JPH03185452A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH03185452A
JPH03185452A JP32540989A JP32540989A JPH03185452A JP H03185452 A JPH03185452 A JP H03185452A JP 32540989 A JP32540989 A JP 32540989A JP 32540989 A JP32540989 A JP 32540989A JP H03185452 A JPH03185452 A JP H03185452A
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正臣 佐々木
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保 有賀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は電子写真用感光体に関し、詳しくは感光層中に
特定の化合物を含有させた電子写真用感光体に関する。
〔従来技術〕
従来、電子写真方式において使用される感光体の光導電
性素材として用いられているものにセレン、硫化カドミ
ウム、酸化亜鉛などの無機物質がある。ここにいう「電
子写真方式」とは、一般に。
光導電性の感光体をまず暗所で1例えばコロナ放電によ
って、帯電せしめ、次いで像露光し、露光部のみの電荷
を選択的に逸散せしめて静電潜像を得、この潜像部を染
料、顔料などの着色材と高分子物質などの結合剤とから
構成される検電微粒子(トナー)で現像し可視化して画
像を形成するようにした画像形成法の一つである。
このような電子写真法において感光体に要求される基本
的な特性としては、(1)暗所で適当な電位に帯電でき
ること、(2)暗所において電荷の逸散が少ないこと、
(3)光照射によって速やかに電荷を逸散せしめうろこ
となどがあげられる。
ところで、前記の無機物質はそれぞれが多くの長所をも
っていると同時に、さまざまな欠点をも有しているのが
実状である0例えば、現在広く用いられているセレンは
前記(1)−(3)の条件は十分に満足するが、製造す
る条件がむずかしく、製造コストが高くなり、可撓性が
なく、ベルト状に加工することがむずかしく、熱や機械
的の衝撃に鋭敏なため取扱いに注意を要するなどの欠点
もある硫化カドミウムや酸化亜鉛は、結合剤としての樹
脂に分散させて感光体として用いられているが。
平滑性、硬度、引張り強度、耐摩擦性などの機械的な欠
点があるためにそのままでは反復して使用することがで
きない。
近年、これら無機物質の欠点を排除するためにいろいろ
な有機物質を用いた電子写真用感光体が提案され、実用
に供されているものもある1例えば、ポリ−N−ビニル
カルバゾールと2.4.7−ドリニトロフルオレンー9
−オンとからなる感光体(米国特許第3484237号
明細書に記載)、ポリ−N−ビニルカルバゾールをピリ
リウム塩系色素で増感してなる感光体(特公昭4g−2
5658号公報に記載)、有機顔料を主成分とする感光
体(特開昭47−37543号公報に記載)、染料と樹
脂とからなる共晶錯体を主成分とする感光体(特開昭4
7−10735号公報に記載)、トリフェニルアミン化
合物を色素増感してなる感光体(米国特許第3,180
,730号)、アミン誘導体を電荷輸送材料として用い
る感光体(特開昭57−195254号公報)、ポリ−
N−ビニルカルバゾールとアミン誘導体を電荷輸送材料
として用いる感光体(特開昭58−1155号公報)、
多官能第3アミン化合物なかでもベンジジン化合物を光
導電材料として用いる感光体(米国特許第3,265,
496号、特公昭39−11546号公報、特開昭53
−27033号公報)などである、これらの感光体は優
れた特性を有しており実用的にも価値が高いと思われる
ものであるが、電子写真法において、感光体に対するい
ろいろな要求を考慮すると、まだ、これらの要求を十分
に満足するものが得られていないのが実状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、先に述べた従来の感光体のもつ種々の
欠点を解消し、電子写真法において要求される条件を十
分満足しうる感光体を提供することにある。更に、本発
明の他の目的は、製造が容易でかつ比較的安価に行なえ
、耐久性にもすぐれた電子写真用感光体を提供すること
にある。
〔構  成〕
本発明によれば、導電性支持体上に下記一般式(1)で
表わされるポリエーテル化合物の少くとも1種を有効成
分として含有する感光層を有することを特徴とする電子
写真用感光体が提供される。
(式中、Arはフェニレン基又はビフェニレン基を、R
1及びR2は置換もしくは無置換のアルキル基又は置換
もしくは無置換のアリール基を、nは1〜4の整数を表
わす、) 本発明において感光層に含有させる前記一般式(1)で
表わされる化合物は、例えば、一般式(II) (R’及びR3は前記と同じ) で表わされる化合物と 一般式(m) X−Ar−QC8,(001,0% )r#Ar−X 
         (m )(Ar及びnは前記と同じ
、Xはハロゲン原子を表わす、) で示されるハロゲン化物を反応させることによって製造
される。
前記合成法で得られる一般式(I)のポリエーテル化合
物を更に具体的に説明する。
一般式(I)におけるR1およびR2がアリール基であ
る場合、これらはフェニル基、ビフェニル基、ターフェ
ニリル基あるいはナフチル基等の炭素環式の芳香族基で
ある。そして、これらのアリール基は次に示すような置
換基を有することができる。
(1)ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基(2〉アルキ
ル基、好ましくは、C□〜012とりわけC1−C,、
さらに好ましくはC1〜C4の直鎖または分岐鎖のアル
キル基であり、これらのアルキル基はさらにフッ素原子
、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フェ
ニル基又はハロゲン原子、 C,−C4のアルキル基も
しくはC,−C,のアルコキシ基で、置換されたフェニ
ル基を含有してもよい0.具体的には、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基
、S−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、トリフ
ルオロメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−シアノ
エチル基、2−エトキシエチル基、2−メトキシエチル
基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベ
ンジル基、4−メトキシベンジル基、4−フェニルベン
ジル基等が挙げられる。
(3)アルコキシ基(−oat);ttzは(2)で定
義したアルキル基を表わす、具体的には、メトキシ基。
エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、t
−ブトキシ基、n−ブトキシ基、S−ブトキシ基、i−
ブトキシ基、2−ヒドロキシエトキシ基、2−シアノエ
トキシ基、ベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキ
シ基、トリフルオロメチル基等が挙げられる。
(4)アリールオキシ基ニアリール基としてフェニル基
、ナフチル基があげられる。これは、C1−04のアル
コキシ基、01〜C1のアルキル基またはハロゲン原子
を置換基として含有してもよい。
具体的には、フェノキシ基、l−ナフチルオキシ基、2
−ナフチルオキシ基、4−メチルフェノキシ基、4−メ
トキシフェノキシ基、4−クロロフェノキシ基、6−メ
チル−2−ナフチルオキシ基等が挙げられる。
(5)アルキルメルカプト基(−5R1);R工は(2
)で定義したアルキル基を表わす。
具体的にはメチルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ
基、P−メチルフェニルチオ基等が挙げられる。
−ル基を表わし、アリール基としては、例えばフェニル
基、ビフェニリル基又はナフチル基があげられ、これら
はC,−C4のアルコキシ基、01〜C4のアルキシ基
、又はハロゲン原子を置換基として含有してもよい、R
2と83は共同で環を形成しても良い、またアリール基
上の炭素原子と共同で環を形成してもよい、) 具体的には、アミノ基、ジエチルアミノ基。
N−メチル−N−フェニルアミノ基、N、N−ジフェニ
ルアミノ基、 N、N−ジ(P−トリール)アミノ基、
ジベンジルアミノ基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ユ
ロリジル基等が挙げられる。
(7)メチレンジオキシ基、又はメチレンジチオ基等の
アルキレンジオキシ基又はアルキレンジチオ基、 また、一般式(I)におけるR″およびR2が置換もし
くは無置換のアルキル基である場合は前記(2)で定義
した内容と同一である。
以下にこれらポリエーテル化合物の代表的な例を示す。
本発明の感光体は、上記のようなポリエーテル化合物の
1種又は2種以上を感光層2(2’ 、2”、2’又は
21111)に含有させたものであるが、これらポリエ
ーテル化合物の応用の仕方によって第1図、第2図、第
3図、第4図あるいは第5図に示したごとくに用いるこ
とができる。
第1図における感光体は導電性支持体1上にポリエーテ
ル化合物、増感染料および結合剤(結着樹脂)よりなる
感光層2が設けられたものである。ここでのポリエーテ
ル化合物は光導電性物質として作用し、光減衰に必要な
電荷担体の生成および移動はポリエーテル化合物を介し
て行なわれる。しかしながら、ポリエーテル化合物は光
の可視領域においてほとんど吸収を有していないので、
可視光で画像を形成する目的のためには可視領域に吸収
を有する増感染料を添加して増感する必要がある。
第2図における感光体は、導電性支持体1上に電荷発生
物!!t3をポリエーテル化合物と結合剤とからなる電
荷搬送媒体4の中に分散せしめた感光層2′が設けられ
たものである。ここでのポリエーテル化合物は結合剤(
又は、結合剤及び可塑剤)とともに電荷搬送媒体を形成
し、一方、電荷発生物質3(無機又は有機顔料のような
電荷発生物質)が電荷担体を発生する。この場合、電荷
搬送媒体4は主として電荷発生物質3が発生する電荷担
体を受入れ、これを搬送する作用を担当している。そし
て、この感光体にあっては電荷発生物質とポリエーテル
化合物とが、たがいに、主として可視領域において吸収
波長領域が重ならないというのが基本的条件である。こ
れは、電荷発生物質3に電荷担体を効率よく発生させる
ためには電荷発生物質表面まで、光を透過させる必要が
あるからである。
−m式(1)で表わされるポリエーテル化合物は可視領
域にほとんど吸収がなく、一般に可視領域の光線を吸収
し、電荷担体を発生する電荷発生物質3と組合わせた場
合、特に有効に電荷搬送物質として働くのがその特長で
ある。
第3図における感光体は、導電性支持体1上に電荷発生
物質3を主体とする電荷発生層5と、ポリエーテル化合
物を含有する電荷搬送M4との積層からなる感光層2′
が設けられたものである。この感光体では、電荷搬送層
4を透過した光が電荷発生層5に到達し、その領域で電
荷担体の発生が起こり、一方、電荷搬送層4は電荷担体
の注入を受け、その搬送を行なうもので、光減衰に必要
な電荷担体の発生は、電荷発生物質3で行なわれ、また
電荷担体の搬送は、電荷搬送層4(主としてポリエーテ
ル化合物が働く)で行なわれる。こうした機構は第2図
に示した感光体においてした説明と同様である。
第4図における感光体は第3図の電荷発生層5とポリエ
ーテル化合物を含有する電荷搬送層4の積層順を逆にし
たものであり、その電荷担体の発生及び搬送の機構は上
記の説明と同様にできる。この場合機械的強度を考慮し
第5図の様に電荷発生層5の上に保護層6を設けること
もできる。
実際に本発明感光体を作製するには、第1図に示した感
光体であれば、結合剤を溶かした溶液にポリエーテル化
合物の1種又は2種以上を溶解し。
更にこれに増感染料を加えた液をつくり、これを導電性
支持体1上に塗布し乾燥して感光層2を形成すればよい
感光層の厚さは3〜50μm、好ましくは5〜20μm
が適当である。感光層2に占めるポリエーテル化合物の
量は30〜70重量2、好ましくは約50重量算であり
、また、感光層2に占める増感染料の量は0.1〜5重
量2、好ましくは0.5−3重量算である。増感染料と
しては、ブリリアントグリーン、ビクトリアブルーB、
メチルバイオレット、クリスタルバイオレット、アシッ
ドバイオレット6Bのようなトリアリールメタン染料、
ローダミンB、ローダミン6G、ローダミンGエキスト
ラ、エオシンS、エリトロシン、ローズベンガル、フル
オレセインのようなキサンチン染料、メチレンブルーの
ようなチアジン染料、シアニンのようなシアニン染料、
2.6−ジフェニル−4−(N 、 N−ジメチルアミ
ノフェニル)チアピリリウムバークロレート、ベンゾピ
リリウム塩(特公昭48−25658号公報に記載)な
どのビリリウム染料などが挙げられる。なお、これらの
増感染料は単独で用いられても2種以上が併用されても
よい。
また、第2図に示した感光体を作製するには、1種又は
2種以上のポリエーテル化合物と結合剤とを溶解した溶
液に電荷発生物質3の微粒子を分散せしめ、これを導電
性支持体1上に塗布し乾燥して感光層2′を形成すれば
よい。
感光層2′の厚さは3〜50μL好ましくは5〜20μ
■が適当である。感光層2′に占めるポリエーテル化合
物の量は10〜95重量2.好ましくは30〜90重量
算であり、また、感光層2′に占める電荷発生物質3の
量は0.1〜50重量算、好ましくは1〜20重量メで
ある。
電荷発生物質3としては、例えばセレン、セレン−テル
ル、硫化カドミウム、硫化カドミウム−セレン、α−シ
リコンなどの無機顔料、有機顔料としては例えばシーア
イピグメントブルー25(カラーインデックスCI 2
1180)、シーアイピグメントレッド41 (CI 
21200)、シーアイアシッドレッド52(CI 4
5100)、シーアイベーシックレッド3(CI452
1O)、カルバゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭5
3−95033号公報に記載)、ジスチリルベンゼン骨
格を有するアゾ顔料(特開昭53−133445号公報
)、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料(特開昭
53−132347号公報に記載)、ジベンゾチオフェ
ン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−21728号公
報に記載)、オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料(
特開昭54−12742号公報に記載)、フルオレノン
骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−22834号公報
に記載)、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料(特開
昭54−17733号公報に記載)、ジスチリルオキサ
ジアゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−212
9号公報に記載)、ジスチリルカルバゾール骨格を有す
るアゾ顔料(特開昭54−14967号公報に記載)な
どのアゾ顔料、例えばシーアイピグメントブルー16(
CI 7410G)などのブタロシアニン系顔料1例え
ばシーアイバットブラウン5(CI 7341G)、シ
ーアイバットダイ(CI 7303G)などのインジゴ
系顔料。
アルゴスカーレットB(バイエル社製)、インダンスレ
ンスカーレットR(バイエル社製)などのペリレン系顔
料などが挙げられる。なお、これらの電荷発生物質は単
独で用いられても2種以上が併用されてもよい。
更に、第3図に示した感光体は作製するには。
導電性支持体1以上に電荷発生物質を真空蒸着するか或
いは、電荷発生物質の微粒子3を必要によって結合剤を
溶解した適当な溶媒中に分散した分散液を塗布し乾燥す
るかして、更に必要であればパフ研磨などの方法によっ
て表面仕上げ、膜厚調整などを行って電荷発生層5を形
成し、この上に1種又は2種以上のポリエーテル化合物
と結合剤とを溶解した溶液を塗布し乾燥して電荷搬送層
4を形成すればよい、なお、ここで電荷発生層5の形成
に用いられる電荷発生物質は前記の感光層2′の説明に
おいてしたのと同じものである。
電荷発生層5の厚さは5μ量以下、好ましくは2IIa
以下であり、電荷搬送層4の厚さは3〜50pa、好ま
しくは5〜20.が適当である。電荷発生層5が電荷発
生層物質の微粒子3を結合剤中に分散させたタイプのも
のにあっては、電荷発生物質の微粒子3の電荷発生層5
に占める割合は10〜95重量2.好ましくは50〜9
0重量%程度である。また、電荷搬送層4に占める化合
物の量は10〜95重量2、好ましくは30〜90重量
算である。第4図に示した感光体を作成するには、導電
性支持体l上にポリエーテル化合物と結合剤とを溶解し
た溶液を塗布し、乾燥して電荷搬送層4を形成したのち
、この電荷搬送層の上に電荷発生層物質の微粒子を、必
要によって結合剤を溶解した溶媒中に分散した分散液を
スプレー塗工等の方法で塗布乾燥して電荷発生層5を形
成すればよい、電荷発生層あるいは電荷搬送層の量比は
第3図で説明した内容と同様である。このようにして得
られた感光体の電荷発生層5の上に更に適当な樹脂溶液
をスプレー塗工等の方法により保護層6を形成すること
により第5図に示す感光体を作成できる。ここで用いる
樹脂としては、後記する結合剤が使用できる。
なお、これらのいずれの感光体製造においては導電性支
持体1に、アルミニウムなどの金属板又は金属箔、アル
ミニウムなどの金属を蒸着したプラスチックフィルム、
あるいは導電処理を施した紙などが用いられる。また、
結合剤としては、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエス
テル、エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネートな
どの縮合樹脂や、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミドのよ
うなビニル重合体などが用いられるが、絶縁性でかつ接
着性のある樹脂はすべて使用できる。
必要により可塑剤が結合剤に加えられているが、そうし
た可塑剤としてはハロゲン化パラフィン、ポリ塩化ビフ
ェニル、ジメチルナフタリン、ジブチルフタレートなど
が例示できる。
更に、以上のようにして得られる感光体には、導電性支
持体と感光層の間に、必要に応じて接着層又はバリヤ層
を設けることができる。これらの層に用いられる材料と
しては、ポリアミド、ニトロセルロース、酸化アルミニ
ウムなどであり、また膜厚は1μm以下が好ましい。
本発明の感光体を用いて複写を行なうには、感光面に帯
電、露光を施した後、現金を行ない、必要によって、紙
などへ転写を行なう0本発明の感光体は感度が高く、ま
た可撓性に富むなどの優れた利点を有している。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。なお、下記実施
例において部はすべて重量部である。
〔−紋穴(I)の化合物の合成〕
(化合物&12の合成例) 1.5−ビス(4′−ヨードビフェニリル−4−オキシ
)−3−オキサペンタン2.0g、 4.4’−ジメチ
ルジフェニルアミン1.79.、炭酸カリウム1.25
g及び銅粉0.25゜をニトロベンゼン20mに採り、
窒素気流下共沸脱水しながら10時間加熱還流した。放
冷後セライトと共に不溶物を濾過除去しニトロベンゼン
を留去した。残渣をトルエンで抽出、水洗乾燥後減圧濃
縮して暗褐色波状物を得た。これをカラム処理(シリカ
ゲル、溶離液トルエン)したのち、酢酸エチル−エタノ
ールの混合溶媒から2回再結晶して白色粒状結晶のポリ
エーテル化合物(化合物&12)0.60gを得た。
融点75℃(TG−DSCにおける吸熱ピーク温度)元
素分析値はcgsl(sxNiozと 0% 実測値   83.86 計算値   83.95 実施例1 電荷発生物質としてダイアンブルー(シーアイピグメン
トブルー25、CI 211aO)76部、ポリエステ
ル樹脂(バイロン20G、 ill東洋紡績製)の2%
テトラヒドロフラン溶液1260部およびテトラヒドロ
フラン3700部をボールミル中で粉砕混合し、得られ
た分散液をアルミニウム蒸着したポリエステルベースよ
りなる導電性支持体のアルミニウム面上にドクターブレ
ードを用いて塗布し、自然乾燥して厚さ約1μ口の電荷
発生層を形成した。
一方、電荷搬送物質としては&12のポリエーテル化合
物2部、ポリカーボネート樹脂(パンライトK13GG
、 m奇人11)2部およびテトラヒドロフラン16部
を混合溶解して溶液とした後、これを前記電荷発生層上
にドクターブレードを用いて塗布し、80℃で2分間、
ついで120℃で5分間乾燥して厚さして下記の通りで
あった。
N%   N% 6.72  3.38 6.56  3.50 約20μ■の電荷搬送層を形成せしめて感光体&lを作
成した。
実施例2〜21 電荷発生物質および電荷搬送物質(ポリエーテル化合物
)を表−1に示したものに代えた以外は実施例1とまっ
たく同様にして感光体Na2〜21を作成した。
実施例22 厚さ約300μmのアルミニウム板上にセレンを厚さ約
1μmに真空蒸着して電荷発生層を形成せしめた。次い
でNa12のポリエーテル化合物2部、ポリエステル樹
脂(デュポン社製ポリエステルアドヒーシブ49000
)3部およびテトラヒドロフラン45部を混合、溶解し
て電荷搬送層形成液をつくり、これを上記の電荷発生層
(セレン蒸着層)上にドクターブレードを用いて塗布し
、自然乾燥した後、減圧下で乾燥して厚さ約10μ重の
電荷搬送層を形成せしめで、本発明の感光体Na22を
得た。
実施例23 セレンの代りにペリレン系顔料 を用いて電荷発生層(但し、厚さは約0.6μ■)を形
成した。かつ電荷搬送物質としてポリエーテル化合物&
12を用いた以外は実施例22とまったく同様にして感
光体Na23を作成した。
実施例24 ダイアンブルー(実施例1で用いたものと同じ)1部に
テトラヒドロフラン158部を加えた混合物をボールミ
ル中で粉砕、混合した後、これに&12のポリエーテル
化合物12部、ポリエステル樹脂(デュポン社製ポリエ
ステルアドヒーシブ49000)18部を加えて、さら
に混合して得た感光層形成液を、アルミニウム蒸着ポリ
エステルフィルム上にドクターブレードを用いて塗布し
、100℃で30分間乾燥して厚さ約16μ■の感光層
を形成せしめて、本発明の感光体&24を作成した。
実施例25 アルミニウム蒸着したポリエステルフィルム基板上に、
実施例1で用いた電荷搬送Nfll工液を実施例1と同
様にしてブレード塗工し、ついで乾燥して厚さ約20μ
lの電荷搬送層を形成した。ビスアゾ顔料(P−2)1
3.5部、ポリビニルブチラール(商品名: XYHL
ユニオンカーバイトプラスチック社im)5.4部、T
)IF 680部及びエチルセロソルブ1020部をボ
ールミル中で粉砕混合した後、エチルセロソルブ170
0部を加え攪拌混合して電荷発生層用塗工液を得た。こ
の塗工液を上記の電荷搬送層の上にスプレー塗工し、1
00℃で10分間乾燥して厚さ約0.2−の電荷発生層
を形成した。さらにこの電荷発生層の上にポリアミド樹
脂(商品名:CM−8000、東し11)のメタノール
/n−ブタノール溶液をスプレー塗工し120℃で30
分間乾燥して厚さ約0.5−の保護層を形成せしめて感
光体&25を作成した。
かくしてつくられた感光体&1〜25について、市販の
静ffi複写紙試験装置(KK川口電機製作所製5P4
28型)を用いて−6にV又は+6KVのコロナ放電を
20秒間行って都電せしめた後、20秒間暗所に放置し
、その時の表面電位Vpo(ボルト)を測定し、ついで
タングステンランプ光を、感光体表面の照度が4.5ル
ツクスになるよう照射してその表面電位がVpoの17
2になる迄の時間(秒)を求め、露光量El/2(ルッ
クス・秒)を算出した。その結果を表−2に示す。
また1以上の各感光体を市販の電子写真複写機を用いて
帯電せしめた後、原図を介して光照射を行□って静電潜
像を形成せしめ、乾式現像剤を用いて現像し、得られた
画像(トナー画像)を普通紙上に静電転写し、定着した
ところ、鮮明な転写画像が得られた。現像剤として湿式
現像剤を用いた場合も同様に鮮明な転写画像が得られた
〔効  果〕
本発明の感光体は感光特性に優れていることは勿論のこ
と、熱や機械的の衝撃に対する強度が大で、しかも安価
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明にかかわる電子写真感光体の厚
さ方向に拡大した断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に下記一般式( I )で表わされ
    るポリエーテル化合物の少くとも1種を有効成分として
    含有する感光層を有することを特徴とする電子写真用感
    光体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Arはフェニレン基又はビフェニレン基を、R
    ^1及びR^2は置換もしくは無置換のアルキル基又は
    置換もしくは無置換のアリール基を、nは1〜4の整数
    を表わす。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101669563B1 (ko) * 2016-08-31 2016-10-27 (주)럭시스생활건강 복합 발 마사지기

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