JPH03185800A - 電子部品およびその電子部品連 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子部品およびその電子部品連に係り、さら
に詳しく言えば、テーピングに好適なリード端子を有す
る電気二重層コンデンサなどの電子部品とその電子部品
連に関するものである。

〔従来の技術〕

回路基板などに対する部品実装用自動機への対応性をよ
くするため、最近では種々の電子部品がテープ状台紙と
粘着テープとによりテーピングされ、電子部品連として
顧客に提供されている。

ところで、コイン型セルを有する電気二重層コンデンサ
は、それを所定個数積層することにより、所望とする耐
電圧が得られるが、それ自体は外部引出しリードを備え
ていないため、回路基板へ実装することを考慮して、そ
の各電極面にリード端子を溶接などにて取付けるように
している。なお、上記コイン型セルを回路基板に対して
縦置き状態で実装する場合には、各リード端子は同方向
かつ互いに平行となるように配向され、これに対して横
置き状態で実装する場合には、各リード端子はほぼＬ字
状に折り曲げられ、回路基板に対するそれらの取付脚が
同方向かつ互いに平行となるようにコイン型セルの各電
極面に取付けられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

通常、テーピングは一枚のテープ状台紙に電子部品のリ
ードを所定の間隔をもって並べ、それを粘着テープにて
押さえることによりなされるが。

電気二重層コンデンサの場合は、コイン型セル自体が他
の電子部品に比べである程度の大きさを有するとともに
、リード端子も帯板状でしかもそれらの間には所定の間
隔がおかれているいるため。

テーピングにより電子部品連を構成することは困難とさ
れていた。

このような理由により、電気二重層コンデンサにおいて
は、所謂ばらな状態で取り扱われており、部品管理が煩
雑になるばかりでなく、自動機への適用に際しても例え
ばポールフィーダを有する部品整列機を必要とするなど
の不都合があった。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため、この発明においては、コイン
型セルの単体もしくはその複数個を積層してなる電子部
品本体の各電極面に、回路基板への取付脚を有する一対
のリード端子をそれらの取付脚が同方向に延在するよう
に取付けてなる電子部品おいて、リード端子の各取付脚
に、それらの先端部を互いに平行とした状態でほぼ接触
させるように対向させる折曲部を設けてなる構成として
いる。

そしてこの電子部品は、各取付脚の先端部間にテープ状
の台紙を挿通するとともに、同台紙の両面に粘着テープ
を貼り合せて各取付脚の先端部を台紙に保持させること
により、電子部品連とされる。

〔作　　　用〕

この発明によれば、各リード端子の先端部が互いに平行
状態でほぼ接触するように折り曲げられているため、電
気二重層コンデンサなどのコイン型セルを有する複数の
電子部品を一枚の台紙に保持させることができる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図と第２図には回路基板に対して縦置き状態で実装
されるリード同一方向型の電気二重層コンデンサの実施
例が示されている。

この電気二重層コンデンサ１は例えば２つのコイン型コ
ンデンサセル２’、２’を積）ｔ４　してなるコンデン
サ本体２を備えている。この場合、コンデンサセル２’
、２’を積層するにあたって、一方のコンデンサセル２
′側に連結用のカップ３（第２図参照）を溶接固定する
とともに、そのカップ３内に他方のコンデンサセル２′
を嵌合し、同じくそれらを溶接するようにしている。

しかるのち、その周囲に熱収縮性のスリーブ４が被せら
れる。コンデンサ本体２の各電極面には、一対のリード
端子５，５が例えば溶接にて取付けられる。

各リード端子５，５は電極面に対して溶接される端子本
体６，６と、図示しない回路基板に対する取付脚７，７
とを備えているが、取付脚７．７にはそれらの各先端部
７ａ、７ａを互いに平行とした状態で接触もしくは若干
の間隔をもって対向させるような折曲部７ｂ、７ｂが設
けられている。

すなわち、この折曲部７ｂ、７ｂはクランク状をなし、
これによって各先端部７ａ、７ａはそれらの間が挟持部
となるように対向的に配置される。

なおこの実施例では、リード端子５，５は同一の形状で
あって、それを左右対称的に用いている。

またこの例では、リード端子５の取付脚７は丸棒で、端
子本体６はそれを偏平に押しつぶしてなる平板状に形成
されているが、よりテーピングし易くするには、取付脚
７の先端部７ａを平板状としてもよい、さらには、リー
ド端子５は例えばステンレス板から一体的に打ち抜かれ
たものであってもよい。

この電気二重層コンデンサ１を電子部品連とするには、
まず、テープ状の台紙８を取付＃７，７の各先端部７ａ
、７ａ間に押通する。そして、同台紙８の両側面に粘着
テープ９．９をに貼り合せる。これにより、取付脚７，
７の各先端部７ａ。

７ａが一枚の台紙８に保持される。なお１部品実装用の
自動機に供給するに際して、このリード端子５，５は第
２図矢印Ｃで示すように、折曲部７ｂ、７ｂの上部位置
にて切断される。

以」；縦置き型の電気二重層コンデンサについて説明し
たが、この発明は回路基板に横置き状態で実装するタイ
プのリード端子に対しても適用可能である。さらには、
この発明の電子部品および電子部品連にはボタン型電池
なども含まれる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、コイン型セル
を有する電子部品本体の各電極面に取付けられる一対の
リード端子の各取付脚に、それらの先端部を互いに平行
とした状態でほぼ接触させるような折曲部を設けること
により、電気二重層コンデンサのようなコイン型セルを
有する電子部品でも一枚の台紙上に並べて電子部品連と
することができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示した斜視図、第２同は同実
施例の断面図である。 図中、１は電気二重層コンデンサ、２はコンデンサ本体
、２′はコインセル、３はカップ、４はスリーブ、５，
５はリード端子、６は端子本体、７は取付脚、７ａは先
端部、７ｂは折曲部、８は台紙、９は粘着テープである
。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コイン型セルの単体もしくはその複数個を積層し
   てなる電子部品本体の各電極面に、回路基板への取付脚
   を有する一対のリード端子をそれらの取付脚が同方向に
   延在するように取付けてなる電子部品おいて、 上記リード端子の各取付脚に、それらの先端部を互いに
   平行とした状態でほぼ接触させるように対向させる折曲
   部を設けてなることを特徴とする電子部品。
2. （２）コイン型セルの単体もしくはその複数個を積層し
   てなる電子部品本体の各電極面に、回路基板への取付脚
   を有する一対のリード端子をそれらの取付脚が同方向に
   延在するように取付けた電子部品をテーピングしてなる
   電子部品連において、上記リード端子の各取付脚にそれ
   らの先端部を互いに平行とした状態でほぼ接触させるよ
   うに対向させる折曲部を設け、各取付脚の先端部間にテ
   ープ状の台紙を挿通するとともに、同台紙の両面に粘着
   テープを貼り合せて上記各取付脚の先端部を上記台紙に
   保持させてなることを特徴とする電子部品連。