JPH0319847A - インクジェット記録装置およびその記録ヘッド用ブレード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録装置に関し、詳しくは、
インクジェット記録装置における記録ヘッドのインク吐
出口面を拭き払って付着物を除去するためのブレードに
関する。

〔従来の技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置は、記録に基づ
いて記録ヘッドのドット形成手段を駆動することにより
、記録情報に対応するドットパターンを記録媒体（通常
記録シート）上に形成していくように横戒されている． この記録装置の一形式として、記録ヘッドからインク滴
を飛翔させ、記録用紙やプラスチック薄板等の記録媒体
にインク滴を付着させて画像を形成していくインクジェ
ット記録装置がある。

本発明は、このインクジェット記録装置における記録ヘ
ッドのインク吐出口面すなわちインクを吐出する吐出口
が形成された面をワイピングして清掃するためのブレー
ドに関する． 従来のこの種のブレードとしては、例えば、特開昭６２
−１０１４４８号などに記載されているように、単なる
平板状の部材で構成するかあるいは単に切り込みを入れ
て先端を複数に分割したものが使用されていた。

〔発明が解決しようとする技術的課題〕しかしながら、
上記従来のブレードでは、記録ヘッドのインク吐出口面
を繰返し拭き払い（ワイピング）しているうちに、イン
クが表面張力によってブレードの表面に多量に付着し、
そのインクが再びインク吐出口面に付着してしまい、清
掃機能が低下し画像品位が維持されないことがあった．
本発明は、上記従来の技術的課題に鑑みてなされたもの
であり、ブレード先端部にインクが留まることを無くし
、インク吐出口面の付着インクを速やかに除去しうるブ
レードを備えたインクジエソト記録装置を提供すること
を目的とする。

〔課題解決のための手段〕

請求項ｌの発明は、インクを吐出する吐出口が形戒され
たインク吐出口面を有するインクジェット記録ヘッドと
、前記インク吐出口面を拭く平板状で可撓性のブレード
とを備えたインクジェット記録装置において、前記ブレ
ードにその先端から内部へ延びる中０．２ｗ〜２．０ｍ
のスリットが形成されている構或により、前記ブレード
に残留したインクを毛細管現象によって前記スリット内
へ吸い込ませ、もって、上記目的を達成するものである
。

請求項２の発明は、上記構或に加えて、前記ブレード内
に前記スリットの巾より大きい直径または巾を有し前記
スリットに連通ずる開口が形成されている構戒により、
前記ブレード内のインク保持能力を一層向上させ、もっ
て、上記目的を達或するものである． 請求項３の発明は、インクを吐出する吐出口が形成され
たインクジェット記録ヘッドのインク吐出口面を拭く平
板状で可撓性のインクジェット記録ヘッド用ブレードに
おいて、その先端から内部へ延びる巾０．２閣〜２．０
ｍｓのスリットが形成されている構戒により、前記ブレ
ードに残留したインクを毛細管現象によって前記スリッ
ト内へ吸い込ませ、もって、上記目的を達戒するもので
ある。

請求項４の発明は、請求項３の構威に加え、前記ブレー
ド内に前記スリットの巾より大きい直径または巾を有し
前記スリットに連通ずる開口が形戒されている構或によ
り、前記ブレード内のインク保持能力を一層向上させ、
もって、上記目的を達或するものである。

〔作　用〕

記録ヘッドのインクを吐出する吐出口が形成されたイン
ク吐出口面を拭き取ることによりブレード先端に付着し
たインクは、表面張力により、前記スリットあるいは前
記開口内に吸い込まれる。

このため、ブレード先端部にインクが多量に留まること
が無くなり、常にクリーンな状態でインク吐出口面を拭
き払うことができる。

〔実施例］ 以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の一実施
例の斜視図である。

第ｌ図において、１は画像情報に基づいてインク吐出口
から記録インク滴を飛翔させる記録ヘッド（インクジェ
ットヘッド）であり、その前面がインクを吐出する吐出
口が形成された面（インク吐出口面）２０になっている
。

２は、前記記録ヘッドｌを搭載して桁方向に移動するキ
ャリンジであり、菖亥キャリ・冫ジ２は、ガイド軸３、
４によって摺動可能に支持されるとともに、ブーり６、
７に張架されたタイξングベルト８に結合されている。

前記キャリッジ２は、キャリッジモータ５を作動させる
ことにより、前記ブーリ７およびタイミングベルト８を
介して桁方向に往復駆動される．記録シート（用紙やプ
ラスチック薄板などの記ｍ媒体＞　９は、ペーパーパン
ｌＯによって案内され、不図示の送りローラおよび不図
示のピンチローラによって搬送される。この記録シ一ト
９の搬送（行送りを含む）はシート送りモータ１６を駆
動源として行なわれる． 送り込まれた記録シ一ト９は、排祇ローラｌ３と拍車１
４により張力を与えられ、かつ弾性材のシート押え板１
２により記録へッド１の対面に配置されたヒータ１ｌに
圧接されているため、該ヒータ１１に密着した状態で搬
送される。そのため、記録へッドｌより吐出されたイン
ク滴が付着した記録シ一ト９は前記ヒータ１ｌによって
温められ、付着したインクはその水分が蒸発して記録シ
一ト９に定着する。

第１図において、１５は記録領域を外れた位置（通常キ
ャリッジ２のホームポジション）に配置された回復系と
呼ばれるユニットを示す．この回復系は、記録ヘッド１
のインク吐出口からインクを吸引したり、非記録時にイ
ンク吐出口近傍が乾燥しないようにインク吐出口面２０
をキヤッピングしたりするものである． 前記回復系ｌ５は、前後方向（キャリッジ２の移動方向
と直角の方向）に移動可能であり、キャッピングする際
は、インク吐出口面２０が回復系１５と対面する位置ヘ
キャリッジ２を移動させた後、該回復系ｌ５を前進させ
てインク吐出口面２０を密閉するように構威されている
． 而して、前記回復系１５の側面には、前記キャリッジ２
の動きを利用して、記録ヘッドｌのインク吐出口面２０
を拭き取る（ワイピングする）ためのブレードｌ７が取
付けられている．このブレードｌ７はゴム板あるいは軟
質プラスチック板などの弾性材の板で形成されており、
該ブレードｌ７には、その先端から内部へ延びる中０．
２ｍ−２．０閣程度のスリット１８が形成されている． 図示の例では、前記スリット１８は３箇所に形成されて
おり、各スリットｌ８の根元には開口ｌ９が形成されて
いる． 前記ブレードｌ７は、記録ヘッドｌを搭載したキャリッ
ジ２がガイド軸３、４に沿って移動し該ブレードｌ７の
前を通過する時、該ブレード１７の先端部が撓みながら
インク吐出口面２０に接触するような位置に取付けられ
ている． したがって、前記ブレード１７は、キャリッジ２が該ブ
レード１７の前面を通過する度に、記録へッドｌのイン
ク吐出面２０を拭き取ることになる。

前記ブレード１７によって拭き取られたインクの一部は
飛散するが、残りは該ブレード１７の先端部に残留する
。

この残留したインクは、毛細管現象により、ブレード１
７に形成されたスリン｝１８に吸い込まれ、該スリッＬ
１Ｂを伝わってさらに前記間口１９内に達しそこに溜ま
る。

開口１９に溜まったインクは、ブレード１７がインク吐
出口面２０に接触する時の衝撃によって飛散したり、自
然乾燥したりしてその一部が除去される。

前記各スリッ｝１８は、図示の例では、プレード１７の
先端から内部へ延びるように所定長さにわたって形戒さ
れ、その巾はインクの性状等を考慮して０．２ｍｓ−２
．０ｍの範囲内の適当な値に設定される． また、前記ブレード１７内に形成される前記間口ｌ９は
、前記スリット１８の巾より大きい直径または巾を有す
る適当な形状に形戒することができ、該開口ｌ９の一例
で前記スリットｌ８に連通（連続）している。

以上説明した実施例によれば、ブレードｌ７にその先端
から内部へ延びる所定中（０．２ｎ〜２．０閣）のスリ
ットｌ８を形戒するとともに、該スリッ｝１Ｂの根元部
をさらに巾または直径の大きな開口１９に接続したので
、ブレードｌ７先端部で拭き取ったインクはその表面張
力で前記スリット１日を通してブレード１７の内部へ吸
い込まれ、さらに開口ｌ９へ溜められることになり、し
たがって、ブレードｌ７の先端部にインクが付着するこ
とがなく、記録ヘッド１のインク吐出口面２０のインク
を速やかに除去することができ、記録画像を高品位に維
持しうるインクジェント記録装置が得られた． 第２図は本発明によるインクジェット記録装置の別の実
施例を示す斜視図であり、同図において、ブレード１７
は、図示のような姿勢で、回復系１５の側面または記録
装置本体に上下方向移動可能に取付けられており、該ブ
レードｌ７を矢印Ａ一Ｂ方向に駆動することによりイン
ク吐出口面２０を拭き取るように構戒されている。

本実施例は、以上の点で第１図の実施例（キャリッジ２
の移動を利用してインク吐出口面２０を拭き取る構造）
と相違するが、その他の部分では実質上同し構造を有し
ており、それぞれ対応する部分を同一番号で表示し、そ
れらの詳細説明は省略する． 第２図の実施例によっても、前述の第１図の実施例の場
合と同様の作用効果が得られた。

なお、以上の各実施例では、各スリッ｝１Ｂの根元（ブ
レード１７の内部）に開口ｌ９を形戒したが、この開口
１９に替えて、ウレタンフォーム等の多孔質材から或る
インク吸収体を固着する構戊によっても同様の効果を奏
することができる。

また、第２図の実施例では、記録シ一ト９に沿って移動
するキャリッジ２を使用するシリアル式インクジェット
記録装置の場合を説明したが、第２図のブレードｌ７お
よびその駆動ｊａ構は、ライン式あるいはページプリン
ト式などキャリッジを使用しない型式のインクジェット
記録装置においても同様に実施することができる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなごとく、請求項ｌの発明によれ
ば、インクを吐出する吐出口が形成されたインク吐出口
面を有するインクジェット記録ヘッドと、前記インク吐
出口面を拭く平板状で可撓性のブレードとを備えたイン
クジェット記録装置において、前記ブレードにその先端
から内部へ延びる中０．　２　ｘ〜２．０恥のスリット
が形成されている構成にしたので、製造コストを上げず
にきわめて簡単な構戒で、ブレードの先端部にインクが
溜まることがなく、インク吐出口面を速やかに清掃しう
るブレードを備えたインクジェット記録装置が得られる
。

請求項２の発明によれば、上記横或に加え、さらに、前
記ブレード内に前記スリットの巾より大きい直径または
巾を有し前記スリットに連通ずる開口が形成されている
構威にしたので、ブレードの先端部のインク溜まりを一
層効果的に無くすことができるインクジェット記録装置
が提供される．請求項３の発明によれば、インクを吐出
する吐出口が形成されたインクジヱント記録ヘッドのイ
ンク吐出口面を拭く平板状で可撓性のインクジェット記
録ヘッド用ブレードにおいて、その先端から内部へ延び
る巾０．２ａａ〜２．ＯＷのスリットが形成されている
構戒にしたので、製造コストを上げずにきわめて簡単な
構威で、ブレードの先端部にインクが溜まることがなく
、インク吐出口面を速やかに清掃しうるインクジェット
記録ヘッド用ブレードが提供される． 請求項４の発明によれば、請求項３の＋ｉｒｔｉ．に加
え、さらに、前記ブレード内に前記スリットの巾より大
きい直径または巾を有し前記スリットに連通ずる開口が
形成されている構戒にしたので、ブレードの先端部のイ
ンク溜まりを一層効果的に無くすことができるインクジ
ェット記録ヘッド用ブレードが提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインクジェント記録装置装置の一
実施例の模式的斜視図、第２図は本発明によるインクジ
ェット記録装置の他の実施例の模式的斜視図である。 １　−・一　記録ヘッド、２　−・−　　キャリッジ、
１５　−・−・回復系、ｌ　７　−−−−−　ブレード
、ｌ８スリット、１　９　−・一　開口、２０　＝〜−
−−−　インク吐出口面．

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）インクを吐出する吐出口が形成されたインク吐出
   口面を有するインクジェット記録ヘッドと、前記インク
   吐出口面を拭く平板状で可撓性のブレードとを備えたイ
   ンクジェット記録装置において、前記ブレードにその先
   端から内部へ延びる巾０．２ｍｍ〜２．０ｍｍのスリッ
   トが形成されていることを特徴とするインクジェット記
   録装置。
2. （２）前記ブレード内に前記スリットの巾より大きい直
   径または巾を有し前記スリットに連通する開口が形成さ
   れていることを特徴とする請求項１に記載のインクジェ
   ット記録装置。
3. （３）インクを吐出する吐出口が形成されたインクジェ
   ット記録ヘッドのインク吐出口面を拭く平板状で可撓性
   のインクジェット記録ヘッド用ブレードにおいて、その
   先端から内部へ延びる巾０．２ｍｍ〜２．０ｍｍのスリ
   ットが形成されていることを特徴とするインクジェット
   記録ヘッド用ブレード。
4. （４）前記ブレード内に前記スリットの巾より大きい直
   径または巾を有し前記スリットに連通する開口が形成さ
   れていることを特徴とする請求項３に記載のインクジェ
   ット記録ヘッド用ブレード。