JPH03188870A - 生体適合性材料 - Google Patents

生体適合性材料

Info

Publication number
JPH03188870A
JPH03188870A JP1328973A JP32897389A JPH03188870A JP H03188870 A JPH03188870 A JP H03188870A JP 1328973 A JP1328973 A JP 1328973A JP 32897389 A JP32897389 A JP 32897389A JP H03188870 A JPH03188870 A JP H03188870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
polymer
repeating unit
lower alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1328973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3010232B2 (ja
Inventor
Masakazu Okumura
昌和 奥村
Shohei Yamamoto
昌平 山本
Toshiyuki Sakakibara
榊原 敏之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Fine Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Fine Chemical Co Ltd
Publication of JPH03188870A publication Critical patent/JPH03188870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010232B2 publication Critical patent/JP3010232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、抗血栓性に優れ、例えば血液適合性材料とし
て有用な生体適合性材料に関する。
従来の技術とその問題点 現在、手術における短詩の人工臓器の使用は増加の一途
にある。例えば、胸部大動脈及び開心手術時には、循環
遮断に対する補助手段として、人工心肺による体外循環
や一時的なバイパスが用いられている。ところが、従来
の人工臓器は抗血栓性に乏しい材料からなり、斯かる材
料と血液が接触すると血液が凝固するため、抗凝血剤で
あるヘパリンの使用が不可欠である。ダイヤライザー(
透析器)を用いた人工透析においても、血液がダイヤラ
イザーや循環回路の中で凝固しない様に、ヘパリンが使
用されている。しかしながら、ヘパリンは患者に出血傾
向をもたらすなどの副作用を有しているため、その使用
が患者への負担となっている。更には、人工血管を体内
埋込型として用いる場合、その材料の抗血栓性が悪いと
、移植部位の口径や血液の流速が制限される。また、近
年輸血は成分輸血が主流になっており、その為多くの細
胞分離プロセスが提唱されているが、この場合にも血液
に接触する材料表面の抗血栓性が低いと、細胞の機能性
や生存性に悪影響を及ぼす。
抗血栓性を有する材料としては、例えば高分子表面に血
管内皮細胞等の生体細胞を接着した材料が知られている
が、細胞が剥離し易いという問題がある。ヘパリン又は
血栓溶解剤であるウロキナーゼを共有結合した材料やこ
れらを内封して徐放化する材料も知られているが、共有
結合させると抗凝血効果が低下するし、内封徐放化では
持続性が問題となる。また、ミクロ相分離構造を持つ高
分子材料の中には、血球成分が付着しても血栓形成につ
ながる活性化状態への移行が抑制されるものがあるが、
抑制作用が不安定であったり、乏しかったするので好ま
しくない。更に、高分子鎖が水和溶解されているハイド
ロゲルは血液成分が(=J着し難いが、強度が低く、表
面が不安定である。
斯かる現状に鑑み、人工血管、人工心臓等の人工臓器や
バイオセパレーターをはじめとする広範な生医学領域に
おいて適用し得る、抗血栓性に優れた生体適合性材料の
開発が強く望まれている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、上記従来技術の問題点に鑑みて鋭意研究を
重ねた結果、優れた抗血栓性を白゛し、血液適合性材料
として有用な高分子材料を得ることに成功し、本発明を
完成した。
すなわち本発明は、一般式 〔式中、G−0−は保護基を有しない糖残基を示す。R
1は水素原子又はメチル基を示す。mは1又は2を示す
。nは1〜4の整数を示す。ρは1以上の整数であり、
Ω≦nである。〕 で表わされる繰返し単位(I)を基本構成単位とするグ
リコシド誘導体含有重合体の少なくとも1種を含む生体
適合性材料に係る。
本発明制料の主成分である上記グリコシド誘導体含有重
合体は、重合体主鎖に保護基を有しない糖残基、すなわ
ち水酸基が全て遊離の状態にある糖残基がグリコシド結
合によって結合した重合体である。グリコシド結合は生
体内や自然界に存在する結合であるから、該重合体は生
体適合性に優れている。また糖残基」−の全ての水酸基
が遊離状態にあるため、該重合体は親水性が非常に高い
従って、該重合体は高度の抗血栓性を有し、例えば血液
適合性材料として極めて有用である。しかも、該重合体
は良好な成型性を有するので、種々の形状のものを容易
に形成することができるという利点をも有している。
本明細書において、糖残基とは、糖の還元末端のグリコ
シド炭素原子に結合した水酸基の水素原子がはずれた基
である。具体的には、糖単位1〜10程度、好ましくは
1〜5程度の単糖またはオリゴ糖の残基を意味する。単
糖の具体例としては、例えば、グルコース、マンノース
、ガラクトース、グルコサミン、マンノサミン、ガラク
トサミン等の六炭糖類、アラビノース、キシロース、リ
ボース等の石炭糖類等を挙げることができる。オリゴ糖
の具体例としては、例えば、マルトース、ラクトース、
トレハロース、セロビオース、イソマルトース、ゲンチ
オビオース、メリビオース、ラミナリビオース、キトビ
オース、キシロビオース、マンノビオース、ソホロース
等の2糖類、マルトトリオース、イソマルトトリオース
、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マンノト
リオース、マン二ノトリオース等を挙げることができる
本発明材料の主成分である、上記繰返し単位(I)を基
本構成単位とするグリコシド誘導体含有重合体は、繰返
し単位(I)からなるホモポリマー、2種以上の異なる
繰返し単位(I)からなるコポリマー、該単位(I)と
それに共重合可能な繰返し単位とのコポリマー等を包含
する。
繰返し単位(I)に共重合可能な繰返し単位としては、
オレフィン系繰返し単位を例示できる。
具体的には、例えば、一般式 〔式中、R2、R3及びR4は同−又は異なって、それ
ぞれ水素原子又は低級アルキル基を示す。
1 R5は基−C−0−R6(式中R6は水素原子、アルキ
ル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、アミ
ノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、グリシジ
ル基、テトラヒドロフラン基、ベンジル基又は基 (CH2CH20) aCH2CH20H(aは1〜1
0の整数を示す)を示す。)、 1 基−C−N(R7)2(式中R7は水素原子又は低級ア
ルキル基を示す。ただし2つのR7は同一でも又は異な
っていてもよい。)、シアノ基、ヒドロキシ基、基 1 QC−R8(式中R8は低級アルキル基を示す)、置換
基として塩素原子、低級アルキル基、シアノ基、アミノ
基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基からなる群から
選ばれた少なくとも1種を有することのあるフェニル基
、置換基として低級アルキル基を有することのあるピリ
ジル基、置換基としてのアルキル基を有することのある
2−0 オキソピロリル基又はカルバゾール基を示す。〕で表わ
される繰返し単位(II)を挙げることができる。
上記一般式(II)において、R5で示される置換基と
して低級アルキル基を有することのあるピリジル基とし
ては、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル
基、1−メチル−4−ピリジル基等を例示できる。
R6で示されるアルキル基としては、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、tertブチル、イ
ソブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、
テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデ
シル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル基等の炭
素数1〜22程度、好ましくは1〜10程度の直鎖又は
分枝鎖状のアルキル基を例示できる。
ヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシメチル、2
−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒ
ドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、3−ヒドロ
キシブチル、2−メチル3−ヒドロキシプロピル、5−
ヒドロキシペンチル、4−ヒドロキシペンチル、2−メ
チル−4=ヒドロキシブチル、2−メチル−5−ヒドロ
キシペンチル、2−メチル−4−ヒドロキシペンチル基
等のアルキル部分が炭素数の1〜5の直鎖又は分枝鎖状
のアルキル基であるヒドロキシアルキル基を例示できる
シクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル等の炭素数1〜8のシクロアルキル
基を挙げることができる。
アミノアルキル基としては、アミノメチル、アミノエチ
ル、2−アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチル
、アミノペンチル基等のアルキル部分が炭素数の1〜5
の直鎖又は分枝鎖状のアルキ1 2 ル基であるアミノアルキル基を例示できる。
ジアルキルアミノアルキル基としては、ジメチルアミノ
メチル、ジエチルアミノメチル、2−ジメチルアミノエ
チル、2−ジエチルアミノエチル、ジメチルアミノプロ
ピル、ジエチルアミノプロピル、ジメチルアミノブチル
、ジエチルアミノブチル、ジメチルアミノペンチル、ジ
エチルアミノペンチル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状のアルキル基が3個置換したジアルキルアミノア
ルキル基を例示できる。
R7又はR8で示される低級アルキル基としては、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ter
t−ブチル、イソブチル基等の炭素数1〜4の直鎖又は
分枝鎖状のアルキル基を例示できる。
上記グリコシド誘導体含有重合体は、一般式%式%(1
) 〔式中G−0−1R’ 、mSn及びρは」−2に同じ
。〕 で表わされるグリコシド誘導体の1種又は2種以上或い
は該化合物とそれに共重合可能な化合物を重合させるこ
とにより製造できる。
上記一般式(1)の化合物に共重合可能な化合物として
は、例えば、一般式 [式中R2、R3、R4及びR5は]−2に同じ。〕で
表わされるオレフィン系化合物を挙げることができる。
該化合物の具体例としては、例えば、(i)メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート
、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メ
タ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ウン
デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レート等のメタクリル酸若しくはアクリル酸のアルキル
エステル類、シクロペンチル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート等のメタクリル酸若
しくはアクリル酸のシクロアルキルエステル類、スチレ
ン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の脂肪酸ビニル
類、アクリロニトリル等のニトリル類等の疎水性オレフ
ィン系化合物、 (ii)2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−I・
、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、3−ジメチル
アミノプロピル(メタ)アクリレート、3−ジエチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルア
ミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アク
リル酸、N−ビニルピロリドン、ビニルカルバゾール等
の親水性オレフィン系化合物、 (iii )エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビニル
(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、
ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、トリメチルプ
ロパントリ (メタ)アクリレート等の多官能性オレフ
ィン系化合物等を挙げることができる。
」二記一般式(1)の化合物の1種又は2種以上或いは
該化合物とそれに共重合可能な化合物の重合は、通常の
重合方法に従って行なうことができる。重合方法として
は、例えば、塊状重合法、溶液(若しくは均一)重合法
、懸濁重合法、乳化重合法、放射線(γ線、電子線等)
重合法等を挙げることができる。
例えば溶液重合は、重合開始剤の存在下又は不5 6 存在下溶媒中にて行なわれる。重合開始剤としては、重
合溶媒に可溶なものであれば特に制限されず、例えば、
過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)、過酸化ジ第3ブチル等の有機溶媒系重合開始剤
、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の水系重合開
始剤、これらとFe2+塩や亜硫酸水素ナトリウム等の
還元剤を組み合わせたレドックス系重合開始剤等を挙げ
ることができる。溶媒としては、化合物(1)の1種又
は2種以上を重合させる場合には該化合物を溶解し得る
ものであれば特に制限されず、例えば、水、ジメチルス
ルホキシド(DMSO) 、ジメチルホルムアミド(D
MF) 、ホルムアミド若しくはこれらの2種以上の混
合溶媒等を挙げることができる。化合物(1)とそれに
共重合可能な化合物を共重合させる場合には、溶媒は生
成する共重合体の溶解性に応じて適宜選択すればよく、
例えば、DMSO,含水の極性溶媒(メタノール、イソ
プロパツール、アセトン、エチルセロソルブ等、含水量
は共重合体の溶解性に応じて調整)等を挙げることがで
きる。重合反応は、通常10〜200℃程度、好ましく
は30〜120℃程度の温度下に行なわれ、通常0.5
〜48時間程度、好ましくは2〜20時間程時間路了す
る。
上記溶液重合法に従って化合物(1)と該化合物に共重
合可能な化合物を共重合する場合、その使用割合は特に
制限されず得ようとする共重合体の用途等に応じて適宜
選択すればよい。
また重合開始剤及び溶媒の使用量も特に制限されないが
、通常化合物(1)、又は該化合物とそれに共重合可能
な化合物の合計量100重量部に対して、重合開始剤は
5重量部を越えない範囲で、また溶媒は過剰量、好まし
くは200〜2000重量部程度使用される。
懸濁重合、乳化重合、塊状重合も溶液重合と同様に行な
うことができる。
グリコシド誘導体含有重合体は、通常の手段により反応
混合物から容易に分離採取及び精製できる。
かくして得られる該重合体は、通常数千〜数百万程度の
分子世を有している。その極限粘度〔η〕(ジメチルス
ルホキシド中、25℃)は、重合度、重合成分の種類及
び使用量等により変化し、通常0.03〜100程度の
広い範囲にわたり得る。
その中でも、例えば重合度50〜10000程度或いは
使用されている重合成分が1〜3種程度ので、極限粘度
が0.03〜40程度のものが好ましく、0.1〜10
程度のものがより好ましい。
また該重合体の中、共重合体は、通常繰り返し単位mを
1〜99モル%程度、好ましくは1〜95モル%程度、
より好ましくは5〜90モル%程度含んでいる。
なお、上記重合体の原料化合物であるグリコシド誘導体
(1)は文献未記載の新規化合物であり、9 例えば以下のようにして製造できる。
すなわち該化合物(1)は、ヘテロポリ酸及び重合禁止
剤の存在下溶媒中又は無溶媒下で、一般式 %式%(3) 〔式中、G−O−は」−2に同じ。Rは低級アルキル基
を示す。〕 で表わされるアルキルグリコシドと、一般式〔式中、R
’、m、n及びρはに記に同じ。〕で表わされる(メタ
)アクリル酸エステルを反応させることにより製造でき
る。該反応は、通常50〜110℃程度、好ましくは7
0〜90℃程度の温度下に行なわれ、通常1〜3時間程
度で終了する。
アルキルグリコシド(3)としては、例えば、ケーニッ
ヒφクノール(Koenigs−Knorr )法、フ
0 ィッシャー(Pisehcr )のアルコーリシス法、
特開昭6 :3−84637号に記載の方法、日本化学
会第56春季年会1988年“ヘテロポリ酸による糖質
の合成(1)0−アルキルグリコシド類の合成”等の公
知の方法に従って製造されたものを使用できる。また市
販されているものも使用できる。具体的には、例えば、
メチルグルコシド、メチル β−D−ガラクトシド、メ
チル D−マルトシド、メチル β−D−マンノシド、
メチルβ−D−キシロシド、メチル β−D−ラクトシ
ト、エチルグルコシド、エチルガラクトシド、エチルマ
ンノシド、エチルキシロシド、プロピルグルコシド、イ
ソプロピルグルコシド、ブチルグルコシド、ブチルガラ
クトシド、ブチルキシロシド、ブチルマンノシドアルキ
ルグリコシド(3)は単独で又は2種以上を併用して使
用できる。
(メタ)アクリル酸エステル(4)としては特に制限さ
れず公知のものをいずれも使用でき、例えば、アクリル
酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプ
ロピル、メタクリル酸2ヒドロキシエチル、メタクリル
酸2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコールアク
リル酸エステル、ジエチレングリコールメタクリル酸エ
ステル、グリセリンアクリル酸エステル、グリセリ・ン
メタクリル酸エステル、ペンタエリスリト−ルアクリル
酸エステル、ペンタエリスリトールメタクリル酸エステ
ル等を挙げることができる。(メタ)アクリル酸エステ
ル(4)の使用量は特に制限されないが、通常アルキル
グリコシド(3)使用量の2〜10倍モル量程度、好ま
しくは4〜6倍モル量程度とすればよい。
ヘテロポリ酸としては特に制限されないが、例えば、リ
ンモリブデン酸、シリコモリブデン酸、リンタングステ
ン酸、シリコタングステン酸等を好ましく使用できる。
ヘテロポリ酸は単独で又は2種以」二を併用して使用で
きる。ヘテロポリ酸の使用量は特に制限されないが、通
常アルキルグリコシド(3)使用量の1〜20重量%程
度、好ましくは5〜10重量%程度とすればよい。
重合禁止剤としても特に制限されず、公知のものが使用
できる。例えば、ハイドロキノンモノメチルエーテ、ル
、ハイドロキノンモノエチルエーテル、ブチルヒドロキ
シトルエン、ブチルカテコール、ベンゾキノン、ニトロ
ソベンゼン、塩化第2銅、塩化第2鉄等を挙げることが
できる。重合禁止剤は単独で又は2種以」二を併用して
使用できる。
重合禁止剤の使用量は特に制限されないが、通常(メタ
)アクリル酸エステル(4)の使用量の0.5〜5重量
%程度、好ましくは1〜2重量%程度とすればよい。
溶媒としては、反応に影響を与えないものであれば制限
されず、例えば、ジクロルメタン、クロロホルム、1,
2−ジクロロエタン、1,1.1トリクロロエタン、1
,1.2−11Jクロロエタン、1,1.2.2−テト
ラクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等を挙げることが
できる。溶媒は、単独で又は2種以上を併用して使用で
きる。
上記反応により得られるグリコシド誘導体(1)は、通
常の精製手段、例えばシリカゲルクロマトグラフィー等
によって精製できる。
本発明材料は、血液又は血液成分と接触する実質的にす
べての医療用器具又は部材に適用できる。
具体的には、例えば血液バイパスチューブ、血液の細胞
分離カラムチューブ、血液バッグ、種々の人工臓器、薬
物徐放担体、カテーテル等を挙げることができる。
3 4 本発明材料は所望の形状の医療器具又は部材に成型でき
る。成型方法は特に制限されず、通常のプラスチック成
型と同様に行なうことができる。
また本発明材料を、例えばナイロン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ガラス等の既存の成型品の表面にコーテ
ィングして用いてもよい。コーティングは、本発明材料
を適当な溶媒に溶解し、この溶液をハケ塗り、浸漬等の
通常の方法に従って既存の成型品に塗付し、乾燥させる
ことにより行なわれる。本発明材料を溶解させる溶媒と
しては、上記した重合溶媒から適宜選択して使用できる
本発明材料溶液の塗付量は特に制限されないが、乾燥膜
厚が通常0.1〜100μm程度となるように塗付すれ
ばよい。乾燥は通常50〜150°C程度の温度下に行
なわれ、更に必要に応じて真空乾燥を行なってもよい。
本発明材料の中、水溶性のもの又は水に強膨潤するもの
は、成型又はコーティングに先立って、糖残基間の水酸
基を架橋させて水不溶性とするのが好ましい。
水酸基を架橋させる方法としては、例えば、酸触媒を用
いる方法を挙げることができる。具体的には、本発明材
料を適当な溶媒に溶解し、酸触媒を添加して加熱すれば
よい。酸触媒としては特に制限されないが、例えば、p
−トルエンスルホン酸、塩酸、硫酸、塩化アンモニウム
等を挙げることができる。その使用量は、本発明材料1
00重量部に対して通常0.01〜5重量部程度、好ま
しくは0.05〜2重量部程度とすればよい。溶媒とし
ては上記した重合溶媒の中から適宜選択して使用できる
。架橋反応は、通常70〜180°C程度、好ましくは
80〜150’C程度の温度下に行なわれ、通常1〜9
0分程度、好ましくは5〜60分程度で終了する。反応
終了後、触媒は通常の方法に従って反応系から簡単に除
去できる。例えば、反応混合物を水、メタノール、エタ
ノール等に数分〜数時間程度浸漬すればよい。
また触媒の存在下に、架橋剤により水酸基を架橋させる
方法もある。具体的には、本発明材料の溶液に触媒及び
架橋剤を添加し、加熱すればよい。
架橋剤として例えば、ホルマリン、メラミンホルムアル
デヒド付加物、尿素ホルムアルデヒド付加物等のホルマ
リン系架橋剤、エピクロルヒドリン、グリシドール、多
官能エポキシ化合物(ソルビトールポリグリシジルエー
テル等)等のエポキシ系架橋剤等を挙げることができる
。ホルマリン系架橋剤を用いる場合、触媒として上記と
同様の酸触媒が使用できる。エポキシ系架橋剤を用いる
場合には、例えば、三フッ化ホウ素、四塩化スズ、水酸
化リチウム、トリーn−ブチルアミン、トリエチルアミ
ン等の通常のエポキシ樹脂用硬化触媒が用いられる。ど
ちらの架橋剤を用いても、触媒の使用量、溶媒、反応温
度及び反応時間は、」−2の酸触媒単独の架橋反応と同
様でよい。
7 上記の架橋方法のうち、得られた架橋物を医療用途に用
いることを考慮すると、酸触媒単独による架橋が好まし
い。
発明の効果 本発明材料は生体適合性及び抗血栓性に優れ、例えば血
液適合性利料として極めてa用であり、しかも良好な成
型性を有しているため、人工血管、人工心臓等の人工臓
器やバイオセパレーターをはじめとする広範な生医学領
域において適用できる。
実施例 以下に参考例及び実施例を挙げ、本発明を一層明瞭なも
のとする。
参考例1(グリコシド誘導体の合成) メチルグルコシド(STA−MEG  106、llo
rizon社製)19.4gを、メタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル140rI)l!に懸濁させ、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル2,6gとリンモリブデン酸1
.0gを加え、よく混合撹拌したのち徐々に加8 熱した。80〜90℃に達したところで、その温度を維
持しながら約2時間撹拌したのち、2N水酸化ナトリウ
ムで中和した。得られた反応液を、減圧下に濃縮し、次
いでシリカゲルクロマトグラフィーに供した(溶離液、
クロロホルム:メタノール=9 : 1)。Rf=0.
2の分画物を濃縮し、2−メタクリロイルオキシエチル
 D−グルコシド20.1gをオイル状物質として得た
(収率68.8%)。
参考例2(グリコシド誘導体の合成) 1−0−メチル β−D−ガラクトピラノシド(Nac
alai社製、試薬特級>20.ogを、アクリル酸2
−ヒドロキシエチル150艷に懸濁させ、ブチルヒドロ
キシトルエン1.Ogとリンモリブデン酸1.0gを加
え、よく混合撹拌したのち徐々に加熱した。60〜70
℃に達したところで、その温度を維持しながら約2時間
撹拌したのち、2N水酸化ナトリウムで中和した。得ら
れた反応液を実施例1と同様にして精製し、得られたR
f=0.2の分画物を濃縮し、2−アクリロイルオキシ
エチル D−ガラクトシド15.8gをオイル状物質と
して得た(収率55%)。
参考例3(グリコシド誘導体の合成) メチル D−マルトトリオシト2.0gを、ジエチレン
グリコールメタクリル酸エステル15−に懸濁させ、ブ
チルヒドロキシトルエン0.1gとリンモリブデン酸0
.2gを加え、よく混合撹拌したのち徐々に加熱した。
70〜80℃に達したところで、その温度を維持しなが
ら約2.5時間撹拌したのち、2N水酸化すトリウムで
中和した。反応液に酢酸エチル30m1を加えて水で抽
出した後、水層を減圧濃縮した。得られたオイル状物質
をシリカゲルクロマトグラフィーに供した(溶離液、ク
ロロホルム:メタノール−4:1〜1:1)。Rf=0
.2の分画物を濃縮し、2−(2−メタクリロイルオキ
シエトキシ)エチルマルトトリオシド1.28gをオイ
ル状物質として得た(収率49%)。
参考例4(重合体の合成) 2−メタクリロイルオキシエチル−D−グルコシド10
gを蒸留水70m1!に溶解した。この溶液に、過硫酸
アンモニウム40mgを添加し、窒素ガス気流中撹拌下
に50℃で12時間反応させた。
反応終了後、反応液を1乏のアセトンに投入し、析出し
た白色沈澱を渥取し、アセ)・ンで洗浄した後減圧乾燥
した。得られた白色沈澱を100meの蒸留水に溶解し
、これを14のアセトンに投入した。析出した沈澱を沖
取し、減圧乾燥し、ポリ(2−メタクリロイルオキシエ
チル−D−グルコシド)9.5gを白色粉末として得た
(収率95%)。重合体−1とする。
該重合体−1の極限粘度[η](DMSO中、25℃)
は、1.56であった。これは、水、DMSO及びDM
Fに可溶であるが、通常の有機溶媒には不溶であった。
参考例5(重合体の合成) 2−アクリロイルオキシエチル−D−ガラクトシド10
gをDMS070mZに溶解した。この溶液に、AlB
N25mgを添加し、窒素ガス気流中撹拌下に65℃で
12時間反応させた。反応終了後、参考例4と同様にし
てアセ!・ン沈澱で重合体を回収し、再沈澱精製を行な
い、真空乾燥し、ポリ(2−アクリロイルオキシエチル
−D−ガラクトシド)8.9gを白色粉末として得た(
収率89%)。重合体−2とする。
該重合体−2の極限粘度[η](DMSO中、25°C
)は、1.82であった。これは、水、DMSO,DM
Fに可溶であるが、通常の有機溶媒には不溶である。
参考例6(重合体の合成) 2−メタクリロイルオキシエチル−D−グルコシド7.
0g及びメタクリル酸メチル13.0g1 2 をDMS070m/に溶解した。この溶液に、AIBN
  25mgを添加し、窒素ガス気流中撹拌下に65℃
で10時間反応させた。反応終了後、高粘度の反応液を
DMS 070m/に希釈した後、2/!のアセトン中
に投入して共重合体を沈澱させ、更に再沈澱精製の後、
共重合体18.8gを白色粉末として得た(収率94%
)。重合体−3とする。
該重合体−3の極限粘度〔η)(DMSO中、25℃)
は、1.93であった。これは、水に対しては膨潤、ア
セトンには強膨潤、アセトン/水(9/1及び8/2)
には溶解、並びにDMSO。
DMFには溶解した。
参考例7(重合体の合成) 2−メタクリロイルオキシエチル−D−グルコシド12
.0g、メタクリル酸メチル8.0g。
エチルセロソルブ40献、イソプロパツール16−及び
水14献を混合した。この混合物に、AIBN  30
mgを添加し、窒素ガス気流中撹拌下に65℃で8時間
反応させた。反応終了後、参考例4と同様に精製し、共
重合体17.9gを白色粉末として得た(収率89.5
%)。重合体−4とする。
該重合体−4の極限粘度[η](DMSO中、25℃)
は、0.52であった。これは、水に対しては強膨潤、
アセトンにはわずかに膨潤、アセトン/水(9/1)に
は膨潤、アセトン/水(8/2)には溶解、及びDMS
O,DMFには溶解した。
参考例8(重合体の合成) 2−アクリロイルオキシエチル−D−ガラクトシド12
.og、スチレン8.0g、エチルセロソルブ40mZ
、イソプロパツール16献及び水14献を混合した。以
下参考例4と同様に処理し、共重合体15.2gを白色
粉末として得た(収率76%)。重合体−5とする。
該重合体−5の極限粘度〔η)(DMSO中、25℃)
は、0.48であった。これの溶解性は、水に対しては
膨潤、アセトンには非膨潤、アセトン/水(9/1)に
は強膨潤、アセトン/水(8/2)には強膨潤、並びに
、DMSO,DMF及びエチルセロソルブには溶解した
参考例9(重合体の合成) 2−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)エチルマル
トトリオシド10gを用い、参考例4と同様に操作して
、ポリ (2−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)
エチルマルトトリオシド〕9.4g・を白色粉末として
得た(収率94.0%)。重合体−6とする。
該重合体−6の極限粘度〔η)(DMF中、25°C)
は、2.03であった。これは、水、DMSO,DMF
に可溶である。
参考例10(重合体の合成) 2−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)工5 チルマルトトリオシト7.0g及びメタクリル酸メチル
13.0gをDMSO70献に溶解した。
この溶液に、AlBN25■を添加し、窒素ガス気流中
撹拌下に65℃で10時間反応させた。反応終了後、高
粘度の反応液をDMS0100m/に希釈した後、2乏
のアセトン[4月こ投入して共重合体を沈澱させ、更に
再沈澱精製の後、共重合体17.6gを白色粉末として
得た(収率88.0%)。重合体−7とする。
該重合体−7の極限粘度〔η)(DMF中、25°C)
は、2.27であった。これは、アセトン/水(8/2
及び7/3) 、DMSO及びDMFに溶解する。
参考例11(重合体の合成) 2−(2−メタクリロイルオキシエトキシ)エチルマル
トトリオシド12.0g及びメタクリル酸メチル8.0
gを用い、参考例10と同様にして共重合体16.8g
を白色粉末として得た(収6 率84.0%)。重合体−8とする。
該重合体の極限粘度〔η)(DMF中、25℃)は、0
.77であった。これは、アセトン/水(7/3及び6
/4) 、DMSO及びジメチルホルムアミドに溶解す
る。
実施例1 重合体−1〜8の2重量%ジオキサン−水混合コーティ
ング溶液(ジオキサンと水の混合比は重合体の溶解性に
応じて変化させた)に、ポリスチレンビーズ(直径15
0μm)を浸漬した後、余分な溶液を沖去し、100°
Cで乾燥させ次いで80℃で10時間真空乾燥させ、各
重合体で被覆したポリスチレンビーズを調製した(膜厚
2〜3μm)。
なお、重合体−1,2,6は水溶性であり、また、重合
体−4,5,8は水に強膨潤性であるので、コーテイン
グ液に、重合体重量の0.3%のパラトルエンスルホン
酸を添加した。これらは、ポリスチレン浸漬後100℃
で1時間加熱処理を行なうことにより、糖残基上の一部
水酸基を架橋させた。
うさぎのクエン酸血を遠心分離して採取した多血小板血
漿を最終濃度10万細胞/μ!になるよう調整した。こ
れを、各種重合体を被覆したポリスチレンビーズを封入
したテフロンカラムに室温でロードし、ロード前後の血
小板数を計測する事により、血小板のビーズへの粘着率
(血小板粘着率%)を算出した。結果を第1表に示す。
第1表 ロンカラムに流し、流出した血小板中のCa”濃度をカ
ルシウム測定器によって測定した。カラム処理前後のC
a2“濃度(nM)の増加量は下記第2表の通りであっ
た。
第2表 第1表から、本発明利料の表面への血小板の粘着が極め
て少ないことが判る。
実施例2 Ca”結合性蛍光色素F uro2−AMをあらかじめ
ロードしたうさぎ血小板の懸濁液(3X 10B個/献
)を、実施例1と同様にして重合体−1〜8で被覆した
ポリスチレンビーズを封入したテフ第2表から、本発明
材料と接触した血小板は活性化されることが少なく、本
発明材料が極めて高い血液適合性を有していることが判
る。
9 0

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、G−O−は保護基を有しない糖残基を示す。R
    ^1は水素原子又はメチル基を示す。mは1又は2を示
    す。nは1〜4の整数を示す。 lは1以上の整数であり、l≦nである。〕で表わされ
    る繰返し単位(I)を基本構成単位とするグリコシド誘
    導体含有重合体少なくとも1種を含む生体適合性材料。
  2. (2)グリコシド誘導体含有重合体が、繰返し単位(I
    )からなるホモポリマー又は異なる2種以上の繰返し単
    位(I)からなるコポリマーである請求項(1)の材料
  3. (3)グリコシド誘導体含有重合体が、繰返し単位(I
    )と該単位に共重合可能な繰返し単位とのコポリマーで
    ある請求項(1)の材料。
  4. (4)共重合可能な繰返し単位が、オレフィン系繰返し
    単位である請求項(3)の材料。
  5. (5)オレフィン系繰返し単位が、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^2、R^3及びR^4は同一又は異なって
    、それぞれ水素原子又はメチル基を示す。 R^5は基▲数式、化学式、表等があります▼(式中R
    ^6は水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、
    シクロアルキル基、アミノアルキル基、ジアルキルアミ
    ノアルキル基、グリシジル基、テトラヒドロフラン基、
    ベンジル基又は 基−(CH_2CH_2O)_aCH_2CH_2OH
    (aは1〜10の整数を示す)を示す。)、基▲数式、
    化学式、表等があります▼(式中R^7は水素原子又 は低級アルキル基又は−CH_2OH基を示す。 ただし2つのR^7は同一でも又は異なっていてもよい
    。)、シアノ基、ヒドロキシ基、基 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^8は低級
    アルキル基を示 す)、置換基として塩素原子、低級アルキル基、シアノ
    基、アミノ基、ヒドロキシ基及び低級アルコキシ基から
    なる群から選ばれた少なくとも1種を有することのある
    フェニル基、置換基として低級アルキル基を有すること
    のあるピリジル基、置換基として低級アルキル基を有す
    ることのある2−オキソピロリル基又はカルバゾール基
    を示す。〕 で表わされる繰返し単位である請求項(4)の材料。
  6. (6)コポリマーが、繰返し単位(I)を1〜99モル
    %及び該単位に共重合可能な繰返し単位を99〜1モル
    %含有する請求項(3)の材料。
JP01328973A 1988-12-29 1989-12-18 生体適合性材料 Expired - Fee Related JP3010232B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-332116 1988-12-29
JP33211688 1988-12-29
JP23774189 1989-09-13
JP1-237741 1989-09-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03188870A true JPH03188870A (ja) 1991-08-16
JP3010232B2 JP3010232B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=26533354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01328973A Expired - Fee Related JP3010232B2 (ja) 1988-12-29 1989-12-18 生体適合性材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010232B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5288403A (en) * 1992-02-28 1994-02-22 Nissoh Corporation Filter for removing leucocytes
US6923978B2 (en) 1992-09-14 2005-08-02 Novartis Ag Multilayer materials
WO2008117644A1 (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Jsr Corporation コーティング組成物およびその使用方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5288403A (en) * 1992-02-28 1994-02-22 Nissoh Corporation Filter for removing leucocytes
US6923978B2 (en) 1992-09-14 2005-08-02 Novartis Ag Multilayer materials
WO2008117644A1 (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Jsr Corporation コーティング組成物およびその使用方法
JP5419682B2 (ja) * 2007-03-23 2014-02-19 Jsr株式会社 コーティング組成物およびその使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3010232B2 (ja) 2000-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5164492A (en) Glycoside derivatives, polymers containing glycoside derivatives, process for their preparation and use of said polymers
US7056957B2 (en) Formation of strong superporous hydrogels
US4279795A (en) Hydrophilic-hydrophobic graft copolymers for self-reinforcing hydrogels
CN114395059B (zh) 聚多巴胺-两性离子聚合物抗黏附涂层修饰方法及其应用
US5270046A (en) Heparin bound anti-thrombotic material
EP1206946B1 (en) Medical materials and process for producing the same
CN113372494B (zh) 一种抗凝血聚合物涂层材料及其制备方法
EP0753315B1 (en) Medical material, method for production thereof, and medical apparatus
WO1991016932A1 (en) Antithrombogenic polymers
CN113164660A (zh) 固定化的生物实体
JP3010232B2 (ja) 生体適合性材料
JPH05507298A (ja) 非トロンボゲン性グリコサミノグリカン共重合体
JP3126749B2 (ja) 血液と相容可能な複合材料
Akashi et al. New aspects of polymer drugs
US5173554A (en) Glycoside derivatives, polymers containing glycoside derivatives, process for their preparation, and use of said polymers
JP2008194363A (ja) 抗血栓コーティング剤及び医療用具
JPS6039688B2 (ja) 血液新和性医療用材料
JP3108453B2 (ja) 抗血液凝固性材料および医療用器具
JPH01262869A (ja) 抗血液凝固性医療用具
JPH06206935A (ja) 硫酸化糖含有ポリマー
JPH0624592B2 (ja) 抗血液凝固性材料
JP5146945B2 (ja) 抗血栓性コーティング剤及び医療用具
JP2008194362A (ja) 抗血栓コーティング剤及び医療用具
WO2022210759A1 (ja) 抗血栓性材料
JPS63105767A (ja) 抗血液凝固性材料及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees