JPH03193678A - 多孔質セラミック用組成物とそれを用いた多孔質セラミック - Google Patents

多孔質セラミック用組成物とそれを用いた多孔質セラミック

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JPH03193678A
JPH03193678A JP33235189A JP33235189A JPH03193678A JP H03193678 A JPH03193678 A JP H03193678A JP 33235189 A JP33235189 A JP 33235189A JP 33235189 A JP33235189 A JP 33235189A JP H03193678 A JPH03193678 A JP H03193678A
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JP
Japan
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powder
lithium
porous ceramics
composition
pts
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Pending
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JP33235189A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Hirota
広田 保
Naoharu Hojo
北條 直治
Mikio Nishimura
幹夫 西村
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、大面積のセラミック製パネルなどを製造する
上で有用な多孔質セラミック用組成物とそれを用いた多
孔質セラミックに関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]従来、建
造物の外壁、内壁などに大面積のセラミック製パネルが
使用されている。このセラミック製パネルには、製造時
にクラックが発生するのを防止するため、熱膨張係数が
小さく、耐熱衝撃性などに優れることと、気孔率が大き
く、軽量であることが要求される。
このような特性を有するセラミックとして、例えば、シ
ラス粉末5〜30重量%と、リチウム輝石粉末95〜7
0重量%とからなる混合物を焼結したセラミック(特開
昭52−140514号公報)や、シラス粉末2〜20
重量%、リチウム輝石粉末45〜90重量%、及び粘土
質粉末1〜50重量%からなる混合物を焼結したセラミ
ック(特開昭52−141815号公報)が提案されて
いる。
これらのセラミックは、絶縁抵抗が高く、誘電率が小さ
いので、エレクトロニクス用の基板などとして有用であ
る。しかしながら、これらのセラミックは、耐熱衝撃性
が約620℃以下と小さいため、セラミック製パネル、
特に大面積のセラミック製パネルに適用する場合には、
クラックが生じ昌い。またこれらの先行技術に開示され
た技術は、シラス粉末を含み、表面が平滑で緻密なセラ
ミックを得ることを目的としている。従って、焼成によ
り得られたセラミックは、気孔率が約10%以下と小さ
く、非多孔質である。
従って、本発明の目的は、大面積であってもクラックが
生じることがなく、耐熱衝撃性に優れると共に気孔率が
大きな多孔質セラミックを得る上で有用な多孔質セラミ
ック用組成物を提供することにある。
また本発明の他の目的は、上記の如き優れた特性を有す
る多孔質セラミックを提供することにある。
[発明の構成〕 本発明は、少なくとも、リチウム−アルミノケイ酸塩粉
末とバインダーとを含む多孔質セラミック用組成物によ
り、上記課題を解決するものである。
また本発明は、上記多孔質セラミック用組成物の成形焼
結体からなる多孔質セラミックにより、上記課題を解決
するものである。
多孔質セラミック用組成物に含まれるリチウム−アルミ
ノケイ酸塩は、LiO2・Aj203SiOz成分で構
成されている限り特に制限されない。このようなりチウ
ム−アルミノケイ酸塩としては、例えば、ペタライト、
ユークリプタイト、スポジュメン、リチア輝石などが挙
げられる。
リチウム−アルミノケイ酸塩粉末の粒径は、焼結による
一体性を損わない範囲の粒径、例えば、平均粒径10〜
500μm程度であるのが好ましい。
これらのりチウム−アルミノケイ酸塩は、一種又は二種
以上の混合物として使用される。なお、リチウム−アル
ミノケイ酸塩粉末を含む組成物を焼成すると、熱膨脹係
数が小さく、耐熱衝撃性に優れたセラミックが得られる
バインダーとしては、従来慣用の有機バインダ、例えば
、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体
、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール、ポリ
ビニルアルコールなどが挙げられ、単独又は混合物とし
て使用される。
リチウム−アルミノケイ酸塩粉末とバインダーとの割合
は、成形性などを損わない範囲に設定される。バインダ
ーの含有量は、通常0.1〜10重量%程度である。バ
インダーの量が上記範囲を外れると、一般に成形性が低
下する。
本発明の多孔質セラミック用組成物は、上記成分に加え
て、Na2O、K20、MgO及びCaOからなる成分
、すなわちアルカリ成分が3重量%以下の粘土質粉末を
含むのが好ましい。このような粘土質成分は、含有量が
多くなるにつれて気孔率が小さくなるので、その含有量
を調整することにより、多孔質セラミックの気孔率を容
易に制御できる。なお、アルカリ成分が3%を越える材
料、例えばシラス粉末を用いると、熱膨脹係数が大きく
なり、耐熱衝撃性だけでなく、気孔率が著しく低下する
粘土質成分としては、例えば、カオリン族鉱物、シリマ
ナイト族鉱物、蝋石、ポゾランなどが挙げられる。粘土
質粉末の粒径は、焼結による一体性を損わない範囲の粒
径、例えば、平均粒径10〜500μm程度であるのが
好ましい。
これらの粘土質成分も、一種又は二種以上の混合物とし
て使用できる。
上記リチウム−アルミノケイ酸塩粉末と粘土質粉末との
割合は、通常、リチウム−アルミノケイ酸塩粉末:粘土
質粉末−70〜100重量部二30〜0重量部程度であ
る。粘土質粉末の割合が30重量部を越えると、クラッ
クが生じ易いだけでなく、焼成前後での体積変化率が大
きくなり、セラミックの寸法精度が低下し易い。
さらには本発明の多孔質セラミック用組成物は、気孔率
を調整するため、炭素材粉末を含むのが好ましい。この
炭素材粉末は、焼成工程で燃焼して気孔を生成する。炭
素材は、可燃性であれば特に制限されない。このような
炭素材としては、例えば、木質系炭素材、石炭系炭素材
、石油系炭素材などが挙げられる。これらの炭素材のう
ち、急激な燃焼に伴い大きな膨張力が作用するのを抑制
するため、燃焼速度が小さな炭素材、特にコークス粉が
好ましい。
なお、炭素材粉末の粒径は、焼結による一体性を損わな
い範囲であればよく、所望する気孔径に応じて設定でき
、通常3 mm以下である。なお、粒径が小さな炭素材
粉末を用いる場合には、微細な気孔を形成できる。
これらの炭素材粉末は、単独で、又は混合して使用され
る。
炭素材粉末は、リチウム−アルミノケイ酸塩粉末100
重量部に対して、0〜100重量部程度使用される。炭
素材粉末の量が100重量部を越えると、焼結体の機械
的強度が低下する。
なお、多孔質セラミック用組成物が、上記リチウム−ア
ルミノケイ酸塩粉末と共に粘土質粉末及び/又は炭素材
粉末を含む組成物である場合には、バインダーの含有量
は、前記と同様に、組成物中に0.1〜10重量%程度
である。
このような多孔質セラミック用組成物は、多孔質セラミ
ックスを得る上で有用である。この多孔質セラミックは
、慣用の方法、例えば、前記各成分を混線し、成形可能
な均一な混合物を調製し、該混合物を加圧成形した後、
焼成することにより得られる。なお、焼成に際しては、
多孔質とするため、温度1150〜1300℃で行なう
必要がある。焼成温度が1150”C未満であると、多
孔質セラミックの機械的強度が低下し、1300”Cを
越えると、非多孔質のガラス状セラミックとなり易い。
多孔質セラミックの形状は用途に応じて設定でき、特に
制限されない。パネル材として使用する場合には、通常
、平板状、湾曲板状である。
本発明の多孔質セラミックは、熱膨張係数が小さいので
、従来のセラミックと比較して、耐熱衝撃性及び気孔率
が著しく大きいという特徴を有している。また多孔質セ
ラミックは、大面積のパネル材としてもクラックが生じ
ることがないだけでなく、大きな気孔率に起因して、通
常、透水性を有していると共に、軽量である。多孔質セ
ラミックは、通常、次のような特性を有している。
(1)嵩密度 0.6〜1.75g/cm(2)気孔率
 20〜70% (3)吸水率 10〜65% (4)焼成前後の体積変化率 5〜+4%程度 (5)耐熱衝撃性 900℃以上 なお、以下、耐熱衝撃性は、種々の温度に加熱した加熱
試料を冷水で急冷し、測定した試料の曲げ強度が、冷間
時の曲げ強度の2/3の値を示した時の加熱温度をもっ
て表わす。
板状の多孔質セラミックの少なくとも一方の表面には、
緻密層が形成されているのが好ましい。
この緻密層により、多孔質セラミックの表面を緻密かつ
平滑化できる。
上記緻密層は、前記リチウム−アルミノケイ酸塩よりも
融点が低いセラミック材料で形成された結晶性ガラス層
や、リチウム−アルミノケイ酸塩よりも融点が高いセラ
ミック材料を溶射した溶射層であってもよい。結晶性ガ
ラス層を形成するセラミック材料としては、例えば、ガ
ラス、うわぐすりなどが例示される。上記セラミック材
料は、NaNO3、Na S04などの融剤や着色剤、
消色剤などを含んでいてもよい。また溶射層を形成する
セラミック材料としては、例えば、アルミナ、ジルコニ
ア、ジルコン、クロミア、サーメットなどが例示される
緻密層の厚みは、表面を緻密化できる範囲で選択され、
例えば10μm〜2M程度に形成できる。
本発明の多孔質セラミックは、建築物、建造物の外壁、
内壁、天井、床柱の取り巻きなどに貼着されるセラミッ
ク製パネル材、サイクリックに熱が作用する反応容器及
び工業炉廻りの耐熱性断熱材、道路の透水性舗装材、土
木工事における地下水吸上げ用のドレーン材などの広い
用途に利用できる。
[発明の効果コ 以上のように、本発明の多孔質セラミック用組成物は、
耐熱衝撃性に優れると共に、気孔率が大きく、大面積で
あってもクラックが生じることのない多孔質セラミック
を得る上で有用である。
また本発明の多孔質セラミックは、大面積であってもク
ラックが生じることがなく、気孔率が大きく、耐熱衝撃
性に優れている。
[実施例] 以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する
実施例1〜5 ベタライト、カオリン及びコークスを表に示す割合で配
合し、該配合物100重量部に、カルボキシメチルセル
ロースが固形分で0.2重量部となるようにカルボキシ
メチルセル20−ス水溶液を添加して混合した後、50
9に9/cjの加圧条件下で加圧することにより、寸法
20 龍X 20 +am X 80龍の成形体を作製
した。
次いで、成形体を、温度1200℃の炉で数時間焼成す
ることにより、多孔質セラミックを作製した。
そして、上記実施例1〜5で得られたセラミックの嵩密
度、気孔率、吸水率、体積変化率及び耐熱衝撃性を調べ
たところ、表に示す物性を示した。
表より、実施例1〜5で得られた多孔質セラミックは、
気孔率及び耐熱衝撃性などに優れている。
実施例6 ペタライト90重量部とカオリン10重量部とを配合し
、該配合物100重量部に、実施例1と同様にして、カ
ルボキシメチルセルロースを固形分トして0.2重量部
添加した後、509 kg / cutで加圧すること
により、200+l1mX 200wX 30IIIm
の大きさの成形体を作製した。
次いで、大面積の成形体を、温度1200℃の炉で15
時間焼成することにより、セラミックパネルを作製した
焼成に伴う体積変化は1%以下であり、歪の少ないセラ
ミックパネルが得られた。また大面積であるにも拘らず
、セラミックパネルには亀裂が発生しなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも、リチウム−アルミノケイ酸塩粉末とバ
    インダーとを含むことを特徴とする多孔質セラミック用
    組成物。 2、Na_2O、K_2O、MgO及びCaOからなる
    成分が3重量%以下の粘土質粉末を含む請求項1記載の
    多孔質セラミック用組成物。 3、炭素材粉末を含む請求項1又は請求項2記載の多孔
    質セラミック用組成物。 4、請求項1〜3のいずれかに記載の多孔質セラミック
    用組成物の成形焼結体からなることを特徴とする多孔質
    セラミック。
JP33235189A 1989-12-20 1989-12-20 多孔質セラミック用組成物とそれを用いた多孔質セラミック Pending JPH03193678A (ja)

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