JPH03177253A - 長尺シートの自動巻取方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、カーペットやフェルトシートなどのシートを
複数に巾決め裁断してから長さ裁断し、巻芯に巻取る長
尺シートの自動巻取方法と自動巻取装置に関するもので
ある。

【従来の技術】

例えばニードルパンチカーペットのようなシートは、不
織布の製造から始まってニードルパンチ加工、樹脂加工
、乾燥加工は連続の工程により行われ、定尺巾で無限長
のシートが得られる。これを巾決め裁断してから長さ裁
断し、その裁断済シートを巻芯に巻取っている。−船釣
に前例のニードルパンチカーペットでは、原反シートが
３６００ｍ５巾に製造される。この原反シートを１例え
ば９００ｍｍ巾の４列に裁断し、長さを一定長に裁断す
る。その夫々を長さ　９００ｍｍの紙管の巻芯に巻き取
ってゆき、全長を巻き終ったら端（長さ終端）に粘着テ
ープを貼り着けて巻き緩みを防止し、４本のロール状の
製品にして出荷される。このほか裁断中の標準として１
８００ｍｍ巾、２７００ｍｍ巾があり、原反シートの３
６００ｆｆ１ｍ巾に対して１８００ｍｍ巾を１列と９０
０１１１１１巾を２列というような異種中を同時に裁断
することちある。勿論、巾決め裁断をしないで３６００
ｍｍ巾のそのままを一定長に裁断して巻芯に巻きつけ製
品化する場合６ある。 このようにしてｌの巻取ロットでｌ〜数巻のロール状の
製品が完成する０次の巻取ロットに移るときに製品の巾
を変更する場合は、巾決め裁断のためのカッタの間隔を
所望の裁断中に合わせるとともに、その裁断中の長さの
巻芯を用意し、同様な操作をする。

【発明が解決しようとする課題】

上記した従来の長尺シートの巻取工程では、次のような
点で不合理なところがあり、合理化が望まれていた。 まず、巻取るシートの巾が多ｆＩ類に渡る場合、巻芯で
ある紙管は多種類の長さのものを用意しておかなければ
ならず、管理が困難である。 裁断済のシートを巻芯に巻き取ってゆくときに、シート
の先端を巻芯に巻きつける作業が手作業で行なわれてい
るため、非能率的である。前例では４列のシートを巻芯
に次々巻きつける必要があり、時間がかかるし、熟練が
必要である。 また、裁断済シートを巻き終ったときにその端に粘着テ
ープを貼り着ける作業も手作業で行なわれているため、
非能率的である。 本発明はこれらの不都合を解消するためになされたちの
で１作業能率が良く、巻芯の管理が簡単な長尺シートの
自動巻取方法と自動巻取装置を提供する６のである。

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するための本発明を適用する長尺シー
トの自動巻取方法は、定尺巾の無限長で給送されてくる
シートを複数に巾決め裁断してから長さ裁断し、その裁
断済シートを巻芯に巻取る長尺シートの自動巻取方法に
おいて、該定尺巾と略同一長で断続的に供給される巻芯
を前記シートの巾決め寸法と略同一長さで且つ同一複数
に裁断し、その裁断済巻芯に夫々対応する前記裁断済シ
ートを巻きつけ、巻き取った後、長さ終端を検知して該
終端に粘着テープを貼り着けることを特徴とする。 また本発明を適用する長尺シートの自動巻取装置は、第
１図に示すように、給送されてくるシートｌを巾決め裁
断するカッタ２および長さ裁断するカッタ３と、巻芯５
を裁断するカッタ６と、前記各カッタ２・３・６により
裁断済の巻芯５ａの外周に裁断済シートｌａの先端を誘
導して巻きつける進退可能な巻きつけ手段８と、裁断済
のシート１ａを裁断済の巻芯５ａに巻き取った終端に粘
着テープｌＯを貼り着けるテープ貼着手段１１を有して
いる。

【作用】

上記の自動巻取方法および自動巻取装置によれば、巾決
めされたシートに合わせて巻２が裁断されるので、原反
シートの巾と同一長の巻＝を１種類だけ用意すればよい
ので、巻芯の管理が容易になる。 裁断済のシートを巻芯に巻き取ってゆくときに、シート
の先端が巻芯に自動的に巻きつけられるため、能率的で
ある。また、シートを巻き終った後、その端に粘着テー
プが自動的に貼り着けられるので、この面からも能率が
向上する。

【実施例】

以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。第
１図は本発明を適用する長尺シートの自動巻取方法を実
施するための自動巻取装置の一例の該略図である。 同図に示すように、装置下方には原反シートｌの搬送経
路があり、その経路上に巾決めカッタ２および長さカッ
タ３が配置される。 巾決めカッタ２は、原反シートｌを縦方向に切るための
回転ソーであり駆動モータ２０に連結しており、全体が
エアーシリンダ２１で上下動可能になっている。したが
って原反シートｌを切り込む位置と原反シートｌから離
れた位置に固定することができる。この巾決めカッタ２
、駆動モータ２０およびエアーシリンダ２１は、同一形
状のものが原反シートｌから巾決めする必要枚数骨が図
におりる紙面手前から奥方向にかけて並べて取り付けら
れている。 長さカッタ３は、駆動モータ２４に連結した回転ソーで
あり原反シートｌを横方向に切るためのものである。長
さカッタ３および駆動モータ２４は、図における紙面手
前から奥方向に向かって、図示しない駆動系によって可
動となっている。待機状態では、長さカッタ３は原反シ
ートｌの通路より手ｆＦｒ側に位置している６長さカッ
タ３の可動軌跡に沿って、シート抑え凹部材２５がエア
ーシリンダ２６によって進退可能に取り付けられている
。 巾決めカッタ２と長さカッタ３との間には、搬送駆動ロ
ーラ２８が取り付けられ、従動ローラ２９と対になって
原反シートｌを挟持して搬送する。従動ローラ２９は、
エアーシリンダ３０に取り付けられて上下動可能なため
、原反シート１の挟持を解放することができる。また長
さカッタ３から先のシートｌａの進行方向には搬送ガイ
ド５１が設けられている。 装置の上方には、巻芯５である紙管の経路がある。フレ
ーム３２内には巻芯５が１列にストックされており、自
重により１本ずつ落ちて供給されるようになっている。 フレーム３２の下部にはエアーシリンダ３３が配置され
ており、巻芯５を１本ずつ矢示方向に押すことができる
。 その先には巻芯用カッタ６が配置されている。 巻芯用カッタ６は、巾決めされた原反シート１の巾と同
一の長さに巻芯５を切るための回転ソーであり駆動モー
タ３４に連結しており、全体がエアーシリンダ３５によ
り支軸３６を中心として回動可能になっている０巻芯用
カッタ６、駆動モータ３４ｉ３よびエアーシリンダ３５
は、同一形状の６のが巻芯５を切る必要数分（原反シー
ト１の巾決め枚数針と同一）が図における紙面手前から
奥方向にかけて並べて取り付けられている。 巻芯用カッタ６の下方には、カッタ６が動作時に巻芯５
を支えておくローラ対３９・４０が配置されている。駆
動ローラ３９は、モータ４２を駆動源として回転する。 ローラ４０はエアーシリンダ４１により図示の位置から
後退可能になっている。そしてこのローラ対３９・４０
の下には、裁断済の巻芯５ａを載置する巻芯受け４３が
配置されている０巻芯受け４３は、その詳細が第２図に
示しであるとおり、エアーシリンダ４４のプランジャ４
７に軸支され、その支点を挟んだ位置に支持棒４５が取
り付けられている０巻芯受け４３とプランジャ４７との
間にはバネ４６が掛は渡され、巻芯受け４３が裁断済の
巻芯５ａを載置可能に引き上げている。エアーシリンダ
４４が作用したときの状態を鎖線に示しである。 この位置には、エアーシリンダ４９で動作する押し子５
０が配置されている。押し子５０に押された裁断済の巻
芯５ａが落下する位置には、ロール台５５が配置されて
いる。ロール台５５の両側には、双輪の駆動ローラ５６
および５７が配置されている。そしてロール台５５に対
向してシート巻きつけ手段８が配設されている。 第３図にはシート巻きつけ手段８の詳細が示してあり、
実線が待機状態、鎖線が動作状態である。なお、第１図
においては鎖線が待機状態、実線が動作状態である。シ
ート巻きつけ手段８は、中央フレーム５９に抑えローラ
５２が取り付けられ、その両側にエアーシリンダ５３ａ
および５３ｂと夫々連結して揺動する２枚の誘導羽根５
４ａｇよび５４ｂが取り付けられている。そしてこのシ
ート巻きつけ手段８は、全体がエアーシリンダ５８によ
り上下動可能である。 巻芯５ａが押し子５０に押されるその先には。 双輪の駆動ローラ６１および６２が配置されている。そ
の駆動ローラ６１と６２との開にテープ貼着手段１１が
配置されている。第１図の実線はテープ貼着手段１１が
製品ロール６４の外周に粘着テープｌＯを貼り着けてい
る動作状態、鎖線は待機状態を示している。テープ貼着
手段１１は。 ロータリーエアーシリンダ６６の揺動プランジャ７０に
、貼着ローラ６７が取り付けられた構成となっている。 粘着テープ１０は、粘着面を製品ロール６４側に向けて
貼着ローラ６７に誘導される。また粘着テープｌＯの経
路を横切るように進退可能なテープカッタが配設されて
いる。 上記実施例の装置で、原反シートｌは３６００＋ｎｍ巾
に製造されたニードルパンチカーペットで前工程の乾燥
加工工程からこの巻取り工程に給送され、１８００凱Ｉ
巾の製品ロール６４を１本と９００＋ｏ＋ｏ巾の製品ロ
ール６４を２本とを造る場合について説明する。使用す
る巻芯５は、長さ３６００ｍｍの紙管で、予めフレーム
３２内に入れておく。 複数の巾決めカッタ２の１８００凱Ｉ巾、９００＋＋ｕ
＋＋巾の位置にある２枚の巾決めカッタ２を、エアーシ
リンダ２１を動作させて原反シート１の通過経路に進出
させる（図示の実線の位置）、残りの巾決めカッタ２は
、エアーシリンダ２１を曳いて退避させておく（図示の
鎖線の位置）、同じように巻芯用カッタ６についても１
８００＋ｓｍの長さの位置にあるカッタおよび９００＋
ａｍの長さの位置にあるカッタを動作状態にしておく。 この状態で装置を始動させるとともに、原料シートｌを
前工程からこの装置に給送する。 先ず、３６０ロｆｆ１ｆｆｌ巾の原反シートｌは、２枚
の巾決め力ック２で１８００ｍｕａ中１列と９００＋＋
ｍ巾の２列に裁断されながら搬送駆動ローラ２８と従動
ローラ２９とに挟持されて長さカッタ３の方向へ搬送さ
れ、さらに搬送ガイド５１に沿って進む。 一方、フレーム３２内には巻芯５が入っており、下から
１本ずつ落ちて供給される。その１本の巻芯５は、エア
ーシリンダ３３で押されて進み、ローラ対３９と４０の
間に落ちて乗り、駆動ローラ３９からの摩擦で回転する
。このタイミングで駆動モータ３４を動作させて巻芯用
カッタ６を回転させるとともに、エアーシリンダ３５の
曳き動作させて巻芯用カッタ６を回動させ巻芯５を切る
。これで１８００凱Ｉの長さ１本と９００ｍｍの長さ２
本の裁断済巻芯５ａができる。この裁断が済んだらエア
ーシリンダ４１を曳き動作させるとローラ４０は図示の
位置から後退するので裁断済巻芯５ａが巻芯受け４３の
うえに落ちる。ここでエアーシリンダ４４（第２図参照
）を動作させるとプランジャ４７が下がるので支持棒４
５が本体シャシに当たり、巻芯受け４３はバネ４６に抗
して回動し、その上に載置されている巻芯５ａがこぼれ
て押し子５０にあたり、鎖線に示す状態となる。 このときシート巻きつけ手段８は待機状態なので上にあ
がっており、エアーシリンダ４９を動作させると押し子
５０が裁断済巻芯５ａを押して、裁断済巻芯５ａはロー
ル台５５の上に落ちる０次にエアーシリンダ５８を動作
させてシート巻きつけ手段８を裁断済巻芯５ａが乗って
いるロール台５５の近くまで下降させる。この状態では
２枚の誘導羽根５４ａおよび５４ｂは開いている。 この状態で、前記のように搬送ガイド５１に沿って進ん
できたシートｌａが時計方向に回転する駆動ローラ５６
に接触して反時計方向にカールを与えられながら誘導羽
根５４ａにあたる、ここでエアーシリンダ５３ａおよび
５３ｂを動作させると誘導羽根５４ａｊ５よび５４ｂが
閉じるので、その先端が巻芯５ａと抑えローラ５２の間
に挟み込まれ、シートｌａは巻芯５ａに巻きつく、先端
部分が次々と送られてくるシートｌａに充分巻き込まれ
たら、エアーシリンダ５３ａｊ５よび５３ｂを曳き動作
させて誘導羽根５４ａおよび５４ｂを開くとともに、エ
アーシリンダ５８を曳き動作させてシート巻きつけ手段
８を上方に後退させる。 設定した長さだけシートｌａが送られたらそのタイミン
グでエアーシリンダ３０を曳いて原反シートｌの搬送を
止める一方でエアーシリンダ２６が動作してシート抑え
凹部材２５が原反シートｌを抑える０次いで駆動モータ
２４を回転させながら長さカッタ３を奥方向へ進めると
、シート１ａの長さ切断がされる。 前記によってシートｌａは、巻芯５ａに巻き始められて
おり、そのロール外周が駆動ローラ５６および５７に接
触して回転駆動を受け、切断された末端まで巻かれる。 ここで次の巻取りに入るまえの準備のため、前記したよ
うにエアーシリンダ４９が動作して押し子５０が裁断済
巻芯５ａを押すので、その巻芯５ａで製品ロール６４が
押されて双輪の駆動ローラ６１および６２の間に嵌る。 その駆動ローラ６１と６２により製品ロール６４が回転
し１巻き終りの末端を検出したタイミングでロータリー
エアーシリンダ６６を動作させる。すると揺動プランジ
ャ７０が揺動して、貼着ローラ６７が鎖線に示す待機状
態から、実線に示すように製品ロール６４の外周で巻き
終りの末端に当接し、そこに誘導されている粘着テープ
１０が貼り着く。テープｌＯが貼り着いたら、ロータリ
ーエアーシリンダ６６を戻り動作させる。これにより貼
着ローラ６７が製品ロール６４の外周から離れたらテー
プカッタ６８を動作させると、貼着ローラ６７と製品ロ
ール６４の間でテープ１０が切断される。 末端に粘着テープの貼り着けられて巻き緩みがないよう
になって、駆動ローラ６１および６２の間にある製品ロ
ール６４は、前記のエアーシリンダ４９の動作による押
し子５０の動作で裁断済巻芯５ａを介してロール台５５
の上の製品ロール６４が押され、さらにそれに押されて
製品トレイ７２に移動する。これで１８００＋ａｍ巾の
製品ロール６４を１本と９００ｍｗ＋巾の製品ロール６
４を２本とが出荷可能となる。 尚、上記実施例で、テープ貼着手段１１は、駆動ローラ
６１と６２との間に配置されているが、双輪の駆動ロー
ラ５６と５７との間（シート巻きつけ手段８の下方）に
配置してちよい、その場合、ロール台５５に開口を設け
ておき、揺動プランジャ７０によりその間口貼着ローラ
６７が突出して製品ロール６４の外周に粘着テープ１０
を貼り着けることができる。この場合には駆動ローラ６
１Ｊよび６２は不要となり、この位置に製品トレイ７２
を配設する。したがって上記実施例の設備よりコンパク
トなちのにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用する長尺シートの自動巻取方法を
実施するための自動巻取装置の一例の該略図、第２図は
上記装置の巻芯受けの周辺の詳細図、第３図は上記装置
のシート巻きつけ手段の拡大図である。 １・・・原反シート　　　１ａ・・・裁断済シート２・
・・巾決めカッタ　　　３・・・長さカッタ５・・・巻
芯　　　　　　５ａ・・・裁断済巻芯６・・・巻芯用カ
ッタ　　　８・・・巻きつけ手段１０・・・粘着テープ
　　　１１・・・テープ貼着手段２０．２４．３４．４
２−・・駆動モータ２１．２６．３０．３３．３５．４
１．４４．４９．５３ａ、５３ｂ、５８−・・エアーシ
リンダ２５・・・シート抑え凹部材　２８・・・搬送駆
動ローラ２９・・・従動ローラ　　　　３２・・・フレ
ーム３６・・・支軸　　　　　　　３９・・・駆動ロー
ラ４０・・・ローラ　　　　　　４３・・・巻芯受け４
６・・・バネ　　　　　　　４７・・・プランジャ５０
・・・押し子　　　　　　５１・・・搬送ガイド５２・
・・抑えローラ　５４ａ、５４ｂ・・・誘導羽根５５・
・・ロール台　　５６．５７・・・駆動ローラ５９−・
・フレーム　　６１．６２・・・駆動ローラ６４・・・
製品ロール ６６・・・ロータリーエアーシリンダ ６７・・・貼着ローラ　　　　６８・・・テープカッタ
６９・・・プランジャ ２・・・製品トレイ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、定尺巾の無限長で給送されてくるシートを複数に巾
   決め裁断してから長さ裁断し、その裁断済シートを巻芯
   に巻取る長尺シートの自動巻取方法において、該定尺巾
   と略同一長で断続的に供給される巻芯を前記シートの巾
   決め寸法と略同一長さで且つ同一複数に裁断し、その裁
   断済巻芯に夫々対応する前記裁断済シートを巻きつけ、
   巻き取った後、長さ終端を検知して該終端に粘着テープ
   を貼り着けることを特徴とする長尺シートの自動巻取方
   法。 ２、給送されてくるシートを巾決め裁断するカッタおよ
   び長さ裁断するカッタと、巻芯を裁断するカッタと、前
   記各カッタにより裁断済の巻芯の外周に裁断済シートの
   先端を誘導して巻きつける進退可能な巻きつけ手段と、
   裁断済シートを裁断済巻芯に巻き取った終端に粘着テー
   プを貼り着けるテープ貼着手段を有することを特徴とす
   る長尺シートの自動巻取装置。