JPH03192171A - 赤外線吸収印刷インキ - Google Patents

赤外線吸収印刷インキ

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JPH03192171A
JPH03192171A JP1333086A JP33308689A JPH03192171A JP H03192171 A JPH03192171 A JP H03192171A JP 1333086 A JP1333086 A JP 1333086A JP 33308689 A JP33308689 A JP 33308689A JP H03192171 A JPH03192171 A JP H03192171A
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JP
Japan
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ink
infrared
printing
vehicle
printing ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP1333086A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tateno
宏之 舘野
Masami Aotani
青谷 真美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、近赤外波長域800nm−1000nmに吸
収をもつ赤外線吸収印刷インキに関する。
さらに詳しくは、本発明は近赤外波長域800nm〜1
1000nで検知するドーコード用印刷及び擬造防止用
印刷に用いられる赤外線吸収印刷インキに関する。
(従来の技術) 従来、赤外線波長域に強い吸収をもつ物質は、可視波長
域に於ても強い吸収を示すことが知られている0例とし
て、黒インキに使用されているカーボン顔料や大日精化
製671ミロリーブルー顔料等があげられる(特開昭6
3−307996号公報)。
これらはインキビヒクルへの分散性、練肉性は良好であ
るが、可視波長域での吸収が強いため、肉眼での識別が
容易であり、淡色の印刷物には使用し得す、淡色印刷物
の擬造防止には不適当である。
又赤外線吸収剤としてアセチルアセトンの金属キレート
化合物、アントラキノン系化合物、ナフトキノン系化合
物、ジイミンシスエチレンチオラドニッケル誘導体、芳
香族ジアミン金属錯体、脂肪族ジアミン金属錯体、芳香
族ジチオール金属錯体、脂肪族ジチオール金属錯体等が
知られているが、これらはインキ用ビヒクルへの分散性
、練肉性が悪く、インキビヒクル中にlOIjm以下の
粒子として存在しえないこと、ビヒクル中で凝集をおこ
すこと、耐熱性、耐光性、耐薬品性に欠けることから、
印刷インキ用素材としては用いることができない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは検討の結果、一般式lで示されるフタロシ
アニン化合物が赤外線吸収物質であり、殊に800〜1
1000nに強い吸収を示すこと、又この物質はインキ
用ビヒクルへの分散性、練肉性が良好でビヒクル中での
経時凝集が無いこと、耐熱性、耐光性、耐薬品性に優れ
ていること、可視波長域での吸収がカーボンブラック、
ミロリーブルーに比べ小さく、殊に、これをインキビヒ
クル中に0.5〜5%添加して得られる印刷インキによ
って印刷された印刷物は可視波長域での吸収が弱いにも
拘らず、近赤外波長域での吸収が強く、波長800〜1
1000nに王波長を有する近赤外線センサーにより検
出されることを見出し、本発明に至ったもので、本発明
は前記の従来の種々の欠点を改良し、印刷適正、貯蔵安
定性に優れ、かつ肉眼での識別が容易でない上、種々の
耐性に優れた印刷物を与える赤外線吸収印刷インキを提
供するものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、一般式■で示されるフタロシアニン化合物を
赤外線吸収剤として用いることを特徴とする赤外線吸収
印刷インキである。
(式中、Mはゲルマニウム、アルミニウム、ガリウムま
たはインジウムを示す、R1は、ぞれ独立に水素原子、
炭素数1−18のアルキル基、ニトロ基、スルホン基、
またはハロゲン原子を示す。nば、lまたは2を示す。
ただし、Mがアルミニウム、ガリウムのときはnはlを
示す。)本発明に於て一般式Iで示されるフタロシアニ
ン化合物は特公昭62−9143号公報に記載されたも
ので、印刷インキ用ビヒクル或は印刷インキに20重量
%以下、0.5〜5重量%が好ましい、20重量%を超
える添加量ではインキ流動性が劣化し、印刷上好ましく
ない、又5〜20!置%の範囲では可視波長域での吸収
を示すために、肉眼での識別が容易でないバーコード印
刷物を得るには特開昭63−307996号公報に示さ
れた様に印刷領域を2つに分ける方法を用いる必要があ
る。
又擬造防止用として用いる場合、任意の色相、彩度、明
度を得るには適宜調色を必要とする。
しかし、印刷インキ用ビヒクルに0.5〜5重量%添加
する方法では、可視波長域での吸収を殆ど示さないため
に擬造防止用、もしくは肉眼での識別が容易でないバー
コード印刷物を得るのに調色したり、印刷領域を分けた
りする必要が無い、印刷インキ用、ビヒクルと一般式I
で示されるフタロシアニン化合物0..5〜5重量%を
3本ロールミルにて練肉したものを赤外線吸収用インキ
にス)とし、印刷機またはコーターで印刷物上に塗布す
るだけで赤外線吸収のある印刷物が得られる。
第1図に於てaは赤外線吸収のない印刷層、bは赤外線
吸収用インキで印刷された部分である。
(1)は平面図、(2)は断面図を示す。bは可視波長
域での吸収をもたないため印刷物のa、  b部を肉眼
で識別することは難しいが赤外線センサーはbの部分だ
けを検出する。なお、lは被印刷体(紙)、2は赤外線
吸収のない印刷層、3は赤外線吸収印刷層(bの部分)
、をそれぞれ示す。
又擬造防止用としては赤外線吸収用インキを部分、或は
全面・に塗布する方法の他、任意の色調のインキと一般
式Iで示されるフタロシアニン化合物0.5〜5重量%
を3本ロールミルにて練肉し、赤外線吸収用インキとし
てそのまま用いることもできる。
(実施例) 以下実his例により本発明を説明する。例中、部とは
重量部を、%とは重量%をそれぞれ表わす。
実施例1 ロジン変性フェノール樹脂400部、桐油200部、ア
マニ油200部、5号ソルベント(日石化学製インキ溶
剤)200部、ALCU (用研ファインケミカル製ゲ
ル化剤)1.2部から成る印刷インキ用ビヒクル84%
、構造式■で示されるフタロシアニン化合物15.5%
、ナフテン酸マンガン0.5%を3本ロールミルにて練
肉したものを作成した。このインキをアート紙にオフセ
ット印刷校正機によって印刷し乾燥した(この印刷物を
Aとする)。
また比較のため先の印刷インキ用ビヒクル92%、β型
銅フタロシアニン4.8%、ジスアゾイエロー2.2%
、カーミン6 B 0.5%、ナフテン酸マンガン0.
5%を3本ロールミルにて練肉したものを作成(これを
比較例1とする)、同様にアート紙に印刷し乾燥した(
この印刷物をBとする)。
AとBとは肉銀では色相の差異は識別できなかったが、
赤外線センサーを用いると印刷物Aは吸収があることが
検出されたが、印刷物Bでは検出されなかった。印刷物
AとBの赤外〜可視域(1200〜350nm)での反
射成分を赤外分光光度計(UV365型レコーデイング
スペクトロフオトメーター)で測定すると、第2図のよ
うにBでは800部m以降吸収を示さないが、Aは11
000n付近まで吸収が認められる。
このことから、本実施例に示したような顔料を用いて印
刷した商券は波長800〜11000nの赤外線センサ
ーで容易に識別することができ、改ざん防止に有効であ
る。又A、B2Si域から形成される印刷物の場合は目
視でA、Bの領域を識別することは難しいが、赤外線セ
ンサーを使用すれば容易に識別でき、隠ペイ性の高い印
刷(隠しバーコード等)に利用できる。
実施例2〜7 0ジン変性フ工ノール樹脂400部、桐油200部、ア
マニ油200部、5号ソルベント(日石化学製インキ溶
剤)  200部、ALCH(用研ファインケミカル製
ゲル化剤)1.2部から成る印刷インキ用ビヒクル 8
9%、構造式■〜■で示されるフタロシアニン化合物1
O45%、ナフテン酸マンガン0.5%を3本ロールミ
ルにて練肉したものを作成した。このインキをアート紙
にオフセット印刷校正機によって印刷乾燥した(この印
刷物をC−Hとする)。この印刷物及び実施例1で示し
た印刷物(A、B)の900部mに於けるアート祇原反
に対するPC3(プリント・コントラスト・シグナル)
値を第1表に示す。
第1表 構造式 5O3H 実施例8 0ジン変性フ工ノール樹脂400部、桐油400部、8
石5号ソルベント(8石化学製インキ溶剤)200部、
ALCH(用研ファインケミカル製ゲル化剤)1.2部
から成る印刷インキ用ビヒクル9”8.8%に構造式■
〜■で示されるフタロシアニン化合物1%、ナフテン酸
マンガン0.2%を3本ロールミルにて練肉したものを
作成した。これを1−Nとする。TKマーク黄紅藍イン
キ(東洋インキ製造■製)をアート紙にオフセット印刷
校正機によって印刷した上にI−Nfloμmの厚さに
部分塗布し乾燥した。v!布した部分としなかった部分
とを肉眼で識別することは難しいが、塗布した部分は赤
外線センサー(800〜11000ru )で容易に検
知された。塗布しなかった部分は検知されなかった。
比較例1 実施例2で示したCについて、構造式■〜■で示される
フタロシアニン化合物のかわりに三菱化成製MA?カー
ボン、或は大日精化製671ミロリーブルーを用いて作
成したものをTKマーク■上に印刷した上に10μmの
厚さに部分塗布したが、塗布した部分としなかった部分
が肉眼で容易に識別されるため検討を中止した。
〔発明の効果〕
本発明によりインキビヒクルへの分散性、練肉性が良好
で、ビヒクル中での経時凝集が無く、印刷適性、貯蔵安
定性に優れ、かつ熱、光、薬品等の耐性に優れ、肉眼で
の識別が容易でない印刷物を与える赤外線吸収インキが
得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である印刷物の平面図と断
面図、第2図は分光光度計(島原製作所製UV365レ
コーディングスペクトルフォトメーター)を用いて吸光
スペクトルを測定したグラフであり横軸に波長、縦軸に
反射率を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 I で示されるフタロシアニン化合物を赤外
    線吸収剤として用いることを特徴とする赤外線吸収印刷
    インキ。 一般式 I ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Mはゲルマニウム、アルミニウム、ガリウムま
    たはインジウムを示す。R_1は、▲数式、化学式、表
    等があります▼を示す。R_2、R_3は、それ ぞれ独立に水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、ニ
    トロ基、スルホン基、またはハロゲン原子を示す。nは
    、1または2を示す。ただし、Mがアルミニウム、ガリ
    ウムのときはnは1を示す。) 2、前記、一般式 I で示されるフタロシアニン化合物
    を0.5〜5重量%含有し、肉眼での識別が容易でない
    印刷物を与えることを特徴とする請求項1記載の赤外線
    吸収印刷インキ。
JP1333086A 1989-12-22 1989-12-22 赤外線吸収印刷インキ Pending JPH03192171A (ja)

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