JPH03183497A - 四環式化合物に対するモノクローナル抗体、それらの生産方法および応用 - Google Patents

四環式化合物に対するモノクローナル抗体、それらの生産方法および応用

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JPH03183497A
JPH03183497A JP2090510A JP9051090A JPH03183497A JP H03183497 A JPH03183497 A JP H03183497A JP 2090510 A JP2090510 A JP 2090510A JP 9051090 A JP9051090 A JP 9051090A JP H03183497 A JPH03183497 A JP H03183497A
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monoclonal antibody
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Guenter Dr Rosenfelder
ギュンター ローゼンフェルダー
Harry Dr Towbin
ハレー トウビン
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    • C07K16/44Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material not provided for elsewhere, e.g. haptens, metals, DNA, RNA, amino acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • A61P39/02Antidotes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、R−(−)−オキサプロチリンおよびそれの
代謝産物R−(−)−オキサプロチリンβ−グルクロニ
ドに対して向けられたモノクローナル抗体、それらの誘
導体、前記抗体およびそれらの誘導体の調製方法、前記
モノクローナル抗体を分泌するハイプリドーマ細胞系、
そのようなハイブリドーマの調製方法、前記モノクロー
ナル抗体および/またはそれらの誘導体を含有するテス
トキット、そしてR−(−)−オキサプロチリンおよび
R−(−)−オキサプロチリンβ−グルクロニドの定性
および定量のため並びにR−(−)−オキサプロチリン
の過量による中毒症の治療のための前記モノクローナル
抗体および/またはそれらの誘導体の利用に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕R−
(−)−オキサプロチリンは下式(1)の四環式化合物
である。
それは抗うつ薬として有用であり、そして例えば、抗侵
略性および抗ヒスタミン性を示す。R−(−)−オキサ
プロチリンの製造は、欧州特許第0014433号に記
載されている。ヒト生物体において、R−(−)−オキ
サプロチリンは優勢的に下式(■)のR−(−)−オキ
サプロチリンβ−グルクロニドに代謝され、尿中に排出
される。
うつ病にかかっている患者をR−(−)−オキサプロチ
リンのような抗うつ薬で処置すると、患者における薬剤
の代謝に大きな個人差があり、このため用量、血漿レベ
ルおよび臨床応答の間の関係に大きな個人差があるため
、各個体が様々に反応することを念頭に置かなければな
らない。従って、過剰投薬による危険を回避するために
個々に治療上有効量を確認し、そして注意深く抗うっ治
療をモニタリングすることが必要である。更に、治療の
成功は、患者の迎合性(compl 1ance)、即
ち投薬に関する医者の指図に従う程度に大きくかかって
いる。患者の不迎合性の問題は日常的であり、これは薬
剤に対する患者の応答を評価するのを難しくし、そして
処方されそして得られた薬をのまなければ不要な費用が
かかることにもなる。
上に示した目的上、全血、血漿、血清および/または尿
中の治療化合物またはその代謝産物を測定する方法が最
も適当である。理論上、体液中の薬剤の濃度を測定する
幾つかの分析技術、例えばガスクロマトグラフィー、高
圧液体クロマトグラフィー等が存在する。しかし、高い
経費および熟練された技術者の必要性のため、はとんど
の医療施設および実験室はそれらを日常の目的で使用す
る余裕はない。特に個人の医院においては、精巧な機器
を必要とする薬剤モニタリングは明らかに実施不可能で
ある。従って、R−(−)−オキサプロチリンおよび/
またはその代謝産物についてのより簡単で且つ経費のか
からない信頼できる分析テストを開発することが望まし
い。この課題を解決するのに最も適するのは、R−(−
)−オキサプロチリンおよびそれの代謝産物、例えばR
(−)−オキサプロチリンに対して向けられた選択的モ
ノクローナル抗体に基づくイムノアッセイであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、抗うつ薬R−(−)−オキサプロチリ
ンおよびそれの代謝産物R−(−)−オキサプロチリン
β−グルクロニドに高度に特異的であるモノクローナル
抗体を提供することである。
該モノクローナル抗体は、全血、血漿または血清中の前
記薬剤の分布および濃度をモニターするため、並びに尿
中の前記代謝産物を検出および測定するために使用する
ことができる。従って、それらは有効量の決定および患
者の迎合性に関してR(−)−オキサプロチリンによる
抗うつ治療をモニタリングする際の価値ある手段である
。更に、そのようなモノクローナル抗体は、R−(−)
−オキサプロチリンに対する高い結合親和力により過剰
投薬された患者を解毒するために用いることもできる。
〔具体的説明〕
本発明は、R−(−)−オキサプロチリンおよび/また
はそれの主な代謝産物R−(−)−オキサプロチリンβ
−グルクロニド、好ましくはR−(=)−オキサプロチ
リンに対して向けられたモノクローナル抗体、並びに前
記化合物の抗原決定基に対する特異性を保持しているそ
れらの誘導体に関する。
好ましいのは、R−(−)−オキサプロチリンおよびそ
れのβ−グルクロニドと構造的に類似している基質との
交差反応性をほとんどまたは全く示さないモノクローナ
ル抗体およびそれの誘導体であり、特に四環式環構造お
よび/または脂肪族側鎖の化学的変化によりR−(−)
−オキサプロチリンと異なっている他のジベンゾビシク
ロ〔22,2〕オクタジ工ン化合物の存在下でR−(−
)−オキサプロチリンと選択的に結合するモノクローナ
ル抗体およびそれの誘導体である。R−(−)−オキサ
プロチリンと一緒に使用される可能性のある、ジベンゾ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタジエン骨格を欠く他の治
療薬、例えば神経弛緩薬、不安解消薬、向精神薬、抗て
んかん薬、抗不整脈薬の存在下で、R−(−)−オキサ
プロチリンと選択的に結合するモノクローナル抗体およ
びそれの誘導体も好ましい。S−(+)−オキサプロチ
リンの存在下でR−(−)−オキサプロチリンと選択的
に結合するモノクローナル抗体およびそれの誘導体も好
ましい。
最も好ましイノは、称号MAb 1219S59.11
. ?IAb1219S78.6. MAb 122O
836,3,MAb 1225S93.2. MAb1
226S31、S. MAb 1228P54.6およ
びMAb 1228P63.1゜特ニMAb 1219
S59.11. MAb 1219S78.6. MA
b1226S31、SおよびMAb 122BP63.
1を有するモノクローナル抗体、並びにそれらの誘導体
である。
R−(−)−オキサプロチリンに対する本発明のモノク
ローナル抗体の親和力は、例えばFriguetら(J
、ImmunoLMethods 77+ 305+ 
1985)に従った阻害エンザイムイムノアッセイにお
いて測定することができる。該アッセイでは、テストし
ようとするモノクローナル抗体をR−(−)−オキサプ
ロチリンと共にブレインキュベートし、そして第二段階
において、R−(−)−オキサプロチリンの吸着性接合
体、例えばタンパク質接合体でコーティングされた固相
に暴露する。免疫複合体に携わっていないモノクローナ
ル抗体の部分が固相と結合し、そして該モノクローナル
抗体に対して向けられた第二抗体−酵素接合体により定
量される。
親和力は、IC5゜(阻害濃度)値、即ち固相抗原への
抗体結合の50%阻害を引き起こす遊離抗原の濃度とし
て表わされる。
本発明のモノクローナル抗体の選択性は、構造的に類似
した化合物、例えば四環式環構造および/または脂肪族
側鎖の化学的変化によりR−(−)−オキサプロチリン
と異なっている他のジベンゾビシクロ[2,2,2〕オ
クタジエン化合物;抗うつ薬と共に使用される可能性の
あるジベンゾビシクロ(2,2,23オクタジエン骨格
を欠く治療化合物;並びにエナンチオマーであるS−(
+)−オキサプロチリンによる、R−(−)−オキサプ
ロチリンへのモノクローナル抗体結合の阻害を分析する
ことによりテストされる。これは、例えば、阻害エンザ
イムイムノアッセイにおいて実施され得る。この場合、
本発明のモノクローナル抗体が上記の可溶性化合物のい
ずれかと共にブレインキュベートされ、次いで、インキ
ュベーシゴン混合物が前記エンザイムイムノアッセイに
おいてテストされる。
本発明のモノクローナル抗体の誘導体は、R−(−)−
オキサプロチリンおよび/またはR−(−)−オキサプ
ロチリンβ−グルクロニドの抗原決定基に対する特異性
を保持している。即ち、それらは、前記化合物への親の
抗体の特徴的結合パターンを保持している。そのような
誘導体の例は、酵素、蛍光マーカー、化学発光マーカー
、金属キレート、アビジン、ビオチン等と該モノクロ−
ナル抗体との接合体、放射能ラベル化された抗体または
抗体断片である。
本発明の抗体接合体に使用される酵素は、例えば、西洋
ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β
−D−ガラクトシダーゼ、グルコース牙キシダーゼ、グ
ルコアミラーゼ、カルボアンヒドラーゼ、アセチルコリ
ンエステラーゼ、リゾチーム、リンゴ酸デヒドロゲナー
ゼ、グルコース−6−リン酸デヒドロゲナーゼである。
本発明のモノクローナル抗体と接合される蛍光マーカー
は、フルオレセイン、フルオロクロム、ローダミン等で
ある。化学発光マーカーは、例えばアクリジニウムエス
テルまたはルミノールである。そのような接合体におい
ては、抗体は直接またはスペーサーもしくはリンカ−基
を介して接合パートナ−と結合している。金属キレート
化剤についての例は、エチレンジアミン四酢酸(EDT
A) 、’;エチレントリアミンペンタ酢酸(DPT^
)、1,4,8゜11〜テトラアザテトラデカン、1.
4,8.11〜テトラアザテトラデカン−1,4,8,
11〜テトラ酢酸、1〜オキサ−4,7,12,15−
テトラアザヘプタデカン−4、7,12,15−テトラ
酢酸等である。
放射能ラベル化されたモノクローナル抗体は、例えば放
射性−H素(1231、12% 1 、131 i )
 、イツトリウム(90y)、テクネチウム(99”T
c )等を含む。
本発明の抗体断片は、例えば−価の断片Fab (Fa
b=抗原結合性断片)またはFab ’および二価の断
片F(ab’ )zである。
本発明のモノクローナル抗体およびその誘導体は、所望
のモノクローナル抗体を分泌する下記に定義されるハイ
ブリドーマ細胞を試験管内または生体内で既知の方法に
従って増殖させることを特徴とする、それ自体既知の方
法により得られる。
必要であれば、得られたモノクローナル抗体は単離され
そして/またはその誘導体に変換される。
試験管内での増殖は、常用の標準培地である適当な培地
、例えばダルベツコ改良イーグル培地(DMEM)また
はRPMI 1640培地中で行われ、該培地は所望に
より哺乳類の血清、例えばウシ胎児血清、または微量元
素および増殖維持補足物、例えば支持細胞、例えば正常
マウス腹腔浸出細胞、肺細胞または骨髄マクロファージ
、2−アミノエタノール、インスリン、トランスフェリ
ン、低密度リポタンパク質、オレイン酸等により補充さ
れる。
試験管内生産は比較的純粋な抗体調製物を提供し、そし
て大量の所望の抗体を得るためにスケールアップするこ
とができる。組織培養条件下での大スケールのハイブリ
ドーマ培養のための技術は当業界において既知であり、
そして例えばエアーリフト反応器もしくは連続撹拌反応
器中での均一懸濁培養、または中空繊維中、マイクロカ
プセル中、アガロースミクロビーズ上もしくはセラミッ
クカートリッジ上に固定化もしくは封入された細胞培養
を含む。
モノクローナル抗体の単離については、まず、例えば硫
酸アンモニウムでの沈澱、ポリエチレングリコール(P
EG)のような吸湿性物質に対する透析、選択膜を通し
た濾過等により、培地上清中の免疫グロブリンを濃縮す
る。必要および/または所望により、濃縮された抗体を
常用のクロマトグラフィー法、例えばゲル濾過、イオン
交換クロマトグラフィー、DEAE−セルロースもしく
はプロティンA上でのクロマトグラフィー、または免疫
アフィニティークロマトグラフィーにより精製する。
ハイブリドーマ細胞を生体内増殖させることによって大
量の所望のモノクローナル抗体を得ることもできる。親
細胞と組織適合性である補乳類、例えば同系マウスに細
胞クローンを注入し、抗体産生腫瘍細胞の増殖を誘発す
る。所望により、注入前に炭化水素、特に鉱油、例えば
ブリスタン(テトラメチルペンタデカン)により動物を
感作する。例として、Ba1b/cマウス由来のハイブ
リドーマ細胞を、所望によりプリスタンで前処理したB
a1b/cマウスに腹腔内注射し、そして1〜2週間後
、マウスの腹水を回収する。上述したような常法により
体液からモノクローナル抗体が単離される。
本発明の抗体の接合体は、当業界で既知の方法により、
例えば、上述のようにして調製されたニックローナル抗
体を、縮合剤、例えばグルタル:ルデヒド、過ヨウ素酸
塩、N、N’ −o−フェニレンジマレイミド、N−(
m−マレイ旦ドベン)イルオキシ)スクシンイミド、N
−(3−(2’−ピリジルジチオ)プロピオンオキシ]
スクシニイξド、N−エチル−N’ −(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボシイごド等の存在下で酵素2反
応させることにより調製される。アビジンとC接合体も
同様にして調製される。ビオチンとの扛合体は、例えば
、モノクローナル抗体をビオチンの活性化エステル、例
えばビオチンN−ヒドロキシスクシンイごドエステルと
反応させることにより調製される。蛍光または化学発光
マーカーとの接合体は、縮合剤、例えば上に挙げたもの
の存在下で調製されるか、またはインチオシアネート、
好ましくはフルオレセインインチオシアネートとの反応
により調製される。金属キレートとの抗体接合体も同様
にして調製される。
ヨウ素(123I、 Its (、1ull Oテ放射
能うヘル化されたモノクローナル抗体は、例えば、放射
性ヨウ化ナトリウムもしくはカリウム、および化学的酸
化剤、例えば次亜塩素酸ナトリウム、フロラ逅ンT等、
または酵素的酸化剤、例えばラクトペルオキシダーゼ、
またはグルコースオキシダーゼとグルコースを用いたそ
れ自体既知のヨウ素化により、本発明のモノクローナル
抗体から得られる。
本発明のモノクローナル抗体は、例えばジエチレントリ
アミンペンタ酢酸(DPTA )キレート化によりイツ
トリウム(”Y)と結合される。テクネチウム−99m
ラベル化抗体は、リガンド交換反応により、例えば過テ
クネチウム酸塩(Tc04−)を第一スズイオンで還元
し、還元されたテクネチウムをセファデックスカラム上
にキレート化しそしてこのカラムに抗体を適用すること
により;または直接ラヘル化技術により、例えば過テク
ネチウム酸塩を5nCI!、zのような還元剤、フタル
酸カリウムナトリウム溶液のような緩衝液および抗体と
共にインキュベートすることにより、調製される。
モノクローナル抗体の断片、例えばFab、 Pab’
またはF(ab’ L断片は、それ自体既知の方法によ
り、例えばペプシンもしくはパパインのような酵素での
消化および/または化学的還元によるジスルフィド結合
の開裂により、上述のようにして調製された抗体から得
ることができる。
本発明は更にハイブリドーマ細胞系にも関し、該ハイブ
リドーマ細胞系は、R−(−)−オキサプロチリンおよ
び/またはR−(−)−オキサプロチリンβ−グルクロ
ニドに対して向けられた、特にR−(−)−オキサプロ
チリンに対して向けられた前記モノクローナル抗体を分
泌することを特徴とする 特に本発明は、ミエローマ細胞、特にマウスミエローマ
細胞と、免疫原性R−(−)−オキサプロチリン接合体
で免疫処置された哺乳類、好ましくは同系マウスのBリ
ンパ球とのハイブリッドである細胞系に関する。適当な
R−(−)−オキサプロチリンの免疫原性接合体は下記
に記載される。
好ましいのは、称号1219S59.11.1219S
7B、6゜122O336,6,1225S93.2.
1226531、S.1228P54.6および122
8P63.1を有するハイブリドーマ細胞系である。称
号1219559.11.1219S7B、6.122
0S36.6゜1225S93.2および1226S3
1、Sを有すルハイブリトーマ細胞系は、マウスミエロ
ーマ細胞系5p210−Ag14と、R−(−)−オキ
サプロチリンのウシ血清アルブくン(BSA)接合体で
免疫処置されたBal  b / cマウスの肺臓のB
リンパ球とのハイブリッドである。称号1228P54
.6および1228P63.1を有するハイブリドーマ
細胞系は、マウスミエローマ細胞系FAIと、R−(−
)−オキサプロチリンのBSA接合体で免疫処置された
Ba1b/cマウスの肺臓のBリンパ球とのハイブリッ
ドである。特に好ましいのは、European Co
11ection ofAnimal Ce1l Cu
1tures(E、C,A、C,C,)+ PHLS 
Centrefor Applied Microbi
ology & Re5earch、 PortonD
own、 5alisbury、 Wilts、SF3
0JG、 U、に、にそれぞれ寄託番号8903140
4.89031403および89031405ノもとに
寄託されたハイブリドーマ細胞系1219S59.11
 。
6、1220S36、6および1228P63.1 、
並びニE、C,A、C,C。
に1989年3月21日に寄託番号89032104(
7)もとに寄託されたハイブリドーマ細胞系1226S
31、Sである。
本発明のハイブリドーマ細胞系は遺伝的に安定であり、
一定の特異性を有する本発明のモノクロ活性化され得る
本発明は、本発明のモノクローナル抗体を分泌するハイ
ブリドーマ細胞系の調製方法にも関し、該方法は、適当
な哺乳動物を免疫原性R−(−)−オキサプロチリン接
合体で免疫処置し、この動物の抗体産生細胞を連続細胞
系の細胞と融合し、融合で得られたハイブリッド細胞を
クローン化し、そして所望の抗体を分泌する細胞クロー
ンを選択することを特徴とする。
高収量の抗体を得るために、R−(−)−オキサプロチ
リンはハプテンでありそれだけでは免疫原性でないので
、免疫処置のためにR−(−)−オキサプロチリンの免
疫原性接合体を使用することが必要である。適当なR−
(−)−オキサプロチリン接合体は下記に記載される。
適当な担体分子は、例えばウシ血清7)Ltブミ:/ 
(BSA ; MW 66.200)、バシラス・サブ
チリス(Bacillus 5ubtilis)からの
α−アくラーゼ(MW 58.000)またはアオガイ
ヘモシアニン(KLH、MW>1,000,000)の
ような高分手量タンパク質であり、これらは多量で商業
的に人手可能である。ブタチログロブリン、毒素、例え
ば破傷風、コレラまたはジフテリア毒素、ヒト血清アル
ブミン(ISA) 、β−2−ミクログロブリン等、並
びにマウスIgG (H+ L)に対する精製されたウ
サギIgG画分(Kawamura & Berzof
sky、 J。
Immunol、136.58.1986)も担体とし
て使用することができる。他の可能な担体分子は、多糖
、天然または合成リポ多糖、ポリリジンのような合成ペ
プチド、活性膜、ラテックス粒子、サルモネラ(Sal
monella)菌のような細菌等を含む。好ましいの
は、R−(−)−オキサプロチリンがウシ血清アルブミ
ン(BSA)と結合された免疫原性R(−)−オキサプ
ロチリン接合体である。
本発明のR−(−)−オキサプロチリン接合体は、それ
自体既知の方法により、例えば担体へのR−(−)−オ
キサプロチリンの吸着、またはカルボシイごド、過ヨウ
素酸塩、グルタルアルデヒド、N、N’−o−フェニレ
ンシマレイ旦ド、N(m−マレイミドベンゾイルオキシ
)スクシンイミド、N−C3−(2’−ピリジルジチオ
)プロピオンオキシ〕スクシンイミド等を使った縮合の
いずれかにより、調製される。
免疫原性R−(−)−オキサプロチリン接合体は、アジ
ュバント、即ち免疫応答を更に増加させる剤と混合され
得る。可能なアジュバントは、完全フロインドアジュバ
ント(鉱油、水および微生物抽出物の乳濁液)、不完全
フロインドアジュバント(水と油のみの乳濁液)、水酸
化アルミニウムゲル等である。
免疫原性R−(−)−オキサプロチリン接合体は、外来
分子として該接合体を認識する適当な哺乳動物、特にマ
ウスまたはラット、好ましくはマウスを免疫処置するた
めに使われる。特に好ましいのはBa1b/cマウスで
ある。
免疫処置の経路は、特に、皮肉、皮下、筋肉内、腹腔内
、静脈内および頭蓋内注射である。高い抗体価が所望さ
れるので、通常一連の注射が与えられる。免疫処置は、
例えば、所望により不完全または完全フロインドアジュ
バントと混合された免疫原性R−(−)−オキサプロチ
リン接合体を、3〜8回非経口的に、例えば腹腔内およ
び/または皮下的に、約30Itgの量においてBa1
b/cマウスに1〜3週問おきに注射し、次いで動物を
犠牲にする1〜3日前に約3Onのブースター注射を行
うことにより達成される。
免疫処置された動物の抗体産生細胞、好ましくはリンパ
系細胞、例えば肺臓リンパ球をブースター注射の例えば
1〜3日後に取り、これを融合の結果生ずるハイブリッ
ド細胞に複製能力を付与する連続細胞系の細胞、即ち連
続的に複製を行う細胞クローンと融合する。そのような
細胞系の例は、それ自体は免疫グロブリンまたはその断
片を産生しないが大量の抗体を産生および分泌する潜在
能力を有し、そしてハイブリッド細胞を未融合の親細胞
に対して選択できるように遺伝子マーカーを担持してい
る、腫瘍細胞系(ミエローマ)である。
幾つかの適当なミエローマ細胞系が当業者で知られてい
る。好ましいのは、ヒポキサンチン−グアニン−ホスホ
リボシルトランスフェラーゼ(HGPPT )酵素また
はチくジンキナーゼ(TK)酵素を欠き、従ってヒポキ
サンチン、アミノプテリンおよびチミジンを含有する選
択培地()IAT培地)中で生存できないミエローマ細
胞系である。特に好ましいのは、HAT培地中で生存で
きず、そして免疫グロブリンまたはその断片を分泌しな
いミエローマ細胞系および誘導細胞系、例えばSρ21
0−At14またPAIである。
融合は、融合促進物質、例えば、所望により紫外&’1
(LJV)で不活性化された形のセンダイウィルスもし
くは他のバラミクソウィルス、化学融合剤(fusog
en) 、例えばカルシウムイオン、界面活性脂質、例
えばりゾレシチン、もしくはポリエチレングリコール(
PEG )の存在下で、または電気的融合(elect
rofusion)により行われる。好ましくは、ミエ
ローマ細胞は、1000〜4000の分子量のポリエチ
レングリコールを約30%〜約60%含有する溶液中で
3〜20倍過剰の免疫処置動物からの牌細胞と融合され
る。
融合後、細胞は選択培地、例えばHAT培地中に再懸濁
され、培養される。この培地中では、バイブリドーマ細
胞のみが生き残るだろう。というのは、それらは親のミ
エローマ細胞のような試験管内で増殖および複製する能
力と、免疫処置動物の抗体産生肺細胞から受は継いだH
AT培地中での生存に不可欠な失なったHGPRTまた
はTK遺伝子とを合わせ持つ。
ハイブリドーマ細胞の増殖のための適当な培地は、標準
培地、例えはダルベツコ改良イーグル培地(DMEM)
 、最少必須培地、RPMI 1640培地等であり、
所望により哺乳類の血清、例えば10〜15%ウシ胎児
血清により補足される。好ましくは、支持細胞、例えば
正常マウス腹腔浸出細胞、牌細胞、骨髄マクロファージ
等が、融合段階の直後の細胞増殖の開始時に添加され、
特に細胞密度が低い場合には、増殖因子等を与えること
によりハイプリ見 ドーマ細胞に栄養与えそしてそれらの増殖を維持する。
マクロファージや単核細胞のような食細胞を使用するな
らば、アミノプテリン処理後に常に見られる死んだミエ
ローマ細胞の破片を掃去する際に役に立つことができる
。ハイブリドーマが過剰増殖しないようにミエローマ細
胞を保護するために、培地は選択培地で補足される。
ハイブリドーマ細胞培養上清は、好ましくはエンザイム
イムノア・ンセイまたはラジオイムノア・ンセイにより
、所望のモノクローナル抗体についてスクリーニングさ
れる。陽性のノAイプリドーマ細胞は、例えば限定希釈
によりまたは軟寒天中で、好ましくは2回以上クローニ
ングされる。所望により、ハイブリドーマ細胞は腹腔内
注射および腹水の回収により、動物、例えばマウスで継
代される。これはハイブリドーマを安定化し、そして増
殖特性を改善する。クローニングされた細胞系は常法に
より凍結され得る。
本発明のモノクローナル抗体および/またはそれらの誘
導体は、例えば有効量の決定および治療薬のモニタリン
グのために全血、血漿もしくは血清中のまたは患者の迎
合性をテストするために尿中のR−(−)−オキサプロ
チリンまたはR−(−)−オキサプロチリンβ−グルク
ロニドの定性および/または定量に有用である。
例えば、該抗体またはその誘導体は、R−(−)−オキ
サプロチリンおよびR−(−)−オキサプロチリンβ−
グルクロニドのそれぞれの抗原決定基と該モノクローナ
ル抗体のパラトープとの間の結合相互作用に頼る既知の
イムノアッセイのいずれにおいても利用され得る。その
ようなイムノアッセイは、既知の方法よりも費用および
時間の消費が少なく、そして複雑で高価な機器を要求す
ることなく信頼でき且つ再現性のある結果をもたらす。
適当なイムノアッセイの例は、ラジオイムノアッセイ(
RIA)、酵素、免疫蛍光、化学発光、免疫沈澱、ラテ
ックス凝集または血球凝集イムノアッセイである。その
ようなイムノアッセイは、例えば抗うつ薬での治療中の
患者の体液、例えば全血、血漿、血清および尿それぞれ
の中の薬剤またはその代謝産物の定性および定量におい
て有用である。
本発明の抗体は、それ自体でまたは放射能ラベル化され
た誘導体の形でラジオイムノアッセイ(RIA)におい
て使用できる。小さい分子に適するRIAの既知の変形
、例えばR−(−)−オキサプロチリンまたはR−(−
)−オキサプロチリンβ−グルクロニドの直接または間
接(競合)測定を用いる、可溶検相(均一)RIA、固
相(不均一)RIA、単一RIAまたは二重(サンドイ
ンチ)RIAのいずれも利用することができる。
そのようなラジオイムノアッセイの例は、未知の量のR
−(−)−オキサプロチリンまたはR−(−)−オキサ
プロチリンβ−グルクロニドを本発明のモノクローナル
抗体および放射能ラベル化すレタ、例えばIf13(、
ItSi  、 lff1 l−14C−または3H−
ラベル化されたR−(=)−オキサプロチリンと共にイ
ンキュベートし、形成された免疫複合体を分離し、そし
て免疫複合体中の放射能の量を測定すするイムノアッセ
イである。
分離は、無関係の免疫グロブリン、例えばウシ、ウマ、
ウサギまたはラット免疫グロブリンの添加後に適当な溶
媒、例えばポリエチレングリコールの添加による免疫複
合体の沈澱により行われる。
あるいは、免疫複合体は、本発明のモノクローナル抗体
に対して高い親和力を有するアフィニティークロマトグ
ラフィー材料、例えば本発明のモノクローナル抗体を認
識しそして結合する抗体、例えばウサギ抗−マウス免疫
グロブリンまたはプロティンAと結合されたクロマトグ
ラフィー材料上に吸着され得る。免疫複合体の分離を促
進するために嘘、本発明のモノクローナル抗体は、固体
担体、例えばビーズ、濾過可能な粒子、または磁石の助
けをかりて収集および分離することができる常磁性粒子
と、そのようなモノクローナル抗体との接合体で置き換
えることができる。担体材料は無機または有機材料、例
えばプラスチックもしくはガラスピーズ、イムノアフィ
ニティクロマトグラフィーにおける担体として有用な濾
過可能粒子、例えば架橋アガロース、架橋デキストラン
もしくはポリアクリルアミド粒子、または無機常磁性オ
キシド粒子であることができる。
本発明に係わるモノクローナル抗体は、それ自体でまた
は酵素接合誘導体の形でエンザイムイムノアッセイにお
いて使用することができる。ラジオイムノアッセイにつ
いて上述したように、小さい分子に適するエンザイムイ
ムノアッセイの既知の変形のいずれも使用することがで
きる。
該テストは、放射能ラベルの代わりに酵素ラベルを使っ
て、前述のラジオイムノアッセイと同様にして行われる
。形成される複合体の量は酵素基質溶液の添加により測
定される。酵素基質溶液は、例えば、肉眼または光学測
定装置により観察できる色の変化を生しる。
本発明のモノクローナル抗体は、それ自体でまたは化学
発光マーカーと接合された本発明の誘導体の形で化学発
光アッセイにおいて使用することができる。ラジオイム
ノアッセイについて上述したように、小さい分子に適す
る化学発光アッセイの既知の変形のいずれも使用するこ
とができる。
R−(−)−オキサプロチリンまたはR−(−オキサプ
ロチリンβ−グルクロニドの定性および定量のための上
記に記載されたようなモノクローナル抗体およびその誘
導体の利用は、それ自体既知の小分子に適する他のイム
ノアッセイ、例えば免疫蛍光アッセイ、抗体コートまた
は抗原コートされたラテックス粒子を用いるラテックス
凝集アッセイ、抗体コートまたは抗原コートされた赤血
球を用いる血球凝集アッセイ、抗体コートされた先帝フ
ァイバーを使った消失光波(evanescen tl
ight wave)アッセイおよび結合反応を電気ま
たは光のシグナルに変換する他の直接作用イムノセンサ
ー等を包含する。
本発明は、R−(−)−オキサプロチリンまたはR−(
−)−オキサプロチリンβ−グルクロニドの定量および
定性のためのテストキットにも関し、該キットは、本発
明のモノクローナル抗体および/またはその誘導体、並
びに所望により、他のモノクローナル抗体もしくはポリ
クローナル抗体および/または添加剤を含んで成る。
) ラジオイムノアッセイ用の本発明のテストキットは、例
えば、適当な担体、例えば本発明のモノクローナル抗体
でコーティングされているかまたはされていない、ミク
ロタイタープレートまたは常磁性粒子、所望により凍結
乾燥形または濃縮された溶液の本発明のモノクローナル
抗体および/またはその放射能ラベル化誘導体または放
射能ラベル化R−(−)−オキサプロチリン、R−(−
)−オキサプロチリンまたはR−(−)−オキサプロチ
リンの標準溶液、緩衝液、並びに所望により、ポリペプ
チド、非特異的吸着および凝集物形成を防ぐための洗浄
剤および添加剤、ピペット、反応容器、検量線、取扱い
説明書等を含んで成る。
エンザイムアッセイ用の本発明のテストキットは、例え
ば、適当な担体、例えば本発明のモノクローナル抗体ま
たはR−(−)−オキサプロチリン接合体でコーティン
グされているかまたはされていない、ミクロタイタープ
レートまたはニトロセルロース紙、所望により凍結乾燥
形または濃縮された溶液の本発明のモノクローナル抗体
および/またはR−(−)−オキサプロチリンに対する
かもしくはR−(−)−オキサプロチリンを認識する第
一抗体に対する酵素ラベル化モノクローナルもしくはポ
リクローナル抗体、または酵素ラベル化R−(−)−オ
キサプロチリン、固体もしくは溶解された形の酵素基質
、R−(−)−オキサプロチリンまたはR,−(−)−
オキサプロチリンの標準溶液、並びに所望によりポリペ
プチド、洗浄剤および添加剤、ピペット、反応容器、検
量線、比色衣、取扱い説明書等を含んで戒る。
化学発光テスト用の本発明のテストキットは、例えば、
適当な担体、例えばポリスチレン試験管、所望により凍
結乾燥形または濃縮された溶液の本発明のモノクローナ
ル抗体および化学発光性マーカー、例えばアクリジニウ
ムエステルと接合された本発明の抗体を認識するポリク
ローナル抗体、発光を触発する化合物、例えばH,0□
およびNaOH。
R−(−)−オキサプロチリンまたはR−(−)−オキ
サプロチリンを含む標準溶液、並びに所望により、ポリ
ペプチド、洗浄剤および添加剤、ピペット、反応容器、
検量線、取扱い説明書等を含んで成る。
本発明のテストキットの特定の態様は、検出帯において
本発明の非ラベル化モノクローナル抗体が含浸されてい
る多孔質固相材料、例えばニトロセルロースから作られ
たイムノストリップ(デイツプスティック)である。該
抗体は堅固に固定化されている。R−(−)−オキサプ
ロチリンまたはそれのβ−グルクロニドを含むテスト溶
液、例えば全血、血漿、血清または尿が、テストストリ
ップの一部分に適用され、そして通常水などの溶出溶媒
の助力によりストリップ材料を通して浸透される。こう
して、試料は検出帯内にまたは検出帯を通って進行する
。試料のR−(−)−オキサプロチリンまたはR−(−
)−オキサプロチリンβ−グルクロニドが検出帯におい
て結合する程度は、ラベル化された結合試薬を用いて測
定することができる。ラベル化された結合試薬は、テス
トストリップ中に含まれるかまたはその後にテストスト
リップに適用され得る。ラベル化された結合試薬は、湿
潤状態の多孔質担体内を自由に移動し、そして移動中に
検出帯において結合される。ラベル化結合試薬は、R−
(−)−オキサプロチリンまたはそれのβ−グルクロニ
ドに対する特異的結合相手、例えば、固定化された抗体
よりもR−(−)−オキサプロチリンまたはR−(−)
−オキサプロチリンβ−グルクロニドの異なるエピトー
プを認識する本発明のラベル化モノクローナル抗体であ
る。あるいは、ラベル化結合試薬は、ラベルと接合され
ているR−(−)−オキサプロチリンまたはそれのβ−
グルクロニド自体である。
該ラベルは、容易に検出可能なシグナル、例えば色の形
成または色の変化を、検出帯においてもたらすものであ
る。直接ラベル、例えば金属(例えば金)もしくは色素
溶液、または間接ラベル、例えば酵素、例えばアルカリ
ホスファターゼもしくは西洋ワサビペルオキシダーゼで
ある。ラベル化は既知の方法に従って行われる。所望に
より、イムノストリップは、水不透過性固体材料から作
製された中空ケースを含んで成る分析テスト装置中に含
まれてもよい。
典型例は、競合アッセイの理論を使ったイムノストリッ
プである。多孔質固相材料、好ましくはニトロセルロー
スのストリップが、第−帯においてR−(−)−オキサ
プロチリンまたはR−(−)−オキサプロチリンβ−グ
ルクロニドおよびラベル、例えば直接ラベル、例えば色
素、または間接ラベル、例えばアルカリホスファターゼ
で含浸される。ラベル化されたR−(−)−オキサプロ
チリンまたはR−(−)−オキサプロチリンβ−グルク
ロニドは第−帯に保持され、多孔質材料は乾燥状態にあ
るが、例えば水性液体テスト試料の適用により多孔質材
料が湿潤化されると自由に移動できる。第−帯と空間的
に離れた第二(検出)帯において、本発明のモノクロー
ナル抗体は湿潤状態において多孔質材料を通って自由に
移動しないように多孔質材料上にしっかりと固定化され
る。
測定しようとする未知量のR−(−)−オキサプロチリ
ンまたはR−(−)−オキサプロチリンβグルクロニド
を含むテスト試料、例えば全血、血漿、血清または尿の
適用後、テスト試料のR(−)−オキサプロチリンまた
はR−(−)−オキサプロチリンβ−グルクロニドおよ
びラベル化されたR−(−)−オキサプロチリンまたは
R(−)−オキサプロチリンβ−グルクロニドは、多孔
質材料を通って移動し、そして検出帯中の固定化された
モノクローナル抗体の結合部位を目当てに競争する。検
出帯において形成された免疫複合体の量は、ラベルの検
出により、例えば、色素をラベルとして使用した時は直
接的に、または酵素をラベルとして使用した時は適当な
基質溶液の添加後に、肉眼または光学測定装置により検
出帯において生じた色を検出することにより測定される
本発明のモノクローナル抗体およびそれらの誘導体は、
上述したようなラジオイムノアッセイ、化学発光イムノ
アッセイ等のイムノアッセイの理論を使うイムノストリ
ップのいずれの既知の変形においても使用することがで
きる。
本発明のモノクローナル抗体は、R−(−)−オキサプ
ロチリンの過剰投薬の治療においても有用である。該モ
ノクローナル抗体は、所望により無機または有機性の固
体または液体の医薬上許容される担体と一緒にまたは混
合して、本発明のモノクローナル抗体の治療上有効量を
含んで成る医薬製剤の形で適用される。
本発明に係わる医薬製剤は、温血動物、例えばヒトへの
非経口投与、例えば鼻内、筋肉内、皮下または静脈内投
与のためのものである。意図される投与方法に依存して
、医薬製剤は単位投薬形、例えばアンプル、バイアル、
坐剤、糖剤、錠剤、カプセルまたは液体もしくは固体の
算用スプレーの形であることができる。
投与すべき化合物の治療上有効量は、温血動物、例えば
ヒトの状態、例えば体重および全体的状態、中毒症状を
導<R−(−)−オキサプロチリンの量、並びに投与方
法にも依存し、そして処置を与える医師の評価に従って
決定される。有効量は体重1kgあたりl〜100■の
規模のオーダーであり、1回で適用されるかまたは1.
2もしくは3日以内で数回適用される。
本発明に係わる医薬製剤は、所望により他の治療上有効
な化合物および/または添加剤と共に、常用の無機また
は有機の固体または液体の医薬上許容される担体を含ん
で篤る。好ましくは、該抗体の溶液もしくは懸濁液、特
に等張水性溶液もしくは懸濁液、または使用直前に水に
溶解される凍結乾燥製剤が使用される。該医薬製剤は滅
菌することができ、モして/または保存剤、安定剤、湿
潤剤、乳化剤、可溶化剤、増粘性物質、浸透圧を調節す
るための塩および/または緩衝剤、並びに他のクンバク
質、例えばヒト血清アルブミンもしくはヒト血漿製剤も
含むことができる。
〔実施例] 以外の例は本発明を説明するためであり、決して限定す
るものではない。
例において使用する略語は次のような意味を有する。
BSA=ウシ血清アルブ≧ン B55=平衡塩類溶液 DMF=N 、N−ジメチルホルムアミドFC3=ウシ
胎児血清 HAT−ヒボキサンチン/アミノプテリン/チミジン 1g=免疫グロブリン PBS=リン酸塩緩衝化塩溶液 抗体を誘起せしめるのに使用する免疫原は、スクシニル
化されたBSAとR−(−)−オキサプロチリンとの免
疫原性接合体であり、これは次の手順により調製される
スクシニル化されたBSAの調製については、IgのB
 S A (Sigma)を50dの100mM P 
B S (pH7)中に溶解させる。pHを6.7〜7
、Sに維持しなから、Igのコハク酸無水物を少しずつ
添加する。
この混合物を蒸留水に対して4°Cで6時間透析し、次
いで凍結乾燥する。
次に、スクシニル化されたBSAをEP O01443
3に従って調製されたR−(−”)−オキサプロチリン
33■およびN−エチル−N’ −(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミドと共に室温で2時間インキ
ュベートする。過剰の試薬を除去するためにこの混合物
を蒸留水に対して徹底的に透析する。得られたR−(−
)−オキサプロチリン−BSA接合体を凍結乾燥する。
1.2 Bal b Cマウスの  几看生後5〜6週
間のBa1b/cマウスに、完全フロインドアジュバン
ト(300I!り中の例1.1のR(−)−オキサプロ
チリン−BSA接合体30■を皮下および腹腔内注射す
る。4週間後、不完全フロインドアジュバント中の前記
接合体30■を腹腔内および皮下注射する。更に3週間
後、PH3中の前記接合体30I!gを腹腔内注射する
。更に1〜2週間後、マウスの血液を取り、そして血清
を例1.4のイムノアッセイによりテストする。
0.9%塩溶液中の30μgのR−(−)−オキサプロ
チリン−BSA接合体の追加のブースター注射を2〜3
週間後に腹腔内に行う。3日後、例1.4のイムノアッ
セイにおいて血清が陽性であるマウスの肺臓を取り出す
1、S  豊慾做査 融合方法はにδ旧erおよびC,Milstein(N
ature 256+495、1975)により記載さ
れた一般的プロトコールの変形に従う。10 X 10
’個の牌細胞および1〜2×107個のミエローマ細胞
Sp2 / O−Ag14 (Schu Imanら、
Nature 276、269.1978)またはF 
A I (Stockerら、Hoffman−LaR
oche Re5earch Disclosure 
Na21713、1982)のベレットを41%ポリエ
チレングリコール(PEG 4000. Merck)
の存在下で混合し、RP月T 1640培地中で洗浄し
、そして10%FC3を含むRPMI 1640培地中
に2X10b細胞/ mlの割合で再懸濁する。この細
胞を24ウエルのミクロタイタープレー) (Cost
ar)のウェル中に0.5 mlアリコートに分ける。
1,8.10および12日目に、ピポキサンチン、アミ
ノプテリンおよびチミジンを含む新鮮培地(HAT培地
)を添加する。15日目にHAT培地をアミノブチリン
ネ含有のHT培地と交換する。29日目に、生き残った
ハイブリドーマ細胞をRPMI 1640/10%FC
3中で培養する。増殖しているクローンの上清を例1.
4のイムノアッセイによりR−(−)−オキサプロチリ
ンに対する抗体の存在についてテストする。陽性のハイ
ブリドーマを、ミクロタイタープレート中で同系のマウ
ス腹腔マクロファージ(10,000細胞数/ウエル)
の存在下で限定希釈することによりクローニングする。
このハイブリドーマ細胞を培養により増殖させ、−80
°Cでまたは液体窒素中で凍結し、次いで再活性化する
ことができる。
増殖しているハイブリドーマをエンザイムリンクドイム
ノソルベントアッセイ(ELISA)により抗−R−(
−)−オキサプロチリン抗体の存在についてテストする
。まず、BSAに対する抗体による妨害を回避するため
に、ミクロタイタープレー) (Dynatech M
icrotestTI4)のウェルをムチンとR−(−
)−オキサプロチリンとの接合体でコーティングする。
R−(−)−オキサプロチリン−ムチン接合体は次の手
順で調製される。
ウシ顎下腺からのムチン(タイプI 、 Sigo+a
 M2SO4)、28■を水5mに溶解させる。85I
l!の0.1 M過ヨウ素酸ナトリウムを添加し、室温
で1時間放置しておき、次いで混合物を水に対して透析
する。
125j11の1M水素化シアノホウ素ナトリウムを添
加し、次に0.5 dのlNHClおよび1IIIlの
水に溶解された6、3■のR−(−)−オキサプロチリ
ンを添加する。沈澱が生成する。この混合物を70°C
に1.5時間維持し、次いで水および4M塩酸グアニジ
ンに対して一晩透析する。
接合体溶液(0,66■/d)をコーティング緩衝液p
H9,8(炭酸ナトリウム477■、炭酸水素ナトリウ
ム897■、アジ化ナトリウム60■、蒸留水300F
d)中に1000倍希釈し、そしてミクロタイタープレ
ートのウェル中4°Cで2日間インキュベートする。T
ween 20(Sigma 、 0.1%)を含むP
BSでウェルを3回洗浄する。100 dのPBS/ 
Tween 20と1時間インキュベートすることによ
り、プレート上の残りの吸着部位を飽和する。R−(−
)−オキサプロチリンに対する抗体の存在についてテス
トしようとする溶液100dを、ウェル中室温で1時間
インキュベートする。  PBS/T賀een 20で
3回洗浄した後、アルカリホスファターゼ接合抗−マウ
スrgc抗血清(Sigma)を1000倍希釈におい
て37°Cで1時間接触させる。ミクロタイタープレー
トをPBS/ Timeen 20で5回洗浄し、モし
てジェタノールアミン緩衝液(pH9,8)中のp−ニ
トロフェールリン酸二ナトリウム(1@ / ydl 
: Sigma)から成るアルカリホスファターゼ基質
を用いて前記酵素接合体結合した抗血清を発色させる。
該基質は黄色の着色を与え、これを60分後に比色計(
Titertek Multiskan)により405
nmの波長で測定する。
R−(−)−オキサプロチリン−ムチン接合体を認識す
る結合抗体がハブテンに対して向けられ、モしてムチン
とR−(−)−オキサプロチリンとの結合または結合し
たR−(−)−オキサプロチリンの特定のコンホメーシ
ョンに対して向けられるのではないことを確かめるため
に、例3.4に記載されるようにして遊離R−(−)−
オキサプロチリンの阻害テストを行う。
各々1228P54.6および1228P63.1 (
融合相手二P/l細胞系)並びに1219S59.11
.1219S78.6゜1220S36.6.1225
S93.2および1226S31、S(融合相手=Sp
210−Ag14細胞系)の称号を有するハイブリドー
マを更なる特徴付けのために選択する。それらのハイブ
リドーマにより分泌されるモノクローナル抗体は、接頭
辞“’MAb”と個々のパイブリドーマの番号により、
例えばMAb 1219S59.11のように、命名さ
れる。
拠し:モノクローナル  の  および生後4〜6週間
のBa1b/cマウスを、0、S rnlのブリスタン
(Aldrich)で腹腔内的に前処理する。
1〜3週間後、0.2 dのBSSおよび0.2 dの
ブリスタン中の1〜2X106個のクローン化されたハ
イブリドーマ細胞を腹腔内に接種する。8〜10日後腹
水を回収し、800Xgで遠心し、−20°Cで保存す
る。
解凍された腹水を50.000X gで60分間遠心す
る。
液面上に浮いている脂肪層を注意深く除去し、そしてタ
ンパク質濃度を10■/dの濃度に調整する。
0.9容量当量の飽和硫酸アンモニウムの滴下添加によ
り4°Cで粗免疫グロブリンを沈澱させ、次いで20m
M Tris−HCfおよび50+nM NaCj! 
(pH7,9)中に溶解し、そしてこの緩衝液に対して
3回透析する。透析した溶液を20mM Tris−H
(f! (pH7,9)で1 : 1 (v/v)希釈
し、モしてDEAE−セルロース(Whatman)上
でのクロマトグラフィーにより精製する。例1.4のイ
ムノアッセイにおいて陽性の両分を合わせ、0.5M 
PBS(pH7,2)に対して透析する。
試験管内(in vitro)増殖により、少量のモノ
クローナル抗体(約1■)を得ることもまた可能である
。ハイブリドーマ細胞をプラスチックフラスコ(Cos
tar)中で培地(10%FC3が補足されたRPMI
 1640培地)中生理的温度(約37°C)において
5 X 10’ −106111胞/I11の細胞密度
まで培養する。
完全な予備培養物゛を、3000−の容量まで目盛りの
ついたBe1lco撹拌ボトルに移す。培地を加えて1
500dの最終容量にする。培養液を生理的温度にて5
%CO□で富化された空気中で30rpn+で2〜3日
間撹拌する。培養液の容量を更に培地で30001dに
増加させる。そして上記の培養条件を使って更に7〜1
0日間培養する。細胞を含む培地を4°Cにて1100
0Xで20分間遠心する。無菌条件下で上清を濾過(孔
径0.2.n)Lそして濃縮する。飽和硫酸アンモニウ
ムの添加により粗製免疫グロブリンを得、次いで前述の
ようにして精製する。
前記モノクローナル抗体のイソタイプは、マウスTgク
ラスおよびサブクラスに対するウサギ抗血清(Bior
ad Mouse Typer” Sub Isoty
ping Kit)を用いたELISA分析により決定
される。
全てのモノクローナル抗体がTgG 1イソタイプであ
り、ただしMAb 1219S78.6はIgG 2b
である。
抗うつ薬と共に使用されることがある多数の治療薬およ
び生体アミンが本発明のモノクローナル抗体の結合を阻
害する能力を二段階阻害エンザイムイムノアッセイにお
いて調べ、テスト化合物に対するモノクローナル抗体の
選択性を確立する。
該アッセイは次に記載れれるようにして行われる。60
u1のPBS/Tween 20 (0,05%)中の
一定濃度のテストしようとするモノクローナル抗体(例
1.4のELISAにおいて対照の20倍を超える吸光
度をもたらす抗体の量と等価)を、未コートの96ウエ
ルの旦クロタイタープレート中で、PBS / Twe
en20(0,05%)中一定濃度のテストしようとす
る化合物(I A−150pM)601!lを含む試料
と共に一晩プレインキュベートする。次いでインキュベ
ーション混合物を、R−(−)−オキサプロチリン−ム
チン接合体でコーティングされたミクロタイタープレー
トに移し、水溶性化合物により免疫複合体に携わってい
ないモノクローナル抗体の相対濃度を例1.4に記載の
ようにして測定する。
水溶性化合物に対するモノクローナル抗体の相対結合親
和力をIC5o(阻害濃度)、即ち、固相抗原へのモノ
クローナル抗体の結合を50%阻害する化合物の濃度と
して表わす。モノクローナル抗体MAb 1226S3
1、Sについての結果を第1表に示す。
アルキルアミノ側鎖を有する三環式薬剤は、弱い阻害活
性を示すが、その他のテスト化合物はテストされたどの
濃度においても全く阻害しない。
遊離のR−(−)−オキサプロチリンおよびR−(−)
−オキサプロチリンと構造的に類似している多数の化合
物が抗原への本発明のモノクローナル抗体の結合を阻害
する能力を、例3.2に本質的に記載されるような阻害
エンザイムイムノアッセイにおいて測定する。MAbを
、例3.2のテスト化合物の代わりに遊離のR−(−)
−オキサプロチリンおよび種々の構造類似体それぞれと
インキュベートする。テストされる構造類似体は第2A
表に示される。
遊離のR−(−)−オキサプロチリンとのブレインキュ
ベーションは、固体表面上への結合時のR−(−)−オ
キサプロチリンの起こり得るコンホメーション変化を調
べるために行われ、そして抗原へのモノクローナル抗体
の結合親和力の一般的指標を与える。
モノクローナル抗体MAb 1219S59.11. 
MAb1219S78.6. MAb 1225S93
.2. MAb 1226S31、SおよびMAb 1
228P63.1についてのIC,。イ直およびそれか
ら誘導される相対親和蓄力を第2B表に示す。
MAb 1219s59.11は、R−(−)−オキサ
プロチリンに対して最も高い選択性および感受性を示す
抗体である。それは大部分の類似体と適度にのみ立体特
異性および交差反応性を示す。MAb1219S78.
6は、あまり明確ではないが同様に反応する。MAb1
225S93.2.1226S31、Sおよび1228
P63.1は、2つの−オキサプロチリンエナンチオマ
ー間をほとんど識別しない。共通の四環式構造の幾つか
の変化は認識される。ヒドロキシル基のグルクロニド化
は、全てのテスト抗体の結合能力を種々の程度減少させ
る。しかしなから、それらの代謝産物の高い尿濃度を考
慮すると、MAbは例えば患者の迎合性について該化合
物を測定するのに十分である。
本発明のモノクローナル抗体は、ヒト血清中のR−(−
)−オキサプロチリンまたは尿中のR−(−)−オキサ
プロチリンβ−グルクロニドの定性および/または定量
のために、下記に記載の競合化学発光イムノアッセイに
おいて使用することができる。
置型 第−段階において、次のようにしてR−(−)−オキサ
プロチリンスクシネートを調製する。
204■のR−(−)−オキサプロチリン・HC1!を
3 mlのメタノールと1 allの水に溶解する。撹
拌下でpHをI N NaOHで中性に調整しなから1
10■のコハク酸無水物を添加する。1時間後、HCf
で溶液をp)13に酸性化し、水で25−の全容量に希
釈する。
氷上で冷却した後、沈澱を濾取し、乾燥する(収率95
%)。
次に、79■のR−(−)−オキサプロチリンスクシネ
ートを0.5−のジオキサンに溶解し、0、S−のジオ
キサン中の23■のN−ヒドロキシスクシンイミドおよ
び0、S−のジオキサン中42■のジシクロへキシルカ
ルボシイごドを添加する。溶液を室温で2時間反応させ
る。4−の酢酸エチルを添加し、沈澱を除去し、2Ir
dlの氷冷10%NaHCOsおよび211dlの水で
洗浄する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、窒素下で
濾過する。
こうして1周製されたR−(−)−オキサプロチリンの
N−ヒドロキシスクシンイミドエステルを第三段階にお
いてリゾチームと接合させる。まずDMF中の活性化エ
ステルの2IIIM溶液1容量およびアクリジニウムエ
ステルの2mM溶液l容量を、0、1 Mリン酸緩衝液
および0.15M塩化ナトリウム(pH8)中のりゾチ
ームの0.2mM溶液5容量と共に2時間インキュベー
トする。Biogel P−6上でのクロマトグラフィ
ーにより、接合体を精製する。
4.2  Aモノクローナル  を いたイムノアッセ
イ 100IIIのモノクローナル抗−R−(−)−オキサ
プロチリン抗体(10J1g/#112)をポリスチレ
ン試験管中で室温にて1時間インキュベートする。
PBSで3回洗浄した後、残りの吸着部位を、ゼラチン
(2,5mg/rn1)およびTween 20” (
Sigma。
0.1%)を含むPBSで1時間飽和する。テストしよ
うとする血清および尿試料に例4.1のアクリジニウム
エステルおよびリゾチームとR−(−)−オキサプロチ
リンスクシネートとの接合体0.8■/dを補足する。
この試料をMAbでコーティングされたポリスチレン試
験管中で室温にて1時間インキュベートする。PBSで
洗浄した後、発光反応を開始させる過酸化水素/水酸化
ナトリウムの添加により結合した接合体を検出し、Ci
baCorning Magic LiLeII発光測
定計において発光を測定する。
4、S  テストキット 例4.2のイムノアッセイ用テストキットは次のものを
含む: ポリスチレン試験管 R−(−) 取扱説明書 −オキサプロチリン ・・・10mg 尿中のR−(−)−オキサプロチリンβ−グルクロニド
は、イムノストリップまたはデイツプスティック上での
競合エンザイムイムノアッセイにおいて検出することが
できる。
本発明のモノクローナル抗体(PBS pH7,4中2
■/d)を、限定された検出帯中にマイクロシリンジで
1 cm X 5 cmストリップのニトロセルロース
(8ttm ; 5chleicher and 5c
huell)に適用する。
適用した物質を室温で1時間乾燥し、ニトロセルロース
上の残りの結合部位をポリビニルアルコール(20mM
 Tris−H(、e pH7,4中1%−/v)で室
温で30分間ブロックし、該シートを蒸留水で徹底的に
洗浄し、そして30″Cで30分間乾燥する。
アルカリホスファターゼとR−(−)−オキサプロチリ
ンβ−グルクロニドの接合体を調製し、そしてシ=J糖
(蒸留水中60%−/ν)の下層の上に固定化された抗
体の下側の検出帯に適用する。次いでストリップを乾燥
する。
イムノストリップの通用帯に新鮮な尿試料(100メ)
を適用することによりアッセイを行う。各試料をストリ
ップ上に5分間流す。次いで基質溶液を添加し、そして
検出帯において生じた色を肉眼または反射率計により読
む。
あるいは、アルカリホスファターゼ接合体の代わりに、
共有結合した色素とR−(−)−オキサプロチリンの接
合体を使う。この場合、検出帯における色の生成のため
に基質の添加は不必要である。
班旦:韮鵞工堕辻01艷剋 本発明のモノクローナル抗体2.0■を生理的食塩水5
0−に溶かす。この溶液を細菌フィルターに通し、濾液
を無菌条件下で10本のアンプル(5m)に充填する。
好ましくは冷却下、例えば−20°Cでアンプルを保存
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、R−(−)−オキサプロチリンおよび/またはR−
    (−)−オキサプロチリンβ−グルクロニドに対して向
    けられたモノクローナル抗体、並びに前記化合物の抗原
    決定基に対する特異性を保持しているその誘導体。 2、R−(−)−オキサプロチリンに対して向けられた
    請求項1に記載のモノクローナル抗体およびその誘導体
    。 3、四環式環構造および/または脂肪族側鎖の化学的変
    化によりR−(−)−オキサプロチリンと異なっている
    他のジベンゾビシクロ〔2.2.2〕オクタジエン化合
    物の存在下でR−(−)−オキサプロチリンと選択的に
    結合する、請求項1または2に記載のモノクローナル抗
    体およびその誘導体。 4、ジベンゾビシクロ〔2.2.2〕オクタジエン骨格
    を欠きR−(−)−オキサプロチリンと共に使用される
    可能性のある他の治療薬の存在下でR−(−)−オキサ
    プロチリンと選択的に結合する、請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載のモノクローナル抗体およびその誘導体。 5、S−(+)−オキサプロチリンの存在下でR−(−
    )−オキサプロチリンと選択的に結合する、請求項1〜
    4のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体およびそ
    の誘導体。 6、称号MAb1219S59.11、MAb1219
    S78.6、MAb1220S36.6、MAb122
    5S93.2、MAb1226S31.3、MAb12
    28P54.6およびMAb1228P63.1を有す
    る抗体から選択された、請求項1〜5のいずれか一項に
    記載のモノクローナル抗体、およびその誘導体。 7、称号MAb1219S59.11を有する請求項6
    に記載のモノクローナル抗体、およびその誘導体。 8、称号MAb1219S78.6を有する請求項6に
    記載のモノクローナル抗体、およびその誘導体。 9、称号MAb1226S31.3を有する請求項6に
    記載のモノクローナル抗体、およびその誘導体。 10、称号MAb1228P63.1を有する請求項6
    に記載のモノクローナル抗体、およびその誘導体。 11、酵素、蛍光マーカー、化学発光マーカー、金属キ
    レート、アビジンまたはビオチンとの接合体である請求
    項1〜10のいずれか一項に記載のモノクローナル抗体
    の誘導体。 12、放射能ラベル化されている請求項1〜10のいず
    れか一項に記載のモノクローナル抗体の誘導体。 13、断片である請求項1〜10のいずれか一項に記載
    のモノクローナル抗体の誘導体。 14、請求項1〜13のいずれか一項に記載のモノクロ
    ーナル抗体およびその誘導体の生産方法であって、前記
    モノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマ細胞を試
    験管内または生体内で増殖させ、そして必要であれば、
    得られた前記モノクローナル抗体を単離しそして/また
    はその誘導体に変換することを特徴とする方法。 15、請求項1に記載のモノクローナル抗体を分泌する
    ことを特徴とするハイブリドーマ細胞系。 16、ミエローマ細胞と免疫原性R−(−)−オキサプ
    ロチリン接合体で免疫処置された哺乳動物のBリンパ球
    とのハイブリッドであることを特徴とする、請求項15
    に記載のハイブリドーマ細胞系。 17、マウスミエローマ細胞と免疫原性R−(−)−オ
    キサプロチリン接合体、で免疫処置された同系マウスの
    Bリンパ球とのハイブリッドであることを特徴とする、
    請求項15に記載のハイブリドーマ細胞系。 18、称号1219S59.11、1219S78.6
    、1220S36.6、1225S93.2、1226
    S31.3、1228P54.6および1228P63
    .1を有するハイブリドーマ細胞系から選択された、請
    求項15に記載のハイブリドーマ細胞系。 19、称号1219S59.11を有する請求項18に
    記載のハイブリドーマ細胞系。 20、称号1219S78.6を有する請求項18に記
    載のハイブリドーマ細胞系。 21、称号1226S31.3を有する請求項18に記
    載のハイブリドーマ細胞系。 22、称号1228P63.1を有する請求項18に記
    載のハイブリドーマ細胞系。 23、請求項15に記載のハイブリドーマ細胞系の調製
    方法であって、適当な哺乳動物を免疫原性R−(−)−
    オキサプロチリン接合体で免疫処置し、この動物の抗体
    産生細胞を連続細胞系の細胞と融合し、融合で得られた
    ハイブリッド細胞をクローニングし、そして所望のモノ
    クローナル抗体を分泌する細胞クローンを選択すること
    を特徴とする方法。 24、R−(−)−オキサプロチリンおよび/またはR
    −(−)−オキサプロチリンβ−グルクロニドの測定方
    法であって、請求項1に記載のモノクローナル抗体およ
    び/またはその誘導体をイムノアッセイにおいて使用す
    ることを特徴とする方法。 25、前記アッセイがラジオイムノアッセイであること
    を特徴とする、請求項24に記載の方法。 26、前記アッセイがエンザイムイムノアッセイである
    ことを特徴とする、請求項24に記載の方法。 27、前記アッセイが化学発光イムノアッセイであるこ
    とを特徴とする、請求項24に記載の方法。 28、R−(−)−オキサプロチリンおよび/またはR
    −(−)−オキサプロチリンβ−グルクロニドの定性お
    よび定量のためのテストキットであって、請求項1に記
    載のモノクローナル抗体および/またはその誘導体を含
    んで成るテストキット。 29、イムノストリップである請求項28に記載のテス
    トキット。 30、R−(−)−オキサプロチリンの過剰投薬のため
    中毒にかかっているヒト以外の温血動物の治療のための
    医薬製剤であって、請求項1に記載のモノクローナル抗
    体および/またはその誘導体並びに医薬担体を含んで成
    る医薬製剤。
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