JPH03189935A - 半導体レーザとそれを用いた光情報装置 - Google Patents

半導体レーザとそれを用いた光情報装置

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JPH03189935A
JPH03189935A JP1328451A JP32845189A JPH03189935A JP H03189935 A JPH03189935 A JP H03189935A JP 1328451 A JP1328451 A JP 1328451A JP 32845189 A JP32845189 A JP 32845189A JP H03189935 A JPH03189935 A JP H03189935A
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semiconductor laser
light
photodetector
polarized light
astigmatism
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JP1328451A
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Inventor
Toru Sasaki
徹 佐々木
Michio Miura
三浦 美智雄
Yuji Kishi
岸 祐司
Yasuo Otsuka
康男 大塚
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非点収差を有するレーザ光を出射する半導体
レーザを用いた光情報装置に係り、特に半導体レーザか
ら出射されるレーザ光の出力を一定に保つ方法および半
導体レーザ自身の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、半導体レーザから出射されるレーザ光の出力を一
定に保つ方法、すなわちAPC(Automatic 
 Power  Control)は、第16図に示す
ように、レーザチップ1の裏側1bから出射する後方光
6を、半導体レーザの筐体3内に内蔵された光検出器2
で受光し、その出力が一定になるようにレーザチップ1
に電流フィード・バックをかけ、レーザチップ1の表側
1aから出射する前方光5の出力を制御するAPCを行
っていた。
しかし、この方法によるAPCは半導体レーザへ戻り光
がある場合、その戻り光が、半導体レーザの筐体3内に
内蔵された光検出器2やレーザチップ1に入射すること
により、光検出器2の出力を一定に制御しても、レーザ
チップ゛1の表側1aから出射する前方光5の出力は一
定にならない。
これに対して、第17図に示すように、レーザチップ1
の表側1aから出射する前方光5をレンズ8を介し平行
光9に変換した後、ビームスプリッタ10で分岐して、
分岐された平行光束11を集光レンズ12を用いて光検
出器13に入射させ、光検出Ha13からの出力が一定
になるようにレーザチップ1に電流フィード・バックを
かけ、レーザチップ1の表側1aから出射する前方光5
の出力を制御するAPCを行ったものもある。
一方、半導体レーザのレーザチップ1.から出射される
前方光5は、一般に、第18図に示すように、その収束
点が、レーザチップ1の接合面1c(X−Z面)方向(
収束点D)と接合面1cに垂直な面2d (Y−Z面)
方向(収束点C)で異なる光学特性、すなわち非点収差
(長さΔZを非点隔差という)を有している。
従来、この非点収差を補正する方法として、第19図に
示すように、平行平板200を、半導体レーザのレーザ
チップ1から出射された前方光5の光路中で、平行平板
200の法線ベクトル200aを光軸100に対して傾
斜させて行っている。しかし、半導体レーザのAPCに
ついては考慮されていなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術(第16図)によるAPCは、A
PC用光検光検出器13前方光5の部分光束11を入射
させるために、半導体レーザ以外のレンズ8、ビームス
プリッタ10、集光レンズ13等の光学部品を必要とす
るため、構造上大形化する課題があった。
本発明の目的は、従来必要であったAPC用の光学部品
を別途設けることなく、上記課題点を解決することので
きる半導体レーザを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、上記目的は、半導体レーザを、半導体レーザチ
ップと、入射光の一部を反射し残りを透過するビームス
プリッタ膜を有する平行平板を、レーザチップから出射
された前方光の光路中に配置し、かつその法線ベクトル
を光軸に対してレーザチップの接合面内で傾斜させた光
束分岐手段と、該光束分岐手段を反射または透過した光
束を検出するための光検出器とを単一の筐体内に具備し
て構成することにより達成される。
〔作 用〕
本発明の作用を第2図を用いて説明する。
第2図おいて、半導体レーザの上記光束分離手段4は、
レーザチップ1の側の面4dに入射光の一部を反射し残
りを透過するビームスプリッタ膜4aを有する厚さtの
平行平板4bを、レーザチップ1から出射された前方光
5の光路中に配置し、かつその法線ベクトル4Cを光軸
100に対してレーザチップ1の接合面1c(X−Z面
)内で傾斜角θだけ傾けである。
半導体レーザのレーザチップ1から出射された非点収差
(非点隔差Δ20 )を有する前方光5は、光束分離手
段4のビームスプリッタ膜4aで、透過光束15と反射
光束16に分離される。ビームスプリッタ膜4aを反射
した反射光束16は、光検出器2に入射する。
一方、光軸100に対して傾斜角θ傾いた厚さt、屈折
率nの平行平板4bを通過した透過光束15には、次式
で与えられる非点隔差ΔZ、が発生する。
よって、この非点隔差ΔZ□と前方光5の非点隔差ΔZ
、の関係がΔZ□=−ΔZ0となるように、平行平板4
bの傾斜角θ、厚さt、屈折率nを設定することにより
、透過光束15は非点収差の補正された光束となる。
以上の構成の半導体レーザにおいて、反射光束16を光
検出器2で受光し、その出力が一定になるように、AP
C回路7を用いてレーザチップ1に電流フィード・バッ
クをかけ、レーザチップ1の表側1aから出射する前方
光5の出力を一定に制御することにより、半導体レーザ
の実質的出射光である非点収差の補正された光束15の
出力を一定に保つAPCを行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の半導体レーザを図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本発明の半導体レーザの第1の実施例を示す構
成図である。
第1図において、1はレーザチップ、2は光検出器、3
は筐体、4はレーザチップ1の側の面4dに入射光の一
部を反射し残りを透過するビームスプリッタ膜4aを有
する厚さtの平行平板4bを、レーザチップ1から出射
された前方光5の光路中に配置し、かつその法線ベクト
ル4Cを光軸100に対してレーザチップ1の接合面1
c(X−2面)内で傾斜角θだけ傾けである光束分離手
段で筐体3の窓として兼用しである。また16はヒート
シンク、17は光検出器2の取付は部材、18は端子で
ある。
以下に本実施例の半導体レーザの出力光の非点収差補正
機能とAPC動作を説明する。
レーザチップ1から出射された非点収差(非点隔差ΔZ
o)を有する前方光5は、光束分離手段4のビームスプ
リッタ膜4aで、透過光束15と反射光束16に分離さ
れる。ビームスプリッタ膜4aを反射した反射光束16
は、光検出器2に入射する。
一方、光軸100に対して傾斜角θ傾いた厚さt、屈折
率nの平行平板4bを通過した透過光束15には、(1
)式で与えられる非点隔差ΔZ1が発生する。
よって、この非点隔差ΔZ1と前方光5の非点隔差ΔZ
oの関係がΔ2□=−ΔZoどなるように、平行平板4
bの傾斜角θ、厚さt、屈折率nを設定することにより
、透過光束15は非点収差の補正された光束となる。
以上の構成の半導体レーザにおいて、反射光束16を光
検出器2で受光し、APC回路7(図示せず)を用いて
、光検出器2の出力が一定になるようにレーザチップ1
に電流フィード・バックをかけ、レーザチップ1の表側
1aから出射する前方光5の出力を一定に制御すること
により、半導体レーザの実質的出射光である光束15の
出力を一定に保つAPCを行うことができる。
以上本実施例の半導体レーザによれば、非点収差の補正
されたレーザ光を得ることが出来、かつその出力を一定
に保つAPCを行うことが出来る。
また、本実施例の半導体レーザにおいて、APC回路7
をIC化して筐体3内に内蔵してもよい。
さらに、ビームスプリッタ膜4aを偏光依存性のある偏
光ビームスプリッタ膜としてもよい。その場合、偏光ビ
ームスプリッタ膜を2枚の平行平板ではさんだ構成でも
よい。
次に、本発明の半導体レーザの第2の実施例をを第3図
を用いて説明する。第3図において、第1図と同一符号
は同一部品を示す。また第3図において破線で示す本半
導体レーザの筐体3は、第・ 11 ・ ・ 12・・ 1図で示した半導体レーザの筐体3と同じ形状を有して
いる。なおヒートシンク16、光検出器2の取付は部材
17、端子18は省略した。
第3図における、本発明の第2の実施例の半導体レーザ
の光束分離手段14は、レーザチップ1の側の面14d
1に入射光の一部を反射し残りを透過するビームスプリ
ッタ膜14a1を有する厚さtlの平行平板14b1と
平行平板14b1側の面14d2に反射防止膜14a2
を有する厚さt2の平行平板14b2を、レーザチップ
1から出射された前方光5の光路中に配置し、かつそれ
ぞれ法線ベクトル14cm、14c2を光軸100に対
してレーザチップ1の接合面1c(X−Z面)内で傾斜
角θ、、θ2だけ互いに逆方向に傾けてあり、筐体3の
窓として兼用しである。
レーザチップ1から出射された非点収差(非点隔差Δ2
0 )を有する前方光5は、平行平板14b□のビーム
スプリッタ膜14a1で、透過光束15と反射光束16
に分離される。ビームスプリッタ膜14a1を反射した
反射光束16は、光検出器2に入射する。
一方、光軸100に対して傾斜角θ1傾いた厚さtl、
屈折率n1の平行平板14b□を通過した透過光束15
は、非点隔差ΔZ1が発生する。そして透過光束15は
、平行平板14b2の反射防止膜14a2を透過し、さ
らに光軸100に対してレーザチップ1の接合面1c(
X−Z面)内で平行平板14. b□とは逆方向に傾斜
角θ2だけ傾いた厚さt2、屈折率n2の平行平板14
b2を通過することにより、非点隔差Δz2が与えられ
た透過光束19となる。
よって、この非点隔差ΔZ1とΔz2と前方光5の非点
隔差ΔZ0の関係がΔZ1+ΔZ2=−ΔZ0となるよ
うに、平行平板14b1.14b2の傾斜角θ、、θ2
、厚さtl、t2、屈折率n、、n2を設定することに
より、透過光束19は非点収差の補正された光束となる
。また本半導体レーザは、平行平板14b1.14b2
を傾斜角θ1=−02、厚さj1=t2、屈折率n1=
n、なるように設けであることにより、平行平板14b
□を通過した透過した光束15に非点隔差ΔZ1と共に
与えられるコマ収差も補正出来る構成となっている。。
以上の構成の半導体レーザにおいて、反射光束16を光
検出器2で受光し、APC回路7を用いて、光検出器2
の出力が一定になるようにレーザチップ1に電流フィー
ド・バックをかけ、レーザチップ1の表側1aから出射
する前方光5の出力を一定に制御することにより、半導
体レーザの実質的出射光である光束19の出力を一定に
保つApcを行うことができる。
以上本実施例の半導体レーザによれば、非点収差とコマ
収差の補正されたレーザ光を得ることが出来、かつその
出力を一定に保つAPCを行うことが出来る。
次に、本発明の半導体レーザの第3の実施例をを第4図
を用いて説明する。第4図において、第3図と同一符号
は同一部品を示す。
第4図における、本発明の第3の実施例の半導体レーザ
の光束分離手段20は、第3図で示した第2の実施例の
半導体レーザの光束分離手段14の変形例である。すな
わち、レーザチップ1の側の面20d□に反射防止膜2
0a□を有する厚さtlの平行平板20b□と、平行平
板20b1側の面20d2に入射光の一部を反射し残り
を透過するビームスプリンタ膜20a2を有する厚さt
2の平行平板20b2を、レーザチップ1から出射され
た前方光5の光路中に配置し、かつそれぞれ法線ベクト
ル20c工、20c2を光軸100に対してレーザチッ
プ1の接合面1c(X−Z面)内で傾斜角θ、、θ2だ
け互いに逆方向に傾けてあり、筐体3の窓として兼用し
である。
レーザチップ1から出射された非点収差(非点隔差ΔZ
、)を有する前方光5は、光軸100に対して傾斜角θ
1傾いた厚さtl、屈折率n1の反射防止膜20a1を
有する平行平板20b1を通過し、非点隔差ΔZ工が与
えられた透過光束21となる。そして透過光束21は、
平行平板20b2のビームスプリッタ膜20a2で、透
過光束22と反射光束23に分離される。ビームスプリ
ッタ膜20a2を反射した反射光束23は、光検出器2
に入射する。
ここで、透過光束22は、平行平板20b2のビームス
プリッタ膜20a2を透過し、さらに光軸100に対し
てレーザチップlの接合面1c(X−Z面)内で平行平
板2ob1とは逆方向に傾斜角θ2だけ傾いた厚さt2
、屈折率n2の平行平板20b2を通過することにより
、非点隔差ΔZ2が与えられる。また本実施例において
も、非点隔差ΔZ1とΔZ、と前方光5の非点隔差ΔZ
1の関係がΔz1+ΔZ2=−ΔZoとなるように、さ
らに平行平板20b1を通過した際に、光束21に与え
られるコマ収差も補正するように、平行平板20b1.
20b、の傾斜角θ□、θ2、厚さtl、t2、屈折率
n、、n2を設定することにより、透過光束22の非点
収差とコマ収差は補正出来る構成となっている。
上記半導体レーザにおいて5反射光束23を光検出器2
で受光し、APC回路7を用いて、光検出器2の出力が
一定になるようにレーザチップ1に電流フィード・バッ
クをかけ、レーザチップ1の表側1aから出射する前方
光5の出力を一定に制御することにより、半導体レーザ
の実質的出射光である光束22の出力を一定に保つAP
Cを行うことができる。
以上本実施例の半導体レーザによれば、非点収差とコマ
収差の補正されたレーザ光を得ることが出来、かつその
出力を一定に保つAPCを行うことが出来る。
また、本実施例では、反射防止膜20a1をP偏光(偏
光方向が紙面に平行な直線偏光)を透過し、S偏光(偏
光方向が紙面に垂直な直線偏光)を反射する偏光膜とす
れば、温度特性などにより、レーザチップ1を出射する
前方光5の偏光特性が劣化しても、偏光膜を透過した光
束である反射光束23を用いてAPCを行っているため
、半導体レーザの実質的出射光である光束22の偏光特
性は劣化することは無い。
次に、本発明の半導体レーザの第4の実施例をを第5図
を用いて説明する。第5図において、第1図と同一符号
は同一部品を示す。
第5図における、本発明の第4の実施例の半導体レーザ
の光束分離手段24は、レーザチップ1の側の面24d
に反射防止膜24aを有し、面24dの反対側の面24
fに入射光の一部を反射し残りを透過するビームスプリ
ッタ膜24eを有する厚さtの平行平板24bを、レー
ザチップ1から出射された前方光5の光路中に配置し、
かつその法線ベクトル24cを光軸100に対してレー
ザチップ1の接合面1c(X−Z面)内で傾斜角θだけ
傾けてあり、筐体3の窓として兼用しである。
レーザチップ1から出射された非点収差(非点隔差Δ2
0 )を有する前方光5は、反射防止膜24a、平行平
板24bを通過し、ビームスプリッタli 24 eで
、透過光束25と反射光束26に分離される。ビームス
プリッタ膜24eを透過した透過光束25は、光検出器
2に入射する。
一方、光軸100に対して傾斜角θ傾いた厚さt、屈折
率nの平行平板24bを2度通過した反射光束26は、
(1)式で与えられる非点隔差Δ2□の2倍の非点隔差
2×ΔZiが発生する。
よって、また本実施例においても、非点隔差2×Δz1
と前方光5の非点隔差ΔZoの関係が2XΔZ1=−Δ
Zoとなるように、平行平板24bの傾斜角θ、厚さt
、屈折率nを設定することにより1反射光束26は非点
収差の補正された光束となる。
以上の構成の半導体レーザにおいて、透過光束25を光
検出器2で受光し、APC回路7を用いて、光検出器2
の出力が一定になるようにレーザチップ1に電流フィー
ド・バックをかけ、レーザチップ1の表側1aから出射
する前方光5の出力を一定に制御することにより、半導
体レーザの実質的出射光である光束26の出力を一定に
保つAPCを行うことができる。
次に、本発明の半導体レーザの第5の実施例をを第6図
を用いて説明する。第6図において、第5図と同一符号
は同一部品を示す。
第5図における、本実施例の半導体レーザの光束分離手
段24は、第5の実施例の半導体レーザの実質的出射光
である光束26のコマ収差を補正する構成である。レー
ザチップ1の側の面28d1に反射防止膜28a1を有
する厚さtlの平行平板28b□と、平行平板28b□
の側の面28d2に反射防止膜28a2を有し、面28
d2の反対側の面28f2に入射光の一部を反射し残り
を透過するビームスプリッタ膜28e2を有する厚さt
2の平行平板28b2を、レーザチップ1から出射され
た前方光5の光路中に配置し、かつそれぞれ法線ベクト
ル28cい28C2を光軸100に対してレーザチップ
1の接合面1c(X−Z面)内で傾斜角θ、、θ2だけ
互いに逆方向に傾けてあり、筐体3の窓として兼用しで
ある。
レーザチップ1から出射された非点収差(非点隔差Δz
 n )を有する前方光5は、光軸100に対して傾斜
角θ1傾いた厚さt□、屈折率n1の反射防止膜28a
1を有する平行平板28b1を通過し、非点隔差ΔZ1
が与えられた透過光束27となる。そして透過光束27
は、反射防止膜28a2、平行平板28b2を通過し、
ビームスプリッタ膜28e2で、透過光束29と反射光
束30に分離される。ビームスプリッタ膜28e2を透
過した透過光束29は、光検出器2に入射する。
一方、光軸100に対して傾斜角θ2傾いた厚さt2、
屈折率n2の平行平板28b2を2度通過した反射光束
30は、(1)式で与えられる非点隔差ΔZ2の2倍の
非点隔差2×ΔZ2が発生する。
よって本実施例においても、非点隔差ΔZ1と2×ΔZ
2と前方光5の非点隔差Δ2.の関係がΔZ□+2×Δ
Z2=−ΔZoとなり、さらに平行平板28b1を通過
した際に、光束27に与えられるコマ収差も補正するよ
うに、平行平板28b1.28b2の傾斜角θ、、θ2
、厚さt□、t2、屈折率n is n 2を設定する
ことにより、反射光束30は非点収差とコマ収差の補正
出来る構成となっている。
以上の構成の半導体レーザにおいて、透過光束29を光
検出器2で受光し、APC回路7用いて、光検出器2の
出力が一定になるようにレーザチップ1に電流フィード
・バックをかけ、レーザチップ1の表側1aから出射す
る前方光5の出力を一定に制御することにより、半導体
レーザの実質的出射光である光束30の出力を一定に保
つAPCを行うことができる。
以上本実施例の半導体レーザによれば、非点収差とコマ
収差の補正されたレーザ光を得ることが出来、かつその
出力を一定に保つAPCを行うことが出来る。
また、本実施例では、本実施例の反射防止膜28a1.
または28a2に代えて、あるいは平行平板28b1の
面28d1の反対の面28f1に、P偏光(偏光方向が
紙面に平行な直線偏光)を透過し、S偏光(偏光方向が
紙面に垂直な直線偏光)を反射する偏光膜を設ければ、
温度特性などにより、レーザチップ1を出射する前方光
5の偏光特性が劣化しても、偏光膜を透過した光束であ
る透過光束29を用いてAPCを行っているため、半導
体レーザの実質的出射光である光束30の偏光特性は劣
化することは無い。
第7図は、第6図に示す本発明の第5の実施例の半導体
レーザの変形例である。
本実施例の半導体レーザの光束分離手段31は。
第6図に示す半導体レーザの光束分離手段28における
平行平板28b1の反射防止膜28a1をビームスプリ
ッタ膜31a1に、平行平板28b2のビームスプリッ
タ膜28e2を全反射膜31e2にそれぞれ代えて構成
しである。第7図において、第6図と同一符号は同一部
品を示す。
以上の構成の半導体レーザにおいて、平行平板28b1
で分離された反射光束32を光検出器2で受光し、AP
C回路7を用いて、光検出器2の出力が一定になるよう
にレーザチップ1に電流フィード・バックをかけ、レー
ザチップ1の表側1aから出射する前方光5の出力を一
定に制御することにより、平行平板28b□と平行平板
28b2を通過した半導体レーザの実質的出射光である
光束33の出力を一定に保つAPCを行うことができる
以上本実施例の半導体レーザによれば、第5の実施例と
同様に、非点収差とコマ収差の補正されたレーザ光を得
ることが出来、かつその出力を一定に保つA、 P C
を行うことが出来る。
第8図は、第6図に示す本発明の第5の実施例の半導体
レーザの変形例である。
本実施例の半導体レーザの光束分離手段34は、第6図
に示す半導体レーザの光束分離手段27における平行平
板28b□を、平行平板28b2で分離された反射光束
36の光路中に設けた構成である。第8図において、第
6図と同一符号は同一部品を示す。
以上の構成の半導体レーザにおいて、平行平板28b2
で分離された透過光束35を光検出器2で受光し、AP
C回路7を用いて、光検出器2の出力が一定になるよう
にレーザチップ1に電流フィード・バックをかけ、レー
ザチップ1の表側1aから出射する前方光5の出力を一
定に制御することにより、半導体レーザの実質的出射光
である光束37(平行平板28b2で分離された反射光
束36が平行平板28b□を通過した後の光束)の出力
を一定に保つAPCを行うことができる。
以上本実施例の半導体レーザによれば、第5の実施例と
同様に、非点収差とコマ収差の補正されたレーザ光を得
ることが出来、かつその出力を一定に保つAPCを行う
ことが出来る。
第9図は、第7図に示す半導体レーザの変形例である。
本実施例の半導体レーザの光束分離手段38は、第7図
に示す半導体レーザの光束分離手段31における平行平
板28b□を、平行平板28b2で分離された反射光束
39の光路中に設けた構成である。 第9図において、
第7図と同一符号は同一部品を示す。
以上の構成の半導体レーザにおいて、平行平板28b□
で分離された反射光束40を光検出器2で受光し、AP
C回路7を用いて、光検出器2の出力が一定になるよう
にレーザチップ1に電流フィード・バックをかけ、レー
ザチップ1の表側1aから出射する前方光5の出力を一
定に制御することにより、平行平板28b1と平行平板
28b2を通過した半導体レーザの実質的出射光である
光束41の出力を一定に保つAPCを行うことができる
以上本実施例の半導体レーザによれば、第7の実施例と
同様に、非点収差とコマ収差の補正されたレーザ光を得
ることが出来、かつその出力を一定に保つAPCを行う
ことが出来る。
また、本実施例では、本実施例の反射防止膜28a2を
P偏光(偏光方向が紙面に平行な直線偏光)を透過し、
S偏光(偏光方向が紙面に垂直な直線偏光)を反射する
偏光膜とすれば、温度特性などにより、レーザチップ1
を出射する前方光5の偏光特性が劣化しても、偏光膜を
透過した光束である透過光束40を用いてAPCを行っ
ているため、半導体レーザの実質的出射光である光束4
1の偏光特性は劣化することは無い。
以上実施例を用いて詳細に説明したように、本実施例の
半導体レーザは、レーザチップ1から出射される光束の
光路中に、該光束の非点収差を補正するために、光軸に
たいして傾斜して配置された1枚ないし2枚の平行平板
に、入射光の一部を反射し残りを透過するビームスプリ
ッタ膜を設け、該ビームスプリッタ膜で分離された光束
の1つを用いて、非点収差を補正された光束のAPCを
行っている。
上記実施例の半導体レーザでは、非点収差を補正するた
めに光軸にたいして傾斜した平行平板を用いたがこれに
限るものではない。例えば、入射面と出射面が非平行な
プリズムで構成してもよい。
すなわち、本発明の半導体レーザは、レーザチップ1か
ら出射される光路中に、レーザチップ1から出射される
光束の非点収差を補正する非点収差補正機能を有する光
束分離手段を設け、該光束分離手段で分離される光束の
うち、すくなくとも非点収差が補正された光束を半導体
レーザの実質的出射光とし、該光束分離手段で分離され
た実質的出射光とは別の光束を、半導体レーザに内蔵し
た光検出器を用いて検出することにより、半導体レーザ
の実質的出射光のAPCを行う構成である。
第10図は、本発明の半導体レーザを、光情報装置であ
る光学ヘッドに用いた実施例である。
第10図に示す光学ヘッドに用いる半導体レーザ101
は、レーザチップ1と、光検出器2と、光束分離手段4
等を筐体3内に具備した第1図で示した本発明の第1の
実施例の半導体レーザである。
第10図において、半導体レーザ101を出射した非点
収差を補正された発散光である光束15は、ビームスプ
リッタ42を透過し、有限レンズ43により、情報記録
媒体であるディスク44の記録面上44aに再生スポッ
ト45(図示せず)として照射される。そして、ディス
ク44がら反射された発散光束46は、有限レンズ43
により収束光である光束47に変換され、ビームスプリ
ッタ42の反射面42aで反射された後、光検出器48
に入射する。
上記光ヘッドの構成において、半導体レーザ101は、
レーザチップ1を出射した前方光5の分離光である光束
16を用いて、非点収差を補正された光束15のAPC
を行っている。よってディスク上での再生スポット45
のパワーを一定に保つことができるため、安定した情報
信号69を光検出器48から得ることが出来る。
以上説明したように、本発明の半導体レーザ101を有
した光ヘッドは、非点収差の無い光束を安定してディス
ク44a面上に照射できるため、安定した情報信号を得
ることが出来る。
第11図は、本発明の半導体レーザに、トラッキング用
光学部品である回折格子の機能を付加させて、光情報装
置である光学ヘッドに用いた実施例である。第11図に
おいて、第10図および第1図と同一符号は同一部品を
示す。
第11図に示す光学ヘッドに用いる半導体レーザ102
は、第1図で示した半導体レーザ101の平行平板4b
の面4dの反対の面4fに、非点収差の補正された透過
光束15を、信号再生用の主光束15aと、トラッキン
グ用の副光束15b。
15cとに分離する回折格子4eを設けたものである。
上記構成の半導体レーザ102がら出射された主光束1
5aと、副光束15b、15cとは、光軸に対して傾斜
し、傾斜面49aにビームスプリッタ膜49bを有する
平行平板49でそれぞれ反射され、有限レンズ43によ
り、情報記録媒体であるディスク44の記録面上44a
に再生用スポット45a、  トラッキング用スポット
45b。
45c(図示せず)として照射される。そして、ディス
ク44から反射された発散光束46a。
4.6b、46c(以後、副光束については図示せず)
は、有限レンズ43により収束光である光束47a、4
7b、47cに変換され後、光軸に対して傾斜した平行
平板49を透過することにより、非点収差が与えられた
50a、50b、50cとなり、光検出器48に入射す
る。平行平板49で与えられる非点収差はフォーカス誤
差信号を得るためのものであり、トラッキング誤差信号
は光検出器48に入射した光束50bと50cの出力の
差から得る3スポツト法を用いている。
上記光ヘッドの構成において、半導体レーザ102は、
レーザチップ1を出射した前方光5の分離光である光束
16を用いて、非点収差を補正された信号再生用の主光
束15aと、トラッキング用の副光束15b、15cの
APCを行っている。よってディスク44上での再生用
スポット45a、トラッキング用スポット45b、45
cのパワーを一定に保つことができるため、安定した情
報信号と、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差
信号を光検出器48から得ることが出来る。
第12図は、本発明の半導体レーザに、偏光分離機能を
有する検光子の機能を付加させて、光情報装置である光
磁気ディスク用光学ヘッドに用いた実施例である。
第12図に示す光学ヘッドに用いる半導体レーザ103
の光束分離手段51は、P偏光(偏光方向が紙面に平行
な直線偏光)とS偏光(偏光方向が紙面に垂直な直線偏
光)とで反射率と透過率の異なる偏光ビームスプリッタ
膜51aを、レーザチップ1側の面51bに反射防止膜
51cを有する透明平行平板51dと三角プリズム51
eではさんで構成しである。そして、第13図に示すP
偏光を透過しS偏光を反射する偏光膜52cを三角プリ
ズム52a、52bではさんで構成された検光子52を
、入射光束の光軸口りに45度回転させて、三角プリズ
ム51eの面51fに接して設けである。また三角プリ
ズム52aの面52d側に偏光ビームスプリッタ膜52
cを透過したP偏光を受光する光検出器53aを、三角
プリズム52bの面52e側に偏光ビームスプリッタ膜
52cを反射したS偏光を受光する光検出器53bを設
けである。
レーザチップ1を出射した非点収差を有する前方光5は
光束分離手段51の偏光ビームスプリッタ膜51aで透
過光束54と反射光束55に分離される。そして透過光
束54は光検出器2に入射する。一方、反射光束55は
光軸にたいして傾斜した平行平板51dを通過すること
で非点収差を補正されている。
半導体レーザ103を出射した発散光束である光束55
は、コリメートレンズ74により平行光56に変換され
、ビームスプリッタ42を透過し、対物レンズ57によ
り、情報記録媒体であるディスク44の記録面上44a
に再生スポット45(図示せず)として照射される。そ
して、ディスク44から反射された発散光束58は、対
物レンズ57により再び平行光59に変換され、ビーム
スプリッタ42に入射して、透過光束60と反射光束6
1に分離される。そして反射光束61は、再生スポット
45を記録面上44aに位置決めするためのサーボ用と
して処理される。この動作については本発明と直接関係
無いので省略する。
一方、ビームスプリッタ42を透過した平行光である光
束60は、コリメートレンズ56により光束55と同じ
収束光束62に変換される。 そして収束光束62は光
束分離手段51の偏光ビームスプリッタ膜51aを透過
し、さらに第13図に示す入射光束である収束光束62
の光軸口りに45度回転しである検光子52に入射して
P偏光62pとS偏光62sに偏光分離された後、P偏
光62pは光検出器53aに、S偏光62sは光検出器
53bにそれぞれ入射し、減算器63により減算され差
動再生法による再生信号69が検出される。
上記構成の光磁気ディスク用光学ヘッドにおいて、半導
体レーザ103は、レーザチップ1を出射した前方光5
の分離光である光束54を光検出器2を用いて検出し、
非点収差を補正された光束55のAPCを行っている。
よってディスク上での再生スポット45の再生パワーや
情報信号の書換え時のパワーを一定かつ安定に保つこと
ができるため、品質の良い安定した情報信号69を得る
ことが出来る。また、検光子52で偏光分離されたP偏
光62PとS偏光62sは、光検出器53aの受光面5
3aよ(図示せず)と、光検出器53bの受光面53b
1(図示せず)とに単にそれぞれ入射させればよく特別
な位置合わせは必要としない特徴もある。また、APC
回路7や差動再生法に必要な減算器63等の電子回路を
IC化して半導体レーザ103の筐体3内に内蔵しても
よい。
また、光磁気ディスク用光学ヘッドにおいて、ディスク
44から反射した収束光束62は、光束分離手段51の
光軸に対して傾斜した面51bから入射し、検光子52
の光軸に対して垂直な面52d、52eからP偏光62
pとS偏光62sとして出射した際に、非点収差を有し
ている。この非点収差を利用して非点収差法によるフォ
ーカス誤差信号を検出することもできる。これは、収束
光束62が光軸に対して入射面と出射面のうち少なくと
も1面が傾斜している光学部品を通過したためである。
第14図は、光情報装置である光磁気ディスク用光学ヘ
ッドに用いる本発明の半導体レーザの他の構成例である
第14図に示す光学ヘッドに用いる半導体レーザ104
の光束分離手段64は、第12図に示した半導体レーザ
103の光束分離手段51の変形例である。光束分離手
段64は、P偏光(偏光方向が紙面に平行な直線偏光)
とS偏光(偏光方向が紙面に垂直な直線偏光)とで反射
率と透過率の異なる偏光ビームスプリッタ膜64aを、
レーザチップ1側の面64. bに反射防止膜64cを
有する三角プリズム64dと三角プリズム64eではさ
んで構成しである。そしてレーザチップ1を出射した前
方光5が、光束分離手段64で分離された反射光束66
の光路中に、前方光5の非点収差を補正するように、光
束分離手段64側の面67aに反射防止膜67bを有す
る平行平板67を、その、法線ベクトルをレーザチップ
1の接合面(紙面に垂直な面)内で光軸に対して傾斜さ
せである。
また、光束分離手段64の三角プリズム64eの面64
fには、半導体レーザ103と同じように、第1:3図
に示すP偏光を透過しS偏光を反射する偏光膜52cを
三角プリズム52a、52bではさんで構成された検光
子52を、入射光束の光軸回りに45度回転させて設け
である。また検光子52は、三角プリズム52aの面5
2d側に偏光ビームスプリッタ膜52cを透過したP偏
光を受光する光検出器53aと、三角プリズム52bの
面52e側に偏光ビームスプリッタ膜52cを反射した
S偏光を受光する光検出器53bを有している。
上記構成の半導体レーザ104において、レーザチップ
1を出射した非点収差を有する前方光5は光束分離手段
64の偏光ビームスプリッタ膜64aで透過光束65と
反射光束66に分離される。そして透過光束65は光検
出器2に入射する。
一方、反射光束66は光軸にたいして傾斜した平行平板
67を通過し、非点収差の補正された光束68となる。
この半導体レーザ104が第12図に示したような光磁
気ディスク用光ヘッドに用いられた場合、半導体レーザ
104は、レーザチップ1を出射した前方光5の分離光
である光束65を用いて、非点収差を補正された光束6
8のAPCを行っているので、ディスク上での再生スポ
ット45の再生パワーや情報信号の書換え時のパワーを
一定、かつ安定に保つことができ、品質の良い安定した
情報信号69を得ることが出来る。
また上記半導体レーザ104において、平行平板67を
、レーザチップ1を出射した非点収差を有する前方光5
の光路中に設けてもよい。また平行事板67の反射防止
膜67bを偏光膜にしてもよい。
第15図は、光情報装置である光磁気ディスク用光学ヘ
ッドに用いる本発明の半導体レーザの他の構成例である
第15図に示す光学ヘッドに用いる半導体レーザ105
の光束分離手段70は、第14図に示した半導体レーザ
104の光束分離手段64の変形例である。光束分離手
段70は、半導体レーザ103の光束分離手段64の三
角プリズム64eの面64f側にレーザチップ1を設け
、三角プリズム64dの面64bに、第13図に示すP
偏光を透過しS偏光を反射する偏光膜52cを三角プリ
ズム52a、52bではさんで構成された検光子52を
、入射光束の光軸口りに45度回転させて設けた構成で
ある。また検光子52は、三角プリズム52aの面52
d側に偏光ビームスプリッタ膜52cを透過したP偏光
を受光する光検出器53aと、三角プリズム52bの面
52e側に偏光ビームスプリッタ膜52cを反射したS
偏光を受光する光検出器53bを有している。
上記構成の半導体レーザ105において、レーザチップ
1を出射した非点収差を有する前方光5は光束分離手段
70の偏光ビームスプリッタ膜64aで透過光束71と
反射光束72に分離される。そして反射光束72は光検
出器2に入射する。
一方、透過光束71は光軸にたいして傾斜した平行平板
67を通過し、非点収差の補正された光束73となる。
この半導体レーザ105が第12図に示したような光磁
気ディスク用光ヘッドに用いられた場合、半導体レーザ
105は、レーザチップ1を出射した前方光5の分離光
である光束71を用いて、非点収差を補正された光束7
3のAPCを行っているので、ディスク上での再生スポ
ット45の再生パワーや情報信号の書換え時のパワーを
一定、かつ安定に保つことができ1品質の良い安定した
情報信号69を得ることが出来る。
また上記半導体レーザ105において、平行平板67を
、レーザチップ1を出射した非点収差を有する前方光5
の光路中に設けてもよい。また平行平板67の反射防止
膜67bを偏光膜にしてもよい。
以上光磁気ディスク用光ヘッドに用いられた半導体レー
ザ103.104,105において、用いられる検光子
は、第13図に示される検光子52に限るものではない
。例えば、ウォラストンプリズムやサバール板のような
複屈折性を示すプリズムを検光子としてもよいし、上記
偏光膜を有した偏光分離機能を有する偏光ビームスプリ
ッタを検光子としてもよい。
以上、本発明の半導体レーザを光情報装置である光ヘッ
ドに用いた場合について述べたがこれに限るものではな
い。例えば、レーザプリンターの光源としての半導体レ
ーザ、光通信用の光源としての半導体レーザにも用いる
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来必要とされたAPC用の光学部品
を別途設けることなく、非点収差の補正されたレーザ光
のAPCを行うことが出来る半導体レーザを提供できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体レーザの第1の実施例を示す構
成図、第2図は本発明の半導体レーザを作用を説明する
原理図、第3図は本発明の半導体レーザの第2の実施例
を示す構成図、第4図は本発明の半導体レーザの第3の
実施例を示す構成図、第5図は本発明の半導体レーザの
第4の実施例を示す構成図、第6図は本発明の半導体レ
ーザの第5の実施例を示す構成図、第7図は第5の実施
例の半導体レーザの変形例を示す構成図、第8図は第5
の実施例の半導体レーザの変形例を示す構成図、第9図
は第8図に示した半導体レーザの変形例を示す構成図、
第10図は本発明の半導体レーザを用いた光ヘッドの実
施例の構成図、第11図は本発明の半導体レーザに回折
格子を付加し、光ヘッドに用いた実施例の構成図、第1
2図は本発明の半導体レーザに偏光分離機能を付加し、
光磁気ディスク用光ヘッドに用いた実施例の構成図、第
13図は第12図に示した半導体レーザに用いる検光子
の説明図、第14図、第15図は第12図の半導体レー
ザの変形例を示す構成図、第16図、第17図は従来の
半導体レーザのAPCを説明する構成図、第18図、第
19図は半導体レーザの非点収差の説明図である。 1・・・レーザチップ、2・・・光検出器、3・・・筐
体、5・・・前方光、100・・・光軸。 43゜ 244 集 I2 図 栴 3 図 特開平3 189935 (16) 纂 4− 図 為 5 図 ゅ°”謄1完。 亮 16 集 7 図 図 嵩 8 図 メ 蒸 9 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、レーザ光を出射する半導体レーザチップを有する半
    導体レーザにおいて、 該半導体レーザチップから出射された上記レーザ光を少
    なくとも2つ以上の光束に分離する光束分離手段と、該
    光束分離手段で分離された一部の光束を検出するための
    光検出器とを単一の筐体内に具備したことを特徴とする
    半導体レーザ。 2、上記レーザ光が非点収差を有し、かつ上記光束分離
    手段が該レーザ光の非点収差を補正する非点収差補正機
    能を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体レ
    ーザ。 3、上記光束分離手段は、入射光の一部を反射し残りを
    透過するビームスプリッタ膜を有する少なくとも1枚の
    平行平板から成り、該平行平板は上記半導体レーザチッ
    プから出射したレーザ光の光路中に、光軸に対して傾斜
    して設けてあることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の半導体レーザ。 4、上記光束分離手段は、P偏光(またはS偏光)とS
    偏光(またはP偏光)で反射率および透過率が異なる偏
    光ビームスプリッタ膜を有することを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3に記載の半導体レーザ。 5、上記光束分離手段は、P偏光(またはS偏光)を透
    過し、S偏光(またはP偏光)を反射率する偏光膜を有
    することを特徴とする請求項1及至請求項4に記載の半
    導体レーザ。 6、上記光束分離手段は、少なくとも1つの回折格子面
    を有することを特徴とする請求項1から請求項5までの
    いずれかの請求項に記載の半導体レーザ。 7、偏光分離機能を有する検光子と、該検光子で偏光分
    離されたP偏光を検出する光検出器と、S偏光を検出す
    る光検出器とを上記単一の筐体内に設けたことを特徴と
    する請求項1から請求項6までのいずれかの請求項に記
    載の半導体レーザ。 8、上記光束分離手段は、上記ビームスプリッタ膜をは
    さんで三角プリズムと平行平板から成り、上記偏光膜を
    2個の三角プリズムではさんで構成された検光子を入射
    光軸まわり45度回転させ、、かつ該検光子で偏光分離
    されたP偏光を検出する光検出器と、S偏光を検出する
    光検出器とを上記単一の筐体内に設けたことを特徴とす
    る請求項1から請求項7までのいずれかの請求項に記載
    の半導体レーザ。 9、上記光束分離手段は、上記レーザ光の光軸に対して
    傾斜した平行平板と、偏光ビームスプリッタ膜をはさん
    だ2個の三角プリズムから成り、上記偏光膜を2個の三
    角プリズムはさんで構成された検光子を入射光軸まわり
    45度回転させ、かつ該検光子で偏光分離されたP偏光
    を検出する光検出器と、S偏光を検出する光検出器とを
    上記単一の筐体内に設けたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項7までのいずれかの請求項に記載の半導体レー
    ザ。 10、請求項1から請求項9までのいずれかの請求項に
    記載の少なくとも1つの半導体レーザを有する光情報装
    置において、該半導体レーザ内に具備された上記光検出
    器の出力が一定になるように、上記半導体レーザチップ
    に電流フィード・バックをほどこしたことを特徴とする
    光情報装置。 11、請求項1から請求項9までのいずれかの請求項に
    記載の少なくとも1つの半導体レーザと、情報記録媒体
    と、該情報記録媒体の情報面に上記半導体レーザから出
    射されたレーザ光を集光するための集光レンズと、上記
    情報記録媒体の情報面からの反射光を検出するための光
    検出器を有する光ヘッドにおいて、 上記半導体レーザ内に具備された上記光検出器の出力が
    一定になるように、上記半導体レーザチップに電流フィ
    ード・バックをほどこしたことを特徴とする光ヘッド。 12、上記光束分離手段は、上記情報記録媒体の情報面
    からの反射光にフォーカス誤差信号用の非点収差を与え
    ること特徴とする請求項11に記載の光ヘッド。
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