JPH0319543B2 - - Google Patents

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JPH0319543B2
JPH0319543B2 JP54020464A JP2046479A JPH0319543B2 JP H0319543 B2 JPH0319543 B2 JP H0319543B2 JP 54020464 A JP54020464 A JP 54020464A JP 2046479 A JP2046479 A JP 2046479A JP H0319543 B2 JPH0319543 B2 JP H0319543B2
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drive motor
motor
photosensitive drum
reference signal
optical scanning
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Isao Yamaguchi
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to FR8003678A priority patent/FR2449910B1/fr
Priority to DE3006532A priority patent/DE3006532C2/de
Priority to GB8005829A priority patent/GB2045167B/en
Priority to IT67276/80A priority patent/IT1147719B/it
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真複写装置に関するものであ
る。
電子写真複写装置では光導電層を外周面に有す
る電子写真感光体を用い、この感光体の表面に均
一な電荷を帯電したのち、原稿像を投影すること
により、原稿に対応した静電潜像を形成する。そ
して、この静電潜像を現像剤によりトナー画像に
転換し、この感光体表面に形成されたトナー画像
を複写紙の表面に転写し複写を得るようになつて
いる。
通常、この種の複写装置では、前記感光体を円
筒状とし、装置のほぼ中央部に回転可能に軸支
し、感光体に電荷を与える帯電装置、原稿からの
反射光を感光体表面に投影する光学装置、感光体
表面に形成された原稿像に対応する静電潜像を現
像する現像装置、現像装置により現像されたトナ
ー像を複写紙に転写する転写装置、トナー像の転
写後に感光体表面に残留するトナー画像を除去す
るクリーニング装置等を前記円筒状感光体すなわ
ち感光ドラムの周辺に順次配置した構成となつて
いる。さらに前記転写装置に複写紙を一枚ずつ送
り込む複写紙供給装置と、転写の済んだ複写紙上
のトナー像を定着するための定着装置とが感光ド
ラムの近傍に設けられている。
また、原稿の反射光を感光体表面に投影する光
学装置としては、円筒状の感光体を用いる場合に
は、原稿の全面を一時に感光体上に投影すること
はできないので、平面状の原稿をスリツト状に走
査する光学的走査装置が必要である。したがつ
て、複写動作を行なうには前記感光ドラム、給紙
装置から転写装置へ紙を送る手段、転写装置から
定着装置へ紙を送る手段、あるいは定着装置等の
駆動は常に同一方向に回転させるだけですむのに
対し、前記光学的走査装置は原稿を走査する往復
動作が必要となる。
従来、この種の装置では前記の駆動源として、
出力のかなり大きいシンクロナスモータあるいは
インダクシヨンモータ等の1個の交流モータを用
い、このモータの回転のベルトあるいはチエーン
で各部に伝達するとともに、往復動作が必要な光
学的走査装置を駆動するには2個の電磁クラツチ
を用い、前記モータの回転から正逆両方向の回転
が伝達されるように2個の電磁クラツチを交互に
切り換えて行なつていた。
一方、感光ドラムと光学的走査装置とは同一の
モータで駆動する必要がある。これは原稿を走査
する速度と、回転する感光ドラムの周速度とを完
全に一致させないと複写された画像が伸び縮みし
て正しい複写ができなくなつてしまうからであ
る。
以上の理由で感光ドラムの周速度と光学的走査
装置の走査速度を一致させるための同一の駆動源
から伸び縮みのないチエーンで駆動力を伝達して
いる。この場合、複写動作を行なうのに必要な感
光ドラム、現像装置、定着装置、紙送り用のロー
ラ、光学的走査装置等の回転部を駆動するために
は、前記交流モータとしてはモータ軸出力として
60〜90W程度のかなり大型のモータを使用する必
要がある。
また、光学的走査装置に正逆2方向の移動力を
与えるための2個の電磁クラツチが必要であり、
このような電磁クラツチは一般的にかなり高価で
ある。
駆動モータとして、かなり高出力のモータを使
用するのをさける為に従来、かなりのトルクを必
要とする現像装置を他とは別の交流モータで駆動
する方法が採られていた。
この場合でも上記の光学的走査装置と感光ドラ
ムとは同一の駆動モータで駆動している。しか
し、この方式では2個のモータの各々は出力が小
のもので良い為、小型化できるが、しかし、2個
のモータを合わせると体積あるいは重量は1個の
場合よりも大となる為、小型、軽量の電子写真複
写装置を得るには不適当である。
また、前記のシンクロナスモータあるいはイン
ダクシヨンモータ等の交流モータは毎分1800回転
程度のかなり早い速度で回転する。これをドラム
の回転数である毎分数10回転まで下げるためには
数10分の1程度の減速比をもつギヤヘツドをモー
タに取付ける必要がある。
このため、モータ自体から発生する騒音は小さ
くても、ギヤヘツドからはかなりの騒音が発生
し、この種の複写機ではチエーンとスプロケツト
のかみ合いから生ずる騒音と合せると、装置から
は相当耳障りとなる騒音が発生することになる。
さらに、これらの交流モータにギヤヘツドを取
り付けると、モータは軸方向にかなり長くなり、
このギヤヘツド付モータを装置内に納めるために
は、感光ドラム、現像装置、定着装置、クリーニ
ング装置を配置する際に、その大型で長いモータ
分の体積を確保する必要がある。このため、装置
全体としてはかなり大型になつてしまうという欠
点を有していた。
また、1個あるいは2個のモータと電磁クラツ
チ、および各ユニツトの回転軸とを連結するため
にチエーンあるいはベルトを引きまわす必要もあ
り、このためのスペースも必要で装置自体が一層
大型となつたり、装置の構成を簡素化できないと
いう問題もあつた。
さらに、装置を組立てる際に、これらチエーン
あるいはベルトを引きまわす作業はなり煩雑で、
組立に要する時間も、このためにかなり長くなつ
ていた。
本発明は以上のような従来の複写装置が有する
欠点、問題点を除去し得る電子写真複写装置を提
供するものである。
以下、本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。
第1図において、複写装置本体11のほぼ中央
に電子写真感光体層を有する円筒状の電子写真感
光体すなわち感光ドラム12が回転可能に軸支さ
れている。この感光ドラム12の周辺部には、帯
電器13、露光スリツト14、現像器15、転写
用帯電器16、紙除電用帯電器17、感光体除電
用帯電器18、およびクリーナー19が、その順
に配置されている。
前記帯電器13は感光ドラム12上に均一に与
える働きをする。この帯電器13の帯電線には、
感光ドラム12の感光体としてセレンを用いる場
合にはプラスの極性の5〜6KV程度の高電圧が
印加され、帯電線からのコロナ放電の結果、感光
ドラム12が矢印20の方向に回転するにつれて
感光ドラム12の表面は均一に帯電される。原稿
24の反射光は鏡25,26,27,28,2
9,30およびレンズ31を通して露光スリツト
14から感光ドラム12に投影される。固定され
た原稿24の反射光は移動する鏡25と26,2
7による光学的走査機構により、回転する感光ド
ラム12上に次々と投影される。
従つて、感光ドラム12の表面には原稿24に
対応した静電潜像が形成される。
現像器15は非磁性体製の回転スリーブ32の
内部に永久磁石33による固定磁極群を設けた磁
石ロールにより構成されている。
トナーとキヤリアよりなる現像剤は回転スリー
ブ32の回転につれて永久磁石33の磁力により
持ち上げられる結果、磁気ブラシを形成し、感光
ドラム12の表面を軽く摺擦する。この結果、感
光ドラム12上の静電潜像は現像され、トナー画
像として可視像化される。なお、現像器15の上
部にはトナー補給装置34が設けられており、感
光ドラム12にトナー画像として付着して減少し
たトナーを順次補給できるようになつている。
転写装置は、転写帯電器16と紙除電帯電器1
7および、感光ドラム12と転写帯電器16との
間隙に複写紙を送り込むためのローラ35を含め
て構成されている。この転写装置へは、それに隣
接した複写紙供給装置40から、複写紙が1枚づ
つ送り込まれる。
前記現像器15により現像されたトナー画像を
有する感光ドラム12が回転するにつれて転写帯
電器16の位置に達すると、前記複写紙供給装置
から送り込まれた複写紙に転写される。本発明の
実施例では転写帯電器16にはプラスの極性の高
電圧が印加されている。また、それに隣接して設
けられた紙除電帯電器17には交流の高電圧が印
加されており、転写帯電器16により、いつたん
感光ドラム12の表面に密着した複写紙は紙除電
帯電器17から発する交流コロナにより感光ドラ
ム12の表面から剥離する。
感光ドラム12から剥離した複写紙は、転写装
置に隣接して設けられた定着装置41に送り込ま
れる。
前記定着装置41は、回転するローラ42の中
に設けられた加熱用ランプ43を備えており、こ
のランプ43の熱でローラ42の表面は200℃程
度に加熱されている。トナー画像が転写された複
写紙はローラ42で送られる間に加熱、加圧さ
れ、表面のトナー画像が複写紙に定着される。ロ
ーラ42の周速度は感光ドラム12の周速度と等
しい速度となるように駆動されている。ローラ4
2の周速度と感光ドラム12の周速度にずれがあ
る場合、例えば定着ローラ42の周速度の方が早
すぎる場合には、転写中の複写紙を引張ることに
なり転写画像がずれて原稿の画像よりも伸びた画
像になる。
逆に定着ローラ42の周速度の方が遅すぎる場
合には、転写された紙が次々に送られてくるた
め、転写位置と定着ローラ42との間で複写紙の
たわみが生ずることになり、複写紙は後述する感
光体除電帯電器18の底面と接触して、まだ定着
されていない画像がこすられて画像を損傷してし
まうことになる。
以上の理由からローラ42と感光ドラム12の
周速度はかなり精度高く一致するように駆動され
る。
同様の理由から、転写装置の複写紙送り込みロ
ーラ35の周速度も感光ドラム12の周速度と一
致するように駆動される。
複写紙が剥離され、その表面に残留トナーを有
する感光ドラム12は感光体除電帯電器18によ
り電荷が除去される。感光体除電帯電器18には
交流の高電圧が印加されており、これから発する
交流コロナ放電により感光ドラム12の表面の電
荷は中和される。
感光ドラム12は、次いでその回転にともなつ
てクリーナ19に達する。クリーナ19はポリウ
レタンゴム等より成るブレード44を有してお
り、このブレード44は感光ドラム12の表面
に、そのエツジの部分が押し当てられている。感
光ドラム12の回転につれて、感光ドラム12の
表面に残留していたトナー画像はブレード44の
エツジでかき落されてクリーナ19のトナー容器
45の中に回収される。
次に光学的走査機構について説明する。
第1の可動鏡25は照明用のランプ50と一体
となつて原稿24の左端から右端まで原稿24の
面と平行に移動する。可動鏡25は原稿24に対
し45゜の角度で傾斜しており、原稿24で反射し
た光は可動鏡25で直角に向きを変えて26で示
された鏡に向かう。
鏡26と27は一体的に保持された可動鏡で原
稿24の面に対して45゜で傾斜し、かつ各々は90゜
の角度で向き合つている。
従つて、可動鏡25で反射された原稿24の反
射光は鏡26と27で反射してレンズ31に向か
う。この第2の可動鏡26と27は可動鏡25の
移動速度に対して1/2の速度比で可動鏡25の移
動方向と同じ方向に移動するように機械的に連結
されている。従つて第1の可動鏡25が原稿24
の左端から右端まで移動する間中、原稿24から
レンズ31までの距離は一定寸法に保たれる。こ
の距離はレンズ31の焦点距離の2倍となるよう
に調節されている。
以上が本発明の実施例における光学的走査機構
であり、第1、第2の可動鏡25,26,27の
原稿24の左から右への走査が完了すると反対方
向に戻り、走査開始前の状態に戻るようになつて
いる。
なお、レンズ31を通過した光は固定された鏡
28,29,30で反射され、露光スリツト14
を通して感光ドラム12の表面に投影される。レ
ンズ31から感光ドラム12までの距離はレンズ
31の焦点距離の2倍に設定されている。従つて
感光ドラム12の表面には原稿24の画像と等倍
で、かつ鏡像関係にある光像が投影されることに
なる。
また、第1可動鏡25の右方向への移動速度は
感光ドラム12の周速度と等しくなるように後述
のモータ60で駆動される。また、第2の可動鏡
26,27は感光ドラム12の周速度の1/2の速
度で同じくモータ60により駆動される。
次に、第1可動鏡25と第2の可動鏡26,2
7を移動させる機構について説明する。第5図に
示すように、光学的走査機構のユニツトに85の位
置で一端が固定されたワイヤー86は第2の可動
鏡26,27の可動支持体の一端に設けられた第
1可動プー87で折り返され、ユニツト本体に設
けられた第1固定プーリ88で再び折り返され
る。このワイヤー86は走査プーリ89に数回巻
き付けられた後、第2固定プーリ90で折り返さ
れ、先の第1可動プーリ87と同軸に第2可動鏡
26,27の支持体に設けられた第2可動プーリ
91で折り返して92の位置でユニツト本体に固
定されている。第1可動鏡25の支持体は第2可
動プーリ91と第1固定プーリ88の中間の位置
93でワイヤー86に固定されている。従つて第
5図で走査プーリ89が時計方向に回転すると9
3の位置でワイヤー86に固定されている第1可
動鏡25は走査プーリ89の周速度で右方向に移
動するのに対し、第2可動鏡26,27は走査プ
ーリ89の周速度の1/2の速度で移動する。この
走査プーリ89は後述する光学的走査機構駆動用
モータ60の出力軸と歯車で連結され、モータ6
0の正逆両方向の回転で可逆回転し、第1可動鏡
25と第2可動鏡26,27は第1図で左右に規
定の速度で往復動することになる。
なお、前記の感光ドラム12、現像器15、複
写紙供給装置40、定着装置41、クリーナ19
等は、それぞれユニツト化されており、案内部材
でガイドされ、第1図の前面から本体11の所定
の位置に挿入されるようになつている。また、第
1、第2可動鏡25,26,27を含む光学的走
査機構は本体11の上部から装填される。
本発明の実施例では、感光ドラム12、定着装
置14、光学的走査機構は、それぞれ一定の速度
で回転するように駆動される。次に、この駆動構
成について説明する。
第2図は装置の本体を第1図の裏側から見た斜
視図であり、本発明の実施例では、前記感光ドラ
ム12、定着装置14、光学的走査機構を駆動す
るために独立した3個のモータ60,61,62
を本体11に固定している。モータ60は光学的
走査機構を駆動するためのモータであり、正逆両
回転する。また、モータ61は感光ドラム12を
駆動するためのものであり、モータ62は定着装
置41を駆動するモータである。
さらに、現像器15の回転スリーブ32を回転
させるためモータ63が本体11に固定されてい
る。
以上の4個のモータ60〜63として、巻線を
円盤状に巻いて偏平にし、樹脂で固めた薄い電機
子を持つ出力が20W程度の小形偏平型コアレス直
流モータを使用している。このモータは電機子の
慣性が少なく、また軽量であり、しかも鉄心がな
いためにモータの回転の立ち上がりが早く、本発
明に好適である。
第3図に本発明の実施例に用いるエンコーダを
内蔵したコアレスタイプの小型直流モータの断面
図を示す。同図において、軸受66で回転自在に
支持された軸65には円盤状に巻いた偏平な巻線
を樹脂で固めた円板状の電機子(成形コイル)6
8が固定されており、これは円環状の永久磁石6
9による磁界の中を回転可能に保持されている。
電機子68の巻線には整流子80、ブラシ81を
通して所定の直流電流が供給される。
また、電機子68の一端には回転速度検出手段
を構成するところのスリツト円板70が固定され
ており、これはフレーム71に固定された発光素
子72と受光素子73の間を回転するようになつ
ている。上記スリツト円板70には円周上に50個
のスリツト(透光部)がつくられており、電機子
68の1回転で受光素子73からは出力信号とし
て50パルスが発生する。なお、モータフレーム7
1は本体11に固定されており、また、軸65に
は歯車67が固定されている。
第4図は、本体11から感光ドラム12、現像
器15、定着装置41、クリーナ19、複写紙供
給装置40、光学的走査機構等のユニツトを取外
した本体11の断面図を示している。すなわち、
モータ60,61,62,63を本体11に固定
した状態をモータの軸65の側から見た図を示し
ている。
モータ60,61,62,63の軸には、それ
ぞれ第3図の67に相当する歯車75,76,7
7,78が取付けられている。
感光ドラム12を本体11に装填すると、その
感光ドラム12の回転軸に取付けられた歯車(図
示せず)が感光ドラム駆動用モータ61の軸に取
付けられた歯車76と噛合し、駆動力が伝達され
る。
同様に現像器15の回転スリーブ32は、モー
タ63の軸に取付けられた歯車78と回転スリー
ブ32の回転軸に取り付けられた歯車(図示せ
ず)とが噛合して駆動力が伝達される。
定着装置41、光学的走査機構についてもモー
タ62,60の歯車77,75から各々駆動力が
伝達される。
なお、光学的走査機構、感光ドラム12、定着
ローラ42を駆動するための歯車75,76,7
7と、それらに噛合する各ユニツト側の歯車との
減速比は1/9となつている。従つて、各モータ6
0,61,62が毎分420回転で回転すると、各
ユニツトの回転軸は毎分46.7回転の速度で回転す
る。
現像器15の駆動用モータ63は、本発明の実
施例では毎分1000回転し、減速歯車機構による1/
5の減速で回転スリーブ32は毎分200回転する。
なお、転写装置の複写紙送り込みローラ35に
はドラム駆動用モータ61の歯車76と噛合する
ような歯車が設けられており、感光ドラム12の
周速度と等しい周速度でローラ35を回転する。
次に各駆動用のモータの回転数の制御の仕方に
ついて説明する。
本装置内には350Hzの基準信号発生装置が装備
されている。感光ドラム駆動用のモータ61に電
流を通じると、回転速度検出手段を構成するとこ
ろの受光素子73からパルスが発生する。この場
合、前述のように電機子68の1回転で50パルス
が発生するようになつているから、電機子68が
定速の毎分420回転の速度で回転すると、毎秒350
パルスの信号が発生することになり、電機子68
の回転が前記定速からずれると、それにともなつ
て受光素子73から得られる出力パルス数も変化
する。従つて、前記基準信号発生装置からの基準
信号350Hzと受光素子73からの出力パルスとの
位相を比較し、モータの回転が遅すぎる場合には
モータの供給電圧を高め、逆に早すぎる場合には
供給電圧を低くして、前記基準信号と受光素子7
3の出力パルスとの位相差が常に一定値となるよ
うに位相制御用の回路を用いて制御している。
光学的走査装置の往動作中の駆動モータ60の
回転数、定着装置駆動用モータ62の回転数も同
様に前記の基準信号発生装置による基準信号に同
期して回転するように位相制御を行なう。現像器
駆動用モータ63は他のモータと比較して回転速
度を早くする必要があるため、別の基準信号発生
装置で833Hzの信号を発生させ、同様な位相制御
回路により一定の回転数で回転するように制御さ
れる。
従つて本発明の実施例では、同一の基準信号、
各モータの回転速度検出手段からの出力を位相検
波制御しているため、非常に短い時間間隔をとつ
てみても各モータは正しい回転数で同期して回転
していることになる。
なお、前記現像器駆動用モータ63は必ずしも
別の基準信号発生装置の出力で制御するようにす
る必要はなく、他の3個のモータと同じ基準信号
で制御するようにしても良いことはいうまでもな
い。
モータの回転速度検出手段からの1回転当り発
生するパルスの数は多いほど細かい速度むらまで
なくすように制御できるが、実用上は前述したよ
うに50パルス程度で十分良好な結果が得られる。
次に、前記第1図乃至第5図に示した本発明の
実施例における実際の複写動作について説明す
る。
原稿24の複写を行なう場合、まず、原稿24
を原稿置台10の所定の位置に置き、スタートス
イツチ(図示せず)を押す。すると、感光ドラム
駆動用モータ61、定着装置駆動用モータ62、
現像器駆動用モータ63が回転し始めるとともに
原稿照明用ランプ21が点燈する。また、帯電器
13、転写帯電器16、紙除電用帯電器17、感
光体除電用帯電器18にも、それぞれ高電圧が印
加される。
原稿照明用ランプ50が一定の照度になる時間
(本発明の実施例では0.4秒)が経過すると、光学
的走査機構駆動用のモータ60が回転を始め、第
1、第2可動鏡25,26,27が移動し始めて
原稿24を走査する。これと同時に、複写紙供給
装置40から複写紙が1枚送り出される。露光ス
リツト14で感光ドラム12上に形成された原稿
24に対応する静電潜像は現像器15で現像され
てトナー画像となり、転写帯電器16の位置で、
感光ドラム12の回転と同期して送り込まれてき
た複写紙に前記トナー画像が転写される。複写紙
は紙除電用帯電器17で除電されて感光ドラム1
2の表面から離れる。
感光ドラム12から剥離した複写紙は次に定着
装置41に送られ、トナー画像が複写紙に定着さ
れ、複写が完了して機外に排出される。
トナーの転写が完了した感光ドラム12は感光
体除電用帯電器18で残留電荷が除電され、残留
トナー画像がクリーナ19で除去される。感光ド
ラム12は光学的走査機構による原稿24の走査
が続く間、一定速度で回転する。
第1可動鏡25が原稿24の左端に到達する
と、モータ60は逆方向に回転し始める。モータ
60は第1可動鏡25の往路動作中は感光ドラム
12の回転と同期して回転していたが、第1可動
鏡25の復路動作中は同期制御が外されて無制御
状態となるため、第1可動鏡25は全速力で動作
開始位置に戻る。本発明の実施例では第1可動鏡
25の往動作中は感光ドラムの周速度が毎秒200
mmになるようにモータ60,61,62が回転す
るため、第1可動鏡25は、その往路動作に1.5
秒要するのに対し、復路動作さは0.4で完了する。
感光ドラム12上のトナー画像が複写紙に転写さ
れ、この複写紙が定着装置41から機外に排出さ
れて1回の複写動作が完了する。従つて光学的走
査機構の原稿走査が完了し、モータ60が停止し
た後もモータ61,62,63はしばらくの間、
回転を続ける。
2枚以上を連続して複写する場合には、モータ
61,62,63は連続して一定速度で回転を続
け、光学的走査機構を駆動するモータ60は1.5
秒と0.4秒の間隔で正逆回転を繰返すことになる。
なお、光学的走査機構と感光ドラム12、定着
装置41とは先に説明した制御回路により非常に
細かい時間間隔で一定速度になるように同期回転
する。従つて、原稿に対応する画像が伸び縮みす
ることなく複写紙面に複写される。
第6図は本発明の他の実施例の側断面図を示
す。この実施例では先の実施例と異なり、原稿置
台100を左右に直線的に往復動させると共に光
集束性ガラス繊維伝送体を用いて装置のコンパク
ト化を図つたものである。すなわち、この第6図
の実施例は、先の原稿固定形の装置と異なり、原
稿を走査するための可動鏡を除去し、その代りに
原稿置台100を左右に直線的往復動可能に設
け、その上に載置される原稿像を前記光集束性ガ
ラス繊維伝送体101を通して感光ドラム12の
表面に投影するようにしている。
上記光集束性ガラス繊維伝送体101は光フア
イバーレンズとも称せられるもので、直径が1mm
程度の光集束性を有する長さ30mm程度のガラスフ
アイバーを感光ドラムの幅だけ並べたもので、そ
の1本ずつがレンズとして作用する。原稿の鏡像
が上記光集束性ガラス繊維伝送体101の表面か
ら離れた位置に投影される。
この第6図の実施例では光学的走査機構駆動用
モータ60は、その軸に取り付けた歯車が原稿台
100の一端に設けられたラツク(図示せず)と
噛合して先の説明と同様にモータ60の正逆2方
向の回転で原稿置台100を往復移動するように
している。
なお、この場合、露光スリツトとして特別の部
材は必要とせず、並設されたガラス繊維自体がス
リツトとして作用する。
その他は、第1図に示す実施例と本質的に同様
である。このように本発明は感光ドラムと光学的
走査装置と現像装置と定着装置といつた各ユニツ
トを駆動するのに、独立した駆動モータを使用
し、かつそれらの駆動モータを基準信号発生装置
の基準信号にもとづいて同期回転するように制御
することにより、従来使用されていたようなチエ
ーン、ベルト等の機械的動力伝達手段を不要とす
ることができ、また、高価な電磁クラツチ機構も
必要としない。従つて、組立の際には相互の電気
的配線をするだけで良く、チエーン等を引きまわ
すのに比べて作業性を著しく向上し得る。また、
従来のようなチエーンのかみ合いによる騒音や電
磁クラツチ機構の動作音等の耳障りとなる騒音の
発生がないので、複写装置自体から発生する騒音
を非常に小さくすることができる。
しかも本発明によれば、光学的走査装置の光学
的走査時である往路動作時において、光学的走査
装置を駆動するためのモータを、感光ドラムを回
転駆動するためのモータと同期回転させ、かつ、
前記光学的走査装置の復路動作時においては、そ
れを駆動するモータを、感光ドラム駆動用のモー
タとの同期回転制御を外すとともに逆回転させ
て、前記光学的走査装置を往路動作の所要時間よ
りも短時間で復路動作させること(クイツクリタ
ーンにより複写速度の高速化)ができる。
さらに、前述の実施例のように各ユニツトの駆
動源として直流モータを使用した場合には、該直
流モータは交流モータに比して効率が良いため、
同じ出力を得るのに、かなり小形のものですむ。
従つて、そのような小形高出力の直流モータを各
ユニツトに応じて別々に使用すると、モータ自体
が複写装置の中で占める割合を小さくし得るた
め、複写装置の設計でモータの位置をあらかじめ
考慮して、その場所をあけて現像装置、クリー
ナ、定着装置、光学的走査装置等の配置を決める
必要がなくなり、その結果、感光ドラムの周辺に
画像を形成するうえで最も効果的な位置に各要素
を配設することが可能となるので、複写装置を非
常にコンパクト化し得る。
また、モータとして従来のように交流モータを
使用した場合には回転数は使用電源周波数より決
定されるため、我国のように50Hzと60Hzの地域が
あるところではギヤヘツドを交換するなどして回
転数を調整する必要があるのに対し、前述のよう
に直流モータを使用した場合には使用電源周波数
が変わつてもギヤヘツドを交換する必要が全くな
い等、取扱いも簡便となる。
さらに、従来のチエーンを用いた駆動構造の場
合には、チエーンのかみ合いのガタつきのために
感光ドラムの回転に細かいむらが生じ、これによ
つて複写された画像に周期的な濃淡のむら、また
は解像力のばらつきがじることがあるが、本発明
の実施例のように各ユニツトの駆動モータとし
て、例えば1回転につき50パルスの出力が得られ
るような回転速度検出手段(エンコーダ)を有す
る直流モータを使用し、それらの回転速度検出手
段の出力を利用して各ユニツトが高い精度で同期
するように制御を施した場合には、前記の従来例
で見受けられるような画像の濃淡むらや解像力の
むらをなくし得るため、複写画像の品位を非常に
高めることができる。
以上の説明から明らかなように本発明は非常に
コンパクトで、製造も容易な、しかも高性能の電
子写真複写装置を実現可能にしたもので、その効
果は非常に大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部側断面図、第
2図は同実施例の要部斜視図、第3図は同実施例
で使用する駆動モータの一例の要部側断面図、第
4図は同実施例の要部断面図、第5図は同実施例
における光学的走査装置の駆動系の要部構成図、
第6図は本発明の他の実施例の要部側断面図であ
る。 10,100……原稿置台、11……複写装置
本体、12……感光ドラム、13……帯電器、1
4……露光スリツト、15……現像器、16……
転写用帯電器、17……紙除電用帯電器、19…
…クリーナ、24……原稿、25……第1可動
鏡、26,27……第2可動鏡、31……レン
ズ、40……複写紙供給装置、41……定着装
置、42……定着ローラ、50……ランプ、60
……光学的走査装置駆動用のモータ、61……感
光ドラム駆動用のモータ、62……定着装置駆動
用のモータ、63……現像装置駆動用のモータ、
67,75,76,77,78……歯車、70…
…スリツト円板、72……発光素子、73……受
光素子、101……光集束性ガラス繊維伝送体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子写真感光体を有する回転可能な電子写真
    感光ドラムと、前記電子写真感光体の表面に電荷
    を付与する帯電装置と、前記帯電装置により帯電
    された電子写真感光体の表面に複写すべき原稿の
    光像を投影するように往復移動可能に配設された
    光学的走査装置と、前記光学的走査装置により前
    記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を
    トナーを使用して現像する現像装置と、前記現像
    装置により現像されたトナー画像を複写紙に転写
    する転写装置と、転写後の前記電子写真感光体の
    表面に残留するトナーを除去するクリーニング装
    置と、前記複写紙に転写されたトナー画像を定着
    する定着装置を有する静電転写式の電子写真複写
    装置であつて、前記電子写真感光ドラムを回転駆
    動するための第1の駆動モータと、前記光学的走
    査装置を駆動するための第2の駆動モータと、前
    記定着装置を駆動するための第3の駆動モータ
    と、前記現像装置を駆動するための第4の駆動モ
    ータと、所定の周波数の基準信号を発生する基準
    信号発生装置を具備し、かつ、前記第1の駆動モ
    ータを前記基準信号発生装置からの基準信号にも
    とづいて所定の回転速度で回転させるようにする
    とともに、前記光学的走査装置の少なくとも光学
    的走査期間において、前記第2の駆動モータを、
    その第2の駆動モータの回転速度に応じた信号と
    前記基準信号発生装置からの基準信号にもとづい
    て位相制御を行つて、前記第1の駆動モータと同
    期して回転させ、前記定着装置は前記第3の駆動
    モータの回転速度に応じた信号を得る回転速度検
    出手段と、前記第3の駆動モータによつて回転駆
    動される加熱および加圧用の定着ローラを含めて
    成り、前記第3の駆動モータは、その回転速度検
    出手段の出力信号と基準信号発生装置からの基準
    信号によつて前記第1および第2の駆動モータと
    同一比率の回転数となるように制御するように構
    成したことを特徴とする電子写真複写装置。 2 第1、第2、第3および第4の駆動モータと
    して直流モータを使用するようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の電子写真複写
    装置。
JP2046479A 1979-02-22 1979-02-22 Electrophotographic copying device Granted JPS55113059A (en)

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US06/120,986 US4330196A (en) 1979-02-22 1980-02-13 Electrophotographic copying apparatus
CA000346096A CA1136206A (en) 1979-02-22 1980-02-20 Electrophotographic copying apparatus
FR8003678A FR2449910B1 (fr) 1979-02-22 1980-02-20 Dispositif de reproduction electrophotographique
DE3006532A DE3006532C2 (de) 1979-02-22 1980-02-21 Elektrophotographisches Kopiergerät mit Antriebseinrichtungen für die Bearbeitungsstationen
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