JPH031735Y2 - - Google Patents

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JPH031735Y2
JPH031735Y2 JP17252886U JP17252886U JPH031735Y2 JP H031735 Y2 JPH031735 Y2 JP H031735Y2 JP 17252886 U JP17252886 U JP 17252886U JP 17252886 U JP17252886 U JP 17252886U JP H031735 Y2 JPH031735 Y2 JP H031735Y2
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Ventilation (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、建物の換気部位(床下、軒、天
井、壁)や建具(サツシ、ドア、雨戸など)の換
気部位に用いる格子型の通風装置に関する。
従来技術 建物の換気部位における通風装置は、通風がス
ムーズなことと前方(例えば屋外)から後方(例
えば屋内)を見通せないような構造を必要とする
ことがある。
格子を用いる格子型の通風装置では、従来この
様な目的を達成するために、格子を前格子と後格
子に分け、前格子の間隙位置に後格子を配置した
ものがあるが、格子が単なる平板や角棒であつた
り、各格子における前後左右の間隙に格別考慮が
払われていないなどのために、通風性が損なわれ
たり視線あるいは直射光線の遮断について不完全
であつた。例えば、実開昭59−30494号公報には、
通風性を有する不透視仕切体がベランダの欄干を
図示して開示されているが、前方の縦板に対し後
方の縦板は不透視との観点からのみ配置構成され
ており、スムーズな通風については何等の考慮も
払われていない。つまり、この公開公報に記載さ
れた第1〜5図の実施例では、前方の縦板に対し
後方の縦板が間隙をとつて配置され、この間隙が
空気流路とされているが、この空気流路を前方か
ら後方へ抜ける空気流は後方の縦板に衝突して左
右に分かれ、ついで一度前方へ逆流してから後方
に抜ける構造となつていて、空気流に渦ができた
り、撹乱が生じるので空気の流路として抵抗が大
きく、それだけ前方から後方への空気流量及び速
度が小さくなつている。また、第6,7図もの
は、空気の導入部においてすでに空気流に渦や撹
乱が生じ空気の流入量が小さい。
考案が解決しようとする問題点 この考案は、通風がスムーズでどの方向からも
直射光線が貫通しない遮光性を備え、したがつ
て、前方から後方への見通しができない構造の格
子型通風装置の提供を課題とする。
問題を解決するための手段 横断面形状において、前方の幅広部とこれから
続く後方の幅狭部を有する第一格子桟を定間隔に
配置して、各幅広部の間を導入スリツトとし、幅
広部は前面に隣りあう幅広部の前面とで前方から
導入スリツトへすぼまる空気導入口を形成するガ
イド面と、後面に前記幅狭部へつながる傾斜面を
備え、幅狭部は、空気流を後方へ導く平面または
湾曲状の案内側面を有し、導入スリツトの後方に
配置される第二格子桟は上記導入スリツトの間隔
より広く且つ、第一格子桟の幅広部の後面と幅狭
部の案内側面に対応する張出し部を有し、この第
二格子桟を、その張出し部と第一格子桟の幅広部
及び幅狭部とで前面から後面へどの方向からも直
射光線が貫通しない間隙となるように、第一格子
桟の幅狭部の間に配列して通風装置を構成する。
作 用 第一格子桟前面のガイド面は、通風装置の空気
取入れ口での縮流抵抗を減少し、第一格子桟と第
二格子桟間の間隙は通風装置前方から後方への空
気流路となる。また、両格子の断面形状は前記空
気流を円滑にすると共に通風装置前方から後方へ
の、どの方向からの直射光線も遮断する。
実施例 第1図は、本考案による通風装置の一例であ
り、通風装置1は、建物の壁面2の開口部に嵌込
まれており、左右の縦枠3、上下の横枠4からな
る格子枠5に複数本の第一格子桟6と第二格子桟
7が所定の間隔で組込まれた面格子の構造となつ
ている。
第2図イ,ロに示すように、第一格子桟6の横
断面形状は前方(室外側)に幅広部10とこれに
つづいて後方(室内側)に幅狭部11を有し、幅
広部10についてみると、前面10aは弧状とさ
れて隣りあう第一格子桟6の同様な前面とで導入
スリツト8へ向けてすぼまる空気導入口12を形
成するガイド面とされ、後面10bは前記の幅狭
部11へつながる平面状の傾斜面とされており、
幅狭部11は平面状の案内側面11aとされてい
る。幅広部10の前面10a、後面10bおよび
幅狭部11の案内側面11a、相互の接続部ある
いは幅狭部の後面11bは滑らかな曲面とされて
いる。
第一格子桟6は、上下横枠4に定間隔で配置固
定され、それぞれの幅広部同士の間で導入スリツ
ト8を形成している。
第二格子桟7は上記導入スリツトよりも幅広の
張出し部を有するものとして形成されるが、その
張出し部は横断面形状において第一格子桟6にお
ける幅広部10の後面10bと幅狭部11の側面
11aに対応する平面状傾斜面の前面7aと平面
の側面7bとで構成される。そして、格別に面状
を定める必要のない後面7cと共に前記の前面7
a、側面7bは第一格子桟6の場合と同様に滑ら
かな曲面で接続されている。しかし、この接続部
の湾曲面の大小有無は問わない。
第二格子桟7は、第一格子桟6の各導入スリツ
ト8の後方にそれぞれ第一格子桟6に対して間隙
9をとつて配置され、やはり上下枠4に固定され
ている。そして、第二格子桟を第一格子桟の幅狭
部の間に配列し、且つその張出し部を第一格子桟
の幅広部と見込み方向に重なり合うようにして張
出し部、幅広部及び幅狭部とで直射光線を遮断す
るようにしている。
第3図イ,ロは第一格子桟6と第二格子桟7に
関する横断面形状の他の例を示している。
同図イでは、第一格子桟6における幅広部10
の前面10aがより強い弧状とされ、後面10b
の平面状傾斜面の傾斜度合も強くされており、ま
た、幅狭部11の案内側面11aは緩やかな湾曲
状とされている。第二格子桟7は上記傾斜面及び
案内側面に対応する張出し部を備えると共に、後
面(屋内側)を湾曲状としたものであり全体に涙
滴形を呈している。
第3図ロでは、第一格子桟6における幅広部1
0の前面10aはその中央から両側へ緩やかな角
度で傾斜する平面状のガイド面であり、後面10
bと幅狭部11の案内側面とは全体として滑らか
な曲面となつて接続している。第二格子桟7はこ
れに合わせて滑らかな曲面と成る張出し部を有し
全体にぎぼうしゆ形となつている。
第一格子桟6、第二格子桟7は、通常アルミ合
金やプラスチツクから形成した中空の押し出し材
であるが中実でもよく、素材として木材のものも
ある。
第2図ロに示すように、格子枠5における左右
縦枠3と第一格子桟6もしくは第二格子桟7との
間で生じる半端な間隔は、第一格子桟6あるいは
第二格子桟7の一部に相当する張出し部13を縦
枠3と一体に設けるなどして解決する。第一格子
桟6、第二格子桟7は縦方向に配置したものを示
したが、格子の用途によつては、横、その他の方
向の配置も考えられる。また、必要な場合は通風
装置1を閉じられる様に、第二格子桟7を通常の
位置から第一格子桟6に向けて移動可能とし、導
入スリツト8を第二格子桟7で閉鎖できる様にし
ておいても良い。
通風装置1の室外側と室内側に圧力差があると
空気流は第2図イの矢印の様に、第一格子桟6の
ガイド面に導かれて導入スリツト8から間隙9に
入り、室内側へ抜ける。このときに第一格子桟6
の前面から導入スリツト8に至る個所は、導入ス
リツト8へ向けてすぼまる傾斜面または湾曲面の
空気導入口12を構成しているので導入スリツト
8に空気がスムーズに入り込み、縮流抵抗は小さ
い。また、間隙9の両側は、第一格子桟6の幅広
部10における幅狭部11へつながつた平面状の
傾斜面で構成された後面及び幅狭部11の平面状
または湾曲状の案内側面11aとこれらに対面し
てこれらに対応した形状の第二格子桟7の両側面
から構整されるから、間隙9のどの部分において
も横断方向の寸法を同じとすることもでき、通過
する空気流に渦を生じたり、流れが撹乱されるこ
とが少ない。しかも、第一格子桟6、第二格子桟
7の前記した断面形状からこの間隙の横断方向の
寸法を大きくとれ、充分に大きな空気流路を形成
できる。
前方からの直射光線は必ず第一格子桟6の幅広
部と幅狭部そして、第二格子桟7の張出し部の重
なり状態によりどの方向からも前方から後方へ至
る途中で遮断される。
効 果 空気導入口の形状、空気流路を構成する第一格
子桟と第二格子桟の形状及び配列により、格子を
通じての通風を円滑に行うことができると共に、
また、日中は直射光線を遮断でき、夜間は、屋内
側を見通されることがないので、窓用の開口部に
用いれば、特に夏期において防犯しつつ通風を得
られる優れた建具となる。
床下、天井、軒などの換気口に用いれば、見苦
しい内側を見通されることなく充分な換気量を確
保することができる。また、風呂場の換気窓とし
ても好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一部を破断して示す全体の斜視図、
第2図イ,ロは、横断面図、第3図イ,ロは、他
の実施例を示す横断面図である。 1……通風装置、2……壁面、3……縦枠、4
……横枠、5……格子枠、6……第一格子桟、7
……第二格子桟、7a……第二格子桟の前面、7
b……第二格子桟の側面、7c……第二格子桟の
後面、8……導入スリツト、9……間隙、10…
…幅広部、10a……幅広部の前面、10b……
幅広部の後面、11……幅狭部、11a……幅狭
部の側面、11b……幅狭部の後面、12……空
気導入口、13……張出し部、14……直射光
線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面形状において、前方の幅広部とこれから
    続く後方の幅狭部を有する第一格子桟を定間隔に
    配置して、各幅広部の間を導入スリツトとし、幅
    広部は前面に隣りあう幅広部の前面とで前方から
    導入スリツトへすぼまる空気導入口を形成するガ
    イド面と、後面に前記幅狭部へつながる傾斜面を
    備え、幅狭部は、空気流を後方へ導く平面または
    湾曲状の案内側面を有し、導入スリツトの後方に
    配置される第二格子桟は上記導入スリツトの間隔
    より広く且つ、第一格子桟の幅広部の後面と幅狭
    部の案内側面に対応する張出し部を有し、この第
    二格子桟を、その帳出し部と第一格子桟の幅広部
    及び幅狭部とで前面から後面へどの方向からも直
    射光線が貫通しない間隔となるように、第一格子
    桟の幅狭部の間に配列したことを特徴とする通風
    装置。
JP17252886U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH031735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17252886U JPH031735Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17252886U JPH031735Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JPS6378835U JPS6378835U (ja) 1988-05-25
JPH031735Y2 true JPH031735Y2 (ja) 1991-01-18

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ID=31109148

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5210569B2 (ja) * 2007-08-10 2013-06-12 大成建設株式会社 外装材付属物

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JPS6378835U (ja) 1988-05-25

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