JPH0319932A - 導糸要素及びその製造方法 - Google Patents

導糸要素及びその製造方法

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JPH0319932A
JPH0319932A JP2148893A JP14889390A JPH0319932A JP H0319932 A JPH0319932 A JP H0319932A JP 2148893 A JP2148893 A JP 2148893A JP 14889390 A JP14889390 A JP 14889390A JP H0319932 A JPH0319932 A JP H0319932A
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Hansjuerg Gysin
ハンスユルグ ギィシン
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Sulzer AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は紡織機械のための棒状導糸要素に関するもので
あり、同要素は導糸針、より具体的には綜絖を備えてい
る。
従来技術、および発明が解決しようとする課題この種の
導糸要素及び綜絖であって、織機内における開口作業中
、糸を導くのに用いられる種類のものはこれ迄平板をス
タンピング加工したものや鋼ワイヤを曲げて作るものが
知られてきた。しかしながら、これらは比較的に重いこ
とに加えて、これらの既知の金属製導糸要素は製造する
のが複雑である。製造が比較的面倒で高価になることの
主原因は、必要に応じて別個のセラミック製導糸針イン
サートという形式で、糸を傷付けない適当な形状の導糸
針を提供しなければならないということである。金属導
糸要素が比較的重くなるということは現代の高速紡織機
械においてはますます問題となってきている。
本発明の目的は導糸要素にして以前より軽量であるとと
もに、強度および糸の適合性を損なうことなく簡便に製
造することの出来る導糸要素を提供することである。
課題を解決するための手段 この問題を解決するため、本発明によれば、導糸要素は
高強度の工業用連続繊維によって補強された緻密熱可塑
性樹脂から作られており、前記補現される。とりわけ、
荊記材料の組戊及び構造が重量を著しく軽減するのに役
立っている。また熱可塑性マトリックス(基地)並びに
編み構造を採用したことが、前記要素の成形性を改善し
、必要な材料量を減少させており、かくして重量のみな
らずコストも更に低減化される。製造作業とりわけ導糸
針及び端部領域の形成作業は著しく簡単化される。
本発明はまた、この種の導糸要素をしてシャフトフレー
ム内に綜絖としてクランプすることを可能としているが
、このことも慣用の鋼製綜絖では実質的に不可能であっ
た。このことが達成されたのは材料組成および編み体の
繊維角度の故に伸びが大いに増大したためである。この
特徴ははじめて現場において全ての綜絖を一様に緊定す
ることを可能としており、同緊定の力は比較的大きな織
成幅においても急速なシャフト移動の間十分一定に保持
される。緩い嵌め合いで取付ける鋼綜絖の場合、通常必
要となる間隙は無くなるが、これも用途によっては更な
る利点をもたらす。
副請求項は、本発明の好適な実施例について言及してい
る。例えば、簡単な熱可塑性再戊形作業の結果として、
如何なる稲類の付加的導糸針インサートをも開口された
導糸針開口内に挿入することができる。例えばPEEK
,PPSSPP及びPAは適当な熱可塑性樹脂であり、
カーボン、アラミド及びガラスは少なくとも45体積%
の量において適当な補強繊維である。長平方向軸線に対
する45°より少ない繊維角度Wは高い強度と高い伸び
を与える。端部導糸針すなわち掛針端部は簡単な熱可塑
性成形によって導糸要素の端部領域内に製造することが
出来る。同程度に簡単に導糸要素の真直領域に対して導
糸針領域内にひねり部を熱可塑的に形成することができ
る。こうすることにより密に織られた織物の場合にはス
ペースを有効に使用することが出来る。
本発明に係る導糸要素の製造方法においては、導糸要素
は二段階の工程で製造される。すなわちしっかりした形
状の長い長さ部分は第一段階において熱可塑性成形及び
張力下における緻密化によって製造される一方、第二段
階においては予め設定しておくことの出来る長さに長い
長さ部分を切断した後導糸針及び端部領域が熱可塑性再
成形によって製造される。第一段階における長い長さ部
分は例えばプリプレグ可撓性管状編み体の形態をした熱
可塑性樹脂を含浸させたUD−ロービングから製造され
得る。
実施例 以下、付図を参照して本発明のより詳細な説明を行なう
第1図に示す導糸要素10の部分図は真直領域は熱可塑
性マトリックスと可撓性管状編み体からなる繊維成分に
よって形成されている。第1図はびる糸31.32と右
方枝8内の糸33.34とに分かれている。このように
導糸針領域6内の繊維索が編まれていることにより、方
向性のない繊維組織の場合そうであるように導糸針がひ
き裂かれることを防止している。前記編み体はまた個々
の繊維がはみ出して糸4にからみ、これを損傷させるこ
どのないようにすることで導糸針内に必要な平滑な糸と
適合する表面を提供している。熱可塑性樹脂マトリック
スの故に開口6の形状は理想的に丸味を帯びさせ、糸の
動きに対して最適なものとすることができる(第4図参
照)。
第2a図、第2b図が示すように、材質及び形挿入する
ことは極めて簡単な事である。この目的のために前記導
糸針領域は加熱され、導糸針開口6が塑性変形的に開口
される。インサート11が次に挿入され、固定され、綜
絖10をその長手方を用いることなくしっかりと固定さ
れる。この補助物質は、例えばインサートを鋼製綜絖内
でろう付けするような場合必要となるもので、かくして
インサート11の強度も損なわれることがない。
或る所定の強度を考えた場合には、本発明に係る導糸要
素及び綜絖は、慣用の鋼製綜絖と比して、例えば5倍の
重量軽減を達戊することが出来る。
第3a図ないし第3d図は導糸要素10の真直領域6内
の編み構造2の配列を示している。繊維方向27.28
を備える種々の糸は長平方向軸線13に対して好ましく
は45°以下の、例えば30°〜40°の角度Wを形成
している。可撓性特性は、製造中適当な張力を選択又は
調整することによって変更し、最適化することが可能で
あり、このことは慣用の鋼製綜絖では不可能である。第
3a図及び第3C図内の横断面23.24は第3a図の
糸の位置を示している。第3d図は最初?口していた構
造体2が製造中如何にして平坦に押圧され、方向40.
41内において緻密に圧密化されるかを示している。開
口6の熱可塑性工程中、当該開口作成は、例えばボリメ
■マトリックスの第3a図部位42において糸3間に適
当なマンドレル又はその類いをもって好適に実施するこ
とが出来る。
第4図は、導糸針6、真直領域26及び端部領域14.
15を備えた綜絖10として導糸要素を示している。例
えば糸軸線5に対して45°をなす導糸針領域内のひね
り36が第4b図のセクション内に示されている。従っ
て糸の分離部43が減少した綜絖の好適な緻密構造が導
糸針内において達成される。真直領域26及び端部領域
14.15において、綜絖は平坦化されており、糸4の
軸線5と平行に延びている。この例においては、前記端
部領域がシャフトの保持4 4 (m(1unling
)へと引張られる端部導糸針の形態をなしている。しか
しながら、熱可塑性樹脂による導糸要素10は実質的に
それらの端部領域14.15に必要とされる形状に形成
することができる。
2つの図からなる第5図は掛針状の端部領域18、取扱
い開口46及びモールド成形された弾性弯曲部47を備
えた例を示している。
第6図はあたかもカーテンレールに対するが如く綜絖保
持44に押圧することができる弾性クリップ状端部領域
19を示している。この構造は個個の綜絖の取替えを容
易にする。前記端部領域は第7図に示すように、ループ
状部品20にして部位49において自分自身に溶接され
たマトリックスを備えた部品20とすることができる。
押し分け式サークリップ又はその類い48は第6図のク
リップ19に対応している。
本発明に係る導糸要素10は紡績機械において種々の態
様において実現し、使用することができる。前記要素は
単一より多くの導糸針を備えるのが可能であり、例えば
リボン織成のための綜絖において頂部繊維及び下部繊維
のため互いにオフセットした2つの導糸針を備えること
ができるし、同要素は又前記端部領域を適当に熱可塑的
に形成することにより、織機内のストップモーションひ
だとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は導糸針を形成させた本発明に係る導糸要素の一
部を示している。 第2a図は綜絖内の付加的導糸針インサートの全体図、 第2b図は第2a図の線A−Aに沿って眺めたも構造の
全体図、 第3b図から第3d図は導糸要素の真直領域における組
みひも構造体の配列を示す図である。 第4a図は導糸針領域及び端部領域を備えた別の導糸要
素の全体図、 第4b図は第4a図の線A−A,線B−B及び線C−C
に沿って眺めた図、 第5a図は掛針状端部領域を示す正面図、第5b図は第
5a図と同様の側面図である。 第6図はクリップ状の端部領域を示す図、3・・・繊維
索、11・・・付加的導糸針インサート、14.15・
・・端部領域。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紡績機械のための棒状導糸要素であって、同要素
    は導糸針、より具体的には綜絖を備えている要素におい
    て、同要素は工業的連続繊維によって補強された緻密な
    熱可塑性樹脂から作られており、前記繊維補強部材は編
    まれたチューブ(2)であり、前記導糸針開口(6)は
    編まれた繊維索を開口することにより実現されているこ
    とを特徴とする導糸要素。
  2. (2)請求項1に記載の導糸要素において、付加的な導
    糸針インサート(11)が前記開口された導糸針開口(
    6)内に導入されていることを特徴とする導糸要素。
  3. (3)請求項1に記載の導糸要素において、前記熱可塑
    性樹脂がPEEK、PPS、PP又はPAであることを
    特徴とする導糸要素。
  4. (4)請求項1に記載の導糸要素において、前記補強繊
    維がカーボン又はアラミド又はガラスから作られている
    ことを特徴とする導糸要素。
  5. (5)請求項1に記載の導糸要素において、繊維の比率
    が少なくとも45体積パーセントであることを特徴とす
    る導糸要素。
  6. (6)請求項1に記載の導糸要素において、前記真直領
    域における長手方向軸線との繊維角度Wが45゜より小
    さいことを特徴とする導糸要素。
  7. (7)請求項1に記載の導糸要素において、該導糸要素
    の繊維索を開口させることによって端部領域(14、1
    5)の各々内には導糸針が形成されることを特徴とする
    導糸要素。
  8. (8)請求項1に記載の導糸要素において、前記端部領
    域はループ状(20)であることを特徴とする導糸要素
  9. (9)請求項1に記載の導糸要素において、前記端部領
    域は掛針(18)形状又はクリップ(19)形状をして
    いることを特徴とする導糸要素。
  10. (10)請求項1に記載の導糸要素において、真直領域
    における糸軸線と平行をなす平坦な横断面形状部(23
    、24)と、導糸針領域におけるひねり部(36)が含
    まれていることを特徴とする導糸要素。
  11. (11)請求項1から10迄のいづれか一つの項に記載
    の導糸要素の製造方法において、前記導糸要素(10)
    は二段階で製造されており、しっかりした形状を保持し
    た長い方の長さ部分は張力下における熱可塑成形及び固
    化によって第一段階で製造され、一方第二段階において
    はある所定の長さに切断された後導糸針(6)及び端部
    領域(14、15)が熱可塑的再成形によって形成され
    ることを特徴とする導糸要素の製造方法。
  12. (12)請求項11に記載の方法において、前記第一段
    階の長い長さ部分が例えばプリプレグ可撓性管状編み体
    の形態をした、熱可塑性樹脂で含浸されたUD−ロービ
    ングで作られていることを特徴とする導糸針の製造方法
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