JPH03198856A

JPH03198856A - 指圧器具

Info

Publication number: JPH03198856A
Application number: JP34252689A
Authority: JP
Inventors: Koutetsu Sagawa; 寒河　江徹
Original assignee: JAPAN HERUSU RES KK; Showa Rubber Co Ltd
Current assignee: JAPAN HERUSU RES KK; Showa Rubber Co Ltd
Priority date: 1989-12-27
Filing date: 1989-12-27
Publication date: 1991-08-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、人の身体に存在し、東洋医学の物理療法の治
療体系の基本となり診察、治療を行うにつき必要な皮膚
上の特定部位である経穴（つぼ）を効果的に刺激するた
めの指圧器具に関するものである。

〔従来の技術〕

近年、東洋医学に対する認識が新たになっている。その
治療の一例がはり、きゅう、指圧治療であり、これらは
経穴による物理療法の治療体系の一つと言える。

因みに、人の身体に存在する経穴の数は全身に約６００
余り在ると言われており、前記はり、きゅう及び指圧治
療は、そうした経穴の異常を診察し、機能のたかふりを
抑制し、機能の衰えを盛んにして生体の機能の不調和を
整える療法であり、経穴の刺激による物理療法の一種で
ある。

このように、経穴による物理療法は、−船釣には人の手
指による押圧によって実施されているのが現状であり、
係る手指による刺激は人（自分あるいは他人）が直接手
指により経穴を押圧して行うだけでなく、手指が感じる
身体の変化、つまり経穴が硬直しているとか或いは柔ら
かい等をも同時に押圧しつつ観察して刺激治療を行うも
のであるから、その点で非常に優れた治療効果を期待す
ることも可能であるが、一方に於いて経穴を手指により
刺激する治療であるから、長時間に渡っての指圧はその
疲労は大きいものである。

そのために、今日では電動（家庭では商用電源を利用、
携帯用としては電池を利用する）による経穴指圧器等も
種々開発されてはいるが、こうした経穴指圧器等は動力
を利用したことによる疲労の軽減は図れるが、形状・構
造が動力内蔵分嵩張り、携帯性に欠け、しかも治療の当
事者が自分の手で持って経穴を刺激するには非常に使い
勝手の悪いものであった。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は以上の事情を考慮してなされたものであり、第
１に経穴を刺激する上での押圧効果を最重点とし、第２
に携帯性に重きを置き、第３に使い勝手を良くし、第４
に経穴の所在を表示して何人でも使用できる指圧器具を
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では以上の目的を達成するために、少なくとも２
箇以上の凹凸部を有し、該凹凸部を手で握り易い形状に
成形して器具本体を構成すると共に、該器具本体の外周
の適宜位置に指圧の経穴（つぼ）を示す表示部を設け、
かつ手で握った状態でもって前記凸部の一部が手指の間
から外部に露出して使用者の目的とする指圧の経穴に当
接することが出来る様に構成する。

〔作用〕

本発明は以上の様に構成したので、指圧器具より経穴位
置に合致した任意の凸部を選択し、選択した所定の凸部
を手指の間から外部に突出させ、他の凹凸部を握って軽
く押圧するのみで、当該経穴に対する正確な、しかも適
度な刺激を与えることが可能であり、非常に使い勝手が
良く優れた指圧効果を上げることができ、また全体形状
を非常にコンパクトに成形するものであるから、携帯し
易く、しかも指圧器具の適宜位置に経穴の正確な所在を
表示した表示部を設けたので指圧に際し、何人でも目的
とする経穴を極めて正確、かつ簡単に知ることが可能で
あり、非常に簡便であり、効率の良い治療効果を上げる
ことが出来る。

〔実施例〕

以下、第１図乃至第５図に基づいて本発明に係る指圧器
具の一実施例を詳細に説明する。

同図中、１は、例えば成形素材として弾性部材（ゴムあ
るいは合成樹脂等）を採用して人の足型（略Ｔ字状）に
成形した器具本体であり、該器具本体ｌの前方１ａ（足
の爪先に当たる部分を含め足の甲とに当たる部分）には
複数の突起Ａを適宜の間隔で配置して形成し、かつ器具
本体１の上方ｌｂ（足首に当たる部分）にはやや太き目
の突起Ｂを一個形成して構成すると共に、該器具本体１
の全体の大きさを人の手、特に手指で握り易い大きさに
成形し、これら各突起Ａ及びＢを人の経穴に当接して使
用するに際して、前記器具本体１の前方乃至上方に成形
した突起Ａ及び突起Ｂの部分が手指の間より外方に露出
して所定の経穴に当接することがし易い様に構成されて
いる。

又、足の裏に当たる器具本体１の底部ＩＣの部分には、
人の指圧の経穴（つぼ）を示す表示部Ｘ（本実施例では
特に人の足の裏に存在する経穴）が描かれ使用者が自己
の足の裏の経穴を＆ｉｌ　ｉＥすることが的確に行える
様に工夫がされている。

ところで、前記器具本体１の内部の構成は、第２図にて
詳細に示した如く、器具本体１の内部略中央（丁度足の
踵に該当する部分）に位置する部分に枢軸２を有し、「
Ｌ字」状に連結した芯部材３ａ及び３ｂを配置し、該芯
部材３ａ及び３ｂのそれぞれは一方の芯部材３ａを握っ
て変移すると他方の芯部材３ｂが前述した突起Ｂ側にス
ライドし、逆に他方の芯部材３ｂを握って変移すると一
方の芯部材３ａが前述した突起Ａ側にスライドし、各突
起Ａ及びＢを内部から外方へ膨出させるよに構成されて
いる。

前記再思部材３ａ及び３ｂのスライド機構は、本実施例
では器具本体１の踵側に枢支点を有する枢軸２に、各芯
部材３ａ及び３ｂの基端に成形した片側にラック３ａ＋
及び３ｂ＋を形成した遊孔３ａ、及び３ｂ２に互いに他
方の芯部材３ａ及び３ｂに一体に形成した片側にギヤ４
ａ及び４ｂを形成したカム４ａ、及び４ｂ、を嵌合し、
一方の芯部材３ａを握って変移すると当該芯部材３ａに
形成したカム４ａ＋のギヤ４ａと噛合する芯部材３ｂの
ラック３ｂ＋が一方向へ変移して当該芯部材３ｂを前方
へスライドさせ、該芯部材３ｂで器具本体１の上方の突
起Ｂを外方へ向かって膨出させる。又、他方の芯部材３
ｂを握って変移すると当該芯部材３ｂに形成したカム４
ｂ、のギヤ４ｂと噛合する芯部材３ａのラック３ａ、が
一方向へ変移して当該芯部材３ａを前方へスライドさせ
、該芯部材３ａで器具本体１の前方の突起へを外方へ向
かって膨出させるように構成されている。

又、本実施例では第２図に示した如く、前記−方の芯部
材３ａの表面に所定数の凹部Ｃを形成し、該凹部Ｃに対
応すべく器具本体１の内部に成形した凸部りを嵌合させ
、芯部材３ａのスライドに際して、両凹部Ｃと凸部りの
嵌合が外れて器具本体１の前方１ａの外周に成形した突
起Ａの部分がより外方へ膨出する様に構成されている。

又、前記器具本体１の踵の部分には、周囲に複数の鋸歯
状の刺激突起Ｅを形成した筒状ローラ５が取り付けられ
、器具本体１を手で握った状態でもって前記筒状ローラ
５が手指の間から外部に露出して使用者の目的とする指
圧の経穴に当接することが出来る様に構成されている。

以下、上記の構成に基づいて本発明に係る指圧器具の作
用を説明する。

本発明に係る指圧器具は、器具本体１の全体の形状を、
本実施例では略Ｔ字状に成形すると共に、前方１ａの周
囲に複数の突起Ａを設け、かつ上方１ｂの先端に突起Ｂ
を、さらに踵の部分に刺激突起Ｅを有した筒状ローラ５
を取り付は多くの経穴に対応すべく構成したので、人体
の各部の部位の経穴を効果的に刺激して良好な指圧効果
を得ることが可能であり、しかも前記器具本体１の内部
に器具本体１を手で握っである指圧を実施するとその際
の握力にてスライドする芯部材３ａ及び３ｂを内蔵した
ので、前記前方１ａ及び上方１ｂに設けた突起Ａ及び突
起Ｂの外方への膨出効果は一層高まり、非常に良好な指
圧効果を発揮する。殊に、前記芯部材３ａには凹部Ｃを
形成すると共に、該凹部Ｃに対応する器具本体１の内部
に凸部りを形成し、芯部材３ａが前後にスライドするこ
とによって当該凹部Ｃと凸部りの嵌合状態が変化するよ
うに構成したので、突起Ａの外方への膨出率は非常に高
まり一層指圧効果を良好にする。

又、前記筒状ローラ５は第４図（Ｃ）の如く使用して経
穴乃至皮膚に沿って軽く当接するだけで、所定の経穴乃
至皮膚に効果的な刺激を与えることが可能であり、本発
明によれば従来の指圧器具に比べて簡単な構造でありな
がら良好な指圧効果と皮膚等の刺激を実施するとかでき
、しかも手で持つのに最適な形状としたので、指圧を行
う場合でも使用者に無用な疲れをもたらすようなことは
無く非常に使い読手が良く携帯にも優れ、かつ安価であ
る等種々の利点を有する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、少なくとも２箇以
上の凹凸部を有し、該凹凸部を手で握り易い形状に成形
して器具本体を構成すると共に、該器具本体の外周の適
宜位置に指圧の経穴（つぼ）を示す表示部を設け、かつ
手で握った状態でもって前記凸部の一部が手指の間から
外部に露出して使用者の目的とする指圧の経穴に当接す
ることが出来る様に構成したので、指圧器具より経穴位
置に合致した任意の凸部を選択し、選択した所定の凸部
を手指の間から外部に突出させ、他の凹凸部を握って軽
く押圧するのみで、当該経穴に対する正確な、しかも適
度な刺激を与えることが可能であり、非常に使い勝手が
良く優れた指圧効果を上げることができ、また全体形状
を非常にコンパクトに成形するものであるから、携帯し
易く、しかも指圧器具の適宜位置に経穴の正確な所在を
表示した表示部を設けたので指圧に際し、何人でも目的
とする経穴を極め一ζ正確、かつ簡単に知ることが可能
であり、非常に簡便であり、効率の良い治療効果を上げ
ることが出来る等種々の優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明に係る指圧器具の構成を示す斜視
図、同図［有］）は底面図、第２図は本発明に係る指圧
器具の内部構造を示す樅断面図、第３図は第２図の変移
状態を示す説明図、第４図（ａ）、（ト））、（Ｃ）は
本発明の握り方を示す説明図、第５図は本発明に係る指
圧器具の使用状態を示す説明図である。ｌ・・・器具本体、１ａ・・・器具本体ｌの前方、１ｂ
・・・器具本体ｌの上方、ＩＣ・・・器具本体１の底部
、２・・・枢軸、３ａ及び３ｂ・・・芯部材、３ａ＋、
３ｂ１・・・ラック、３ａｚ及び３ｂｔ・・・遊孔、４
ａ及び４ｂ・・・ギヤ、４ａ＋、４ｔｚ　・・・カム、
５・・・筒状ローラ、Ａ・・・突起、Ｂ・・・突起、Ｃ
・・・凹部、Ｄ・・・凸部、Ｅ・・・刺激突起、Ｘ・・
・人の指圧の経穴（つぼ）を示す表示部。特許出願大株　式　会　社ジャパンヘルスリサーチ（ａ）（ｂ）第１図第３図第４図第４図（ｂ）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも２箇以上の凹凸部を有し、該凹凸部を
手で握り易い形状に成形して器具本体を構成すると共に
、該器具本体の外周の適宜位置に指圧の経穴（つぼ）を
示す表示部を設け、かつ手で握った状態でもって前記凸
部の一部が手指の間から外部に露出して使用者の目的と
する指圧の経穴に当接することが出来る様に構成したこ
とを特徴とする指圧器具。
（２）前記器具本体の凸部を形成する先端を弾性部材で
成形したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
項記載の指圧器具。
（３）前記器具本体の凸部を形成する先端の弾性部材は
器具本体に内蔵した芯部材の先端方向へのスライドによ
り外方へ膨出できるように構成したことを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第１項記載の指圧器具。
（４）前記器具本体の凸部を形成する先端の弾性部材を
外方へ膨出させる芯部材の先端方向へのスライドは器具
本体の他の凹凸部を握る手の押圧力により行える様に構
成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
記載の指圧器具。
（５）少なくとも２箇以上の凹凸部を有し、該凹凸部を
手で握り易い形状に成形して器具本体を構成すると共に
、該器具本体の凸部の先端に周囲に複数の鋸歯状の刺激
突起を形成した筒状ローラを取り付け、かつ器具本体の
外周の適宜位置に指圧の経穴（つぼ）を示す表示部を設
け、かつ手で握った状態でもって前記凸部乃至筒状ロー
ラが手指の間から外部に露出して使用者の目的とする指
圧の経穴に当接することが出来る様に構成したことを特
徴とする指圧器具。