JPH03193102A - 浄油器用フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明はてんぷらやフライ料理に使用した揚げ油の浄化
処理を行なう浄油器に使用するフィルターに関するもの
である。

【従来の技術】

てんぷらなどの揚げ料理をして汚れた食用油を沢過する
ことで、油についた色や揚げ物の臭いなどを取り去る浄
油器として、種々のものが提供されているが、カートリ
ッジ型のフィルターが油通過部に着脱自在に装着される
濾過容器と、濾過された油を受ける貯油容器とからなる
ものが近年の主流となっている。そして、上記フィルタ
ーとしては、油の色や臭いの成分を除去するために活性
炭を金属製、あるいはパルプのような天然繊維や合成繊
維で作られた容器に充填したものが用いられている。

【発明が解決しようとする課題】

ここにおいて、上記容器を天然繊維材から形成した場合
には、使用済みのフィルターを″可燃物ごみ′″として
扱うことができる利点を有するのであるが、強度的に問
題を有するものとなる。特に浄油器への装填が、フィル
ター装着用開口部に嵌め込むとともに容器の上端周縁に
形成したフランジ部をフィルター装着用開口部の開口縁
に係止させることで、フィルターの抜は落ちを付勢でい
るものでは、上記フランジ部の強度が不足していると、
フィルターが抜は落ちてしまうおそれが多分にある。濾
過する油が浸み込むと軟度がまずために尚更である。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは繊維材からなる容器を備えたものに
おいて、強度不足による抜は落ちを生じることがない浄
油器用フィルターを提供するにある。

【課題を解決するための手段】

しかして本発明は、繊維材にて形成された容器と、この
容器内に充填された粒状活性炭とからなるとともに、上
記容器はリング状の補強材が固着されたフランジ部を備
えていることに特徴を有している。 ［作用］ 本発明によれば、補強材が設けられているために、フラ
ンジの強度が高くなっており、フランジの強度不足によ
る抜は落ちを招くことがないものである。 ［実施例］ 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、この
フィルター１は、有底円筒状のケース２１と、ケース２
１の上面開口を閉じる蓋２２とからなる容器２内に、粒
状の活性炭３が充填されたものであって、上記ケース２
１及び蓋２２は、共に天然繊維や天然繊維と合成繊維と
のブレンド材、あるいは天然繊維と無機繊維とのブレン
ド材等の繊維材のモールドによって形成されている。ま
た蓋２２はその上面に凹凸２０が、ケース２１は底板の
上下面に凹凸２０が形成されている。これら凹凸２０は
、表面積を大きくして目詰まりしにくくなるようにする
ために設けられたものである。 ケース２１と蓋２２の両者は、次のようにして組み立て
られる。すなわち、ケース２１内に活性炭３を充填した
後、ケース２１の上端に一体に形成されているフランジ
部２３に蓋２２の周縁を重ね、この上に更にボール紙の
ような厚紙をリング状に切って作成した補強材２６を重
ねて、フランジ部２３と補強材２６とで蓋２２の周縁部
をはさみこんで糊付けする。糊としては天然糊等の食品
衛生上の問題のないものをしようする。そして接着部の
耐熱油性を補うなめに、上記３者を糸２７で縫い上げる
。縫い方は直線縫いでもよいが、周一 縁に糸２７をから才せたりかがり縫いにすると更に補強
材２６の熱による剥がれを防ぐことができる。糸２７と
しては本綿糸がしっかりとして良いが、更に確実なもの
とするには金属の細い線を用いるとよい。また、ステー
プラ−止めとしてもよい。 このようにして形成されたフィルター１を使用する浄油
器４を第４図に示す。注ぎ口４１と把手４２とを有する
容器４０と、容器４０の上部内に嵌め込まれる筒状の浄
油ボット５、そして容器４０の上面開口を閉じる蓋６と
から構成されている。 フィルター１は補助フィルター７とともに浄油ボット５
内に装填される。補助フィルター７は沢紙もしくは布か
らなる炉材７０と、リング状の金具７１、そして金具７
１の外周に炉材７０の周部を固定して金具７１の下面に
ｒ材７０を装着する止め金具７２とからなるものとして
構成されている。図中７３は金具７１に取り付けられた
把手である。 しかしてこの浄油器は、容器４０内に嵌め込んだ浄油ボ
ット５の下方開口部にフィルター１を上方から嵌め込む
とともに、この上に補助フィルター７を装填し調理に使
用した油を浄油ボット５内に注ぎ込めば、補助フィルタ
ー７による揚げかすの除去と、カートリッジ型のフィル
ター１における活性炭３による着色成分及び臭いの除去
とがなされ、容器４０内に溜められる。濾過済みの油を
再利用する時は、把手７２をもって容器４０を傾け、容
器４０内の油を注ぎ口４１から鍋等に注ぎ込む。 第５図〜第７図に他の実施例を示す。ここではフランジ
部２３の強度を更に高めるために、もう一つの補強材２
９を使用している。紙製でリング状となっているこの補
強材２９は、容器２の下方側からはめ付けられてフラン
ジ部２３の下面に接するとともに、上縁にカーリング曲
げが施されて、フランジ部２３と蓋２２と補強材２６の
周縁を包むものであり、そしてカーリング曲げ部が補強
材２６と蓋２２とをフランジ部２３に押さえ付けるなめ
に、このものにおいては糊付けや糸縫いの必要もなく、
製造が容易となる。 また前記補強材２６を単なるリング状とするのではなく
、第８図〜第１０図に示すようなつまみ２６ａを備えた
ものとすれば、使用済みのフィルター１を浄油ボット５
から外す時、第１６図に示すように、容器４から抜き出
しな浄油ボット５を逆さまにおいてフィルター１の底を
押すというような手間をかけなくとも、容器４内に浄油
ボット５をいれたままの状態で、つまみ２６ａをつまん
で引き出すだけでフィルター１を浄油ボット５から取り
外すことができる。 第１１図及び第１２図に示すフィルター１は、ケース２
１の下部外周面にふくらみ２４を持たせることで、下部
の外径を上部の外径より大きくしている。このようなふ
くらみ２４を持たせた場合、第１３図に示すように、浄
油ボッｌ−５にフィルター１を嵌め込んだ時に、浄油ボ
ット５５の下端開口縁にふくらみ２４が係止するために
、容器４を傾けて油を注ぐ時などにフィルター１が浄油
ボット５の装填部から外れることがなくなる。尚、ふく
らみ２４を設けたとはいえ、ケース２１は繊維のモール
ドで形成されたものであるから、浄油ボット５の下方開
口部にフィルター１を嵌め込むのが困難となることはな
い。 第１４図及び第１５図は、前記補強材２９を有するフィ
ルター１にふくらみ２４を設けた場合を示している。 尚、ここでは容器２が補強材２６．２８を除くとすべて
繊維材で形成されているものを示したが、一部に金属が
使用されたものであってもよい。

【発明の効果】

以上のように本発明においては、繊維材にて形成された
容器のフランジ部にリング状の補強材を固着しているこ
とから、フランジの強度が高くなっており、フランジの
強度不足による抜は落ちを招くことがなく、安心して使
用することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の断面図、第２図は同上の斜視
図、第３図は同上の分解斜視図、第４図面図、第６図は
同上の斜視図、第７図は同上の分解斜視図、第８図〜第
１０図は夫々補強材の他側を示す斜視図、第１１図は別
の例の断面図、第１２図は同上の斜視図、第１３図は同
上の使用状態を示す断面図、第１４図は更に別の例の断
面図、第１５図は同上の斜視図、第１６図はフィルター
の取り外し時を示す断面図であって、１はフィルター、
２は容器、３は活性炭、２３はフランジ部、２６は補強
材を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）繊維材にて形成された容器と、この容器内に充填
   された粒状活性炭とからなるとともに、上記容器はリン
   グ状の補強材が固着されたフランジ部を備えていること
   を特徴とする浄油器用フィルター。