JPH03176062A - 医療用滅菌器具 - Google Patents

医療用滅菌器具

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JPH03176062A
JPH03176062A JP1314151A JP31415189A JPH03176062A JP H03176062 A JPH03176062 A JP H03176062A JP 1314151 A JP1314151 A JP 1314151A JP 31415189 A JP31415189 A JP 31415189A JP H03176062 A JPH03176062 A JP H03176062A
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latch
lid
latch mechanism
plate
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Haazotsugu Jiyoon
ジョーン ハーゾッグ
Uiriamusu Edowaado
エドワード ウイリアムス
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NICHION IRIKA KIKAI SEISAKUSHO KK
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M S KK
NICHION IRIKA KIKAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医療用滅菌器具に関する。
従来の技術 医療分野で医療用器具の滅菌とその後の保管のために多
様なコンテナーが供給されている。そのような今までの
コンテナーにおいては以下の点に関する問題点の解決が
求められた。即ち、耐久性があり漏れのない構造、滅菌
用媒体の効率的な移行(すなわち、ガスまたは蒸気の浸
透)、保管と即座の使用のためにコンテナーのふたが閉
じられているとき、内容物が無菌であることを保証する
ため、悪意といたずらに対する効果的な防護に関する点
などである。
発明が解決すべき課題 本発明はケースに対してふたをラッチ機構で錠止めした
後、ラッチ機構に指示部材を挿入すると、その係合突片
と膨大ストッパ部とによって指示部材を破断しない限り
ラッチ機構を解放することができなくなり、ラッチ機構
の解放が容易にわかって悪意やいたずらによるラッチ機
構の解放を簡単に発破ることができ、滅菌の際の上昇温
度により指示部材に設けた表示体が変色して滅菌済みか
どうかを外部から容易に知ることができる医療用滅菌器
具を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明の医療用滅菌器具は、ケースと、このケースにラ
ッチ機構によって取付け、取外し自在に設けられたふた
と、前記ラッチ機構に挿入されて該ラッチ機構の解放を
防止する指示部材とからなり、前記指示部材が一端に膨
大ストッパ部と他端に前記一端に向けて傾斜する係合突
片とをそれぞれ有すると共に、温度によって変色する表
示体を有することを特徴とする構成を有する。
作  用 ケースをふたで覆った後、ふたをラッチ機構でケースに
錠止し、ラッチ機構に指示部材を挿入すると、指示部材
は係止突片と膨大ストッパ部とによってその位置に保持
される。
医療用滅菌器具を滅菌のため加熱すると、指示部材に設
けられた表示体が変色する。
ラッチ機構を解放しようとすると、指示部片が破断され
る。
実施例 図、特に第1図、第2図及び第3図を参照すると、本発
明にしたがって作成された滅菌用器具が符号2で図示さ
れている。図のごとく、本器具には、多角形(例えば、
長方形や正方形)のコンテナー即ちケース4が含まれ、
このケース4は底部6と連続した側壁8を有していて、
この側壁8は一対の対向する側面10と12、及び、一
対の対向する端面14と16からできている。このケー
ス4は取り外し可能なふたCによって閉じることができ
、このふたCは一対の対面するラッチ機構20によって
ケース4のボディーに取付け、取外し可能な状態で固定
される。各ラッチ機構20にはケース運搬用のハンドル
がついていて、ケース4のふたには複数のくぼみ24が
設けられていて、そこへケース4の底部6に形成した対
応する形状の突起部26をいれ込み、ケースが保管時に
多数積み重ねられるのを容易にしている。
第4図、第5図及び第6図に図示されているように、か
ごBが取り外し可能な状態でケース4内に収納されてい
て、滅菌する医療用器具をその中にいれるために使用さ
れる。
この実施例では、かごBには一対のハンドル30がつい
ていて、それは、32の位置で回転するようになってお
り、ハンドル30は使用しないときにばかごBの中へ折
り込んでおくことができる。
かごBには、ケース4の底部6上におくため、下部に支
持用脚部34が設けられている。本実施例では、かごB
はステンレスで作られていて交差状の編目にされている
。この交差状編目は垂直に延びた多数の針金36と水平
方向に延びた多数の針金38から構成されている。本構
造により、かごBの強度は増加し医療用器具が網に引っ
かかるという可能性も最小になっている。かごBの上部
には連続した上方リブ材40が設けられていて、かごB
を補強すると共に形状を完全な状態に保つ役目をしてい
る。
第4図、第5図及び第6図において、ケース4の底部6
荷は孔48のあいた区域46があり、その周囲は多角形
状のへこんだ溝47になっている。
この孔48のあいた区域46は、多数の円形の孔48の
あいた区域であり、この孔48はふたCの孔のあいた区
域52にあけられた孔50と軸が一致するような状態で
、一定間隔の行列状に並べられている。ふたCにおいて
も孔50のあいた区域52は、周囲の溝54によって区
画されていて、底部6とふたCの孔のあいた区域46と
52は、ふたCを閉めた状態では、お互いが垂直方向に
一致している。
本実施例では、下部遮蔽板60にも周囲の溝65によっ
て他の部位と区分されている多数の孔64のあいた区域
があり、下部遮蔽板60はケース4の底部6に取り外し
可能な状態で保持されている。溝65はケース4の底部
6に対して下部遮蔽板60の位置がきっちりと決まるよ
うに、底部6の孔48の開いた区域の周りを囲んでいる
凸の部分47にはめ込まれる。また、下部遮蔽板60の
穴64はケース4の底部6の孔48の位置にあうように
配列されている。下部遮蔽板60はその両端に、外側上
方に傾けたフランジ66は有しており、一方のフラン。
シロ6は、ケース4の側面10に作られた内側へ突出し
た肩の部分68にはめ込めるようになっている。他のフ
ランジ66にけ70の位置を支点として、水平方向に回
転するレバーアーム69(第9図)が設けられている。
また、このレバーアーム69には、ケース4の側面12
の突出部分76に、支点70を中心として回転させるこ
とで取り付けるための保合部75が設けられている。突
起部78(第9図)がフランジ部66から上向きに突出
していて、レバーアーム69を突出部分76に係合させ
たとき、レバーアーム69の回動を防止する役目をして
いる。これによって、ケース4の底部6から下部遮蔽板
60がずれないように、側面12の突出部分76の下に
係合部75をとめておくことができる。したがって、下
部遮蔽板60フラジン部66は出っ張った層状の部分6
8及び突出部分76と係合し、第9図に点線で示したよ
うにレバーアーム69を回転させて開放位置にするまで
は、突起部78で押さえつける形でブロックして、下部
遮蔽板60を固定しておくことができるようになってい
る。
第4図及び第5図でわかるように、上部遮蔽板70も下
部遮蔽板60と実質的に同じ構造であり、ふたCに取り
外し可能な状態で取り付けられるようになっている。こ
の上部遮蔽板70にも、多くの孔74(第5図)のあけ
られた孔あき区域72があり、この孔74は、ふたCに
あけられた孔50の位置と整合するような位置にあけら
れている。
前述のように、この上部遮蔽板70にも、ふたCのへこ
んだ溝54の凸部にはめ込めるような位置において周囲
にへこんだ溝77を有している。また、下部遮蔽板60
と同様に、上部遮蔽板70はレバーアーム80を用いて
固定される。このレバーアーム80は、継ぎ目のないフ
ランジ82(第6図)と共にふたCの側壁内側に設けら
れた突出部分へ遮蔽板70を固定する。同様に、上部遮
蔽板70の反対側のフランジ部分86もふたCの反対側
の側壁にある突出部分88によって固定される。
このような構造によって多孔性のフィルター材である遮
蔽体85が上部遮蔽板70とふたC孔あき区域の間には
さみ込まれる。このような遮蔽体85は、ケース4の底
部6と下部遮蔽板60の間に置くこともできる。この遮
蔽体85は有害なものをろ過し、滅菌中及び/またはそ
の後の保管中に、ケース4の内部に有害物が入ることを
防止し、したがって、後でケース4を使用する前に医療
用器具が汚染してしまうことを防止する。これらの遮蔽
体85は吸収性の紙の素材からできており、PROGU
ARDの商品名で入手でき、surgicotとして現
場では知られている。もちろん、これ以外の適当な素材
も使用できる。
第1図、第3図、第5図、第7図及び第8図を参照する
と、これらの図には、ふたCに用いられるラッチ機構が
図示されている。ラッチ20(2つ使用されている)は
二重支点動作により、ケース4の開放部に対してふたC
を密閉状態でかなり強くロックする。各ラッチ20には
、ケース側壁16(第7図)の外側に溶接等によってし
っかりと取り付けられた支持バー90及び側壁16から
突き出し、この支持バー90に形成された開口部に差し
込まれている一連のびょう92が用いられている。また
、この支持バー90を固定するため、露出したびょう9
2の端に、−射的なC形のスナップリングが取り付けら
れている。この配置において、支持バー90(第5図)
の両端部には、ハンドル22の連結棒98をはめ込むた
めの一対の軸受部96(第7図)が形成されている。長
い冷却スリーブ100には多くの孔102がおいており
、連結棒98上のプラスチック製軸受は筒によって回転
できるような形で取り付けられている。
この孔102のあいた冷却スリーブ100によって滅菌
処理後、ただちに熱の発散が促進され、したがって、好
ましいことに、直ちに使用または保管のためにケースを
運搬できる。
各ラッチ機構には、さらにヒンジ板106が含まれてい
る。このヒンジ板106は、支持バー90の上部に近接
した位置でヒンジ止め108されている。このヒンジは
ピアノヒンジの構成で、ラッチの強度特性を最高にして
いる。
ヒンジ板106は、ラッチ20を指でにぎりやすくする
ため、外側下向きに下部のフランジ107の方へ傾けて
あり、管状の通路112(第7図及び第8図)のついた
長い保持部110を有している。ヒンジ板106にはま
た、第2の保持部116(第1O図及び第11図)をは
め込むために、支持バー90から外へ伸びている開口部
114が設けられている。この保持部116にはまた、
第1の保持部110に付けられた管状通路112と同じ
軸上に同様の通路118が設けられている。
この第2の保持部116の中には、1個以上の弾性金属
の保持リング120(第10図及び第11図)が設けら
れている。この保持リング120には、指示部材151
上の接触部分に弾性的にかみ合うように、第1の保持部
110から離れて内側へ放射状に伸びた一連の弾性フィ
ンガー122が設けられている。保持リング120はば
ね鋼で作られており、フィンガー122にはすき間が入
れられていて、指示部材151を取り付けると、軸方向
に移動することができなくなるような一方向のスライド
ロックの機能をしている。
ヒンジ板106にはラッチ板130が取り付けられてお
り、このラッチ板130はヒンジ板106をはめるよう
に切り取り部132を有している。
ラッチ板130は、1対のピボットピン136によって
ヒンジ板106に隣接して、ピボットピン136を中心
として回転する形で取り付けられている。そして、この
ピボットピン136は、ヒンジ板106とラッチ板13
0の各々につけられた支持ブロック138と140に取
り付けられている。
コイルばね142がピボットピン136の各々に取り付
けられ、ヒンジピン135につけられた一端部144を
有している。そのため、ヒンジ板106を第8図の反時
計方向に回すと、それはコイルばね142をねじる方向
に動き、ヒンジ板106を自由にすると、それは第8図
の点線に示した位置へコイルばね142で戻ってくる。
同様に、ヒンジ板106が反時計方向に回転するとコイ
ルばね142も巻かれ、ラッチ板130を移動させる。
したがって、ヒンジ板106とラッチ板130にそれぞ
れ二重の支点135と138が付いている。
第5図及び第8図でわかるように、ラッチ板130には
通常逆J形のクランプ150がついており、直線部分1
52から外側と内側へ伸びている。
クランプ150の端は、フック状の端部154となって
おり、ふたCの溝158で形作られている周囲のフラン
ジ156の上へ、締付は機構によってはまるようになっ
ている。したがって、第8図でわかるように、支持バー
90はラッチ板130の直線部を支持する役割をし、そ
の結果、密閉の状態におけるラッチ機構の保持力を最大
にするため、ケースの対面する側壁に対して、通常、平
行の位置になる。
ラッチ機構において、支持バー90は、ヒンジ板106
をケースの側壁16に対し、通常、平行になるように保
持する働きをしている。ヒンジ軸135(第8図)は、
ふたCのフランジ56の外側縁に対し、通常、平行の位
置となるように配置され、フック状の終端154はピボ
ット135の内側にくる。これによってヒンジ板106
は外側へ回転し、同時にラッチ板130は下側へ引っ張
られる。このため、ヒンジ板106とラッチ板130は
おおむね平行になり、指示部材151で止められるよう
になるまで、クランプ部150はS形のフランジ156
に対し下方外側へ引っ張られる。この位置で保持部11
0と106の通路112と118が露出され(第8図)
、お互いの軸が一致し、ふたCをケース4の上部の開口
部を閉じた状態でロックするために指示部材151をす
べらせて入れることができるようになる。この点につい
ては後に詳しく記載する。
第4図及び第5図には、ふたCの外周の縁を取り囲み、
周囲のシート部170を形成しているS形のフランジ1
56が見られる。このフランジ156によってふたCを
閉じた状態で密閉を得るため、バスケットの形状をした
弾性のある重合体素材を入れることができるようになっ
ている。この構造は、カバーCをケース4に密着するた
めの圧縮角みぞの役割りを果している。
本実施例では、いたずらされたときにはそのことがわか
るようなロック状態を得るために破断式の指示部材15
1が使用されている。1例としては、この指示部材15
1は、長いボディ一部153を有する矢のような形で、
一般に尖った頭部155を一端に有し、反対側の端には
長い羽根状の膨大ストッパ部157を有している。ボデ
ィ一部153には、尖った頭部155及びボディ一部1
53と同じ断面の大きさを持つ長い部分160に隣接し
た位置に、細いネック状部分159が設けられている。
この長い部分160の部位には、膨大ストッパ部157
に向けて傾斜する係合突片162が設けられている。
この円錐部162は最大の断面積を有し、長い部分16
0の断面積より大きく、−旦取付は位置に指示部材15
1を入れると、軸方向に引き抜くことを防止するストッ
パーの役目を果たす。
指示部材151は、合成樹脂の重合体素材でできており
、ケース4及びその中に入っている器具に対し、希望す
る滅菌が適切に行われたかどうかを自動的に指示するた
め、例えば、羽根状の端部に感熱性素材が使われている
。滅菌は技術的にすでに知られた方法で自動的に行われ
る。指示部材151には温度によって変色する表示体が
設けられ、これは感熱インク合成物に浸して被覆しても
、あるいは、塗付してもよく、または、そのような表示
体は感熱インクを含んだ紙片の形でも提供されている。
例として、指示部材151は、蒸気滅菌処理に使用する
ときは白の重合体素材で、ガス滅菌に使用するときは黄
色で作製する。そうすると、科学インク合成物が熱によ
って変化し、羽根の部分は白または黄色から茶色に変わ
り、ケースが蒸気またはガスで滅菌されたことを指示す
る。
インク部分はニューシャーシーのTempil Inc
o+poraledから商品記号5−FWC−566−
D及びG−FYC−369−Cで市販されている滅菌指
示インクに浸すことでコートされる。本発明ではいたず
ら防止型ロック機構の意図する目的が達成される構造上
の機能製を有し、ケースの滅菌状態を指示するために、
目視できる色変化があれば、指示部材はいかなる形状及
び/または大きさのものであってもよい。
本発明では、ケースの本体とふたは、好ましくは強度の
大きい被覆がされている。1例として陰極処理アルミ材
でできていて、他の材質と充分競合できる強度でありな
がら軽量で、引っかき傷に強くなっている。ケースの底
と上部は、ケースの洗浄を容易にし腐蝕を最少にするた
め、リベットを使わないのがよい。ふたを閉じるのを容
易にするために、てこの作用を最大に利用した2重支点
式の動作方式がラッチ機構に用いられている。
使用にあたっては、ヒンジ板106が閉の位置にあると
き、指示部材151を、尖った頭部を矢にして、保持部
110と116(第8図)の通路112と118に挿入
する。この位置で指示部材151の断面積が小さくなっ
た部分159は、通常、保持部110と116の垂直面
の間の位置にくる。そのため、先に述べたように、ラッ
チ板106が支点135を中心に上方へ回転させられる
と、この断面積の小さくなった部分は破断され、ヒンジ
板106はコイルばね142の弾力に抗して手で上方へ
回すことができる。そして、破断した指示部材151は
、保持部110と116から引き抜くことができ、次の
使用のために新しいものをそこへ挿入できる。
第12図〜第16図は、本発明にしたがって、改良され
たラッチ機構を有する医療用滅菌装置の第2の実施例を
示すものである。
この第2の実施例においても、第1の実施例と同じ部材
を表わすために、同じ部材に同じ数字が用いられている
。滅菌用器具2にはふたCが付いており、このふたCは
、向かい合って取り付けられた1対の2電動作式ラッチ
機構200によって取り外し可能、かつ、ロック可能な
状態で取り付けられている。このラッチ機構200は実
質的に第1の実施例と同一構造である。第12図にみら
れるように、ラッチ機構200には支持体206を介し
てふたCに支点軸210の位置で、ヒンジにより接続さ
れているふた側ラッチ板202が使われている。底部用
ラッチ板204は、底部支持体208によって212の
位置でケース側壁8にヒンジ止めされている。このヒン
ジには、ラッチの開放を容易にするためスプリングが取
付けられている。この操作は以下で更に説明される。 
第13図と第14図に、示されているように、ふた側の
ラッチ板202は断面はぼJ形をしており、支点軸21
0と反対側のプレートの下端は内側にのびて曲っている
部分214になっている。底側ラッチ板204にはフッ
ク部216がある。底側ラッチ板204のフック部21
6はこのラッチ板204ヲ軸に対して下向きに回転させ
、ラッチ板204でふたCをケース4に対してロックし
た位置にするとき、ふたCのラッチ板202の曲がった
部分214と係合するような構造になっている。
このラッチ板の構造によって、ラッチの使用中、弾性シ
ール材172の圧縮力は増加し、そのため、従来使われ
ていたラッチ機構に比べ、より堅固で空気を通さない密
閉が可能になっている。さらに、このラッチ板はケース
の側壁に対し実質的に平面状態に置かれているので、例
えば、手術室看護婦がバスケットを動かそうとして無菌
衣を汚染させるといった危険性を少なくしている。
指示部材151は、底部の支持体208に形成しガイド
孔に挿入される。
この指示部材151の捕捉部224はガイド孔に隣接し
た底側ラッチ板204の1つの側面に作られている。指
示部材151の頭部と係合突片162が、通常の閉じた
位置にあるラッチ板を固定するため挿入されると係合突
片162の部分が広がり、固定されたガイド孔にある指
示部材151がラッチ板の回転運動で破断されない限り
取り外すことができなくなる。そのため、第1実施例と
同様、指示部材151は滅菌器具の密閉が破られ、内部
が汚染していることを示すインジケーターの役割を果た
す。
底側の支持体208は、データカード用ブロック218
と、識別カードブロック220の形にしておくこともで
きる。両ブロック218と220には、作業者やその後
の使用者が密閉を破って内容物を汚染させるといったこ
とがなくケース内容物を識別することが可能なように、
インフォメーションカードをいれておく凹所が設けられ
ている。
さらに、ふたCのラッチ板202には、好ましくは縦長
のみぞ226が付けられている。このみぞ226は、ラ
ッチの開放時に、作業者が指を入れて容易に開放するた
めのスペースになっている。
使用に際して、ラッチをロックするためには、使用者は
底側のラッチ板204を下へ回し、ふた側のラッチ板2
02にかみ合わせ、そして、指示部材151を挿入する
。ラッチを開くには、使用者は指を底側ラッチ板204
のうしろ側へすべり込ませ、ラッチ板204を外側上方
へ引っ張り、指示部材151を破断する。底側ラッチ板
204の動きで、ふた側ラッチ板202の上方への回転
が起こり、2つのラッチ板は離される。ふた側ラッチ板
202にはばねが組み込まれており、使用者が握ること
が容易で、かつ、ケースからふたを持ち上げて取り外す
のに便利な位置まで、自動的に上方に弾ね上げる。
発明の効果 本発明によると、ケースに対してふたをラッチ機構で錠
止めした後、ラッチ機構に指示部材を挿入すると、その
係合突片と膨大ストッパ部とによって指示部材を破断し
ない限りラッチ機構を解放することができなくなり、こ
のため、ラッチ機構の解放が容易にわかって悪意やいた
ずらによるラッチ機構の解放を容易に発破ることができ
、滅菌の際の上昇温度により指示部材に設けた表示体が
変色して滅菌液かどうかを外部から容易に知ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施の斜視図、第2図は、第
1図の側面図、 第3図は、第1図の正面図、 第4図は、第3図の4−4線における断面図、第5図は
、第3図の5−5線における断面図、第6図は、ケース
と、取り外し可能なふたの間の密閉構造を示した部分拡
大断面図、 第7図は、ラッチ機構のいたずら防止装置を拡大して示
した部分正面図、 第8図は、ラッチ機構の操作を示す部分正面図、第9図
は、遮蔽板を保持するためのカムロックの組立状態を示
す部分的平面図、 第10図は、第7図の10−10線における部分拡大断
面図、 第11図は、第10図の11−11線での断面図、 第12図は、本発明の第2の実施例における側面図、 第13図は、第12図の1a−iaの線に沿う部分断面
図、 第14図は、第13図と別の状態を示す部分断面図であ
る。 4・・・ケース、20・・・ラッチ機構、151・・・
指示部材、157・・・膨大ストッパ部、162・・・
係合突片、C・・・ふた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ケースと、このケースにラッチ機構によって取付け、取
    外し自在に設けられたふたと、前記ラッチ機構に挿入さ
    れて該ラッチ機構の解放を防止する指示部材とからなり
    、前記指示部材が一端に膨大ストッパ部と他端に前記一
    端に向けて傾斜する係合突片とをそれぞれ有すると共に
    、温度によって変色する表示体を有することを特徴とす
    る医療用滅菌器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003521347A (ja) * 2000-02-03 2003-07-15 アルバート ブロウン リミテッド 滅菌装置用試験装置
JP2021532866A (ja) * 2018-07-31 2021-12-02 オーアンドエム ハリヤード インコーポレイテッド 滅菌容器用の密閉完全性表示器

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