JPH03183375A - 圧電振動子 - Google Patents
圧電振動子Info
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- JPH03183375A JPH03183375A JP1320032A JP32003289A JPH03183375A JP H03183375 A JPH03183375 A JP H03183375A JP 1320032 A JP1320032 A JP 1320032A JP 32003289 A JP32003289 A JP 32003289A JP H03183375 A JPH03183375 A JP H03183375A
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- piezoelectric ceramic
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- piezoelectric vibrator
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Links
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、超音波モータなどの振動子型アクチュエータ
に用いられる電気−機械変換素子として好適な圧電振動
子に関する。
に用いられる電気−機械変換素子として好適な圧電振動
子に関する。
(従来の技術)
従来、振動子型アクチュエータに駆動源として用いられ
ている圧電振動子として、分極軸に垂直な両端面に電極
か形成されている角柱状の圧電磁器を備え、一方の前記
端面に形成されている電極は互いに絶縁されている2つ
の部分に分割されているものがある。
ている圧電振動子として、分極軸に垂直な両端面に電極
か形成されている角柱状の圧電磁器を備え、一方の前記
端面に形成されている電極は互いに絶縁されている2つ
の部分に分割されているものがある。
振動子型アクチュエータとして、前記圧電振動子と、該
圧電振動子の圧電磁器の側面に圧着され、前記圧電振動
子によって回転される回転子とを備え、前記回転子の回
転運動を出力するものがある。
圧電振動子の圧電磁器の側面に圧着され、前記圧電振動
子によって回転される回転子とを備え、前記回転子の回
転運動を出力するものがある。
振動子型アクチュエータの駆動時、圧電振動子の共振周
波数に等しい周波数を有する交流信号が一方の端面の電
極部分を介して圧電振動子に印加される。圧電振動子は
励振され、圧電磁器の曲面には振動変位が生じる。回転
子は振動変位を受けて一方の回転方向に回転される。
波数に等しい周波数を有する交流信号が一方の端面の電
極部分を介して圧電振動子に印加される。圧電振動子は
励振され、圧電磁器の曲面には振動変位が生じる。回転
子は振動変位を受けて一方の回転方向に回転される。
回転子の回転方向を切換えるとき、交流信号の印加は一
方の端面の一方の電極部分から他方の電極部分に切換え
られる。圧電振動子は励振され、圧電磁器の測面に生じ
る振動変位の方向は逆向きになる。回転子は前記振動変
位を受けて一方の回転方向と逆方向に回転される。
方の端面の一方の電極部分から他方の電極部分に切換え
られる。圧電振動子は励振され、圧電磁器の測面に生じ
る振動変位の方向は逆向きになる。回転子は前記振動変
位を受けて一方の回転方向と逆方向に回転される。
また、回転子の回転速度を変更するとき、電圧値の異な
る交流信号が圧電振動子に印加される。
る交流信号が圧電振動子に印加される。
圧電磁dの曲面に生じる振動変位の大きさは、交流信号
の電圧値に対応して変化し、回転子は該振動変位の大き
さに対応する回転数で回転される。
の電圧値に対応して変化し、回転子は該振動変位の大き
さに対応する回転数で回転される。
(発明か解決しようとする課題)
しかし、回転子の回転方向すなわち圧電振動子の振動変
位の方向は、圧電振動子の一方の端面の電極の一方から
他方へまたは他方から一方へ切換えることによって制御
され、また、回転子の回転速度すなわち圧電振動子の振
動変位の大きさは、印加交流信号の電圧値を変えること
によって制御されるから、電極の切り替え制御および印
加交流信号の電圧制御などの異なる対象物を制御する手
段が必要になり、制御方法が複雑化する。
位の方向は、圧電振動子の一方の端面の電極の一方から
他方へまたは他方から一方へ切換えることによって制御
され、また、回転子の回転速度すなわち圧電振動子の振
動変位の大きさは、印加交流信号の電圧値を変えること
によって制御されるから、電極の切り替え制御および印
加交流信号の電圧制御などの異なる対象物を制御する手
段が必要になり、制御方法が複雑化する。
本発明の目的は、振動変位の大きさおよび方向を容易に
かつ任意に制御することができる圧電振動子を提供する
ことにある。
かつ任意に制御することができる圧電振動子を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段)
本発明の圧電振動子は、軸に垂直な平面に両端面があり
かつ該軸に平行な方向に分極軸がある角柱状の圧電磁器
と、該圧電磁器の両端面にそれぞれ形成されている電極
とを備え、前記一方の端面の電極と前記他方の端面の電
極とは、互いに前記分極軸に直交する仮想平面に対して
非対称である。
かつ該軸に平行な方向に分極軸がある角柱状の圧電磁器
と、該圧電磁器の両端面にそれぞれ形成されている電極
とを備え、前記一方の端面の電極と前記他方の端面の電
極とは、互いに前記分極軸に直交する仮想平面に対して
非対称である。
前記一方の端面の電極は該一方の端面を規定する2つの
部分端面の内の1つに位置し、前記他方の端面の電極は
前記一方の端面の他の部分端面に対向する該他方の端面
の部分端面に位置することが好ましい。
部分端面の内の1つに位置し、前記他方の端面の電極は
前記一方の端面の他の部分端面に対向する該他方の端面
の部分端面に位置することが好ましい。
前記一方の端面に形成されている電極の平面形状と、前
記他方の端面に形成されている電極の平面形状とは、前
記圧電磁器の中心位置に対して点対称であることが好ま
しい。
記他方の端面に形成されている電極の平面形状とは、前
記圧電磁器の中心位置に対して点対称であることが好ま
しい。
前記圧電磁器における端面をなす矩形の各辺の長さしお
よびWとするとき、前記長さしとWとが等しいことが好
ましい。
よびWとするとき、前記長さしとWとが等しいことが好
ましい。
前記圧電磁器における両端面間の距離をHとするとき、
前記Hと前記Lとの比の値がほぼ0.73であることが
好ましい。
前記Hと前記Lとの比の値がほぼ0.73であることが
好ましい。
前記圧電磁器の側面の少なくとも一部分に被覆が設けら
れ、前記被覆は前記圧電磁器の耐摩耗性より優れている
if#摩耗性および前記圧電磁器の熟伝導率より大きい
熟伝導率を有する材料からなることか好まし、い。
れ、前記被覆は前記圧電磁器の耐摩耗性より優れている
if#摩耗性および前記圧電磁器の熟伝導率より大きい
熟伝導率を有する材料からなることか好まし、い。
他の発明の圧電振動子は、軸に垂直な平面に両端面があ
りかつ該軸に平行な方向に分極軸がある角柱状の圧電磁
器と、それぞれが前記圧電磁器の一方の端面に形成され
、互いに絶縁されている2つの電極と、それぞれが前記
圧電磁器の他方の端面に形成され、互いに絶縁されてい
る2つの電極とを有し、前記一方の端面の電極のそれぞ
れは、対応する前記他方の端面の電極と前記分極軸に直
交する仮想平面に対して対称である。
りかつ該軸に平行な方向に分極軸がある角柱状の圧電磁
器と、それぞれが前記圧電磁器の一方の端面に形成され
、互いに絶縁されている2つの電極と、それぞれが前記
圧電磁器の他方の端面に形成され、互いに絶縁されてい
る2つの電極とを有し、前記一方の端面の電極のそれぞ
れは、対応する前記他方の端面の電極と前記分極軸に直
交する仮想平面に対して対称である。
さらに池の発明の圧電振動子は、軸に平行な分極軸があ
る直方体状の圧電磁器と、該圧電磁器において互いに対
向しかつ前記分極軸に平行な1対の面にそれぞれ設けら
れている電極とを備え、前記一方の面の電極と前記他方
の面の電極とは前記一方の面に平行な仮想平面に対して
非対称である。
る直方体状の圧電磁器と、該圧電磁器において互いに対
向しかつ前記分極軸に平行な1対の面にそれぞれ設けら
れている電極とを備え、前記一方の面の電極と前記他方
の面の電極とは前記一方の面に平行な仮想平面に対して
非対称である。
(作用)
前記圧電振動子の一方の端面の電極と他方の端面の電極
とが前記圧電磁器の分極軸に直交する仮想平面に対して
非対称であることより、前記圧電振動子の周波数特性に
おいて共振割れか前記圧電磁器の第1の共振点の近傍で
生じるから、前記圧電振動子は第1の共振点の近傍に2
つの共振周波数を有する。
とが前記圧電磁器の分極軸に直交する仮想平面に対して
非対称であることより、前記圧電振動子の周波数特性に
おいて共振割れか前記圧電磁器の第1の共振点の近傍で
生じるから、前記圧電振動子は第1の共振点の近傍に2
つの共振周波数を有する。
第1の共振点の共振割れの内の低い周波数に等しい周波
数および所定の電圧値を有する交流信号を前記圧電振動
子に印加すると、前記圧電振動子は励振され、前記圧電
磁器の側面には振動変位が生じる。前記振動変位の大き
さは前記圧電磁器の測面に対応して決定される。
数および所定の電圧値を有する交流信号を前記圧電振動
子に印加すると、前記圧電振動子は励振され、前記圧電
磁器の側面には振動変位が生じる。前記振動変位の大き
さは前記圧電磁器の測面に対応して決定される。
これに対し、第1の共振点の共振割れの内の高い周波数
に等しい周波数を有する交流信号を前記圧電振動子に印
加すると、前記圧電振動子は励振され、前記圧電磁器の
側面には振動変位が生じる。
に等しい周波数を有する交流信号を前記圧電振動子に印
加すると、前記圧電振動子は励振され、前記圧電磁器の
側面には振動変位が生じる。
前記振動変位の方向は、第1の共振点の共振割れの内の
低い周波数に等しい周波数の交流信号の印加によって生
じる振動変位の方向に逆になる。
低い周波数に等しい周波数の交流信号の印加によって生
じる振動変位の方向に逆になる。
2つの共振周波数の内の低い共振周波数より僅かに低い
周波数から高い共振周波数より僅かに高い周波数迄の周
波数範囲内で印加交流信号の周波数か可変されるとき、
前記圧電磁器の測面には、印加交流信号の周波数に対応
する大きさおよび方向を有する振動変位が生じる。
周波数から高い共振周波数より僅かに高い周波数迄の周
波数範囲内で印加交流信号の周波数か可変されるとき、
前記圧電磁器の測面には、印加交流信号の周波数に対応
する大きさおよび方向を有する振動変位が生じる。
前記一方の端面の電極は、前記一方の端面の1つの端一
面部分に位置し、前記他方の端面の電極は、前記一方の
端面の1つの端面部分に対向する前記他の端面の端面部
分に位置することより、前記一方の端面の電極と前記他
方の端面の電極との非対称性が強くなるから、周波数特
性における極大値と極小値との差が大きくなり、前記圧
電磁器の側面に生じる振動変位の大きさは、大きくなる
。
面部分に位置し、前記他方の端面の電極は、前記一方の
端面の1つの端面部分に対向する前記他の端面の端面部
分に位置することより、前記一方の端面の電極と前記他
方の端面の電極との非対称性が強くなるから、周波数特
性における極大値と極小値との差が大きくなり、前記圧
電磁器の側面に生じる振動変位の大きさは、大きくなる
。
前記一方の端面の電極の平面形状と前記他方の端面の電
極の平面形状とは前記圧電磁器の中心位置に対して点対
称であることより、前記一方の端面の電極と前記他方の
端面の電極との非対称がより増大するから、前記圧電磁
器の測面に生じる振動変位はより大きくなる。
極の平面形状とは前記圧電磁器の中心位置に対して点対
称であることより、前記一方の端面の電極と前記他方の
端面の電極との非対称がより増大するから、前記圧電磁
器の測面に生じる振動変位はより大きくなる。
前記圧電磁器の長さLがWに等しいことにより、前記圧
電磁器の側面に生じる振動変位の大きさは大きくなる。
電磁器の側面に生じる振動変位の大きさは大きくなる。
前記圧電磁器の前記Hと前記Lとの比の値が0.73に
ほぼ等しいことにより、前記圧電磁器の測面に生じる振
動変位の大きさは大きくなる。
ほぼ等しいことにより、前記圧電磁器の測面に生じる振
動変位の大きさは大きくなる。
前記圧電磁器の測面の少なくとも一部分に被覆が形成さ
れている圧電振動子では、その励振時に圧電磁器の曲面
には振動変位が生じる。前記振動変位は前記被覆に伝達
され、前記被覆の外面には振動変位が生じる。前記被覆
が前記圧電磁器に形成されていることより、前記圧電磁
器の発生熱は前記被覆を介して放散され易くなるから、
前記圧電磁器の温度上昇は抑制され、熱に起因する共振
周波数の変動はより少なくなる。また、耐摩耗性が向上
する。
れている圧電振動子では、その励振時に圧電磁器の曲面
には振動変位が生じる。前記振動変位は前記被覆に伝達
され、前記被覆の外面には振動変位が生じる。前記被覆
が前記圧電磁器に形成されていることより、前記圧電磁
器の発生熱は前記被覆を介して放散され易くなるから、
前記圧電磁器の温度上昇は抑制され、熱に起因する共振
周波数の変動はより少なくなる。また、耐摩耗性が向上
する。
圧電磁器の端面のそれぞれに2つの電極が形成されてい
る圧電振動子において、前記一方の端面の電極の内のい
ずれか1つを交流信号に接続し、前記1つの電極と非対
称となる前記他方の端面の1つの電極を接続することに
よって、電極の非対称性を導入することができる。
る圧電振動子において、前記一方の端面の電極の内のい
ずれか1つを交流信号に接続し、前記1つの電極と非対
称となる前記他方の端面の1つの電極を接続することに
よって、電極の非対称性を導入することができる。
直方体状の圧電磁器の互いに対向しかつ前記分極軸に平
行な1対の面にそれぞれ設けられている電極を備える圧
電振動子において、前記一方の面の電極と前記他方の面
の電極とは前記一方の面に平行な仮想平面に対して非対
称であることにより、電極の非対称性か導入されるから
、前記圧電磁器の各面に生じる振動変位の大きさおよび
方向を印加交流信号の周波数および電圧によって制御す
ることができる。
行な1対の面にそれぞれ設けられている電極を備える圧
電振動子において、前記一方の面の電極と前記他方の面
の電極とは前記一方の面に平行な仮想平面に対して非対
称であることにより、電極の非対称性か導入されるから
、前記圧電磁器の各面に生じる振動変位の大きさおよび
方向を印加交流信号の周波数および電圧によって制御す
ることができる。
(実施例)
第1図は本発明の圧電振動子の一実施例を示す斜視図、
第2図は第1図の圧電振動子のアドミッタンスの振幅お
よび位相の周波数特性を示す図、第3図は第1図の圧電
振動子の振動変位の方向を示す図、第4図は第1図の圧
電振動子の別の周波数での振動変位の方向を示す図であ
る。
第2図は第1図の圧電振動子のアドミッタンスの振幅お
よび位相の周波数特性を示す図、第3図は第1図の圧電
振動子の振動変位の方向を示す図、第4図は第1図の圧
電振動子の別の周波数での振動変位の方向を示す図であ
る。
圧電振動子10は、第1図に示すように、角柱状の圧電
磁器■2を舗える。本実施例においては、圧電磁器12
は立方体状の形状を有し、圧電磁器12の軸線は分極軸
に一致している。圧電磁器12の両端面は圧電磁器12
の軸線に垂直である。
磁器■2を舗える。本実施例においては、圧電磁器12
は立方体状の形状を有し、圧電磁器12の軸線は分極軸
に一致している。圧電磁器12の両端面は圧電磁器12
の軸線に垂直である。
圧電磁器12の長さ寸法しは10++rn+であり、そ
の幅寸法Wは10IIIIlであり、その高さ寸法Hは
10間である。圧電磁器12の一方の端面には、平面形
状が長方形の電極14が形成され、他方の端面には、電
&14の形状および寸法に等しい形状および寸法を有す
る電極16が形成されている。電i#!14はそれが電
tf116と圧電磁器12の中心点に対して点対称とな
るように前記一方の端面に配置されていることより、電
極14と電極16とは、圧電磁器12の軸線に直交する
仮想平面に対して非対称になるから、周波数特性におい
て共振割れか圧電磁器12の第1の共振点(圧電振動子
の共振点の内の共振周波数が最も低い点)の近傍で生じ
る。第2図を参照するに、第1の共振点の共振割れの内
の低い周波数は109 k Hz 、高い周波数は12
9kHzである。従って、圧電振動子lOは、2つの共
振周波数を有し、それぞれの値は、109kHzおよび
129kHzである。
の幅寸法Wは10IIIIlであり、その高さ寸法Hは
10間である。圧電磁器12の一方の端面には、平面形
状が長方形の電極14が形成され、他方の端面には、電
&14の形状および寸法に等しい形状および寸法を有す
る電極16が形成されている。電i#!14はそれが電
tf116と圧電磁器12の中心点に対して点対称とな
るように前記一方の端面に配置されていることより、電
極14と電極16とは、圧電磁器12の軸線に直交する
仮想平面に対して非対称になるから、周波数特性におい
て共振割れか圧電磁器12の第1の共振点(圧電振動子
の共振点の内の共振周波数が最も低い点)の近傍で生じ
る。第2図を参照するに、第1の共振点の共振割れの内
の低い周波数は109 k Hz 、高い周波数は12
9kHzである。従って、圧電振動子lOは、2つの共
振周波数を有し、それぞれの値は、109kHzおよび
129kHzである。
第3図を参照するに、圧電振動子10に低い共振周波数
109kHzに等しい周波数の交流信号を電極14を介
して印加すると、圧電振動子10は励振され、圧電磁器
12の側面には、振動変位か生じる。互いに対向する側
面に生じる振動変位はそれぞれ同じ方向および大きさを
有する。第3図の矢印の示す方向は振動変位の方向であ
り、その矢印の示す長さは振動変位の大きさを示さない
。
109kHzに等しい周波数の交流信号を電極14を介
して印加すると、圧電振動子10は励振され、圧電磁器
12の側面には、振動変位か生じる。互いに対向する側
面に生じる振動変位はそれぞれ同じ方向および大きさを
有する。第3図の矢印の示す方向は振動変位の方向であ
り、その矢印の示す長さは振動変位の大きさを示さない
。
本図から期らかなように、圧電磁器12の側面に生じる
振動変位の方向は一方向でない。
振動変位の方向は一方向でない。
第4図を参照するに、圧電振動子10に高い共振周波数
129kHzに等しい周波数の交流信号を電i14を介
して印加すると、圧電磁器12の側面には、振動変位か
生じる。本図から明らかなように、前記振動変位の方向
は低い共振周波数の交流信号か印加されているどきに生
じる振動変位の方向と逆になる。
129kHzに等しい周波数の交流信号を電i14を介
して印加すると、圧電磁器12の側面には、振動変位か
生じる。本図から明らかなように、前記振動変位の方向
は低い共振周波数の交流信号か印加されているどきに生
じる振動変位の方向と逆になる。
圧電振動子】Oの振動変位の大きさと印加交流信号の周
波数および電圧値との関係を明らかにすべく、圧電振動
子10を駆動源とする振動子型アクチュエータ24を構
成し、該振動子アクチュエータ24の出力を計測する。
波数および電圧値との関係を明らかにすべく、圧電振動
子10を駆動源とする振動子型アクチュエータ24を構
成し、該振動子アクチュエータ24の出力を計測する。
振動子型アクチュエータ24は超音波モータである。第
5図は振動子型アクチュエータを示す正面図、第6図は
第5図のA−A線に沿って得られた断面の部分拡大図、
第7図は第5図の振動子型アクチユエータに印加される
交流信号の周波数と回転数との関係を示す図である。
5図は振動子型アクチュエータを示す正面図、第6図は
第5図のA−A線に沿って得られた断面の部分拡大図、
第7図は第5図の振動子型アクチユエータに印加される
交流信号の周波数と回転数との関係を示す図である。
振動子型アクチエエータ24は、第5図および第6図に
示すように、支持面26に置かれる支持台28を備える
。支持台28は、円板部と、該円板部の下面の縁部に沿
って伸びる脚部とを有する。
示すように、支持面26に置かれる支持台28を備える
。支持台28は、円板部と、該円板部の下面の縁部に沿
って伸びる脚部とを有する。
前記脚部は支持面26に固定されている。
支持台28には、2つの支持手段30.32が設けられ
ている。一方の支持手段30は、支持台28の円板部に
置かれている長方形の平板34を有する。平板34の幅
方向が円板部の接線方向となるように円板部に配置され
ている。平板34の幅方向に沿う一方の縁部には、その
縁部から垂直に立ち上がる支持板36が取り付けられ、
他方の縁部には、支持板36に平行な支持板38が取り
付けられている。支持板36および支持板38は英銅製
である。支持板36の内面および支持板38の内面のそ
れぞれには、板状のゴム部材40か接着されている。支
持手段30の平板34は、ポル1へ42およびボルト4
2に螺合されているナツト43によって支持台28の円
板部に固定されている。
ている。一方の支持手段30は、支持台28の円板部に
置かれている長方形の平板34を有する。平板34の幅
方向が円板部の接線方向となるように円板部に配置され
ている。平板34の幅方向に沿う一方の縁部には、その
縁部から垂直に立ち上がる支持板36が取り付けられ、
他方の縁部には、支持板36に平行な支持板38が取り
付けられている。支持板36および支持板38は英銅製
である。支持板36の内面および支持板38の内面のそ
れぞれには、板状のゴム部材40か接着されている。支
持手段30の平板34は、ポル1へ42およびボルト4
2に螺合されているナツト43によって支持台28の円
板部に固定されている。
他方の支持手段32は、一方の支持手段30と同様に、
平板34および支持板36.38からなる。平板34は
、ボルト42およびボルト42に螺合されているナツト
43によって支持台28の円板部に固定されている。支
持子Vj、32は、それが支持手段30と円板部の直径
方向に対向するように、支持台28の円板部に配置され
ている。
平板34および支持板36.38からなる。平板34は
、ボルト42およびボルト42に螺合されているナツト
43によって支持台28の円板部に固定されている。支
持子Vj、32は、それが支持手段30と円板部の直径
方向に対向するように、支持台28の円板部に配置され
ている。
支持手段30には、圧電振動子10が支持されている。
圧電振動子10は、支持板36のゴム部材40と支持板
38のゴム部材40との間に挟み込まれている。各ゴム
部材40とそれぞれに対向する圧電磁器12の四面とは
、支持板36と支持板38とを連結する1対のボルト4
4およびそれぞれに螺合されるナラI・45によって圧
着されている。圧電磁器12の一方の端面は斜め上方に
向けられ、前記一方の端面の電極14が形成されていな
い縁部に対応する四面の縁部は支持板36の上方に突出
している。
38のゴム部材40との間に挟み込まれている。各ゴム
部材40とそれぞれに対向する圧電磁器12の四面とは
、支持板36と支持板38とを連結する1対のボルト4
4およびそれぞれに螺合されるナラI・45によって圧
着されている。圧電磁器12の一方の端面は斜め上方に
向けられ、前記一方の端面の電極14が形成されていな
い縁部に対応する四面の縁部は支持板36の上方に突出
している。
支持手段32には、支持台28の円板部に平行にかつ円
板部の直径方向に伸びる軸46が取り付けられている。
板部の直径方向に伸びる軸46が取り付けられている。
軸46の一方の端部は支持板36に固定され、他方の端
部は支持板38に固定されている。軸46には、ベアリ
ング48が支持されている。ベアリング48の外径寸法
は13關である。
部は支持板38に固定されている。軸46には、ベアリ
ング48が支持されている。ベアリング48の外径寸法
は13關である。
圧電振動子10の上方には、被駆動部材5oが配置され
ている。被駆動部材5oはgj製の円板がちなり、その
下面は圧電磁器12の外周面およびベアリング48の外
周面のそれぞれに圧着されている。被駆動部材50は、
その中心部位および支持台28の円板部の中心部位を貫
通して伸びるボルト52と、支持面26の測に配置され
ているナツト54とによって支持されている。
ている。被駆動部材5oはgj製の円板がちなり、その
下面は圧電磁器12の外周面およびベアリング48の外
周面のそれぞれに圧着されている。被駆動部材50は、
その中心部位および支持台28の円板部の中心部位を貫
通して伸びるボルト52と、支持面26の測に配置され
ているナツト54とによって支持されている。
ボルト52の頭部と被駆動部材50との間には、ばね部
材56が配置されている。ボルト52とナツト54とを
螺合することにより、ばね部材56は変形されるから、
ばね部材56のばね力によって、被駆動部材50の圧電
磁器12に対する圧着力は決定される。
材56が配置されている。ボルト52とナツト54とを
螺合することにより、ばね部材56は変形されるから、
ばね部材56のばね力によって、被駆動部材50の圧電
磁器12に対する圧着力は決定される。
圧電振動子10は、電源装置(図示せず)に接続されて
いる。前記電源装置は、無線周波の交流信号を発生ずる
手段を存する。前記交流信号の周波数fは90 k H
zから200 k Hzまでの間で可変され、その電圧
値(Vp−p)は200Vまで可変される。電源装置の
第1の端子(図示せず)は導線によって電極14に接続
され、第2の端子(図示せず)は導線によって電極16
に接続されている。第1の端子は交流信号発生手段に接
続され、第2の端子は接地側に接続されている。
いる。前記電源装置は、無線周波の交流信号を発生ずる
手段を存する。前記交流信号の周波数fは90 k H
zから200 k Hzまでの間で可変され、その電圧
値(Vp−p)は200Vまで可変される。電源装置の
第1の端子(図示せず)は導線によって電極14に接続
され、第2の端子(図示せず)は導線によって電極16
に接続されている。第1の端子は交流信号発生手段に接
続され、第2の端子は接地側に接続されている。
振動子型アクチュエータ24の駆動時、電源装置から供
給される交流信号は第1の端子から電極14へ導線によ
って導かれる。交流信りが圧電振動子10に印加される
と、圧電磁器12の側面には、振動変位か生じる。
給される交流信号は第1の端子から電極14へ導線によ
って導かれる。交流信りが圧電振動子10に印加される
と、圧電磁器12の側面には、振動変位か生じる。
振動変位の大きさおよび方向は印加交流信号の電圧およ
び周波数に応じて決定される。圧電磁器I2の被駆動部
材50との接触部位には、他の部位より強い振動変位が
生じる。
び周波数に応じて決定される。圧電磁器I2の被駆動部
材50との接触部位には、他の部位より強い振動変位が
生じる。
被駆動部材50は圧電磁器12の四面に圧着されている
ことより、前記振動変位は被駆動部材50に伝達される
から、被駆動部材50は前記振動変位の大きさに対応す
る速度で回転され、その回転方向は前記振動変位の方向
によって決定される。
ことより、前記振動変位は被駆動部材50に伝達される
から、被駆動部材50は前記振動変位の大きさに対応す
る速度で回転され、その回転方向は前記振動変位の方向
によって決定される。
印加交流信号の電圧を140Vp−pに保持し、周波数
fを90kHzから1.40 k Hzまでの間で変え
ると、第7図に示すように、周波数が99kHzを超え
るときに被駆動部材50の回転は開始されるから、圧電
磁器14の側面に振動変位か生じていることが明らかに
なる。そのときの被駆動部材50の回転方向を正転方向
とする。
fを90kHzから1.40 k Hzまでの間で変え
ると、第7図に示すように、周波数が99kHzを超え
るときに被駆動部材50の回転は開始されるから、圧電
磁器14の側面に振動変位か生じていることが明らかに
なる。そのときの被駆動部材50の回転方向を正転方向
とする。
周波数fが次の(1)式を満足するとき、99kHz<
f<124kHz ・・・ ・・・ (1)被駆動
部材500回転数はほぼ放物線状に変化し周波数fか1
09kHzのときに最大値(52回回転弁)となるから
、圧電磁器12の被駆動部材50との接触部位から被駆
動部材50に伝達される振動変位の大きさは周波数rの
上昇に伴いほぼ放物線状に変化し、周波数fが109k
Hzのときにすなわち印加交流信号の周波数fが圧電振
動子10の共振周波数に等しくなるときに、前記振動変
位の大きさは最大になる。また、周波数fが前記範囲内
にあるときには、被駆動部材50の回転方向は正転方向
であるから、圧電磁器12の被駆動部材50との接触部
位に発生ずる振動変位の内被駆動部材50の回転方向に
対応する方向を有する振動変位の大きさが他の方向を有
する振動変位の大きさより大きい。
f<124kHz ・・・ ・・・ (1)被駆動
部材500回転数はほぼ放物線状に変化し周波数fか1
09kHzのときに最大値(52回回転弁)となるから
、圧電磁器12の被駆動部材50との接触部位から被駆
動部材50に伝達される振動変位の大きさは周波数rの
上昇に伴いほぼ放物線状に変化し、周波数fが109k
Hzのときにすなわち印加交流信号の周波数fが圧電振
動子10の共振周波数に等しくなるときに、前記振動変
位の大きさは最大になる。また、周波数fが前記範囲内
にあるときには、被駆動部材50の回転方向は正転方向
であるから、圧電磁器12の被駆動部材50との接触部
位に発生ずる振動変位の内被駆動部材50の回転方向に
対応する方向を有する振動変位の大きさが他の方向を有
する振動変位の大きさより大きい。
印加交流信号の周波数fか124kHzであるとき、被
駆動部材50の回転は停止されるから、圧電磁器12の
被駆動部材50との接触部位に振動変位が生じていない
ことがわかる。
駆動部材50の回転は停止されるから、圧電磁器12の
被駆動部材50との接触部位に振動変位が生じていない
ことがわかる。
印加交流信号の周波数fが次の(2)式を満足するとき
、 1 2 4 k Hz < f ≦ 134
kHz ・・・ ・・・ (2)被駆動部材50の
回転数はほぼ放物線状に変化し、その回転方向は逆回転
方向となる。被駆動部材50の最大回転数は約10回転
/分であり、そのときの周波数fは129kHzである
。その結果、圧′S磁器12の被駆動部材50との接触
部位から被駆動部材50に伝達される振動変位の大きさ
は周波数fの上昇に伴いほぼ放物線状に変化し、周波数
fが129kHzのときに前記振動変位の大きさは最大
になる。また、周波数fが前記範囲内にあるときには、
被駆動部材50の回転方向は逆方向であるから、圧電磁
器12の被駆動部材50との接触部位に発生する振動変
位の内の被駆動部材50を回転させる振動変位の方向は
、周波数fが(1)式を満足するときの振動変位の方向
の逆である。
、 1 2 4 k Hz < f ≦ 134
kHz ・・・ ・・・ (2)被駆動部材50の
回転数はほぼ放物線状に変化し、その回転方向は逆回転
方向となる。被駆動部材50の最大回転数は約10回転
/分であり、そのときの周波数fは129kHzである
。その結果、圧′S磁器12の被駆動部材50との接触
部位から被駆動部材50に伝達される振動変位の大きさ
は周波数fの上昇に伴いほぼ放物線状に変化し、周波数
fが129kHzのときに前記振動変位の大きさは最大
になる。また、周波数fが前記範囲内にあるときには、
被駆動部材50の回転方向は逆方向であるから、圧電磁
器12の被駆動部材50との接触部位に発生する振動変
位の内の被駆動部材50を回転させる振動変位の方向は
、周波数fが(1)式を満足するときの振動変位の方向
の逆である。
周波数fが134kHzに等しいとき、被駆動部材50
の回転は停止されるから、圧電磁器12の被駆動部材5
0との接触部位には、振動変位が生じていない。
の回転は停止されるから、圧電磁器12の被駆動部材5
0との接触部位には、振動変位が生じていない。
第13図を参照するに、被駆動部材50の回転数と印加
交流信号の電圧との関係により、圧電磁器I2の被駆動
部材50との接触部位に発生ずる振動変位と印加交流信
号の電圧との関係か明らかになる。
交流信号の電圧との関係により、圧電磁器I2の被駆動
部材50との接触部位に発生ずる振動変位と印加交流信
号の電圧との関係か明らかになる。
第13図の○印は圧電振動子10を用いている振動子型
アクチュエータ24の回転数を示す。
アクチュエータ24の回転数を示す。
印加交流信号の周波数を109kHzに保持し、その電
圧を変化させるとき、印加交流信号の電圧の上昇に伴い
被駆動部材50の回転数は上昇するから、圧電磁器12
から被駆動部材50に伝達される振動変位は大きくなる
。
圧を変化させるとき、印加交流信号の電圧の上昇に伴い
被駆動部材50の回転数は上昇するから、圧電磁器12
から被駆動部材50に伝達される振動変位は大きくなる
。
以上より、圧電振動子10の被駆動部材50との接触部
位に生じる振動変位の内、被駆動部材50を回転させる
振動変位の大きさおよび方向は印加交流信号の周波数を
変えることによって変化するから、振動変位の大きさお
よび方向の制御が容易になる。また、印加交流信号の電
圧を制御することによって振動変位の大きさの制御が可
能となる。
位に生じる振動変位の内、被駆動部材50を回転させる
振動変位の大きさおよび方向は印加交流信号の周波数を
変えることによって変化するから、振動変位の大きさお
よび方向の制御が容易になる。また、印加交流信号の電
圧を制御することによって振動変位の大きさの制御が可
能となる。
圧電振動子10の形状比と異なる形状比を有する池の圧
電振動子を第8図および第9図に示す。
電振動子を第8図および第9図に示す。
第8図は本発明の圧電振動子の他の実施例を示す斜視図
、第9図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示
す斜視図、第10図は圧電振動子の形状比(幅寸法/長
さ寸法)と共振周波数との関係を示す図、第11図は第
10図の異なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを
駆動源として用いるときの振動子型アクチュエータの出
力回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、第
12図は圧電振動子の形状比(高さ寸法/長さ寸法)と
共振周波数との関係を示す図、第13図は第12図の異
なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを駆動源とし
て用いているときの振動子型アクチュエータの出力回転
数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図である。
、第9図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示
す斜視図、第10図は圧電振動子の形状比(幅寸法/長
さ寸法)と共振周波数との関係を示す図、第11図は第
10図の異なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを
駆動源として用いるときの振動子型アクチュエータの出
力回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、第
12図は圧電振動子の形状比(高さ寸法/長さ寸法)と
共振周波数との関係を示す図、第13図は第12図の異
なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを駆動源とし
て用いているときの振動子型アクチュエータの出力回転
数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図である。
他の圧電振動子60は、第8図に示すように、長さ寸法
りか10關、幅寸法Wが7.5mm、高さ寸法)−Iが
10間である角柱状の圧電磁器62を備える。圧電磁器
62の一方の端面には電極14が形成され、他方の端面
には電極16が形成されている。圧電振動7−60の形
状比p(=幅寸法W/長さ寸法L)は0.75であり、
形状比9く−高さ寸法H/長さ寸法L )は1.0であ
る。
りか10關、幅寸法Wが7.5mm、高さ寸法)−Iが
10間である角柱状の圧電磁器62を備える。圧電磁器
62の一方の端面には電極14が形成され、他方の端面
には電極16が形成されている。圧電振動7−60の形
状比p(=幅寸法W/長さ寸法L)は0.75であり、
形状比9く−高さ寸法H/長さ寸法L )は1.0であ
る。
さらに他の圧電振動子64は、第9図に示すように、長
さ寸法1−か10m+n、幅寸法Wが10mm、高さ寸
法1−1が7.3mmである圧電磁器66を備える。圧
電磁器66の一方の端面には電[i14か形成され、他
方の端面には電極16か形成されている。圧電振動子6
4の形状比p(−W/L)は1.0であり、形状比q(
=H/L)は0.73である。
さ寸法1−か10m+n、幅寸法Wが10mm、高さ寸
法1−1が7.3mmである圧電磁器66を備える。圧
電磁器66の一方の端面には電[i14か形成され、他
方の端面には電極16か形成されている。圧電振動子6
4の形状比p(−W/L)は1.0であり、形状比q(
=H/L)は0.73である。
第10図から明らかなように、形状比qが一定であると
き、形状比pか小さくなるに伴い圧電振動子のj(振周
波数は高くなる。形状比pが1.0である圧電振動子1
0の共振割れの内の低い共振周波は109 k Hz、
であり、その高い共振周波数は129 k”)T zで
ある。形状比Pが0.75である圧電振動子60の低い
共振周波数は118kHzである。形状比pが0.5で
ある圧電振動子(図示せず)の低い共振周波数は122
kHzである。
き、形状比pか小さくなるに伴い圧電振動子のj(振周
波数は高くなる。形状比pが1.0である圧電振動子1
0の共振割れの内の低い共振周波は109 k Hz、
であり、その高い共振周波数は129 k”)T zで
ある。形状比Pが0.75である圧電振動子60の低い
共振周波数は118kHzである。形状比pが0.5で
ある圧電振動子(図示せず)の低い共振周波数は122
kHzである。
第11図を参照するに、圧電振動子10を用いている振
動子型アクチュエータ24には、周波数か109 k
l−T zである交流信号が印加され、振動子型アクチ
ュエータ24は○印で示されている。
動子型アクチュエータ24には、周波数か109 k
l−T zである交流信号が印加され、振動子型アクチ
ュエータ24は○印で示されている。
圧電振動子60を用いている振動子型アクチュエータに
は、周波数が118kHzである交流信号が印加され、
前記振動子型アクチュエータは目印で示されている。形
状比p=0.5.q=1.0である圧電振動子を用いて
いる振動子型アクチュエータには、周波数か122kH
zである交流信号か印加され、前記振動子型アクチュエ
ータはΔ印で示されている。
は、周波数が118kHzである交流信号が印加され、
前記振動子型アクチュエータは目印で示されている。形
状比p=0.5.q=1.0である圧電振動子を用いて
いる振動子型アクチュエータには、周波数か122kH
zである交流信号か印加され、前記振動子型アクチュエ
ータはΔ印で示されている。
本図から明らかなように、同一の入力電圧値に対して、
形状比ρが1,0である圧電振動子10を用いている振
動子型アクチュエータは他の圧電振動子を用いている振
動子型アクチュエータの出力回転数より高い出力回転数
を有するから、圧電振動子10の側面に生じる振動変位
の大きさは他の圧電振動子の測面に生じる振動変位の大
きさより大きい。
形状比ρが1,0である圧電振動子10を用いている振
動子型アクチュエータは他の圧電振動子を用いている振
動子型アクチュエータの出力回転数より高い出力回転数
を有するから、圧電振動子10の側面に生じる振動変位
の大きさは他の圧電振動子の測面に生じる振動変位の大
きさより大きい。
第12図から明らかなように、形状比pか一定であると
き、形状比qが小さくなるに伴い圧電振動子の共振周波
数は高くなる。形状比qが0.73である圧電振動子6
4の低い共振周波数は1.27 k Hzであり、その
高い共振周波数は145kHzである。形状比qが0.
5である圧電振動子(図示せず)の低い共振周波数は1
59k Hzであり、その高い共振周波数は180k)
lzである。1旦し、形状比qか0.5である圧電振動
子は長さ寸法I7か10m+n、@寸法Wが]Oni、
高さ寸法Hか5 m+nである圧電磁器を備える。
き、形状比qが小さくなるに伴い圧電振動子の共振周波
数は高くなる。形状比qが0.73である圧電振動子6
4の低い共振周波数は1.27 k Hzであり、その
高い共振周波数は145kHzである。形状比qが0.
5である圧電振動子(図示せず)の低い共振周波数は1
59k Hzであり、その高い共振周波数は180k)
lzである。1旦し、形状比qか0.5である圧電振動
子は長さ寸法I7か10m+n、@寸法Wが]Oni、
高さ寸法Hか5 m+nである圧電磁器を備える。
第13図を参照するに、圧電振動子10を用いている振
動子型アクチュエータ24には、周波数が109kHz
である交流信号が印加され、振動子型アクチュエータ2
4は○印で示されている。
動子型アクチュエータ24には、周波数が109kHz
である交流信号が印加され、振動子型アクチュエータ2
4は○印で示されている。
圧電振動子64を用いている振動子型アクチュエータに
は、周波数が1.27 k Hzである交流信号が印加
され、前記振動子型アクチュエータは■印で示されてい
る。形状比9が0.5である圧電振動子を用いている振
動子型アクチュエータには、周波数が159kHzであ
る交流信号が印加され、前記振動子型アクチュエータは
・印で示されている。
は、周波数が1.27 k Hzである交流信号が印加
され、前記振動子型アクチュエータは■印で示されてい
る。形状比9が0.5である圧電振動子を用いている振
動子型アクチュエータには、周波数が159kHzであ
る交流信号が印加され、前記振動子型アクチュエータは
・印で示されている。
本図から明らかなように、形状比pか一定あるとき、同
一の入力電圧値に対して、形状比qが0.73である圧
電振動子64を用いている振動子型アクチュエータは他
の圧電振動子を用いている振動子型アクチュエータの出
力回転数より高い出力回転数を有するから、圧電振動子
64の側面に生じる振動変位の大きさは他の圧電振動子
10゜64の測面に生じる振動変位の大きさより大きい
。
一の入力電圧値に対して、形状比qが0.73である圧
電振動子64を用いている振動子型アクチュエータは他
の圧電振動子を用いている振動子型アクチュエータの出
力回転数より高い出力回転数を有するから、圧電振動子
64の側面に生じる振動変位の大きさは他の圧電振動子
10゜64の測面に生じる振動変位の大きさより大きい
。
その結果、形状比pが1.0でかつ形状比qが0.73
であるとき、圧電振動子64の測面に生じる振動変位の
大きさは最大になる。
であるとき、圧電振動子64の測面に生じる振動変位の
大きさは最大になる。
圧電振動子10の電極の非対称性と異なる電極の非対称
性を有する圧電振動子を第14図に示す。
性を有する圧電振動子を第14図に示す。
第14図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示
す斜視図、第15図は電極が非対称でない圧電振動子を
示す斜視図、第16図は第1図の圧電振動子、第14図
の圧電振動子および第15図の圧電振動子のそれぞれを
駆動源として用いているときの振動子型アクチュエータ
の出力回転数と印加交流はぢの電圧値との関係を示す図
である。
す斜視図、第15図は電極が非対称でない圧電振動子を
示す斜視図、第16図は第1図の圧電振動子、第14図
の圧電振動子および第15図の圧電振動子のそれぞれを
駆動源として用いているときの振動子型アクチュエータ
の出力回転数と印加交流はぢの電圧値との関係を示す図
である。
さらに他の圧電振動子68は、長さ寸法しか1(Jmm
て′あり、幅寸法Wが10mmであり、高さ寸法1−T
が1. Ornm ’C−ある立方体の圧電磁器12を
備える。圧電磁器12の一方の端面には、平面形状が長
方形の電極14か形成されている。電′!f114は前
記一方の端面か2等分割されていることによって規定さ
れる1つの端面部分に配置されている。
て′あり、幅寸法Wが10mmであり、高さ寸法1−T
が1. Ornm ’C−ある立方体の圧電磁器12を
備える。圧電磁器12の一方の端面には、平面形状が長
方形の電極14か形成されている。電′!f114は前
記一方の端面か2等分割されていることによって規定さ
れる1つの端面部分に配置されている。
圧電磁器12の他方の端面には、平面形状が正方形の電
極70が形成されている。電極70は圧電磁器12の他
方の端面の全面を覆う。圧電振動子68の形状比Pは1
.Oである。
極70が形成されている。電極70は圧電磁器12の他
方の端面の全面を覆う。圧電振動子68の形状比Pは1
.Oである。
圧電振動子72は、圧電振動子68の圧電磁器12の形
状、寸法、材質に等しい形状、寸法、材質を有する圧電
磁器74を備える。圧電磁器74の一方の端面には、そ
の全面に拡がる電tif170が形成され、他方の端面
にはその全面に拡がる電極70が形成されている。
状、寸法、材質に等しい形状、寸法、材質を有する圧電
磁器74を備える。圧電磁器74の一方の端面には、そ
の全面に拡がる電tif170が形成され、他方の端面
にはその全面に拡がる電極70が形成されている。
第16図を参照するに、圧電振動子10を駆動源として
用いているときの振動子型アクチュエータ(図中の○印
)には、周波数が109 k Hzの交流信号が印加さ
れている。圧電振動子68を駆動源として用いていると
きの振動子型アクチュエータ(図中の■印)には、周波
数109 k 1−1 zの交流信号が印加されている
。圧電振動子72を駆動源として用いるときの振動子型
アクチュエータ(図中の・印)には、周波数114kH
zの交流信号が印加されている。また、図中のO印は、
圧電振動子10を用いているときの振動子型アクチュエ
ータを示し、その印加交流信号の周波数は129kHz
である。
用いているときの振動子型アクチュエータ(図中の○印
)には、周波数が109 k Hzの交流信号が印加さ
れている。圧電振動子68を駆動源として用いていると
きの振動子型アクチュエータ(図中の■印)には、周波
数109 k 1−1 zの交流信号が印加されている
。圧電振動子72を駆動源として用いるときの振動子型
アクチュエータ(図中の・印)には、周波数114kH
zの交流信号が印加されている。また、図中のO印は、
圧電振動子10を用いているときの振動子型アクチュエ
ータを示し、その印加交流信号の周波数は129kHz
である。
本図から明らかなように、同一の入力電圧に対して、圧
電振動子10を用いている振動子型アクチュエータの出
力回転数は、他の圧電振動子6872を用いている振動
子型アクチュエータの出力回転数より高くなるから、圧
電振動子10の測面に生じる振動変位の大きさは他の圧
電振動子68゜72の四面に生じる振動変位の大きさよ
り大きい。
電振動子10を用いている振動子型アクチュエータの出
力回転数は、他の圧電振動子6872を用いている振動
子型アクチュエータの出力回転数より高くなるから、圧
電振動子10の測面に生じる振動変位の大きさは他の圧
電振動子68゜72の四面に生じる振動変位の大きさよ
り大きい。
その結果、電極の非対称性を増やすことにより、同一の
入力電圧に対して大きい振動変位を得ることができるか
ら、入力電圧に起因する圧電振動子の発熱か抑制され、
熱に起因する共振周波数の変動を小さくすることができ
る。
入力電圧に対して大きい振動変位を得ることができるか
ら、入力電圧に起因する圧電振動子の発熱か抑制され、
熱に起因する共振周波数の変動を小さくすることができ
る。
電極の非対称性を導入することができる圧電振動子およ
び耐摩耗性および放熱性が優れている圧電振動子を示す
。第17図は本発明の圧電振動子のさらに池の実施例を
示す斜視図、第18図は本発明の圧電振動子のさらに他
の実施例を示す斜視図である。
び耐摩耗性および放熱性が優れている圧電振動子を示す
。第17図は本発明の圧電振動子のさらに池の実施例を
示す斜視図、第18図は本発明の圧電振動子のさらに他
の実施例を示す斜視図である。
圧電振動子76は、第17図に示すように、立方体形状
の圧電磁器12を備える。圧電磁器12の一方の端面に
は、2つの電極78.80が形成されている。電極78
と電極80とは、互いに離隔されていることによって絶
縁されている。電極78および電極80の平面形状は同
じ長方形状であり、その平面寸法は等しい。同様に、圧
電磁器12の他方の端面には、互いに離隔されている2
つの電if!82.84が形成されている。電極82は
電極78と圧電磁器12の軸線に直交する仮想平面に対
して対称であり、同様に、電極84と電極80とは前記
仮想平面に対して対称である。
の圧電磁器12を備える。圧電磁器12の一方の端面に
は、2つの電極78.80が形成されている。電極78
と電極80とは、互いに離隔されていることによって絶
縁されている。電極78および電極80の平面形状は同
じ長方形状であり、その平面寸法は等しい。同様に、圧
電磁器12の他方の端面には、互いに離隔されている2
つの電if!82.84が形成されている。電極82は
電極78と圧電磁器12の軸線に直交する仮想平面に対
して対称であり、同様に、電極84と電極80とは前記
仮想平面に対して対称である。
圧電振動子76に交流信号を印加するとき、例えば、電
極78と電f!84とは前記仮想平面に対して非対称で
あるから、電極78を交流信号側に接続し、電極84を
接地醐に接続することによって圧電振動子76に電極の
非対称性を導入することができる。その結果、圧電振動
子76の振動変位の大きさおよび方向を印加交流信号の
電圧値および周波数の変更によって任意に制御すること
かできる。
極78と電f!84とは前記仮想平面に対して非対称で
あるから、電極78を交流信号側に接続し、電極84を
接地醐に接続することによって圧電振動子76に電極の
非対称性を導入することができる。その結果、圧電振動
子76の振動変位の大きさおよび方向を印加交流信号の
電圧値および周波数の変更によって任意に制御すること
かできる。
圧電振動子86は、第18図に示すように、2つの電極
1.4.16が形成されている圧電磁器12を備える。
1.4.16が形成されている圧電磁器12を備える。
圧電磁器12の測面には、被覆88か形成されている。
被覆88は燐青銅からなり、その厚さは50μmである
。圧電振動子86の圧電磁器12のrm面に生じる振動
変位は、被覆88に伝達され、被覆88の外面には振動
変位が生じる。
。圧電振動子86の圧電磁器12のrm面に生じる振動
変位は、被覆88に伝達され、被覆88の外面には振動
変位が生じる。
被覆88の外面の振動変位か直接に伝達される被駆動部
材が前記振動変位によって運動されているとき、被覆8
8は圧電磁器12に比して摩耗され難いことにより、摩
耗による切削くずは少なくなるから、切削くずに起因す
る被駆動部材の運動速度の変動を抑制することができる
。また、交流信号か印加されることによって圧電磁器1
2に発生ずる熱および被覆88と前記被駆動部材との摩
擦によって発生する熱は外部に放散され易くなることに
より、圧電磁器12の温度上昇は抑制されるから、圧電
振動子86の共振周波数は変動され難く、共振周波数の
変動に起因する圧電振動子86の振動変位の大きさの変
動を抑制することができる。さらに、被覆88と圧電振
動子86を支持する手段とをはんだ付などで固着するこ
とが可能になるから、圧電振動子86は前記支持手段に
対して相対移動されず、被覆88の振動変位の被駆動部
材への伝達効率の低下を阻止することができる。
材が前記振動変位によって運動されているとき、被覆8
8は圧電磁器12に比して摩耗され難いことにより、摩
耗による切削くずは少なくなるから、切削くずに起因す
る被駆動部材の運動速度の変動を抑制することができる
。また、交流信号か印加されることによって圧電磁器1
2に発生ずる熱および被覆88と前記被駆動部材との摩
擦によって発生する熱は外部に放散され易くなることに
より、圧電磁器12の温度上昇は抑制されるから、圧電
振動子86の共振周波数は変動され難く、共振周波数の
変動に起因する圧電振動子86の振動変位の大きさの変
動を抑制することができる。さらに、被覆88と圧電振
動子86を支持する手段とをはんだ付などで固着するこ
とが可能になるから、圧電振動子86は前記支持手段に
対して相対移動されず、被覆88の振動変位の被駆動部
材への伝達効率の低下を阻止することができる。
圧電磁器の互いに対向しかつ分極軸に平行な1対の面に
電極がそれぞれ設けられている圧電振動子を第19図お
よび第20図に示す、第19図は本発明の圧電振動子の
さらに他の実施例における振動変位の方向を示す図、第
20図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例におけ
る振動変位の方向を示す図である。
電極がそれぞれ設けられている圧電振動子を第19図お
よび第20図に示す、第19図は本発明の圧電振動子の
さらに他の実施例における振動変位の方向を示す図、第
20図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例におけ
る振動変位の方向を示す図である。
圧電振動子90は、第19図に示すように、圧電磁器9
2を備える。本実施例では圧電磁器92は立方体の形状
を有する。圧電磁器92の分極軸は、第19図の矢印◇
の示す方向である。圧電磁器92の互いに対向しかつ分
極軸に平行な1対の面には、それぞれ電極14.16か
設けられている。電極14の平面形状は電極16の平面
形状に等しくかつ圧電磁器92の中心位置に対して点対
称である。
2を備える。本実施例では圧電磁器92は立方体の形状
を有する。圧電磁器92の分極軸は、第19図の矢印◇
の示す方向である。圧電磁器92の互いに対向しかつ分
極軸に平行な1対の面には、それぞれ電極14.16か
設けられている。電極14の平面形状は電極16の平面
形状に等しくかつ圧電磁器92の中心位置に対して点対
称である。
圧電振動子90に低い共振周波数に等しい周波数の交流
信号を印加すると、圧電磁器92の各面には振動変位が
生じる。前記振動変位の方向は、矢印−で示され、第3
図に示す圧電振動子10の振動変位の方向と逆である。
信号を印加すると、圧電磁器92の各面には振動変位が
生じる。前記振動変位の方向は、矢印−で示され、第3
図に示す圧電振動子10の振動変位の方向と逆である。
圧電振動子94は、第20図に示すように、圧電磁器9
2の分極軸に直交する分極軸がある圧電磁器96を備え
る。分極軸の方向は本図に矢印ゆで示されている。圧電
振動子94に低い共振周波数に等しい周波数の交流信号
を印加すると、圧電磁器96の各面には振動変位が生じ
る。前記振動変位の方向は矢印→で示され、第3図に示
す圧電振動子10の振動変位の方向に一致する。
2の分極軸に直交する分極軸がある圧電磁器96を備え
る。分極軸の方向は本図に矢印ゆで示されている。圧電
振動子94に低い共振周波数に等しい周波数の交流信号
を印加すると、圧電磁器96の各面には振動変位が生じ
る。前記振動変位の方向は矢印→で示され、第3図に示
す圧電振動子10の振動変位の方向に一致する。
(発明の効果)
本発明によれば、前記圧電磁器の一方の端面に形成され
ている電極と他方の端面に形成されている電極とが互い
に前記分極軸に直交する仮想平面に対して非対称である
ことより、印加交流信号の電圧値および周波数を変える
ことによって前記圧電磁器の測面に生じる振動変位の大
きさおよび方向を変えることができる。
ている電極と他方の端面に形成されている電極とが互い
に前記分極軸に直交する仮想平面に対して非対称である
ことより、印加交流信号の電圧値および周波数を変える
ことによって前記圧電磁器の測面に生じる振動変位の大
きさおよび方向を変えることができる。
前記一方の端面の電極は、前記一方の端面の1つの端面
部分に位置し、前記他方の端面の電極は、前記一方の端
面の1つの端面部分に対向する前記他の端面の端面部分
に位置することより、前記−方の端面の電極と前記他方
の端面の電極との非対称性が強いから、前記圧電磁器の
側面に生じる振動変位は大きくなる。
部分に位置し、前記他方の端面の電極は、前記一方の端
面の1つの端面部分に対向する前記他の端面の端面部分
に位置することより、前記−方の端面の電極と前記他方
の端面の電極との非対称性が強いから、前記圧電磁器の
側面に生じる振動変位は大きくなる。
前記一方の端面の電極の平面形状と前記他方の端面の電
極の平面形状とが前記圧電磁器の分極軸の中心位置に対
して点対称であることより、前記一方の端面の電極と前
記他方の端面の電極との非対称性は増大するから、前記
圧電磁器の側面に生じる振動変位はより大きくなり、印
加交流信ぢの電圧値を低く抑えることができる。その結
果、印加交流信号の電圧による前記圧電磁器の温度上昇
を低く抑えることができ、温度上昇に起因する共振周波
数の変動を抑制することができる。
極の平面形状とが前記圧電磁器の分極軸の中心位置に対
して点対称であることより、前記一方の端面の電極と前
記他方の端面の電極との非対称性は増大するから、前記
圧電磁器の側面に生じる振動変位はより大きくなり、印
加交流信ぢの電圧値を低く抑えることができる。その結
果、印加交流信号の電圧による前記圧電磁器の温度上昇
を低く抑えることができ、温度上昇に起因する共振周波
数の変動を抑制することができる。
前記圧電磁器の形状比p(=W/L)が1.0に等しい
ことにより、前記圧電磁器の測面に生する振動変位の大
きさは大きくなる。
ことにより、前記圧電磁器の測面に生する振動変位の大
きさは大きくなる。
前記圧電磁器の形状比Pが1.0であり、そσ形状比q
(−J(/L)が0273にほぼ等しいことにより、前
記圧電磁器の側面に生じる振動変6の大きさはより大き
くなる。
(−J(/L)が0273にほぼ等しいことにより、前
記圧電磁器の側面に生じる振動変6の大きさはより大き
くなる。
前記被覆が前記圧電磁器の側面に形成されてりることよ
り、前記圧電磁器の放熱性が向上されZから熟に起因す
る共振周波数の変動を少なくすることかでき、また、耐
摩耗性が向上されるから、寿命を長くすることができる
。
り、前記圧電磁器の放熱性が向上されZから熟に起因す
る共振周波数の変動を少なくすることかでき、また、耐
摩耗性が向上されるから、寿命を長くすることができる
。
他の発明によれば、前記一方の端面の2つの電極の内の
いずれか1つを交流信号間に接続し、軍記1つの電極と
非対称となる前記他方の端面の1つの電極を接続するこ
とによって、電極の非対称性を導入することかできるか
ら、振動変位の大きさおよび方向を任意に制御すること
ができ、温度上昇に起因する圧電振動子の共振周波数の
変動を抑制することができる。
いずれか1つを交流信号間に接続し、軍記1つの電極と
非対称となる前記他方の端面の1つの電極を接続するこ
とによって、電極の非対称性を導入することかできるか
ら、振動変位の大きさおよび方向を任意に制御すること
ができ、温度上昇に起因する圧電振動子の共振周波数の
変動を抑制することができる。
さらに他の発明によれば、圧電磁器の分極軸に平行な1
つの面に設けられている電極と、前記■つの面に対向す
る面に設けられている電極とが互いに前記1つの面に平
行な仮想面に対して非対称であることにより、電極の非
対称性が導入されるから、前記圧電磁器の各面に生じる
振動変位の大きさおよび方向を印加交流信号の周波数お
よび電圧によって制御することができる。
つの面に設けられている電極と、前記■つの面に対向す
る面に設けられている電極とが互いに前記1つの面に平
行な仮想面に対して非対称であることにより、電極の非
対称性が導入されるから、前記圧電磁器の各面に生じる
振動変位の大きさおよび方向を印加交流信号の周波数お
よび電圧によって制御することができる。
第1図は本発明の圧電振動子の一実施例を示す斜視図、
第2図は第1図の圧電振動子のアドミッタンスの振幅お
よび位相の周波数特性を示す図、第3図は第1図の圧電
振動子の振動変位の方向を示す図、第4図は第1図の圧
電振動子の別の周波数での振動変位の方向を示す図、第
5図は振動子型アクチュエータを示す正面図、第6図は
第5図のA−A線に沿って得られた断面の部分拡大図、
第7図は第5図の振動子型アクチ、1エータに印加され
る交流信号の周波数と出力回転数との関係を示す図、第
8図は本発明の圧電振動子の他の実施例を示す斜視図、
第9図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示す
斜視図、第10図は圧電振動子の形状比(幅寸法/長さ
寸法)と共振周波数との関係を示す図、第11図は第1
0図の異なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを駆
動源として用いているときの振動子型アクチュエータの
出力回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、
第】2図は圧電振動子の形状比(高さ寸法/長さ寸法)
と共振周波数との関係を示す図、第1−3図は第12図
の異なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを駆動源
として用いているときの振動子型アクチュエータの出力
回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、第1
4図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示す斜
視図、第15図は対称な電極を備える圧電振動子を示す
斜視図、第16図は第1図の圧電振動子、第14図の圧
電振動子および第15図の圧電振動子のそれぞれを駆動
源として用いているときの振動子型アクチュエータの出
力回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、第
17図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示す
斜視図、第18図は本発明の圧電振動子のさらに池の実
施例を示す斜視図、第19図は本発明の圧電振動子のさ
らに他の実施例における振動変位の方向を示す図、第2
0図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例における
振動変位の方向を示す図である。 10.60 64,68,76.86.9094・・・
圧電振動子、12,62.66.92゜96・・・圧電
磁器、14,16,14,70,78゜80.82.8
4・・・電極、88・・・被覆。
第2図は第1図の圧電振動子のアドミッタンスの振幅お
よび位相の周波数特性を示す図、第3図は第1図の圧電
振動子の振動変位の方向を示す図、第4図は第1図の圧
電振動子の別の周波数での振動変位の方向を示す図、第
5図は振動子型アクチュエータを示す正面図、第6図は
第5図のA−A線に沿って得られた断面の部分拡大図、
第7図は第5図の振動子型アクチ、1エータに印加され
る交流信号の周波数と出力回転数との関係を示す図、第
8図は本発明の圧電振動子の他の実施例を示す斜視図、
第9図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示す
斜視図、第10図は圧電振動子の形状比(幅寸法/長さ
寸法)と共振周波数との関係を示す図、第11図は第1
0図の異なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを駆
動源として用いているときの振動子型アクチュエータの
出力回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、
第】2図は圧電振動子の形状比(高さ寸法/長さ寸法)
と共振周波数との関係を示す図、第1−3図は第12図
の異なる形状比を有する圧電振動子のそれぞれを駆動源
として用いているときの振動子型アクチュエータの出力
回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、第1
4図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示す斜
視図、第15図は対称な電極を備える圧電振動子を示す
斜視図、第16図は第1図の圧電振動子、第14図の圧
電振動子および第15図の圧電振動子のそれぞれを駆動
源として用いているときの振動子型アクチュエータの出
力回転数と印加交流信号の電圧値との関係を示す図、第
17図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例を示す
斜視図、第18図は本発明の圧電振動子のさらに池の実
施例を示す斜視図、第19図は本発明の圧電振動子のさ
らに他の実施例における振動変位の方向を示す図、第2
0図は本発明の圧電振動子のさらに他の実施例における
振動変位の方向を示す図である。 10.60 64,68,76.86.9094・・・
圧電振動子、12,62.66.92゜96・・・圧電
磁器、14,16,14,70,78゜80.82.8
4・・・電極、88・・・被覆。
Claims (8)
- (1)軸に垂直な平面に両端面がありかつ該軸に平行な
方向に分極軸がある角柱状の圧電磁器と、該圧電磁器の
両端面にそれぞれ形成されている電極とを備え、前記一
方の端面の電極と前記他方の端面の電極とは、互いに前
記分極軸に直交する仮想平面に対して非対称である圧電
振動子。 - (2)前記一方の端面の電極は該一方の端面を規定する
2つの部分端面の内の1つに位置し、前記他方の端面の
電極は前記一方の端面の他の部分端面に対向する該他方
の端面の部分端面に位置する請求項1に記載の圧電振動
子。 - (3)前記一方の端面に形成されている電極の平面形状
と、前記他方の端面に形成されている電極の平面形状と
は、前記圧電磁器の中心位置に対して点対称である請求
項2に記載の圧電振動子。 - (4)前記圧電磁器における端面をなす矩形の各辺の長
さLおよびWとするとき、前記長さLとWとが等しい請
求項1,2または3に記載の圧電振動子。 - (5)前記圧電磁器における両端面間の距離をHとする
とき、前記Hと前記Lとの比の値がほぼ0.73である
請求項4に記載の圧電振動子。 - (6)前記圧電磁器の側面の少なくとも一部分に被覆が
設けられ、前記被覆は前記圧電磁器の耐摩耗性より優れ
ている耐摩耗性および前記圧電磁器の熱伝導率より大き
い熱伝導率を有する材料からなる請求項1,2,3,4
または5に記載の圧電振動子。 - (7)軸に垂直な平面に両端面がありかつ該軸に平行な
方向に分極軸がある角柱状の圧電磁器と、それぞれが前
記圧電磁器の一方の端面に形成され、互いに絶縁されて
いる2つの電極と、それぞれが前記圧電磁器の他方の端
面に形成され、互いに絶縁されている2つの電極とを有
し、前記一方の端面の電極のそれぞれは、対応する前記
他方の端面の電極と前記分極軸に直交する仮想平面に対
して対称である圧電振動子。 - (8)軸に平行な分極軸がある直方体状の圧電磁器と、
該圧電磁器において互いに対向しかつ前記分極軸に平行
な1対の面にそれぞれ設けられている電極とを備え、前
記一方の面の電極と前記他方の面の電極とは前記一方の
面に平行な仮想平面に対して非対称である圧電振動子。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1320032A JPH03183375A (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 圧電振動子 |
EP19900309279 EP0415657A3 (en) | 1989-08-31 | 1990-08-23 | Vibrator-type actuator |
MYPI90001452A MY106454A (en) | 1989-08-31 | 1990-08-27 | Vibrator-type actuator. |
US07/573,720 US5121025A (en) | 1989-08-31 | 1990-08-28 | Vibrator-type actuator |
KR1019900013622A KR910004259A (ko) | 1989-08-31 | 1990-08-31 | 진동자형액추에이터 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1320032A JPH03183375A (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 圧電振動子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03183375A true JPH03183375A (ja) | 1991-08-09 |
Family
ID=18116988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1320032A Pending JPH03183375A (ja) | 1989-08-31 | 1989-12-08 | 圧電振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH03183375A (ja) |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1320032A patent/JPH03183375A/ja active Pending
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