JPH03185336A - 検体測定装置及び検体測定方法 - Google Patents

検体測定装置及び検体測定方法

Info

Publication number
JPH03185336A
JPH03185336A JP1325011A JP32501189A JPH03185336A JP H03185336 A JPH03185336 A JP H03185336A JP 1325011 A JP1325011 A JP 1325011A JP 32501189 A JP32501189 A JP 32501189A JP H03185336 A JPH03185336 A JP H03185336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sample
photodetector
polarization direction
fluorescence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1325011A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ito
勇二 伊藤
Yoshiyuki Azumaya
良行 東家
Atsushi Saito
斉藤 厚志
Tatsuya Yamazaki
達也 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1325011A priority Critical patent/JPH03185336A/ja
Priority to DE1990628687 priority patent/DE69028687T2/de
Priority to EP19900124242 priority patent/EP0435111B1/en
Publication of JPH03185336A publication Critical patent/JPH03185336A/ja
Priority to US08/008,993 priority patent/US5760900A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はサンプル中の個々の検体に光を照射して光学的
測定を行なうことで検体の解析や抗原抗体反応の測定等
を行なう検体検査装置に関する。
[従来の技術] 従来の検体検査装置の一例としてフローサイトメータの
構成を第6図に示す。
適切な反応時間及び濃度に調整され、更に必要に応じて
蛍光試薬等で染色処理されたサンプル液は、第5図のサ
ンプル液容器115に入れられる。また、蒸留水や生理
食塩水等のシース液は、シース液容器114に入れられ
る。サンプル液容器115及びシース液容器114は各
々不図示の加圧機構により加圧される。そして、シース
フロー原理により、フローセル104内でサンプル液が
シース液に包まれて細い流れに収斂され、フローセル1
04内の流通部のほぼ中央部を通過する。この時、サン
プル液に含まれる検体である個々の被検粒子は分離され
て1粒或いは1塊ずつ順次流れる。この被検粒子の流れ
に対して、レーザ光源101から出射されたレーザ光が
、母線方向が各々流通部方向、流通部方向と直交したシ
リンドリカルレンズ102.103の組によって任意の
形状に収斂され照射される。被検粒子に照射される光ビ
ームの形状は、一般には流れに対して直交する方向に長
径を有する楕円形状であることが好ましい、これは個々
の被検粒子の流れの位置が流体中で若干変動しても、被
検粒子に均一の強度で光ビームが照射されるようにする
ためである。
被検粒子に光ビームが照射されると散乱光が生じる。前
記散乱光の内、光路前方方向に発する前方散乱光は集光
レンズ105、光検出器106によって測光される。な
お照射された光ビームが直接、光検出器106に入射す
るのを防ぐため、光路中集光レンズ105の手前には光
吸収性の微小なストッパ100が設けられ、照射光源か
らの直接光、及び被検粒子を光透過した透過光を除去す
るようになっている。これにより被検粒子からの散乱光
のみを測光することができる。
また前記散乱光の内、レーザ光軸及び被検粒子の流れに
それぞれ直交する側方方向に発する光は集光レンズ10
7で集光される。集光された光はダイクロイックミラー
108で反射され、散乱光の波長即ちレーザ光の波長(
Ar”レーザであれば488nm)を選択的に透過させ
るバンドパスフィルタ121を経て光検出器111にて
側方散乱光が測光される。また被検粒子が蛍光染色され
ている場合には、散乱光と共に発生する複数色の蛍光を
測光するため、集光レンズ107によって集光され、ダ
イクロイックミラー108を通過した蛍光の内、ダイク
ロイックミラー109、緑色蛍光波長用(530nm付
近)のバンドパスフィルタ122、光検出器112の組
によって緑色蛍光が検出され、また全反射ミラー110
、赤色蛍光波長用(57Onm付近)のバンドパスフィ
ルタ123、光検出器113の組によって赤色蛍光が検
出される。光検出器106.1111112.113の
信号は各々演算回路116に入力され、該演算回路11
6において、粒子の種類や性質等の解析、あるいは抗原
抗体反応の測定等の演算が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来は複数色の蛍光を測光するのに各蛍
光毎に専用の光検出器を使用している。
これまでは赤色蛍光と緑色蛍光の2色、あるいはこれに
黄色蛍光を加えた3色を同時に測光する構成が一般的で
あったが、近年、更なる多色化の要望が高まり、新たな
蛍光剤の開発も進んでいる。
これにより同時に使用する蛍光チャンネル数が増加する
と、それに応じて光検出器の数も増加してしまうことに
なる。即ち、光学配置が複雑化し、フォトマル等の高価
な光検出器が多数必要となつてしまう問題点があった。
本発明は以上の課題を解決すべくなされたもので、光検
出器の数置上の測定パラメータが得られる検体測定装置
の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の課題を解決する本発明は、サンプル中の個々の検
体を順次流す手段と、第1の偏光方向を有する第1の照
射光ビームと、前記第1の偏光方向とは異なる第2の偏
光方向を有する第2の照射光ビームを検体の流れ方向に
間隔を置いて第1の位置と第2の位置に照射する手段と
、前記第1、第2の被検位置を通過する検体から発する
それぞれの光を受光する共通の光検出手段と、検体が前
記第1の位置を通過する際には、前記第1の偏光方向及
び第1の波長特性の光を選択的に前記光検出器に導き、
検体が前記第2の位置を通過する際には前記第2の偏光
方向及び第2の波長特性の光を選択的に前記光検出器に
導く選択手段を有することを特徴とする。
【実施例] 以下、本発明の実施例の基本的な構成図を第1図及び第
2図を用いて説明する。なお、基本形態を説明した後に
、より詳細な幾つかの実施例を後に説明する。第1図は
本発明の実施例の基本的構成図であり、第2図は第1図
を上方から見た図で、側方光学系を詳細に表わしている
図中1は検体である生体細胞やラテックス粒子等の被検
粒子をシースフロ一方式により1個ずつ類に流すための
フローセルで被検粒子が紙面上方から下方に向けて流れ
ている。2.3はレーザ光源である。このレーザ光源2
及び3は直線偏光レーザ光源であり、2本のレーザビー
ムの偏光方向が、図の矢印のように互いに直交するよう
に配置されている。これは片方のレーザ光源の設置の向
きを90度回転させるか、あるいはλ/2板を片方の光
路中に配置することで偏光方向が直交となる。4は照射
光ビームをフローセル部の被検領域に結像する集光レン
ズであり、レーザ光源2及び3からのレーザビームをそ
れぞれフローセル中のla、lbの位置に結像する。結
像ビームの形状としては流れに直交する方向に長径を持
つ楕円形状が好ましい。ここで両照射位置1a、1bの
間の距離は100μm程度とする。ビーム直進方向に配
置される部材5は光ストッパ、6は前方散乱光を集光す
る集光レンズ、7は視野絞り、8は前方散乱光を検知す
る光検出器であり、またビーム直進方向と直交する方向
に配置される部材11は側方散乱光を集光する集光レン
ズ、21a。
21b、31a、31bは被検粒子より生じた側方散乱
光及び蛍光を色分解するためのダイクロイックミラー 
25.35.45は側方散乱光及び蛍光を検知するため
の光検出器であり、該光検出器としては検出感度の高い
フォトマルチプライヤが好適である。
レーザ光源2より出射されたレーザ光は集光レンズ4に
より集光され被検領域1aに照射される。この被検領域
1aに被検粒子が通過すると該被検粒子によって光散乱
が起き、この時被検粒子が蛍光染色されていれば蛍光も
励起されて散乱光と共に発生する。前記発生する散乱光
の内の一部は光路前方方向に進み前方散乱光となる。こ
の前方散乱光は前記レーザ光の0次光を遮断するストッ
パ5、集光レンズ6、及び視野絞り7を経て、光検出器
8により強度検出され前、方散乱信号が得られる。
一方、被検粒子より励起される前記蛍光は、前記散乱光
の一部である側方散乱光と共に集光レンズ11で集光さ
れる。集光された光は集光レンズ12、視野絞り13、
集光レンズ14を経てダイクロイックミラー21a、2
1bに至る。視野絞り13はla、lbの同位置からの
光を通過させる程度の大きさの開口を有している。ここ
で互いに異なる特性を有するダイクロイックミラー21
a、21bで色分解され反射した前記側方散乱光及び蛍
光は、前記反射光の特性に応じたバンドパスフィルタ2
2a、22bを経て、偏光フィルタ23a、23bに至
る。ここで偏光フィルタ23a、23bは互いに偏光方
向が直交しており、偏光フィルタ23aはレーザ光源2
からのレーザ光と同一方向の偏光光のみを透過させ、そ
の他の方向の偏光光は遮断する。又、偏光フィルタ23
bはレーザ光源3からのレーザ光と同一方向の偏光光の
みを透過させるようになっている。
次に実施例の装置の電気的処理手順について説明する。
光検出器8で得られた信号はアナログ処理回路51と比
較回路52に接続されている。そしてアナログ処理回路
51の出力は、順次A/Dコンバータ53に接続され、
この出力はCPU回路67に接続されている。また光検
出器25.35.45の出力も同様にアナログ処理回路
61.62.63、A/Dコンバータ64.65.66
に接続され、各A/Dコンバータの出力は一つのCPU
回路67に導かれ、そのCPU回路67にはメモリ68
が接続されている。各光検出器8.25.35.45の
各出力は、アナログ処理回路51.61.62.63の
それぞれにおいてレーザ光照射域を被検粒子が通過する
際に生じるパルス信号のピーク値、面積積分値等が計測
される。
更にそれらの出力であるアナログ信号はA/Dコンバー
タ53.64.65.66のそれぞれによりデジタル信
号に変換され、更に変換された各デジタル信号はCPU
回路67に入力されメモリ68に記憶される。こうして
メモリ68に蓄積された測定データを基に粒子解析回路
69にて粒子の種類や性質等の解析や、抗原抗体反応検
出等の演算を行ない、その結果はCRTやプリンタ等の
出力部70に出力される。
さて、次に本発明に係る測定原理について説明する。
一般に直線偏光レーザ光が被検粒子に照射されて、その
時発生する散乱光や蛍光は殆ど(90%以上)が照射レ
ーザ光と同じ偏光特性を有しており、偏光解消されるの
は僅かの光だけである。このことを利用して偏光フィル
タ23a、33a。
43aはレーザ光源2が照射される1a位置からの光の
みを透過し、又、偏光フィルタ23b。
33b、43bは前記1a位置とは照射レーザ光の偏光
方向が異なる1b位置からの光のみを選択的に透過する
ように、その設置方向が定められている。
ここで被検粒子が被検領域1aを通過する時には、偏光
フィルタ23aの光路が選択されるため、被検領域1a
にある被検粒子によって生じる散乱光及び蛍光の内、ダ
イクロイックミラー21aで反射し、バンドパスフィル
タ22aを経た、特定の波長(バンドパスフィルタ22
aの波長)を有する光のみが光検出器25に選択的に到
達し検知されることになる。同様にダイクロイックミラ
ー21a、21bを透過した散乱光及び蛍光は、互いに
異なる波長特性を有するダイクロイックミラー31a、
31bで色分解され、反射した光は上記と同様に偏光フ
ィルタ33a、33bに至るが、ここでは偏光フィルタ
33aに至った光のみが選択される。よって光検出器3
5ではダイクロイックミラー218を透過してダイクロ
イックミラー31aで反射し、バンドパスフィルタ32
aを経た特定の波長(バンドパスフィルタ32aの波長
)の光のみが検知される。更にダイクロイックミラー3
1a、31bを透過した光は、ミラー41a、41bで
反射し、互いに異なる波長特性を有するバンドパスフィ
ルタ42a。
42bを経て偏光フィルタ43a、43bに至るが、偏
光フィルタ43aに至った光のみが選択される。よって
光検出器45ではダイクロイックよラー21a、31a
及びバンドパスフィルタ42aを透過した特定の波長(
バンドパスフィルタ42aの波長)の光のみが検知され
る。
一方、前記被検領域1aを通過した被検粒子が移動し、
所定時間の後に被検領域1bに至った時には、被検粒子
によって1bから生じる側方散乱光及び蛍光は、先の1
aからの光とは異なる偏光方向を有している。これらの
偏光方向の光は、先の偏光フィルタ23a、33a、4
3aとは偏光方向の異なる偏光フィルタ23b、33b
、43bによって選択的に光検出器に導かれるため、先
とは異なる光路が選択され、この選択された光路中に配
されるバンドパスフィルタ22b、32b、42bで選
別される特定波長の光が各検出器でそれぞれ検知される
以上のように、各々の光検出器の手前に設けられる2分
割の偏光フィルタの偏光方向を異ならせて、それぞれ第
1のレーザ光、第2のレーザ光の偏光方向に対応するよ
うに配置している。これは換言すれば、被検領域から光
検出器に至る光路を2分割し、被検粒子の通過に同期し
て光路を切換えるような構成となっているいる。よって
、第1の偏光方向を持つ光の信号と第2の偏光方向を持
つ光の信号を時系列的に区別してサンプリングすること
が可能となり、同一の光検出器、アナログ処理系を用い
て、各検出器につき2種類の光信号を測定することがで
きる。すなわち、側方系に3個の光検出器を備える本実
施例の装置においては、これら検出器で61fi類の異
なるパラメータの蛍光及び側方散乱光を得ることができ
る。
なお、以上の説明では側方の光検出器の数が3個の実施
例を示したが、検出器の個数はこれに限定されるもので
は無い。1個であれば一般的な従来例と同様、2色の蛍
光を単一の光検出器で得ることができる。この時グイク
ロイックミラーは不要であるため装置構成が非常社簡略
なものとなる。又、光検出器の数が4個以上であれば更
に多くのパラメータを得ることができる。なお、測定す
る各パラメータは必ずしも異なる光学特性である必要は
なく、同一の光学特性の光を複数検出することで測定値
の信頼性をより高めるようにしても良い。
また、更なる発展形態としては、照射光の照射位置を3
以上とし、各照射光の偏光方向をそれぞれ異ならせ、そ
れぞれの偏光方向に対応した3個以上の偏光フィルタ及
びバンドパスフィルタを等分割して光検出器前に配置す
ることで、光検出器の数を増やすことなく更に多くの種
類のパラメータを得ることができる。
なお、以上は偏光フィルタを用いた例であるが、偏光フ
ィルタ以外にも、特定方向に偏光した光のみを透過させ
る性質を有する偏光部材であれば使用することができる
。−例として液晶シャッタが挙げられる。一般に液晶シ
ャッタは2枚の液晶板を張り合せた構造となっており、
シャッタが閉じられた状態では全ての偏光方向の光を遮
断する。しかしシャッタが開いた状態では液晶シャッタ
が一種の偏光フィルタの役目を果たし、所定方向に偏光
した光のみを透過させ、その他の偏光方向の光は遮断す
る性質を有する。よって、前記偏光フィルタの替わりに
液晶シャッタを用いて、各検出器の前に各々2個の液晶
シャッタを、先の偏光フィルタと同様、各々のシャッタ
の開状態での偏光方向が各照射光の偏光方向に対応する
ように直交して並設し、各シャッタを開状態としておく
ことで、前記偏光フィルタと同様の作用を得ることがで
きる。
これを更に発展させた形態とするとより好ましい、すな
わち被検粒子の通過に同期して各検出器の前の2個の液
晶シャッタの開閉制御を行なって、光を透過させたい液
晶シャッタを開状態、遮断させたい液晶シャッタを閉状
態とする。具体的には被検粒子が18にある時は23a
、33a。
43a位置の液晶シャッタを開状態、23b。
11h  d3h佑mの浦五シャッタを閉状態とし、被
検粒子が1色位置にある時は、各液晶シャッタの開閉状
態を逆にするように制御する。これにより閉状態のシャ
ッタでの光遮断効果が更に高まり、SN比をより向上さ
せることができる。
さて、以上は本発明の実施例の装置の基本的構成を説明
したものであるが、より具体的な幾つかの実施例を以下
説明する。なお、使用できる蛍光の種類及び組合わせが
これらに限定されるものではないことは言うまでもない
[実施例1] 実施例1では、被検粒子を3種類の蛍光で染色して、2
個の光検出器で側方4チヤンネル検出するものである。
これに前方散乱光のパラメータを加えた計5種類の測定
パラメータを得ることができる。なお光検出器45を含
む検出光学系は本実施例では使用しないためこれは省略
しても良い。
第1図、第2図において、レーザ光源2及び3に波長4
88nmの2個の同−Ar”レーザ光源を用いる。なお
、レーザ光源を2個用意せずに第3闇の)へrl−の卑
193 A%^のレーザビームなハーフミラ−と全反射
ミラーを用いて2光束に分け、片方の光路中にλ/2板
を配置して偏光方向を90度変えるような構成としても
良い、この時、2木のレーザビームの強度比を変えて各
蛍光剤の励起効率に適した強度とすると更に好ましい。
被検粒子を染色する蛍光の種類は、波長488nmの励
起光で励起される蛍光を選択する。
例えばF ITC(530nm)、PE (570n 
m) 、 duochrome  (610n m)の
3種類の蛍光で染色するものとすると、被検粒子からは
488nm、530nm、570nm、610nmの4
種類の波長の光が同時に発生することになる。なお、d
uochromeは直接488nmの波長では励起され
ないが、一端PEが励起されて発生する蛍光(570n
m)でduochromeが励起されるという段階的な
励起過程を有する。
ダイクロイックミラー21a、21b、31a、31b
の光分別波長をそれぞれ、510nm、590nm、4
50nm、650nm程度に設定し、バンドパスフィル
タ22 a、  22 b。
32a、32bとしてそれぞれ530nm。
488nm、570nm、610nm付近の波長の光を
選択的に透過させる特性のものを用いて、それぞれの光
学系でFITC,SS (側方散乱光) 、 P E 
、 duochromeの強度検出を行なう。
被検粒子がlaの位置を通過する時、la位置からは上
記4種類の光が発生するが、この時偏光フィルタ22a
、32aのみが光を透過させ、偏光フィルタ22b、3
2bでは遮断するため、検出器25においてはバンドパ
スフィルタ22aで選択されたFITCの蛍光強度が検
出され、検出器35においてはバンドパスフィルタ32
aで選択されたPEの蛍光強度が検出される。次に同一
被検粒子が1bの位置を通過する時には、偏光フィルタ
22a、32aでは光が遮断され、偏光フィルタ22b
、32bのみを透過するため、検出器25においてはバ
ンドパスフィルタ22bで選択されたSS強度が検出さ
れ、検出器35においてはバンドパスフィルタ32bで
選択されたduochromeの蛍光強度が検出される
こうして2個の検出器で4種類の異なる光学特性の光の
測定値を得ることができる。これに光検出器8で得られ
る前方散乱光強度を加えて、計5種類の測定パラメータ
が得られる。
[実施例2j 次に側方6チヤンネル検出が可能な実施例2を説明する
第1図、第2図において、レーザ光源2として波長48
8nmのAr”レーザ光源を、またし・−ザ光源3とし
て波長500nmの色素レーザ光源を用いる。なお、レ
ーザ光源として複数波長の光を同時に出力するマルチ発
振レーザ光源を用い、先のN3図での八−フミラーの代
わりにダイクロイックミラーを配置した構成として、単
一光源で異なる波長の複数照射光を得るようにしても良
い。
被検粒子を染色する蛍光の種類は、波長488nmの励
起光で励起される蛍光、及び波長600nmで励起され
る@光を選択する1例えば488nmに適したものとし
てFITC(530nm)。
PE (570nm)を用い、600nmに通したもの
としてTR(610nm)、APC(660nm)を用
い、計4種類の蛍光で染色する。
ダイクロイックミラー21a、21b、31a、31b
の光分別波長をそれぞれ、570nm、605nm、5
50nm、630nm程度に設定し、バンドパスフィル
タ22a、22b。
32a、32b、42a、42bとしてそれぞれ488
nm、600nm、530nm、610nm、570n
m、660nm付近の波長の光を選択的に透過させる特
性のもの選択する。
被検粒子がAr”レーザ光が照射される1aの位置を通
過する時、488nmの照射光でFITC,PEが励起
され、488nm、530nm。
570nmの3種類の光が発生する。この時、偏光フィ
ルタ22a、32a、43aの光路が選択され、検出器
25にてSS (488nm)が、検出器35でFIT
Cが、検出器45でPEがそれぞれ検出される0次に同
一の被検粒子が色素レーザ光が照射される1bの位置を
通過する時は、600nmの照射光でTR,APCが励
起され、600nm、610nm、660nmの3種類
の光が発生する。この時点では、先とは逆に偏光フィル
タ22b、32b、42bの光路が選択されるため、検
出器25にてSS (600nm)が、検出器35でT
Rが、検出器45でAPCがそれぞれ検出される。
このように本実施例では側方3個の検出器で6チヤンネ
ル検出が可能で、これに前方散乱光を加えた計7種類の
異なる光学特性の光が検出可能となる。
[発明の効果1 以上本発明によれば、光検出器の数置上の種類のパラメ
ータを得ることができる。これにより従来と同等の性能
がよりコンパクト・低コストで実現できる。また従来、
光学配置的C困難であった4種類以上の光学特性の異な
る光の検出も容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の実施例の構成図、第3図は照
射系の変形例、 第4図は従来の検体検査装置の構成図。 であり、図中の主な符号は、 l・・・・フローセル、2.3・・・・レーザ光源、8
・・・・光検出器、7.13・・・・視野絞り、21 
a、 2 l b、 31 a、 3 l b、 41
 a。 41b・・・・ダイクロイックミラー 22 a、 22 b、 32 a、 32 b、 4
2 a。 42b・・・・バンドパスフィルタ、 23 a、 23 b、 33 a、 33 b、 4
3 a。 43b・・・・偏光フィルタ、 25.35.45・・・・光検出器、 X組

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サンプル中の個々の検体を順次流す手段と、 第1の偏光方向を有する第1の照射光ビームと、前記第
    1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する第2の
    照射光ビームを検体の流れ方向に間隔を置いて第1の位
    置と第2の位置に照射する手段と、 前記第1、第2の被検位置を通過する検体から発するそ
    れぞれの光を受光する共通の光検出手段と、 検体が前記第1の位置を通過する際には、前記第1の偏
    光方向の光を選択的に前記光検出器に導き、検体が前記
    第2の位置を通過する際には前記第2の偏光方向の光を
    選択的に前記光検出器に導く選択手段と、 を有することを特徴とする検体測定装置。
  2. (2)前記選択手段は、光路中前記光検出器の手前に光
    路を分割するように並設され、前記第1の波長特性の光
    を選択的に透過させる波長選択部材と前記第1の照射光
    ビームと同一偏光方向の光を選択的に透過させる偏光部
    材、及び前記第2の波長特性の光を選択的に透過させる
    波長選択部材と前記第2の照射光ビームと同一偏光方向
    の光を選択的に透過させる偏光部材の組である請求項(
    1)記載の検体測定装置。
  3. (3)前記偏光部材は偏光フィルタである請求項(2)
    記載の検体測定装置。
  4. (4)前記偏光部材は液晶シャッタである請求項(2)
    記載の検体測定装置。
  5. (5)前記液晶シャッタは検体の前記第1、第2の位置
    への通過に同期して開閉制御がなされる請求項(4)記
    載の検体測定装置。
  6. (6)前記検体は複数種の蛍光で染色される請求項(1
    )記載の検体測定装置。
  7. (7)サンプル中の個々の検体を順次流す行程と、 それぞれ偏光方向が異なる複数の照射光ビームを検体の
    流れ方向に間隔を置いて照射する行程と、 各照射位置を通過する検体から発する異なる波長の光を
    、前記偏光方向により区別して共通の光検出手段にて時
    系列的に受光する行程、を有することを特徴とする検体
    測定方法。
JP1325011A 1989-03-18 1989-12-15 検体測定装置及び検体測定方法 Pending JPH03185336A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1325011A JPH03185336A (ja) 1989-12-15 1989-12-15 検体測定装置及び検体測定方法
DE1990628687 DE69028687T2 (de) 1989-12-15 1990-12-14 Vorrichtung zur optischen Messung einer Probe
EP19900124242 EP0435111B1 (en) 1989-12-15 1990-12-14 Apparatus for optically measuring specimen
US08/008,993 US5760900A (en) 1989-03-18 1993-01-26 Method and apparatus for optically measuring specimen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1325011A JPH03185336A (ja) 1989-12-15 1989-12-15 検体測定装置及び検体測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03185336A true JPH03185336A (ja) 1991-08-13

Family

ID=18172142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1325011A Pending JPH03185336A (ja) 1989-03-18 1989-12-15 検体測定装置及び検体測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03185336A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5528045A (en) Particle analyzer with spatially split wavelength filter
JP4791625B2 (ja) 分光光度・比濁検出ユニット
US6905838B1 (en) Method and device for characterizing a culture liquid
EP1830174B1 (en) Multi-channel fluorescence sample analyzer
US5760900A (en) Method and apparatus for optically measuring specimen
JP4018063B2 (ja) 画像化システム及びその方法
US3971951A (en) Apparatus for measuring two different fluorescences of a sample
JPH09113448A (ja) レーザ誘起2光子蛍光相関分光分析を実施する装置
JPS61153546A (ja) 粒子解析装置
CN111366558A (zh) 一种多波长偏振散射测量装置
JPS62168033A (ja) 粒子解析装置
JPH0224535A (ja) 粒子解析装置
JPS61173141A (ja) 粒子解析装置
JP2749912B2 (ja) 検体測定装置及び検体測定方法
JPH04188043A (ja) 検体測定装置
JPH0486546A (ja) 検体検査装置
JPH03154850A (ja) 検体検査装置
JPH03185336A (ja) 検体測定装置及び検体測定方法
JPH04188045A (ja) 検体測定装置
JP2756298B2 (ja) 検体検査装置
JPH04188041A (ja) 検体測定装置
JPH01270644A (ja) 粒子解析装置
JP2749928B2 (ja) 検体測定方法及び検体測定装置
JPH03221835A (ja) 検体測定装置
US11761896B1 (en) Apparatus and method for fluorescence polarization detection