JPH03173862A - 有機金化合物 - Google Patents

有機金化合物

Info

Publication number
JPH03173862A
JPH03173862A JP1312135A JP31213589A JPH03173862A JP H03173862 A JPH03173862 A JP H03173862A JP 1312135 A JP1312135 A JP 1312135A JP 31213589 A JP31213589 A JP 31213589A JP H03173862 A JPH03173862 A JP H03173862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gold
compound
atom
group
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1312135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2827360B2 (ja
Inventor
Koichi Maeda
幸一 前田
Hideki Takamatsu
秀機 高松
Itsutsune Sakata
坂田 五常
Takeshi Mita
猛志 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP1312135A priority Critical patent/JP2827360B2/ja
Priority to US07/615,405 priority patent/US5162556A/en
Priority to GB9025332A priority patent/GB2238544B/en
Priority to FR909014956A priority patent/FR2655040B1/fr
Priority to DE4038243A priority patent/DE4038243B4/de
Publication of JPH03173862A publication Critical patent/JPH03173862A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2827360B2 publication Critical patent/JP2827360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C321/00Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C321/02Thiols having mercapto groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C321/10Thiols having mercapto groups bound to acyclic carbon atoms of an unsaturated carbon skeleton containing rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は新規な有機金化合物、詳しくは、熱分解により
金属金が生成するごとき有機金化合物に関する。
特に本発明の有機金化合物は、テルピネオールのような
テルペンアルコール系溶媒、その他の溶媒に高い溶解性
を示し、かつ、その溶液状態を長期間保つごとき改良さ
れた化合物であって、この化合物を含む溶液状のペース
ト組成物は、基板上に金属金の薄膜からなる装飾に、或
いは基板上に金属金の薄膜からなる導電回路を形成させ
る為に用いられる。
「従来の技術」 有機溶媒に可溶な有機金化合物としては、たとえは 特公昭37−2955号公報には全第三級アルキルメル
カグチドが 特公昭4G−22468号公報には全第二級アルキルメ
ルカプチドが、さらに 特公昭41−18557号公報には金アリールメルカグ
チドが 記載されている。
上記従来の化合物はすべて下記−紋穴(2)A u −
S R(21 (Auは1価の金原子を、Rは炭化水素基を表す。) で表すことができる。
また、上記従来の化合物はハロゲン化合#11モルに対
しメルカプタンを3モル以上の割合で反応させることに
よって、或いは下記−紋穴(3)%式% (Auは1価の金原子を、Xはハロゲン原子を、そして
Rは炭化水素基t−表すa)で表される、A u Xが
イオウ原子に配位した化合物1モルにメルカプタンを1
モル以上反応させることによって得られている。
「発明が解決しようとする課題」 上記従来の化合物は、例えばスクリーン印刷する際の溶
媒としてよく用いられるテルピネオールのような極性の
低い有機溶媒に対する溶解度が低く、室温にかいては実
質的に不溶であり、加熱することに依ってようやく僅か
に溶解させることができるものである。
したがって、このような化合物の高濃度ペーストは得ら
れず、全含量を高めることに限界があり、金膜の厚さが
制限され、また、印刷性や金膜と基板との密着性等を向
上させる為に用いられる添加物の選択や添加量が著しく
制限される。
上記公報にはテルペンアルコール系溶媒に高い溶解性を
示す化合物f′iまったく記載されていない。
発明FjAはテルピネオールのようなテルペンアルコー
ル系溶媒にはもちろん、トルエンのような芳香族系溶媒
、塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素系溶媒、メ
チルエチルケトンのようなケトン系溶媒、酢酸エチルの
ようなエステル系溶媒、テトラハイドロフランのような
エーテル系溶媒等の溶媒に高い溶解性を示し、かつ、そ
の溶液状態を長期間保つごとき改良された化合物を提供
しようとするものである。
「課題を解決する為の手段」 本発明の有機金化合物は金原子1モルに対し、結合ハロ
ゲン原子(LOIモル〜CL30モル及び下記−紋穴(
1) (Y及びZは水素原子或いは炭素数18以下の炭化水素
基を表し、Yと2とは同一でありても良く、異なってい
ても良い。) で示されるメルカプト基α70モル〜0.99モルの比
率に、かつ、金原子1モルに対し、結合ハロゲン原子と
メルカプト基の合計量が(L8モル〜t2モルの範囲の
比率にこれら金原子とハロゲン原子とメルカプト基から
食゛る。
本発明の化合物中の結合・・ロ°ゲン原子は塩素原子ま
たはA素原子であり、メルカプト基の例としては ベンジルメルカプト基、p−メチルベンジルメルカプト
基、0−メチルベンジルメルカプト基、p−エチルベン
ジルメルカプト基、p−ノルマルプロビルペyジルメル
ヵ7”)基、p−(ソプロビルペンジルメルカブト基、
p−ノルマルブチルベンジルメルカプト基、p−インブ
チルベンジルメルカプト基、p −tert−ブチルベ
ンジルメルカプト基、p−ドデシルベンジルメルカプト
基、p−オクタデシルベンジルメルカプト基、α−メチ
ルベンジルメルカプト基、α−エチルベンジルメルカプ
ト基、α−メチル−p−メチルベンジルメルカプト基、
α−エチル−p−メチルベンジルメルカプト基、α−メ
チル−p−エチルベンジルメルカプト基、α−メチル−
p−ノルマルプロピルベンジルメルカプ)1 α−メチ
ル−p−インベロピルベンジルメルカプト基、α−メチ
ル−p−ノルマルブチルベンジルメルカプト基、α−メ
チル−p−インブチルベンジルメルカプト基、α−メチ
ル−p −1erl−ブチルベンジルメルカプト基、p
−ビニルベンジルメルカプト基、p−シクロヘキシルベ
ンジルメルカプト基、p−7エニルベンジルメルカブト
基、p−トリルベンジルメルヵブト基、p−キシリルベ
ンジルメルカプト基、p−ベンジルベンジルメルカプト
基、 等が掲げられる。
本発明の有機金化合物は例えば、第2金化合物、好1バ
は・・ロゲン化第2金酸1モルに対して前記メルカプト
基金前するメルカプタンを2.70〜2.99モルの割
合に、そして好ましくは不活性溶媒の存在丁、且つ、好
ましくは生成物の分解温度以下、更に好1バは室温〜8
0℃の反応温度で反応させることによって得られる。
上記不活性溶媒としては、たとえば、メタノール、エタ
ノールのようなアルコール系溶媒、ベンゼン、トルエン
のような芳香族系溶媒、酢酸エチルのようなエステル系
溶媒、テトラ・・イドロフランのようなエーテル系溶媒
、クロロホルム、塩化メチレンのような・・ロダン化炭
化水素系溶媒、炭化水素系溶媒、水等が挙げられる。
この不活性溶媒の使用量は反応時攪拌金円滑に行うこと
ができ、且つ温度制御が容易に行える量であれば充分で
ある。
また反応時間は、反応温度によるが通常1から24時時
間区で充分である。
上記反応の後、溶媒を濾過あるい1を留去する事によっ
て本発明の有機金化合物が得られる。
必要があればメタノールやエタノール等テ副生物である
ジスルフィド等を抽出することにより容易に精製するこ
とも可能である。
更に別の方法として、第2金化合物、好1しくば、ハロ
ゲン化第2金酸1モルに対して上記メルカプト基を有す
るメルカプタン上100モルの割合で反応させ、その後
、精製あるいは精製なしに、反応生成物中の金原子1モ
ルに対し、第2金化合物、好lしくはハロゲン化第2金
酸2aoo5〜(L11モルの割合で反応させることに
よっても得られる。
更に別の方法として、下記−紋穴(3)%式% (Auは1価の金原子を、Xはハロゲン原子を、セして
R1は炭化水素基t−表す。)で表される、AuXがイ
オウ原子に配位した化合物1モルに上記メルカプト基を
有するメルカプタンをα70〜IIL99molの割合
で反応させることによっても得られる。
これら、上記製造方法によれば金原子1モルに対し、結
合ハロゲン原子cL01モル〜(130モル及びメルカ
プト基(L70モル〜(199モルの比率ニ、かつ、金
原子1モルに対し、結合ハロゲン原子とメルカプト基の
合計量が[18モル〜t2モルの範囲の比率にこれら金
原子とハロゲン原子とメルカプト基からなる金化合物が
得られる。
「作 用」 本発明の有機金化合物はテルピネオールに高い溶解性を
示し、数箇月にわたり安定であり沈殿を生成しない。
本発明の有機金化合物はX線回折によると、非晶質であ
る。
本発明の有機金化合物は水に懸濁させてかいても分解す
ることなく安定に存在し、トルエン等の有機溶媒に溶解
させた後、大量の水で洗浄してもまったくハロゲンイオ
ンを遊離することはない。
精製した本発明の有機金化合物と、該化合物をトルエン
に溶解させた後、メチルアルコールを徐々に加え段階的
に沈殿を生成させことによりて得られる初期に生成した
沈殿及び後期に生成した沈殿の元素分析結果に差異を示
さない。
前記公報に記載の化合物はテルピネオールに数多以下の
溶解度しか示とないのに対し、本発明の有機金化合物が
、なぜ前記有機溶媒に高い溶解性を示し、かつ、長期間
安定であり沈殿を生成しないのかについては、理論的に
解明されてはいないが、前記(1)式のメルカプト基が
上記溶媒と良好な相溶性を持つと共に、結合ハロゲン原
子が配位結合に関与し溶解しゃすい分子構造を与えてい
るものと考えられる。
即ち、本発明の有機金化合物は、ハロゲン原子の周りに
数個の金メルカプチドが金原子合弁して配位し、金原子
及びハロゲン原子が可溶性のメルカプト基により囲1れ
た化学構造を持つ配位化合物であると考えられる。
A u X ij、水分によって直ちに分解され、Xイ
オンを遊離する性質を有し、また、水分がなくても、3
モルのAuXから2モルの金属Auと1モルのAuX3
に変化してし1うのに対し、本発明の有機金化合物は水
と接触させても・・ロゲンイオンの遊離が確認されない
ので、単なるでないことは明らかである。
また前記分別沈殿物、即ち初期沈殿物と後期沈殿物の性
質が一致することも本物質が単一物質であることを示し
ている。
本発明の有機金化合物を製造する際に、金或いは金化合
物と反応する活性溶媒の使用は分解反応等の副反応を促
進するので避けるべきである。
金原子に対するメルカプト基のモル比が[1L70より
小さい化合物は、保存安定性が悪いので好IL<ない。
またモル比が1以上であると溶解性が極端に悪い化合物
となるので好ましくない。
金原子に対する結合ハロゲン原子のモル比がCl2Oよ
り大きい化合物は、保存安定性が悪いので好1しくない
。またモル比がα01より小さいと溶解性が極端に悪い
化合物となるので好ましくない。
「実施例及び比較例」 実施例−1 反応フラスコにp −tert−ブチルベンジルメルカ
プタンI CL55P(5a5ミリモル)及びメタノー
ル100dを仕込み均一溶液とした後、メタノール10
dに溶解させた塩化金酸4水和物()iAue/4 ・
4HsO) a 24 ? (20ミリモル)′ft、
水冷しながら室温で30分を要して攪拌しながら滴下し
た(仕込みメルカプタンモル/Auモル=Z93)系は
直ちにスラリーとなった。その後、該反応混合物t−5
0℃lで昇温し、その温度で2.5時間反応させ、冷却
後室温において生成した粉末を濾過によ、り回収し、大
量のメタノールで洗浄することによってジスルフィドを
除去し、40℃で減圧乾燥し黄色の粉末状の生成物7.
32tを得た。金の回収率は100優であった。該生成
物の元素分析結果に基づく金原子を基準としたモル比を
後記の表−1に示す。
[溶解性試験」 核生成物12に[L52のテルピネオールを加え、室温
に放置したところ、完全に溶解し透明な溶液が得られた
[安定性試験コ 前記テルピネオール溶液を1年遮光下、室温に放置した
が変化が1つたく認められず沈殿等の生成は見られなか
った。
[加水分解試験] 該生成物をトルエンに溶解させ、大量の水を加え攪拌し
水洗したが、水層中には痕跡の塩素イオンしか確認され
なかった。lfc該水流水洗後回収粉末の元素分析結果
及び溶解性は水洗前のものと同じであった。
[分別沈殿試験」 該生成物4.02をトルエン15dに溶解させ室温にシ
いて攪拌しながらメタノール9−を徐々に添加し沈&2
を生成させ、その沈殿t−a過し乾燥し約t2fの第1
沈liを得た。
次に、第1沈殿濾別後の濾液に室温にかいて攪拌しなが
ら、さらにメタノール10ami徐々に添加し沈殿を生
成とせ、その沈殿を濾過し乾燥し約1.5fの第2沈殿
を得た。更に第、2沈殿濾別後の濾液を減圧下乾固し、
約1.1fの粉末を得た。
トルエンに溶解させる前のもの、第1沈殿、第2沈殿、
減圧乾固後の粉末の元素分析結果はすべて同一であった
実施例−2 p −tert−ブチルベンジルメルカプタンの使用量
′t−1Q、2B? (57ミリモル)に、換えた以外
実施例−1と同様の方法で合成しく仕込みメルカプタン
モル/Auモル=2.85 ) 、黄色の粉末状の生成
物&892を得た。金の回収率は99嘩であった。該生
成物の元素分析結果に基づく金原子上基準としたモル比
全後記の表−1に示す。
該生成物を用い、実施例−1と同様の[溶解性試験」[
安定性試験」[加水分解試験][分別沈殿試験〕を行っ
た結果実施例−1と同様の結果が得られた。
実施例−3 p −jert−ブチルベンジルメルカプタンの使用量
i 1(L82f (60ミリモル)に換えた以外実施
例−1と同様の方法(仕込みメルカプタンモル/Auモ
ル=XOO)で反応させ白色スラリーを得た。その後、
該白色スラリーに、メタノール2−5dに溶解させた塩
化金酸4水和物(HAuCt4−4H,o) (L 4
4 t (1,07ミリモル)ヲ水冷しながら室温で5
0分を要して攪拌しながら滴下した(追加Auモル/追
加前生成物中のAuモル=I1053)。次いで、該反
応混合物を50℃1で昇温し、その温度で1.5時間反
応させ、冷却後室温にかいて生成した粉末を濾過により
回収し、大量のメタノールで洗浄することによってジス
ルフィドを除去し、40℃で減圧乾燥し黄色の粉末状の
生成物瓜941會得た。金の回収率は98%であった。
核生成物の元素分析結果に基づく金原子を基準としたモ
ル沈金後記の表−1に示す。
核生成物を用い、実施例−1と同様の[溶解性試験][
安定性試験」[加水分解試験」[分別沈殿試験]を行っ
た結果実施例−1と同様の結果が得られた。
比較例−1 p −jerL−ブチルベンジルメルカプタンの使用1
t−1α82P(60ミlJモル)に換えた以外実施例
−1と同様の方法で合成しく仕込みメルカプタンモル/
Auモル=XOO)、白色の粉末状の生成物7.54 
r 全得た。金の回収率は100%であった。核生成物
の元素分析結果に基づく金原子全基準としたモル比t−
f記の表−1に示す。
該生成物を用い、実施例−1と同様のL溶解性試験]t
−行りたが1りたく溶解しなかった。
約70℃まで加熱しても、僅かに溶けた形跡が見られた
程度であった。
比較例−2 p −terL−ブチルベンジルメルカプタンの使用i
1’tニー 9.56r(55ミ17モル)に換えた以
外実施例−1と同様の方法で合成しく仕込みメルカプタ
ンモル/Auモル=2.65)、暗黄色の粉末状の生成
物&2ii得た。金の回収率は95嘩であった。該生成
物の元素分析結果に基づく金原子を基準としたモル比を
後記の表−1に示す。
該生成物を用い、実施例−1と同様の[安定性試験」を
行ったが約5時間後に黒色の沈殿が多量に析出した。
実施例−4 反応フラスコに比較例−1で得られた白色生成物7.5
4 f及びメタノール100dk仕込みスラリーとした
後、メタノール2.5dに溶解させた塩化金酸4水和物
()iAu(、:t4−4H,(J)α41(1,07
ミリモル)を水冷しながら室温で30分を要して攪拌し
ながら滴下した(仕込み塩化金酸中のAuモル/仕込み
白色生成物中のAuモル=α055) 、次いで、該反
応混合物を50℃lで昇温し、その温度で165時間反
応させ、冷却後室温において生成した粉末を濾過により
回収し、大量のメタノールで洗浄することによりてジス
ルフィドを除去し、40℃で減圧乾燥し黄色の粉末状の
生成物7.59 f t−得た。金の回収率は98嘩で
ありた。該生成物の元素分析結果に基づく金原子全基準
としたモル比を後記の表−1に示す。
該生成物を用い、実施例−1と同様の[溶解性試験」[
安定性試験」[加水分解試験」[分別沈殿試験」を行っ
た結果実施例−1と同様の結果が得られた。
表  −1 (表中のc、 h、 s、 ct及び(S+じt)の欄
の数値は該生成物の元素分析結果に基づく金原子を基準
としたモル比を示す。) 上記分析結果のC,H,Sのモル比は全て□−ter 
t−ブチルベンジルメルカプト基のC,)I、 Sの計
算モル比に一致していることがわかる。
比較例−1では金原子に対するメルカプト基のモル比が
1以上であり、且つ、金原子に対する結合・・ロゲン原
子のモル比がα01より小さい化合物であり、溶解性が
極端に悪い。
比較例−2では金原子に対するメルカプト基のモル比が
(170より小さく、且つ、金原子に対する結合ハロゲ
ン原子のモル比が[L30より大きい化合物であって、
保存安定性が悪い。
「発明の効果」 本発明の有機金化合物を熱分解すると金属金が生成し、
また本発明の有機金化合物は、スクリーン印刷する際の
溶媒としてよく用いられる極性の低いテルピネオールの
ようなテルペンアルコール系溶媒にはもちろん、トル°
エンのような芳香族系溶媒、塩化メチレンのようなハロ
ゲン化炭化水素系溶媒、メチルエチルケトンのようなケ
トン系溶媒、酢酸エチルのようなエステル系溶媒、ナト
2ハイドロフランのようなエーテル系溶媒等の溶媒にも
高い溶解性を示し、かつ、その溶液状態を長期間保つご
とき改良された化合物であって、この化合物を含む溶液
状のペースト組成物は、基板上に金属金の薄膜からなる
装飾に、或いは基板上に金属金の薄膜からなる導電回路
を形成させる為に用いることができる。
本発明の化合物を金ペースト組成物の成分として用いる
と、このペースト中の金倉i−を高濃度から低濃度1で
自由に調節でき、また、印刷性や金膜と基板との密着性
等を向上させる為に用いられる添加物及びその添加量の
制限が少ない。したがって、該ペーストラ基板上に印刷
、あるいは該ペースト中に基板を浸積した後焼成する時
にも均一で密着性の高い金属金の膜をある程度自由な膜
厚に調節することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 金原子1モルに対し、結合ハロゲン原子0.01モル〜
    0.30モル及び下記一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ (Y及びZは水素原子或いは炭素数18以下の炭化水素
    基を表し、YとZとは同一であっても良く、異なってい
    ても良い。) で示されるメルカプト基0.70モル〜0.99モルの
    比率に、かつ、金原子1モルに対し、結合ハロゲン原子
    とメルカプト基の合計量が0.8モル〜を2モルの範囲
    の比率にこれら金原子とハロゲン原子とメルカプト基か
    ら成る有機金化合物。
JP1312135A 1989-11-30 1989-11-30 有機金化合物 Expired - Fee Related JP2827360B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312135A JP2827360B2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 有機金化合物
US07/615,405 US5162556A (en) 1989-11-30 1990-11-19 Organic gold compounds and method of preparing the same
GB9025332A GB2238544B (en) 1989-11-30 1990-11-21 Organic gold compounds and method of preparing the same
FR909014956A FR2655040B1 (fr) 1989-11-30 1990-11-29 Composes organiques d'or et procede pour les preparer.
DE4038243A DE4038243B4 (de) 1989-11-30 1990-11-30 Organische Goldverbindungen und Verfahren zu ihrer Herstellung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1312135A JP2827360B2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 有機金化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03173862A true JPH03173862A (ja) 1991-07-29
JP2827360B2 JP2827360B2 (ja) 1998-11-25

Family

ID=18025677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1312135A Expired - Fee Related JP2827360B2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 有機金化合物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5162556A (ja)
JP (1) JP2827360B2 (ja)
DE (1) DE4038243B4 (ja)
FR (1) FR2655040B1 (ja)
GB (1) GB2238544B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265434A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Wako Pure Chem Ind Ltd チオール化合物を含んでなる反応試薬

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0668265B1 (de) * 1994-02-21 1997-06-18 Cerdec Aktiengesellschaft Keramische Farben Monoedelmetall-dithiolate und deren Verwendung zum Herstellen edelmetallhaltiger Dekore auf einbrennfähigen Unterlagen
DE4405424C2 (de) * 1994-02-21 1996-08-14 Cerdec Ag Schwefelorganische Goldverbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verwendung derselben

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2490399A (en) * 1947-09-13 1949-12-06 Du Pont Gold compounds and ceramic-decorating compositions containing same
US2984575A (en) * 1958-04-09 1961-05-16 Engelhard Ind Inc Gold tertiary mercaptides and method for the preparation thereof
US2994614A (en) * 1958-11-19 1961-08-01 Engelhard Ind Inc Gold decorating compositions containing gold primary mercaptides
BE621886A (ja) * 1961-08-30
US3245809A (en) * 1962-04-09 1966-04-12 Engelhard Ind Inc Gold aryl mercaptides and decorating compositions containing same
GB1036747A (en) * 1962-04-09 1966-07-20 Engelhard Ind Inc Gold aryl mercaptides
US3661959A (en) * 1970-07-30 1972-05-09 Du Pont Method of making organogold chloride complexes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265434A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Wako Pure Chem Ind Ltd チオール化合物を含んでなる反応試薬

Also Published As

Publication number Publication date
GB9025332D0 (en) 1991-01-02
GB2238544B (en) 1992-04-01
GB2238544A (en) 1991-06-05
FR2655040B1 (fr) 1992-07-24
US5162556A (en) 1992-11-10
DE4038243A1 (de) 1991-06-06
JP2827360B2 (ja) 1998-11-25
FR2655040A1 (fr) 1991-05-31
DE4038243B4 (de) 2004-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5180040B2 (ja) 三座ベータケトイミネートの金属錯体
JP5167522B2 (ja) 金属銀の形成材料、および金属銀の製造方法
Edwards et al. Aerosol-assisted chemical vapour deposition (AACVD) of silver films from triorganophosphine adducts of silver carboxylates, including the structure of [Ag (O2CC3F7)(PPh3) 2]
WO2008044478A1 (fr) Composé organique de ruthénium pour dépôt chimique en phase vapeur, et procédé de dépôt chimique en phase vapeur utilisant le composé organique du ruthénium
Bailey et al. Transition metal complexes of 2, 4, 6-trimercapto-1, 3, 5-triazine (TMT): potential precursors to nanoparticulate metal sulfides
KR101485522B1 (ko) 아미노싸이올레이트를 이용한 몰리브데넘 전구체, 이의 제조방법, 및 이를 이용하여 박막을 형성하는 방법
Okuda et al. Synthesis and structural characterization of an organotitanium complex containing a planar bis (. mu.-oxo) dititanium core
JPH03173862A (ja) 有機金化合物
JPS61171489A (ja) 新たな6配位の珪素錯塩、それらの製法ならびに応用
Shriver et al. Zinc hydride complexes NaZn2 (CH3) 2H3 and NaZnH3
JP5542655B2 (ja) パラジウム(0)−ジベンジリデンアセトン錯体
DE10360046A1 (de) Kupfer(l)formiatkomplexe
JP2011219475A (ja) 鉄族金属のビス(ペンタジエニル)錯体の製造方法
JP7021737B2 (ja) 融解性多孔性高分子金属錯体、ガス吸着材、これを用いたガス分離装置およびガス貯蔵装置
KR100544353B1 (ko) 지르코늄 산화물 전구체, 이의 제조방법, 및 이를이용하여 박막을 형성하는 방법
JP3995889B2 (ja) 炭素クラスターアニオン及び共役系有機配位子を有する金属錯体並びにその製造方法
KR102548034B1 (ko) 신규한 유기 비스무트 화합물, 이의 제조방법 및 이를 이용하여 박막을 제조하는 방법
JPS59130298A (ja) ビスホスフインジオキシドの製造法
CN117263996B (zh) 一种茂基镁配合物及其制备工艺与应用
US7012150B2 (en) Method of manufacturing bis(cyclopentadienly)ruthenium and bis(cyclopentadienyl)ruthenium manufactured by the same
JP3295705B2 (ja) Mo4S4L6を製造する改良法
Notz et al. Tripiperidinium pentaformato copper (II)-A unique homoleptic Cu (II) formate
JP3229352B2 (ja) β−ジケトネート金属錯体の製造方法
JP2932298B2 (ja) パラジウム有機化合物の製造法
CN116083079A (zh) 一种优降宁保护的二十六核铜簇及其制备方法和应用

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070918

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090918

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees