JPH0318652Y2 - - Google Patents

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JPH0318652Y2
JPH0318652Y2 JP16781585U JP16781585U JPH0318652Y2 JP H0318652 Y2 JPH0318652 Y2 JP H0318652Y2 JP 16781585 U JP16781585 U JP 16781585U JP 16781585 U JP16781585 U JP 16781585U JP H0318652 Y2 JPH0318652 Y2 JP H0318652Y2
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exhaust
cylinder
sound
manifold
engine
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JP16781585U
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JPS6274121U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、6気筒エンジンの排気騒音低減装置
に関する。更に詳しくは、エンジンの一定回転時
における各気筒から生じる排気音を互いに相殺す
るように干渉させて排気騒音を低減する装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のエンジンの各シリンダヘツドか
ら集合点に至る長さを等しくしたシリンダタイプ
の排気マニホールドにおいて、単純に排気音干渉
を行つた場合には、各気筒から生じる1次及び3
次の各排気音は位相を異にするため相殺的干渉と
なり、集合した排気音を低減することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前記シングルタイプの排気マニホール
ドでは各気筒の2次の排気音は位相が同一となる
ため建設的干渉となり、集合した排気音は音圧レ
ベルが増大する問題点があつた。
本考案の目的は、1次〜3次の各排気音に位相
差をもたせて相殺的干渉を起させることにより、
集合した排気騒音を低減し得るエンジンの排気騒
音低減装置を提供することにある。
なお、本明細書で「1次」とは、エンジンのク
ランク軸1回転を周期とする現象をいい、「2次」
とは、エンジンのクランク軸1回転中に2回繰り
返される現象をいい、「3次」とは、エンジンの
クランク軸1回転中に3回繰り返される現象をい
う。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の排気騒音低減装置は、第1図に示すよ
うに6気筒エンジン10の各気筒の排気時期が重
ならないように各排気管をデユアルタイプに分割
した3本の排気マニホールド11,12,13に
形成し、これらの排気マニホールド11,12,
13のうちいずれか1本を基準マニホールド11
とし、この基準マニホールド11のシリンダヘツ
ドから3本の排気マニホールドの集合点Aに至る
までの長さをlとし、前記エンジン10の一定回
転(回転速度Nrpm)時の各気筒の1次排気音の
波長をλとするとき、他の2本の排気マニホール
ド12,13の各シリンダヘツドから前記集合点
Aに至るまでの長さをそれぞれl+(λ/6)及
びl+(λ/12)としたものである。
〔作 用〕
エンジン10が一定回転しているときの各気筒
の1次排気音の波長は、3本の排気マニホールド
11,12,13における排気管出口から等距離
の位置ではそれぞれ120゜ずつ位相差が生じるが、
これらの集合点Aでは3本の排気マニホールド1
1,12,13のそれぞれの長さがl、l+
(λ/6)、l+(λ/12)であるため、それぞれ
0゜、180゜、270゜ずつ位相がずれて合成される。
これにより、基準マニホールド11を通つて集
合点Aに至つた1次及び3次の各排気音は排気マ
ニホールド12を通つて集合点Aに至つた排気音
の干渉を受けて相殺され、排気マニホールド13
を通つて集合点Aに至つた排気音のみがマフラー
14を介して尾管15から放出される。また基準
マニホールド11を通つて集合点Aに至つた2次
の排気音は排気マニホールド13を通つて集合点
Aに至つた排気音の干渉を受けて相殺され、排気
マニホールド12を通つて集合点Aに至つた排気
音のみが尾管15から放出される。
〔実施例〕
次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、10は直列型6気筒のデイー
ゼルエンジンである。このエンジン10の各排気
管は各気筒の排気時期が重ならないようにデユア
ルタイプに分割され、3本の排気マニホールド1
1,12,13に形成される。この例ではエンジ
ン前端から第1気筒として、気筒の爆発が第1気
筒→第4気筒→第2気筒→第6気筒→第3気筒→
第5気筒の順序で行われるとき、排気マニホール
ド11は第3及び第4気筒、排気マニホールド1
2は第1及び第6気筒、排気マニホールド13は
第2及び第5気筒をそれぞれデユアルタイプに形
成される。
排気マニホールド11は、基準マニホールドで
あつて、第3又は第4気筒のヘツドから集合点A
に至るまでの距離を基準長lとする。また排気マ
ニホールド12は、第1又第6気筒のヘツドから
集合点Aに至るまでの距離l+(λ/6)の長さ
を有する。更に排気マニホールド13は、第2又
は第5気筒のヘツドから集合点Aに至るまでの距
離がl+(λ/12)の長さを有する。ここで、λ
はエンジン10が一定回転(回転速度Nrpm)す
るときの各気筒の1次排気音の波長であつて、
N/60Hzにおける波長である。3本の排気マニホ
ールド11,12,13は集合点Aで集合した
後、マフラー14を介して尾管15に接続する。
このような構成の集合点Aにおける排気マニホ
ールド11,12,13の各排気音の音圧変化を
第2図に示す。第2図において、実線は排気マニ
ホールド11、破線は排気マニホールド12、一
点鎖線は排気マニホールド13の各排気音の音圧
変化を示す。3本の排気マニホールド11,1
2,13の各排気音の波形はそれぞれ0゜、180゜、
270゜ずつ位相がずれるため、1次及び3次の音圧
変化では排気マニホールド11の排気音は、排気
マニホールド12の排気音と逆位相になり、相殺
的に干渉される結果、排気マニホールド13の排
気音だけが尾管15から放出される。また2次の
音圧変化では排気マニホールド11の排気音は、
排気マニホールド13の排気音と逆位相になり、
相殺的に干渉されるため、排気マニホールド12
の排気音だけが尾管15から放出される。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、1次〜3
次までの各気筒から発せられる排気音の合成音を
2気筒分だけに相殺できるため、残存する音のエ
ネルギーは従来の1/3の量となり、車両騒音を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例排気騒音低減装置の構
成図、第2図はその集合点Aにおける各排気マニ
ホールドの排気音の音圧変化を示す図。 10……エンジン、11〜13……排気マニホ
ールド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 6気筒エンジンの各気筒の排気時期が重ならな
    いように各排気管をデユアルタイプに分割した3
    本の排気マニホールドに形成し、前記3本の排気
    マニホールドのうちいずれか1本を基準マニホー
    ルドとし、この基準マニホールドのシリンダヘツ
    ドから3本の排気マニホールドの集合点に至るま
    での長さをlとし、前記エンジンの一定回転時の
    各気筒の1次排気音の波長をλとするとき、他の
    2本の排気マニホールドの各シリンダヘツドから
    前記集合点に至るまでの長さをそれぞれl+
    (λ/6)及びl+(λ/12)としたことを特徴と
    するエンジンの排気騒音低減装置。
JP16781585U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0318652Y2 (ja)

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JP16781585U JPH0318652Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP16781585U JPH0318652Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Publication Number Publication Date
JPS6274121U JPS6274121U (ja) 1987-05-12
JPH0318652Y2 true JPH0318652Y2 (ja) 1991-04-19

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