JPH0318699Y2 - - Google Patents

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JPH0318699Y2
JPH0318699Y2 JP8303085U JP8303085U JPH0318699Y2 JP H0318699 Y2 JPH0318699 Y2 JP H0318699Y2 JP 8303085 U JP8303085 U JP 8303085U JP 8303085 U JP8303085 U JP 8303085U JP H0318699 Y2 JPH0318699 Y2 JP H0318699Y2
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diode
thyristor
voltage
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stop switch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、機関の点火回路によつて、点火し
た機関を停止させる機関の停止装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から機関を停止させるため、機関の点火回
路を不能にすることが行なわれている。この手法
の一つに第4図に示す特公昭59−45836号公報に
示すものがある。この第4図において、1は図示
しない機関により駆動される磁石発電機の発電機
の発電コイル、2は機関の点火時期に点火信号を
発生する信号コイルで、たとえば磁石発電機に内
蔵される。
3は機関の点火を行なう点火装置で、たとえ
ば、内燃機関の点火を行なうコンデンサ放電形点
火装置である。この点火装置3において、発電コ
イル1の発電出力は整流ダイオード4で整流し、
その整流出力は充電コンデンサ5を充電するよう
にしており、機関の点火時期に充電コンデンサ5
の充電々荷を点火コイル7に放電するようにして
いる。点火コイル7の2次側は点火プラグ9を介
してアースされる。
一方、信号コイル2の一端はダイオード6のア
ノード側と共に点火装置3の接地線(GND)を
介してアースされ、他端は、ダイオード10を介
してサイリスタ8のゲートに接続されている。
ダイオード6の発電コイル1の発電出力のう
ち、コンデンサ4の充電に寄与しない半サイクル
を短絡するためのものであり、ダイオード10は
信号コイル2の点火信号を整流してサイリスタ8
のゲートへ供給するとともに、そのゲート・カソ
ード間に逆電圧が加わらないように阻止するため
のものである。
このサイリスタ8はダイオード4とコンデンサ
5との接続点にアノードを接続し、カソードはダ
イオード6のアノードに接続されている。サイリ
スタ8の機関の点火時期に信号コイル2の点火信
号を受けてコンデンサ5の充電々荷を点火コイル
7に放電させる半導体スイツチング素子として使
用されている。
また、発電コイル1の出力端はサイリスタ12
のストツプスイツチ11を介してアースされてい
るとともに、抵抗13と定電圧ダイオード15を
介してダイオード6のアノードに接続されてい
る。
この抵抗13と定電圧ダイオード15との接続
点はサイリスタ12のゲートに接続されて、かつ
ダイオード14を介してサイリスタ12のカソー
ドに接続されるている。
サイリスタ12と抵抗13および定電圧ダイオ
ード15とにより、停止回路を形成している。
また、ストツプスイツチ11は発電コイル1の
発電出力を側路することにより、機関を停止させ
るためのものである。
次に動作について説明する。まず、ストツプス
イツチ11の解放時には発電コイル1の発電出力
はダイオード4により整流され、コンデンサ5を
充電するとともに抵抗13および定電圧ダイオー
ド15に通電する。ここで抵抗13は、サイリス
タ12をトリガするに必要な電流だけ流せばよい
ので、比較的大きな値でよく、したがつて、抵抗
13および定電圧ダイオード15に流れる電流値
は小さくてよいので、発電コイル1の発電出力の
負担は少なくてすみ、コンデンサ5の電荷の減少
はほとんどない。
また、抵抗13と定電圧ダイオード15との分
圧点はサイリスタ12のゲートに接続されている
ので、接地に対するサイリスタ12のゲート電圧
は(トリガ電圧)は、定電圧ダイオード15の降
下電圧、たとえば4Vとすれば4Vとなる。サイリ
スタ12のカソード電圧は、ゲートとカソード間
に電流が流れていないため、ほぼゲート電圧と同
じである。
したがつて、ストツプスイツチ11の端子間電
圧は、定電圧ダイオード15の降下電圧たとえば
4Vとすれば4Vと低い電圧となる。
以上のとおり、ストツプスイツチ11の解放時
は確実に発電コイル1の発電出力によりコンデン
サ5は充電され、信号コイル2の出力により、サ
イリスタ8はトリガされ、コンデンサ5の電荷は
点火コイル7の1次コイルに放電され、点火プラ
グ9に火花放電が生じて機関は運転される。
次に機関を停止させるに際し、ストツプスイツ
チ11を閉成すると、サイリスタ12のゲート、
カソード間には、定電圧ダイオード15の降下電
圧たとえば4Vとすれば、4Vが印加される。サイ
リスタ12を導通させるに必要なゲート電圧は一
般に約0.5V〜0.7Vであるため定電圧ダイオード
15の降下電圧たとえば4Vとすれば、この電圧
である4Vを受けてサイリスタ12は導通状態と
なる。
この結果、発電コイル1の発電出力はサイリス
タ12およびストツプスイツチ11を通じて短絡
されるので、ストツプスイツチ11の閉成後、コ
ンデンサ5は充電されなくなり、サイリスタ8が
機関点火時期に導通したとしても点火コイル7に
は2次電圧が発生せず、したがつて機関は確実に
停止することになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の機関の停止装置は以上ように定電圧ダイ
オード、サイリスタなどの半導体素子を使用して
構成されているので、第5図の破線で示すとうり
点火装置3の接地線(GND)が接触不良が生じ
たとき(×印で示す)、ストツプスイツチ11を
閉成するとコンデンサ5の電荷はサイリスタ8が
導通すると、サイリスタ8定電圧ダイオード1
5、サイリスタ12のゲート、カソード、ストツ
プスイツチ11、接地点火コイル7と破線で示す
経路を通り、数10Aの大電流が流れ、定電圧ダイ
オード15やサイリスタ12を破壊してしまい、
機関の停止が不能もしくは機関の点火が行なわれ
ないという欠点があつた。
また、ストツプスイツチは通常機関の点灯など
の電源としてバツテリ電源の入切を行なうキース
イツチを兼ねているので、誤接続でバツテリ電源
がキーススイツチより流入して、ダイオード1
4、定電圧ダイオード15と大電流が流れ、ダイ
オード14や定電圧ダイオード15を破壊してし
まい、機関の停止が不能もしくは機関の点火が行
なわれないという欠点があつた。
この考案は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、上記のような大電流による半導体
素子の不良をなくすことができるとともに、スト
ツプスイツチの端子間の印加電圧を常に低い電圧
に保持できる機関の停止装置を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る停止装置は、定電圧手段を通り
半導体スイツチング素子を通る電流を側路する手
段と、この側路した電流を制限する手段とストツ
プスイツチから流入する電流を阻止する手段を設
けたものである。
〔作用〕
この考案においては、側路する手段と制限する
手段と阻止する手段により定電圧手段、半導体ス
イツチング素子に流れる異状な大電流を側路し、
この側路した電流を制限し、側路する手段の電流
制限を行ない、ストツプスイツチから流入する電
流を阻止する。
〔実施例〕
以下、この考案の機関の停止装置の実施例につ
いて図面に基づき説明する。第1図はその一実施
例の回路図である。この第1図において、構成の
説明に際し、重複説明を避けるために、第4図と
同一部分には同一符号を付するにとどめ、第4図
とは異なる部分を主体にして述べる。
この第1図を第4図と比較しても明らかなよう
に、第1図では第4図の構成に新たに符号16〜
18で示す部分を付加したものである。
すなわち、サイリスタ12のカソードとストツ
プスイツチ11との間にダイオード16と抵抗1
7との直列回路が挿入されており、このダイオー
ド16のカソードと定電圧ダイオード15のアノ
ード間には、ダイオード18が接続されている。
ダイオード16は、ストツプスイツチ11から
流入する電流を阻止する阻止手段としてまた、ダ
イオード18は定電圧手段(定電圧ダイオード1
5)を通り、半導体スイツチング手段(サイリス
タ12)を通る電流を側路する側路手段として使
用されており、抵抗17はこの側路する手段の電
流を制限する制限手段として使用されている。そ
の他の構成は第1図と同様である。
次に、動作について説明する。まずストツプス
イツチ11の開放時には、発電出力はダイオード
4により整流され、コンデンサ5を充電するとと
もに抵抗13および定電圧ダイオード15を通電
する。これは従来例と同様である。
抵抗13と定電圧ダイオード15の分圧点はサ
イリスタ12のゲートに接続されているので、接
地に対するサイリスタ12のゲート電圧は定電圧
ダイオード15の降下電圧、たとえば4Vとする
と4Vとなる。
サイリスタ12のカソードからはダイオード1
6と抵抗17との直列回路を通じてストツプスイ
ツチ11の非接地側端子に接続され、ダイオード
16と抵抗17の接続点にはダイオード18が接
続されているので、ダイオード18によりサイリ
スタ12のカソードからの電流は阻止され、スト
ツプスイツチ11は開放しているので、サイリス
タ12のゲート、カソード間は電流が流れず、し
たがつてサイリスタ12は導通しないので、サイ
リスタ12のカソード電流は流れない。
したがつて、サイリスタ12のカソード電圧は
サイリスタ12のゲート電圧とほぼ同電位とな
り、ダイオード16と抵抗17には電流が流れて
いないので、ストツプスイツチ11の非接地端子
側とサイリスタ12のカソード間は電位差はない
ので、ストツプスイツチ11の端子間電圧は定電
圧ダイオード15の降下電圧たとえば4Vとする
と4Vと低い値となる。
このような低い電圧であるので、ストツプスイ
ツチ11に水や海水などが付着しても漏洩電流が
極めて少ないため、ストツプスイツチ11が絶縁
破壊したり、ストツプスイツチ11に触れても感
電することは皆無となるとともに、発電コイル1
の発生電力の損失もなく発生電圧が低下して点火
不良となることもない。
以上のとおりストツプスイツチ11の開放時は
確実に発電コイル1の発電出力によりコンデンサ
5は充電され、信号コイル2の出力により、サイ
リスタ8はトリガされ、コンデンサ5の電荷は点
火コイル7の1次コイルに放電され、点火プラグ
9に火花放電が生じて機関は運転される。
さらに、ストツプスイツチ11の非接地端子側
の配線がバツテリ電源と接触したり、誤結線した
りしてストツプスイツチ11の非接地端子側へバ
ツテリ電源が印加されても、ダイオード16、ダ
イオード18によつて阻止されるので、バツテリ
電源流入による停止回路の破壊は皆無となる。
次に、機関を停止させるに際し、ストツプスイ
ツチ11を閉成すると、サイリスタ12のゲート
には定電圧ダイオード15の降下電圧、たとえば
4Vとすると、4V印加されている。そして、サイ
リスタ12のゲート、カソード、ダイオード1
6、抵抗17、ストツプスイツチ11とゲートト
リガ電流が流れる。この電流値をIGTとし抵抗1
7の抵抗値をR17とすれば、サイリスタ12のゲ
ート、カソード間電圧VGKは次式で示す値とな
る。
VGK=定電圧ダイオード15の降下電圧−ダイ
オード16の降下電圧−R17×IGT……(1) 通常、この種の停止回路に使用されているサイ
リスタのゲートトリガ電流は1μA〜1mAであり、
ゲートトリガ電圧は0.5V〜0.7Vであり、ダイオ
ード16の降下電圧は約0.7Vであり、R17は異常
電流を制限するためのもので、数Ω〜数百Ωの値
であるから、サイリスタ12のゲート・カソード
間電圧VGKは、 VGK=定電圧ダイオード15の降下電圧−約
0.7V−数百mV(最大値)……(2) となる。
ここで、定電圧ダイオード15の降下電圧をた
とえば4Vとすれば、サイリスタ12のゲート・
カソード間電圧VGKはVGK=4−約0.7V−数百
mVとなり、2V以上あるからサイリスタ12の
トリガ電圧以上であるため、サイリスタ12は導
通状態となる。
この結果、発電コイル1の発電出力は、サイリ
スタ12、ダイオード16、抵抗17およびスト
ツプスイツチ11を通じて短絡される抵抗17は
発電出力を十分側路できるよう数百Ω以下に設定
される。
したがつて、ストツプスイツチ11の開成後、
コンデンサ5は充電されなくなるので、サイリス
タ8が機関点火時期に導通したとしても点火コイ
ル7には2次電圧が発生せず、したがつて、機関
は確実に停止することになる。
ところで、点火装置3の線地線(GND)が接
触不良が生じたとき、ストツプスイツチ11を閉
成するとコンデンサ5の電荷は、サイリスタ8が
導通すると、サイリスタ8、ダイオード18、抵
抗17、ストツプスイツチ11、接地、および点
火コイル7の経路を通ることになる。これは側路
手段であるダイオード18の側路により、定電圧
ダイオード15、サイリスタ12のゲート・カソ
ード、ダイオード16にコンデンサ5の電荷は流
れず、ダイオード18に流れる。
この流れる電流は抵抗17により制限される。
この電流の流れる経路の半導体素子であるサイリ
スタ8およびダイオード18の最も小さな耐量で
ある電流耐量は一般に数十A程度であるから、抵
抗17の抵抗値をサイリスタ8およびダイオード
18の電流耐量値の電流以下となるように設定す
れば、サイリスタ8およびダイオード18の破壊
を防ぐことができる。
一例として、抵抗17の抵抗値に対するコンデ
ンサ5の電荷がサイリスタ8、ダイオード18、
抵抗17、ストツプスイツチ11、接地、および
点火コイル7に流れる電流最大値をIpとしグラフ
に示した一例を第2図に示す。
この例では、抵抗17の抵抗値が10Ω以上であ
るとほぼサイリスタ8およびダイオード18の電
流耐量以下となるので、抵抗17の抵抗値が10Ω
〜数百Ωに設定すればサイリスタ8およびダイオ
ード18の破壊は生じない。
また、上記実施例では、側路手段であるダイオ
ード18を接地とダイオード16と抵抗17の接
続点との間において、アノードを接地側にカソー
ドをダイオード16と抵抗17の接続点側に接続
したものを示したが、第3図に示したとおり、カ
ソードをサイリスタ12のカソードに接続し、ア
ノードを接地線(GND)に接続してもよい。
この場合、接地線が接触不良を生じたとき、コ
ンデンサ5の電荷はサイリスタ8が導通すると、
サイリスタ8、ダイオード18、ダイオード1
6、抵抗17、ストツプスイツチ11、接地、お
よび点火コイル7の経路を通ることになり、この
流れる電流は抵抗17により制限でき、定電圧ダ
イオード15およびサイリスタ12のゲート、カ
ソードに流れる電流を側路できるとともに、サイ
リスタ8、ダイオード18およびダイオード16
に流れる電流をも制限できるので、上記実施例と
同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
この発明は以上説明したとおり、半導体スイツ
チング素子の制御極と発電コイルの他端とに定電
圧手段を接続しストツプスイツチの端子間の印加
電圧を常に低い電圧に保持した停止装置の接地側
より定電圧手段を通り半導体スイツチング素子の
制御極出力端を通る異常電圧を側路する手段と、
この側路した電流を制限する手段と、ストツプス
イツチから流れ込む電流を阻止する手段を設けた
ので、停止装置を構成する定電圧手段や半導体ス
イツチング素子の破壊を防止できるとともに側路
する手段と阻止する手段を構成する半導体素子の
破壊を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の機関の停止装置の一実施例
の回路図、第2図は第1図の機関の停止装置にお
ける電流制限手段の抵抗値対電流特性を示す図、
第3図はこの考案の機関の停止装置の他の実施例
の回路図、第4図および第5図はそれぞれ従来の
機関の停止装置の回路図である。 1……発電コイル、2……信号コイル、3……
点火装置、4,6,10,14,16,18……
ダイオード、5……コンデンサ、7……点火コイ
ル、8,12……サイリスタ、11……ストツプ
スイツチ、13,17……抵抗、15……定電圧
ダイオード。なお、図中、同一符号は同一または
相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁石発電機コイルと、この発電コイルの出力
    を受けて点火コイルの機関点火電圧を発生する
    点火回路と、上記発電コイルの一端に接続さ
    れ、入力端と出力端と制御極とを有する半導体
    スイツチング素子と、上記出力端と上記発電コ
    イルの他端に接続されたストツプスイツチと、
    上記制御極と上記発電コイルの他端とに接続さ
    れ上記半導体スイツチング素子の制御極に印加
    される電圧を定電圧化する定電圧手段と、この
    定電圧手段を通り上記半導体スイツチング素子
    の制御極と出力端を通る電流を側路する手段
    と、この側路する手段により側路され側路する
    手段を流れる電流を制限する手段と、上記スト
    ツプスイツチより流れ込む電流を阻止する手段
    とを備えた機関の停止装置。 (2) 側路する手段はダイオードであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の機
    関の停止装置。 (3) 制限する手段は抵抗であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の機関の停
    止装置。 (4) 阻止する手段はダイオードであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の機
    関の停止装置。
JP8303085U 1985-05-30 1985-05-30 Expired JPH0318699Y2 (ja)

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JPS61197259U JPS61197259U (ja) 1986-12-09
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