JPS6034756A - 気流分級器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粉体の分級装置に係り、とくに分離限界粒子
径を処理量を変えることなく任意に調整するに好適な気
流分級器に関するものである。

分級器の使用に際しては、その分離限界粒子径を適宜変
更５１整して使用し１台の分級器で広範囲の分級な行な
うことが望まれる場合がある。

しかしながら、従来の標卑形サイクロンを気流分級器と
して使用する場合においては、分離限界粒子径を変更調
整するには、陰塵ガスのサイクロン入口速度を調整しな
ければならず、分離限界粒子径を大きくとると処理量の
低下が生じるという欠点がある。

また、公知の装置として、二次気流量のみを変化させる
ことにより分離限界粒子径を任意に変化させ得るブロー
アツプ形気流分級器があるが、装置の容量上の東件より
広範囲な分離限界粒子径の選択は不可能である。

第１図を参照して従来例の構造を説明する。このサイク
ロン式気流分級器１は上方円錐部ＩＡ。

円筒部２およびサイクロン下部３からなる外筒外観を有
しており、前記円錐部ＩＡの上方にはガス排出管４が設
けである。円錐部ＩＡの内部には中子１６が上方を支持
棒１１および中子調整装置と接続されかつ下方を中子支
持ピ／１７で支持されて配設されている。さらに、分級
器１には粉体送給管６、サイクロン連結管１８が設けら
れ、またサイクロン下部３の下方には２次気流噴出管１
０および灰排出管５が設けである。この気流分級器１は
ザイクロン内部の中子１６を上下に移動させ、さらにサ
イクロン下部３内の２次気流噴出管ｌＯからの２次気流
量の調節により広範囲な分離限界粒子径の選択を可能と
したものである。このような気流分級器においては、サ
イクロン効果による分離限界粒子径はサイクロン下部３
０２次気流噴出管１ｏからの２次気流による風篩効果に
よる分離限界粒子径よりも大きくなければならない。

しかしながら、第１図に示すサイクロン式気流分級器に
おいては、中子１６全体が上下するため、中子１６と円
筒部２とサイクロン下部３を接続する円錐部との間の２
次気流の流路断面積が小さくなるため、この部分での２
次気流の上昇速度が大きくなり、サイクロン効果による
分離限界粒子径より２次気流の風篩効果による分離限界
粒子径が大きくなり、サイクロン下部３へ落下しなくな
り運と２次気流量の調節により分離限界粒子径を選定す
るようになっているが、中子１６の位置により２次気流
の上昇速度が変化するため、性能を決定するパラメータ
が３つ存在することＫなり、操作が煩しい欠点を有して
いる。また、図示気流分級器では中子１６の底部が平面
であるため、２次気流の乱れが生じ、それＫより分級性
能が低下するという欠点も有している。

本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を除去し、そ
の処理ガス量を増減させることなく分離限界粒子径を任
意に変更調整でき、さらに分級性能の高い優れた気流分
級器を提供することである。

上記目的は、本発明によれば、粉体送給管と接続される
外筒上部を円錐部として形成し、該外筒内には該外筒と
同軸に上下を円錐形状とした中空の中子を配設し、該中
子を上部中子が下部中子の外周を自由に摺動し得るよう
に２部分から形成して前記下部中子を前記外筒に固着し
かつ前記上部中子を前記外筒の軸方向に無段可変とし、
そして前期外筒下部に２次気流噴出管を配設してなるこ
とを特徴とする気流分級器によって達成される。

以下に本発明の１実゛施例を第２図および第３図を参照
して説明するが、第１図の従来例と同一部分には同一符
号を付して示す。

気流分流器の外観は円錐部ＩＡ、円筒部２およびサイク
ロン下部３からなるケーシングまたは外筒１として形成
される。該外筒１内にはそれぞれ円錐形状先端を有する
上部中子７および下部中子８０２部分からなる中子が配
置される。下部中子８は連絡管９および下部中子支持ピ
ン１３により円筒部２に固定されている。一方、上部中
子７はガス排出管４の外部に設けた中子調整装置１２に
連結された支持棒１１と上部中子支持ピン１４によって
支持されて無段可変で下部中子８の外周を自由に上下動
するようになされている。下部中子８の下方には２次気
流噴出管１０からの２次気流の乱れを感じるための十字
形整流板１５が配設されている。図中、符号５で示され
るのは灰排管でありかつ６は含塵ガスをサイクロン、す
なわち気流分級器に送給する粉体送給管である。

上記構成の気流分級器の作用を説明すると、粉体送給管
６を通ってサイクロン、すなわち外筒１内に送給された
含塵ガスは、円筒部２内に接線力方向から旋回流となっ
て流入しかつ遠心力の作用により粉体と気体に分離され
る。気流中から分離された粉体は、下部中子８と円筒部
２との間の環状空間を落下していくが、サイクロン下部
３から２次気流噴出管１０を介して流入する２次気流の
分散効果により分散され、分離限界粒子径以下の粒子径
になった１部の粉体は、２次気流に同伴されガス排出管
４から排出される。また、粉体送給管６より供給された
含塵ガスは、２次気流によって分散されかつ粉体相互の
干渉現象が低下するため。

分級性能が向上せしめられる。

なお、気流分級器によって分離された粉体は、連絡管９
、サイクロン下部３を通って灰排出管５から排出回収さ
れる。

上記実施例によれば、サイクロンを形成する外筒上部を
円錐形にし、該円錐部内に上下に円錐形状を有する２部
からなる中子を前記外筒と同軸に設けて上部中子を上下
に無段可変移動させ、外筒゛円錐部と中子円錐部によっ
てできる環状空間の断面積を調節することにより、処理
量を変えることなく、分離限界粒子径を任意に調節でき
、さらにサイクロン下部からの２次気流噴出量を可変と
することＫよって分離限界粒子径を任意に変化させるこ
とができるという効果を有する。また、サイクロン下部
からの２次気流を上部中子および十字形整流板によって
円筒部へ均一に供給し粉体を分散させて干渉現象を低下
させることにより分級性能を向上させるという効果を奏
する。さもＫ、上部中子のみを上下動可能とし下部中子
を固定することにより、サイクロン効果による分離限界
粒子径が２次気流の風篩効果による分離限界粒子径より
も大きくなる条件の設定が容易となるという効果を奏す
る。

斜上のごとく、本発明によれば、その処理ガス量を増減
することなく、送給された含塵ガスをサイクロン内に均
一に噴出させて粉塵の分散を良好にして、分離限界粒子
径を任意に変更調整でき、さらに分級性能の高い優れた
サイクロン式の気流分級器を提供できるという著効をす
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の気流分級器の構造を説明する側面図、第
２図は本発明による気流分級器の構造を示す側面図、第
３図は第２図の線Ａ−Ａに沿う平面図である。 １・・・・・・外筒、ＩＡ・・・・・・円錐部、４・・
団・ガス排出管、５・・・・・・灰排出管、６・・・・
・・粉体送給管、７・旧・・上部中子、８・・・・・・
下部中子、１ｏ・・・・・・２次気流噴出管。 １１７図 ２ 第２１ｉ！！１ １３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外筒と、核外筒の適所にそれぞれ配設される粉体送給管
   、灰排出管およびガス排出管を有する粉体分級用サイク
   ロン式気流分級器において、前記粉体送給管と接続され
   る前記外筒上部を円錐部として形成し、前記外筒内には
   該外筒と同軸に上下を円錐形状とした中空の中子を配設
   し、該中子を上部中子が下部中子の外周を自由に摺動し
   得るように２部分から形成して前記下部中子を前記外筒
   に固着しかつ前記上部中子を前記外筒の軸方向に無段可
   変とし、そして前記外筒下部に２次気流噴出管を配設し
   たことを特徴とする気流分級器。