JPH03180855A - 電子写真用乾式トナー及びその製造法 - Google Patents

電子写真用乾式トナー及びその製造法

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JPH03180855A
JPH03180855A JP1318805A JP31880589A JPH03180855A JP H03180855 A JPH03180855 A JP H03180855A JP 1318805 A JP1318805 A JP 1318805A JP 31880589 A JP31880589 A JP 31880589A JP H03180855 A JPH03180855 A JP H03180855A
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Shigeo Matsuyama
松山 重雄
Akihiro Sano
昭洋 佐野
Shigeru Ebioka
海老岡 茂
Hidemitsu Kuwabara
桑原 秀光
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真法、静電印刷法、静電記録法等におい
て形成される静電荷像を現像するためのトナー、特に加
熱ローラ一定着型の乾式トナーに関する。
〔従来の技術〕
従来のトナーの代表的な製造方法は、熱可型性樹脂、着
色剤、電荷制御剤、その他の添加剤を所定の割合にトラ
イブレンドし、この混合物をエクストルーダー ロール
ミル等を用いて溶融混練し、得られた塊状体をジェット
ミル等の機械的粉砕手段により粉砕して所要の粒径の粒
子に分級し、これにより例えば平均粒径lO〜20μm
のトナーを製造していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来の技術によれば、溶融混練−粉砕−分
級等の複雑な工程を要し製造歩留りが悪く、生産コスト
が高くなる。さらに、トナーの小粒径化例えば平均粒径
5〜8μmで、しかも粒子径分布が狭く、帯電量分布の
シャープなものを製造するには技術的に困難であり、経
済的にも不利である。
また(1)高価な電荷制御剤を樹脂に対して2〜10重
量%も配合しなければならず、コスト高となる。しかも
、電荷制御剤が多量に樹脂の内部に配合されている割に
は電荷制御の効果が充分に得られない。(2)オフセッ
ト防止剤も樹脂に対して3〜10重量%配合しているが
、トナーを構成するメイン樹脂との相溶性が悪く、これ
によってトナー表面の摩擦帯電性の均一性を欠き、また
、多量に配合する割にはオフセット防止の効果が出難い
等の問題を有していた。
これらの問題を解決するために、乳化重合、分散重合、
膨張重合、懸濁重合法等により無色の比較的粒子径の揃
った母粒子を作製し、これにカーボンブラック等の着色
剤、電荷制御剤等を母粒子表面に機械的及び熱的な手段
により固着させてトナー化することも考えられる。この
方法は、前記の従来法より工程数が少なく、生産コスト
の低減及び高画質のものが期待できる等の利点が考えら
れる反面、所望の画像濃度を得るために必要な量のカー
ボンブラック等の電気抵抗の低い着色剤を使用した場合
、過剰なカーボンブラックが表面に露出することがあり
、トナーの表面抵抗が低くなり過ぎるため、帯電性が不
良となり画像上のカブリ、トナー飛散等の問題が生じる
一方、トナーの帯電性を保持するために、カーボンブラ
ックの配合量を減量すると定着後の画像濃度が薄くなり
不鮮明となるという問題がある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は、帯電性を付与した樹脂からなる小母粒子の表
面に着色剤を付着埋設させ(以下複合粒子と呼ぶ〉、結
着樹脂の大母粒子の表面に該複合粒子を、又は該複合粒
子及びオフセット防止剤を固着させた電子写真用乾式ト
ナーである。
本発明は、帯電性を付与した樹脂からなる小母粒子の表
面に着色剤を付着埋設させた複合粒子を生成する第1工
程と、結着樹脂の大母粒子表面に該複合粒子を、又は複
合粒子及びオフセット防止剤を°固着させた第2工程と
からなり、前記各工程において、粒子間に機械的な圧縮
力及び摩擦力を付与することを特徴とする電子写真用乾
式トナーの製造%法である。
本発明を構成する結着樹脂としての大母粒子は、−膜内
に電子写真用乾式トナーに使用される樹脂が適用でき、
例えばスチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、フェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等が挙げられ
る。本発明の大母粒子はこれらの樹脂の単量体を乳化重
合、分散重合、膨張重合、懸濁重合法等で重合して得ら
れる例えば平均粒径3〜50μm好ましくは5〜15μ
mのパール状粒子をそのまま適用するか、あるいはバル
ク重合、溶液重合、懸濁重合法などで製造した樹脂を機
械的に粉砕、分級して例えば平均粒径1〜50μm好ま
しくは5〜15μmとした不定形粒子が用いられる。
また、小母粒子用の樹脂は、スチレン−アクリル酸エス
テル樹脂、ポリメチルメタアクリレート、エポキシ樹脂
、ポリエステル樹脂、ナイロン、シリコーン樹脂、フッ
ソ樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂
、フェノール樹脂などの樹脂自体に種々な極性基、例え
ば負極性の帯電にはスルホン基、カルボキシル基など、
正極性の帯電にはアミン基、アミド基などを導入して所
望する帯電機能を付与した平均粒径 0.05〜2μm
主として球状の微小粒子が用いられる。
着色剤としては、一般的に電子写真用乾式トナーに使用
される着色剤が適用でき、例えばカーボンブラック、モ
ノアゾ系赤色顔料、フタロシアニン系シアン顔料、ジス
アゾ系イエロー顔料、キナクリドン系マゼンタ顔料、ア
ントラキノン染料などが挙げられる。
本発明のトナーは、大母粒子の表面に下記に述べるオフ
セット防止剤を複合粒子と共存させて固着させたもので
ある。
オフセット防止剤としては、重量平均分子量が約100
0〜45000のポリオレフィン、特に重量平均分子量
が約2000〜6000程度のポリオレフィンが好適で
ある。また、これらポリオレフィンはその軟化点が10
0〜180℃、特に130〜160℃のものが好ましい
ポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブチレンなどが挙げられ、特にポリプロピレン
が好ましい。
以上のポリオレフィンの外、本発明においてオフセット
防止剤として有効に用いられるものとしては、脂肪酸金
属塩類例えばステアリン酸の亜鉛塩、バリウム塩、鉛塩
、コバルト塩、カルシウム塩及びマグネシウム塩、鉄塩
並びにパルミチン酸の亜鉛塩、コバルト塩、マグネシウ
ム塩等炭素電子数が17以上の高級脂肪酸類、同じく高
級アルコール類、多価アルコールのエステル類、天然或
は台底のパラフィン類、脂肪酸エステル類もしくはその
部分けん化物類、エチレンビスステアロイルアミドなど
のアルキレンビス脂肪酸アミド類、その他の化合物を挙
げることができる。これらの化合物はその2種以上のも
のを適宜組み合わせて用いてもよい。
以下図面により説明すると、第1図(イ)に示すように
、第1工程において帯電性を付与した樹脂からなる小母
粒子■の表面に着色剤2を付着埋設させ複合粒子3を得
る。このためには小母粒子1の75重量部に対して着色
剤2が10〜50重量部好ましくは20〜30重量部と
なるよう、混合機例えばヘンシェルミキサーで混合し、
着色剤2を小母粒子1の表面に分散付着させる。次いで
この混合物を表面改質機(奈良機械製作所製ナラハイプ
リダーゼ−ジョンシステム、ホソカワミクロン社製のメ
カノフュージョンシステム、日本ニューマチック社のサ
ーフェーシングシステム)等に適用し、混合物中の両粒
子に対して機械的な衝撃力、圧縮力、摩擦力などによっ
て小母粒子2に着色剤1を付着埋設させ複合粒子3を得
る。
次いで第1図(ロ)において第1図(イ)の場合と同様
の表面改質機を用い、大母粒子4の表面に、複合粒子3
を固着させ本発明のトナー5を得る。具体的には大母粒
子4を80重量部に対し複合粒子5〜50重量部特に1
0〜30重量部を配合することが好ましい。
次に本発明の好ましい実施態様においては、第二工程中
に帯電性を付与した単体状の小母粒子を配合した電子写
真用トナーの例は次のとおりである。すなわち第2図(
イ)に示すように、表面改質処理の第一工程において、
帯電性を付与した小母粒子10表面に着色剤2を付着埋
設させ複合粒子3を得る。一般的には小母粒子60重量
部に対して、着色剤が10〜70重量部、好ましくは3
0〜50重量部となるようヘンシェルミキサーに代表さ
れる混合機によって混合し着色剤を小母粒子の表面に分
散付着させる。
次に、この混合粉体を粉体の表面改質機(奈良機械製作
所のナラハイブリダイゼーションシステム、ホソカワミ
クロン社製のメカノフユージョンシステム、日本ニュー
マチック社のサーフェーシングシステム)等に適用し、
混在する両粒子に対して機械的な衝撃力、圧縮力、摩擦
力などによって小母粒子と着色剤の接触点あるいは接触
面が化学的に活性化する化学反応や発生熱による融着あ
るいは単なる熱風による融着などによって固着させ複合
粒子3を生成する。
次に、第2図(ロ)に示すように、表面改質処理の第二
工程において、結着樹脂の大母粒子4の表面に、第一工
程で生成された複合粒子3に帯電性を付与した樹脂の小
母粒子1を単体状にて共存させて固着させ本発明のトナ
ー5を得るか、又は複合粒子、オフセット防止剤及び樹
脂の小母粒子(単体状〉の3者を共存させて固着する。
例えば大母粒子80重量部に対して、複合粒子を1〜5
0重量部、好ましくは5〜25重量部と小母粒子を1〜
30重量部、好ましくは5〜20重量部を混合し、第一
工程と同様に処理する。
次に、本発明を実施例によって説明する。実施例中の部
とは重量部を示す。
実施例1 表面改質処理の第1工程において小母粒子としての負帯
電性ポリメチルメタクリレート(綜研化学社製MP−1
000平均粒径0.4μm)75部及び着色剤としての
カーボンブラック(三菱化成社製MA−100)  2
5部をナラハイブリダイゼーションシステム(奈良機械
製作新製NH3−1)の0Mダイザ−で150 Orp
mにて5分間の混合攪拌をし、小母粒子表面にカーボン
ブラックを充分に分散付着させる。その後バイプリダイ
ザ−で640 Orpmにて3分間の表面改質処理を施
し、小母粒子表面にカーボンブラックを付着埋設させた
負極性の帯電性の複合粒子を得た。
次に、第2工程においてポリスチレン重分散大母粒子(
日本合成ゴム社製32460(A)−〇55μm)80
部、第1工程で作成した複合粒子20部及びポリプロピ
レン微粉末(Micropro 400、Micro 
Powders社製)1部からなる混合物を第1工程と
同じ処理手順により、混合攪拌した。ポリスチレン重分
散大母粒子表面に複合粒子及びポリプロピレン微粉末を
表面改質機を用いて固着させ゛、平均粒径5.6μmの
負極性の帯電性の黒トナーを得た。
このトナー4重量部をフェライトキャリア(DFC−1
50、同和鉄粉社製)100重量部と混合して、ブロー
オフ粉体帯電量測定装置く東芝ケミカル社製〉により帯
電量(以下ブローオフ帯電量という)を測定したところ
一23μc/gの帯電量を得た。
この現像剤をSe感光体を有する市販の複写機(Z−1
33、三洋電機社製)に適用してコピーしたところ、マ
クベス反射濃度が1.35であって、カブリ及びオフセ
ットがなく、解調性及び解像力に優れた鮮明な画像が得
られた。また、トナーの飛散もなく良好であった。
実施例2 実施例1に記載した負極性の複合粒子を用いて表面改質
処理の第2工程において、PMMA単分散大分散大母日
本合成ゴム社製S 2460(B)−〇55μm)80
部、複合粒子(実施例1で作製した負極性の複合粒子)
20R及びポリプロピレン微粉末(Micropro 
400、旧cro Powders社製)19からなる
混合物に対して、実施例1と同じ処理手順を施こし、P
MMA単分散大分散大母粒子表面粒子とポリプロピレン
微粉末を固着させた本発明の平均粒径5.5μmの負極
性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をフェライトキャリア(DFC−1
50、同和鉄粉社製)100重量部と混合して、ブロー
オフ帯電量を測定したところ一25μc/gの帯電量を
得た。
この現像剤をSe感光体を有する市販の複写機(Z−1
33、三洋電機社製)に適用してコピーしたところ、マ
クベス反射濃度が1.33であった。複写画像は、解調
性および解像力に優れた鮮明なものであった。また、カ
ブリ・オフセット・トナーの飛散もなく良好であった。
実施例3 スチレン−2−エチルへキシルアクリレート共重合体樹
脂100部をヘンシェルミキサーで10分間攪拌後、エ
クストルーダーで溶融混練押出した後、ハンマーミル、
ジェットミルで微粉砕を行い、気流分級して平均粒径8
μmに分級して無色不定形大母粒子を得た。
実施例1に記載した負極性の複合粒子を用いて表面改質
処理の第2工程において、無色不定形の大母粒子である
スチレン−2−エチルへキシルアクリレート共重合体樹
脂(三洋化或社製ハイマーTB−1000)80部、複
合粒子(実施例1で作製した負極性の複合粒子)20部
及びポリプロピレン微粉末(Micropro 400
、Micro Powders社製)1部からなる混合
物に対して、実施例1と同じ処理手順を施こすことによ
り平均粒径8.5μmの負極性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をノンコートフェライトキャリア(
KBN−100、日立金属社!ml!>100重量部と
混合して、ブローオフ帯電量を測定したところ一19μ
c/gの帯電量を得た。
この現像剤をSe感光体を有する複写機(レオドライ4
121、東芝社製)に適用してコピーしたところ、マク
ベス反射濃度が1.30であって、カブリ、オフセット
及びトナーの飛散がなく、解像力の優れた鮮明な画像が
得られた。
実施例4 表面改質処理の第1工程において、小母粒子としての正
帯電性ポリメチルメタクリレート(綜研化学社製MP−
2701平均粒径0.4μm>75部、カーボンブラッ
ク(三菱化成社製#40)25部からなる混合物に対し
て、実施例1と同じ手順を施こし正極性の複合粒子を得
た。
表面改質処理の第2工程において、無色不定形の大母粒
子(実施例3で作製された大母粒子)80部、複合粒子
(第1工程で作製した正極性の複合粒子)20部及びポ
リプロピレン微粉末(Micropro 400X M
icro Powders社製)1部からなる混合物に
対して実施例1と同じ処理手順を施し平均粒径8.3μ
mの正極性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をノンコートフェライトキャリア(
KBN−100、日立金属社製)100重量部と混合し
て、ブローオフ帯電量を測定したところ、+15μc/
gの帯電量を得た。
この現像剤をOPC感光体を有する複写機に適用してコ
ピーしたところ、マクベス反射濃度が1.36であって
、カブリ、オフセット、トナー飛散がなく、解調性およ
び解像力の優れた鮮明な画像が得られた。
比較例1 実施例1に記載したポリスチレン車酔散大母粒子をベー
スに比較用トナーを作製した。
具体的には、実施例■に記載した本発明の負極性黒トナ
ーと大母粒子、小母粒子、カーボンブラックの配合比が
同じになるように、すなわちポリスチレン単分散の大母
粒子(日本合成ゴム社製S 2460(ロ)−055μ
m ) 80部、小母粒子(綜研化学社製MP−100
0平均粒径0.4μm)15部、カーボンブラック(三
菱化成社製MA−100) 5部及びポリプロピレン微
粉末(Micropr。
400 、Micro Powders社製)1部から
なる混合物を、同時に0Mダイザ−で1500 rpr
nにて5分間の混合攪拌し、大母粒子表面に小母粒子、
カーボンブラック、ポリプロピレン微粉末を充分に分散
付着させる。その後ハイブリダイザ−で640 Orp
mにて3分間の表面改質処理を施し、ポリスチレン単分
散大間粒子表面に小母粒子、カーボンブラック、ポリプ
ロピレン微粉末を固着させた比較用の平均粒径5.4μ
mの負極性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をフェライトキャリア(DFC−1
50、同和鉄粉社製)100重量部と混合して、ブロー
オフ帯電量を測定したところ一12μc/gの帯電量を
得た。
この現像剤を5eJi光体を有する市販複写機(Z−1
33、三洋電機社製)に適用してコピーしたところ、マ
クベス反射濃度が0.99であった。
しかも、非画像部へのカブリが多く、不鮮明な画像であ
った。また、現像機からのトナー飛散があった。
比較例2 比較例1に記載した材料を同じ配合比で、まずポリスチ
レン単分散大分粒子とカーボンブラックを、0Mダイザ
−で150Orpmにて5分間混合攪拌し、大母粒子表
面にカーボンブラックを充分付着させた後、ハイブリダ
イザ−で640 Orpmにて3分間の表面改質処理を
施し、大母粒子表面にカーボンブラックを固着させた第
1粒子を作製する。次に、この第1、粒子表面に小母粒
子とポリプロピレン微粉末を、第1粒子を作製した時と
同じ処理手順を施し、比較用の平均粒径5.5μm・の
負極性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をフェライトキャリア(DFC−1
50、同和鉄粉社製)100!量部と混合して、ブロー
オフ帯電量を測定したところ一25μc/gの帯電量を
得た。
この現像剤をSe感光体を有する市販複写機(Z−13
3、三洋電機社rM)に適用してコピーしたところ、マ
クベス反射濃度が0.92であって、階調性及び解像力
が悪く不鮮明な画像であった。
比較例3 比較例1に記載した材料のうち小母粒子をPMMA (
MP−2701綜研化学社製、平均粒径0.4μm)に
変えた以外は、比較例1と全く同じ処理手順で作製した
比較用の平均粒径5.2μmの正極性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をノンコートフェライトキャリア(
KBN−100、日立金属社製〉100重量部と混合し
て、ブローオフ帯電量を測定したところ、+11μc/
gの帯電量を得た。
この現像剤を○PC感光体を有する複写機に適用してコ
ピーしたところ、マクベス反射濃度が0.93であった
。しかもカブリが多く不鮮明な画像であった。
実施例5 表面改質処理の第一工程において、帯電性を付与した樹
脂からなる小母粒子(PMMA)(綜研化学社製MP−
10ロO平均粒径0.4μm>60部、カーボンブラッ
ク(三菱化成社製MA−100)40部をナラハイブリ
ダイゼーションシステム(奈良機械製作新製NH3−1
)の0Mダイザ−で150 Orpmにて5分間の混合
攪拌をし、小母粒子表面にカーボンブラックを充分に分
散付着させる。その後バイプリダイザ−で640Q r
pmにて3分間の表面改質処理を施し、小母粒子表面に
カーボンブラックを付着埋設させた負極性の複合粒子を
得た。
次に、第二工程においてポリスチレン単分散大分粒子(
日本合成ゴム社製82460(A)−〇55μm)80
部、複合粒子(第一工程で作製した負極性の複合粒子)
12.5部、樹脂小母粒子(PMMA)(綜研化学社製
MP−1000平均粒径0.4μm ) 7.5部及び
ポリプロピレン微粉末(Micropro 400. 
Micro Powders社製)1部からなる混合物
を第一工程と同じ処理手順により、ポリスチレン車酔散
大母粒子表面に小母粒子とカーボンブラックとからなる
複合粒子、小母粒子単体及びポリプロピレン微粉末を固
着させた平均粒径5,5μmの負極性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をフェライトキャリア(DFC−1
50、同和鉄粉社製)100重量部と混合することによ
り、ブローオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル社製
)により帯電量を測定したところ、−24,4μc/g
の帯電量を得た。
この現像剤をSeg光体を有する市販の複写機(Z−1
33、三洋電機社製)に適用してコピーしたところ、マ
クベス反射濃度が1.43であって、オフセットがなく
、解調性及び解像力に優れた鮮明な画像が得られた。ま
た、トナーの飛散、カブリもなく良好であった。
本発明トナーをSEM写真で観察したところ、複合粒子
の固着がより強固になっていることが確認でき、このた
めにトナー飛散、カブリの発生が押さえられたためと思
われる。
実施例6 実施例5に記載した負極性の複合粒子を用いて表面改質
処理の第二工程においてPMMA単分散大分粒子(日本
合成ゴム社製52460(B)−055μm)80部、
複合粒子(実施例1で作製した負極性の複合粒子)12
.5部、小母粒子(PMMA)(練和化学社製MP−1
000平均粒径0.4μm)7.5部及びポリプロピレ
ン微粉末(Micropro 400、Micro P
owders社製)1部からなる混合物を、実施例5と
同じ処理手順により、PMMA単分散大分散大母粒子表
面粒子とポリプロピレン微粉末を固着させた本発明の平
均粒径5.4μmの負極性黒トナーを得たこのトナー4
重量部をフェライトキャリア(DFC−150、同和鉄
粉社製)■00重量部と混合して、ブローオフ帯電量を
測定したところ−26,3μc/gの帯電量を得た。
この現像剤をSe感光体を有する市販の複写機(Z−1
33、三洋電機社製)に適用してコピーしたところ、マ
クベス反射濃度が1.40であった。転写画像は、解調
性および解像力に優れた鮮明なものである。また、カブ
リ・オフセット・トナーの飛散もなく良好であった。
SEM写真観察によると、複合粒子の固着性は良好であ
った。
実施例7 スチレンー2−エチルへキシルアクリレート共重合体樹
脂1(10部をヘンシェルミキサーで10分間攪拌後、
エクストルーダーで溶融混練押出した後、ハンマーミル
、ジェットミルで微粉砕を行い、気流分級して平均粒径
8μmに分級して無色不定形大母粒子を得た。
実施例5に記載した負極性の複合粒子を用いて、表面改
質処理の第二工程において、無色不定形大母粒子(スチ
レン−2−エチルへキシルアクリレ−))80部、複合
粒子(実施例5で作製した負極性の複合粒子)12.5
部、小母粒子(PMMA)(練和化学社製MP−100
0平均粒径0.4μm)7.5部、ポリプロピレン微粉
末(Micropro 400、旧cro Powde
rs社*)1部からなる混合物を実施例5と同じ処理手
順で作製した本発明の平均粒径8.9μmの負極性黒ト
ナーを得た。
このトナー4重量部をノンコートフェライトキャリア(
KBN−100、日立金属社製)100重量部と混合し
て、ブローオフ帯電量を測定することにより、−20,
5μc/gの帯電量を得た。
この現像剤をSe感光体を有する複写機〈レオドライ4
121、東芝社製)に適用してコピーしたところ、マク
ベス反射濃度が1.30であって、カブリ、オフセット
およびトナーの飛散がなく、解像力の優れた鮮明な画像
が得られた。
複合粒子の固着性は良好であった。
実施例8 表面改質処理の第一工程において、小母粒子(PMMA
)(練和化学社製MP−2701平均粒径0.4μm)
60部及びカーボンブラック(三菱化成社製#40) 
40部からなる混合物を、実施例5と同じ処理手順で作
製した正極性複合粒子を得た。
表面改質処理の第二工程において、無色不定形大母粒子
(実施例3で作製された大母粒子)80部、複合粒子(
第一工程で作製した正極性複合粒子)12.5部、小母
粒子(PMMA)(練和化学社製MP−2701平均粒
径0.4μm)7.5部、及びポリプロピレン微粉末(
Micropr。
400 、Micro Powders社製)1部から
なる混合物を実施例5と同じ処理手順で作製した本発明
の平均粒径8.8μmの正極性黒トナーを得た。
このトナー4重量部をノンコートフェライトキャリア(
KBN−100、日立金属社製)100重量部と混合し
て、ブローオフ帯電量を測定することにより、+ 17
.1μc/gの帯電量を得た。
この現像剤を○PC感光体を有する複写機に適用してコ
ピーしたところ、マクベス反射濃度が1.39であって
、カブリ、オフセット、トナーの飛散がなく、階調性お
よび解像力に優れた鮮明画像が得られた。複合粒子の固
着性は良好であった。
〔発明の効果〕
本発明によって得られるトナーは、カブリもトナー飛散
もなく、適度な濃度をもった階調性および解像力に優れ
た鮮明な画像が得られる。
また、オフセット防止剤の使用が少なくても、オフセッ
トが生じないという効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本発明の第一工程における帯電性を付与
した樹脂からなる小母粒子と着色剤とからなる複合粒子
を示す説明図、第1図(0)は本発明の第二工程におけ
る結着樹脂の大母粒子と第一工程で作製された複合粒子
とからなる関係を示す説明図、第2図(イ)は、本発明
の第一工程における小母粒子と着色剤とからなる複合粒
子を示す説明図、第2図(ロ)は本発明の第二工程にお
ける結着樹脂の大母粒子と第一工程で作製された複合粒
子及び小母粒子単体とからなる関係を示す説明図である
。 1:帯電性を付与した樹脂からなる小母粒子、2 : 着色剤、 3 : 複合粒子、 4 : 結着樹脂の大母粒子、 5 : 本発明のトナー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、帯電性を付与した樹脂からなる小母粒子の表面に着
    色剤を付着埋設させ(以下複合粒子と呼ぶ)、結着樹脂
    の大母粒子の表面に該複合粒子を固着させた電子写真用
    乾式トナー。 2、帯電性を付与した樹脂からなる小母粒子の表面に着
    色剤を付着埋設させ(以下複合粒子と呼ぶ)、結着樹脂
    の大母粒子の表面に該複合粒子及びオフセット防止剤を
    固着させた電子写真用乾式トナー。 3、結着樹脂の表面に帯電性を付与した樹脂からなる小
    母粒子を単体状に共存させて固着させたことを特徴とす
    る第1又は第2請求項に記載の電子写真用トナー。 4、帯電性を付与した樹脂からなる小母粒子の表面に着
    色剤を付着埋設させた複合粒子を生成する第1工程と、
    結着樹脂の大母粒子の表面に該複合粒子を固着させた第
    2工程とからなり、前記各工程において粒子間に、機械
    的な圧縮力及び摩擦力を付与することを特徴とする電子
    写真用乾式トナーの製造法。 5、帯電性を付与した樹脂からなる小母粒子の表面に着
    色剤を付着埋設させた複合粒子を生成する第1工程と、
    結着樹脂の大母粒子の表面に該複合粒子及びオフセット
    防止剤を固着させた第2工程とからなり、前記各工程に
    おいて粒子間に、機械的な圧縮力及び摩擦力を付与する
    ことを特徴とする電子写真用乾式トナーの製造法。 6、第二工程中において結着樹脂の大母粒子の表面に帯
    電性を付与した樹脂小母粒子単体状に共存させて固着す
    ることを特徴とする第3又は第4請求項に記載の方法。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS638751A (ja) * 1986-06-30 1988-01-14 Mita Ind Co Ltd トナ−及びその製造方法
JPS63300242A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Ricoh Co Ltd 静電潜像現像用トナ−
JPS63305368A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd 電子写真用トナ−
JPS6462666A (en) * 1987-09-02 1989-03-09 Soken Kagaku Kk Toner and production thereof

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