JPH0318092Y2 - - Google Patents

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JPH0318092Y2
JPH0318092Y2 JP4086985U JP4086985U JPH0318092Y2 JP H0318092 Y2 JPH0318092 Y2 JP H0318092Y2 JP 4086985 U JP4086985 U JP 4086985U JP 4086985 U JP4086985 U JP 4086985U JP H0318092 Y2 JPH0318092 Y2 JP H0318092Y2
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JP
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strip
cutting
support roller
rotary blade
holding device
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JP4086985U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ストリツプの側縁部を切削除却する
エツジミラ−と組合わさつて設けられるストリツ
プの押さえ装置に関するもので、エツジミラ−の
回転刃によるストリツプの側縁部の切削加工時に
おけるストリツプ側縁部の座屈発生を防止するこ
とを目的としたものである。
〔従来の技術〕
従来、薄鋼板であるストリツプの耳切り方法と
しては、サイドトリマが用いられてきていたので
あるが、切屑の処理性向上、耳切り代の減少を目
的としてエツジミ−リングマシン、すなわちエツ
ジミラ−が使用されるようになつている。
エツジミラ−はフライス加工によりストリツプ
の耳切り加工を達成するものであるために、加工
力によつてストリツプが妄りに変位したりしない
ように、このエツジミラ−の回転刃の直近でスト
リツプを支える必要があり、このストリツプを支
える手段として、従来からサポ−トロ−ラにより
構成された押さえ装置が利用されていた。
このサポ−トロ−ラにより構成された押さえ装
置は、第6図に示す如く、回転刃17で切削され
るストリツプSの側縁部の側近を複数のサポ−ト
ロ−ラ4′によつて挾持保持する構成となつてお
り、各サポートローラ4はそれ自身回転自在であ
るがストリツプSの移動方向に沿つての移動変位
は不能に組付けられていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
所が、回転刃17によるストリツプSの切削長
lは、この回転刃17によるストリツプSに対す
る切込み代tによつて変化するものであり、回転
刃17によるストリツプSに対する切込み開始点
Aの位置は、ストリツプSの移動方向に沿つて、
切込み代tが大きく時には上流側に、そして切込
み代tが小さい時には下流側にそれぞれ移動す
る。
このように切込み開始点Aの位置が切込み代t
の変化に従つて変位するのに対して、サポ−トロ
−ラ4′は変位しないので、切込み代tの値によ
つてはサポ−トロ−ラ4′と切込み開始点Aとの
位置関係が、第7図に示すように、ストリツプS
の移動方向に沿つてずれてしまうことが生じる。
また、回転刃17の一つの刃がストリツプSを
切り込む量を切粉厚さBと言い、この回転刃17
の一つの刃が切り取るストリツプS部分の形態は
第8図に斜線で示した如き形状となる。
一般に、切削力はこの切粉厚さBに従つて大き
くなると共に、切込み開始点Aで最も大きく作用
するものとなつているので、切削力のストリツプ
Sの幅方向に作用する分力Fyも、第8図に示す
如く、この切込み開始点Aで最大となる。
すなわち、切込み代tの変化によつて切込み開
始点AがストリツプSの走行方向に沿つて変位す
るのに対して、サポ−トロ−ラ4′は全く変位し
ないものとなつているので、切込み代tが変化し
た場合、第7図に示す如く、切込み開始点Aとサ
ポ−トロ−ラ4′との位置関係がストリツプSの
幅方向に沿つて対向位置しないことになり、これ
がためストリツプSに作用する切削力を、このサ
ポ−トロ−ラ4′が有効に支えることができない
ことになり、もつて回転刃17からストリツプS
に作用する切削力によつて、ストリツプSの側縁
部に座屈等の不正変形が発生する問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した従来例における問題点を解
消すべく考案されたもので、複数個設けられたサ
ポ−トロ−ラ内の、少なくとも切込み開始点に最
も接近して位置しているものを、ストリツプSの
走行方向に沿つて移動変位させることができるよ
うに構成したものである。
以下、本考案装置を、本考案装置の一実施例を
示す図面を参照しながら説明する。
本考案によるストリツプの押さえ装置1は、ス
トリツプの側縁部を切削除去するエツジミラ−の
回転刃17に接近して配置されたストリツプの押
さえ装置であつて、前記回転刃17によるストリ
ツプS側縁部に対する切込み開始点Aに最も接近
位置すべく配置されたサポ−トロ−ラ4の設置位
置を、ストリツプSの移動方向に沿つて変位可能
に組付け構成したものである。
すなわち、ストリツプSを上下から対となつて
挟持保持する多数のサポ−トロ−ラ4の内、少な
くとも回転刃17によるストリツプSに対する切
込み開始点Aに最も接近位置しているサポ−トロ
−ラ4を、切込み代tの変化に従つた切込み開始
点Aの変位に追従できるように、切込み開始点A
の変位方向であるストリツプSの走行移動方向に
沿つて変位可能に組付け構成したのである。
〔作用〕
このように、本考案によるストリツプの押さえ
装置は、切込み開始点Aに最も接近位置している
サポ−トロ−ラ4の位置を、ストリツプSの走行
移動方向に沿つて変位可能に組付けて構成されて
いるので、切込み代tの変化によつて切込み開始
点Aが変位した際には、この切込み開始点Aに最
も接近位置しているサポ−トロ−ラ4を前記した
切込み開始点Aの移動変位方向であるストリツプ
Sの走行移動方向に沿つて変位させ、もつて移動
変位した切込み開始点Aに対して、サポ−トロ−
ラ4を、第3図に示す如く、ストリツプSの幅方
向に関して対向位置させることができる。
〔実施例〕
図示実施例の場合、第4図および第5図から明
らかな如く、上下一対のサポ−トロ−ラ4,4だ
けがストリツプSの走行方向に沿つて変位可能に
構成されている。
この図示実施例の押さえ装置1は、上側部分2
と下側部分3とから構成されていて、両部分2,
3共に同一構造となつている。
すなわち、サポ−トロ−ラ4はフレ−ム13に
軸受10を介して回転自在に取付けられており、
軸受10はフレ−ム13に対してストリツプSの
走行方向に沿つて摺動移動可能に組付けられてい
る。
この軸受10内にはナツト11が取付けられて
いるが、このナツト11には、両端を軸受12,
12で保持されてそ軸心を前記軸受10の摺動移
動方向に沿つて位置させたねじ軸9が前記軸受1
0を突き抜けた状態で螺合組付けされている。
このねじ軸4の一方の軸受12を突き抜けた一
端には、従動歯車8が固定されており、この従動
歯車8に前記フレ−ム13に組付け固定されたモ
−タ6のモ−タ歯車7が噛み合つて、前記モ−タ
6の駆動によりねじ軸9が所望の方向に回転駆動
されるようになつている。
両部分2,3は上記した如き同一の構成となつ
ているのであるが、本体フレ−ム14に対する取
付け構成だけが異なつている。
すなわち、上側部分2はガイド16による本体
フレ−ム14に対して一定の姿勢を保持したま
ま、油圧シリンダ15を介して昇降変位自在に組
付けられているのに対して、下側部分3はフレ−
ム13を直接本体フレ−ム14に固定して組付け
られている。
フレ−ム13に回転自在ではあるが変位不能に
組付けられた補助サポ−トロ−ラ5は、必ずしも
設けなければならないと云うものではないが、押
さえ装置1によるストリツプSに対するより安定
した挟持作用を得るには設ける方が望ましい。
これは、油圧シリンダ15の設置位置が不動で
あるのに対して、サポ−トロ−ラ4が変位するも
のであるために、このサポ−トロ−ラ4の変位位
置によつては油圧シリンダ15からの押圧力がサ
ポ−トロ−ラ4を介してストリツプSに有効に作
用しない場合が生じるからである。
なお、図示実施例の場合、サポ−トロ−ラ4だ
けが変位移動するように構成したが、両部分2,
3全体が変位移動するように構成しても良いこと
は云うまでもない。
ただし、部分2,3全体が変位移動するように
構成する場合には、上側部分2は油圧シリンダ1
5も含めて変位移動できる構成とする必要があ
る。
この第4図および第5図に示した実施構成例の
制御は、例えば第1図および第2図に示す如く、
ラインコンピユ−タ19からストリツプSに関す
るデ−タ(板幅、板厚、目標幅、etc)を制御装
置20に送り、この送り込まれたデ−タに従つて
制御装置20は、切込み設定モ−タ18の回転角
(切込み量に相当する)を設定すると共に、切削
長を演算してモ−タ6の回転角(移動量)を設定
し、もつて切込み開始点Aにサポ−トロ−ラ4を
対向位置させるのである。
〔考案の効果〕
本考案によるストリツプの押さえ装置は前記し
た如き構成となつているので、回転刃によるスト
リツプの切込み代が変化して切込み開始点が変位
しても、この切込み開始点の変位に従つてサポ−
トロ−ラの位置を追従変位させて新たな切込み開
始点に対応位置させることができるので、常にサ
ポ−トロ−ラによるストリツプの保持が強力にか
つ良好に達成することができることになり、もつ
て回転刃により切削加工されるストリツプの側縁
部に座屈等の不正変形の発生を防止することがで
き、またサポ−トロ−ラによるストリツプの保持
が安定しているので良好なかつ効率の良いストリ
ツプの切削作業を達成することができる等多くの
優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による押さえ装置の制御構成
の一例を示す平面図である。 第2図は、第1図に示した制御構成例の側面図
である。 第3図は、本考案装置の基本動作を示す説明図
である。 第4図および第5図は、本考案装置の一実施例
の構成を示すもので、第4図は正面図、第5図は
上側部だけを示した側面図である。 第6図は従来例を示す平面図である。 第7図は、従来例における問題点の説明に供す
る説明図である。 第8図は、回転刃によるストリツプの切削加工
時における力の作用状態の説明に供する図面であ
る。 符号の説明 1;押さえ装置、2;上側部分、3;下側部
分、4;サポ−トロ−ラ、5;補助サポ−トロ−
ラ、6;モ−タ、9;ねじ軸、10;軸受、1
1;ナツト、12;軸受、13;フレ−ム、1
4;本体フレ−ム、15;油圧シリンダ、17;
回転刃、18;切込み設定モ−タ、19;ライン
コンピユ−タ、20;制御装置、S;ストリツ
プ、t;切込み代、A;切込み開始点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ストリツプの側縁部を切削除去するエツジミラ−
    の回転刃に接近して配置されたストリツプの押さ
    え装置であつて、前記回転刃によるストリツプ側
    縁部に対する切込み開始点に最も接近位置すべく
    配置されたサポ−トロ−ラの設置位置を、前記ス
    トリツプの移動方向に沿つて変位可能にして成る
    ストリツプの押さえ装置。
JP4086985U 1985-03-20 1985-03-20 Expired JPH0318092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4086985U JPH0318092Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4086985U JPH0318092Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61159116U JPS61159116U (ja) 1986-10-02
JPH0318092Y2 true JPH0318092Y2 (ja) 1991-04-17

Family

ID=30550164

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4086985U Expired JPH0318092Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JPS61159116U (ja) 1986-10-02

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