JPH03198262A - 光ディスクおよび光ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザ光を用いて情報の記録再生消去を行う
光ディスクおよび光ディスク装置に関する。

〔従来の技術〕

レーザ光を用いた光ディスク記録再生方式は大容量記録
再生が可能であり、非接触で高速アクセスができること
から、大容量メモリとして実用化が始まっている。光デ
ィスクはコンパクトディスクやレーザディスクとして知
られている再生専用型、ユーザで記録ができる追記型、
およびユーザで繰り返し記録ができる書き替え型に分類
される。

書き替え型はコンピュータ用の外部メモリとして磁気デ
ィスクの代替、あるいは文書・画像ファイルとしての応
用が期待されている。

光ディスク情報の記録再生方法は、−船釣に、高速回転
する光ディスクにレーザ光を照射し、情報を記録再生す
る。光ディスクの回転方式は、角速度一定方式（以下、
ＣＡＶ方式と示す）と、線速度一定方式（以下、ＣＬＶ
方式と示す）に分けられる。ＣＬＶ方式は、ＣＡＶ方式
に比べて情報の記録密度が高い利点から、現在、情報量
の多いコンパクトディスク、レーザディスクや画像ファ
イルに用いられ、今後、あらゆる光ディスクにも応用が
期待されている。ＣＬＶ方式では、線速度を一定にする
ため、光ディスクの情報を記録再往する場合、ディスク
の半径によってディスクの回転数を変えなければならな
い。

従来の光ディスク装置では、第１４図に示すようにモー
ター３１の上部に出ている回転軸３２に光ディスク３３
を取り付け、モーター３１を駆動することによって、光
ディスクを回している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、光ディスク３３が大きい場合、または重
い場合、または光ディスク３３の回転数を極端に変える
場合には、光ディスク３３の慣性モーメントにより、一
定の回転数または停止状態からある回転数に達するまで
の時間が長くなる。

また、第１５図に示すような強力なモーター３１を用い
た場合、モータ−３１自体が大きくなり、消費電力も大
きく、またモーター内部の回転子の慣性モーメントが大
きくなるため回転数を極端に変更する用途には適してい
るとは言えない。

本発明の目的は上記の欠点を解消し、小型で回転制御の
応答性を高めることのできる光ディスクおよび光ディス
ク装置を捷供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、レーザ光を用いて情報の記録再生消去を行う
光ディスクにおいて、 永久磁石から成る回転子を有することを特徴とする。

また本発明は、レーザ光を用いて情報の記録再生消去を
行う光ディスクにおいて、 導体とコイルとから成る回転子を有することを特徴とす
る。

さらに本発明の光ディスク装置は、光ディスクの回転子
の外周に沿って設置された誘導コイルを備え、この誘導
コイルに電力を投入することにより、前記光ディスクを
回転させることを特徴とする。

〔作用］ 本発明の光ディスクおよび光ディスク装置は、永久磁石
の回転子を有する光ディスクまたは導体とコイルで形成
した回転子を有する光ディスクと、光ディスク装置に具
備された誘導コイルとの構成でＡＣブラシレスモーター
と同じ構造になるため、光ディスクを回すための外部モ
ーターを必要とせず、駆動装置の小型軽量化が可能にな
る。さらにトルクの発生箇所がディスクの外周部であり
、また、慣性モーメントの発生要因を光ディスクだけに
抑えられるので、従来の方式に比べ高い回転出力が得ら
れ回転制御の応答性が向上する。

〔実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は、本発明にかかる光ディスクの第１の実施例の
構成を示す断面図である。

この光ディスク１は、永久磁石？を、２枚の単面光ディ
スク３の間に挟んで構成したものである。

永久磁石２は薄い環状の形をし、その外周は単面光ディ
スク３と同程度の大きさであり、２枚の単面光ディスク
３の間に挟まれ、接着部４により単面光ディスク３に貼
り合わされて同定されている。

永久磁石２は、本発明にかかる光ディスク装置に光ディ
スク１を取り付けた際、ＡＣブラシレスモークーの回転
子として、光ディスクを回転させる働きを持っている。

第２図は、光ディスクの第２の実施例の構成を示す断面
図である。この光ディスク５は、片面光ディスク３の裏
面に環状の永久磁石２を貼り合わせたものである。

第１および第２の実施例における環状の永久磁石２の磁
界の向きは、第３図に示す様に中心から放射状になって
いるもの、第４図に示す様に一方向を向いているもの、
第５図に示す様に平面に対して垂直になっているもの等
があるが、いずれのものを用いることもできる。

第６図は、光ディスクの第３の実施例の構成を示す断面
図である。この光ディスク６は、片面光ディスク３の周
縁部に、扇状の永久磁石７を複数個貼り合わせたもので
あり、永久磁石を環状のものから本実施例のような扇状
のものにしても、同様の効果が得られる。

第７図は本発明にかがる光ディスクの第４の実施例の構
成を示す断面図である。この光ディスク８は、コイル９
が巻き付けられた薄い導体１ｏを、２枚の単面光ディス
ク３の間に挟んで、接着部１１により貼り合わせたもの
である。

第８図は、導体１０とコイル９の構成を示す平面図であ
る。導体１０は単面光ディスク３と同じ大きさの薄い導
体に切り欠きを入れたものである。また、導体１０の切
り欠き部１２にはそれぞれ短絡されたコイル９が巻き付
けである。この例では、導体１０の切り欠き部１２とコ
イル９の数が４つであるが、特に切り欠き部およびコイ
ルの数に制限はない。

本実施例における導体１０は、本発明にががる光ディス
ク装置に光ディスク８を取り付けた際、ＡＣブラシレス
モーターの回転子として、光ディスクを回転させる働き
を持っている。

第９図は、光ディスクの第５の実施例の構成を示す断面
図である。第７図の光ディスクが導体１゜に対して単面
光ディスク３を両側から貼り合わせた両面ディスクであ
るのに対し、本実施例の光ディスク１３は片面光ディス
ク３の裏面に導体１ｏを接着部１１で貼り合わせたもの
であり、第７図の光ディスクと同様の効果が得られる。

次に、以上に説明したような本発明の光ディスクがセッ
トされる光ディスク装置の実施例を説明する。

第１０図は光ディスク装置の第１の実施例の構成を示す
断面図であり、第１１図はその平面図である。

ディスク支持部２１は光ディスク２０を保持する治具で
あり、回転部にはベアリングなどを用いて光ディスクの
回転方向に自由度を持たせている。この光ディスク装置
にはディスク回転用のモーターがないが、４個の誘導コ
イル２２を光ディスク２ｏの外周を取り囲む様な状態で
設置し、光ディスク２０゜誘導コイル２２．ディスク支
持部２１の構成によりＡＣブラシレスモーターと同等の
機能を持たせ、光ディスク２０を回転させることができ
る。

永久磁石を用いた光ディスク２０をこの光ディスク装置
にセットした場合、駆動回路２３から光ディスク装置の
誘導コイル２２に電流が流れると磁界が発生し、光ディ
スク２０内部の永久磁石の発生する磁界との作用により
、光ディスク２０はディスク支持部２１の支点を中心に
回転する。誘導コイル２２に投入する電流を交流にし、
駆動回路２３にて電流の周波数を変え、各誘導コイルに
流す電流の位相を制御することにより、希望する回転数
で回り続け・ることかできる。

コイル９および導体１０を用いた光ディスク２０をこの
光ディスク装置にセットした場合、駆動回路２３から光
ディスク装置の誘導コイル２２に電流が流れると磁界が
発生し、光ディスク２０内部の導体１０に磁束が流れ、
コイル９に電磁誘導の作用で二次電流が誘起される。こ
の二次電流により導体１０に磁界が発生し、誘導コイル
２２の磁界に対してトルクを発生し、光ディスク２０は
ディスク支持部２１の支点を中心に回転する。誘導コイ
ル２２に投入する電流を交流にし、駆動回路２３にて電
流の周波数を変え、誘導コイル２２を介してコイル９に
誘起される二次電流を制御することにより、希望する回
転数で回り続けることができる。

本実施例の光ディスク装置では、誘導コイル２２が４個
あるが、特に誘導コイルの数に制限はない。

以上のように、光ディスク２０内部の永久磁石または導
体よりトルクが発生し、また、慣性モーメントの発生要
因を光ディスクだけに抑えられるので、従来の方式に比
べ高い回転出力が得られ回転制御の応答性が向上する。

第１２図は、本発明にかかる光ディスク装置の第２の実
施例の構成を示す断面図である。図において、ディスク
支持部２１はディスクを保持する治具であり、回転部に
はベアリングなどを用いてディスクの回転方向に自由度
を持たせている。側面から見たときに光ディスク２０の
外周部を上下から挟む様な状態で複数個の誘導コイル２
４を設置する。

誘導コイル２４に投入する電流を交流にし、駆動回路２
３にて電流の周波数を変え、各誘導コイルに流す電流の
位相を制御することにより、第１の実施例の光ディスク
装置と同様の効果が得られる。

第１３図は、本発明にかかる光ディスク装置の第３の実
施例の構成を示す断面図である。この光ディスク装置は
、第１Ｏ図の光ディスク装置の誘導コイル２２の中央部
に鉄芯２５を設けたものであり、誘導コイル２２の発生
磁界を集中させることができ、より高い効果が得られる
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明では、光ディスクの内部に
永久磁石または導体とコイルを具備し、その近傍に誘導
コイルを設置することにより、ＡＣブラシレスモーター
の機能を有しているので、慣性モーメントの発生要因を
最小限に抑え、同時に高い回転出力を得ることができる
。そのため、外部モーターを必要とせず、小型で回転制
御の応答性が高い光ディスクおよび光ディスク装置を提
供できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、光ディスクの第１の実施例の構成図、第２図
は、光ディスクの第２の実施例の構成図、第３図〜第５
図は、環状永久磁石の磁界の向きを示す図、 第６図は、光ディスクの第３の実施例の構成図、第７図
および第８図は、光ディスクの第４の実施例の構成図、 第９図は、光ディスクの第５の実施例の構成図、第１０
図および第１１図は、光ディスク装置の第１の実施例の
構成図、 第１２図は、光ディスク装置の第２の実施例の構成図、 第１３図は、光ディスク装置の第３の実施例の構成図、 第１４図および第１５図は、従来の光ディスク装置の要
部概略図である。 １．５，６，８．２０・・・光ディスク２．７・・・永
久磁石 ３・・・・・片面光ディスク ４．１１・・・接着部 ９・・・・・コイル １０・・・・・導体 １２・・・・・切り欠き部 ２１・・・・・ディスク支持部 ２２、２４・・・誘導コイル ２３・・・・・駆動回路 ２５・・・・・鉄芯

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）レーザ光を用いて情報の記録再生消去を行う光デ
   ィスクにおいて、 永久磁石から成る回転子を有することを特徴とする光デ
   ィスク。
2. （２）レーザ光を用いて情報の記録再生消去を行う光デ
   ィスクにおいて、 導体とコイルとから成る回転子を有することを特徴とす
   る光ディスク。
3. （３）請求項１または２に記載した光ディスクの回転子
   の外周に沿って設置された誘導コイルを備え、この誘導
   コイルに電力を投入することにより、前記光ディスクを
   回転させることを特徴とする光ディスク装置。