JPH0319643A - 崩壊性細径金属芯テグス - Google Patents

崩壊性細径金属芯テグス

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JPH0319643A
JPH0319643A JP1153639A JP15363989A JPH0319643A JP H0319643 A JPH0319643 A JP H0319643A JP 1153639 A JP1153639 A JP 1153639A JP 15363989 A JP15363989 A JP 15363989A JP H0319643 A JPH0319643 A JP H0319643A
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metal
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JP1153639A
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Yoshiharu Endo
遠藤 嘉治
Hiroyuki Mizuno
博之 水野
Hideo Yagihashi
八木橋 英男
Takeshi Hoshiko
健 星子
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Junkosha Co Ltd
Suzuki Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Junkosha Co Ltd
Suzuki Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はテグス〈釣り糸〉、特に釣り場に放置されまた
は捨てられた場合に、その自然環境で自然崩壊し、自然
環境を汚さず、動植物にも害を及ぼさない、引張強さの
高い細径テグスに関するものである。
[従来の技術] 現在使用されているテグスは殆どがプラスチック・モノ
フィラメントであり、そのプラスチックも大部分がナイ
ロン、一部がフロロカーボンである。
[発明が解決しようとする課題〕 従来のテグスは釣り場に捨てられたり、障書物に引っ掛
って破断し、水中や木の枝などに取り残されると、自然
環境下では劣化せず、または劣化速度が極めて遅いため
に、多くの問題を起している。例えば残留テグスが野鳥
に絡みつき死傷させたり、植物の成長を阻害したり、人
間に絡みつき命を脅かすような事態も発生している。
本発明者らは細径金IIl撚線に樹脂コーティングを施
した、主として鮎友釣り用水中糸を特願F862320
472号により出願しているが、このテグスも上述の環
境問題につき積極的には配慮されておらず、樹脂コーテ
ィングの被膜が薄いので、プラスチック・モノフィラメ
ントほどではないにしろ、自然環境下での劣化速度があ
まり速くはない。
本発明の目的は上述の問題に鑑み、放置されても自然環
境下で酸化、加水分解、微生物などにより崩壊し、自然
生態系に危害を及ぼさない細径テグスを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達或するために、本発明の構或は細径金属撚
線の表面に崩壊性樹脂コーティングしたものである。
本発明に使用される細径金属撚線は、大気中、淡水中ま
たは海水中で酸化、劣化する金属材料よりなる細線を撚
I)合せkしのである。撚線を構成〈る金属素線にば、
外径0,015IllIll・− 0.05mm程度の
鋼線、特にビア,ノ線、細粒化組織をhづる特殊鋼線な
どが好ましく、この金属素線が7〜・19本を撚り合さ
れる。金属素線は通常の撚線機を用い(、撚ピッチが撚
線外径の10・〜30佑、好適にL! ”I 4・−2
5侶に撚り合されるが、撚方向は問わない1、金属索線
の引張強さは300・一・500kg「llllll2
 、7本撚りの金属撚線の場合で700−3,500g
の引張荷重に耐えるものが好ましい。
ごうして得た細径金属撚線から洗浄により}られを除去
し、樹脂−]一テイングを施し−Cデグスを作る。洗浄
には水蒸気、有機溶剤またはアルカリを使って金fil
撚線の表面に付肴している伸線用潤滑剤、撚加工機用潤
滑剤、金属粉などの汚れを除去j、2、金属撚線への樹
脂]一テイングの接着性を良好にづ−る、, 洗浄した細径金1撚線に施す崩壊性樹脂]−フ−インク
用の塗籾どしては、自然環境の酸素、熱、紫外線、水分
、微生物などにJ、り劣化、分解じやすい材料、例えば
ポリ乳酸、ボリグリ−】−ル酸、ポリデ1〜ラメチレン
アジベ−1・、パフ−ジオキサノン重合体、ボリ王スア
ルアミ1・、変哲ポリ7′ミド、ポリイミド、変性ポリ
イミド、変性アクリル樹脂、ポリアミドエラス1・マ、
ポリエスjル系ウレタン樹脂、変性ポリウレタン、グリ
」一ルl!0/乳酸共重合体、3−ヒドロ4=シ酪酸・
1−ヒド「】キシレー11合体、3−ヒドロキシ酪酸/
3−ヒドロ」=シバリレー1・共重合体、ポリグリ」一
ル酸、・′l−リメア−レンカノレボネ−1へ、ポリグ
リニ]−ノレ酸/■ヂレングリコール、ポリ■−ヂレン
1ノクシネ1ヘ2/エヂレングリコール、ボリエヂレン
デレフタレ−1・2/エヂレングリコール、ポリエチレ
ン−1−レフタレート7 r t−ラメヂレングリ]−
ル、ポリエチレン1ノクシネーI〜/エチレングリ−]
一ル、ボリエチレンザクシネ−1−/ア1−ラメヂレン
グリ−1ルなどのポリエスデル系のブロック共重合体、
さらにコラーグン、変性コラーゲン、セル「]一スなど
が挙げられる。
−1述のような各種の合成または天然の高分子材籾を水
性溶液、有tIs溶剤溶液、ダイスバージョンなどの状
態に調整づる。調整時には所望の崩壊牲〈または劣化特
性)、塗膜強度を高めるために溶剤J5よび または添
加剤の選択、液の濃度などに留意する必要がある,、 コーティングの密着性を高めるためには、塗料を下塗り
用と上塗り用の2種類、または中間塗り用を加えた3種
類に分けて使用してもよい。
塗料には密着強度を高めるために、無機の微粉末を添加
したり、または識別の目的で顔料を添加す−ることもで
ぎる。塗料の粘度は塗布方式、撚線の送り速度、焼成温
度、樹脂の種類、]一ティング回数、各−コーティング
での塗膜の厚さに応じて適宜に調整する。撚線に塗料が
数珠玉状に門凸をなしC固る場合は、ダイスやフエル1
−などにより過剰の塗料を掻き落すことにより凹凸を取
り除くことができる。また、焼或湿度が高過ぎると、溶
剤の急激な気化が起り、表面が荒れやすいので、=5 溶剤の種類に応じて焼成温度を調整する。
TI − ’7イングは垂直方式または水平方式の何れ
でもよく、要は所望の塗膜厚さが得られるように、樹脂
の種類および上記諸条件を考慮して塗料の粘度を調節す
る〈例えば0.1〜70ボイズ程度〉。さらに、液状の
塗膜の乾燥または焼付けを行う際の炉の温度と撚線に加
える張力は、撚線の線ぐせ(線材固有の内部歪みと撚り
歪み)が取り除かれるように設定することが重要である
。焼付けまたは乾燥時の炉のm度は、崩壊性樹脂を含む
塗料の種類により異なるが、一般的には100− 35
0℃、特に120〜300℃が好適であり、かつ炉内滞
留時間を約0.5〜5分、その時撚線に加える張力を撚
線の引張強さの約20−30%にすると、テグスの或形
歪みが除去され、くせのないしなやかな7グスを作るこ
とができる。
コーティング回数は金属撚線に対づる焼成温度の影響、
塗膜品質および効率などを考慮し2て1・〜10回、好
ましくは3へ・7回とでる。焼或瀉度は]一デイング樹
脂が変性ポリイミドの場合に約16 30〜250℃、変性ポリウレタンや変性ポリアミドの
場合は約120〜270℃とする。焼成温度が高くなる
と、金属1!線の物性低下が懸念されるので、300℃
を超える温度で長時間焼或することは避けた方がよい。
このように張力を加えながら上記の温度でコーティング
を行うと、コーティング前の金属撚線の引張強さが低下
せず、歪みが緩和されるために、多くの場合かえってコ
ーティング後に金属撚線の引張強さの僅かな上昇が見ら
れる。
焼或または乾燥した後、崩壊性樹脂をコーティングされ
た金属1!線は冷却され、リールに巻き取られる。巻取
りの途中でレーザーによる外径測定を行えば、塗膜と外
径の均一性を検査保証することができる。
[作用コ 上述のようにして得られた細径テグスは、外径0.05
〜0.15 1111程度、荷重βが0.1〜3.5k
(lで柔軟性と平滑な表面を有し、鋏で切断しても金属
素線のほつれは全く見られず、ビンホールも見られない
。そして、塗膜は水中または空気中で劣化下に低下し、
外部からの応力により容易に損傷するようになる。この
ように、塗膜が損傷すると、金属素線は酸素と接触し、
錆を生じる。また、本発明で使用される金属素線は外径
が極めて細いので、塗膜が崩壊した後は錆により強度は
短時間で殆ど失われる。
[発明の実施例] 実施例1 第1図に示すように、外径0.022mmの極細鋼線(
ビアノ線)1を撚合せ外径の20倍のピンチで7本撚り
合せ、外径0,08hm,引張荷重1.10 k(1に
耐える撚線2を作った。得られた撚線をフレオンで洗浄
した後、崩壊性樹脂として変性ポリイミド樹脂を主戒分
とするワニスを引上げ法で浸漬塗布し、これを縦型炉で
250±3ogrの張力を掛けながら、200〜300
℃の焼或渇度で焼付け、以上の塗布・焼付けを4回繰り
返して樹脂コーティング層3を形戒し、外径o,oyo
mmの細径テグスを得た。
この細径テグスの引張荷重は1.11 kll、断面は
鋏で切断しても金属素線がバラけることはなかった。こ
の細線デグスを天然水に浸漬したところ、コーティング
層3は膨潤し、数日後には表面が僅かに綿状に変質し、
その後被膜の強度が次第に低下し、3ケ月後には爪で容
易に掻き取ることかできた。その後水洗し、室温に放置
したところ、撚線2は直ぐに錆びて強度が失われた。
なお、この細線テグスを鮎友釣りの水中糸としで使用し
たところ、強度は十分で、当りはナイロンテグスよりも
鋭敏に感じられ、また撚くせは弱く、取扱い上も問題は
なかった。
実施例2 外径0.032mmの鋼線7本を撚り合せ、外径の18
倍のピッチで撚り合せ、外径0.096Illm,引張
荷重1.85 kgの撚線を作った。この撚線の表面に
ボリエチレン←サクシネート/エチレングリコールを含
むコーティング液を使用した以外は、実施例1と同様に
して外径0.097mmの細径テグスを得た。
この細径テグスを天然水(P口7.3〉の液に浸漬した
ところ、10日後には樹脂コーティング層9 の劣化が見られた。
コーティングにより破断強度は安定化ないし微増し、実
際の釣りテスi〜〈1日)でも全く問題はなかった。
実際の釣り日の翌日、結束部および外部損傷を受けたと
思われる部分に錆を生じ、細径テグスの強度は急速に失
われた。そして、樹脂コーディングは徐々に剥離し、内
部の撚線が露出して錆がさらに進行した。
実施例3 金属素線として外径0.022mmのピアノ線を使用し
、コーティング液としてボリグリコール酸以外は実施例
1と同様にして細径テグスを作った。この細径テグスは
P口7.3の液において約5週間で劣化が認められた。
また、実際の釣りに使用して、性能は十分であった。使
用日の翌日はテグスの結束部および強いス1−レスを受
けたと思われる部分に錆が生じ、強度は失われていた。
このテグスも前記実施例と同様に樹脂コーデイ10− ングが経時的に剥離し、内部の撚線が錆により腐蝕した
なお、本発明は上記したII!径、コーティング厚さの
範囲内に限定されるものではない。
[発明の効果] 本発明はト述のように、細径金属撚線の表面に、酸化、
劣化竹を有する崩壊性樹脂を〕一−アイングしたから、
テグスが自然に放置されると、]一デイング樹脂が水分
、炭酸ガス、酸素、オゾン、紫外線、微生物などにより
劣化、分解し、内部の金属東線が露出する。そして金属
東線は酸化し、サーなわち鏑により劣化し、デグスとし
ての形態を留めなくなる。したがって、野生動植物や人
間に対ずる害が全くない。
細径アグ又は断面が円形(撚り目が埋まっている)で、
表面が平滑であるので、流水抵抗が小ざい。
金属東線の弾性と[性樹脂の特性が適度に釣り合い、細
いにも拘らず撚むらがなく、しかも手への付着やテグス
の絡み合いが少なく、取扱性がよい。
同じ外径のナイロンテグスに比べて約2倍の強度があり
、伸びが少なく、魚信がよくとれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る細径テグスの拡大断面図である。 1:金属素線 2:撚線 3:崩′S性81脂]一アイ
ンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 細径金属撚線の表面に崩壊性樹脂をコーティングしたこ
    とを特徴とする細径テグス。
JP1153639A 1989-06-16 1989-06-16 崩壊性細径金属芯テグス Expired - Lifetime JPH0671401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1153639A JPH0671401B2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 崩壊性細径金属芯テグス

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JP1153639A JPH0671401B2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 崩壊性細径金属芯テグス

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JPH0319643A true JPH0319643A (ja) 1991-01-28
JPH0671401B2 JPH0671401B2 (ja) 1994-09-14

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JP1153639A Expired - Lifetime JPH0671401B2 (ja) 1989-06-16 1989-06-16 崩壊性細径金属芯テグス

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006344837A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2011010606A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Patentstra Co Ltd 釣糸、釣糸とスピニングリールと釣竿との組立体、釣糸と天上糸とハナカン回り糸と釣竿との組立体、及び釣糸の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02203729A (ja) * 1989-02-02 1990-08-13 Tatsuya Kawai 釣り糸

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