため、分離が
円滑に行なわれず、所望の粒径、比重のものが得
られないなど捕集・分級が円滑に行なわれない問
題がある。
一方、流入口4からの流速・流量を多くすれ
ば、旋回流は下方においても十分な強さをもつて
生じるが、円筒1内の滞留時間が短かくなるうえ
に、圧力損失が大きくなり、フアン動力が大とな
る。
このため、従来では、実開昭60−136752号公報
及び特開昭60−34756号公報に記載のごとく、円
筒1内を降下する粗粒粉に下方から上昇流体を送
り込んで、2次分級する技術がある。
しかしながら、後者の公報に記載のその上昇流
体の送り込み手段は、一本のパイプによつて円筒
中央から行つており、その流体が円筒横断面全域
に均一に送り込まれない。また、前者の公報に記
載のその送り込み手段は、円筒の周囲等分位置か
ら送り込むようにしているため、後者の技術に比
べれば、流体が円筒横断面全域に均一に送り込ま
れる。しかし、その流入方向が求心的であるた
め、単なる上昇流であり、すなわち、旋回流とな
らず、分級効果が薄い。とくに、分級粉粒体が数
ミクロンから数十ミクロンと微細になると、その
効果が極端に低下する。
この考案は、以上の点に留意し、微細粉粒体で
あつても、上記2次分級の効果を十分に得られる
ようにすることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この考案にあつて
は、前記従来のサイクロン分級機において、円筒
下部外周に環状管を設け、この管に、被処理物流
入口と同一接線方向の気液流入口を形成するとと
もに、管を全周に亘つて前記円筒に開口して連通
せしめたのである。
[作用] この様に構成されるサイクロン分級機は、円筒
内に環状管から気液体が吹き込まれ、流速を助長
する。このとき、その気液体の円筒内への吹き込
みは、環状管が全周に亘つて円筒に開口して連通
しているため、円筒の全周から被処理物の流れと
同一の旋回上昇流となり、かつ均一で一様なもの
となる。一様なものとなれば、微細な粉粒体で
も、円滑に分級する。
[実施例] 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図及び第2図に示すように、四角状フレー
ム10内に上下方向の円筒1が位置され、この円
筒1の上面を閉塞する上板11の腕12がフレー
ム10に固着されてフレーム10に円筒1が取付
けられている。円筒1の上部周壁には被処理物a
の流入管13が周方向に沿うように接続されてそ
の開口(流入口4)が周壁の接線方向となり、流
入管13から被処理物aが円筒1内に流入する
と、内部で旋回流が生じ、固体粒子b(分級の場
合は粒径・比重の大きい粒子)は遠心力の作用で
外壁に沿つて沈降する。
円筒1の軸上には上面外部から内部に至る流出
管2が設けられ、この管の下端開口から固体粒子
bの除去された気体cが流入し排出される。
上記流出管2は補助板11aを重ねた上板11
の中央を気密に摺動可能に挿通してその支持板1
4の腕がフレーム10に突設したねじ軸15に嵌
通しており、ナツト16の適宜位置の締付けによ
り流出管2の高さが位置決めされる。
上記円筒1の下部は錐状となつてその外周に上
下二段の環状管17,18が設けられ、この管1
7,18の底壁は内方途中から下方に向う逆円錐
状となつて開口し、下段側環状管18の開口に排
出管3が接続されている。両管17,18には、
第2図に示すように流入空気が流入口4と同一接
線方向に流れるように流入管19が接続されてお
り、この流入管19から空気が送り込まれると、
第1図矢印のごとく管17,18の開口周囲から
空気が入り込んで円筒1内を下降した被処理物a
を吹き上げるとともに旋回流を生じさせる。すな
わち、円筒1内の旋回を助長する。
上記流入管2の下端と円筒1の円錐状部1aの
開口との間には上下面が円錐状のコーン5が設け
られ、このコーン5はその筒部を水平面で分割し
た上下コーン部材5a,5bから成り、両コーン
部材5a,5bはその筒部でもつて軸方向に移動
可能に嵌め合わされている。
上コーン部材5aは周囲三等分点がねじ軸20
に支持され、この軸20がフレーム10に支持さ
れ、その両支持点間を調整することにより上コー
ン部材5aが所望位置に位置決めされる。また、
下コーン部材5bはその中心が流出管2の軸上の
ねじ軸21に支持され、この軸21は上コーン部
材5aの中央のねじ軸受23をねじ通つており、
軸21を回すことにより上コーン部材5aに対し
下コーン部材5bが上下動する。
したがつて、流出管2とコーン5の間隔は、流
出管2と上コーン部材5aの上下位置調整によつ
て決定し、コーン5と円錐状部1aの開口との間
隔は前記流出管2、上コーン部材5aの調整に加
え、下コーン部材5bの上下位置調整によつて決
定する。
上下コーン部材5a,5bの上下面には、第3
図に示すように被処理物aの旋回方向(第2図に
おいて右回り)内側にわん曲した羽根22が等間
隔に設けられており、この羽根22により流出管
2及び排出管3に気流が円滑に流れ込む。
実施例は以上のように構成されており、流出管
2から吸気すると、流入管13から被処理物aが
円筒1内に流入して旋回し、固体粒子bは遠心力
の作用で外壁(円筒1)に向つて沈降し、排出管
3から断続的又は連続的に取り出される。一方、
粒子を除去された気体cは流入管2の下端開口か
ら流入して排出される。
この作用時、環状管17,18から円筒1内に
環状に流れる空気が吹き込まれて被処理物aを吹
き上げるとともに旋回流を生ぜしめ、被処理物a
の滞留時間が長くなるとともに、それらがより以
上に旋回し、捕集・分級が円滑に行なわれる。
なお、実施例は被処理物aが気体の場合であつ
たが、液体においても同様にしてこの考案の効果
を得ることは勿論である。
[考案の効果] この考案は以上のように構成し、2次分級用流
体を円筒内に一様に送り込むようにしたので、前
記公報記載の従来のものに比べ、捕集、分級効率
が向上する。とくに、微細な粉粒体の分級に効果
的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のサイクロン分級機の実施例
を切断正面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は第1図のコーンの平面図、第4図は第1図のX
−X線断面図である。 1……円筒、2……流出管、3……排出管、4
……流入口、17,18……環状管、19……流
入管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円筒の上面及び下面に気液体流出管及び固体
    粒子排出管を気密に接続するとともに円筒上部
    周壁にその接線方向の被処理物流入口を形成し
    たサイクロン分級機において、前記円筒下部外
    周に環状管を設け、この管に、前記接線方向の
    気液体流入口を形成するとともに、管を全周に
    亘つて前記円筒に開口して連通せしめたことを
    特徴とするサイクロン分級機。 (2) 上記環状管が複数段に設けられていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項に記
    載のサイクロン分級機。
JP1985154974U 1985-10-07 1985-10-07 Expired JPH0319951Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154974U JPH0319951Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154974U JPH0319951Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6262853U JPS6262853U (ja) 1987-04-18
JPH0319951Y2 true JPH0319951Y2 (ja) 1991-04-26

Family

ID=31075254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985154974U Expired JPH0319951Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0319951Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034756A (ja) * 1983-08-05 1985-02-22 Babcock Hitachi Kk 気流分級器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60136752U (ja) * 1983-12-30 1985-09-11 株式会社日平トヤマ 混合粉の分離装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034756A (ja) * 1983-08-05 1985-02-22 Babcock Hitachi Kk 気流分級器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6262853U (ja) 1987-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3720314A (en) Classifier for fine solids
US6276534B1 (en) Classifier apparatus for particulate matter/powder classifier
JP2509374B2 (ja) 粉粒体分級装置
JPH0525717Y2 (ja)
US4818376A (en) Leakage prevention apparatus for a classifier
JP4907655B2 (ja) 気流分級機および分級プラント
JPS60212277A (ja) 粒状物分類装置
JPH0319951Y2 (ja)
US2762572A (en) Apparatus for disintegrating and classifying dry materials
CN214077294U (zh) 一种气相粉体分级设备
JPS62129165A (ja) 粉体捕集器付サイクロン分離器
JP2946231B2 (ja) 超微粉分級機
JPH11138103A (ja) 気流分級機
JPH0222060Y2 (ja)
JP3336440B2 (ja) 低圧損サイクロン
JPS60161721A (ja) 粉体の気流混合方法およびその装置
JPH07328545A (ja) 粉粒体分級装置
JP2946230B2 (ja) 超微粉分級機
JPH025880Y2 (ja)
JPS6345266B2 (ja)
JP2579763Y2 (ja) 分級機
GB1425482A (en) Centrifugal separators
JPH01274881A (ja) 空気分級機
JP2807841B2 (ja) 超微粉分級機
JPS5925516Y2 (ja) 粉粒体の分級装置