JPH0319937A - 織機の横糸送り装置から解放される糸の巻き数をカウントするための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、織機の横糸送り装置から解放される糸の巻き
数をカウントし、該送り装置の速度の自動調整を可能に
する装置に関する。

通常、横糸送り装置は、固定式のドラムを備え、非同期
モーターにより動かされる回転アームが、織機らしくは
他の織物機器によって漸増的に解放される複数の糸の巻
きをそのドラムに巻き付ける装置である。送り装置から
繰出される糸の張りは、リング形に配した剛毛又は一組
の金属の薄層からなることができる制動手段によって制
御される。

固定式のドラムに巻き付けられた貯め糸量（ｒｅｓｅｒ
ｖｅ）は、対応する機械式及び／又は光学式の感知子に
よって示される最大値と最小値の間で変動する． 糸のもつれ及び／又はその張り具合の望ましくない変化
をちたらしつる、モーターの断続的な停止及び作動の結
果である不都合を回避するためには、貯め糸量を常に該
最大値と最小値の間にすることが重要であるが、これは
、貯め糸の送り速度がその解放速度と一致するか、ある
いは、実質的に一致しなければならないことを意味する
．しかしながら、後者は一般に未知であり、いずれにし
てち、織物機器の運転中、とりわけジェットルームなと
のヒなし織機の場合、大幅に変動しうるちのである。

本発明の目的は、仮送り装置（ｐｒｅｆｅｅｄｅｒ）の
ドラムから解放される糸の巻き数をカウントし、ひいて
は糸の解放速度を示す装置であって、マイクロプロセッ
サによって数値処理されることで、巻き付けアームの回
転速度を変化させて、糸の巻き付け速度をその解放速度
に適応させることができる装置を提供することである． 本発明の一目的は、きわめて簡素かつ信頼性が高いとと
６に、速度データを、処理用のマイクロプロセッサに直
接適用することができる電気パルスの形態に変換するこ
とが可能である計数装置を提供することである． 本発明のさらなる目的は、送り装置のドラムからの糸の
正確な解放を全く妨げることなく設置することができる
装置を提供することである。

以下の詳細な説明から明白となるであろう上記の重要な
目的及びその他の目的は、請求の範囲において定めるよ
うな、横糸送り装置から解放される糸の巻き数をカウン
トする装置によって達成される。

本発明の特徴及び利点は、単なる例示の目的としてのみ
記載する添付の図面及び以下の詳細な説明を参照するこ
とにより、明白となるであろう。

まず、第１図及び第２図を参照すると、符号１０は公知
の横糸送り装置であり、固定式のベース１１．モーター
シャフトｌ２及び固定式のドラム１３を含み、このドラ
ムは、該シャフト１２上に回転自在に取り付けられてお
り、永久磁石ｌ４がベース１１と強固に接続した磁石１
５と対応する作用により、回転を阻止されている。それ
自体公知の方法では、シャフト１２は、軸方向の空洞１
２ａ及び同じく中空である片持ちばり付きのアームｌ６
を有している．糸Ｆは、シャフト及びアームの空洞中を
通過しながらスブール（図示せず）から解放され、該ア
ームによってドラムｌ３上に一巻ごとに間隔を置いて巻
き付けられる。こうして巻かれた糸が貯め糸を構成する
が、これは、例えば貯め糸量一最少／Ｒ大の電気信号を
公知の方法で発信することができる光学装置Ｄｏと接続
している機械式感知子ｌ７により示される最大値一最小
値間で変動しうるちのである。

巻き糸の間隔は、ドラムｌ３のスロットから周期的に上
昇する複数のロッド１８を使用する同じく公知の前方送
り装置によって確かなちのとなる。

シャフトｌ２は、非同期電気モーターＭにより角速度Ｎ
ｐで回転されるが、この電気モーターは、米国カリフォ
ルニア州、Ｉｎｔ．　Ｒｅｃｔｉｆｉｅｒ社のｒＨｅｘ
ｆｅｔ　Ｄｅｓｉｇｎｅｒ’ｓ　ＭａｎｕａｌＪ第ｌ６
章に記載された公知のＰＷＭ型の可変周波数装置２２に
よって電力供給を受けている。

この装置２２は、以下説明する方法で周波数一増加／低
下の信号をポートｒＰｕＪによって送信するマイクロコ
ンピューターμＰによって駆動されている．感知子ｌ７
と接続した１光学装置Ｄ○の出力は、マイクロプロセッ
サμＰのそれぞれの入力ポートｒＰｉＪに送信される。

糸は、ドラムから織機もしくは他の織物機器へと繰出さ
れ、糸案内リングｌ９を通過しながら一般に未知である
線速度Ｖｔで解放される。

゛巻き糸を解放する間の糸の張りは、通常リング形に配
した剛毛又は一組の金属の薄層２０からなる制動手段に
よって制御され、これらは、糸と弾性的に係合するとと
もに、制動作用を調整するためにノブ２ｌによって軸方
向に移動可能である円錐状のリング２０ｂ（薄層の場合
）と連係する環状の支持体２０ａによって搬送される． 解放動作中、糸Ｆは、ドラム１３と糸案内リング１９の
間を伸延する第一の直円錐台（ｆｒｕｓｔｕｍ）形状部
八と、糸案内リング以遠に伸延する第二の円錐形状部Ｂ
とによって実質的に形成される回転立体を描く． 本発明に従うと、糸解放時の線速度Ｖｔは、該回転立体
の一般的子午面の該糸の通過を、該子午面に配設され、
該回転立体と実質的に接点を有し、糸の動きの接線成分
に反応する、少なくとも１個の変換器３０を用いて感知
することによって測定する。

変換器は、例えばＰｈｉｌｉｐｓ社製のＰＸＥ．’５型
の圧電結晶からなる。揺動性の棒材又は板材の形状の感
知子３ｌは、該結晶と機械式に接続（特に接触）されて
おり、糸が一巻づつ解放されるごとに、該板材又は棒材
上を周期的に通過するその糸によって揺動される仕組み
になっている。結晶及び接続された感知子は、糸が一巻
づつ通過するごとにパルス型の電気信号ＳＥを発生する
一種の圧電ピックアップを形成する。

第１図及び第２図の実施態様においては、変換器３０は
環状支持体２０ａと強固に接続されており、その感知子
３１が制動手段２０の薄層の一つ又はその一組の剛毛と
接触していることで、糸が該博層又は一組の剛毛の下を
通過する際、この糸は相当する振動を感知子３ｌに伝達
して、変換器３０による電気信号ＳＥの発生をもたらし
、この電気信号が、増幅及び方形波に変換された後、マ
イクロプロセッサμＰの入力ポート「Ｐ１」に送信され
る。

該マイクロプロセッサは、発信されるパルスを時間単位
でカウントするようにプログラムされており、その結果
、解放される糸の速度Ｖｔ　（Ｖｔ＝２πｎｒであり、
式中、ｒは対象の地点での回転立体の半径であり、ｎは
糸の巻き数であり、これは時間単位でカウントされるパ
ルス数に等しい）を計算し、そうして算出された速度Ｖ
ｔを巻き付け速度Ｖａと比較する。この巻き付け速度は
、アーム１６の周速、すなわちＶ＝２１ＮｐＲ（式中、
Ｒは、該アームの端部によって描かれる円の半径である
）に等しく、一方この周速は、モーターＭの電源周波数
に比例している。

二つの速度ｖｔ及びＶａの比較から、マイクロプロセッ
サは差速データを得て、後者の信号に応じてモーターＭ
の電源周波数を、 Ｖａ＜Ｖｔ、又は Ｖａ＞Ｖｔ に依存しながら、それぞれ増加又は低下させる。

第３図及び第４図の実施態様においては、変換器３０は
、糸案内リングｌ９の支持体１９ａと、好ましくは図示
されるように該支持体の内側面で、強固に接続されてお
り、解放される巻き糸によって描かれる回転立体の円錐
形状部Ｂと交差する揺動性の捧材３ｌからなる感知子を
具備している．この場合ちまた、糸は、リング１９の内
周沿いに回転することによって棒材３ｌと周期的に接触
を行い、この棒材３１が、糸によってそれに加えられる
振動を変換器３０に伝達し、その結果パルス型の信号Ｓ
Ｅを発信することになる．

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従う計数装置を具備する横糸送り装
置の部分的概略断面図であり、第２図は、第１図のＩＩ
　−　ＩＩ　４９に沿った部分的拡大正面図であり、 第３図は、本発明の異なる実施態様を示す、第１図と同
様の部分的断面図であり、 第４図は、第３図の実施態様の部分的拡大正面図である
． ｌＯ・・・横糸送り装置 １３・・・ドラム ２０・・・制動手段 ３０・・・変換器 ３ｌ・・・感知子 Ｆ・・・糸 Ｍ・　・・モーター μＰ・・マイクロプロセッサ ｅＯル 第 ４ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　解放される糸によって描かれる回転立体と交差する
   向きに配設され、糸の動きの接線成分に感応して、糸が
   通過するごとに電気パルスを発生する、解放される糸の
   通過を検知するための手段を特徴とする、織機などの横
   糸送り装置から解放される糸の巻き数をカウントするた
   めの装置。 ２　解放される糸の周速成分をドラムを基準として検知
   するための手段； 該周速成分と、糸をドラムに巻き付ける回転性アームの
   回転速度とを比較してその差速を求めるための手段；及
   び 回転性アームを作動させるモーターを該差速の信号に応
   じながら制御して、該糸巻き付け速度を選択的に増加又
   は減少させるための手段からなることを特徴とする、横
   糸送り装置のドラム上の貯め糸量を自動的に調整するた
   めの装置。 ３　該検知手段が、感知子及びそれに接続した変換器を
   含み、該感知子の軸を包含するか、あるいは、それと交
   差する子午面に配設された回転立体の母線を糸が通過す
   るごとに、該変換器が電気パルスを発生する請求項１記
   載の装置。 ４　該変換器が圧電ピックアップを構成し、該感知子が
   棒材又は板材からなり、解放される巻き糸が該棒材又は
   板材を動かしてそれを振動させるごとに、該ピックアッ
   プが該電気信号を発生する請求項３記載の装置。 ５　該変換器が、横糸送り装置のドラムから解放される
   糸の制動手段の支持体に固定されており、変換器の感知
   子が該制動手段と接触し、この制動手段が糸の通過によ
   って発生する振動を変換器に伝達する請求項１記載の装
   置。 ６　該変換器が横糸送り装置の糸案内リングに固定され
   ており、感知子の棒材が、該糸案内リング以遠に伸延す
   る該回転立体の円錐形状部と交差し、該棒材が、巻き糸
   の解放の間に糸案内リングの内周沿いに回転する糸と周
   期的に係合する請求項１記載の装置。 ７　変換器の出力信号が、増幅及び方形波への変換の後
   に、マイクロプロセッサの入力ポートに適用され、この
   マイクロプロセッサが、横糸送り装置のドラム上に貯め
   糸を巻き付けるためのアームを作動させるモーターの電
   源周波数を制御する請求項１記載の装置。 ８　該マイクロプロセッサにプログラムを施し、送り装
   置から解放される糸の巻き数をカウントして相当する糸
   解放速度を計算させ、該解放速度をアーム作動モーター
   の電源周波数に比例する巻き付けアームの回転速度と比
   較して、比較された解放速度と巻き付け速度の差が増大
   又は減少するごとに電源周波数を相当分だけ変化させる
   ことによって、巻き付けアームの速度を増加又は減少さ
   せる請求項７記載の装置。 ９　該圧電変換器が、解放される糸によつて描かれる該
   回転立体の外側に位置している請求項１記載の装置。