JPH0318444A - かしめ方法およびその装置 - Google Patents

かしめ方法およびその装置

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JPH0318444A
JPH0318444A JP15226989A JP15226989A JPH0318444A JP H0318444 A JPH0318444 A JP H0318444A JP 15226989 A JP15226989 A JP 15226989A JP 15226989 A JP15226989 A JP 15226989A JP H0318444 A JPH0318444 A JP H0318444A
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靖之 中島
Shigeyasu Ueno
恵尉 上野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は,軸状部材と基板とを接合するためのかしめ方
法、およびその装置に係り、特に、基板に対する軸状部
材の垂直度が良好な、かしめ方法,およびその実施に使
用される装置に関するものである. [従来の技術] 軸状部材と基板との接合には、かしめが適用される。
従来、このかしめには,プレスかしめ法やローリングか
しめ法が採用されており,その概要を、図面を用いて説
明する. 第31.32図は、従来のかしめ方法を説明するための
ものであり、第31図は、プレスかしめ法を実施した装
置の略示断面図,第32図は、ローリングかしめ法を実
施した装置の略示断面図である. プレスかしめ法は、第31図に示すように、下型3で軸
状部材1と基板2とを保持し、ボンチ4で、軸状部材1
の頭部をα方向(軸方向)に据え込み加工するものであ
る。
一方,ローリングかしめ法は、第32図に示すように、
下型3で、軸状部材1と基板2とを保持するという構成
は前記プレスかしめ法と同じであるが,ポンチ4を一定
角度に傾けてスピンヘッド5に取り付け,このスピンヘ
ッド5をモータ12により目転させることにより、該ポ
ンチ4に矢印βで示す歳差運動(いわゆる、みそすり運
動)を与え、これを7クチュエータ(すなわち、エアシ
リンダ)8により軸状部材1の頭部へ押し付けるという
点に、その特徴がある.したがって,軸状部材1の頭部
は、スピンヘッド5の回転とともに順次局部的に塑性変
形を受けて、基板2にかしめられる.この方法は、前記
プレスかしめ法に比べて、ポンチ4と披加工材(軸状部
材頭部かしめ部)との接触面積が小さく,より小さな加
工力で、軸状部材と基板とをかしめることができるとい
う効果がある. 上記両かしめ法で用いられる下型3は、いずれも軸状部
材1の保持部の径より1.05倍程度大きい径の穴を有
し,軸状部材1を下型3の穴へ挿入する際の作業性を良
くしているものが一般的である。
なお、ローリングかしめ法については,たとえばrプレ
ス技術』第l7巻第9号(1 9 7 7年)第38頁
から第42頁に詳述されている,[発明が解決しようと
する課題] 上記した従来の,プレスかしめ法,ローリングかしめ法
は、それぞれ、次の点について配慮がされていなかった
すなわち、プレスかしめ法は,据え込み加工するとき、
ポンチから軸状部材へ、その軸方向と傾斜した荷重が加
わると、クラアランス(下型の穴と輪状部材の保持部と
の隙間)の量だけ軸状部材が傾斜し、かしめられた軸状
部材に“倒れ”が起こり、基板に対する軸状部材の垂直
度を劣化させるものであった。
さらに、ポンチと軸状部材との接触面積が大きいので、
据え込み加工に大荷重が必要である。このため、軸状部
材のかしめ部の変形である1次変形のみならず、不要な
2次変形が軸状部材や基板に生じ、軸状部材のフランジ
部における剪断破“壊に起因する強度不足をもたらし、
あるいは・冫軸状部材や基板の曲がりの発生により、基
板に対する軸状部材の垂直度をさらに劣化させていた。
一方、ローリングかしめ法は、プレスかしめ法に比べて
低荷重で掘え込み加工を行ない、基板に与える影響は少
ないものの,歳差運動するポンチにより傾斜荷重を連続
的に負荷することになるので、その加工時にクラアラン
ス(下型の穴と軸状部材の保持部との隙間)の量だけ軸
状部材が振れ回り、かしめられた軸状部材に、許容し得
ない゛′倒れ″が起こった。この“倒れ゛″の一例を、
図面を用いて説明する。
第33図は、第32図に係るローリングかしめ装置を使
用して、軸状部材と基板とを接合したときの、軸上部材
の″倒れ″′の一例を示す倒れ分布図である. これは、SWCHを素材として作られた直径4閤,長さ
40+nmの軸状部材を,直径4.2anの穴を穿設し
た下型で保持して、厚さP.6nw++のSPCC製基
板にローリングかしめ法で接合したものである。軸状部
材先端部中心の軸状部材根本部中心に対する′゛倒れ″
のデータは,第33図に示すようになり,ばらつきの標
準偏差の3倍までの節囲の半径(3σ半怪=データの9
9.7%)は約157μrnであった。この値は,基板
に対する所望の垂直度を満足するものではなかった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決して、軸状
部材の倒れや曲がり量を低減し、基板に対する軸状部材
の垂直度を高精度に保証することができるかしめ方法と
、その実施に直接使用されるかしめ装置の提供を、その
目的とするものである。
[IIII題を解決するための手段コ 上記問題点を解決するための本発明のかしめ方法の構成
は、 軸状部材と基板とを、前記軸状部材に力(これを,1次
加工力という)を負荷して、かしめにより接合する方法
において、 軸状部材に,1次加工力の、咳軸状部材の軸直角方向の
分力を打ち消すことができる力(これを、2次加工力と
いう)を負荷するようにしたものである。
また,本発明のかしめ装置の構或は、 端部にかしめ部を有する軸状部材と,前記かしめ部と嵌
め合いになるかしめ下六をあけた基板とを,前記かしめ
部とかしめ下穴とを嵌め合わせた状態で、かしめにより
接合することができる装置であり,モータと,このモー
タの駆動によって回転するスピンヘッドと、このスピン
ヘッドに、該スピンヘッドの回転中心軸と傾斜し、もし
くは偏心し、且つ従動自転可能に取イ・1けたポンチと
,軸状部材を保持することができる下型とを有し,この
下型で保持した軸状部材に、そのかしめ部とかしめ下穴
とを嵌め合わせて,基板を組合わせ、前記モータの&動
によって歳差運勧をする前記ポンチで、前記かしめ部の
端面を顕次局部的に据え込み加工することにより、前記
軸状部材と基板とをかしめることができるかしめ装置に
おいて、ポンチは,同一形状の複数個のポンチからなる
ポンチ群であり、このポンチ群は,スピンヘッドの回転
中心軸に関して対称に配設され、各ポンチで、かしめ部
の端面を同時に据え込み加工することができるように、
該スピンヘッドに取付け、あるいは, 下型は、型閉めしたとき,軸状部材の非かしめ部の周囲
を,該軸状部材の軸直角方向から押圧して保持すること
ができる割型であるものである。
さらに詳しくは,次のとおりである。
軸状部材と基板とを、前記軸状部材に1次加工力を負荷
して,プレスかしめ法,ローリングかしめ法などによっ
て接合するかしめにおいて、前記1次加工力にともなう
,軸状部材の軸直角方向の分力を、前記軸状部材の特定
部分に負荷する2次加工力、あるいは,前記軸状部材お
よび下型の構造上発生する2次的な力の直角方向分力に
よって打ち消すようにしたものである. [作用] 軸状部材に負荷する1次加工力の軸直角方向の分力を,
該軸状部材の特定部分に対して負荷する2次加工力,も
しくは軸状部材と下型の構造上発生する2次的な力の直
角方向分力で打ち消すようにしたので,輔状部材は加工
中に傾斜荷重,偏心荷重を受けても振れ回らず,加工後
に残る軸状部材の基板に対する゛′倒れ″を小さくする
ことができ、軸状部材の基板に対する垂直度を高精度に
、且つ容易に保証することができる。
[実施例] 実施例の説明に入るまえに、本発明に係る基本的事項を
,第上図を用いて説明する。
第1図は,本発明のかしめ方法に係る基本的事項を説明
するためのものであり、軸状部材とこれに負荷する力を
、軸直角方向から見た略示図である. 図において,1は、かしめ部1hを有する軸状部材,2
は、このかしめ部1hと嵌め合いになるかしめ千穴2h
をあけた基板である. 軸状部材1のかしめ部1hに1次加工力dを負荷すると
、分力dエおよび分力d2が発生する。分力diは、軸
状部材1の軸方向の分力であり、これは,かしめに有効
に利用されるものであるが,分力d2は、軸直角方向の
分力であり、かしめ作業中に軸状部材1を振れ回らす原
因となるものである.したがって、この分力d2を、何
らかの手段によって打ち消せば,前記振れ回りがなくな
り,゜″倒れ”を防止することができる. 軸直角方向の分力d2を打ち消す手段としては、第1図
中に示すように、■Cの力を発生させるようにしたCタ
イプ,■bの力を負荷するbタイプ、■aの力を負荷す
るaタイプ,およびこれらの絹合わせがある.以下に、
それぞれのタイプについて説明する. ■.Cタイプのもの. これは,軸状部材1をテーパ部it(破線で示す〉を有
する軸状部材にし,二のテーパ部1tを,これと1−じ
テーパを有する下型(図示せず)で保持するようにした
ものである.このようにすれば,l次加工力dの負荷に
ともなって前記下型に2次的な力が発生し、その直角方
向分力Cが,軸直角方向の分力d2と釣り合って、これ
を打ち消すことができる. ■.bタイプのもの. これは、軸状部材lの特定部分に係るかしめ部1hに、
1次加工力dの負荷とともに、その軸直角方向の分力d
2と同じ大きさで,これと対向する力b(これが2次加
工力)を負荷するようにしたものである. ローリングかしめ法においては、同一形状の複数個(た
とえば、2個)のポンチ(図示せず)を,軸状部材1の
中心軸に関して対称に配設し、これらのポンチ(いずれ
も歳差運動をする)によって,かしめ部1hの端面を同
時に据え込み加工するようにしたものである.このよう
にすれば、前記ポンチによって1次加工力dを負荷する
と,その軸直角方向の分力d2同士が相互に釣り合って
,自動的に2次加工力bが負荷されたことになる.■.
aタイプのもの. これは、軸状部材1の特定部分に係る非かしめ部(第1
図においては、下部先端側)を、割型(図示せず〉によ
って、軸直角方向から,1次加工力dの軸直角方向の分
力d2よりも大きく、軸状部材1の弾性限界よりも小さ
い力a(これが2次加工力)で押圧して固定するように
したものである。
このようにすれば、力aによって軸直角方向の分力d2
を相殺することができる。
本発明は,上記した基本的事項に基づいてなされたもの
であって,たとえば、第9図に示すVTR用の基板に適
用することができるものである。
第9図は、本発明のかしめ方法を適用したVTR用の基
板を示す斜視図である。
この第9図において,2は、210Xl80X厚さ1.
61mのspcc製の基板、1は、畏さ40 rtta
 ,直径4聞のSWCH製の軸状部材であり、この軸状
部材1と基板2を接合するために(かしめ部の直径4 
rm,かしめ下大の径4.2m).本発明のかしめ方法
と,その装置が適用される.以下、本発明の実施例を,
前記のCタイプ,■bタイプ,■aタイプのもの、およ
び、これらを組合わせた■組合わせタイプについて、順
に説明する。
Cタ プの  1 第2〜8図は、第1図におけるCの力を発生させるよう
にしたCタイプのものの実施例を説明するためのもので
あり、第2図は、Cタイプのかしめ装置の第1の実施例
を示す略示構成園、第311!1は、第2図に係る装置
を使用してかしめを行なったときの、軸状部材の゛′倒
れ′″の一例を示す倒れ分布図、第4〜8図は,それぞ
れ、Cタイプのかしめ装置の第2〜6の実施例を示す略
示構或図である.各図において、同一番号を付したもの
は同一部分である. Cタイプの第1の実施例(第2,3図)。
第2図において.lAは,テーパ部1tを有する軸状部
材,3Eは,このテーパ部1tと一致するテーパ部を有
する下型である. 軸状部材IAは、下型3Eの前記テーパ部によって保持
されている. このように構成したものにおいて、1次加工力として傾
斜荷重dが軸状部材IAに負荷されると、軸状部材IA
の軸直角方向に分力d2が発生し、また,輔方向に分力
dエが発生し、それぞれが該軸状部材IAの下方へ伝達
される.そして、テーパ部ljで、垂直反力E1及びE
2と、水平反力C1及びC2とが発生する。ここで、軸
方向分力dエは、垂直反力E1及びE2の和と、軸直角
方向分力d2は,水平反力C1及びC2の差(すなわち
、Cの力)と,それぞれ釣り合う。これにより,かしめ
加工中に軸状部材IAを扼れ回らせる力(軸直角方向分
力dt)は打ち消され、振れ回りのないかしめが実現で
きる. 具体例を示す。
SWCH製,!iさ40閤,直径4−,フランジ部外径
6IIII1,厚さ2.3mmの軸状部材1Aのフラン
ジ部を、テーパ角度45゜にテーパ部itに加工したも
のでは、第3図に示すように、3σ半径は76μmであ
った。
以上説明した実施例によれば、軸状部材1Aの基板2に
対する″倒れ″が低減し,また、軸の曲がりもなく、軸
状部材IAの垂直瓜が向上する.なお、このかしめ方法
を、前記第9図に係る基板へ適用すれば、VTRのテー
プの走行がきわめて安定するという効果もある. Cタイプの第2の実施例(第4図)。
この実施例は、軸状部材IAのフランジ部のすべてをテ
ーパにしたものであり、前記第1の実施例と同様の効果
を奏するものである。
Cタイプの第3の実施例(第5図). この実施例は、軸状部材IAの、軸部根元をテーパにし
たものである. Cタイプの第4の実施例(第6図). この実施例は,軸状部材IAの、細部中間部をテーパに
したものである. Cタイプの第5の実施例(第7図). この実施例は、軸状部材1Aの、軸部先端部をテーパに
したものである. Cタイプの簗6の実施例(第8図). この実施例は、輔状部材IAの、一部すべてをテーパに
したものである. なお,前記第4〜8図に係る実施例は,第2図に係るも
のと同様に、軸状部材IAのテーパ部の全部(もしくは
一部分)を、そのテーパ部と一致するテーパ部を有する
下型3Eで保持するものであることは、いうまでもない
. ■bタイプの 第10〜16図は,第1図におけるbの力を負荷するb
タイプのものの実施例を説明するためのものであり、第
10図は,bタイプのかしめ装置の第1の実施例を示す
略示斜視図、第11図は、第10図における要部の断面
図,第12図は、第10図に係る装置でかしめを行なっ
たときの、軸状部材の゛′倒れ″の一例を示す倒れ分布
図、第13図は、同装置でかしめを行なったときの,か
しめ接合部の拡大断面図,第14図は、従来の装置でか
しめを行なったときの、かしめ接合部の拡大断面図、第
15.16図は、それぞれ、bタイプのかしめ装虐の第
2,3の実施例を示す要部断面図である.各図において
、同一番号を付したものは同一部分である. bタイプの第1の実施例(第10〜12図).この装置
は、ローリングかしめ法の実施に使用されるかしめ装置
であり,同一形状の2個のポンチ4Aを、軸状部材1の
中心軸に関して対称に配設し、これらのポンチ4Aによ
って,かしめ部1hの端面を同時に据え込み加工をする
ことができるようにしたものである. 第lO図において、フレーム18に固定されたモータl
2が回転力を発生させ、スプラインシャフト(図示せず
)を介してスピンヘッド5Aを回転させるようになって
いる。この回転力によって、先端にテーパのついた2個
のポンチ4Aは,前記スプラインシャフトの中心軸を中
心として公転運動を起こす。この状態でアクチュエータ
(エアシリンダ)8に圧縮空気を送り,スピンヘッド5
A及びポンチ4Aを加工させれば、下型3で保持された
軸状部材1の頭部すなわち、かしめ部1hを据え込み加
工して、軸状部材1と基板2とのかしめを行なうことが
できる。
第l1図に示すように、ポンチ4Aは、スピンヘッド5
Aにボルト4Cで取り付けられた、可動はめあい穴を持
つ受け具4bにより、軸状部材1と接触したときの従動
自転運動可能になるように取付けられている。また、こ
のポンチ4Aは加工の反力を受けて中心から外側の方向
に広がろうとするが,ベアリング15を持つ拘束治具l
4により拘束されている。この拘束治具14が持つベア
リング15のために、ポンチ4Aは加工中の公転運@(
すなわち、歳差運動)を妨げられることはない。ポンチ
軸方向のスラストカは、受け具4bの内部にある鋼製の
ボール4aにより、ボンチ4Aの自転を妨げることなく
受け具4bの穴の底面に伝達される.上記により、ポン
チ4Aは自転及び公転運動を妨げられることなく連続的
に加工を続けられる. ここで重要な事は,′゛ポンチに接触する軸状部材の面
積は常に小さく、かつ接触する場所が変わること″と、
′″一方のポンチの中心と、他方のポンチの中心と、紬
状部材のかしめ部の申心との3点は、常に一直線上にあ
ること”の2点である.ポンチの軸状部材に接触する面
積が小さければ小さいほど低荷重で加工できる。
以上のように構或したので、一方のボンチ4Aの中心が
、他方のポンチ4Aの中心と、軸状部相1の中心に対し
て点対称の位置にあり,軸状部材1の半径方向に力の釣
り合いが取れて、加工時の一状部材工の偏心荷重が作用
せず、軸状部材1の基扱2に対する垂直度を高精度に保
証することができる。
具体例を示す。
板厚1.6mのspcc製基板に、S W C H製直
径4 awa ,長さ40rInの軸状部をかしめた場
合を,従来法と比較してみる。従来法であるポンチが1
個の「みそすり式かしめ法」では、軸状部材先端部で0
.15〜0.4m程度の3σ半径を持つ倒れ量が発生す
るが、本実施例装置を使用すれば、第12図に示すよう
に、その値は117μrn以下であった。
また、本実施例装置を使用してかしめ加工した,軸状部
材lのかしめ接合部は,第13図に示すように、中央部
が■錐形で裾の方が平坦となっている。これに対し、従
来のローリングかしめを用いたものは,第14図に示す
ように、軸状部材の裾の方が盛゜り上がりを持つ。裾が
盛り上がりを持てば,かしめられた製品が他部品と引っ
掛かる可能性があるだけではなく、接合部の侮頼性低下
や盛り上がった裾部の欠損によるくずの、製品中への落
下による製品機能低下の恐れもある。そこで、ローリン
グかしめ法では一般的にかしめ部の裾の方が盛り上がる
までは加工を行わない。本実施例装置法を用いればその
恐れは皆無になり、きわめて強いかしぬができた。
bタイプの第2の実施例(第15図)。
この実施例は、2個のポンチ4Bを、軸状部材1の中心
軸と平行にfi[!設したものである。したがって,こ
の装置のスピンヘッド5Bは、前記第lO図に係る装置
におけるスピンヘッド5Aと異なり、その中心軸に対し
て傾斜した受け具4bの如きものを取付ける必要がない
ので、装置の構威が簡単である,という利点がある。
bタイプの第3の実施例(第l6図)。
この実施例は、スピンヘッド5Cに、このスピンヘッド
5Cの回転中心軸と傾斜して、2個のポンチ4Cを取付
け、その側面で据え込み加工するようにしたものである
。したがって,ポンチ40単体にかかる荷重負担分は、
ポンチ先端が加工面である前記第10.15図に係る装
置よりも小さくなり、ポンチ4Cが大荷重に耐えられる
ので、より太い軸状部材のかしめに適用することができ
る、という利点がある。
なお,前記各実施例装置は,いずれもポンチを2つ持つ
構造であるが、ポンチの数を3つ以上に増やせば、軸状
部材が振れ回る自由度をさらに拘束することができ、よ
り良い精度で垂直度を保証できる。
さらに、軸状部材が、かしめ部を持つプッシュ部にスト
レートピンを圧入した2重構造の軸状部材になっている
ものでは、前ストレートピンにダメージを与えることな
くかしめ部を加工することができる。
■aタイプの一 例 第17〜23図は、第1図におけるaの力を負荷するa
タイプのものの実施例を説明するためのものであり,第
17図は,aタイプのかしめ装置の第1の実施例を示す
略示斜視図、第l8図は、その断面図、第19〜21図
は、それぞれ、aタイプのかしめ装置の第2〜4の実施
例を示す断面図、第22図は、第21図に係る装置でか
しめを行なったときの,軸状部材の′゛倒れ″の一例を
示す倒れ分布図、第23図は、aタイプのかしめ装置の
第5の実施例を示す略示断面図である。各図において,
同一番号を付したものは同一部分である。
aタイプ第1の実施例(第17図)。
この装置は,歳差運動をする1個のポンチ4によって、
軸状部材1のかしめ部1hの端面を顔次局部的に据え込
み加工する、ローリングかしめ法の実施に使用されるか
しめ装置であり、その下型は、割型3A,3Bからなり
、型閉めしたとき,軸状部材lの非かしめ部の周囲を、
軸直角方向から2次加工力aで押圧することができるよ
うにしたものである。
すなわち、下ダイセット6に固定された横方向アクチュ
エータ8Aは、ロッド9を介して、このロツド9に取り
付けられた割型3Bを、下ダイセット6上に固定された
ガイドに沿ってロッド9の軸方向に移動させることがで
きる。そして,この割型3Bは、下ダイセット6に園定
した割型3Aと閉じた状態では、軸状部材1の一部分(
もしくは、全部)を該軸状部材の軸直角方向にかかる、
l次加工力の軸直角方向分力d2以上で、且っ該軸状部
材1の弾性限界以下の力a(これが2次加工力)で押圧
することができる. このように構或したものにおいて、割型3A,3Bで、
軸状部材1を軸直角方向に2次加工力aで押圧して保持
園定し、基板2のかしめ下穴を軸状部材1のかしめ部に
かぶせた状態で,歳差運動をするポンチ4により、前記
かしめ部のかしめ加工を行なう。かしめ終了後に、横方
向アクチュエータ8Aは、ロッド9を介してこのロッド
9に取り付けられた割型3Bを、下ダイセット6上に固
定されたガイドに沿ってロッド9の軸方向に移動させて
割型3Bを開く。かしめられた製品は、割型3Bを開く
ことにより,容易に取り出せる。
この実施例によれば、割型3A及び3Bを閉じた状態で
,軸状部材lの中心軸に対して傾きを持ち、歳差運動す
るポンチ4によって傾斜荷重を負荷してかしめを行って
も、軸状部材1は、割型3A及び3Bから受ける半径方
向の押圧力(すなわち、2次加工力a)により、前記傾
斜荷重の軸直角方向分力を相殺できるので、加工中の軸
状部材1の半径方向への振れ目りを抑止することができ
、その結果、かしめられた製品は、基板2に対する軸状
部材lの垂直度が向上する。
aタイプの第2の実施例(第19図)。
この実施例は,両方の割型3A,3Bとも可動にし(第
17図に係る装置は、一方の割型3Bのみ可Ill) 
,軸状部材1を,ロッド9の軸方向の任意位置で保持す
ることができるようにしたものである. aタイプの第3の実施例(第20図)。
この実施例は.2次加工力aを負荷するための割型を、
テーパ付きにしたものである。すなわち、側面にらせん
溝を持つテーパ付き割型3Cは,ナット状の位置決め治
具9dを回転させることによって上下に動くことができ
る。この位置決め治具9dは、軸状部材1の中心軸に対
して回転できるようにメネジが切ってあり、内部にテー
パ面を持つ下型フレーム7aに留められている。したが
って、第20図の状態から、位置決め治具9dを反時計
回りに回転させると、割型3Cは下降する。
この際に、2つの割型3Cの合わせ口に配置された、傾
斜を持つ型割り治具9a及び割型3C内臓の型割バネ9
cの働きによって、割型3Cは,フレーム7a内部のテ
ーパ面に沿って割型支持バネ9bを押し下げつつ合わせ
目が開く,フレーム7aと下ダイセット6とは、ボルト
11によって固定されているので、割型支持バネ9bに
よって間が空いたりずれたりすることはない。テーパ付
き割型3Cが僚置決め治具9dによって開いた状態で、
軸状部材1の出し入れを容易に行なうことができる。以
上の操作と全く逆の手順で、型閉めし?後,ポンチ4を
軸状部材lの頭部に押し付けて圧下すると、傾斜荷重が
かかった場合でも、テーパ付き割型3Cで負荷する2次
加工力aによって,軸状部材1は動かず、前記傾斜荷重
の軸直角方向分力を相殺するので、基板2に対する垂直
度を高精度に保証することができる。
なお、位置決め治具9dと割型3Cの組合せについては
、ナット状位置決め治具の代わりにロックピンやカム等
を用■いてもよい, aタイプの第4の実施例(第21.22図)。
この実施例は,押し上げナクチュエータ8Bがラム13
を介して僚置決め板9e及びテーパ付き割型3Dを押し
上げるように構或したので,第20図における位置決め
治具9d,型割支持バネ9b、およびポンチ4を圧下さ
せるための圧下装置などは不要になり、構造の簡略化が
計れるという利点がある. 具体例を示す. 板厚1.6mのspcc製の基板2に、直径41,長さ
40amのSWCH製の軸状部材1をかしめた場合の、
軸状部材1の″倒れ″は、第22図に示すようになり、
3σ半怪は106μrnに向上した。
なお、下フレーム7aをボルトl1で,下ダイセット6
に固定する代わりに、例えば下型フレーム7aの両肩に
下向きの力を与え且つ左右の動きを制限するような下型
位置決め部材(図示せず)を用いることによって、加工
中は、下型フレーム7aを上下左右に動かないようにし
,加工の前後は、下型フレーム7aごと下ダイセット6
上を自由に動ける(このときラム13は下ダイセット6
の水平面下に下がっている)ようにすれば、大量生産の
ラインへ容易に適用可能である。
さらに,本実施例は、ローリングかしめ法の実施に使用
される装置について説明したものであるが、本発明は,
プレスかしめ法を実施した装置へも同様に適用できるも
のである。その場合には、ポンチ4を全く動かす必要が
なく、定点に固定することができるので、装置の構造が
簡単になる。
また,軸状部材の半径方向にかかる力が発生させる摩擦
力により、軸状部材フランジ部での剪断破壊,曲がりも
防げるので、ローリングかしめ同様に、基板に対する軸
状部材の垂直度は良好な結果をもたらすものである。
さらにまた,割型内面の軸状部材1と接触する部分に,
保護部材(軸状部材よりも硬度が低く且つ軸状部材を固
定する際に十分な弾性範囲を持っている部材)を取り付
けるようにすれば,軸状部材1の表面に全く傷をつける
ことなく、基板2と軸状部材1の接合が行える。
また、軸状部材の別の押圧保持固定の手段としては、コ
レットチャックのようなスリットの入った一体型を用い
ても良い. aタイプの第5の実施例(第23図)。
この実施例は、軸状部材IDの両軸端にかしめ部1hが
あり、基板や円板などをかしめる場合の適用例である。
両端側にかしめ部1hとフランジ部とを持つ軸状部材I
Dは,基板2を取り付けられた状態で固定下型3Aに置
かれる。次に、軸状部材ID及び基板2を固定するよう
に,可動金型3Bを紙面下方向に押圧する。その後、ス
ピンヘッド5を回転させてボンチ4を公転運動させ、軸
状部材かしめ部1hを据え込み加工すればよい。
なお、本実施例は、車輪状の製品への適用に好適なもの
である。
■組▲わせタイプの 第24〜28図は、前記aタイプ,bタイプ,Cタイプ
を組合わせた組合わせタイプのものの実施例を説明する
ためのものであり、第24図は、bタイプとCタイプと
を組合わせた実施例を示す略示部分断面図、第25図は
、aタイプとCタイプとを組合わせた実施例を示す略示
部分断面図,第26図は、aタイプとbタイプとを組合
わせた実施例を示す略示部分断面図、第27図は、第2
6図に係る装置を使用してかしめを行なったときの、軸
状部材の″倒れ″の一例を示す倒れ分布図、第28図は
、aタイプとbタイプとCタイプとを組合わせた実施例
を示す略示部分断面図である。
各図において,向一番号を付したものは間一部分である
. bタイプとCタイプとを組合わせた実施例(第24図)
この実施例は、前記第2図に係るものと、第10図に係
るものとを組合わせてなる装置であり,この装置は、軸
状部材IAの中心軸と、加工の中心軸との心合わせが容
易である、という利点がある。
aタイプとCタイプとを組合わせた実施例(第25図)
この実施例は、前記第2図に係るものと、第17図に係
るものとを組合わせてなる装置であり、この装置は、軸
状部材IAをそのテーパ部1tを利用して保持するよう
にしたので,2次加工力aの大きさを小さくすることが
できる,という利点がある。
aタイプとbタイプとを組合わせた実施例(第26.2
7図)。
この実施例は、軸状部材lを、予め型開きした割型3A
と3Bとの間に入れ、横方向アクチュエータ8Aにより
、ロッド9の軸方向に押圧力を発生させる。この押圧力
は,ロッド9を介して可動割型3Bを圃定割型3Aに押
し付け、軸状部材1を押圧保持固定する(この保持力が
2次加工力a)。その後、かしめ下穴をあけた基板2を
、軸状部材lのかしめ部にかぶせる。そこで、モータ(
図示せず)による回転力をエアシリンダ(図示せず)へ
伝達し、このエアシリンダにより圧下方を付加されたス
ピンヘッド5が、ボンチ4を公転回転させつつ圧下させ
る。この歳差運動するポンチ4が、軸状部材lの頭部か
しめ部を局部順次連続的に掘え込み加工して、基板2と
の接合を行うことができる。
この実施例によれば、加工の(スピンヘッド5の)中心
軸と軸状部材1のかしめ部の中心軸とを確実に合わせる
ことができるので、2個以上のボンチ4の効果を最大限
発揮することができる。また、割型3A及び3Bで軸状
部材1を抑圧保持してかしめを行なうaタイプでは,加
工後の残留応力に起因する軸状部材のスプリングバック
が生ずる可能性もあるが,本実施例のように、aタイプ
とbタイプとを組合わせたものでは、そのような残留応
力は発生せず、軸状部材1の基板2に対する垂直度がき
わめて良好である。
具体例を示す. このかしめ装置を用いて、SWCH製長さ40mlの軸
状部材とspcc製厚さ1.6ffwaの基板のかしめ
を行なったところ、軸状部材の“倒れ″は第27図のよ
うになり,3σ半径は64μmであった。
aタイプとbタイプとCタイプとを組合わせた実施例(
第28図). この実施例は,前記第2図に係るものと、第10図に係
るものと、第17図に係るものとを組合わせてなる装置
であり,本発明の効果を最大に発揮することができるも
のである。すなわち、この装置は、顔次局部連続的な据
え込み加工によるかしめ加工において、軸状部材LAの
中心軸に対して直角方向への加工カが常に釣り合うよう
に翫置した,2個のポンチ4Aを持つかしめ治具、及び
軸状部材IAのかしめ部とは反対側部分を半径方向に押
圧保持固定可能な下型3A,3Bを兼ね備えているもの
である。
以上説明した実施例は、すべて、軸部が■形断面で真直
な軸状部材1(もしくは、LA)と基板2とをかしめに
より接合する場合のものであるが、他の形状を有する軸
状部材のかしめも可能である。
その実施例を第29.30図を用いて説明する。
第29.30図は,軸状部材のいろいろの例と、これの
かしめ方法を説明するためのものであり、第29図は、
軸部の曲がった軸状部材を示す側面図、第3011!I
は,軸部が異形断面の軸状部材を示す斜視図である. 第29図に係る軸状部材IBは、かしめ部と軸部の中心
軸が一致せず,軸部が面内で曲がっているものである、
この軸状部材IBと基板2とをかしめるときには、まず
,軸状部材1Bを、紙面(曲がり面)に対して奥行方向
の押圧力を負荷して保持固定する.その後、かしめによ
り軸状部材IBの頭部を据え込み加工して、基板2との
接合を行なう.これを行なうことにより、軸状部材IB
先端の基Fi2に対する位置精度を良くすることができ
る.また,予め、真直な軸状部材を基板2にかしめた後
,その軸状部材を曲げる方法に比べて、基板2に与える
影響を無視することができ、良好な垂直度が得られる。
第30図に係る軸状部材ICは軸部の断面が三角形断面
をしているものである。この軸状部材ICと基扱2との
かしめによる接合においては、この軸状部材ICを保持
する割型の内部形状を,軸状部材異形断面部が目転しな
いように抑圧保持可能な(軸状部材を押圧保持した時に
異形断面と同じ断面を持つような)ものにすることによ
り、軸状部材1Cの基板2に対する位置精度の良いかし
めを行なうことができる。
なお、軸部の断面形状は、三角形断面のかわりに、四角
形断面などの多角形断面になったものでも良く、あるい
は場所的に、軸部中間部の代わりに、軸部根元,軸部先
端部,軸部全体,もしくはフランジ部の一部,全部が異
形断面であっても同様の効果を奏する。下型(割型)に
ついては、特に図示していないが、軸状部材の異形断面
の一部または全部を抑圧保持することができる内部形状
を持ったものであればよい。
[発明の効果コ 以上詳細に説明したように本発明によれば、軸状部材が
傾斜荷重,偏心荷重を受けた場合でも、詠軸状部材の加
工中の振れ凹りは抑えられ、基板に対する軸状部材の垂
直度が高精度に保証できる接合が行なえる.一部分また
は全部がテーパ形状となった軸状部材を使用すれば,基
板に対する軸状部材の垂直度は、たとえば第3図に示す
ように,3σ半径で76μmとなる。また、第26図に
係る装置を用いて本かしめ方法を採った場合には、基板
に対する軸状部材の垂直度は、たとえば第27図に示す
ように、3σ半径で64μrnとなる。
すなわち、本発明を実施すれば,従来のかしめ方法より
1.3〜2.5倍もの高精度で、基板と軸状部材の″倒
れ″のないかしめ接合が行なえる。
これを要するに、軸状部材の倒れや曲がり量を低減し,
基板に対する軸状部材の垂直度を高精度に保証すること
ができるかしめ方法と、その実施に直接使用されるかし
め装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のかしめ方法に係る基本的事項を説明
するためのものであり、軸状部材とこれに負荷する力を
,軸直角方向から見た略示図、第2〜8図は,第1図に
おけるCの力を発生させるようにしたCタイプのものの
実施例を説明するためのものであり、第2図は,Cタイ
プのかしめ装置の第lの実施例を示す略示構或図、第3
図は、第2図に係る装置を使用してかしめを行なったと
きの,軸状部材の″倒れ”の一例を示す倒れ分布図、第
4〜8図は、それぞれ、Cタイプのかしめ装置の第2〜
6の実施例を示す略示構或図、第9図は、本発明のかし
め方法を適用したVTR用の基板を示す斜視図、第lO
〜16図は、第1図におけるbの力を負荷するbタイプ
のものの実施例を説明するためのものであり,第10図
は,bタイプのかしめ装置の第1の実施例を示す酩示斜
視図、第11図は、第10図における要部の断面図、第
12図は、第10図に係る装置でかしめを行なったとき
の,軸状部材の″倒れ″の一例を示す倒れ分布図、第1
3図は,同装置でかしめを行なったときの、かしめ接合
部の拡大断面図、第14図は、従来の装置でかしめを行
なったときの、かしめ接合部の拡大断面図、第15.1
6図は、それぞれ、bタイプのかしめ装置の第2,3の
実施例を示す要部断面図、第17〜23図は、第1図に
おけるaの力を負荷するaタイプのものの実施例を説明
するためのものであり、第17図は、aタイプのかしめ
装置の第1の実施例を示す略示斜視図、第工8図は,そ
の断面図、第19〜2■図は,それぞれ、aタイプのか
しめ装置の第2〜4の実施例を示す断面図、第22図は
、第21図に係る装置でかしめを行なったときの、軸状
部材の″倒れ”の一例を示す倒れ分布図,第23図は、
aタイプのかしめ装置の第5の実施例を示す略示断血図
、第24〜28図は,前記aタイプ,bタイプ,Cタイ
プを組合わせた組合わせタイプのものの実施例を説明す
るためのものであり、第24図は、bタイプとCタイプ
とを組合わせた実施例を示す略示部分断面図、第25図
は、aタイプとCタイプとを組合わせた実施例を示す略
示部分断面図、第26図は,aタイプとbタイプとを組
合わせた実施例を示す略示部分断面図、第27図は、第
26図に係る装置を使用してかしめを行なったときの、
軸状部材の゛′倒れ″の一例を示す倒れ分布図、第28
図は、aタイプとbタイプとCタイプとを組合わせた実
施例を示す略示部分断面図,第29,30図は、軸状部
材のいろいろの例と,これのかしめ方法を説明するため
のものであり、第29図は、軸部の曲がった軸状部材を
示す側面図,第30図は、軸部が異形断面の軸状部材を
示す斜視図、第31.32図は、従来のかしめ方法を説
明するためのものであり、第31図は、プレスかしめ法
を実施した装置の略示断面図、第32図はごローリング
かしめ法を実施した装置の略示断面図、簗33図は、第
32図に係るローリングかしめ装置を使用して、軸状部
材と基板を接合したときの、軸状部材の″倒れ′″の一
例を示す倒れ分布図である。 1,LA,IB,IC,LD・・・軸状部材、1h・・
・かしめ部、1t・・・テーパ部、2・・・基板、2h
・・・かしめ下穴、3,3E・・・下型、3A,3B,
3C,3 D ・・・割型、4,4A,4B,4C・・
・ポンチ、5,5A,5B,5C・・・スピンヘッド、
12・・・モータ、a,b,Q・・・2次加工力,d・
・・1次加工力。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、軸状部材と基板とを、前記軸状部材に力(これを、
    1次加工力という)を負荷して、かしめにより接合する
    方法において、 軸状部材に、1次加工力の、該軸状部材の軸直角方向の
    分力を打ち消すことができる力(これを、2次加工力と
    いう)を負荷するようにした ことを特徴とするかしめ方法。 2、軸状部材を、テーパ部を有する軸状部材にし、この
    軸状部材の前記テーパ部を、このテーパ部と一致するテ
    ーパ部を有する下型で保持することにより、 1次加工力の負荷にともなって2次加工力が発生するよ
    うにした ことを特徴とする請求項1記載のかしめ方法。 3、同一形状の複数個のポンチを、軸状部材の中心軸に
    関して対称に配設し、これらのポンチによって同時にか
    しめを行なうことにより、 1次加工力とともに2次加工力を負荷するようにした ことを特徴とする請求項1記載のかしめ方法。 4、軸状部材の非かしめ部を、該軸状部材の軸直角方向
    から、1次加工力の前記方向の分力よりも大きく当該軸
    状部材の弾性限界よりも小さい力で固定することにより
    、 予め2次加工力を負荷するようにした ことを特徴とする請求項1記載のかしめ方法。 5、端部にかしめ部を有する軸状部材と、前記かしめ部
    と嵌め合いになるかしめ下穴をあけた基板とを、前記か
    しめ部とかしめ下穴とを嵌め合わせた状態で、かしめに
    より接合することができる装置であり、 モータと、このモータの駆動によって回転するスピンヘ
    ッドと、このスピンヘッドに、該スピンヘッドの回転中
    心軸と傾斜し、もしくは偏心し、且つ従動自転可能に取
    付けたポンチと、軸状部材を保持することができる下型
    とを有し、この下型で保持した軸状部材に、そのかしめ
    部とかしめ下穴とを嵌め合わせて、基板を組合わせ、 前記モータの駆動によって歳差運動をする前記ポンチで
    、前記かしめ部の端面を順次局部的に据え込み加工する
    ことにより、前記軸状部材と基板とをかしめることがで
    きるかしめ装置において、 ポンチは、同一形状の複数個のポンチからなるポンチ群
    であり。 このポンチ群は、スピンヘッドの回転中心軸に関して対
    称に配設され、各ポンチで、かしめ部の端面を同時に据
    え込み加工することができるように、該スピンヘッドに
    取付けた ことを特徴とするかしめ装置。 6、端部にかしめ部を有する軸状部材と、前記かしめ部
    と嵌め合いになるかしめ下穴をあけた基板とを、前記か
    しめ部とかしめ下穴とを嵌め合わせた状態で、かしめに
    より接合することができる装置であり、 モータと、このモータの駆動によって回転するスピンヘ
    ッドと、このスピンヘッドに、該スピンヘッドの回転中
    心軸と傾斜し、もしくは偏心し、且つ従動自転可能に取
    付けたポンチと、軸状部材を保持することができる下型
    とを有し、この下型で保持した軸状部材に、そのかしめ
    部とかしめ下穴とを嵌め合わせて、基板を組合わせ、 前記モータの駆動によって歳差運動をする前記ポンチで
    、前記かしめ部の端面を順次局部的に据え込み加工する
    ことにより、前記軸状部材と基板とをかしめることがで
    きるかしめ装置において、 下型は、型閉めしたとき、軸状部材の非かしめ部の周囲
    を、該軸状部材の軸直角方向から押圧して保持すること
    ができる割型である ことを特徴とするかしめ装置。
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