JPH03183386A - 直線駆動装置 - Google Patents

直線駆動装置

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JPH03183386A
JPH03183386A JP1322002A JP32200289A JPH03183386A JP H03183386 A JPH03183386 A JP H03183386A JP 1322002 A JP1322002 A JP 1322002A JP 32200289 A JP32200289 A JP 32200289A JP H03183386 A JPH03183386 A JP H03183386A
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JP
Japan
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signal
speed
pulse
modulation signal
data
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Pending
Application number
JP1322002A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishii
洋 石井
Hiroyuki Sawai
沢井 宏之
Masaaki Ozaki
正昭 尾崎
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は移動対象を定速度運動、高加速度運動と繰り返
して直線駆動させる直線駆動装置に関する。
〈従来の技術〉 この種の直線駆動装置の利用例としては原稿台固定方式
の複写機が掲げられる。この直線駆動装置は複写機の高
速化に対応するために2台のりニアモータを用いており
、複写機本体内で移動自在にされた光学機構を原稿走査
方向に交互に直線駆動させるような構成となっている。
第11図はこの直線駆動装置に装備されているリニアモ
ータ制御回路のブロック図である。以下、この図を参照
して説明する。
図中330はりニアモータである直線駆動部であって、
これには図外の光学機構のストローク位置を検出するた
めのエンコーダ340が設けられている。エンコーダ3
40の出力信号はフィードバック信号として制御回路3
10に導入されている。
制御回路310は所謂ソフトウェアサーボと称されるマ
イクロコンピュータを主とした構成となっており、内蔵
のメモリから光学機構の速度パターンに関するデータを
逐次読み出し、と同時に、エンコーダ340により検出
されたストローク位置データと比較し、これをもとにP
WM信号(パルス幅変調信号)を生成するようになって
いる。このPWM信号は直線駆動部330の駆動トルク
を制御する信号であって、複数のスイッチング素子を有
する駆動回路320に導入され、ここで直線駆動部33
0を駆動させるに必要な電流が生成されるようになって
いる。
なお、光学機構の速度パターンは、初期位置から原稿走
査方向に定速度で移動させ、その後、高加速で初期位置
にリターンさせるパターンとなっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来例による場合には、装置の高速
化を推進するにあたり、次に述べるような欠点が指摘さ
れている。複写に要する時間を短縮しようとすれば、い
きおいリターン時の加速度を高く設定せざるを得す、直
線駆動部330の駆動出力のレベルを定速度駆動時と高
加速度駆動時とで可なり差をつける必要がある。これは
、制御回路310にて生成されるPWM信号の1ビツト
あたりの重みを高く設定しなければならないことを意味
し、これにより何よりも優先されるべき定速度制御が粗
くなり、それ故、速度変動が大きくなったり場合によっ
ては騒音を発したする。この欠点は複写機の高速化を図
る上で非常に大きな障害となっている。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであり、その
目的とするところは、装置の高速化に適し、高加速度駆
動時だけでなく定速度駆動時においても高精度な速度制
御を行うことが可能な直線駆動装置を提供することにあ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明にかかる直線駆動装置は、移動対象を定速度運動
と高加速度運動とを繰り返して直線駆動する直線駆動部
と、前記移動対象のストローク位置を検出し、当該検出
結果を位置データとして出力する位置検出部と、予め用
意された前記移動対象の速度パターンに関するデータを
逐次読み出し、読み出されたデータに基づいて前記直線
駆動部の駆動出力を切り換えるタイミングを2値化で示
す出力切換信号を生成し、と同時に前記読み出されたデ
ータと前記位置データとを比較して前記移動対象を速度
制御するための第1のパルス変調信号を生成する駆動制
御部と、前記出力切換信号に応じたパルス幅を有する第
2のパルス幅変調信号を生成する第2パルス幅変調信号
発生部と、前記第1のパルス変調信号と第2のパルス幅
変調信号との論理積を行うパルス重畳部と、パルス重畳
部の出力信号に基づいて前記直線駆動部に供給する電力
を調節するパルス幅変調駆動部とを具備している。
く作用〉 駆動制御部にて、移動対象の速度パターンに関するデー
タを逐次読み出し、読み出されたデータと位置検出部か
らの位置データに基づいて、出力切換信号と第1のパル
ス変調信号を生成する。この両者の信号はパルス重畳部
で重畳され、重畳された信号に基づいて直線駆動部が動
作し、直線駆動部に供給する電力がsA節される。する
と、移動対象が定速度運動と高加速度運動とを繰り返し
て直線駆動する。
〈実施例〉 以下、本発明にかかる直線駆動装置を原稿台固定方式の
複写機に適用した例について説明する。
まず、第1図を参照して直線駆動部Aについて説明する
0図外の複写機本体の内部には、移動対象たる第1、第
2ミラーベース14.15を図示矢印方向に交互に直線
駆動させるリニアモータ10a、Jobが夫々設けられ
ている。但し、図中示された部品番号、信号番号等に付
されたa、bの添字は原則としてリニアモータ10a 
、10bに関連した部であることを示している。
リニアモータ10aは三相ブラシレスリニアモータであ
って、第1ミラーベース14の両側に配置された可動子
11a 、 Ilaと、可動子11a 、llbに対し
て所定のギャップを開けて垂直に配置された固定子12
.12とから構成されており、第1ミラーベース14は
ガイド部材13によって軸支されている。
なお、可動子1]、aには3相コイル1laxSlla
y。
11az(第7図参照)が設けられており、これらの中
央部には磁極検出のためのホール素子112ax、11
2ay 、 112azが夫々設けられている(詳しい
ことは後述する)。
一方、リニアモータ10bについては上記のものと全く
同様の構成で、可動子11a 、 lla 、ガイド部
材13が共用されている点のみが異なる。
また、リニアモータ10a 、10bには、第1、第2
ミラーベース14.15の各ストローク位置を検出する
ためのリニアエンコーダ4a、4b(位置検出部に相当
する)が夫々設けられている。図中41は固定子12の
近傍に貼り付けられた固定子スケールである。
第2図は第i、第2ξラーベース14.15の概略構造
を示す側面図である。
図示するように第1ミラーベース14は、ベース本体1
41 上にハロゲンランプ142と反射ミラー143等
が夫々取付けられた構造となっている。一方、第2ミラ
ーベース15はベース本体151上に反射くラー152
.153が夫々取りつけられた構造どなっている。また
、第1、第2ミラーベース14.15が接触しない位置
には、ズームレンズ16、反射ミラー17の他に感光体
ドラム18が夫々配置されている。
つまりハロゲンランプ142から発せられた光は原稿面
19で反射された後、反射ミラー143.152.15
3、ズームレンズ16、反射ミラー17を順次的に通過
して感光体ドラム18に照射されるようになっている。
更にその上で、リニアモータ10a 、10b1即ち、
第1、第2ミラーベース14.15が常に2対1の速度
比で独立に速度制御されるので、原稿面19から感光体
ドラム18までの光路長がその走査位置に関わらず一定
とされるようになっている。
なお、第3図上段にはりニアモータ10a 、 10b
の速度パターンが示されている。即ち、第1、第2ミラ
ーベース14.15は、待機状態α(この状態の第1、
第2ミラーベース14.15の位置を初期位置とする)
から加速状態β、定速状態γ、リターン高加速状態εへ
と順次的に移り、その後、再び元の初期位置に戻される
ようになっている。
次に、リニアモータ10a 、 10bを制御する回路
構成について第4図を参照して説明する。
図示するりニアモータ制御回路は所謂ソフトウエアザー
ボと称されるlチップマイクロコンピュータC(駆動制
御部に相当する)を主とした構成となっており、リニア
モータIOa 、 10bを上記速度パターンで夫々速
度制御するに必要なプログラムが予め用意されている。
まず、lチップマイクロコンピュータCの周辺回路につ
いて説明する。
lチップマイクロコンピュータCに内蔵のI10ボート
l03a、 103bには、三相ドライバBa 、 B
bを介してリニアモータ10a 、 IObが夫々接続
されている。1チツプマイクロコンピユータCでは、P
WMa、・PWMb信号(第1のパルス幅変調信号に相
当する)、psa、psb信号(出力切換信号に相当す
る) 、F/Ra、F/Rb信号が夫々生成されるよう
になっている。即ち、リニアモータ10a 、10bを
独立に駆動制御するための命令がこれらの信号を通じて
三相ドライバBa 、 Bbに夫々与えられるようにな
っている(三相ドライバBa 、Bbの詳しいことにつ
いては後述する)。
また、リニアエンコーダ4a、4bはりニアモータ10
a 、 fob (正確には第1、第2ミラーベース1
4.15である)の各ストローク位置を400 μmの
分解能で夫々検出するもので、擬似正弦波であるa相、
b相信号として夫々出力する他、原点出しのためのZ信
号を夫々出力している。リニアエンコーダ4a、4bか
ら出力された各信号は波形成形器40a、40bに夫々
導かれている。
次に、波形成形器40aについて第4図を参照して説明
する。第4図は波形成形器での信号処理を説明するため
の主要信号のタイミングチャートである。
波形成形H40aでは、リニアエンコーダ4aからのa
相、b相信号を波形成形してU1信号、D□信号を生成
している他、U pa信号とり、信号とを加算したU。
信号を生成している。更にその上でa相、b相信号を用
いて擬似のこぎり波のアナログ位置信号X、を生成する
他、a相、b相信号を微分処理してこれらを合成したア
ナログ速度信号V、を生成している。なお、波形成形器
40aにて出力されるZ、信号はリニアエンコーダ4a
からのZ信号を単に波形成形した信号である。
この波形成形器40aから出力される信号の中でもU 
pm信号、Dfi□信号及びZ、信号は、マイクロコン
ピュータCに内蔵のストローク位置カウンタ5aに、ア
ナログ位置信号x1、アナログ速度信号V、は同様にA
/Dコンバータ104aに、そしてUD、信号はカウン
タ70aに夫々導かれている。
ここで、説明の都合上、ストローク位置カウンタ5a、
カウンタ70a、A/Dコンバータ104aの機能につ
いて説明する。
但し、原則として、信号名、データ名に付されたアルフ
ァベットが大文字のときには、リニアエンコーダ4a、
4bの分解能である400 gmの分解能のピンチで量
子化されたデジタルデータを指す一方、それが小文字の
ときにはアナログデータ又は400μmより更に細かい
ピッチで量子化されたデジタルデータを指すものとする
ストローク位置カウンタ5aは、U□倍信号D。
信号によってカウントアツプ、カウントダウンされ、Z
、信号によりリセットされるように設定されている。こ
のカウントデータはリニアモータ10aのストローク位
置を与えるデジタル位置データXOIとなる。
カウンタ70aは、UD、信号の立ち上がりエツジでト
リガーをかけてクロックパルス発生部1からのクロック
パルスT(6MHz)をカウントするようになっている
。このカウントデータはUf1m信号におけるパルス間
隔の時間に対応しており、リニアモータ10aの速度を
与えるデジタル速度データV(11となる。また、カウ
ンタ70aはUD、信号と夕と後述する基準パルスT□
、との位相差をクロックパルスTの計数結果として与え
る位相差データP、□も生成しでいる。
A/Dコンバータ104aはアナログ位置信号X。
を逐次A/D変換してアナログ位置データXOIを生成
するとともに、アナログ速度信号v1を逐次A/D変換
してアナログ速度位置データVOIを生成するようにな
っている。
なお、波形成形器40bについて、更にストローク位置
カウンタ5b、カウンタ70b 、 A/Dコンバータ
104bについても上記と全く同様であるので説明は省
略する。
従って、上記した構成によりマイクロコンピュータCで
はりニアモータ10a 、10bのストローク位置、速
度の各データを常に認識することになる。
次に、マイクロコンピュータCのソフトウェア上の機能
であるが、上記データをもとにリニアモータ10a 、
 10bをフィードバック制御するに必要なPWMa、
PWMb信号、psa、PSb信号等を生成する過程に
ついて説明する。
まず、マイクロコンピュータCに内蔵のメモリには、第
3図上段に示すリニアモータ10a 、 10bの速度
パターンがテーブルデータとして予め格納されている。
即ち、速度テーブル部20a 、20bにはりニアモー
タIOa 、10bの速度パターンが別個に用意されて
おり、後述する基準パルスTR,、、。
TRtvbによって別個の逐次読み出されるようになっ
ている。速度テーブル部20a 、20bから読み出さ
れた各データは、リニアモータloa 、10bの目標
速度を与えるデジタル速度命令データV I +、V目
となる。また、基準パルスT□1、TIIEFl、は、
レジスタカウンタ等であるストローク位置命令部2a、
 2bによって別個にカウントされ、これらのデータは
りニアモータ10a 、 10bのストローク位置命令
を与えるデジタル位置命令データX i l、X i 
Zとなる。
ところで、クロックパルス発生部1はクロックパルスT
を生成する部であることは既に述べたが、このクロック
パルスTはタイマ部101に導入され、ここでリニアエ
ンコーダ4a、4bの1ピッチ分に相当する目標移動時
間に応じた周波数に分周され、これがリニアモータ10
aの速度基準となる基準パルスT RE F mとなっ
ている。また、リニアモータlOaとリニアモータ10
bとの速度比は2対■であることから、タイマ部101
からの基準パルスT RE F aは分周部104によ
り1/2に分周され、これがリニアモータ10bの速度
基準となる基準パルスTREFbとなっている。
つまり基準パルスTRtrs、TREFbの示すタイミ
ングで速度テーブル部20a 、20bからデジタル速
度命令データV i l、■1□が、同様にストローク
位置命令部2a、2bからデジタル位置命令データX1
、X、2が夫々読み出されると、次に説明する過程を経
て、リニアモータlOa 、 10bを待機状態α、加
速状態β、定速状態γ、リターン高加速状態εへと順次
的に移行させるに必要なPWMa、PWMb信号が生成
されるようになっている。
なお、PWMa、PWMb信号とともに生成されるPS
a、PSb信号は、リニアモータ10a110bの駆動
出力を2段階に切り換えるための信号であって、第3図
下段に示されている。これは、速度テーブル部20a 
、20bにデジタル速度命令データV0、VtZに付随
するデータとして予め格納しておき、これをデジタル速
度命令データVil、vi□とともに読み出すか、或い
は、読み出されたデジタル速度命令データV 41、v
izの変化率を調べこれにより生成する方法が採られて
いる。
また、F/Ra、F/Rb信号は、リニアモータlOa
 、 10bの正転逆転を切り換えるための信号である
が、上記した方法に準じた方法で生成される。
次に、マイクロコンピュータCにて行われているPWM
a信号を生成するための基本的な方法を各状態に分けて
説明する。
a)待機状態α デジタル位置データXOIがOであることを確認した上
で、リニアモータ10aが上記初期位置に位置するとき
のアナログ位置データX。1に相当するxcと現在のア
ナログ位置データXOIとを減算し、これにアナログ速
度位置データV。Iで速度フィードバックの補正をかけ
た上で、所定のサーボゲインを乗算し、このデータの大
きさに応じたパルス幅のPWMa信号を生成する。
従って、リニアモータ10aの原点位置決めは、時間遅
れの小さいアナログ速度フィードバック制御により行わ
れるので、高い位置決め精度が得られる。
b)加速状態β デジタル位置命令データX i Iとデジタル位置デー
タX o+との偏差が小さいときには、デジタル速度命
令データVilとデジタル速度データ■。、とを減算し
、これに所定のサーボゲインを乗算し、このデータに基
づいて上記と同様にPWMa信号を生成する。
一方、デジタル速度命令データV i +とデジタル速
度データV 61との偏差が大きいときには、デジタル
位置命令データX i lとデジタル位置データX01
との減算データをデジタル速度命令データV、Iで速度
フィードバックの補正をかけ、この補正されたデータに
基づいて上記と全く同様にP W M a信号を生成す
る。
従って、位置偏差が大きいときでも素速く収束し、安定
したデジタル速度フィードバック制御が行われる。
C)定速状態T デジタル位置命令データX、1とデジタル位置データX
OIとが一致していなければ、デジタル位置命令データ
X i Iとデジタル位置データXOIとを減算し、こ
のデータに基づいてデジタル速度命令データv目を補正
する。そして補正されたデジタル速度命令データV i
 1とデジタル速度データVOIとを減算し、これに所
定のサーボゲインを乗算して、このデータに基づいて同
様にPWMa信号を生成する。
また、デジタル位置命令データXilとデジタル位置デ
ータXo+とが一致していれば、所定のオフセットが与
えられた位相差データPIERに基づいてデジタル速度
命令データV□を補正する。そして補正されたデジタル
速度命令データVzlとデジタル速度データ■。1とを
減算し、これに所定のす−ボゲインを乗算し、このデー
タに基づいて同様にPWMa信号を生成する。
従って、位置偏差の大きさに応じてデジタル速度フィー
ドバック制御とPLL速度フィードバック制御とが切り
換えられ、高精度な定速度制御が行われる。
d)リターン高加速状態ε デジタル速度命令データV、とデジタル速度データVo
−とを減算し、これに所定のサーボゲインを乗算し、こ
のデータに基づいて同様にPWMa信号を生成する。そ
してデジタル位置データX0が1に一致したタイ旦ング
で、上記した待機状態αに移行する。
なお、PWMb信号を生成する方法も上記と全く同様で
あるので説明は省略する。
次に、上記したような方法でマイクロコンピュータCに
て生成されたPWMa、PWMb信号、PSa、PSb
信号等に基づいて動作する三相ドライバBa 、Bbに
ついて図面を参照して説明する。
第6図は三相ドライバBaのブロック構成国である。
リニアモータ10aにおけるホール素子112ax、1
12ay 、112azから夫々出力された磁極検出信
号Ha4、Ha−、Hb” 、Hb−、Hc−、Hc゛
は、F / Ra信号とともに三相モータ励磁回路Da
に導かれ、ここで3相コイルl1laを三相励磁するタ
イミングを与えるU。、U−信号、■。、■−倍信号W
、 、W−信号が夫々生成されるようになっている(第
10図参照)。
これらの信号は、PWMa信号、後述するPWM2a信
号(第2のパルス幅変調信号に相当する)及びLMTa
信号に基づいて、PWMパルス重畳回路Eaにて所定処
理され、変換された各信号はPWM駆動回路Faに導か
れ、ここで3相コイル1llaに供給する三相電流が夫
々生成されるようになっている。PWM2a信号はPS
a信号に基づいたパルス幅を有する信号で、第2PWM
パルス発生器Caで生成されるようになっている。
また、LMTa信号は3相コイル111aに流れる三相
電流が許容電流値以上となったときに、PWM駆動回路
Faを強制的に停止させるための信号であって、PWM
駆動回路FaからのIFm信号、PSa信号、PWMa
信号に基づいて電流リミッタGaにまり生成されるよう
になっている。
まず、第2PWMパルス発生器Caについて詳しく説明
する。第2PWMパルス発生器Caは、第7図に示すよ
うに一定周波数のクロックパルス(CLK)を生成する
クロック発生器C1と、PSa信号とCLKによりPW
M2a信号を生成するモノマルチバイブレークであるM
MV回路C2から構成されている。
MMV回路C2は第8図に示すような回路構成となって
いる。即ち、タイマ229のTRG端子(TRIGGE
R端子にはCLKが導入されている上に1、Tl+端子
(TIIRESHOLD )とDC端子(DISCHA
RGE) とは互いに接続され、パルス幅設定のための
抵抗RTとコンデンサCTとが接続されており、これで
タイマ229がモノマルチバイブレーク動作するように
なっている。また、タイマ229の内部のTl1R[E
SHOLD電圧を外部コントロールするためとして、C
NTL端子(CONTROL VOLTAGE)には、
エミッタ接地されたトランジスタ232及びコンデンサ
CDによって信号処理されたPSa信号が導入されてい
る。更にその上で、タイマ229のR端子(RESET
)には、インバータ234によって反転されたPSa信
号が導入されており、O端子(OUTPtlT)からは
、CL K ニ同期したパルスが出力され、これをイン
バータ235で反転させた信号がPWM2a信号となっ
ている。
つまりPSa信号が“L′のときにはトランジスタ23
2がオフ状態である一方、Rfi子の入力はH′となる
ので、タイマ229は通常動作状態となり、O端子(O
[ITPIIT)からは、抵抗11TとコンデンサCT
の時定数に基づいて(100DL)%のデユーティ比を
有するパルスが出力され、これがインバータ235で反
転され、DL%のデユーティ比を有するPWM2a信号
が生成されるようになっている(第9図参照)。
また、PSa信号が“Hoになると、トランジスタ23
2がオフ状態からオン状態となり、CNTL端子の入力
が瞬時゛L”となる一方、R端子の入力はL°となって
タイマ229がリセット状態となる。すると、0端子(
OUTPUT)からは“Loの電圧が出力され、結局、
PSa信号が“H”の間、PWM2a信号のデユーティ
比は100%となる(第9図参照)。
その後、PSa信号が“Hoから“Loに立ち下がると
、R端子の人力はI、″から“I「に戻るとともにトラ
ンジスタ232がオフ状態となる。
すると、タイマ229の内部抵抗からCNTL端子を介
してコンデンサCDに充電電流が流れ、CNTL端子の
人力は、零電圧から時間の経過とともにタイマ229の
内部のT II RE S 110 L D電圧まで増
加し、その後、T II RE S II OL D電
圧を維持する。その結果、O端子(OtlTPUT)か
ら出力されるパルスは、デユーティ比が0%から(10
0DL)%まで変化し、結局、PWM2a信号のデユー
ティ比は100%からDL%に変化する(第9図参照)
。その後は、上記と全く同様な動作の繰り返しで、PS
a信号の変化とともにPWM2a信号のデユーティ比が
変化する。
次に、PWMパルス重畳回路Eaの回路構成について第
7図を参照して説明する。
このPWMパルス重畳回路Eaは、3人力の^NDゲー
ト205と2人力のNANDゲート202.203.2
04とから構成されている。ANDゲート205の人力
には、PWM2a信号、PWMa信号及びLMTa信号
が導入されている一方、ANDゲート205の出力は、
PWM−Ma倍信号してNANDゲート202.203
.204の各入力に夫々導入されている。
また、NANDゲート202.203.204の他入力
には、U。信号、■。信号、W。信号が夫々導入されて
おり、NANロゲート202.203.204の各出力
は、PWM駆動回路Faに導入されている。
PWM2a信号、PWMa信号はANDゲート205(
パルス重畳部に相当する)でPWM2a信号と重畳され
る。一方、三相モータ励磁回路Daで生成されたU。信
号、■、信号、W、信号は、三相コイル1llaを三相
励磁するためのタイミングを与える信号であるが、PW
M−Ma倍信号基づきNANDゲート202.203.
204にてパルス幅変調され、パルス幅変調された信号
に基づいてPWM駆動回路Faが動作するようになって
いる。更にその上で、LMTa信号が“L”になると(
三相電流が許容電流値をオーバしたことを意味する) 
、ANDゲート205の出力がL“となり、NANDゲ
ート202.203.204が11“のまま固定され、
PWM駆動回路Faが動作しないようになっている。
次に、PWM駆動回路Faの回路構成について説明する
。このPWM駆動回路Faは、X相用のMO3FET2
06.20?、Y相用のMO3FET208.209、
Z相用のMOS F ET210.211とのスイッチ
ング素子を主とした構成となっている。
アッパ側におけるMO3FET206、MO3FET2
08 、MOS F ET210は何れもPチャネル型
で、これらのゲートには、NANDゲート202.20
3.204の出力信号が夫々導入されている。一方、ロ
ー側におけるMO3FET207 、MO3FET20
9 、MOS F ET211は何れもNチャネル型で
、これらのゲートには、U−信号、■−信号、W信号が
夫々導入されている。また、MO3FET206.20
7の出力側には、三相コイル111aのX相側が接続さ
れている一方、MOS F ET208.209 、M
OS F ET210.211の各出力側は、三相コイ
ル1llaのYSZ相側が夫々接続されている。
つまりPWM駆動回路FaはNANDゲート202.2
03.204の出力信号等によってMO3FET206
.207 、MO5FET208.209 、MO3F
ET210.211が交互にスイッチングされ、これで
リニアモータ10aの可動子11aに供給する三相電流
を調節する、言い換えると、リニアモータloaの駆動
出力を調整するようになっている。
なお、三相コイル111aは、第7図に示すように、可
動子11a 、llaにおけるX相コイル1llax 
、 11tax 、 Y相コイル1llay 、1ll
ay 、 Z相コイル111az 、 l1lazの各
々を直列接続した上で、これらを全体としてY結線とし
たような結線となっている。これによりリニアモータ1
0aの可動子11a 。
11aに発生する推力を等しく採ることができる。
次に、電流リミッタGaの回路構成について第7図を参
照して説明する。
X相コイル1llax 、 Y相コイル1llay 、
  Z相コイル1llazに流れる相電流の大きさは、
PWM駆動回路Faに接続された電流−電圧変換用の抵
抗Rsによって夫々検出されるようになっており、この
抵抗Rsの両端電圧が1□信号となっている。
このIFll信号はコンパレータ219のマイナス入力
に導入されている。
コンパレータ219のプラス人力には、抵抗Rcとコン
デンサCcが接続されているが、このプラス入力の基準
電圧V refはPSa信号に応じて2段階に切り換え
られるようになっている。即ち、コンパレータ219の
プラス入力には、アナログスイッチ223のコモン側が
接続されており、この−吉例接点には、抵抗Raを介し
て電源に接続されている一方、他方側接点には、抵抗R
b、LPF226(ローパスフィルタ)が接続されて、
PWM2a信号が導入されるようなっている。
なお、コンパレータ219の出力が上記したLMTa信
号であって、若干のヒステリシス特址を持たせるべく、
コンパレータ219には正帰還抵抗Rfが設けられてい
る。
アナログスイッチ223はPSa信号に応じて動作する
ようになっており、PSa信号がH”のときは、抵抗R
a側に選択され、このとき基準電圧はVref i−r
 (Rc/(Ra +Rc) )  ・Vccとなる。
但し、Vccは電源電圧である。
一方、PSa信号が“Loのときは、抵抗Rb側に選択
され、このときの基準電圧はVrefξ(Rc/ (R
h + Rc) )  ・Vfとなる。但し、Vfは、
PWM2a信号の電圧がLPF226の時定数に応して
0〜Vccまで変化し、この過程でのLPF226の出
力電圧である。
つまりPSa信号が“H’の状態で、IF11信号の電
圧がVref ’= (Rc/(Ra+Rc) ) −
Vccを超えると、LMTa信号が“H’から“Loに
変化する。すると、PWM駆動回路Faが強制的に停止
される訳になるが、このときの三相電流の大きさ、言い
換えると、電流許容値I□8は次のようになる。
■□、’、  (Rcicc)/  ((Ra+Rc)
  ・Rs)一方、PSa信号が“Loの状態で、IF
II信号の電圧がVref !=i(Rc/(Ra+f
?c) )  ・Vfを超えると、LMTa信号が上記
と同様に“H′から′L”に変化する。このときの三相
電流の電流許容値1’+ssつは次のようになる。
1 ’ 、、、 ’= (Rc ・Vf)/ ((Ra
+Rc)  ・Rs)ここで、Ra5Rbの各抵抗値は
Ra>Rbであり、且つ、リニアモータ10aが定速度
駆動、高加速度駆動と交互に切り換えられても、双方の
サーボ特性が低下しないような値に設定されている。
なお、上記した一連の説明は第7図に示すリニアモータ
IOaの駆動を制御する回路についてであったが、リニ
アモータ10bについても全く同様であるので説明は省
略する。
以上のように構成された直線駆動装置による場合には、
次に述べるメリットが得られる。
■マイクロコンピュータCにより生成されたPSa、P
Sb信号と第2パルス発生器Ca、Cbにより生成され
たPWM2 a、PWM2 bとをPWMパルス重畳回
路Ea、Ebにて重畳し、重畳されたPWM−Ma、P
WM−Mb倍信号よってPWM駆動回路Fa、Fbの駆
動出力を夫々切り換えるものである。マイクロコンピュ
ータCにより生成されたPWMa、PWMb信号のデユ
ーティ比をDp、PWM2aSPWM2bのデユーティ
比をD2とすると、PWM−Ma、PWM−Mb倍信号
デユーティ比DmはDpXD2となる。
つまり直線駆動装置のソフトウェアやハードウェアに大
きな設計変更を加えることなく、PWM駆動回路Fa、
、Fbの人力信号であるPWM信号の分解能を小さくす
ることができる。例をあげて説明すると、20KHz、
8ビツト、0OH−FFHの変化によりデユーティ比D
pが0〜100%と変化するPWMa、PWMb信号に
、10KHz、デユーティ比D2=30%のPWM2a
、PWM2bを重畳することにより得られるPWM−M
a、PWM−Mb倍信号デユーティ比Dmの変化は0〜
30%であり、マイクロコンピュータCの有効ビット数
は、重畳後のPV/M−Ma、PWM−Mb信号にも受
は継がれ、高精度のサーボ制御が可能となる。
■リニアモータ10a 、10bが高加速度駆動から定
速度駆動に切り換えられて、その駆動出力が急激に小さ
くなっても、PWM 2 a 、 PWM 2 bのデ
ユーティ比が時間の経過とともに上記DL%まで低下す
るようになっているので、これによりサーボ特性の安定
化を図ることができる。
■また、リニアモータ10a 、 10bにおける三相
電流を検出し、これにリミッタをかけるようになってい
るので、サーボ特性の安定を図ることができる。
■リニアモータ10a 、10bが高加速度駆動、定速
度駆動と交互に切り換えられるに応してリミッタ値が可
変にされることにより、モータ駆動出力の切換量の拡大
を図ることができるとともに、サーボ特性の向上を図る
ことができる。
従って、本実施例にかかる直線駆動装置は、複写機の高
速化に非常に適すことから高性能であることはもとより
、従来に比較して極めて実用的で有効な装置となる。
なお、本発明にかかる直線駆動装置は複写機だけの適用
に止まらず、プリンタ等にも通用し得るものである。ま
た、移動対象は一つでもかまわないことは勿論である。
〈発明の効果〉 以上、本発明にかかる直線駆動装置による場合には、駆
動制御部にて生成された出力切換信号と第1のパルス幅
変調信号とをパルス重畳部で重畳し、重畳された信号に
より直線駆動部が動作するような構成となっているので
、第1のパルス幅変調信号の1ビツトあたりの重みを高
く設定することなく、高加速度駆動時だけでなく定速度
駆動時においても高精度な速度制御を行うことができる
従って、装置の高速化が更に進んでも、速度変動が大き
くなったり或いは騒音を発したするようなこともなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本発明にかかる直線駆動装置の一
実施例を説明するための図であって、第1図は直線駆動
部の斜視図、第2図は第1、第2ミラーベースの側面図
、第3図はPSa、PSb信号のタイミングチャートと
ともにリニアモータの速度パターンを示す図、第4図は
マイクロコンピュータの周辺のブロック構成図、第5図
(a)、(b)はフィード方向、リターン方向における
波形整形器の動作を説明するための主要信号のタイミン
グチャート、第6図、第7図は三相ドライバのブロック
構成国、回路構成図、第8図は三相ドライバにおける第
2PWM発生器の部分電気回路図、第9図は第2PWM
発生器の動作を説明するための信号等のタイミングチャ
ート、第10図(a)、(b)はフィード時、リターン
時の三相ドライバにおける三相モータ励磁回路の動作説
明を行うための主要信号のタイミングチャートである。 第11図は従来の直線駆動装置を説明するための図であ
って、リニアモータ制御回路のブロック図である。 10a、10b  ・・・リニアモータC・・・マイク
ロコンピュータ a a a a 三相ドライバ 第2パルス発生器 PWMパルス重畳回路 PWM駆動回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)移動対象を定速度運動と高加速度運動とを繰り返
    して直線駆動する直線駆動部と、前記移動対象のストロ
    ーク位置を検出し、当該検出結果を位置データとして出
    力する位置検出部と、予め用意された前記移動対象の速
    度パターンに関するデータを逐次読み出し、読み出され
    たデータに基づいて前記直線駆動部の駆動出力を切り換
    えるタイミングを2値化で示す出力切換信号を生成し、
    と同時に前記読み出されたデータと前記位置データとを
    比較して前記移動対象を速度制御するための第1のパル
    ス変調信号を生成する駆動制御部と、前記出力切換信号
    に応じたパルス幅を有する第2のパルス幅変調信号を生
    成する第2パルス幅変調信号発生部と、前記第1のパル
    ス変調信号と第2のパルス幅変調信号との論理積を行う
    パルス重畳部と、パルス重畳部の出力信号に基づいて前
    記直線駆動部に供給する電力を調節するパルス幅変調駆
    動部とを具備していることを特徴とする直線駆動装置。
JP1322002A 1989-12-11 1989-12-11 直線駆動装置 Pending JPH03183386A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008118746A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Mitsubishi Electric Corp 複合リニアモータ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008118746A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Mitsubishi Electric Corp 複合リニアモータ装置

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