JPH03176333A - 鮮度保持方法 - Google Patents

鮮度保持方法

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JPH03176333A
JPH03176333A JP1306663A JP30666389A JPH03176333A JP H03176333 A JPH03176333 A JP H03176333A JP 1306663 A JP1306663 A JP 1306663A JP 30666389 A JP30666389 A JP 30666389A JP H03176333 A JPH03176333 A JP H03176333A
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JP
Japan
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water
freshness
base material
absorbing
vegetables
Prior art date
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Pending
Application number
JP1306663A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Okamoto
功一 岡本
Kazumasa Kimura
和正 木村
Hiroya Kobayashi
博也 小林
Tadao Shimomura
下村 忠生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鮮度保持方法に関するものである。
さらに詳しくは産地、流通、小売店における野菜・果実
・花・穀類等の青果物及びその他の食料品の鮮度を保持
することに有効な鮮度保持方法に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕
ついて、量の確保から質の向上へと食料品に対する要求
が高まっている。その食料臭の品質を保持するために種
々の鮮度保持方法が考案され、採用されている。
例えば、青果物の鮮度を保持する要因については、 (1)  呼吸の抑制 (2)蒸散防止(水分調整) (3)エチレンガスの除去 等が代表的なものとして挙げられる。
(1)による具体的な鮮度保持方法はコールドチェーン
として進められている産地での予冷庫、保冷庫、冷凍車
・保冷車の使用、発泡スチロールケース・蓄冷材の使用
、消費地での冷蔵庫等のように青果物を低温にすること
でその呼吸を抑制しようとする方法である。また、この
他にも青果物を高炭酸ガス、低酸素濃度の気体環境に置
くことで呼吸を抑制しようとする方法があり、流通段階
の簡易な方法としては、プラスチックフィルムにS−h
  創へPM +  L  →;辻J【 七、@   
 l  Jxl   PpJべ ε1 古Fl 去/7
’l 書果物を低温に保持する方法はJ−冷凍・保冷す
る設備が大型となり、特に輸送時において著しく不便と
なる。また連続運転の費用も嵩み経済的にも好ましくむ
・:、十分な鮮度を保持するに到っていない。後者のプ
ラスチックフィルムで密閉する方法は青果物の呼吸を抑
制することには効果があるが、カビや細菌の繁殖土壌と
考えられる結露が起こり易く、その結果、青果物の腐敗
を早めるという大きな問題を持っている。
次に(2)の蒸散防止による鮮度保持方法については、
青果物はその呼吸作用によって水分を蒸散し、みずみず
しさや味覚を低下させていくが、この水分の蒸散を防止
する方法で、フィルム包装が最も効果を上げている。し
かしながらこのフィルム包装に関しても前記した如く、
結露が起こり、芳しくない。また、段ボール包装では、
下段でこの結露の影響は著しく現われるのである。こう
した包装容器内に青果物の水分蒸散による結露が生じる
のを防ぐために粉末状の吸水性ポリマーを紙・不織布等
の基材と組合せて加工した吸水性シートを包装容器内に
収納する方法が提案されている。この包装容器内に収納
された吸水性シートは吸水性ポリマーを紙・不織布等の
基材でサンドイッチした吸水体である。しかしながら、
この吸水性シートは厚みのあるものとなり、吸水性シー
ト内部のポリマーの移動を防ぐことができなかった。ま
た、この他にも紙・不織布等の基材に接着剤等により吸
水性ポリマーを付着させた吸水性シートが提案されてい
る。しかしながら、この吸水性シートの基材表面が吸水
性ポリマーの付着のため凹凸ができたり、接着剤の接着
力が不十分で、吸水性ポリマーの基材からの脱落が起こ
り易くしかも、接着剤によって吸水性ポリマーの表面が
覆われるため、吸水性ポリマーの吸水速度や吸水倍率が
低下するという問題があった。従って、従来・の吸水性
シートを包装容器内に収納する方法においても包装容器
内に生じる結露を防止することが十分にできず、満足で
きるものではなかった。
さらに(3)のエチレンガスの除去による鮮度保持方法
については、青果物の追熟過程で生成される°エチレン
が成熟ホルモンとしての他の青果物に与えられ老化を促
進する為、貯蔵・流通内で、このエチレン除去するとい
う方法である。現在、青果物包装内にエチレン除去材と
して各種吸着剤を入れる方法が採られているが、この方
法においても青果物から蒸散される水分が吸着するため
エチレンを除去する能力が低下するという問題が生じる
のである。
本発明は上記現状に鑑みなされたものである。
従って、本発明の目的は多孔質基材に吸水性ポリマーエ
マルジョンを付着させることによって吸水性ポリマーが
多孔質基材に均一に付着し、吸水能力の優れた吸水性多
孔質材料と青果物のカビや細菌の繁殖の原因となる結露
水の吸収・除去が格段に優れ、常温においても長期にわ
たり、青果物等の鮮度を保持する吸水性多孔質材料を用
いた鮮度保持方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用J多孔質基材に
吸水性ポリマーエマルジョンを付着し、乾燥した吸水性
多孔質材料及び鮮度保持剤を用いることを特徴とする鮮
度保持方法に関するものである。
本発明を更に詳細に説明する。
本発明で用いられる吸水性ポリマーエマルジョンは水溶
性ビニル単量体の1種又は2種以上及び架橋剤を含有す
る水溶液を疎水性有機溶媒中で、乳化剤を用いて乳化さ
せた後、重合開始剤によって重合して得られる乳化重合
物であり、その水溶性ビニル単量体としては、アクリル
酸、メタクリル酸、(メタ)アクリルアミド、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニルス
ルホン酸、スチレンスルホン酸、イタコン酸、マレイン
酸、フマル酸、アリールスルホン酸及びこれらの水溶性
ビニル単量体のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
アミン塩、アンモニウム塩等が挙げられ、なかでも、ア
クリル酸、メタクリル酸及びこれらのアルカリ金属塩又
はアンモニウム本発明で用いられる多孔質基材としては
、例えば紙・不織布・織布・バルブシート等のシート状
物、脱脂綿、スポンジ、軽石、ALC板・ブロック等の
建材用基材、ヘチマなどの植物の乾燥物、高分子焼結多
孔質体、活性炭、ゼオライト、モレキュラシーブ等の各
種吸着剤等が挙げられ、特に制限されるものではない。
多孔質基材に吸水性ポリマーエマルジョンを付着する方
法としては、従来からの公知の方法によることができる
。具体的には例えば(1)エマルジョンを基材に含浸す
る方法、(2)スプレーを用いて基材に対してエマルジ
ョンの噴霧や吹き付けを行う方法、(3)ローラーやス
クリーン等の公知の印刷、あるいは印捺方法によってエ
マルジョンを塗布する方法等が挙げられる。その際、必
要であれば接着剤や増粘剤を併用してもよい。多孔質基
材に対する吸水性ポリマー成分の付着量は特に制限はな
いが青果物1kgに対して0.1−100gで、好まし
くは1〜30gである。
本発明に用いられる吸水性多孔質材料の使用方法は、(
1)吸水性多孔質材料を包装材料として、単に青果物を
包む方法、(2)包装容器・袋又は青果物の形態に応じ
て、吸水性多孔質材料を切断したり、折り曲げたものを
単に青果物と共に包装容器・袋の中に存在させる方法、
(3)吸水性多孔質材料を包装容器・袋の内壁、内面に
貼り付けたりして種々に加工し青果物と共に包装容器・
袋の中に存在させる方法、(4)吸水性多孔質材料自体
を加工したり組立てて包装容器・袋を製造する方法等が
挙げられ、このように使用される吸水性多孔質材料は紙
や不織布ではさまれたものであっても良い。
持するうえで必須の要件である。本発明で用いることの
できる鮮度保持剤としては活性炭、ゼオライト、モレキ
ュラシーブ等の各種吸着剤、又はこれらの無機質担体に
臭素、臭素酸カリウム、過マンガン酸カリウム等が吸着
したもの、還元鉄粉、硫酸第一鉄などの各種脱酸剤や酸
化防止剤等を挙げることかでき、これらのうち1種又は
2種以上を使用することができる。鮮度保持剤の使用量
は青果物の種類、量などにより若干具なるが、青果物1
kgに対して0.5〜50g、好ましくは5〜25gで
ある。
鮮度保持剤を吸水性多孔質材料と共に存在させる方法と
しては、(1)包装容器・袋の中に、吸水性多孔質材料
と共に単に、鮮度保持剤の入った紙又は不織布製の袋を
収納する方法、(2)接着剤を使って鮮度保持剤を多孔
質基材に付着させる方法、(3)鮮度保持剤を混合した
吸水性ポリマーエマルジョンを多孔質基材に付着させる
方法等が挙げられる。鮮度保持剤を多孔質基材に付着さ
せる場合、鮮度保持剤は細かく粉砕されたものを使用す
ることが好ましい。
本発明で用いられる包装容器又は袋としては、各種のフ
ィルム包装袋、紙及びプラスチック製の箱、通常の段ボ
ール箱、フィルムな紙壁内部に積層した密閉型の段ボー
ル箱等で特に制限されるものでt±71.い。
本発明において吸水性ポリマーエマルジョンを多孔質基
材に付着することは重要な要件である。
吸水性ポリマーエマルジョンは、吸水性ポリマー粒子が
非常に細かく乳化分散している為、多孔質基材にその吸
水性ポリマー微粒子を均一に付着させることができ、吸
水能力が優れたものとなる。
特に吸水性ポリマーを付着して乾燥した吸水性の紙を使
って組立てたダンボール箱は、結露水の除去が極めて容
易になり、鮮度保持に優れた包装容器となるのである。
〔発明の効果1 本発明の方法に従えば、多孔質基材に吸水性ポリマーエ
マルジョンを付着させることによって吸水性ポリマーが
多孔質基材に均一に付着し、吸水能力の優れた吸水性多
孔質材料は青果物のカビや細菌の繁殖の原因となる結露
水の吸収・除去が格段に優れる。そして吸水性多孔質材
料の吸水効果により、水分による鮮度保持剤の活性低下
が防がれるので、歓水性多ギ1質材料、鮮度保持剤をそ
れぞれ単独使用したものに比べ格段に優れた鮮度保持効
果が発揮されるのである。さらに、多孔質基材が紙・不
織布等のシート状物であるとき、本発明の方法で得られ
る吸水性シート基材は、従来の吸水性シートに比べ、基
材表面が平滑で厚みの非常に薄いものとなるのである。
従って本発明の方法により常温においても、産【実施例
〕 以下、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに詳述す
るが、本発明の範囲がこれらの実施例により限定される
ものではない。
(参考例1) ソルビタンモノステアレート(乳化剤)17.5gとベ
ンゾイルパーオキサイド(重合開始剤)0.35gをキ
シレン175gに溶解し得られる溶液をガラス製反応器
に注入した。次にアクリル酸6.1g、アクリル酸ナト
リウム23.9g、N、N’−メチレンビスアクリルア
ミド0.02g、イオン交換水45gのモノマー水溶液
を加え、反応器の気相を高純度窒素ガスで置換し、容器
を密閉した。そして、反応混合物を撹拌下に60℃で1
8時間加熱した。生成物はキシレンに分散せしめられた
水で膨潤した重合物の粒子からなる吸水性ポリマーエマ
ルジョンであった。
(実施例1) 吸水性ポリマーエマルジョンを紙に含浸させて、ポリマ
ー付着量50 g/n”とした吸水性シートをダンボー
ル紙壁の内層部としてダンボール箱を組立てた。このダ
ンボール箱に収穫直後のナシヒ脱エチレン剤にューグリ
ーンバック■レンゴー■製)1袋を収納し、22±2℃
で一週間放置し、ナシの外観とアルコール臭の有無につ
いて調べた。
外観 ・・・・・・・・・・・・  変色があまり見ら
れないアルコール臭の有無・・・・・・ 無しく比較例
1) 収穫直後のナシを通常の段ボール箱に収納し、22±2
℃で一週間放置し、ナシの外観とアルコール臭の有無に
ついて調べた。
外観・・・・・・ はとんどのナシに変色が見られるア
ルコール臭の有無・・・・・・ 有り(実施例2〉 吸水性ポリマーエマルジョンを紙に含浸させてポリマー
付着量50 g/m”とし、さらに紙にはさみこんで吸
水性シートを製造した。この吸水性シートでブドウ50
0gを包み、ポリエチレンフィルム製の袋の中に脱エチ
レン剤にューグリーンバック■レンゴー■製)1袋と伴
に入れ、密封包装し、22±2℃で5日間放置し、ブド
ウ果房の脱粒の状態を調べた。
脱粒の状態・・・・・・ 脱粒はほとんどなかった。
(比較例2) ブドウ500gを厚さ20umのポリエチレンフィルム
製の袋の中に入れ、密封包装し、22±2℃で5日間放
置し、ブドウ果房の脱粒の状態を調べた。
脱粒の状態・・・・・・ 約%が脱粒した。
は用いずポリエチレン製の袋に吸水性シートで包んだブ
ドウのみ入れた。
ブドウ果房の脱粒の状態・・・・・・約%が脱粒した。
(比較例4) 実施例2に準じて実施した。但し、吸水性シートは使用
せず脱エチレン剤とブドウのみポリエチレン製の袋に入
れた。
脱粒の状態・・・・・・  約尾が脱粒した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多孔質基材に吸水性ポリマーエマルジョンを付着し
    乾燥した吸水性多孔質材料及び鮮度保持剤を用いること
    を特徴とする鮮度保持方法。 2、多孔質基材が紙、不織布、織布等である請求項1記
    載の鮮度保持方法。
JP1306663A 1989-11-28 1989-11-28 鮮度保持方法 Pending JPH03176333A (ja)

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JP1306663A JPH03176333A (ja) 1989-11-28 1989-11-28 鮮度保持方法

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JP1306663A JPH03176333A (ja) 1989-11-28 1989-11-28 鮮度保持方法

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ID=17959826

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JP (1) JPH03176333A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657424U (ja) * 1993-01-07 1994-08-09 株式会社ララ 脱臭、液状物質吸収パッド
JPWO2011052000A1 (ja) * 2009-10-27 2013-03-14 栄研化学株式会社 輸送用包装袋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657424U (ja) * 1993-01-07 1994-08-09 株式会社ララ 脱臭、液状物質吸収パッド
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