JPH04222284A - 感熱記録紙古紙の再生パルプ化法 - Google Patents

感熱記録紙古紙の再生パルプ化法

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JPH04222284A
JPH04222284A JP2405620A JP40562090A JPH04222284A JP H04222284 A JPH04222284 A JP H04222284A JP 2405620 A JP2405620 A JP 2405620A JP 40562090 A JP40562090 A JP 40562090A JP H04222284 A JPH04222284 A JP H04222284A
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Japan
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pulp
paper
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concentration
heat
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JP2405620A
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English (en)
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Masaru Tsuji
辻 勝
Osamu Kitao
修 北尾
Koichi Kawai
河合 晃一
Kazuo Iketani
池谷 一雄
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TOKAI PULP KK
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
TOKAI PULP KK
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録紙古紙(損紙
も含む)を用いて再生パルプを得る方法に関し、特に感
熱記録材料をパルプ繊維から効率よく分離し、白色度の
高い再生パルプを得る感熱記録紙古紙のパルプ化法に関
する。 【0002】 【従来の技術】一般に、パルプ繊維からなる原紙上に微
粒子状の塩基性無色染料、呈色剤、増感剤、顔料、バイ
ンダー及び助剤等から成る感熱記録材料層を設けた感熱
記録紙は広く知られている。この感熱記録紙に熱を加え
ると、その部分の増感剤及び呈色剤が融解し、塩基性無
色染料と接触して発色画像が得られる。感熱記録紙の発
色画像は、一般に耐水性、耐油性、耐可塑剤性等に劣っ
ている。この為、例えば発色画像に水、油あるいはプラ
スチックフィルムに含まれる可塑剤等が接触すると、画
像濃度が著しく低下し、又、取扱い中に感熱記録層を手
で触れると指紋状のカブリ発色を生じる等の欠点を有し
ている。 【0003】上記の如き問題を解消するために、例えば
感熱記録層上又は裏面に水性エマルジョン塗布層、水溶
性高分子化合物塗布層、硬化剤で硬化させた水溶性高分
子層等の保護層を設けた感熱記録紙がラベル等の分野で
広く用いられるようになってきた。一方、近年感熱記録
紙の生産、需要の増大に伴い、そこから派生する感熱記
録紙の古紙処理が環境対策面よりクローズアップされつ
つあり、その一環として感熱記録紙古紙の再生利用法の
開発が新たな課題となりつつある。 【0004】従来より、新聞古紙や印刷コート紙古紙の
再生パルプ化は行われており、一般的には古紙を離解し
てパルプ懸濁液を得る離解工程、パルプ懸濁液中の異物
を分離する粗選、精選工程、印刷インキを分離する脱墨
工程、色を白くする漂白工程等を経て再生パルプ化が行
われている。 【0005】例えば、特公昭50−29042 号には
、印刷コート紙の離解及び粗選工程、脱水工程、漂白工
程、インキの分離工程からなる古紙再生方法が提案され
ており、特開昭50−6802号には、界面活性剤を含
むアルカリ液を使用して、離解処理する方法等が示され
ている。又、特開昭63−135585号には、感熱記
録古紙を界面活性剤を含有するアルカリ性水溶液中で離
解処理した後、中和する工程、離解された古紙スラリ−
を浮遊選別する工程、脱水絞り機で濃縮する工程、高速
離解機で離解する工程を経て再生する方法が提案されて
いる。しかし、これらの方法を耐水性、耐油性、耐可塑
剤性等のある保護層を有する感熱記録紙を含む感熱記録
紙古紙に適用すると、保護層の未離解片が残存し、この
パルプを使用して、抄紙すると抄紙機の乾燥工程で該感
熱記録材料が発色して得られる紙の白色度が低下する。 また、特開平2 −133688号には、呈色剤を除去
し、繊維中に残存する呈色剤の重量を残存する塩基性染
料の重量より少なくした後に、ニーディング処理をする
方法が提案されている。しかしながら、この方法を保護
層を有する感熱記録紙の古紙に適用しても、保護層の離
解が十分にできないまま次のニーデイング工程に行くた
め、この場合もニーディング工程で塩基性染料が発色し
てしまい、高白色度のパルプを得ることができない。上
記の如き事情から、感熱記録紙古紙の再生パルプ化は敬
遠され、産業廃棄物となっているのが現状である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、感熱記録紙
古紙(損紙も含む)を用いて、再生パルプを得る方法に
関するものであり、特に保護層を含む感熱記録材料層を
パルプ繊維から効率よく分離することによって、熱によ
って発色することがなく、且つ白色度の高い再生パルプ
を得るためのパルプ化法を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、感熱記録紙の
古紙をNaOH水溶液中で離解して離解パルプとした後
、脱墨剤及び過酸化物を添加し、次いで該離解パルプを
高濃度機械的攪拌処理する方法において、下記条件(a
) 〜(d) を満足するように処理することを特徴と
する感熱記録紙古紙の再生パルプ化法である。 (a) ; NaOH水溶液が消泡剤を含む(b) ;
 NaOHの濃度が古紙パルプに対し、1〜10重量% (c) ; 離解時のNaOH水溶液の温度が30〜6
0℃(d) ; 離解時の古紙パルプの濃度が10重量
%以上     【0008】 【作用】本発明で対象とする感熱記録紙古紙としては、
例えばファクシミリ、プリンター、ラベル等で商業用、
事務用、家庭用等、広範囲の用途に使用されている感熱
記録紙、或いはそれらの感熱記録紙を製造する過程で発
生する半製品や損紙等が含まれる。 【0009】前述したように、本発明の古紙処理方法で
は、感熱記録紙古紙を先ずパルパー等の離解機を使用し
て、特定条件下でのNa0H水溶液で離解してパルプ懸
濁液を作る。この場合、Na0H溶液を用いるのは、感
熱記録材料層の離解促進及び感熱記録材料層中の呈色剤
を水可溶性にするためである。 【0010】なお、呈色剤としては、一般的にはフェノ
ール化合物、芳香族カルボン酸等の有機酸が使用されて
いるが、これらはNa0H溶液でNa塩となり、水に可
溶化する形となり感熱記録材料層から溶出される。一方
、トリアリルメタン系、フェニルメタン系、チアジン系
、フルオラン系等の塩基性染料はNa塩となった呈色剤
とは反応して発色することはない。 【0011】ここに、Na0Hの感熱記録紙古紙との作
用を円滑に行わしめるには、Na0Hを該古紙に対して
1.0 〜10重量%、好ましくは1.0 〜5重量%
の範囲で添加する必要がある。因みに、Na0Hの添加
量が10重量%を越えるとアルカリ加水分解が起こり、
得られる再生パルプの強度が低下する。一方、1.0 
重量%未満の場合には、感熱記録材料層中の呈色剤が充
分にNa塩へ変換されない。また、離解する際のNa0
H水溶液の温度が60℃を越えると、感熱記録材料層中
の呈色剤がNa塩になる前に、感熱記録材料層に熱がか
かり発色してパルプ繊維に吸着し、得られる再生パルプ
の白色度が低下するので好ましくない。一方、30℃未
満の場合には、感熱記録材料層に含まれるバインダーや
保護層中の樹脂が硬くなり、原紙層は離解されるものの
、感熱記録材料層及び保護層の離解が不十分となる。結
果として、感熱記録材料層からの呈色剤のNa塩化が不
十分のまま、次のニーディング工程に行くため、ニーデ
ィング工程で塩基性染料が発色する。また、離解時間も
長く掛り経済上問題である。従って、本発明では離解時
のアルカリ水溶液の液温度を30〜60℃に特定するも
のである。 【0012】本発明では、感熱記録紙古紙のアルカリ水
溶性液による離解を効率的に実施するために、パルプ濃
度を10重量%以上にする必要がある。即ち、パルプ濃
度を10重量%以上に特定することによって、必然的に
溶液中のNa0H濃度が高くなり、原紙の離解が促進さ
れるのみならず、パルプ繊維と感熱記録材料層との機械
的な摩擦により感熱記録材料層の離解も促進される。因
みに、10重量%以下であると溶液中のNa0H濃度も
低くなり、それだけ離解が悪くなる。結果として、離解
工程の後工程で古紙パルプ中に含まれる異物を取り除く
ためにスクリーン処理を行うが、このとき未離解のパル
プ繊維が除去され、得られる再生パルプの収率が低下す
る。 なお、パルプ濃度が40重量%を越えると攪拌、混合が
難しくなり離解ができない。従って、離解時のパルプ濃
度は10〜40重量%に特定されるものである。 【0013】一般的には、感熱記録塗料は感熱記録材料
の塗料調製段階で記録感度を向上させるために各分散液
中の材料を数μ以下に微粒子化する必要がある。この微
粒子化を円滑に行うために、分散時或いは湿式粉砕時に
界面活性剤や保護コロイド剤等の助剤を使用することが
多い。また、PVA、ラテックス等のバインダーも使用
されるために、これらを含む感熱記録紙古紙の離解(攪
拌)工程では多量の空気を抱き込み、得られる懸濁液中
に泡が多量に存在することになる。この泡が脱水濃縮や
洗浄等の工程での洗浄効率を著しく低下させることにな
り、パルプ繊維表面に感熱記録材料を残す原因となる。 又、脱水濃縮後の排水は、凝集浮上、凝集沈澱等の排水
処理を施し回収水として使用されるが、処理工程で泡が
発生し、キャリーオーバーを起こす等して排水の処理効
率を低下させる原因となる。本発明では、これらの泡を
抑制するために、離解工程で消泡剤を添加する。消泡剤
の添加によって感熱記録材料層をパルプ繊維から効率よ
く分離し、白色度が高く、且つ品質の安定した再生パル
プを効率良く得ることができる。 【0014】なお、消泡剤としては、具体的にはポリグ
リコール・脂肪酸混合物、燐酸エステル、シリコンエマ
ルジョン系、非イオン性脂肪酸混合物、ポリグリコール
エステル、アルコール系、植物油系、脂肪酸エステル、
松根油エマルジョン、硫酸エステル系、金属石鹸系等が
挙げられる。その種類に付いては特に限定されるもので
はなく、使用する古紙の種類や液温等によって、適宜選
択すればよい。消泡剤の添加量は古紙に対して、一般的
には0.0001〜0.1 重量%程度の範囲で添加す
れば良い。 また、消泡剤を離解工程で添加しても不十分な場合には
、洗浄工程や脱水濃縮に入る直前で添加することも勿論
可能である。 【0015】本発明において、使用される離解機として
は特に限定されるものではないが、推奨される好ましい
離解機はヘリカルローターを有する高濃度パルパーが望
ましい。感熱記録紙古紙の離解の場合、古紙中に感圧接
着剤やプラスチック等( 以下、単に異物という) が
含まれている場合には、当然離解後の懸濁液中に異物が
混入しているので、これら異物を分離する必要がある。 その分離のために、スクリーン工程が設けられる。なお
、この古紙を離解する場合には、これらの異物が攪拌機
等によって、機械的作用を過度に受けると小さく砕かれ
、スクリーン工程でスクリーンの目穴から抜け出てしま
い分離効果を悪くする恐れがあるだけでなく、再生パル
プ中に異物が含まれることになる。その結果として、抄
紙工程で異物がワイヤーの目を塞いだり、プレスロール
や毛布を汚染したりして、紙切れを誘発し、生産性を著
しく低下させる原因になる。また、紙面上に斑点を形成
する等して品質面にも悪影響を及ぼすことになる。 【0016】従って、離解程度としては該異物がスクリ
ーンの目穴よりは細かくならないように配慮することが
重要である。通常、スクリーン工程の設置場所は離解工
程の後、機械的攪拌工程の後、泡沫浮上分離工程の後に
1箇所又は2箇所以上に亘って設置される。スクリーン
の設置箇所等については、特に限定するものでなく、異
物の量、種類等により適宜選択すればよい。 【0017】かくして得られた感熱記録紙古紙の懸濁液
を脱水濃縮してパルプ濃度を20重量%以上にする。こ
の脱水濃縮過程で、Na塩となり水溶化した呈色剤や顔
料等の感熱記録材料の大部分がパルプ繊維と分離除去さ
れる。脱水濃縮工程には、公知の脱水濃縮機が利用でき
るが、特に傾斜型のスクリュウシックナーとスクリュウ
プレスとの組合せが、本発明の所望の効果を得る上で好
ましく使用される。 【0018】次に、パルプ濃度を20重量%以上に調整
した古紙パルプ懸濁液を機械的に強攪拌して粒状の感熱
記録層を微小粒子に分散を行う必要がある。耐水性、耐
油性、耐可塑剤性等の特性を有する保護層を設けた感熱
記録紙古紙は、通常の離解機では、原紙層は容易に離解
されるが、感熱記録層は粒状粒子として残り、懸濁液中
に混在する。この粒状粒子の中には感熱記録材料が存在
し、容易に取り除くことができない。このために、懸濁
液のパルプ濃度を20重量%以上に調整して、機械的攪
拌を行うとこの粒状粒子を微小粒子に分散することが可
能となる。因みに、パルプ濃度が20重量%未満の場合
には、その分散効率が悪く粒状粒子が懸濁液中に残る。 この粒状粒子中には感熱記録材料が含有されている。ま
た、この粒状粒子は後工程の泡沫浮上分離でも取り除く
ことが出来ない。尚、パルプ濃度が40重量%を越える
と、機械的な攪拌混合が難しくなるので、機械的攪拌を
行うときのパルプ懸濁液のパルプ濃度は20〜40重量
%の範囲で調節する必要がある。 【0019】本発明における機械的攪拌の方法は圧縮作
用が付随する機械的な強攪拌を指しており、例えば、一
般的に使用されているニーダー、二軸ミキサー、ディス
パーザー等の攪拌機を適宜使用することができ、特に限
定されるものではない。なお、この機械的攪拌処理の場
合にも、離解工程の時と同様に、未だ感熱記録材料が残
存しているので、この感熱記録材料の発色を抑制するた
めに、処理時の温度を60℃以下に維持することが好ま
しい。 【0020】機械的に高濃度攪拌処理後、パルプ濃度を
2〜5重量%に希釈して更に機械的攪拌を行う。これは
、前工程でパルプ濃度が20重量%以上で機械的強攪拌
を行っているために、パルプ繊維同士の絡み合いにより
繊維が毛球状となっている。その絡み合った毛球の中に
感熱記録材料が一部取り込まれている。この毛球状のパ
ルプは通常のチェストに装備されているアジテーターで
は解きほぐせない。この毛球状のパルプ懸濁液の状態で
次工程の泡沫浮上分離を行っても感熱記録材料を完全に
除去することが出来ず、得られた再生パルプの白色度は
低下する。そのために、2〜5重量%のパルプ濃度にし
て機械的攪拌を行ないパルプ繊維の絡み合いをときほぐ
し、単繊維化する。このときの機械的攪拌に用いられる
設備は、通常使用されている高速離解機やリファイナー
等が挙げられ、特に、限定するものではない。 【0021】さらに、上記の如く低濃度下で機械的攪拌
処理を受けた古紙パルプ懸濁液に脱墨剤を添加した後、
パルプ濃度を0.3 〜1.5 重量%に調節して空気
を吹き込み、泡沫浮上分離を行い、未だパルプ懸濁中に
残存している感熱記録材料を泡と共に取り除く。このと
きに使用される脱墨剤は、一般に使用されている新聞古
紙用の脱墨剤が使用でき、特に、脂肪酸石鹸、脂肪酸及
び油脂系のエチレンオキシド・プロピレンオキシドの付
加物からなる脱墨剤は、泡の表面に感熱記録材料を良く
付着させる傾向が強く、泡沫浮上分離工程で感熱記録材
料を泡と共に浮上分離させるのに優れた作用効果を発揮
するので、好ましい脱墨剤である。脱墨剤の添加量は、
泡立ちの状況をみて適宜調整すればよく、通常、乾燥パ
ルプに対して0.01〜1.0 重量%の範囲で添加さ
れる。なお、脱墨剤の添加場所は泡沫浮上分離時でも良
いが、好ましくは機械的攪拌工程の前、特に、パルプ濃
度が20重量%以上の機械的攪拌工程で添加すると脱墨
剤がパルプ懸濁液中に効率良く分散されるので、望まし
い実施態様である。さらに、機械的攪拌後1時間以上放
置した方が脱墨剤と感熱記録記録材料との吸着が良くな
り、感熱記録材料のパルプからの分離効果がより改善さ
れる。本発明で使用する泡沫浮上分離装置は、特に限定
するものでなく、従来からあるフローテーター等を適宜
使用することができる。 【0022】また、本発明では、このようにして得られ
た再生パルプの白色度をより高めるために、高濃度機械
的攪拌工程に入る前にパルプ懸濁液に過酸化物を添加し
、極く微量に残存している感熱記録材料を酸化漂白する
。過酸化物としては、例えば過酸化水素、過酸化ソーダ
、過炭酸ソーダ等が挙げられ、特に、限定するものでな
い。過酸化物の添加量は対パルプ当たり0.2 〜5重
量%添加すれば良く、パルプの白色度を測定しながら、
適宜選択すれば良い。なお、過酸化物の安定剤として、
通常の過酸化物漂白で使用される、例えばケイ酸ナトリ
ウム、キレート剤、水酸化ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム等から選ばれる1種或いは2種以上が併用添加される
。 【0023】パルプ中に重量異物がある場合には、クリ
ーナー処理をするのが望ましい。一方、軽量異物がある
場合には、ジロクリーン等の軽量異物分離工程を設ける
と良い。更に、残漂白剤や感熱記録材料の分解物、残存
脱墨剤等を取り除くための洗浄工程を設けると良い。洗
浄方法としては置換洗浄、希釈脱水洗浄、プレス洗浄等
が適宜使用される。 【0024】また、紙の強度を上げるために、パルプ濃
度を3〜4重量%にして、叩解することも可能であり、
叩解程度は紙の品質目標に合わせて適宜行えば良い。か
くして得られた白い再生パルプは抄紙工程で発色するこ
となく、且つ、ピンホールや斑点状の微小異物も極めて
少なく、有効に抄紙原料として使用できる。 【0025】 【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定するものでない。なお
、例中の%は「重量%」を示す。 【0026】実施例1〔離解工程〕パルパー(相川鉄工
製;高濃度パルパー)に保護層を有する感熱記録紙の古
紙と、該古紙に対しNa0Hを1.5 %添加し、さら
に消泡剤(ノプコ1407−K/サンノプコ社製)を乾
燥固形分に対して0.01%添加して、パルプ濃度が1
5%となるように温水(55℃)を仕込み、30分間離
解した。 【0027】〔スクリーン工程〕上記で得られたパルプ
懸濁液をパルプ濃度が3.5 %になるように希釈して
、スリット幅0.2 mmのスクリーン(ファインスク
リーン/相川鉄工製)を用いて処理した。 【0028】〔機械的攪拌工程〕次に、アクセプトをパ
ルプ濃度が28%になるように脱水濃縮機(傾斜エキス
トラクター、スクリュウプレス/相川鉄工製)を用いて
脱水濃縮した。この脱水濃縮したパルプの乾燥固形分に
対して過酸化水素2%、ケイ酸ナトリウム2%、脱墨剤
(DI−600 R/花王製)0.3 %をそれぞれ添
加し、機械的強攪拌(ディスパーザー/相川鉄工製)処
理を行った。この機械的攪拌処理されたパルプを50℃
で100 分間放置(熟成)した後、このパルプを取り
出してパルプ濃度が4%になるように希釈した後、高速
離解機(トップファイナー/相川鉄工製)でパルプを分
散した。 【0029】〔泡沫浮上分離工程〕上記の分散パルプ懸
濁液を、更に、パルプ濃度が1.0 %になるように希
釈し、空気を導入しながら攪拌を行い、泡沫浮上分離装
置(バーチカルフロテーター/相川鉄工製)にかけて浮
上分離処理を行った。 【0030】〔後処理工程〕続けて、上記浮上分離処理
を終えたパルプ懸濁液を重量異物除去用のクリナー、及
び軽量異物除去用装置(ジロクリーン/相川鉄工製)に
通して処理を行った後、脱水濃縮した。 【0031】〔結果〕かくして得られた再生パルプをT
APPI STD T218に準じて手抄シートに仕上
げ、風乾後白色度をエルレホ白色度計(エルレホ200
0)を用いて測定した。また、張力は60g/m2 の
手抄シートを調製し、JISp8113に準じて測定し
た。このとき得られた白色度及び張力は、それぞれ83
%、3.7 Kgであった。別に、この再生パルプとバ
ージンパルプ(50:50) とを配合して抄紙したが
、紙のドライヤー(加熱)での発色はなかった。なお、
得られた結果を表1に示した。 【0032】実施例2〔離解工程〕パルパー(高濃度パ
ルパー/相川鉄工製)に保護層のある感熱記録紙の古紙
、及び該古紙に対してNa0Hを5%添加し、さらに消
泡剤(ノプコDFー122 /サンノプコ社製)を乾燥
固形分に対して0.03%添加して、パルプ濃度が20
%となるように温水(30℃)を仕込み、40分間離解
した。 【0033】〔スクリーン工程〕上記のパルプ懸濁液を
パルプ濃度が3.5 %になるように希釈調製して、ス
リット幅0.2 mmのスクリーン(ファインスクリー
ン/相川鉄工製)を用いて処理した。 【0034】〔機械的攪拌工程〕次に、アクセプトをパ
ルプ濃度が30%になるように脱水濃縮機(傾斜エキス
トラクター、スクリュウプレス/相川鉄工製)をもちい
て脱水濃縮した。この脱水濃縮したパルプの乾燥固形分
に対して過酸化水素5%、ケイ酸ナトリウム3%、脱墨
剤(DI−610 /花王製)0.3 %をそれぞれ添
加し、機械的攪拌(ディスパーザー/相川鉄工製)処理
を行った。 この機械的攪拌処理されたパルプを50℃で100 分
間放置した後、このパルプを取り出してパルプ濃度が4
%になるように希釈して高速離解機(トップファイナー
/相川鉄工製)でパルプを分散した。 【0035】〔泡沫浮上分離工程〕上記の分散パルプ懸
濁液を、更に、パルプ濃度が1.0 %になるように希
釈し、空気を導入しながら攪拌を行い、泡沫浮上分離装
置(バーチカルフロテーター/相川鉄工製)にかけて浮
上分離処理を行った。 【0036】〔後処理工程〕続けて、上記浮上分離処理
を終えたパルプ懸濁液を重量異物除去用のクリナー、及
び軽量異物除去用装置(ジロクリーン/相川鉄工製)に
通して処理を行った後、脱水濃縮した。 【0037】〔結果〕かくして得られた再生パルプを実
施例1と同様に処理して、手抄シートの白色度及び張力
を測定したところ、それぞれ84%、3.6 Kgであ
った。得られた結果を表1に示した。なお、同パルプを
実施例1と同様にして抄紙したが、紙のドライヤーでの
発色はなかった。 【0038】実施例3〔離解工程〕パルパー(高濃度パ
ルパー/相川鉄工製)に保護層を有する感熱記録紙の古
紙と、該古紙に対してNa0Hを1.5 %添加し、さ
らに消泡剤(フォームクリーンMー48/伯東化学社製
)を乾燥固形分に対して0.03%添加して、パルプ濃
度が25%となるように温水(45℃)を仕込み、60
分間離解した。 【0039】〔粗撰スクリーン工程〕上記のパルプ懸濁
液をパルプ濃度が3.5 %になるように希釈調製して
、スリット幅0.3 mmのスクリーン(ファインスク
リーン/相川鉄工製)を用いて処理した。 【0040】〔機械的攪拌工程〕次に、アクセプトをパ
ルプ濃度が30%になるように脱水濃縮機(傾斜エキス
トラクター、スクリュウプレス/相川鉄工製)をもちい
て脱水濃縮した。この脱水濃縮したパルプの乾燥固形分
に対して過酸化水素0.5 %、ケイ酸ナトリウム1%
、脱墨剤(DI−610 /花王製)0.3 %をそれ
ぞれ添加し、機械的攪拌(ディスパーザー/相川鉄工製
)処理を行った。この機械的攪拌処理されたパルプを5
0℃で100 分間放置した後、このパルプを取り出し
てパルプ濃度が4%になるように希釈して高速離解機(
相川鉄工製;トップファイナー)でパルプを分散した。 【0041】〔泡沫浮上分離工程〕上記の分散パルプ懸
濁液を、更にパルプ濃度が0.7 %になるように希釈
し、空気を導入しながら攪拌し、泡沫浮上分離装置(バ
ーチカルフロテーター/相川鉄工製)にかけて浮上分離
処理を行った。 【0042】〔スクリーン工程〕上記のパルプ懸濁液を
スリット幅0.2 mmのスクリーン(ファインスクリ
ーン/相川鉄工製)を用いて処理した。 【0043】〔後処理工程〕続けて、上記浮上分離処理
を終えたパルプ懸濁液を重量異物除去用のクリナー、及
び軽量異物除去用装置(ジロクリーン/相川鉄工製)に
通して処理を行った後、脱水濃縮した。 【0044】〔結果〕かくして得られた再生パルプを実
施例1と同様に処理して、手抄シートの白色度及び張力
を測定したところ、それぞれ81%、3.8 Kgであ
った。得られた結果を表1に示した。なお、同パルプを
実施例1と同様にして抄紙したが、紙のドライヤーでの
発色はなかった。 【0045】実施例4〔離解工程〕パルパー(高濃度パ
ルパー/相川鉄工製)に保護層を有する感熱記録紙の古
紙と、該古紙に対してNa0Hを2%添加し、さらに消
泡剤(ノプコ1407−K/サンノプコ社製)を乾燥固
形分に対して0.01%添加して、パルプ濃度が15%
となるように温水(55℃)を仕込み、30分間離解し
た。 【0046】〔粗撰スクリーン工程〕上記のパルプ懸濁
液をパルプ濃度が3.5 %になるように希釈調製して
、スリット幅0.25mmのスクリーン(ファインスク
リーン/相川鉄工製)を用いて処理した。 【0047】〔機械的攪拌工程〕次に、アクセプトをパ
ルプ濃度が25%になるように脱水濃縮機(傾斜エキス
トラクター、スクリュウプレス/相川鉄工製)を用いて
脱水濃縮した。この脱水濃縮したパルプの乾燥固形分に
対して過酸化水素1%、ケイ酸ナトリウム1%、脱墨剤
(DI−610 /花王製)0.3 %をそれぞれ添加
し、機械的攪拌(ディスパーザー/相川鉄工製)処理を
行った。 この機械的攪拌処理されたパルプを50℃で50分間放
置した後、このパルプを取り出してパルプ濃度が4%に
なるように希釈して高速離解機(トップファイナー/相
川鉄工製)でパルプを分散した。 【0048】〔スクリーン工程〕上記で得られたパルプ
懸濁液を、更に、パルプ濃度が1.0 %になるように
希釈調製して、スリット幅0.2 mmのスクリーン(
ファインスクリーン/相川鉄工製)を用いて処理した。 【0049】〔泡沫浮上分離工程〕上記の分散パルプ懸
濁液に空気を導入しながら攪拌し、泡沫浮上分離装置(
バーチカルフロテーター/相川鉄工製)にかけて浮上分
離処理を行った。 【0050】〔後処理工程〕続けて、上記浮上分離処理
を終えたパルプ懸濁液を重量異物除去用のクリナー、及
び軽量異物除去用装置(ジロクリーン/相川鉄工製)に
通して処理を行った後、脱水濃縮した。 【0051】〔結果〕かくして得られた再生パルプを実
施例1と同様に処理して、手抄シートの白色度及び張力
を測定したところ、それぞれ81%、3.7 Kgであ
った。得られた結果を表1に示した。なお、同パルプを
実施例1と同様にして抄紙したが、紙のドライヤーでの
発色はなかった。 【0052】実施例5〔離解工程〕パルパー(高濃度パ
ルパー/相川鉄工製)に保護層を有する感熱記録紙の古
紙と、該古紙に対してNa0Hを1.25%添加し、さ
らに消泡剤(ノプコ1407−K/サンノプコ社製)を
乾燥固形分に対して0.07%添加して、パルプ濃度が
15%となるように温水(58℃)を仕込み、30分間
離解した。 【0053】〔粗撰スクリーン工程〕上記のパルプ懸濁
液をパルプ濃度が3.5 %になるように希釈調製して
、スリット幅 0.3mmのスクリーン(ダブルセパレ
ーター/相川鉄工製)を用いて処理した。 【0054】〔機械的攪拌工程〕次に、アクセプトをパ
ルプ濃度が33%になるように脱水濃縮機(傾斜エキス
トラクター、スクリュウプレス/相川鉄工製)を用いて
脱水濃縮した。この脱水濃縮したパルプの乾燥固形分に
対して過酸化水素1%、ケイ酸ナトリウム2.5 %、
脱墨剤(DI− 600R/花王製)0.6 %をそれ
ぞれ添加し、機械的攪拌(ディスパーザー/相川鉄工製
)処理を行った。この機械的攪拌処理されたパルプを5
0℃で 120分間放置した後、このパルプを取り出し
てパルプ濃度が4%になるように希釈して高速離解機(
トップファイナー/相川鉄工製)でパルプを分散した。 【0055】〔泡沫浮上分離工程〕上記の分散パルプ懸
濁液を、更にパルプ濃度が1%になるように希釈し、空
気を導入しながら攪拌し、泡沫浮上分離装置(バーチカ
ルフロテーター/相川鉄工製)にかけて浮上分離処理を
行った。 【0056】〔スクリーン工程〕上記パルプ懸濁液の濃
度を1%に希釈調製して、スリット幅0.2 mmのス
クリーン(ファインスクリーン/相川鉄工製)を用いて
精選処理した。 【0057】〔後処理工程〕続けて、上記浮上分離処理
を終えたパルプ懸濁液を重量異物除去用のクリナー、及
び軽量異物除去用装置(ジロクリーン/相川鉄工製)に
通して処理を行った後、脱水濃縮した。 【0058】〔結果〕かくして得られた再生パルプを実
施例1と同様に処理して、手抄シートの白色度及び張力
を測定したところ、それぞれ82%、3.8 Kgであ
った。得られた結果を表1に示した。なお、同パルプを
実施例1と同様にして抄紙したが、紙のドライヤーでの
発色はなかった。 【0059】比較例1 実施例1において、離解工程で使用したNa0Hと消泡
剤の添加を止めた以外は実施例1と同様にして調製、処
理を行って、再生パルプを得た。このときに得られた再
生パルプの手抄シートの張力は 3.8Kgであったが
、エルレホ白色度は60%と実施例1に比較し、かなり
悪く、この再生パルプとバージンパルプ(50:50)
を配合して抄紙した紙はドライヤーで少し発色した。得
られた結果を表1に示した。 【0060】比較例2 実施例1において、離解工程で使用した消泡剤の添加を
止め、温水の温度を70℃に変更した以外は実施例1と
同様にして調製、処理を行って、再生パルプを得た。こ
のときに得られた再生パルプの手抄シートの張力は 3
.7Kgであったが、エルレホ白色度は70%と実施例
1に比較し悪く、この再生パルプとバージンパルプ(5
0:50)を配合して抄紙した紙はドライヤーで少し発
色した。得られた結果を表1に示した。 【0061】比較例3 実施例1において、離解工程で使用した消泡剤の添加を
止め、さらにパルプ濃度を6%に変更した以外は実施例
1と同様にして調製、処理を行って、再生パルプを得た
。このときに得られた再生パルプの手抄シートの張力は
 3.9Kgであったが、エルレホ白色度は73%と実
施例1に比較し悪く、この再生パルプとバージンパルプ
(50:50)を配合して抄紙した紙はドライヤーで少
し発色した。得られた結果を表1に示した。 【0062】比較例4 実施例1において、Na0Hの添加を 1.2%に変更
した以外は実施例1と同様にして調製、処理を行って、
再生パルプを得た。このときに得られた再生パルプのエ
ルレホ白色度は83%と実施例1と同等であるが、手抄
シートの張力が 3.0Kgと低下した。得られた結果
を表1に示した。 【0063】比較例5 実施例1において、離解工程で使用したNa0Hの添加
量を0.5 %、機械的攪拌工程でのパルプ濃度を10
%にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様にして調製
、処理を行って、再生パルプを得た。このときに得られ
た再生パルプの手抄シートの張力は 3.7Kgであっ
たが、エルレホ白色度は62%と実施例1に比較し、か
なり悪く、この再生パルプとバージンパルプ(50:5
0)を配合して抄紙した紙はドライヤーで粒状の発色斑
点が出た。得られた結果を表1に示した。 【0064】 【表1】 【0065】 【発明の効果】実施例から明らかなように、保護層を設
けた感熱記録紙の古紙から得られた再生パルプは高白色
度を維持することができ、且つ該古紙再生パルプから得
られる紙シートを加熱しても発色や粒状の発色斑点は認
められなかった。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5755926A (en) * 1992-02-24 1998-05-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Integrated pulping process of waste paper yielding tissue-grade paper fibers
JP2002069876A (ja) * 2000-08-22 2002-03-08 Nippon Paper Industries Co Ltd 古紙の脱墨方法
KR100553581B1 (ko) * 2002-03-05 2006-02-22 한재호 자동차용 에어필터의 재생 처리방법
CN103835174A (zh) * 2012-11-27 2014-06-04 广州瑞辰盛达生物技术有限公司 湿强废纸的制浆方法
JP2015078469A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 北越紀州製紙株式会社 ラミネート古紙を含む古紙の再生処理方法
JP2016507673A (ja) * 2013-07-16 2016-03-10 チュエン オウ,カム 防水再生紙およびその生産方法
JP2017125266A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 王子ホールディングス株式会社 脱墨古紙パルプの製造方法及び製造システム

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