JPH03195806A - 燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は給湯機等の家庭用燃焼器など、主として小型化
を図った燃焼器における騒音の低減に関するものである
。

従来の技術 従来この種の燃焼装置は、比較的高速で供給される二次
空気の乱れにより火炎が乱されて騒音が上昇するのを防
止するため、二次空気の整流には特別の配慮がなされて
いた。すなわち第６図に示すような構成をしていた。す
なわちバーナ本体１には上流側よりスロート部２（図示
せず）と混合部３を有し、混合気の分布を均一にするた
めの絞り部４を設けた後整流部５及び炎口部６に続くよ
うに構成されていた。またバーナ本体工の外側に形成さ
れる二次空気通路７には整流体８が絞り部４をガイドと
して保持されていた。

発明が解決しようとする課題 しかし上記のような構成では第７図に示すごとく、整流
体８を通過した二次空気は、バーナ本体１の下流側に設
けられている炎口部６や、高速の二次空気流れに対して
安定火炎を維持するために設けられた保炎機能を強化す
る構成部材の凹凸部によって再び偏流を受けたり渦を発
生する構成となっていた。従って火炎に供給する直前の
二次空気流れの整流にもこのような構成のままでは制約
を受け、騒音の低減効果にも限界があった。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の低騒音燃焼装置は、
燃料と空気を吸引するスロート部と、燃料と空気を混合
する混合部と、混合気を整流する整流部と、混合気を噴
出する炎口部とを一体的に構成するため外形に凹凸部を
有するバーナ本体と、バーナ本体を複数本連結してなる
バーナブロックと、燃焼用空気を供給するファンを有し
、バーナ本体両側の凹凸部を覆い、バーナ本体の両側に
形成される二次空気通路を炎口部近傍まで平滑化すると
共に、上流側の二次空気通路面積を下流側の二次空気通
路面積よりも大きく構成するガイド板を設けたものであ
る。

またガイド板には二次空気通路に挿入される整流体を支
持する保持部を設けたものである。

作用 本発明の低騒音燃焼装置は、上記構成によりファンから
強制的にバーナ本体の両側に二次空気が供給される。バ
ーナ本体にはガイド板が設けられているため、二次空気
はスロート部、混合部、整流部、および炎口部を一体的
に構成することにより形成されるバーナ本体の凹凸部に
二次空気流れが直接接触することがなくなる。従って火
炎に供給される直前まで二次空気流れは、ガイド板によ
り平滑化された通路を流れて行くことになり偏流や渦が
発生することがなくなる。またガイド板によって構成さ
れる二次空気通路は、上流側の通路面積が下流側よりも
大きく設けられているため剥離による新たな渦の発生も
ない。

更にガイド板に整流体を支持する保持部を設ければ、二
次空気通路の途中の所定の位置に、平滑化された通路を
維持しながら整流体を精度良く取り付けることが可能と
なり、整流効果が一層図られることになる。

実施例 以下、本発明の一実施例としてガス給湯機に適用した場
合について、添付図に基づいて説明する。

なお従来例と同一構成要素には同一番号を付す。

第１図及び第２図に於てバーナケース９の外側にはファ
ンＩＯ１燃料管１１が取り付けられている。

バーナーケース９の底には一時空気量を制御するダンパ
ー１２と二次空気の供給分布を概略均一にするための整
流板１３が設けられている。燃料管１１Φ先端にはノズ
ル１４が各バーナ本体ｌのスロート部２に対向して設け
られている。スロート部２に連結して混合部３、絞り部
４、整流部５及び炎口部６が連続して設けられている。

炎口部６の両側には保炎空気口１５と傾斜空気口１６を
設けられた空気噴射板１７が折り曲げられた炎口部６の
溝１８に一端が挿入され、他端はバーナケース９に固定
されている。保炎空気口１５の上流には連通口１９を設
けた保炎板２０により保炎空気室２１が形成されている
。

スロート部２や絞り部４等によりバーナ本体Ｉの両側に
形成された凹凸部２２の外側にはガイドＦｉ、２３が設
けられ二次空気通路７が平滑化されている。

二次空気通路７の途中にはガイド板２３に設けられた保
持部２４と保炎Ｖｉ、２ｏにより整流体８が挟まれて支
持されている。ここでガイド板２３は保炎板２ｏよりも
二次空気通路７側にはみ出さないように取り付けられて
おり、二次空気通路７は炎口部６のやや下流側までガイ
ドＦｉ２３、及び保炎板２ｏにより平滑化され、かつ上
流側の通路面積は下流側よりも大きく構成されている。

炎口部６の下流側には燃焼室２５と熱交換器２６および
排気通路２７が気密を保って連続的に設けられている。

次にこの実施例に於ける作用を第３図及び第４図を用い
て説明する。ファン１ｏがら供給される燃焼用空気は、
−時空気がダンパー１２で所定の量に制御された後スロ
ート部２に供給される。一方ノズルホルダー１１から供
給されたガス燃料もノズル１４力ラスロート部２へ噴出
供給される。スロート部２内に供給された燃料と一時空
気は混合部３を通過する間に均一に混合され混合気とな
る。混合気は絞り部４を通過する間に炎口部６への供給
分布をおおむね均一化された後整流部５で整流され、炎
口部６から燃焼室２５内に流出し火炎を形成する。

燃焼用空気の大部分は二次空気となって整流板１３でほ
ぼ分布を均一にされた後、バーナ本体１両側の二次空気
通路７へと流れる。二次空気はガイド＋７ｉ２３によっ
て平滑化されかつ、二次空気通路７を流れる間に次第に
小さくなる通路面積により分布の改善と整流を受け、整
流体８でさらに整流される。その後二次空気は一部が連
通口１９から保炎空気室２１に流入し、減圧と整流を受
けた後保炎空気口１５から燃焼室２５内に流出し、火炎
の基部を保炎する。大部分の二次空気は傾斜空気口１６
から燃焼室２５内に形成された火炎に向かって噴射され
、燃焼反応を促進して高負荷燃焼を達成する。燃焼を完
了した高温ガスは熱交換器２６で水を加熱して低温の排
気ガスとなって排気通路２７を通り大気に放出される。

ここで二次空気通路７はガイド板２３を設けることによ
り、バーナ本体ｌの凹凸部に接触することがなく偏流や
渦を発生しない。また整流体８を通過後も炎口部６の近
傍まで平滑化されているため炎口部６の一部や保炎板２
０で新たに偏流や渦を発生することもなくなる。この結
果騒音スペクトルは第４図に示すように全体の騒音レベ
ルを支配している低周波の騒音が顕著に低減され大幅な
騒音の低減が図られるものである。

また混合気による保炎を図ったタイプのバーナ本体１に
本発明のガイド板２３を適用した場合を第５図に示す、
このように本発明はバーナの種類に関係なく、要はバー
ナ本体１に凹凸部２２を有するものに於て、二次空気の
流れが凹凸部２２により乱される事なくスムーズに流れ
るよう、二次空気通路７を炎ロ部６近傍まで平滑化する
ためのガイド板２３を設ける構成になっておればよい。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の低騒音燃焼装置
によれば以下の効果が得られる。

（１）　　ガイド板を設けることによりバーナ本体の凹
凸部に二次空気が接触することがなくなり、また炎口部
近傍まで二次空気通路が平滑化されるため二次空気は、
二次空気通路を偏流を受けたり渦を発生せずに火炎に供
給される直前まで滑らかに流れ、火炎に安定して供給さ
れるため燃焼騒音が大幅に低減できる。

（２）二次空気通路の上流側の通路面積が下流側よりも
大きく構成されていること、二次空気通路が平滑化され
ることにより二次空気の供給分布が改善され、少ない空
気量でも完全燃焼を実現する事になり、熱効率の向上と
ファンの負担を軽くして騒音を低減できる。

（３）ガイド板を新たに設けるという簡単な手段である
ためコストの上昇が小さくなる。

（４）ガイド板に保持部を設ければ、整流体挿入時の案
内作用と支持機能を有することになり、組み立て性の向
上と更なる騒音の低減効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す燃焼装置の全体断面図
、第２図は同要部を示す部分断面斜視図、第３図は同二
次空気の流れ状態を示す部分断面図、第４図は騒音の実
測例を示す騒音スペクトル図、第５図は本発明の他の実
施例を示す断面図、第６図は従来の燃焼装置の部分断面
斜視図、第７図は従来の燃焼装置の二次空気の流れを示
す部分断面図である。 ｌ・・・・・・バーナ本体、２・・・・・・スロート部
、３・・・・・・混合部、５・・・・・・整流部、６・
・・・・・炎口部、７・・・・・・二次空気通路、８・
・・・・・整流体、１０・・・・・・ファン、２２・・
・・・・凹凸部、２３・・・・・・ガイド板、２４・・
・・・・保持部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃料と空気を吸引するスロート部と、燃料と空気
   を混合する混合部と、混合気を整流する整流部と、混合
   気を噴出する炎口部とを一体的に構成するため外形に凹
   凸部を有するバーナ本体と、前記バーナ本体を複数本連
   結してなるバーナブロックと、燃焼用空気を供給するフ
   ァンを有し、前記バーナ本体両側の前記凹凸部を覆い、
   前記バーナ本体の両側に形成される二次空気通路を前記
   炎口部近傍まで平滑化すると共に、上流側の前記二次空
   気通路面積を下流側の二次空気通路面積よりも大きく構
   成するガイド板を設けた燃焼装置。
2. （２）ガイド板には二次空気通路に挿入される整流体を
   指示する保持部を設けた特許請求の範囲第１項記載の燃
   焼装置。