JP2002309131A - 近赤外線吸収インク - Google Patents

近赤外線吸収インク

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JP2002309131A
JP2002309131A JP2001109396A JP2001109396A JP2002309131A JP 2002309131 A JP2002309131 A JP 2002309131A JP 2001109396 A JP2001109396 A JP 2001109396A JP 2001109396 A JP2001109396 A JP 2001109396A JP 2002309131 A JP2002309131 A JP 2002309131A
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Osamu Kougo
修 高後
Yoriaki Matsuzaki
松▲崎▼▲頼▼明
Tsutayoshi Misawa
伝美 三沢
Tatsu Oi
龍 大井
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】ナフタロシアニン顔料の少なくとも1種の
ナフタロシアニン顔料が0.5ミクロン以下の平均粒径
に粉砕され、インク媒体中に分散していることを特徴と
する近赤外線吸収インク。 【効果】本発明は高耐久性を有する近赤外線吸収イン
ク、それを用いる印刷方法及び印刷物、更に得られる印
刷物の検出方法を簡便に提供する物であり、得られたイ
ンクは偽造防止等の隠しインクに応用でき、実用上極め
て価値のあるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近赤外線吸収イン
ク、それを用いる印刷方法及び印刷物、更に得られる印
刷物の検出方法に関する。印刷物が可視領域での着色が
少なく、近赤外線領域での大きな吸収を持つことを利用
して、近赤外線(700〜1800nm)検出によるプ
リペイドカート、金券、商品券、証券等の偽造防止ある
いは近赤外線検出によるOCR読み取り、位置確認、機
器誤動作防止等を目的とするインク(セキュリティイン
ク)として利用できる。また、偽造防止以外にも、可視
領域での着色が少ない近赤外線吸収インクは、目立たな
いため、印刷物のデザインを損なわない隠しインクとし
ての用途も考えられる。例えば、小さな薬瓶等のラベル
に通常の黒色インクでバーコードを印刷する必要がある
場合、黒いバーコードがラベルの大部分を占め全体のデ
ザインバランスが悪くなるが、隠しインクであれば目立
たず、カラー文字や絵と重ねて印刷しても読みとること
ができる。更に、該フタロシアニン化合物が近赤外線を
吸収して熱に変えることから、一般のカラーインクや樹
脂に混ぜておくと、印刷後に近赤外線光を当てることで
発熱し、印刷物の乾燥時間を短縮することができる。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカード等の偽造防止策とし
て、普通の可視光センサーでは読み取りができない近赤
外線吸収インクを用いる方法がある。具体的には、近赤
外線吸収インクでプリペイドカード等の表面に数字やバ
ーコード等を印刷する。印刷表面に、近赤外線(700
〜1100nm)を照射するとその領域の波長の光を吸
収するため、読み取りが可能となる。すなわち、記録面
に赤外線レーザーを照射し、特定波長での記録部分と非
記録部分の反射の違いを読み取る。この原理を利用して
真贋の判別が可能となる。近赤外線吸収染料としては、
700〜1800nmに吸収波長を有する染料が用いら
れる。読み取り波長として実用的な領域は700〜11
00nmであり、好ましくは、汎用半導体レーザーの発
振波長である700〜900nmである。近赤外線吸収
インクとしては、溶解型の近赤外線吸収染料を溶解させ
た有機溶剤型のものが知られているが、耐久性が低く、
短期間で分解し吸収が無くなり判別不可能になってしま
う問題がある。耐久性を向上させるために、アクリル系
のバインダー樹脂を用いたり(特開平6−24821
3)、紫外線吸収剤を添加する方法が提案されている
(特開平7−164729)が、不十分である。また、
有機溶剤を使用しているため、安全面や環境衛生上で問
題があるため、水性インクが望まれている。従来、フタ
ロシアニングリーン、フタロシアニンブルー等のフタロ
シアニン顔料を微粒化したものを水性インク中に分散さ
せたものも知られているが、可視領域に吸収が大きく、
着色が目立つ。また、特開昭61−151193、特開
平9−263717には、ナフタロシアニン顔料が紹介
されているが、水性インクを印刷用途に用いるというよ
うな記載はない。また、最近では郵便物に、紫外線照射
によって発光する発光性色素を含有するインクで無色の
バーコードを書いて郵便物の仕分けをする技術が実用化
されたが、発光性色素の耐久性が低く長期に印刷物を保
存する必要がある場合は不十分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡便
に、高耐久性かつ高性能な近赤外線吸収インクを提供す
ることである。更には、それを用いる印刷方法及び印刷
物、更に得られる印刷物の検出方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、ナフタロシアニン
顔料を微粒化してインク中に分散させることで、簡便に
高耐久性かつ高性能な近赤外線吸収インクが得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに到った。すなわち、本
発明は、下記一般式(1)(化2)で表されるナフタロ
シアニン化合物の少なくとも1種を0.5ミクロン以下
の平均粒径に粉砕し、インク媒体中に分散させた近赤外
線吸収インクに関するものである。本発明の近赤外線吸
収インクは、インクジェット記録用インクとしてインク
ジェットプリンタを使って印刷することが可能であり、
幅広い用途への展開が可能となる。
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、A1 〜A24は各々独立に、水素原
子またはハロゲン原子を表し、Mは2個の水素原子、2
価の金属原子、3価又は4価の置換金属原子、あるい
は、オキシ金属を表す〕
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の近赤外線吸収インクは、
一般式(1)で表されるナフタロシアニン化合物の少な
くとも1種を含有する。一般式(1)で表されるナフタ
ロシアニン顔料において、 A1 〜A24で表されるハロ
ゲン原子の例としては、フッ素、塩素、臭素、あるいは
ヨウ素であり、それらが混在していても良い。
【0008】Mで表される2価の金属原子の例として
は、Cu(II)、Zn(II)、Fe(II)、Co(I
I)、Ni(II)、Ru(II)、Rh(II)、Pd(I
I)、Pt(II)、Mn(II)、Mg(II)、Ti(I
I)、Be(II)、Ca(II)、Ba(II)、Cd(I
I)、Hg(II)、Pb(II)、Sn(II)などが挙げ
られる。Mで表される1置換の3価金属原子の例として
は、AlCl、AlBr、AlF、AlI、GaCl、
GaF、GaI、GaBr、InCl、InBr、In
I、InF、TlCl、TlBr、TlI、TlF、F
eCl、RuCl、Al−C6 5 、Al−C6
4 (CH3 )、In−C6 5 、In−C6 4 (CH
3 )、In−C6 H5 、Mn(OH)、Mn(OC6 H
5 )、Mn〔OSi(CH33 〕等が挙げられる。
【0009】Mで表される2置換の4価金属原子の例と
しては、CrCl2 、SiCl2 、SiBr2 、SiF
2 、SiI2 、ZrCl2 、GeCl2 、GeBr2
GeI2 、GeF2 、SnCl2 、SnBr2 、SnF
2 、TiCl2 、TiBr2、TiF2 、Si(OH)2
、Ge(OH)2 、Zr(OH)2 、Mn(OH) 2
Sn(OH)2 、TiR2 、CrR2 、SiR2 、Sn
2 、GeR2 〔Rはアルキル基、フェニル基、ナフチ
ル基、およびその誘導体を表す〕、Si(OR’)2
Sn(OR’)2 、Ge(OR’)2 、Ti(OR’)
2 、Cr(OR’)2 〔R’はアルキル基、フェニル
基、ナフチル基、トリアルキルシリル基、ジアルキルア
ルコキシシリル基およびその誘導体を表す〕、Sn(S
R”)2、Ge(SR”)2 (R”はアルキル基、フェ
ニル基、ナフチル基、およびその誘導体を表す〕などが
挙げられる。Mで表されるオキシ金属の例としては、V
O、MnO、TiOなどが挙げられる。好ましいMとし
ては、2個の水素原子、Cu、Pd、Pb、AlCl、
InCl、TiOまたはVOである。
【0010】本願発明の近赤外線吸収インクは、該ナフ
タロシアニン顔料を平均粒径0.5ミクロン以下、好ま
しくは0.3ミクロン以下、より好ましくは0.2ミク
ロン以下、特に好ましくは0.1ミクロン以下に微粒子
化し、インク媒体中に分散させることで、簡便に作製す
ることができる。粒径が小さいほど分散性が良く、印刷
後の透明性に優れ可視領域での着色が少なく優れた隠し
インクとなる。ナフタロシアニン化合物の微粒化方法と
しては特に限定されず、乾式、湿式のどちらでもよい
が、サンドミル法、ボールミル法、スパイクミル法等の
方法がとられる。混合する際に、必要に応じて、微粒化
や安定化を助ける添加剤を加えても良い。
【0011】インク媒体としては、スクリーン印刷用イ
ンク、グラビア印刷用インク、オフセット印刷用イン
ク、インクジェット記録用インク等に使われる通常の溶
剤型インク、紫外線硬化型インク、水性インク等のイン
ク媒体が利用でき、特に制限を受けない。それらの中で
特に好ましいインク媒体は水を主成分とする水系媒体で
ある。また、本願発明においてインクに使用される水
は、イオン交換水またはイオン交換した蒸留水が好まし
い。
【0012】本願発明の近赤外線吸収インクは、必要に
応じて、エマルションと混合させたり、添加剤等を加え
て、様々な用途のインクに使用できるが、特に好ましい
インク形態としてはインクジェット記録用インクであ
る。インクジェット記録用インクでは、本願発明のナフ
タロシアニンの少なくとも1種を用いること以外は従来
のインクジェット記録用インクの成分構成は同じであ
る。インクジェット記録用のインク媒体としては、有機
溶剤を主成分とする溶剤系媒体あるいは水を主成分とす
る水系媒体、いずれでも使用可能であるが、特に好まし
くは水系媒体である。
【0013】通常、該インクは、ナフタロシアニン顔
料、媒体(水、有機溶剤等)の他に、任意の各種添加剤
(分散剤、水性樹脂、界面活性剤等)から構成される。
中でも分散剤は、微粒子化された顔料の粒径を維持し、
分散性を維持、向上させるため、本発明において有効な
添加剤である。分散性の維持、向上は、印刷後の透明性
に優れ可視領域での着色を抑制させ、特に隠しインク用
途における性能向上に寄与するだけでなく、インクジェ
ット記録用インクにおいてもノズル詰まり抑制、吐出安
定性等の性能向上にも寄与するからである。
【0014】また分散性の維持、向上もしくは、インク
の耐擦過性向上のために、水性樹脂も好適に、単独ある
いは分散剤と併せて用いられる。具体的にはアクリル
系、アクリル−スチレン系、ポリエステル系、ポリアミ
ド系、ポリウレタン系等の樹脂が水性樹脂として単独又
は混合して用いられる。これらの水性樹脂は、インク中
のナフタロシアニン顔料の重量に対し、通常5〜100
重量%、インクの保存性、吐出安定性等の低下を考慮
し、好ましくは10〜50重量%の範囲で用いられる。
又、これらの樹脂に対してpH調整剤として、無機アル
カリやアンモニア、アミン類を適宜使用することができ
る。
【0015】更にナフタロシアニンの分散性、分散安定
性、経時でのインク保存安定性を向上させるために、界
面活性剤を加えることができる。例えば、アニオン系活
性剤(アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリール硫酸
エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキル
ナフタレンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテルスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エ
ステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸
エステル塩等)、非イオン系界面活性剤(ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルアミンエーテル、脂肪酸ジ
エタノールジアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、アセ
チレンアルコール類、アセチレングリコール類等)、カ
チオン系界面活性剤(アルキルアミン塩、第4級アンモ
ニウム塩等)、両性界面活性剤(アルキルベタイン、ア
ミンオキサイド等)を使用することができる。
【0016】その他にも目的に応じて、各種添加剤が用
いられる。例えば、インクの保存性、吐出安定性等を向
上させる目的で、表面張力調整剤、粘度調整剤、比抵抗
調整剤、消泡剤、防黴剤等を加えることもできる。な
お、本願発明においてナフタロシアニン顔料以外のイン
ク構成成分は、それらの使用量を含めて特に制限され
ず、従来の該インクの構成に使用される成分をいずれも
使用することができる。
【0017】また各種用途に応じて、好適に、その他の
成分を添加することができる。例えば、インクジェット
記録用インクとしては、インクやプリントヘッドのノズ
ル部分の乾燥防止や吐出安定性の向上等を図るために、
通常、水とともに水溶性溶剤が用いられる。なお、本発
明の近赤外線吸収インクは、溶融熱転写用インクリボン
や固体インク、もしくは、紫外線硬化性のセキュリティ
インクとして使用することも可能である。
【0018】インクジェット記録用インクにおいて用い
られる水溶性溶剤としては、例えば、アルコール類(メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール等)、
多価アルコール類(エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、グリセ
リン、チオジグリコール等)、多価アルコールエーテル
類(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチル
エーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル
等)、アミン類(ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、エタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチ
レンジアミン、トリエチレンペンタミン、テトラエチレ
ンペンタミン等)、複素環類(2−ピロリドン、N−メ
チル−2−ピロリドン等)、スルホキシド類(ジメチル
スルホキシド等)、スルホン類(スルホラン等)、アセ
トニトリル等が用いられる。
【0019】本願発明における近赤外線吸収インクは、
可視領域には着色の少ない隠しインクとしてインクジェ
ット記録用に使用されるが、インクジェット記録方式は
特に限定されず、サーマル方式やピエゾ方式等のいずれ
の方式のインクジェット印刷にも用いることができる。
インクの性状は、記録方式により異なるが、通常、粘度
は1〜20mPa・s、表面張力は25〜50mN/
m、pHは5〜12の範囲である。また、インク中のナ
フタロシアニンは、印刷システム等によって異なるが、
通常0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重
量%である。
【0020】更に、本願発明における近赤外線吸収イン
クは、インクジェット記録用顔料インクに用いられる手
法として、ナフタロシアニンを表面処理やマイクロカプ
セル化して用いることもできる。本願発明の近赤外線吸
収インクで印刷された印刷物は、可視領域での着色が少
なく目立たないため、目視或いは可視センサーでは検出
しにくい。近赤外線発振・検出器を用いることで検出す
る事ができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて更に詳しく説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。なお、
ここで部は重量部を表す。
【0022】実施例1 式(2)(化3)で表されるナフタロシアニン顔料をサ
ンドミルにより分散し、顔料固溶体の水性プレスケーキ
20部(ナフタロシアニン固形分25%)、水溶性アク
リル分散剤3部、エチレングリコール14部、ジエチレ
ングリコール6部、グリセリン20部及び水37部から
なる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で分散し得
なかった(2)の顔料粗粒子を除去し、(2)の平均粒
子径を0.095ミクロンとした近赤外線吸収インクを
得た。上記方法で得られた近赤外線吸収インクを、更に
ナフタロシアニン顔料濃度1%に水希釈してバーコーダ
ー(No.4)にて、セイコーエプソン社製スーパーフ
ァイン専用紙に塗布した。島津製作所性分光光度計(U
V−3100)にて、塗布面の反射率を測定したところ
可視領域(400〜700nm)の平均反射率61%、
近赤外線領域(700〜900nm)の平均反射率18
%であった。該インクは可視領域での反射率が大きいた
め、見た目に目立たなかった。また700〜900nm
の反射率が小さいため、塗布面と塗布していない面との
反射率の差が大きいため、近赤外線発振・検出器で検出
できた。上記塗布面をカーボンアーク灯(63℃)にて
24時間耐光性試験を行った後に同様に反射スペクトル
を測定したところ、可視領域(400〜700nm)の
平均反射率62%、近赤外線領域(700〜900n
m)の平均反射率19%とナフタロシアニン顔料の分解
はほとんど見られず、良好な耐光性を示した。また、ピ
エゾ振動子を有するオンデマンド型のインクジェットプ
リンタで画像情報やバーコードをプリントし、吐出にお
ける信頼性についても良好な吐出性を確認した。該イン
クジェットプリンタでバーコードを印刷したものは近赤
外線発振・検出器で認識できた。
【0023】
【化3】
【0024】実施例2 式(3)(化4)で示されるナフタロシアニン顔料を実
施例1と同様に分散し、(3)の平均粒径0.065ミ
クロンとした近赤外線吸収インクを得た。実施例1と同
様にナフタロシアニン顔料濃度を1%に水希釈してバー
コーダー(No.4)にてキャノン社製高品位専用紙H
R−101Sに塗布した。実施例と同様に塗布面の反射
率を測定したところ可視領域(400〜700nm)の
平均反射率58%、近赤外線領域(700〜900n
m)の平均反射率17%であった。該インクは可視領域
での反射率が大きいため、見た目に目立たなかった。ま
た700〜900nmの反射率が小さいため、塗布面と
塗布していない面との反射率の差が大きいため、近赤外
線発振・検出器で検出できた。上記塗布面をカーボンア
ーク灯(63℃)にて24時間耐光性試験を行った後に
同様に反射スペクトルを測定したところ、可視領域(4
00〜700nm)の平均反射率58%、近赤外線領域
(700〜900nm)の平均反射率18%とナフタロ
シアニン顔料の分解はほとんど見られず、良好な耐光性
を示した。また、サーマル型のインクジェットプリンタ
で画像情報やバーコードをプリントし、吐出における信
頼性についても良好な吐出性を確認した。該インクジェ
ットプリンタでバーコードを印刷したものは近赤外線発
振・検出器で認識できた。
【0025】
【化4】
【0026】実施例3 式(4)(化5)で示されるナフタロシアニン顔料を実
施例1と同様に分散し、(4)の平均粒径0.150ミ
クロンとした近赤外線吸収インクを得た。実施例1と同
様にナフタロシアニン顔料濃度を1%に水希釈してバー
コーダー(No.4)にてセイコーエプソン社製スーパ
ーファイン専用紙に塗布した。実施例1と同様に塗布面
の反射率を測定したところ可視領域(400〜700n
m)の平均反射率56%、近赤外線領域(700〜90
0nm)の平均反射率16%であった。該インクは可視
領域での反射率が大きいため、見た目に目立たなかっ
た。また700〜900nmの反射率が小さいため、塗
布面と塗布していない面との反射率の差が大きいため、
近赤外線発振・検出器で検出できた。上記塗布面をカー
ボンアーク灯(63℃)にて24時間耐光性試験を行っ
た後に同様に反射スペクトルを測定したところ、可視領
域(400〜700nm)の平均反射率58%、近赤外
線領域(700〜900nm)の平均反射率18%とナ
フタロシアニン顔料の分解はほとんど見られず、良好な
耐光性を示した。また、ピエゾ振動子を有するオンデマ
ンド型のインクジェットプリンタで画像情報やバーコー
ドをプリントし、吐出における信頼性についても良好な
吐出性を確認した。該インクジェットプリンタでバーコ
ードを印刷したものは近赤外線発振・検出器で認識でき
た。
【0027】
【化5】
【0028】実施例4〜10 ナフタロシアニンの種類を代えた以外は、実施例1と同
様にして1%の近赤外線吸収インクを作成し可視領域
(400〜700nm)の平均反射率と近赤外線領域
(700〜900nm)の平均反射率を測定した。その
結果を第1表(表1〜表2)に示した。いずれも高い可
視領域の反射率と低い近赤外線領域の反射率を示し優れ
た隠しインクであることが確認できた。
【0029】実施例11 アクリレートモノマー(共栄社油脂化学工業(株)製ラ
イトアクリレートBP−4EA)5gに、平均粒径0.
080ミクロンに粉砕したナフタロシアニン顔料(式2
(化3))50mgを分散させた。該混合物に、光重合
触媒(日本化薬(株)製カヤキュアDETX)200m
gを溶解させて、近赤外線吸収インクを調整した。この
インクをスピンコーターを用いてPET合成紙(東レ
(株)ルミラー白色タイプ、188ミクロン厚)上にコ
ーティングした後、高圧水銀ランプ(ウシオ社製ラピッ
ドキュア照射装置使用)にて400mJ/cm2の光を
照射しインクを硬化させた。実施例1と同様に塗布面の
反射率を測定したところ可視領域(400〜700n
m)の平均反射率60%、近赤外線領域(700〜90
0nm)の平均反射率17%であった。該インクは可視
領域での反射率が大きいため見た目に目立たなかった。
また700〜900nmの反射率が小さいため、塗布面
と塗布していない面との反射率の差が大きいため、近赤
外線発振・検出器で検出できた。上記塗布面をカーボン
アーク灯(63℃)にて24時間耐光性試験を行った後
に同様に反射スペクトルを測定したところ、可視領域
(400〜700nm)の平均反射率60%、近赤外線
領域(700〜900nm)の平均反射率18%とナフ
タロシアニン顔料の分解はほとんど見られず、良好な耐
光性を示した。
【0030】実施例12 ポリメチルメタクリレート(PMMA)ペレット(旭化
成(株)製デルペット80N)5gを酢酸エチル(30
ml)に溶解させた後、実施例11のナフタロシアニン
顔料100mgを分散させて近赤外線吸収インクを調整
した。このインクをバーコーダー(No12)を用いて
PET合成紙(東レ(株)ルミラー白色タイプ、188
ミクロン厚)上にコーティングした後、室温で1時間乾
燥させ溶媒を除去した。。実施例1と同様に塗布面の反
射率を測定したところ可視領域(400〜700nm)
の平均反射率58%、近赤外線領域(700〜900n
m)の平均反射率15%であった。該インクは可視領域
での反射率が大きいため見た目に目立たなかった。また
700〜900nmの反射率が小さいため、塗布面と塗
布していない面との反射率の差が大きいため、近赤外線
発振・検出器で検出できた。上記塗布面をカーボンアー
ク灯(63℃)にて24時間耐光性試験を行った後に同
様に反射スペクトルを測定したところ、可視領域(40
0〜700nm)の平均反射率57%、近赤外線領域
(700〜900nm)の平均反射率15%とナフタロ
シアニン顔料の分解はほとんど見られず、良好な耐光性
を示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】比較例1 ナフタロシアニンに代えて、フタロシアニングリーンを
使用した以外は、実施例1と同様にしてと同様にして1
%の近赤外線吸収インクを作成し、実施例1と同様にフ
タロシアニングリーン顔料濃度を1%に水希釈してバー
コーダー(No.4)にてセイコーエプソン社製スーパ
ーファイン専用紙に塗布した。実施例1と同様に塗布面
の反射率を測定したところ可視領域(400〜700n
m)の平均反射率20%、近赤外線領域(700〜90
0nm)の平均反射率55%であった。該インクは可視
領域での反射率が小さく、はっきりと緑色が認識され
た。また700〜900nmの反射率が大きいため近赤
外線発振・検出器で検出できなかった。
【0034】
【発明の効果】本発明は高耐久性を有する近赤外線吸収
インク、それを用いる印刷方法及び印刷物、更に得られ
る印刷物の検出方法を簡便に提供する物であり、得られ
たインクは偽造防止等の隠しインクに応用でき、実用上
極めて価値のあるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 龍 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 三 井化学株式会社内 Fターム(参考) 2G065 AB02 AB09 AB22 BA14 BC14 CA08 DA15 DA20 2H086 BA01 BA52 BA53 BA55 BA59 BA60 4J039 BC50 BE11 BE22 EA06 GA24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)(化1)で表されるナフ
    タロシアニン顔料の少なくとも1種のナフタロシアニン
    顔料が0.5ミクロン以下の平均粒径に粉砕され、イン
    ク媒体中に分散していることを特徴とする近赤外線吸収
    インク。 【化1】 〔式中、A1 〜A24は各々独立に、水素原子またはハロ
    ゲン原子を表し、Mは2個の水素原子、2価の金属原
    子、3価又は4価の置換金属原子、あるいは、オキシ金
    属を表す〕
  2. 【請求項2】インク媒体が水系媒体であることを特徴と
    する請求項1記載の近赤外線吸収インク。
  3. 【請求項3】インク媒体にさらに水溶性溶剤が添加され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    近赤外線インク。
  4. 【請求項4】インク媒体にさらに分散剤が添加されてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3記載の近赤外線
    インク。
  5. 【請求項5】インク媒体中にさらに水性樹脂が添加され
    ていることを特徴とする請求項1〜4記載の近赤外線吸
    収インク。
  6. 【請求項6】一般式(1)中のMが2個の水素原子、C
    u、Pd、Pb、AlCl、InCl、TiOまたはV
    Oである請求項1〜5記載の近赤外線吸収インク。
  7. 【請求項7】紫外線硬化性を有することを特徴とする請
    求項1記載の近赤外線吸収インク。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の近赤外線
    吸収インクをインクジェット記録用インクとしてインク
    ジェットプリンタを使って印刷することを特徴とする印
    刷方法及び印刷物。
  9. 【請求項9】請求項8記載の印刷物を近赤外線発振・検
    出器を用いて検出することを特徴とする近赤外線吸収印
    刷物検出方法。
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