JPH03199479A - 感圧接着紙古紙のパルプ化法 - Google Patents

感圧接着紙古紙のパルプ化法

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JPH03199479A
JPH03199479A JP1341399A JP34139989A JPH03199479A JP H03199479 A JPH03199479 A JP H03199479A JP 1341399 A JP1341399 A JP 1341399A JP 34139989 A JP34139989 A JP 34139989A JP H03199479 A JPH03199479 A JP H03199479A
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pulp
paper
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pressure
suspension
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JP1341399A
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Masaru Tsuji
辻 勝
Osamu Kitao
修 北尾
Hiroshi Tsuchiya
寛 土屋
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は感圧接着紙古紙(損紙も含む)より再生パルプ
を得る方法に関し、特に感圧接着剤、シリコン、プラス
チック等の分離効果を良くし白い再生パルプを得る古紙
の処理方法に関する。
〔従来の技術] 現在、わが国ではパルプ製造の為の原料として、再生用
損紙を含む古紙の使用量は、紙、板紙生産原料の50χ
を越えており、既に主原料の(立置を占めている。
再生パルプ化可能な古紙は、新聞、ダンボール、雑誌、
模造、色土(アートを含む)、上白、カード、特白、中
白、白マニラ、切符、中央反古、茶模造紙(浮設を含む
)、台紙、地券、ボール、感熱紙、感圧複写紙、CPO
等である。
これら古紙からの再生パルプ化法は、一般的には古紙を
離解してパルプ懸濁液を得る離解工程、パルプ懸濁液中
の異物を分離する粗選、精選工程、印刷インキを分離す
る脱墨工程、色を白くする漂白工程等をえて再生パルプ
化が行われている。
しかし、ワックス加工した紙、感圧接着紙、ホットメル
トした紙等は、パルプ繊維からワックス、感圧接着剤、
ホントメルトが分離することが出来ず、再生パルプ化不
可能な古紙(禁忌品)とされている。
特に、感圧接着紙の場合は、感圧接着剤が5〜50χも
含まれており、更に、この感圧接着剤は粘着力が強いZ
、)に、パルプ繊維からの分離が不可能とされている。
又、再生パルプ中に感圧接着剤が含まれていると、該再
生パルプを使用して、抄紙するど、抄紙工程で感圧接着
剤がワイヤーの目を塞いだり、プレスロールや毛布を汚
したりして、紙切れを起こし、抄紙効率を著しく低下さ
せるという問題が生しる。又、紙面上に斑点を形成する
等、紙層形成又は品質面で悪影響を及ぼすという問題も
生しる。
このような問題を抱えているために、現状では感圧接着
紙の古紙の再生パルプ化は敬遠され、産業破棄物となっ
ているのが実情である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、感圧接着紙の古紙より再生パルプを得る方法
に関し、特に感圧接着剤、シリコン、プラスチックの分
離効果を良くし、着色古紙を含む場合は白い再生パルプ
を得て、抄紙工程でトラブルを生じさせない古紙パルプ
化法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段〕 本発明は、感圧接着紙の古紙から再生パルプを得るため
のパルプ化法に於いて、該古紙を水中離解し、その懸濁
ン夜をスクリーンブレートの日入が0、5 mm幅以下
のスクリーンで処理してパルプ以外の物質を除去し、そ
のアクセプトに界面活性剤を加え、更に空気を導入しな
がら攪拌することによってパルプ以外の物質を泡沫浮上
分離し、更にパルプ懸濁液を15%以上の濃度下で機械
的攪拌することを特徴どする感圧接着紙古紙のバルブ化
法である。
〔作 用] 本発明で処理対象としている感圧接着紙は、ラヘル、シ
ート、ワッペン等に加工し、商業用、事務用、家庭用等
、広範囲の用途に使用されているものである。
このような感圧接着紙の一般的な構成は、表面基(4と
剥i!1基材との間に感圧接着剤をサンドインチにした
状態ものである。
表面基材としては、クラフト紙、中質紙、上質紙、コー
ト紙、アート紙、キャストコート祇、及びそれらをプラ
スチックでラミネートした紙、フィルム、フォイル等が
用いられ、剥離基材としては、グラシン紙のような高密
度紙、クラフト紙、中質紙、上質紙、コート紙、アート
紙、キャストコート♀氏、及びそれらを)″ラスチック
でラミネートした紙、フィルム等にシリコーン化合物や
フッ素化合物の如き剥離剤を塗布加工したものが使用さ
れる。
感圧接着剤としては、ゴム系、アクリル系、ビニールエ
ーテル系等のエマルジョンや溶剤及全無溶剤の感圧接着
剤が使用される。
本発明で処理対象としている感圧接着紙の古紙には、上
記のような製品、製造工程で発生する半製品及び損紙を
含むものである。
本発明では、上記のような感圧接着紙の古紙をパルパー
等で離解して、懸濁液を作る。この時、感圧接着剤やプ
ラスチック等(以下、単に異物という)が攪拌機等によ
って、機械的作用を過度に受け、微細に砕かれてしまう
と、精選工程や浮上分離工程での分離効果を悪くしてし
まう。又、再生パルプ中に感圧接着剤が含まれていると
、該再生パルプを使用して、抄紙すると、抄紙工程で感
圧接着剤がワイヤーの目を塞いだり、プレスロールや毛
布を汚したりして、紙切れを起こし、抄紙効率を著しく
低下させるという問題も生じ、又、紙面上に斑点を形成
する等、紙屑形成又は品質面で悪影響を及ぼすという問
題も生しる。
このため、離解程度は異物を微細に砕かないように調節
し、後工程での精選や浮上分離工程での分離効率を低下
させないようにすることが好ましい離解程度を調節する
に際しては、本発明者等が鋭意研究し開発した異物判定
法を用いるのがよい。
本発明者等が開発した異物判定法は、離解された古紙を
実験用フラットスクリーン(8/1000インチのスリ
ットを有するプレー1−)で処理し、プレー 1−を通
過したパルプから手抄き、乾燥、カレンダー掛けをして
シートを得、このようにして得たバルブシートついて、
0.08mm2以上の斑点を計測し、乾燥パル120g
当たりの個数として表示する方法である。
該異物判定法は、後工程の精選スクリーン、浮上分離で
、どれだけ異物がとれるかを予知するものである。離解
工程で異物が機械的作用を過度に受けて、非常に小さく
なり過ぎると、乾燥パル120g当たりの個数が多くな
り、精選スクリーン、浮上分離での異物分離効果が悪く
なる。
逆に、適度の機械的、物理的作用を受けた場合には異物
が適度に小さくなり、乾燥パル120g当たりの個数が
少なくなり、精選スクリーン、浮上分離での異物の分離
効果が良くなる。
本発明では、この異物判定法で測定した値が、乾燥パル
プ20g当たり、10個以下に調節することが好ましい
因みに、10個を越えると精選スクリーン、浮上分離で
の異物の分離効果が悪くなり、再生パルプ中の異物が増
え、抄紙工程でワイヤーの目を塞いだり、プレスロール
や毛布を汚したりして、紙切れを起こし、抄紙効率を著
しく低下させる。更に紙面上に斑点を形成するなどして
、紙品質上悪影響を及ぼすことになる。乾燥パル120
g当たり、10個以下に調節すると精選スクリーン、浮
上分離での異物とパルプとの分離効果が良く、抄紙工程
でトラブルのない再生パルプが得られる。
感圧接着紙の古紙の離解方法は、表面基材や剥離基材の
紙の種類に依って、離解されやすいものや離解しにくい
ものがある。離解されやすいものは、水で離解されるが
、グラシン紙や樹脂等で耐水性や強度を付与させている
特殊な紙は、高温水を用いたり、更には、アルカリを添
加して離解をする。このように、表面基材や剥ii!1
1基材の紙の種類により、離解性が異なるため、予備実
験により、感圧接着紙の古紙は損紙特有の離解性を確認
しそれに合わせて適宜好ましい離解作業を行うことが出
来る。
離解程度を調節する方法は、パルパー等の装置が決まっ
ている場合には、離解時間の長短、パルプ濃度、水の温
度、アルカリ添加量等で調節すればよく、特に限定する
ものでない。
本発明では、かくして得られた感圧接着紙の古紙の悲濁
液は精選工程に送って、スクリーンを使用して、異物と
パルプに分離する。
精選工程迄の過程で、大きな異物は粗選工程等を設けて
、取り除いておくと精選工程でのスクリーンの日入の詰
りを予防することができる。
通常、精選工程では、スクリーンの他には、異物とパル
プの比重差を利用して分離するクリーナーがある。この
クリーナーは異物とパルプの比重差が大きい場合には分
離効果が大きいため有用であるが、本発明で処理対象と
している感圧接着紙の異物はパルプとの比重差が殆どな
いものが多く従って、本発明においては有用性に乏しい
一方、本発明で処理対象としている感圧接着紙の異物は
パルプ繊維と形状が異なる。即ち、パルプ繊維は、径が
40μ以下、長さ7mm以下の細長いものであるのに対
し、異物は離解程度を調節することによって、パルプ繊
維より大きい形状に止めることができ、形状差を利用し
て精選することを特徴とするスクリーンは優れた分離効
果を発揮する。
スクリーンで用いるプレートには、丸穴とスリットがあ
るが、本発明者等の実験結果では丸穴よりスリットの方
が分離効果が良く好ましい。
又、スクリーンのスリットプレートの日入は0゜5mm
幅以下にするのが好ましい。0.5mmより大きな幅の
場合は、日入が大きずぎて、異物がスクリーンの日入を
通過し異物の分離効果が悪く、後工程での浮上分離での
負担が大きくなるので好ましくない。一方、0 、5m
Ir1以下にすると、異物とパルプとの分離効果が良く
、後工程での浮上分離での負担を小さくさせることが出
来るので好ましい。
スクリーンは、スリットプレー1−〇両穴が0.5n+
m幅以下のものが使用できるものであれば、特に限定す
るものでないが、浮上分離、遠心分離、プレ−4篩別分
離の三機能を有するものが良く好ましい この三機能を有するスクリーン装置は、0.1〜1.5
zのバルブ!!!濁液に空気を吹き込み、該懸濁液に攪
拌機等で遠心作用を与えて、軽い異物を浮上させて分離
する。浮上しない、重く、大きい異物とパルプ繊維はス
クリーンのスリットプレートで分離する。このような装
置は、異物によるプレートの日入の塞ぎを防止するので
、日入を0.05mmの幅にまで小さくすることが出来
、異物の分割効果を良くし又、軽い異物は浮上分離され
る為、後工程での浮上分離の負担を小さくするので好ま
しい。
更に、上記、三機能を有するスクリーン装置に送り込む
パルプ懸濁液に、界面活性剤を加えてスクリーン処理を
すると泡立ちがよくなり、泡の表面に感圧接着剤が付着
し、泡共に浮上分離して、異物の分離効果を良くするの
でより好ましい。
更に、本発明では、上記の如くして得られたアクセプト
パルプ液に界面活性剤を加え、更に空気を導入しながら
攪拌して浮上分離する必要がある。
本発明で対象としている感圧接着紙の古紙には感圧接着
剤やプラスチック等の異物が5〜60χ含んでいる為に
、スクリーンのみでは異物が完全に取り除くことが出来
ないヶ又、スクリーン処理をせずに、浮上分離しても完
全には取り除くことが出来ない特に大きなプラスチック
は、浮上しにくく分離するのが難しい。スクリーン処理
と浮上分離処理とを組み合わせて行う必要がある。
本発明で使用する浮上分離装置は、従来からあるフロー
テータ−が使用でき、特に限定するものでない。
本発明で使用する界面活性剤は、印刷された古紙を脱墨
する際に、使用される脱墨剤が使用でき、中でも、脂肪
酸石鹸及び脂肪酸系又は油脂系のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面゛活性剤は、泡
の表面に感圧接着剤を良く付着させるために、泡と共に
浮上分離して異物の分離効果を良くするので好ましい。
界面活性剤の添加量は泡立ちの状況をみて、適宜調節す
ればよく、0.01〜1.0χ(対乾燥パルプ)添加す
れば良い。
浮上分離時のパルプ濃度は、0.1−1.5χでよく特
に限定するものでない。
かくして、異物を取り除いたパルプは、本発明では脱水
濃縮し、パルプ濃度を15%以上、好ましくは25%以
上にして、機械的攪拌を行う。その手段としてニーダ−
やデスパーザ−を用いて行う。
本発明で対象とする感圧接着紙の古紙には、青色や黄色
等の色物や耐水性を付与したコート紙等が含まれる場合
が多い。古紙に色物が含まれる場合は、再生したパルプ
を漂白せずに、そのままの使用すると抄紙して得られた
紙の色が変化して商品価値を低下させることになる。従
って、色物の古紙を再生する場合には、漂白することが
必要となる。
漂白剤は次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸カルシ
ウム、過酸化水素、過酸化ナトリウムの酸化剤やハイド
ロサルファイド、ホルムアミジンスルフィン酸の還元剤
が使用できる。特に、次亜塩素酸ナトリウムまたは次亜
塩素酸カルシウムは染料の分解力が強いので、好ましい
漂白剤の添加量については紙の中に含まれている染料の
種類や量によって漂白効果が異なるので、特に、限定す
るものでなく、適宜選択すればよい。
なお、漂白する場合にはパルプ濃度が15%以上で行う
のが好ましい。因みに、パルプ濃度が15χ未満で機械
的攪拌処理を行うと漂白剤の濃度が低くなり、更には、
パルプ繊維への圧縮力が弱くなり、パルプに吸着してい
る染料がパルプから遊離されにくい為に、漂白効果が落
ちる。一方、パルプ濃度が15%以上で機械的攪拌処理
を行うと漂白剤の濃度が高くなり、更には、パルプ繊維
への圧縮力が強くなり、パルプに吸着している染料がパ
ルプから遊離され易くなる為に、漂白効果が上昇し、漂
白薬品が少なくて済む。
この効果をより高めるためには、パルプ濃度が25%以
上の状態で機械的攪拌処理を行うことが好ましい。
又、耐水性を付与されているコート層はパルパー等の離
解では完全に分散されず、小さい粒状になっており、ス
クリーンや浮上分離の処理では完全に取り除くことが出
来ず残っている。この小さい粒を含む再生パルプを使用
して、抄紙すると紙の地合を悪くする。
この小さい粒を分散する為には、パルプ濃度が15%未
満では圧縮作用が弱く、分散され難い。
パルプ濃度が15%以上になるとその小さい粒が分散さ
れ、紙の地合が改善される。
この機械的攪拌処理を行った後、タワーやチエストに入
れ、5〜240分間滞留させるとより好ましい。
その滞留時間については、バルブの白色度のでかたや漂
白剤の残り程度によって、適宜選択すればよく、特に、
限定するものでない。
上記、タワーやチエストから取り出したパルプは、離解
して、そのまま使用してもよく、又、残漂白剤、染料や
填料等を取り除くために、洗浄をしてもよい。
尚、重量異物がある場合には、更に、クリーナー処理す
れば良い。
かくして、得られた白い再生パルプは抄紙工程でトラブ
ルを起こすことなく、且つ、紙面上に斑点を形成するこ
となく使用できる。
〔実施例〕
以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する
が、勿論これらに限定するものでない。
なお、例中の%は重量%を示す。
実施例1 表面基材として、キャストコート紙を使用し、剥離基材
としてポリエチレンをラミネートしたクリーム上質紙に
シリコン化合物を塗布したものを使用し、この上質紙に
感圧接着剤としてアクリル系のエマルジョンを塗布して
構成した感圧接着紙を使用する。
パルパーにパルプ濃度が5%となるように上記の感圧接
着紙と水を仕込み、20分間離解した。
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
120g当たり8個であった。この離解した懸濁液を0
.5%のパルプ濃度に希釈して、浮上分離、遠心分離、
プレート篩別分離の三機能を有するスクリーン(サト旦
製作所製「キュラブスクリーン」 スリット幅0.07
mm)を用いて精選した。
このアクセプトパルプ中の感圧接着剤量はパルプに対し
て0.2%であった。
このアクセプトバルブに脂肪酸のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤(花王■
製、rDI−600J )をバルブに対して0.1%を
加え、更に空気を導入しながら攪拌し泡沫浮上分離を1
5分間行った。
更に、この処理後のバルブをパルプ濃度を30%まで濃
縮して、次亜塩素酸ナトリウムをパルプに対して、5%
加えて、ニーディングを10分間行った。このニーディ
ング処理されたパルプは50°Cで60分間放置した。
次に、このバルブを取り出して水で洗浄して再生パルプ
を得た。
得られた再生パルプは、ハンター白色度が76%と白く
、感圧接着剤やフィルムは認められなかった。この再生
パルプを配合し調製した紙は地合いが優れていた。
実施例2 表面基材として、キャストコート紙を使用し、剥離基材
としてアサギに着色されたクラシン紙にシリコン化合物
を塗布したものを使用し、このグラシン紙に感圧接着剤
としてアクリル系のエマルジョンを塗布して構成した感
圧接着紙を使用する。
パルパーにパルプ濃度が5%となるように上記の感圧接
着紙と水を仕込み、更に水酸化ナトリウを感圧接着紙に
対して2%加えて20分間離解した。
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
プ20g当たりIO個であった。この離解した懸濁液を
0.5%のパルプ濃度に希釈して、浮上分離、遠心分離
、プレート篩別分離の三機能を有するスクリーン(サト
ミ製作所製「キュラブスクリーン」 スリット幅0.1
m+++)を用いて精選した。
このアクセプトパルプ中の感圧接着剤量はパルプに対し
て0.4%であった。
このアクセプトバルブに脂肪酸のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤(花王■
製、rDf−600」)をパルプに対して0.1%を加
え、更に空気を導入しながらFA拌し泡沫浮上分離を2
0分間行った。
更に、この処理後のパルプを脱水して、パルプ濃度を2
5%にして、次亜塩素酸ナトリウムをパルプに対して、
3%加えて、ニーディングを10分間行った。このニー
ディング処理されたパルプは5゜Cで15分間放置した
。次に、このパルプを取り出して水で洗浄して再生パル
プを得た。
得られた再生バルブは、ハンター白色度が83%と白く
、感圧接着剤やフィルムは認められなかった。この再生
バルブを配合し調製した紙は地合いが優れていた。
実施例3 表面基材として、上質紙を使用し、剥M基材としてポリ
エチレンをラミネートしたクリーム上質紙にシリコン化
合物を塗布したものを使用し、このクリーム上質紙に感
圧接着剤としてアクリル系のエマルジョンを塗布して構
成した感圧接着紙を使用する。
パルパーにパルプ濃度が5%となるように上記の感圧接
着紙と水を仕込み、更に水酸化ナトリウを感圧接着紙に
対して2%加えて20分間離解した。
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
プ20g当たり8個であった。この離解した懸濁液を振
動式のフラットスクリーン(スリット幅0.2 mm 
)を用いて精選した。このアクセプトパルプ中の感圧接
着剤量はパルプに対して0.1%であった。
このアクセプトパルプに油脂系のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤(花王■
製、rDI−600RJ )をパルプに対して001%
を加え、更に空気を導入しながら攪拌し泡沫浮上分離を
30分間行った。
更に、この処理後のパルプを脱水して、パルプ濃度を1
8%にして、次亜塩素酸ナトリウムをパルプに対して、
5%加えて、ニーディングを10分間行った。このニー
ディング処理されたパルプは50°Cで60分間放置し
た。次に、このパルプを取り出して水で洗浄して再生バ
ルブを得た。
得られた再生バルブは、ハンター白色度が73%と白く
、感圧接着剤やフィルムは認められなかった。この再生
バルブを配合し調製した紙は地合いが優れていた。
実施例4 表面基材として、アート紙を使用し、剥1g材としてア
サギに着色されたグラシン紙にシリコン化合物を塗布し
たものを使用し、このグラシン紙に感圧接着剤としてア
クリル系のエマルジョンを塗布して構成した感圧接着紙
を使用する。パルパーにパルプ濃度が5%となるように
上記の感圧接着紙と温水(50°C)を仕込み、更に水
酸化ナトリウを感圧接着紙に対して2%加えて10分間
離解した。
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
プ20g当たり10個であった。この離解した懸濁液を
振動式のフラットスクリーン(スリット幅0.2 mm
 )を用いて精選した。このアクセプトパルプ中の感圧
接着剤量はパルプに対して0.8%であった。
このアクセプトバルブに脂肪酸石鹸のエマルジョン系界
面活性剤(花王■製、rDI〜260J )をパルプに
対して0.2%を加え、更に空気を導入しながら攪拌し
泡沫浮上分離を30分間行った。
更に、この処理後のパルプを脱水して、パルプ濃度を2
5%にして、過酸化水素をパルプに対して3%加えて、
ニーディングを10分間行った。このニーディング処理
されたパルプは70″Cで120分間放置した。次に、
このパルプを取り出して水で洗浄して再生バルブを得た
得られた再生バルブは、ハンター白色度が80%と白く
、感圧接着剤やフィルムは認められなかった。この再生
バルブを配合し調製した紙は地合いが優れていた。
実施例5 表面基材として、キャストコート紙を使用し、剥離基材
としてポリエチレンをラミネートしたクリーム上質紙に
シリコン化合物を塗布したものを使用し、このクリーム
上質紙に感圧接着剤としてアクリル系のエマルジョンを
塗布して構成した感圧接着紙を使用する。
パルパーにパルプ濃度が5%となるように上記の感圧接
着紙と水を仕込み、20分間離解した。
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
プ20g当たり8個であった。この離解した懸濁液を0
.5%のパルプ濃度に希釈して、油脂系のエチレンオキ
シド・プロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤
(花王■製、rDI−600R」)をパルプに対して0
.1%を加え、浮上分離、遠心分離、プレート篩別分離
の三機能を有するスクリーン(サトミ製作所製、「キュ
ラプスクリーン」 スリット幅0.05mm)を用いて
精選した。
このアクセプトパルプ中の感圧接着剤量はパルプに対し
て0.1%であった。
このアクセプトパルプに脂肪酸のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤(花王■
製、ro■−6ooJ )’をパルプに対して0.1%
を加え、更に空気を導入しながら攪拌し泡沫浮上分離を
10分間行った。
更に、この処理後のパルプをパルプ濃度を30%まで濃
縮して、次亜塩素酸ナトリウムをパルプに対して、5%
加えて、ニーディングを10分間行った。このニーディ
ング処理されたパルプは50℃で60分間放置した。次
に、このパルプを取り出して水で洗浄して再生パルプを
得た。
得られた再生パルプは、ハンター白色度が77%と白く
、感圧接着剤やフィルムは認められなかった。この再生
パルプを配合し調製した紙は地合いが優れていた。
実施例6 表面基材として、キャストコート紙を使用し、剥離基材
としてアサギに着色されたクラシン祇にシリコン化合物
を塗布したものを使用し、このグラシン紙に感圧接着剤
としてアクリル系のエマルジョンを塗布して構成した感
圧接着紙を使用するパルパーにパルプ濃度が5%となる
ように上記の感圧接着紙と水を仕込み、更に水酸化ナト
リウを感圧接着紙に対して2%加えて20分間離解した
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
プ20g当たり10個であった。この離解した懸濁液を
振動式のフラットスクリーン(スリット幅0.2m+n
)を用いて精選した。このアクセプトパルプ中の感圧接
着剤量はパルプに対して0.9%であった。
このアクセプトパルプに油脂系のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤(花王■
製、rDI−600RJ )をパルプに対して0.2%
を加え、更に空気を導入しながら攪拌し泡沫浮上分離を
30分間行った。
更に、この処理後のパルプを脱水して、パルプ濃度を2
5%にして、ホルムアミジンスルフィン酸をパルプに対
して、5%加えて、ニーディングを10分間行った。こ
のニーディング処理されたパルプは50°Cで60分間
放置した。次に、このパルプを取り出して水で洗浄して
再生パルプを得た。
得られた再生パルプは、ハンター白色度が80%と白く
、感圧接着剤やフィルムは認められなかった。この再生
パルプを配合し調製した紙は地合いが優れていた。
比較例1 パルパーにパルプ濃度が5%となるように実施例1で使
用した感圧接着紙と水を仕込み、120分間離解した。
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
プ20g当たり20個であった。この離解した懸濁液を
1.5%のパルプ濃度に希釈して、丸穴径1.6Mのス
クリーン(相用鉄工■製 CH型高濃度スクリーン)を
用いて精選した。
このアクセプトパルプ中の感圧接着剤量はパルプに対し
て15%であった。
このアクセプトパルプに油脂系のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤(花王■
製、rDI−600RJ )をパルプに対して0.2%
を加え、更に空気を導入しながら攪拌し泡沫浮上分離を
30分間行って再生パルプを得た。
得られた再生パルプは、ハンター白色度が55%であり
、且つこのパルプは黄色味を帯びていた。感圧接着剤量
が5%と多く、又フィルムも認められ、この再生パルプ
を配合し調製した紙は地合いが悪かった。
比較例2 比較例1で得られた再生パルプを、更にパルプ濃度を1
0%にして、次亜塩素酸ナトリウムをパルプに対して5
%加えてニーディングをIO分間行った。このニーディ
ング処理されたパルプを取り出して、水で洗浄して再生
パルプを得た。
得られた再生パルプは、ハンター白色度が65%であり
、且つこのパルプは黄色味を帯びていた。
感圧接着剤量が5%と多く、又フィルムも認められ、こ
の再生パルプを配合し調製した紙は地合いが悪かった。
比較例3 パルパーにバルブ濃度が5%となるように実施例1で使
用した感圧接着紙と水を仕込み、120分間離解した。
この懸濁液を異物判定法で測定した異物の量は乾燥パル
120g当たり20個であった。この離解した懸濁液を
1.5%のバルブ濃度に希釈して、スリットプレートの
目穴径0.7mm幅のスクリーン(相用鉄工■製 C1
l型高濃度スクリーン)を用いて精選した。
このアクセブ1−バルブ中の感圧接着剤量はパルプに対
して8%であった。
このアクセプトパルプに油脂系のエチレンオキシド・プ
ロピレンオキシドの付加物からなる界面活性剤(花王■
製、ror−6oop J )をパルプに対して0.2
%を加え、更に空気を導入しながら攪拌し泡沫浮上分離
を30分間行って再生パルプを得た。
得られた再生パルプは、ハンター白色度が55%であり
、且つこのパルプは黄色味を帯びていた。
感圧接着剤量が1%と多く、又フィルムも認められ、こ
の再生パルプを配合し調製した紙は地合いが悪かった。
比較例4 比較例3で得られた再生パルプを、更にバルブ濃度を1
0%にして、次亜塩素酸ナトリウムをパルプに対して5
%加えてニーディングを10分間行った。このニーディ
ング処理されたパルプは50°Cで60分間放置した。
次いで、このパルプを取り出して、水で洗浄して再生パ
ルプを得た。
得られた再生パルプは、ハンター白色度が65%であり
、且つこのパルプは黄色味を帯びていた。
感圧接着剤量が1%と多く、又フィルムも認められ、こ
の再生パルプを配合し調製した紙は地合いが悪かった。
〔効果〕
本発明により、従来では再生パルプ化が敬遠されていた
感圧接着紙古紙の再生パルプ化法が可能になり、得られ
た再生パルプを配合し調製した紙も地合いの優れたもの
が得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感圧接着紙の古紙から再生パルプを得るためのパ
    ルプ化法に於いて、該古紙を水中離解し、その懸濁液を
    スリットプレートの目穴が0.5mm幅以下のスクリー
    ンで処理してパルプ以外の物質を除去し、そのアクセプ
    トに界面活性剤を加え、更に空気を導入しながら攪拌す
    ることによってパルプ以外の物質を泡沫浮上分離し、更
    にパルプ懸濁液を15%以上の濃度下で機械的攪拌する
    ことを特徴とする感圧接着紙古紙のパルプ化法。
  2. (2)古紙に着色古紙が含まれている場合は、泡沫浮上
    分離後にパルプ懸濁液を15%以上の濃度下で機械的攪
    拌、漂白することを特徴とする請求項(1)記載の古紙
    のパルプ化法。
  3. (3)漂白剤が次亜塩素酸ナトリウム及び/又は次亜塩
    素酸カルシウムであることを特徴とする請求項(2)記
    載の古紙のパルプ化法。
  4. (4)スクリーンが浮上分離、遠心分離、プレート篩別
    分離の三機能を有することを特徴とする請求項(1)記
    載の古紙のパルプ化法。
JP1341399A 1989-12-28 1989-12-28 感圧接着紙古紙のパルプ化法 Pending JPH03199479A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5316621A (en) * 1990-10-19 1994-05-31 Kanzaki Paper Mfg. Co., Ltd. Method of pulping waste pressure-sensitive adhesive paper
JP2001279590A (ja) * 2000-03-29 2001-10-10 Nippon Paper Industries Co Ltd 古紙再生処理方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5316621A (en) * 1990-10-19 1994-05-31 Kanzaki Paper Mfg. Co., Ltd. Method of pulping waste pressure-sensitive adhesive paper
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