JPH0318665Y2 - - Google Patents

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JPH0318665Y2
JPH0318665Y2 JP1984079479U JP7947984U JPH0318665Y2 JP H0318665 Y2 JPH0318665 Y2 JP H0318665Y2 JP 1984079479 U JP1984079479 U JP 1984079479U JP 7947984 U JP7947984 U JP 7947984U JP H0318665 Y2 JPH0318665 Y2 JP H0318665Y2
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JP
Japan
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rack
variable nozzle
opening
opening degree
ring
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JP1984079479U
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JPS60192230U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は可変ノズルベーン式ターボの制御機構
に関し、可変ノズルベーンの開度が所定値になる
ように無段階に制御し得るように工夫したもので
ある。
〈従来の技術〉 ターボチヤージヤの一種として可変ノズルベー
ン式ターボ(以下VGターボと略称する)と呼称
されるものが提案されている。このVGターボ
は、第6図に示すように、ターボチヤージヤ1の
周囲に環状に配設されたリング2に等配に配設さ
れた可変ノズル3の開度によりターボチヤージヤ
1に流入する排気ガスの流量を制御し得るように
したものである。従来技術における可変ノズル3
の開度はエアシリンダ4により制御している。即
ち、エアシリンダ4は2つの空気供給口4a,4
bを有しており、この結果2段階にピストンロツ
ド4cの突出量を調整し得るようになつている。
この結果、エアシリンダ4は、エアシリンダ4を
動作させない場合、空気供給口4aからエアーを
供給してピストンロツド4cを突出させ可変ノズ
ル3を閉じた場合、更に空気供給口4bからエア
ーを供給してピストンロツド4cを更に突出させ
可変ノズル3を更に閉じた場合の3種類のモード
をとることができる。
第7図はエアシリンダ4の制御系を示す回路図
である。同図中、5は電源、6はアクセル、7は
タコメータ、8,9は電磁バルブ、10はエアタ
ンクである。かかる制御系において、アクセル6
を踏み込み、この踏み込み量が所定値になるとタ
コメータ7が動作する。このタコメータ7はエン
ジン回転数を検出してその回転数が第1の設定値
N1になつたとき電磁弁8を動作せしめるととも
に、更に回転数が上昇しエンジンの回転数が第2
の設定値N2になつたとき電磁弁9を動作せしめ
る。これに伴い、先ずエアタンク10から電磁弁
8及び空気供給口4aを介してエアシリンダ4に
エアーが供給され、その後同様にして電磁弁9及
び空気供給口4bを介してエアシリンダ4にエア
ーが供給される。かくて可変ノズル3の開度は3
段階に制御されるのである。
第8図は、上記従来技術におけるエンジンの回
転数NEに対するブースト圧Pbの特性を示す図で
ある。同図を参照すれば明らかな通り、従来技術
においては、エアシリンダ4により間欠的に可変
ノズル3の開度を制御しているので、このエアシ
リンダ4が動作すると回転数N1,N2毎にブース
ト圧Pbの急激な変化を生起し鋸歯状の特性曲線
となつてしまう。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案は、上記従来技術に鑑み、VGターボの
可変ノズルの開度を所定通りに無段階に変化せし
め得るようにしたVGターボの制御機構を提供す
ることを目的とする。
〈問題を解決するための手段〉 上記目的を達成する本考案の構成は、ターボチ
ヤージヤの周囲に回動可能に取付けられたリング
に等間隔に配設された可変ノズルを有し、前記リ
ングを回動させて前記可変ノズルの開度を変化さ
せることによりターボチヤージヤに流入する排気
ガスの流量を制御し得るようになつている可変ノ
ズルベーン式ターボの制御機構において、 回転軸にピニオンが固着された電動機と、 一端がフレキシブルワイヤを介して前記リング
に連結され、前記ピニオンを介して前記電動機の
駆動力によりリングを介して無段階に前記可変ノ
ズルの開度を変化せしめるラツクと、このラツク
に取付けられ前記可変ノズルの開度と対応した前
記ラツク位置を検出するラツクセンサと、アクセ
ル開度、エンジン回転数、ブースト圧及び前記ラ
ツクの位置を表わす情報を処理して全負荷状態を
検知するとブースト圧を一定値とするよう前記電
動機を介して前記可変ノズルの開度を制御し、部
分負荷状態を検知すると前記アクセル開度をパラ
メータとしてエンジン回転数の上昇に伴い上記開
度を広げるよう制御し、さらに急加速時には上記
開度を一旦最小に絞つた後徐々に大きくなるよう
に制御するマイクロコンピユータとを有すること
を特徴とする。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。第1図は本考案の実施例を概念的に示す説
明図で、従来技術と同一部分には同一番号を付し
ている。同図に示すように、本実施例では、ラツ
ク11の図中左右方向への直線移動をフレキシブ
ルワイヤ12を介してリング2に伝達することに
よりこのリング2を反時計方向若しくは時計方向
に回動せしめて可変ノズル3の開度を調整するよ
うになつている。このときラツク11は、サーボ
モータ若しくはステツプモータ等の電磁弁13の
駆動力をこのラツク11と噛合するピニオン14
を介して伝達することにより駆動される。また、
このラツク11の変位はラツクセンサ15により
検出される。
前記電動機13の回動量はマイクロコンピユー
タ16により制御される。更に詳言すると、第2
図に示すように、マイクロコンピユータ16には
アクセル開度A0、エンジンの回転数NE、ブース
ト圧Pb、可変ノズル3の開度と対応しているラ
ツクセンサ15で検出したラツク11の位置であ
るラツク位置Lを夫々表わす信号が供給され、こ
の信号に基づき所定の演算を行ない、その演算結
果に基づいて可変ノズル3の開度FNの最適値を
決定し、この開度FNになるように電動機13の
回動量を決定する。
このときの制御量の決定は具体的には次のよう
に行なう。
定常全負荷時 第3図に示すようにエンジンの回転数NE
対してブースト圧Pbが一定値に保たれるよう
な開度FNとする。
部分負荷時 部分負荷時にはブースト圧Pbを上げる必要
がないため、燃費を改善すべく、第4図に示す
ように、アクセル開度A0をパラメータとして
エンジンの回転数NEに対し開度FNを直線的に
変化せしめる。
急加速時 急加速時はアクセル開度A0を時間で微分す
ることによりこれを知ることができるので、タ
ーボラグ短縮のため、一旦開度FNを最小まで
絞りブースト圧Pbが上昇してから開度FN
徐々に大きくする。第5図はこのときの時間t
に対する開度FNを示す特性図である。同図は、
時間t1で急加速が検出された場合を示してい
る。
〈考案の効果〉 以上実施例とともに具体的に説明したように、
本考案によればVGターボにおける可変ノズルの
開度を所定値に無段階で制御することができるの
で、その分制御がスムーズになる。このとき本考
案では運転状態に応じてノズルベーン開度を制御
することができ、燃費の改善(部分負荷時)及び
加速応答性の向上(急加速時)という効果を得
る。また、ブースト圧信号をフイードバツクして
ブースト圧を制御することもできるので、定常全
負荷時のノズルベーン開度の制御性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を概念的に示す説明
図、第2図はそのマイクロコンピユータを示すブ
ロツク図、第3図〜第5図は前に実施例による制
御の特性を示す特性図、第6図は従来技術に係る
VGターボを概念的に示す説明図、第7図はその
制御系を示す回路図、第8図はその特性を示す特
性図である。 図面中、1はターボチヤージヤ、2はリング、
3は可変ノズル、11はラツク、12はフレキシ
ブルワイヤ、13は電動機、14はピニオン、1
6はマイクロコンピユータである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ターボチヤージヤの周囲に回動可能に取付けら
    れたリングに等間隔に配設された可変ノズルを有
    し、前記リングを回動させて前記可変ノズルの開
    度を変化させることによりターボチヤージヤに流
    入する排気ガスの流量を制御し得るようになつて
    いる可変ノズルベーン式ターボの制御機構におい
    て、 回転軸にピニオンが固着された電動機と、 一端がフレキシブルワイヤを介して前記リング
    に連結され、前記ピニオンを介して前記電動機の
    駆動力によりリングを介して無段階に前記可変ノ
    ズルの開度を変化せしめるラツクと、このラツク
    に取付けられ前記可変ノズルの開度と対応した前
    記ラツク位置を検出するラツクセンサと、アクセ
    ル開度、エンジン回転数、ブースト圧及び前記ラ
    ツクの位置を表わす情報を処理して全負荷状態を
    検知するとブースト圧を一定値とするように前記
    電動機を介して前記可変ノズルの開度を制御し、
    部分負荷状態を検知すると前記アクセル開度をパ
    ラメータとしてエンジン回転数の上昇に伴い上記
    開度を広げるよう制御し、さらに急加速時には上
    記開度を一旦最小に絞つた後徐々に大きくなるよ
    うに制御するマイクロコンピユータとを有するこ
    とを特徴とする可変ノズルベーン式ターボの制御
    機構。
JP7947984U 1984-05-31 1984-05-31 可変ノズルベ−ン式タ−ボの制御機構 Granted JPS60192230U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7947984U JPS60192230U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 可変ノズルベ−ン式タ−ボの制御機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP7947984U JPS60192230U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 可変ノズルベ−ン式タ−ボの制御機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60192230U JPS60192230U (ja) 1985-12-20
JPH0318665Y2 true JPH0318665Y2 (ja) 1991-04-19

Family

ID=30624429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7947984U Granted JPS60192230U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 可変ノズルベ−ン式タ−ボの制御機構

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143219A (ja) * 1984-08-06 1986-03-01 Mazda Motor Corp 排気タ−ボ過給機付エンジンの過給圧制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826088A (ja) * 1971-08-06 1973-04-05
JPS595773A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 Canon Inc 像検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826088A (ja) * 1971-08-06 1973-04-05
JPS595773A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 Canon Inc 像検出装置

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JPS60192230U (ja) 1985-12-20

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